二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 黒子のバスケ —バスケのキセキと超能力の奇跡—
- 日時: 2012/09/17 12:11
- 名前: 黎 (ID: 6Bgu9cRk)
黒バス関係の小説は2回目です!こっちはなかなか更新できないかもしれませんがよろしくお願いします!
荒らしは禁止です!
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- Re: 黒子のバスケ —バスケのキセキと超能力の奇跡— ( No.286 )
- 日時: 2012/12/16 13:56
- 名前: 黎 (ID: VXkkD50w)
「…あの楽園の先にあこがれていた。」
「…何言ってんだよ?鬼灯。」
「だってそうでしょう?私たちは天ケ瀬だから…。好きなところには行けなくて・・・。」
「だったら、おれが連れてってやる!!」
「・・・うん・・・!」
「…やっぱり、こうなっちゃうのね…神石お兄様・・・。」
「・・・ぐ・・・。ころ・・・せ・・。」
「・・いいえ。私はお兄様を殺しません。その代わり、この未来を見届けてください…。それが私の最後の願いです・・・。」
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(…これが…記憶の最後の「鬼灯」との別れ・・・か・・・。)
いつもそうだった。
いつの時代の「神石」と「鬼灯」は決して幸せになることはなかった。
いつだって最後は「鬼灯」は「神石」の浅はかな考えのせいで尻拭いという死をさせられた。
…俺はそうじゃないって実感してたのに・・・。
結局は同じってことかよ・・・。
(・・・ああ・・・。やっぱり昔からの運命からは逃れられないのか…。それが…天ヶ瀬の…いや、「神石」と「鬼灯」の運命か…。俺は・・・お前を殺したいわけじゃあないのに・・・。)
(神と鬼は決して相容れない・・・。)
薄れゆく殲滅者、否、鬼灯と意識とのはざまの中で死司る王否、神石は思った。
(…たった一人の妹なのに・・・。)
俺は、お前がいたから生きてこられたんたぜ・・・。
ただただ、神石は静かに泣いていた。
この気持ちを知るのは神石だけである。
- Re: 黒子のバスケ —バスケのキセキと超能力の奇跡— ( No.287 )
- 日時: 2012/12/16 14:27
- 名前: 黎 (ID: VXkkD50w)
ココロ>そうだね…。ルーチェはお人よし過ぎるんだね…←お前がやったんだろ!バキイ!「う・・・ッ!」
このみ>ほんと、久しぶりのコメントだね!!いや、十分悲しみを表現してるよ!!www
茅>泣かないで!茅!←だからお前が以下省略「うう・・・。」どうなるか楽しみにしてて!!
- Re: 黒子のバスケ —バスケのキセキと超能力の奇跡— ( No.288 )
- 日時: 2012/12/16 14:57
- 名前: このみ (ID: DSoXLpvQ)
あああああああああああああああああ
…すまん。ちょっと荒ぶってしまったのだよ。
………。
うおおおおおおおおおお………泣
- Re: 黒子のバスケ —バスケのキセキと超能力の奇跡— ( No.289 )
- 日時: 2012/12/17 18:14
- 名前: 黎 (ID: VXkkD50w)
謝らなくていいよ!!www^^
- Re: 黒子のバスケ —バスケのキセキと超能力の奇跡— ( No.290 )
- 日時: 2012/12/17 19:08
- 名前: 黎 (ID: VXkkD50w)
現在の天ケ瀬神石と天ケ瀬鬼灯は兄妹である。
だが、異父兄妹であった。
祖父、ギアスの娘、神石と鬼灯の母、メアリは鬼灯を生んですぐ他界したため、詳しくは記録されていない。
ただ、純粋で優しかったが、人選はないといっていいほどなかった。
それが、神石の父親だった。
神石の父親はろくでもない男だった。
最初はいい顔をして、メアリに近づき結婚をしたかと思うと、そのあとはやりたい放題だった。
ギアスの権力を大幅に使い、部下を脅して金をとり、妻であるメアリには暴力は見境なくふるう。
メアリが身ごもってもそれは変わらなかった。
ギアスはメアリを不憫に思い、神石の父親の素性を調べると、そいつは数年前に大量殺人で逮捕されたが、年月がたち釈放され、この海軍には月給が高いから、という理由で何とか滑り込めたという忌々しい経歴の男だった。
何とかメアリは神石を生んだが、そのことが男にばれると、神石は赤ん坊のころから4歳ぐらいまで暴力に見舞われた。
そして、たえきれなくなったメアリと神石のため、ギアスは神石の父親を解任し、離婚させた。
離婚したとはいえ、メアリと神石の心はもう限界だった。
そこで出会ったのが、鬼灯の父親だった。
鬼灯の父親は、口数は少なくぶっきらぼうだったが、心優しく、正義感のある男だった。
メアリは最初は過去のことがありおびえていたが、鬼灯の父親の心に触れていくうちにお互い好きになっていた。
だが、それでも過去の恐怖は消えない。
そこでギアスは鬼灯の父親に無理矢理でもいいから結婚してやってくれ、と説得し、鬼灯の父親とメアリは結婚した。
鬼灯の父親は神石とは何の関係もなかったのに、本当の息子のようにかわいがっていた。
そんな義父を神石は慕っていた。
その頃にはメアリはとても幸せそうだった。
そして、神石が5歳になったとき、鬼灯が生まれた。
だが、その瞬間メアリは心筋梗塞に患い、死んでしまった。
神石はただただ泣いていた。
鬼灯の父親は笑って、妹をちゃんと守るんだぞ。お兄ちゃん。、と笑っていた。
周りの医師たちは妻が死んでいるのにも関わらず赤子を抱いて笑っていた父親に、冷酷な奴だ、と言っていたが神石は知っていた。
あなたはだれよりもメアリを愛していて、だれよりもメアリの死を悲しんでいて、だれよりも家族を愛していた、とわかっていた。
なぜなら、今にも泣きだしそうな顔で笑っていたから。
5歳という幼い歳で神石はすべて把握した。
だが、その翌年、鬼灯の父親も死んだ。
原因は部下を守るために自ら盾になって死んだという・・・。
その4年後。
4歳になった鬼灯、否、名前を奪われた殲滅者に死司る王はきまって言うのだ。
「おまえなんか母さんや父さんみたいな立派な奴にはなれねーよ!!」
と、笑顔満点、嫌味満点でいうのだった。
それに対し殲滅者は、
「バーカ!!ぜって—この海軍のだれよりも強くなってやる!!」
と力強く言い返すのであった。
そのたびに、
(・・・ああ。お義父さん、あんたの娘はほんとにアンタにそっくりだ。)
と、思うのだった。
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