二次創作小説(新・総合)
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- 俺得キャラ達のマフちゃんねる
- 日時: 2023/10/25 06:06
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
どうも。マーキー・F・ジョーイです。
ここでは、色々なキャラやオリキャラたちが適当に駄弁ったり遊んだり、時折その世界でのキャラ(立ち位置)の紹介をしていこうという話になります。
※注意!※
・不定期更新(基本的にコメント返しは更新前にします)
・クオリティだだ下がり
・世界観等の度外視、キャラ崩壊必至
・ネタバレキャラ、オリキャラあり
・ゲーム等に関してローカルルールがあるかも…?
※主に出てくるキャラクターの作品※
オリキャラ
ダンガンロンパシリーズ
東方Project
アイドルマスター
艦隊これくしょん
マイリトルポニー
Village of cyber
etc...
では…カオスの扉を開きましょう…(((
第77回マフ村甲子園大会(学校紹介+対戦表):>>30-31 、>>34-36
第77回マフ村甲子園大会その後編のペナント(球団名)とその他について:>>89
第77回マフ村甲子園大会監督紹介:>>126 >>133 >>137
第79回マフ村甲子園大会(学校紹介):>>143-146
※大会の怪我判定:>>163
- Re: 俺得キャラ達のマフちゃんねる ( No.156 )
- 日時: 2023/08/18 10:48
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
『熱闘!マフ村甲子園 第2回』
アルジ「こんばんわ。本日も始まりました。第79回マフ村甲子園の試合結果などをお知らせする熱闘!マフ村甲子園のお時間です。本日進行役の火球潜水キャスターが本日も休暇中のため『マフ村界の代打○』こと主島アルジがお送りいたします。本日もゲストのお三方を紹介します。まずは一条寺さん」
主島アルジ(進行役/火球氏、しばらく休むってよ)
一条寺「よろしくお願いします」
一条寺(ちょっと気落ちしている)
アルジ「続いてはマルマスクさん」
マル「よろしくお願いします」
マルマスク(割と一条寺と負けず劣らずのデータマンだったりする)
アルジ「そして最後は超高校級の野球選手、桑田怜恩さんです」
桑田「よろしくお願いしまーす」
桑田怜恩(明日舞園さやかのライブがあるため休むらしい)
アルジ「では早速本日のラインナップです。早速第1試合からどうぞ」
【風林甲府VS根佐 アイスキングVSブリザード打線!クールに熱い戦いの結末は!?】
【航海水産VS行成 金星挙げた新星の豪快な三発!】
【宇奈月VS桂浜 帰ってきた古豪!四半世紀ぶりの勝利は…!?】
【南果農業VS納東第一 息の詰まる投手戦!明暗分けた2年生の一発!】
第1試合【アイスキングVSブリザード打線!クールに熱い戦いの結末は!?】
風林甲府(山梨) - 根佐(南北海道)
『アイスキング』こと富士山監督率いる精鋭集う山梨代表の風林甲府と猛打の『ブリザード打線』で11年連続の甲子園出場を果たした南北海道代表の根佐の対決となった第1試合。
風林甲府の先発市ノ瀬は緩急効かせたピッチングでランナーこそ出しますが無失点に抑えると、根佐の先発網走も自慢の速球で初回を三者凡退に抑える上々のスタートを切ります。
試合が動いたのは4回表。根佐は先頭の白滝が長打で出塁すると続く竹浦もヒットで無死二・三塁のチャンスを作ります。4番西和田と5番御影は共にファーストゴロに倒れますが6番大和田が一二塁間を抜くタイムリーヒットで1点を先制。さらに網走もレフト線へ抜けるタイムリーツーベースでさらに1点を追加。一気に2点のリードを得ます。
反撃したい風林甲府は先頭の鳥沢がヒットで出塁しますが根佐のキャッチャー剣淵の強肩に刺され盗塁失敗。さらに2アウトにヒットで出塁した善光寺も剣淵に刺され、この回なんとヒット2本ながら2度の盗塁失敗で打者が3人で終了してしまいます。
ブリザード打線の根佐の勢いは止まりません。1点を返されますが7回、二刀流鷲ノ巣の不調により急遽スタメン入りした8番端野が市ノ瀬の落ちる球をとらえてスタンドへ。これには幌木監督も珍しくガッツポーズ。
8回裏、2点のリードで援護をもらった網走は十島にヒットを打たれますが剣淵がなんと今試合3回目の盗塁阻止を見せてさらに網走を援護。網走は8回1失点の好投でリリーフに託します。
根佐は9回にも6番大和田が風林甲府の3番手花輪からホームランを打ち1点を追加すると、その裏はリリーフ布部が2アウトでランナーを出すも最後は6番韮崎をセカンドゴロに打ち取り試合終了。
クールで熱い戦いはブリザード打線の根佐に軍配。風林甲府は足を活かしたプレーができず無念の初戦敗退となりました。
風林甲府(山梨) 1-4 根佐(南北海道)
根:000 200 101:4
風:000 010 000:1
勝:網走
敗:市ノ瀬
セ:布部
本:端野(根)、大和田(根)
コメント
幌木 (根佐監督):やはり(先制した)4回が良い起点になった。先制してから守りでもいきいきと野球ができていたように思える。
網走 (根佐勝利投手):とにかく抑えることだけを考えていた。打者の援護で自身の球威に勢いが増した気がした。
富士山(風林甲府監督):注意すべき点は進言していたつもりだったが、やはり実際にやってみると理論だけでは難しかったかもしれない。相手が見事だった。
勝沼 (風林甲府主将):完全に持ち味を消されていた。悔しい。
アルジ「アイスキングとブリザード打線はブリザード打線に軍配が上がる形で終わりましたね」
一条寺「これは根佐が攻守ともに見事でした。先制してから勢いづいた、まさにブリザード打線の名に恥じない野球をしていたと思います」
マル「まさしくですね。一方の風林甲府は先制されたことで焦りが出たんでしょうね。剣淵選手の3度にわたる盗塁阻止は見事です。しかも1番十島選手まで刺したのは天晴の一言です。なにしろ十島選手はチーム内トップの盗塁数を誇る俊足でしたからね」
桑田「これバッテリーの信頼関係がすごいともいえるんですよ。網走投手の球って元々速いですからね。風林甲府の選手たちもそこはわかっていたはずなんですけど、やっぱり焦っちゃったんすかね」
アルジ「さて、根佐の次戦の相手は徳島代表の石井大附属藤精となりましたが、どのような展開になると思いますか?」
一条寺「藤精は初出場ですから、甲子園での実力は未知数です。ただ勢いもあって前回(第78回)ベスト4の渦ヶ峰を破ってきてますからね。経験豊富の名門根佐でも侮れる相手ではないと思います」
桑田「今回主将の鷲ノ巣選手が不調だったのはやや懸念材料ではありますが、端野選手がそれに応えられていましたし、この勢いのままに鷲ノ巣選手も調子を取り戻してくれればいけるかなとは思いますね。投手として出すのか二刀流の野手として出すのかに期待です」
マル「能力面等で見ると藤精はやや見劣りするとは思うのですが、やはりチームワークは随一の高校だと思いますし、何しろ2年生バッテリー、特に海部投手の多彩な変化球には要注意だと思います」
アルジ「ありがとうございます。では続いて第2試合です」
第2試合【金星挙げた新星の豪快な三発!】
航海水産(長崎) - 行成(熊本)
横綱阿蘇黒馬学院を破った勢いそのままに甲子園初出場を果たした熊本代表行成は2回表、先頭の5番植木が長崎代表航海水産の先発市布の甘めに入った変化球をスタンドへ運び1点を先制。金星を挙げた新星がいきなり甲子園に大きなアーチを描きます。
一方の航海水産もその裏、二死一二塁のチャンスで8番湯江がセンター前に落として1点を返しすぐさま同点に追いつきます。
援護をもらって立て直したい市布でしたが3回表、二死一塁の場面で3番那良口に低めのストレートをレフトスタンドのポール際に運ばれ2点を勝ち越されてしまいます。
2点のリードをもらった行成の先発三角は調子を取り戻し、『おばけフォーク』を駆使して航海水産の最強打線をきっちり抑え、6回1失点でマウンドを降ります。
反撃したい航海水産は当たっている湯江に代打を出して勝負に出るなどの奇策を仕掛けますがマシンガン継投で出てくる行成のリリーフ陣になかなか太刀打ちできません。
すると9回表、航海水産は3番長田が代打の矢岳をデッドボールで出塁させてしまうと8番の主将赤瀬にライトスタンドへの特大アーチを許してしまい5対1にしてしまいます。
9回裏も行成の4番手伊倉の巧みな投球術になすすべなく三者凡退で試合終了。
金星を挙げて勢いに乗る行成が豪快な三発で航海水産を沈めて甲子園初勝利を記録しました。
航海水産(長崎) 1-5 行成(熊本)
行:012 000 002:5
航:010 000 000:1
勝:三角
敗:市布
本:植木(行)、那良口(行)、赤瀬(行)
コメント
肥後 (行成監督):この勝利は大きな一歩。しっかりと踏みしめて次戦に活かしていきたい。
赤瀬 (行成主将):ここぞという場面で自分も打てたので満足。このまま優勝目指して突き進みたい。
諫早(航海水産監督):相手の勢いに押されてしまった。体制を立て直す間もなく追加点を与えてしまったのが痛すぎた。
浦上(航海水産主将):悔しいがこれも勝負の世界。ただやはり打つ場面で打てなかったことは辛い。
アルジ「いやー…一条寺さん、史上最強打線がまさかの1得点で終了となってしまいましたね…」
一条寺「ええ…やはり勢いが違いましたね」
桑田「正直言うとこれ市布投手の乱調が目立ちましたね。思っていた以上に球が走っていないように感じましたね。速球が走らないとなれば変化球でとも思うんですけど、市布投手は少し変化させてタイミングを崩すタイプなので大きく曲がる球も持ち合わせていない部分を感じました。そこをしっかりとらえた行成高校の打線が一枚上手だったと思います」
一条寺「実は私、この試合生観戦してたんですよ…悔しいですね本当」
マル「公平に行きましょうやw…ですが一条寺さん、貴方は目を背けていたのかもしれませんが、割とこの展開はあると思えていたはずですよ?」
一条寺「…ええ。わかっていました。わかっていましたとも。ジンクスはなかなか破れないとね!そうなんですよ…前回の海月高校といいね、長崎代表…まあ特に航海水産は対九州戦だとめっぽう弱いというデータは知っていましたとも。初出場が第77回というのもあるんですが、航海水産自体は九州大会にはちょこちょこ出ていたんですよ。ただまあ九州相手に勝てないんですよね!」
※ここ5試合の航海水産による対九州戦
第77回マフ村甲子園:伊佐鹿屋西(鹿児島) 2x-1 航海水産
秋季九州大会77 :阿蘇黒馬学院(熊本) 5-2 航海水産
春季九州大会78 :千問館(宮崎) 4-3 航海水産
秋季九州大会78 :祇良葉北(福岡) 3-0 航海水産
第79回マフ村甲子園:行成(熊本) 5-1 航海水産
マル「そう。そこなんですよね…ジンクスとか考えたら今年も長崎代表は九州に負けるのかと私はうっすら思ってしまっていたんですよ…」
一条寺「これで4大会連続ですか?」
マル「ええ。第76回から4大会連続です。しかも海月と航海水産でサンドされてます」
※
第76回:海月 2-3 唐屋西(大分)
第77回:伊佐鹿屋西(鹿児島) 2x-1 航海水産
第78回:盟蜂(福岡) 9-3 海月
第79回:航海水産 1-5 行成(熊本)
一条寺「そんな現実知りたくなかったし見たくもなかった」
アルジ「…えー、気を取り直して行成高校なんですが、次戦は群馬代表の正田農工との対戦となります」
桑田「正田農工は航海水産とやや似たタイプのプレースタイルだと思いますが、投手の面を見ると斗桝選手は一癖も二癖も違う厄介な投手だと思います。なので今回のようにいかに先発を早く攻略するかがカギとなるかなと思いますね。斗桝投手はそこそこスタミナもある選手ですし、ズルズルいかれるとまずい相手ですからね」
マル「正田農工もこの試合はデータ収集がてら見てると思いますし、警戒していると思いますよ。なので行成としては三角投手の直球とフォークをいかにうまく投げ分けられるかが重要だと思います」
アルジ「ありがとうございます。続いて第3試合です」
第3試合【帰ってきた古豪!四半世紀ぶりの勝利は…!?】
宇奈月(富山) - 桂浜(高知)
25年ぶりに甲子園の地へ返り咲いた富山代表宇奈月は1回裏、先頭の速星が高知代表桂浜の先発日笠の甘く入ったフォークをとらえてスタンドへ運び、いきなり1点を先制します。
点の動く試合になるかと思われた試合でしたがこの1点から互いに譲らぬ投手戦が展開されます。宇奈月の先発高岡は屈指のミート打法で三振の少ない桂浜打線から4三振を奪う好投を見せます。しかし6回表、高岡は先頭の風見を出してしまうと犠打とヒットで一死一・三塁のピンチを迎えます。桂浜のバッターは4番水瀬。水瀬の打球はファーストへ。するとファースト石黒はホームへ送球。このクロスプレーの判定がアウトとなり俊足風見を刺して失点を防ぐと、高岡は続く気田もセカンドゴロに打ち取って最大のピンチを脱します。
一方の桂浜の先発日笠もランナーこそ出しますが要所要所をきっちりと押さえるピッチングで追加点を許さず、味方の援護をひたすら待ちます。
試合は1対0で動かず9回へ。1アウトの状況下で4番水瀬は気合の激走で内野安打にし、さらに盗塁で一死二塁と一打同点、一発が出れば逆転のチャンスを作ります。
しかし後続の気田が宇奈月の三番手の福岡の前に三振で倒れると、続く星もファーストゴロに抑えられ勝負あり。
古豪の宇奈月が甲子園の地で四半世紀ぶりの勝利を手にしました。
一方の桂浜は日笠が好投を見せるも初回の一発に泣き、甲子園を後にすることとなりました。
宇奈月(富山) 1-0 桂浜(高知)
桂:000 000 000:0
宇:100 000 00X:1
勝:高岡
敗:日笠
セ:福岡
本:速星(宇)
コメント
魚津(宇奈月監督):先発がしっかりと試合を作ってくれた。次の相手にも油断することなく自分たちの試合をしてもらいたい。
八尾(宇奈月主将):相手を完封できたことは嬉しいが初回の1点以外まともに打てているところが無かったので、その課題を次までに改善して気を引き締めていきたい。
与謝野(桂浜監督):たらればは良くないがやはり6回の場面で点を取れていたら試合はまた違う展開になっていたのかもしれない。
水瀬 (桂浜主将):打つべき場面で打てなかったことが悔しい。
アルジ「ということで宇奈月が25年ぶりの勝利です!」
一条寺「やはり優勝経験校というのもあって、古豪の名門が息を吹き返したという感じがしますね。宇奈月は未だ初戦敗退が無いということになります」
マル「ええ。やはり魚津監督の徹底した指導もあるとは思いますが、高岡投手がしっかり投げてくれていましたよね。その力投に応える守備もまた素晴らしかったです」
桑田「日笠投手も悪くはなかったんですよ。あの一発が不運だったというだけでね。ただその不運が勝敗を決めるというのがスポーツですから、いかにその不運をなくすかも選手たちにとっては重要な課題だと思います」
アルジ「さて、これで宇奈月高校の次戦は愛知代表の東海上英高校となりました。東海上英は初出場の高校ですがどうでしょうか?」
一条寺「東海上英も気合十分で挑んでくるでしょうし、気を抜ける相手ではないのは確かです。これ抽選の時も言ったんですけど、東海上英はとにかくチャンスに強いんです。なので相手にチャンスの場面をいかに作らせないで盤面を支配していけるかが重要になってくると思います」
桑田「そうですね。ただ言い方は悪いんですけど長嶋投手は今大会の投手の中では変化球の変化量や球威を考えると比較的打ちやすいタイプのピッチャーだと思うので東海上英からしたら打の方に気合を入れてくると思うので宇奈月は高岡投手の調子次第で変わってきちゃうのかなとは思いますね」
マル「まあ宇奈月も八尾選手がインタビューで話していたように最初のホームラン以外そこまで繋がったヒットが無いのは気にかかるところではありますね。実際チャンスを作れたのは5回の黒部選手の盗塁成功時だけで後は二塁すら踏めていませんから、打撃の改善は急務だと思います」
アルジ「ありがとうございました。さて、ここでひとまず字数制限です。マフ村熱闘甲子園はまだまだ続きます」
※もう少し続きますのでコメントはもうしばしお待ちを…
- Re: 俺得キャラ達のマフちゃんねる ( No.157 )
- 日時: 2023/06/24 04:50
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
~2カ月連続で残業時間が45時間オーバーしそうです。しにそう(あ、続きです)~
アルジ「では、続いて第4試合です」
第4試合【息の詰まる投手戦!明暗分けた2年生の一発!】
南果農業(宮崎) - 納東第一(茨城)
あのメジャーリーガーと同姓同名の前田率いる宮崎代表南果農業とマフ村甲子園最多出場を誇る名門の茨城代表納東第一の対決となった最終試合は壮絶な投手戦となります。
南果農業の先発前田は多彩に曲がる変化球で納東第一に決め球を絞らせない投球術で三者凡退に抑える好スタートを見せると、納東第一の先発曽ヶ端も負けじと南果打線を三者凡退に抑える好スタートを見せます。
先にチャンスを作ったのは南果農業。4回表、南果農業は先頭の沓掛がレフトへのツーベースを放ちチャンスを作ります。しかし曽ヶ端の投球に後続が続かずこの回も結局無得点に終わります。
一方の前田は納東第一の打線をものともせず6回まで被安打ゼロと好投を見せます。ところが7回、先頭の大和に甘く入った変化球をとらえられてしまうと打球は無情にもライトスタンドへ。2年生ながら1番を打つリードオフマンが大仕事をやってのけます。
南果農業は初被安打がホームランとなってしまった前田に日向監督はここで非情の交代措置を取ります。
すると交代で投げた市が二死一・二塁のピンチを作ると6番小笠原に三塁線沿いのタイムリーを打たれ2点を追加され、この回一気に3点を失います。
反撃したい南果農業は8回裏、先頭の蓮池がレフトへツーベースを放ち、無死二塁のチャンスを演出しますが、ここも曽ヶ端のピッチングに後続が続けず得点することができません。
納東第一は9回にも5番十王のタイムリーで1点を追加すると、その裏も曽ヶ端が続投。2アウトで4番清武を塁に出してしまいますが最後は5番財光寺をライトフライに抑えて試合終了。
2年生の一発に応えた曽ヶ端が見事な完投&完封勝ちで納東第一が二回戦へと駒を進めました。
南果農業(宮崎) 0-4 納東第一(茨城)
納:000 000 301:4
南:000 000 000:0
勝:曽ヶ端
敗:前田
本:大和(納)
コメント
鹿島 (納東一監督):かなり厄介な相手だった。個人的には大和選手が打ってくれたことも大きいがその一発で投手交代したことに驚いている。怪我でもしたのかと少し心配になった。
小笠原(納東一主将):勝てて安心した。ただ6回まで誰もヒットすら打てずに自分も焦っているところがあったのでその点は反省して次戦に臨みたい。
日向 (南果農監督):(前田の交代に関しては)懲罰交代ではなくあの一発で戦意を喪失しているように見えた。だから判断として間違ってはいなかった。だがリリーフがそれ以上に打たれてしまったのは完全に想定外だった。
沓掛 (南果農主将):前田君が完璧なピッチングをしていたので援護したかったが相手の思いのままに投げられてしまったのが悔しい。
アルジ「壮絶な投手戦でしたが、やはり納東第一が圧巻の強さを見せましたね」
一条寺「いやーこれは互いに見事だったと思います。6回まで納東の曽ヶ端投手は被安打1、南果の前田投手はノーヒットに抑えてましたからね。鹿島監督も仰ってましたが前田投手が一発打たれて即交代というのはビックリですね。彼がそのまま投げていたらもう少し展開は変わっていたのかなとは感じましたね。怪我してる様子はなかったように思えましたが…」
桑田「あの交代方法はちょっと物議醸しちゃうんじゃないのかなーとは思いましたけど、今後に何があるかわかりませんからね。選手は身体が資本ですからその点はなんとも言えないっすね」
マル「いずれにせよあの1シーンで歯車が狂った可能性はゼロではないと私は見ていますね。あの交代に誰よりも驚いていたのが南果農業の選手たちだと思いますし、そこで緊張の糸がプツンと切れてしまったのかなとは思います。一方で曽ヶ端投手は天晴な投球だったと思います。完投・完封はお見事」
アルジ「さて、これで納東第一高校は和歌山代表の芸達高校との対戦が組まれました」
一条寺「正直ここはかなり警戒しているんじゃないですかね?なにせ和歌山の横綱知位学園を破っての32年ぶりの出場ですから。名門キラーとなってると考えれば納東第一はかなりの名門ですから名目上の下克上は大いにあり得ると思います」
桑田「芸達のエース稲原選手も前田投手同様多彩な変化球を持っている選手ですし、何よりも無尽蔵のスタミナを持つ選手なんですよね。変化量も前田投手以上のものを持っていますし、投手戦になれば苦戦必至といったところだと思うので1点を争う試合になるのかなと考えてますね」
マル「芸達高校はなんと言っても監督の有田監督もその第47回で芸達高校の野球部選手として準優勝に輝いてる選手なんですよ。その彼が監督となって甲子園に帰ってくるとは思っていませんでしたね。その経験から相手をしっかり見極めてくると思うので納東第一は注意が必要だと思います」
アルジ「ありがとうございました。さて、明日3日目は4試合が行われます。皆さん注目の試合をお願いします」
一条寺「はい。個人的に一番気になっているのは第1試合の鈴手と万英農業ですね。やはりタイプが違いますからね。高度な技術で相手を翻弄する鈴手か小手先のテクニックよりも力で押し通す万英農業…どちらが勝ってもおかしくはない展開だと思います」
マル「私は志佐と牛船商工の戦いに注目します。名門牛船商工がまさかの2年生バッテリーでかなりの好成績を見せているというのもビックリではあるのですがその驚きを払しょくするほどに打撃成績も良いですし、船頭監督の攻める野球によって打撃も衰えていませんから期待が持てます。対する志佐は守備で上がってきていますし、持っている男狩俣選手の活躍には注目が集まっていると思います」
桑田「自分はやっぱり天才黒井投手率いる有日と36年ぶりに甲子園へ返り咲いた湯元玉川の試合に注目っすね。黒井投手は玉山投手や泉澤投手に次いで二刀流としても見てみたい選手の1人ですし、川口選手も坂神の川口選手の弟として注目されてますからね。対する湯元玉川も扇田投手がしっかりと相手を抑えて勝ち上がってきてるんですよね。ですから個人的には今日の南果農業と納東一高のような投手戦も見られるんじゃないかなーって思ってます」
アルジ「ありがとうございました。では、そろそろお時間となりましたので本日はここで終わりたいと思います。ありがとうございました」
一条寺「ありがとうございました」
マル「ありがとうございました」
桑田「ありがとうございました」
3日目試合予定
第1試合
鈴手(西東京) - 万英農業(北北海道)
第2試合
鬼無里義塾(長野) - 明宝(岐阜)
第3試合
有日(新潟) - 湯元玉川(秋田)
第4試合
志佐(沖縄) - 牛船商工(兵庫)
※コメント等OKです
※因みに我が2日目予想結果と3日目予想がこちら!
2日目予想結果
第1試合:風林甲府(山梨) - 根佐(南北海道)〇 (的中!)
第2試合:〇航海水産(長崎) - 行成(熊本) (ハズレ!)
第3試合:〇宇奈月(富山) - 桂浜(高知) (的中!)
第4試合:〇南果農業(宮崎) - 納東第一(茨城) (ハズレ!)
現在4勝3敗
3日目予想
第1試合:○鈴手(西東京) - 万英農業(北北海道)
第2試合:○鬼無里義塾(長野) - 明宝(岐阜)
第3試合:○有日(新潟) - 湯元玉川(秋田)
第4試合:志佐(沖縄) - 牛船商工(兵庫)○
- Re: 俺得キャラ達のマフちゃんねる ( No.158 )
- 日時: 2023/07/05 08:21
- 名前: TTK ◆To/qi7k7Nk (ID: UxRM.rFT)
どうも、暑さと大雨が憎たらしいTTKです。
えーっと…稲尾の時は俺がやられそうになりながらも逃げたところであいつがすっ転んで次の瞬間火が出て焼死したんだっけな…
あのあと調べで地下通路内にあった全ての木の板の端にかなり長いロープがあったこと、そのロープの端があったところから真っ直ぐ行くと細野のコテージに着くことが分かり…燃えたところ以外はロープの端が黒くなってたらしい…
あと木の板は地下通路を使うと入口付近で引き返さない限り1つは通るように置かれていたらしい…それに木の板は割と大きく、身体能力高い人でも完全に跳び超えるのは困難で縁に乗ってしまいかねないとのこと…試しに跳び超えるよう例の死神達が皆に実践してもらおうとしたところ木崎さんが板の縁の上に乗ってしまい転んだので中止となったし…あ、あと板には壁に近いところに油が集中していてそれ以外は何か吹き付けられた跡があるとか…
稲尾の死体は誰だか分からないくらい焼けてしまったようだが、靴の裏に何か付着していたらしい…
細野の方はロープでぐるぐる巻にされて沈められていたと…口には何か貼ってあった跡があるとか…
…まぁ死神達もそろそろ推理披露するらしいから、スタンバイしとくか。じゃあコメント。
木崎「あ、マツモトさん」
それにホモォの追っかけも!!
神城「あんたらなぁ…;」
…しかし赤菱があんなボロボロに負けるとは思わなんだ…因幡高校恐るべし…しかし次は王者東京江伏だ…!!
平岩「一方の盟蜂は安定の強さで五呉崎に勝ったね…五呉崎も一死満塁のチャンスはあったけど…」
投手が乱調なのがマズかったな…
小滝「…華厳学院と端亜野は最初華厳学院が優勢だったのね…」
こりゃ監督やホモォの言うとおり諦めない気持ちで勝ち取っていったな…華厳学院は投手の乱調に加えバッターも7回以降残念な結果だったのがな…
木崎「アイスキングとブリザードはブリザードの圧勝…!!」
根佐は一度勢いづいたら止めるの大変だなこりゃ…鷲ノ巣の調子次第ではもっと暴れそうだな…
小谷「航海水産…対九州ですと思うように実力発揮出来てないみたいですね…」
やはり投手の乱調による敗北が多いな…それだけ投手の調子による影響は大きいって事だ…
島内「宇奈月と桂浜はどちらの守りが堅いかやったなー」
それだけに1点1点が重い試合だったな…桂浜は6回のチャンスをものに出来なかったのが痛かったな…ただ宇奈月はこの打撃ではロクに点取れないので厳しくなるぞ…
神城「納東第一はやはり強いな…しかし一発打たれて交代は物議醸してしまうよな…」
その後のリリーフが振るわなかったのも痛かった…ただ、納東第一、6回まで誰もヒット打てなかったのは…今後投手戦だと本当にきつくなるから打撃はやはり課題だな…
…さて、3日目はどんな予想になるのか…俺は第2試合以外はマフジーさんと同じ予想だが…それと犯人は…コメントは、TTKでした!!
- Re: 俺得キャラ達のマフちゃんねる ( No.159 )
- 日時: 2023/07/07 10:09
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
TTKさん>>
コメントありがとうございます!
大雨も暑さも本当憎たらしいですわ…
自らを氷・地面タイプと称するほど苦手な俺もこの季節はきっついです;
※地面タイプなのは濡れるのが嫌いだから(職業柄どうなのとも思いますがマフ氏は汗も嫌いです)
ユーフ「摩擦で燃えたってことか…?」
一条寺「いやー…これわからんな…靴の裏に付着していたものがわかればなんとかなりそうか?」
ユーフ「木の板を飛び越えられるか…?」
鹿十「木崎さん怪しくない?態と板の縁に乗ってこけたって説ない?」
ユーフ「事情やら何やらは怪しいけど普通にアクシデントじゃないか?吹き付けられた跡…防火剤みたいな何かか?」
一条寺「TTKとつるんでるから共犯1ということで良くないか?」
鹿十「いやTTKさんは犯人じゃねえだろ!?」
ユーフ「理由www…お、ついに死神のターンくるか?」
一条寺「登場人物が多い分、共犯はほぼ確な気はするな…TTKと誰だろうな?」
鹿十「だからwww」
ユーフ「一条寺…冷静沈着なツッコミキャラだった筈なんだがどこから変わっちまったんだろうな…(遠い目)」
鹿十「ユーフも大概だぞ?」
さて、閑話休題。
因幡は萬代投手と強固な守備陣が見事でした。赤菱が完敗してしまうとは恐れ入りました;
東京江伏相手にどこまで通用するか楽しみです!
盟蜂はやはり東郷選手のバットが火を噴きました。栄冠ナインで唯一100打点を突破しただけあります。
端亜野は諦めなかった結果つかんだ勝利だと思います。一方の華厳学園は後半の打線の不調もですが抑えのエースが大誤算だったかなという印象です。
根佐は見事でした。
鷲ノ巣の代わりに入った端野も本塁打で起用に応える活躍を見せてくれました。2回戦以降でも楽しみです。
航海水産…うえーん我が地元がー (´;ω;`) ウッウッ
実際Jリーグでも対九州戦弱い印象ありますし、そういえば前回のマフ村甲子園(第77回)も鹿児島代表相手に負けてたなーなんて思ってましてね…
宇奈月と桂浜は堅い守りの争いとなりましたが先頭打者本塁打を守り切った宇奈月が見事でした。
東海上英相手にこの堅い守りを発揮できるかは見ものです。
納東第一の強さもですが、やはり南果農業の前田降板は個人的に「!?」となった采配でした。
(NPCだから仕方ないとはいえ)第77回の阿蘇黒馬学院の主力への代走並にビックリする采配となりました。
果たして3日目はどうなるでしょうか!?
では、今後の展開をぜひお楽しみに!
※近いうちに更新予定です。
- Re: 俺得キャラ達のマフちゃんねる ( No.160 )
- 日時: 2023/07/11 01:08
- 名前: マーキー・F・ジョーイ ◆Pehab0fcX2 (ID: 4fZ9Hn2K)
『熱闘!マフ村甲子園 第3回』
アルジ「こんばんわ。本日も始まりました。第79回マフ村甲子園の試合結果などをお知らせする熱闘!マフ村甲子園のお時間です。本日進行役の火球潜水キャスターが本日も休暇中のため『マフ村界の代打○』こと主島アルジがお送りいたします。本日は桑田さんが休暇のためお二方のゲストを紹介します。まずは一条寺さん」
主島アルジ(進行役/恐らく5日目あたりから交代します)
一条寺「よろしくお願いします」
一条寺(マフジー誕生日おめでとうございました)
アルジ「そしてマルマスクさんです」
マル「よろしくお願いします」
マルマスク(マフジー誕生日おめでとうございました)
アルジ「では本日のラインナップです。早速第1試合からどうぞ」
【鈴手VS万英農業 23年ぶりの勝利へ!勝負決めた激走】
【鬼無里義塾VS明宝 好守連発!頼れる主砲の一撃】
【有日VS湯元玉川 これぞ怪物!活躍する2人の天才】
【志佐VS牛船商工 2年生コンビ大暴れ!甲子園花火大会の結末は】
第1試合【23年ぶりの勝利へ!勝負決めた激走】
鈴手(西東京) - 万英農業(北北海道)
『道産子魂』を掲げて甲子園の地に立つ北北海道代表万英農業は古豪の名門鈴手と対決。
鈴手の先発王子は初回を打たせて取るピッチングで三者凡退に抑える好スタート。一方で万英農業の先発三浦も打たせて取るピッチングで巧打の鈴手打線を三者凡退に抑える好投を見せます。
試合が動いたのは3回。3回表、万英農業は先頭の津村が塁に出ると自慢の足で盗塁してチャンスを作ります。後続は倒れますが二死二塁のチャンスで1番石橋が二遊間を抜くセンター前ヒットを打つと二塁走者津村が激走を見せて一気にホームへ帰塁し1点を先制します。
援護をもらった三浦はその後も鈴手打線を7回1/3をわずか3安打に抑える完璧なピッチングを見せます。
一方の王子も打者を塁に出しますがこれ以上の追加点はやるまいと気合の投球で味方の援護を待ちます。
しかし9回表、鈴手は3番手神田が万英農業に二死一二塁のピンチを招くと6番内田にレフト前のヒットを許すとここでも二塁走者の黛がホームへ。レフト三鷹の送球は惜しくも届かず2点目を追加されてしまい、2点差で最終回を迎えます。
このままでは終われない鈴手は万英農業の抑え北村の投球を攻め、一死二塁のチャンスを作ると、4番境がフェンスに直撃させるタイムリーツーベースを放ち1点を返し、続く三鷹もヒットを放ち一死一・三塁で一打サヨナラのチャンスを作ります。
しかし最後は6番蔵前がセカンドへのダブルプレーに倒れ試合終了。
舞い戻ってきた北北海道の雄が23年ぶりに甲子園の地で勝利を掴みました。
鈴手(西東京) 1-2 万英農業(北北海道)
万:001 000 001:2
鈴:000 000 001:1
勝:三浦
敗:王子
セ:北村
コメント
美浦(万英農監督):よく走ってくれた。選手にありがとうと伝えたい。
戸崎(万英農主将):勝てたのは嬉しい。次戦では自分も活躍できるようにしたい。
幾麓 (鈴手監督):チャンスもあったが相手が一枚上手だった。
王子 (鈴手主将):守るべきところで守れなかった自分の責任。
アルジ「第1試合は名門鈴手を下して万英農業が23年ぶりの勝利となりましたね」
一条寺「ここの試合は力と技の戦いになるかと思ったんですが、速さと技の戦いになった印象ですね。万英農業の得点はいずれも走者の激走が見せた得点ですし、力ではなく足でしっかりとかき回していきました」
マル「万英農業の三浦投手がまた見事でした。ただ三浦投手は割とスタミナのある選手なんですよね。その三浦投手を疲弊させて完投を防ぐ粘り強い打席を見せた鈴手の打線も見事だったと思います。結果的にリリーフから点を取っていますからね。あのままズルズル三浦投手に投げられていたら完封もあり得たと思いますね」
アルジ「この結果によって万英農業は次戦で三重代表の恵府第一高校との対戦となりましたが、この展望をどう考えますか?」
一条寺「割と似たタイプの対決となりますからね。投手の調子次第といったところでしょう。その調子次第では乱打戦もあり得るかなと思います」
マル「そうですね。今日の三浦投手の調子なら割と良い線行くんじゃないかなと思いますね。地区予選を見るに、恵府第一は打高投低気味なんですよね。打たれても打ち返す猛打型といえるので三浦投手の調子が良ければ抑えられる可能性は十分にあり得ると思います。あとはリリーフですね。美浦投手の調子が良くてもスタミナが切れればリリーフに回ってきますからね。選手1人1人が気を引き締めて試合に臨んでほしいところだと思います」
アルジ「ありがとうございます。続いては第2試合です」
第2試合【好守連発!頼れる主砲の一撃】
鬼無里義塾(長野) - 明宝(岐阜)
18年ぶりの出場を果たした長野代表鬼無里義塾と21年ぶりの出場を果たした岐阜代表明宝による甲子園出場にブランクのある高校同士の対決となった第2試合は投手戦となりました。
鬼無里義塾の先発田本は緩急効かせたピッチングで初回を三者凡退に抑えるスタートを見せると、明宝の先発木之元も打者を詰まらせるピッチングでこちらも三者凡退に抑えます。
先にチャンスを作ったのは鬼無里義塾。二死二塁で先制のチャンスでバッターは7番川岸。川岸の打球はライト前に落ちるかと思われましたがこれをライト小野田が飛び込んでキャッチするスーパープレーを見せて失点を防ぎ、木之元は笑顔を見せます。
好守を見せた明宝は4回、先頭の成戸がヒットで塁に出ると、江戸川は三振に倒れますが4番幕之内が外角の変化球を真芯で捉えてレフトスタンドへ。主砲の一発で明宝が2点を追加します。
その後は両投手が互いに譲らないまま終盤へ。7回表、二死一・二塁のピンチを迎えた鬼無里義塾の田本ですが9番小早川を三振に打ち取り、7回8奪三振の好投で味方の援護を待つ形で降板となります。
一方の木之元は7回まで被安打わずか2本と味方の守備に助けられ、さらに8回でもスーパープレーが飛び出します。鬼無里のバッターは7番川岸。川岸の打球は一二塁間を抜けるかといったところでしたがファースト幕之内が飛び込んで追いつきそのまま送球。主砲が守備でも木之元の力投に応えるビッグプレーを魅せます。
木之元は8回と3分の1を被安打4で交代となり、抑えを託された大門もわずか9球で後続をピシャリと抑え勝負あり。
『笑顔満開』の飛騨監督率いる明宝が21年ぶりの甲子園の地で勝利を手にしました。
一方の鬼無里義塾は田本が8奪三振の好投も相手の好守連発に阻まれ得点ならず。悔しい敗戦となりました。
鬼無里義塾(長野) 0-2 明宝(岐阜)
明:000 200 000:2
鬼:000 000 000:0
勝:木之元
敗:田本
セ:大門
本:幕之内(明)
飛騨 (明宝監督):選手たちが最高に楽しめていたと思う。最高の勝利をありがとうと伝えたい。
江戸川 (明宝主将):小野田君のダイビングキャッチからチームの雰囲気が一気に上向いたと思う。勝てたのは本当に嬉しい。
晴瀬(鬼無里義監督):相手が一枚も二枚も上手だった。あれだけ好守を連発されたら敵わないのも頷ける。
田本(鬼無里義主将):打たれた自分の責任。チームメイトには本当に申し訳ないと思う。
アルジ「というわけで、明宝がファインプレーを連発した試合となりました」
一条寺「見事でしたね。木之元投手もしっかりと投げられていましたし、幕之内選手の一発と好守はまさにMVPと言っても過言ではないと思います」
マル「田本投手も見事だったんですよね。結局はその一発が決め手となってしまったのですが、その一発だけでも勝負が決まってしまうのがスポーツの醍醐味ですからね…」
一条寺「ええ。7回投げて奪三振8はかなり好投していたとみていいとは思います。欲を言えばもう少し見てみたい投手だったなとは思いますね」
アルジ「さて、明宝高校は山口の錦帯橋高校との対戦が組まれましたが、いかがでしょうか?」
一条寺「錦帯橋は何と言っても『罠師』がいますからね。田本選手とは若干毛色が違うタイプの投手ですから、本塁打に頼るのではなく繋ぎに繋いだ得点力の強化は必須になってくると思います」
マル「錦帯橋の福江投手は打者のタイミングを外してくる投球が主となってきますからね。木之元投手とタイプは似ているかもしれませんが福江投手の場合は変化球の曲がるタイミングなどがとにかく異なってきますので、そこのタイミングの見極めが重要になると思います」
アルジ「期待しましょう。では続いて第3試合です」
第3試合【これぞ怪物!活躍する2人の天才】
有日(新潟) - 湯元玉川(秋田)
天才二刀流黒井率いる新潟代表有日は36年ぶりに甲子園の地に立った秋田代表湯元玉川との対決に。
試合は1回表、有日の天才エース黒井はいきなり一死一・三塁のピンチを迎えると、チャンスに強い4番鹿角に一二塁間を抜くタイムリーヒットを打たれ、いきなり先制点を奪われてしまいます。
一方湯元玉川の先発扇田は得意の変化球を織り交ぜるピッチングで初回を三者凡退に抑える好スタートを見せます。
3回裏、有日は先頭の犀潟が長打で塁に出てチャンスを作ると、一死三塁で9番姫川がきっちりとライトへの犠牲フライを上げて同点に追いつきます。
さらに1番桐原が塁に出て逆転のチャンスで黒井の打席に。あわやホームランの打球でしたが向かい風に煽られ飛距離は伸びず結果はライトフライ。同点で終わります。
しかし4回裏、一死二塁で再び勝ち越しのチャンスを迎えると『もう一人の天才』5番川口が扇田の低めに入ったストレートをしっかりととらえてレフトスタンドへ。坂神ティガースへ入団した兄へ捧げる天才の一発で有日が勝ち越しに成功します。
これにより調子を取り戻した黒井は失点した初回を除くと6回まで被安打わずか1に抑える完璧なピッチングで玉川打線を一切寄せ付けません。
そして7回裏、有日は湯元玉川のリリーフ長野の投球を攻略します。1アウトから姫川がフォアボールで出塁すると桐原も長打で続き一死二・三塁。そして黒井が二遊間を抜くタイムリーで1点を追加すると、湯沢、新井、川口も続き、さらには途中出場の田沢のゴロの間にもランナーが1人還り一気に4点を追加しリードを6点に広げます。
反撃したい湯元玉川ですが、黒井の投球にタイミングを合わせられず凡打と三振を繰り返し、9回も2番からの好打順ながらも全員がフライに倒れゲームセット。
黒井は122球を投げ奪三振8、失点1で見事完封。川口は4打数2安打3打点。二人の天才の活躍により有日が二回戦進出を果たしました。
有日(新潟) 7-1 湯元玉川(秋田)
玉:100 000 000:1
有:001 200 40X:7
勝:黒井
敗:扇田
本:川口(有)
白鳥清 (有日監督):投打噛みあう実に良き試合だった。「なんじズよくやった!」と褒めてやりたい。
黒井 (有日主将):初回こそ失点してしまったが打線が奮起してくれたことで自分にも気合が入った。
田沢(湯元玉川監督):途中から完全に相手のペースに呑まれていた。一筋縄で勝てる相手ではないのはわかっていたが勝ちはまだ遠かった。
鶴形(湯元玉川主将):1点リードした段階から守り切れなかったことが悔しい。回を重ねるごとに相手の球威が増していって打てなかった。
アルジ「第3試合は有日高校が圧倒的な力で勝利を得ましたね!」
一条寺「これはまさしく2人の天才が火を噴きましたね。川口選手も風を読んで上手く風に乗せる打球でホームランにしてくれましたし、黒井投手は投打で大活躍でしたからね。しかも完投勝利ですし、変化球で狙い球を絞らせなかったのも大きいと思います」
マル「湯元玉川の扇田投手も悪いピッチングでは無かったと思います。ただやはりそれを有日打線が上回ってきましたよね。やはりここぞという時に打てるチームは強いです」
アルジ「ありがとうございます。さて、有日高校は二回戦で千葉代表の麗反学園との試合となりました。一条寺さんは抽選の際に仰っていましたが、現在有日高校は甲子園での対麗反学園戦は麗反学園が3戦3勝となっていますが、どうお考えになりますか?」
一条寺「有日からすればここが一番の鬼門だと思っていることでしょうね。ただ、白鳥監督の着任時は麗反学園とは戦っていないのでその点だけで見ればどのような化学反応を見せるかはわからないと言っていいでしょう」
マル「ただ麗反学園はそれぞれの選手がしっかりと役割を持っていて統率された戦略を練ってくることが予想されます。そこを上手く崩せるかは大きなカギとなる筈です」
一条寺「そうですね。特に炎道選手と水浪選手の鉄壁の二遊間、さらには控え野手の鋼坂選手も負けず劣らずの守備力を持っていますから、一発を狙う方が案外良いかもしれませんね」
マル「ええ。ただ先発の彩古選手はどの方向にも曲がる変化球を持っていますし、控え投手も一筋縄ではいかぬ曲者揃いなので上手くかいくぐって打つことは重要になると思います」
アルジ「ありがとうございました。さて、第4試合といきたいところですがここで一旦、字数制限です」
※もう少し続きます。コメント等はもうしばしお待ちを…
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