二次創作小説（映像）※倉庫ログ
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- イナズマイレブン４ 呪われたフィールド！ エース／ジョーカー
- 日時： 2012/11/23 17:03
- 名前： しろお （ID: 1umF9w7B）
「俺が……、エースか」
伝説の高校生ストライカー豪炎寺修也———を従兄弟に持つ普通の高校生、豪炎寺真人（まさと）。彼は親の仕事の都合で日の出島という、自然豊富な田舎へ越すことになった。初日、見晴らしのいい岬で彼は大きな石につまずきそれを壊してしまう。実はその石というのが、ただの石ではなくかつての大戦の戦死者の慰霊碑だった。
“サッカーに勝たないと消える”
全てを賭して、呪われたピッチに少年は立つ。
イナズマイレブンシリーズ第４弾。
呪われたフィールド！ エース
テーマは「代償」
〜作者挨拶〜
ジョーカーの更新始めました
『強くなれ』
愛媛にある至って普通の高校、花丸高校に入学した不動は、性格正反対、生涯のライバルとなる正義漢、立沢仁之介と出会う。
競り合い、そして成長する中である日、試合中に謎の人物が乱入してくる。
それこそが本当の、波乱に満ちた２人のサッカー人生の始まりだった。
強さとは何か？ 正義とは何か？
２人の少年はサッカーを通してその答えを求める。
イナズマイレブンシリーズ第四弾
呪われたフィールド！ ジョーカー
テーマは「正義」
……多分
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- Re: イナズマイレブン４ 呪われたフィールド！ エース ( No.54 )
- 日時： 2012/03/15 20:46
- 名前： しろお （ID: LaHYVMZb）
蝋燭さま、ありがとうございます！
楽しくて面白い変態、たしかに僕もそういう人は好きです＾＾
類友ｗｗ
蝋燭さん、いきなり自虐名前シリーズ２とか言い出しますからね（笑
ミサワｗｗｗ ミサワまさにその人です
地獄のミナミサワ先輩ｗｗｗ
芸人目指してる友達がミサワ好きで、よく画像を見せてもらったんです。それで今回ミサワを扱ってみました；
完結目指して頑張ります…
- Re: イナズマイレブン４ 呪われたフィールド！ エース ( No.55 )
- 日時： 2012/03/15 22:51
- 名前： しろお （ID: LaHYVMZb）
１月４週
「じゃあそろそろ今日の練習終わり！」
「ふー終わった終わった……。さ、堤くん山田君、はやくＨＰ完成させないと。虫の写真たくさん撮ったんだから！」
富士が汗を拭きながら言う。
「ラジャーでやんす。でも、もう虫の写真はいらないでやんす……。ぐろい虫ばっかり撮るのはやめてほしいでやんす……」
ＨＰはもうほとんど完成していて、ＰＲも成功しそれが話題を呼んでいる。高校生が大部分に着手している、というのも話題性があった。
「言われなくてもそんなことは分かっていますよ富士君。では、みなさんお疲れ様でした」
「……お……疲……れ」
「ウキッ」
小山の肩の上に森本が乗っている。それを見て、真人が「森本くんと小山くんていつも一緒にいるよね」と何気なく言った。
「……ん？ あれ……森本お前、いつの間に俺の肩に乗った……？」
「ウキッ」
「雨期……？ 日の出島の雨期はまだだぞ……」
そんなどうしようもないやりとりをし始めたので、真人はその場を後にして片づけを始めた。宮市が校庭の中を、いつまでも走っている。
「おおい宮市、もう練習終わりだぞー」
「ああ、そろそろ終わりにするよ。走るだけだから、もう少し残ることにするわ」
「そうか。（自己チューだなー）じゃあ片づけは俺と黒野達でやっておくよ」
「すいません。こないだの試合、スタミナが切れちゃって……。クロスがめちゃくちゃなコースに」
「そんなことないさ！ いいボールだったよ。……でもこの間の試合見る限り、宮市はセカンドトップよりウィングの方が向いてるのかも知れないな」
「ウィングっすか……スタミナが必要なポジション……」
「まあ、どのポジションでもスタミナが無いとな。頑張れよ」
「うぃーっす」
「あれ、島岡くんは帰らないの？」
「俺はパソコン室に用があるからな。片づけ終わったらそっちにいくつもりだ」
「そっか。じゃあちゃっちゃっと終わらしちゃおうぜ！」
「……なんかいいことでもあったのか？ やけに機嫌がいいみたいだけどよお」
「そう見える？ やっぱり一生懸命やれば結果はついてくるんだなって思ったんだ」
「何いってんだよ……結果も何もこないだのは全部練習試合だろうが。大会で結果を残さないとよ」
「試合の話じゃなくてさ。みんなと呪いに……いや国立を目指す道を選んでよかったって……」
「なにくさい台詞言ってるのよ」
神木が真人の背中にボールを当てる。
「いてっ！」
「片づけは私がやっておくから。さっきみゆき先生が、豪炎寺くんのこと呼んで来てって」
「みゆき先生が？ わかった、行くよ」
真人は片づけを中断して、校舎に駆け出す。
「島岡くんも黒野君達も、あとは私がやっておくよ？」
「お、わりぃな。いつもすまねえ」
「いいのいいの。さ、黒野君達も」
「あ、いえ。私たちは充電式ですので疲れてはいません」
「充電……！？ ま、まあ残ってくれるならそれでいっか」
- Re: イナズマイレブン４ 呪われたフィールド！ エース ( No.56 )
- 日時： 2012/03/15 23:00
- 名前： しろお （ID: LaHYVMZb）
島岡はPC室で、あけぼの丸の呪いについて調べていた。
サッカー部のデータを確認する。
「（練習試合の後……消えた奴はいない、か。……真人が言うにはこれは故人の無念が引き起こした“呪い”……負ければ部員が減るんだったよな。引き分けはセーフなのか、いや、そんな融通が利くものなのか……？）」
島岡は鞄からファイルを取り出す。
「（あけぼの丸の事故で亡くなった日の出中学の生徒……。何か参考になるかと思って、親父から名簿を借りてきたが……）」
ページをめくり、あけぼの丸を調べる。
「（ああ、俺のじいちゃんの弟……。まあ当たり前だよな、長男は島に残って弟は戦争に……。この写真……似ている……ん！？ 天本！？ ……違うな、似ているが……まさか不吉ババアか……？ ———いや待てよ！ そうかそれならすべて辻褄が合う！ そうだ、どう考えても。ならあの呪いは。……そう、だったのか……！）」
島岡はファイルを閉じかばんに投げ入れて、勢いよく教室を飛び出した。
「わかったぞ……この呪いの……！」
その頃、真人は職員室の前に来ていた。
「あー、先生？」
職員室の中から、男の声がする。
「ねえ、教えてくださいよー」
「だから……あの、もうやめてください……」
梅岡先生とみゆき先生が、何か話し合っているようだった。
（梅岡のやつ！ みゆき先生嫌がってるぞ……。ここはいっちょ俺が止めてやらねば……）
《戦争に勝て》
真人ははっとする。
いぜん感じた、ひさびさの戦慄だった。
《戦争に勝つんだ》
「またか……！」
どうやら、職員室の中にいる二人はこの声が聞こえていないようだった。
《戦争に勝つんだ》
声が近づいてきていることに気付き、「くそっ」と呟いてから、真人は職員室を背にそこを逃げ出した。
一方島岡は、校舎の中で、黒い影から逃げていた。
「はぁ……はぁ……。クソ！！」
どこまで逃げても影は追ってくる。階段を降りようとすると、そこに影がいる。
《戦争に勝て》
「黙れ……もう全部わかってんだ。あんた……こんなことに何の意味があると思ってんだ！」
《もっと野球がやりたかった》
「……あ？ 野球だと？」
《野球をするんだ試合に勝つんだ目指せ甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をしろ試合に勝つんだ目指せ甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ試合に勝つんだ目指せ甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ試合に勝つんだ目指せ甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をしろよ試合に勝つんだ目指せ甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ試合に勝つせ甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ試合に勝甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ試合に子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ.試合園野球楽しい野球死ようよ
野球をするんだ試合園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ試合園野球楽死いな野球しようよ
野球をするんだ試合に子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ試合園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ試園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ園野球楽しい野球をしたい
野球をするんだ試合に勝子園野球楽しい野球死ようよ
野球をするんだ殺試合に勝指せ甲子園野球楽死い野球しようよ
野球をするんだ殺試合に勝つんだ目指せ甲子園野球楽しい野球をしたい
野球をしろよ殺試合に勝つんだ目指せ甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ殺試合に勝つんだ目指せ甲子園野球楽しい野球しようよ
野球をするんだ殺試合に勝つんだ目指せ甲死園野球楽死い野球を死体
野球をするんだ殺試合に勝つんだ目指せ甲死園野球楽しい野球しようよ
野球をしろ殺試合に勝つんだ目指せ甲死園野球楽死い野球死ようよ
野球をするんだ殺死合に勝つんだ目指せ甲死園野球楽しい野球死ようよ
野球をするんだ殺死合に勝つんだ目指せ甲死園野球楽しい野球死ようよ》
「（———完全にイカれていやがる！ 交渉の余地がねえ……！ すさまじい怨念……いや、執着……！）」
- Re: イナズマイレブン４ 呪われたフィールド！ エース ( No.57 )
- 日時： 2012/03/15 23:01
- 名前： しろお （ID: LaHYVMZb）
その頃、神社では。
「むぅっ！？」
「どうしました、おばあ様」
「……いかん……何か大変なことが起こっておる……いかん、いかんぞ！ おおぉぉ……このままでは……！」
「大変なこと……？」
真人は錯乱状態で、玄関へ向かっていた。
「豪……炎……寺……」
声が聞こえ、足を止める真人。
「この声は島岡くん！？ どこにいるんだ！？」
「……豪炎寺……よく聞いてくれ……この呪いは……」
真人が見たのは、体が消えかかって輪郭だけ残った島岡の無惨な姿だった。
「し、島岡くん！？ 嘘だ……！ 今回は……神隠しは無いはずじゃあ……！」
島岡は何かを言いかけて、すうっと空気に溶けるように、消えた。
《戦争に勝て》
「…………………嘘だ…………島岡君……嘘だろ……」
おまえ、ちょっとサッカーが上手いからってあんまり調子に乗るなよ
へっ、よせよ。こんなダセェ登場の仕方ったら無いぜ
勘違いすんなよな。今日の試合があまりにも不甲斐なかったから、練習しようと思っただけだ
なあ豪炎寺……ありがとうな。俺をサッカー部に誘ってくれて
サッカー部やめてた時……お前らが練習する姿を見るのが辛かったんだ。何で俺はあそこにいないんだろうってな……。俺だってサッカーが好きなのに
昔の俺は体が弱くてさ。外に出てサッカーやってるガキどもが羨ましかった。高校に入って、サッカーができるま
でに体が回復したときは本当に嬉しかったよ。そして俺は今もこうしてサッカーやってる。……お前のおかげでな
ふん。昔は家で寝てばっかだったからな。友達のつくりかたなんて知らねーんだよ。オラ、さっさと授業行くぞ！
言っておくが、次の練習試合で前回みたいにボロ負けだったら、本当にサッカー部やめっからな！
そうだ、もう去年までの俺達じゃない……！ これからは、今回こそは……！
「嘘だろ……なんで。違う、嘘だ……！」
《戦争に勝て》
（俺が……サッカー部さえ作らなければ……小林くんも島岡くんも消えなかった。俺が巻き込んだんだ……俺一人が助かるためにみんなを巻き込んで……いや、慰霊碑さえ倒さなければ…………俺は……）
「ああ……」
《戦争に勝て》
「あああああああああああああ！！！！」
- Re: イナズマイレブン ( No.58 )
- 日時： 2012/03/16 14:45
- 名前： ユリック （ID: 51xGQIyI）
季節の変わり目、皆様体調にはお気を付けください；
試合見てるの楽しかったですよ〜♪さくさく読めました
富士君いいですよね！ 僕は特に黒野兄弟が気になって仕方ありません^^
呪いが少し解明すると思ったら、島岡君まで消えて…
WAO！結構なホラー展開だね☆（なぜかアメリカンなノリに挑戦、失敗w）
続きを楽しみにしております！
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