ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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彼女が消えた理由。 完結 そして、
日時: 2011/08/31 01:40
名前: 朝倉疾風 (ID: 0nxNeEFs)
参照: http://lyze.jp/ix3x/

キャラ説明
>>79

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Re: 彼女が消えた理由。 ( No.80 )
日時: 2011/07/19 20:52
名前: 風(元:秋空  ◆jU80AwU6/. (ID: COM.pgX6)
参照: http://west7496.blog25.fc2.com/blog-entry-239.html

箒状態ですかぁ……凄いですね♪
おぉ、千尋君と誕生日が私と超近い! 嬉しい(苦笑
兄、五鈴と良い曳詰兄妹と言い……凄い濃いメンバーですね。 吉川君には合掌です……
兄上の足を折る程度の行為はこの作品では、普通に見えますね。
五鈴の依存と言う話に関して私は、少し言及したいのですが……全く何者にも依存しない人間は、実は居ないのではないかと思います。
依存して居た存在を失って依存して居たことに気づくのは良く有る事です。
…………何人か近しい親戚や友人も失った上で一応……思ったことです。

Re: 彼女が消えた理由。 ( No.81 )
日時: 2011/07/20 18:27
名前: 朝倉疾風 (ID: /QbsIKZ4)
参照: http://lyze.jp/ix3x/

千尋たちの誕生日はイメージです←
こいつは冬生まれだろうな、とかそういう
感じでつけています。

骨折はもう本当に普通としか……
ああ、もっと千尋には怪我をしてもらわないと…


「全く何者にも依存しない人間は、実は居ない」

これを聞いて目が覚めました。
このお話では、「依存」がキーワードになってます。
朝倉は、風さんのおかげで気づけないことに
気づけました。

ありがとうございます。

Re: 彼女が消えた理由。 ( No.82 )
日時: 2011/07/20 18:45
名前: 華京 ◆wh4261y8c6 (ID: ThA8vNRQ)

暫く見てないうちに凄いことになってるうあああああああ
どうも、華京です。
今から一話からもう一度読み返したい衝動に駆られますた
というわけで今から読んできます!
更新頑張ってくださいませ

Re: 彼女が消えた理由。 ( No.83 )
日時: 2011/07/20 20:26
名前: 朝倉疾風 (ID: /QbsIKZ4)
参照: http://lyze.jp/ix3x/


お久しぶりです。

更新はけっこう速い……というか、
パソコンを弄っている時間が長いので、
暇なときにダダダダと更新してしまいます。

1話から読んでもらえるなんて、嬉しいです。
こんな趣味まるだしの書きだめに……
ありがとうございます。

Re: 彼女が消えた理由。 ( No.84 )
日時: 2011/07/20 21:46
名前: 朝倉疾風 (ID: /QbsIKZ4)
参照: http://lyze.jp/ix3x/



血だらけで倒れている吉川を見つけたときは、心臓が止まるかと思った。
無我夢中で名前を呼んで、最悪の場合を想像して震えた。
救急車の中でも吉川は目を覚まさなくて、本当に怖かった。

こういうとき、自分は正常な人間なのだとホッとする。

友人が血だらけになっているのを見て、焦りや恐怖を覚えるのは、正常な人間なら当たり前だろうから。
見た目ほど傷はなんともなくて、吉川も数時間後、病室で目を覚ました。

「あ……陽忍……?」
「家の人には連絡いれてるから。 もう来ると思う。 ……大丈夫か?」
「────あいつは? あの女」
「俺が行ったときは吉川だけだったけど」

女……。

「そいつに刺されたのか?」
「顔の半分が崩れててさ! 自転車のライトが眩しいってだけでだぜ? なんか妙に不気味でさあ」
「────ソイツ、髪を薄く脱色してたか?」

嫌な予感がする。

「ん、ああ…………そういえば、透明っぽかったかも」

──髪は俺より薄い色。 あ、コイツは脱色してんだけどな。

「服装は、どんなだった?」
「なんか……ゴスロリっていうのか? ヘンな格好だった」

──あんな奇抜な奴、そうそういねぇから。

曳詰が捜していた奴かも知れない。
名前は聞いてないから確信はできないけど。

「ていうか……あいつ、サイを捜してるって言ってた。 サイってもしかしてアイツか? 今日、転入してきた奴じゃねえの?」
「────ああ、そうかもね」

もう確信した。
吉川を刺したのは、曳詰サイが捜していた人物。 向こうも曳詰サイを捜しているらしいけど。

「警察にも連絡したけど……まあ、その後のことは家族の人と決めて」

ちょうど、病室の外で慌ただしい足音が聞こえた。
こちらに向かっていることから、きっと吉川の家族だろう。

「んじゃ、俺は帰るわ」
「おう。 ……ありがとな」

病室から出ると、ちょうど吉川の両親と鉢合わせした。
簡単に事情を説明して、先に帰宅する。
吉川の両親は、吉川に似てどこにでもいるような普通の家族だった。






「2時間も公園で何してたわけ」

家に帰ると、五鈴がテレビを見ながらくつろいでいた。
勝手に風呂に入ったらしく、ティーシャツとハーフパンツというラフな格好になっている。 少し長めの髪から滴が垂れて、きちんと拭いていないことが分かる。

「友だちが怪我したから、病院行ってた」

なんか、不思議だ。
10年も疎遠だった兄と同じ部屋にいるということは。

「────誰かに刺されたとか?」

動きを、とめる。
振り返って、ソファでくつろぐ五鈴を見る。

「なんで……わかったわけ……」
「テキトーに言っただけだよ」

本当に?
頭の中で何かが腑に落ちない。

何かが、腑に落ちない。


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