【三次元】運命の人が男と女とは限らない【ナマモノ注意!!】
作者/ 枝豆豆腐

〝コイスル〟-3- 視点 日村
「違うよ。なにそれ!!」
「だってキスしょうて言ったら拒んだじゃん!!!」
「…………あれはさぁ……初めて日村さんにそういうこと言われて
吃驚しちゃったから、その拍子に言っちゃった訳で……嬉しかったよ」
照れたように設楽は言った。
えっ?じゃあなに……この一週間+今の状況は
俺の勘違いだったってこと!?
「………………俺超バカじゃん!!!!!!!」
「バカだね(笑)」
ふざけて設楽は言うと、その瞬間真顔で
「俺のこと信用してくれてなかったなんて」
設楽………………。
だって俺自分に自身がなかったし
お前のこと狙ってる奴がたくさん居ると思うと
信じれるものも信じられなかった。。。
そう言うと設楽は、
「俺が日村さんのこと好きならそれでいいの。」
「でも……………」
「それとも日村さんは俺のこと嫌い?」
「…………ううん大好き」
「ならそれでいいの。分かった?」
はい、と返事をすれば
設楽は笑顔になってくれる。
「じゃあ日村さん………スタジオ行こう」
「うん」
設楽は立ち上がってゆっくりと手を差し伸べてくれた。
だから俺もゆっくりと導いてくれた手を掴んで立ち上がる
何気ないことだけど、素敵なメロディ。
好きだよ 大好きだよ
今だから言える。
恋をしている俺には設楽だけだよ。
「設楽さぁ、俺のこと説教するのはいいけど………」
「なに?」
「その着ぐるみだと説得力ないぞwww」
「うるさいなぁwwww」
「俺途中で笑いそうになったよ」
「日村さんだってなにその着ぐるみ(笑)」
「なんだよ」
「…………………超可愛いじゃん」
「…………………ありがとう!!!!!!!」
手を繋ぎながら歩いてく
設楽の左手は全然震えていなかった
「あとで写メさせて」
「いやだよ、恥ずかしい///」
end

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