【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】
作者/ 枝豆豆腐

〝貴方の恋人になりたいのです〟-3- 視点 有吉
『設楽とは違った意味で俺は有吉が好きだ。
頑固だし不器用だけど思いやりがあって嘘がない
……………もし誰かが有吉のことを悪く言って、泣かせたら
お前だとしてもぜってー許さない。』
この光景を見られたら、殺されるかもしれない。
やっと認めてもらったと思ったのに
「………正直今も…っ………遠いのは怖いけど……っ……
……………でもっ……頑張ってみても、………いいですかっ」
涙を流しながら、有吉は言った。
自分の欲望に素直じゃなかった自分が馬鹿だと思った。
こんなにも必要としてくれているじゃないか
なら、それに甘えてもいいよね?
「頑張んなくてもいいよ」
すぐにそう訂正して、有吉を抱きしめる。
貴方に出会ったあの日から他にほしいものはないよ
決して派手な恋じゃなくていいから
貴方の恋人になりたいのです。
「…………好きだ」
一言告げれば、また有吉は泣く。
これは永久保存版だなと笑いながら思った。
「そういうば、有吉お仕事は?」
「…………今日は元々お休みでした」
「あぁそう、奇遇だね。実は俺も休みだったの」
end

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