ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 彼女が消えた理由。 完結 そして、
- 日時: 2011/08/31 01:40
- 名前: 朝倉疾風 (ID: 0nxNeEFs)
- 参照: http://lyze.jp/ix3x/
キャラ説明
>>79
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- Re: 彼女が消えた理由。 ( No.65 )
- 日時: 2011/07/16 19:16
- 名前: 野宮詩織 ◆oH8gdY1dAY (ID: AzZuySm.)
- 参照: 指名補習……不名誉なのに、名前が無駄にカッコいい。
初めまして、野宮詩織と申す者です。
色々なところで「朝倉疾風様の小説は面白い」と聞いていたので、気になり読んでみたのですが、皆様の評価通り、とても鮮明で素晴らしい小説でした!
感情描写も情景描写も上手くて羨ましいです!!
途中でアイスの棒をかじる癖があるみたいなところがありましたが、私は噛んじゃう人です。←
昔、噛み過ぎて、グラグラしていた乳歯に止めを刺してしまったことが3度くらいありましたw
今思うと、永久歯じゃなくてよかったです。
これからも執筆頑張ってください!
特に何になるわけでもありませんが、陰ながら応援させていただきます!!
- Re: 彼女が消えた理由。 ( No.66 )
- 日時: 2011/07/17 20:50
- 名前: 朝倉疾風 (ID: /QbsIKZ4)
- 参照: http://lyze.jp/ix3x/
心温まるコメント、ありがとうございます。
こんな趣味満載のヘタクソな小説ですが、毎日
カタカタと打ってます。
朝倉も、アイスの棒を噛む歯です。
永久歯は抜けると、生えてこないそうですね。
恐ろしいです。
そちらの小説にも近々お邪魔させてください。
基本自分からコメをすることのできない、チキンで受け身な奴
です。
仲良くしてください。
- Re: 彼女が消えた理由。 ( No.67 )
- 日時: 2011/07/17 23:02
- 名前: 風(元:秋空 ◆jU80AwU6/. (ID: L0.s5zak)
乱入すみません……
何だか、仄々した会話を見たもので……
私も噛んじゃう派ですね……甘味が残ってるぅ♪みたいな(苦笑
本編に全く関係なくてすみません
- Re: 彼女が消えた理由。 ( No.68 )
- 日時: 2011/07/18 07:36
- 名前: 朝倉疾風 (ID: /QbsIKZ4)
- 参照: http://lyze.jp/ix3x/
やっぱり噛む派ですか。
わたしもです。
あれ、木の香りとアイスの残った淡い甘さで
けっこうくせになるんですよね。
かみかみ。 かみかみ。
- Re: 彼女が消えた理由。 ( No.69 )
- 日時: 2011/07/18 10:42
- 名前: 朝倉疾風 (ID: /QbsIKZ4)
- 参照: http://lyze.jp/ix3x/
入院生活が4日経った頃、予想もしていなかった人物が来訪してきた。
いや……予想はしていたけど、のこのこやってくるとは思わなかった。
「オトートのくせに全然ぼくに似てないのが、ちょっと不服だね」
「帰れ」
陽忍五鈴が俺のギプスで固めた足を見て笑う。
「この間の件を除けば、ぼくとキミが会うのは10年ぶりか。 ん……両親の葬式のときにも一度会ったよな」
「どうして今さら顔を出しにきたんだよ。 しかも、足一本ダメにしてくれて」
「いや〜サプライズのつもりだったわけよ。 いいじゃん別に」
さもなんでもないように言いのけて、五鈴がジロジロとこちらを見てくる。
五鈴の顔を見て、やっぱり父親に似ていると思った。 実の兄弟だといっても全然似ていない。
「────質問の答えになってない。 どうして今さら顔を出しにきた?」
両親と仲の悪いコイツは、高校入学を機に家から出た。 その後も一切の連絡もないまま、10年。
両親の葬儀の時に俺の様子を見に来たくらいのコイツが、今さら俺の前に現れる理由がわからない。
「ちょっと野暮用で。 それでこっちに来たから、ついでで」
「────本当にそれだけ?」
「そうだよ。 なあ、前に一緒にいたあの女……あれか。 10年前のあいつか」
「園松ミユキ。 むこうはアンタのこと、覚えてたよ」
10年前の葬式の日、ミユキにむかって暴言を吐いた彼は、親族たちから毛嫌いされていた。
もちろん、ミユキからも。
「挨拶しに行こうか」
「殴られるよ、きっと」
含み笑いをした五鈴が、ふいに視線を俺からはずした。
そして、不可思議なことを言いだした。
「────おまえは誰かに依存したことはあるか」
五鈴を見る。
彼は俺を見てはいなかった。
白い病室の中で、彼は俺を見ていなかった。
「ミユキのことは誰にも渡したくないな」
「それは独占欲だろう。 そうじゃない。 依存だよ、依存」
そういうのなら、ミユキだろう。
彼女は母親に依存したきりの生活だったから、他人の目が自分に向くことに快感を覚えている。 同情されるのが好きなのだと、前に言っていた。
「そいつが死んでからも、ずっと考えているのはそいつだけ。 もうどこにもいないのに、彷徨っていて、ずっと探してる」
「五鈴……?」
誰の話をしているんだ。
「なあ、チヒロ」
五鈴は、誰のことを話してる?
「俺は、×××を探してるんだ」
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