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- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.288 )
- 日時: 2012/02/19 14:21
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
「今までありがとうございましたー」
黒澤の借りているマンションの玄関で頭をさげるオレ。
手には、今まで使っていた俺の生活用品が入った袋がある。
そう、オレは引越しをするのだ。
きっと、ここにはもう永遠にこないだろう。
そう考えると急に頭をさげたくなったのである。
オレの頭の先に立っている清野は苦笑いをうかべた。
「青樹先輩、別にもう他人になるわけじゃないんですから!今までどおり「いってきます」、でいいじゃないですか。」
淋しげに首をかしげる童顔の少年清野は視線を泳がせた。
清野だってもうわかっている。
オレと自分がもう一生会わないかもしれないという事に。
引越しをするということはそういう事なのかもしれない。
オレは玄関を出て行くついでに笑顔を作っった。
「じゃぁ、オレもう行くな。」
「はい、また会いましょう。」
淋しくなるのはオレだけじゃない。
それが、異国の地へ旅立つオレのせめてもの慰めだった。
「・・・清野、黒澤にはこのこと絶対言うなよ?っていうか、退院するまで言うなよ。あいつ病院抜け出したりしないかちゃんと見張ってろよ!それと!」
そこまでいいかけてオレはハッとした。
こんなのオレが言わなくても清野は分かってる。
つい、口から言葉が漏れてしまった。
「じゃぁな!」
オレは勢いよく玄関を飛び出した。
これで、彼とはバイバイだ。
外ではヒラヒラと雪が空を舞っていた。
その白さを見て、黒澤と付き合うと決めた日の事を思い出す。
——もう、戻れない。
入院中は、病院の中は携帯禁止だ。
だから、オレは黒澤の携帯電話にメールをしておいた。
それだけ。
オレと彼の最後のやりとりはそれだけだ。
オレは自然と流れ出る涙をぬぐいゆっくり、亀のように絶望のなかを歩いた。家へ向かって。
びしょ濡れの状態で家に帰った俺はそのまま、髪や服を乾かすこともせず、引越しの移動用車の中に乗り込んだ。
案の定、その中も温かいはずはない。
ただ、白い息がもくもくと車内に広がっては消える。
母の話では、今日から出発して隣の県まで行くらしい。
アパートよりも何故か、安い家に住むそうだ。
安いといっても4年暮らすと計算して、らしい。正直背筋がゾッとするが気にしないでおこう。
あっちの学校への転校は明後日になるらしい。
今の気分では対して友達を作る気にはなれないが、一人狼も悪くはないだろう。
オレはそのまま、眠りについた。
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.289 )
- 日時: 2012/02/19 14:56
- 名前: 霧屋 朋乃 (ID: 59.keTmN)
お久しぶりです!!
結構進んでましたね。
わぁぁぁぁ、ついに!ついに!!!
引越しの日ですか…
次の時すっごく楽しみにしてます!
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.290 )
- 日時: 2012/02/22 19:08
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
ジャック様
何か、マジすいません!
コメントあるの気が付かなかった↓
タブン、うちが小説書いてる途中にコメント書いた感じだよね。。
書く時間帯同じなんだねーww
いあいあw最近は萌えなストーリーなくて・・早く転回進めぇ!!って感じww
うん、ジャックさんの小説も面白いですよww
霧乃様
コメント感謝!
いあ、何か早く転校先の学校のシーンになって欲しいですよね。。me toow
はい、もうすぐその場面にうつりますw
イエイ!!
ってことでwコメントありがとうごじましたーw
———
「お兄ちゃん!」
オレは妹の桃香の声で目を開けた。
もう、窓の外は真っ暗になっていた。
——・・・今、何時だ?
ドスン、と後ろで音がした。
そちらをみれば、母が立った今荷物を車の中におしこんでいる最中だった。
ゆっくりと体を起こせば、ッ全身が凍るように寒いことに気が付く。
どうやら、びしょ濡れのまま眠ってしまったらしい。
「・・・桃香、オレどのくらい寝てた?」
オレの返答に、久しぶりに再開したはずの妹はツーンとかえす。
「私、知らない。だって、お兄ちゃんがいつからここにいたかわかんないもん!」
ごもっともな意見に、オレはそう、と軽く返した。
荷物はすでに、手に持っているので、家に入る必要もない。
桃香は、オレの隣に座るとそのまま、無言でいた。
きっと母に、もうすぐ出発するから車に乗ってってとでも言われたのだろう。
オレは、重い気分のまま、何気なく聞いてみた。
「・・・淋しくなるな。この町を離れるってさ。」
「別に。」
「・・・・・・あっちの学校で友達できそう?」
「・・さぁね」
いったい、何があったんだ。
オレは妹の反応に疑問をいだいた。
さっきから、そっぽを向いたままだ。
でも、ここで話しかけるのをやめるのは寂しさが増加するだけなので、とりあえずしゃべろうと口を開く。
「オレ、今日がっこうでた・・ぁ、いや違う違う!・・悠斗としゃべったんだ!」
危ない、もう少しで変なことを言ってしまう所だった。
一応事実なのだが・・・
「悠斗がさ、お前の弁当おいしかったってさ?」
何気なく今日のことを言えば、ズズ、と鼻をすする音がした。
——・・・もしかして、ないてるのか?
こいつも淋しいのか。
そう思ったときだ。
母が車の運転席に乗り込んできた。
「あら、水都ここにいたのね。・・・もう出発するから」
言葉と同時に動き出す。
とたんに風景が後ろにものすごい速さで流れていく。
これでもう、この町には二度と戻れないだろう。いや、戻ることはないだろう。
窓の外のお月様をみながらオレはふとメールの内容を思い出した。
黒澤にあてたメールの内容。
『黒澤へ
あー、何かオレ山形に引っ越すことになったわ。
ここからはけっこう距離ある町に行く。
だからもう会えないかもな((笑
・・・オレはあっちで、いい人作る。
だから、黒澤もオレなんか忘れてそっちの学校で作れば?
もう会えないし、思い続けてもしかない(^w^)/バイバイ』
黒澤には、きっともっといいヤツができるだろう。
オレは唇をかみ締めた。
いつまでも、彼を自分で縛り付けたくなかったし、このさいスッキリしたメールを送れてよかった・・と思うことにしている。
オレはゆっくりと、景色が流れる外の様子を眺めていた。
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.291 )
- 日時: 2012/02/23 17:46
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
その日は車の中で寝た。
窓の外の世界で星がいつまでも輝いていることがすごく、ありがたいことに感じた。
そして、次の日の昼くらいにオレたちは次の我が家へと付いた。
そこは、赤い屋根で二階建ての少し小さめの家だった。
ちょっとボロいのは仕方がない事だろう。
「わぁ!すごぉーい!!」
車を降りるとさっそく桃香が飛び跳ねた。
母も少しワクワクしているようで、駆け足でボロ家の玄関に向かう。
——・・・黒澤、元気かなぁ〜?
オレはただただ、青い空を見上げつつ二人の足跡をたどった。
玄関に入ると廊下のすぐ左側が今とキッチンになっていた。ちなみに、その奥に風呂とトイレがある。
そして、左側には階段があり、上へと続いていた。
「お母さん!私の部屋ここね!!」
二階からは桃香の元気な声がする。
そのとき、オレは軽い目眩を感じた。体がとても寒い。
だが、気にしない。
その日と次の日は、家の中を整理したり荷物を運んだり、と大忙しだった。
家から一歩も出ることがなかったため、学校がどこにあるかも分からない。
そのまま、オレは夜を越した。
そして次の日の朝がやってきた。
今日は学校。
初めてすぎることに緊張しているのだろうか?少し頭がくらくらする。
朝食を食べている途中、妹に顔が赤いと指摘され、熱を測ったところ37度4部だった。
この程度なら、学校を休むことはない。
オレはマスクを片手に、まだ慣れぬボロ家を飛び出した。
学校の場所は母からかりた、地図が教えてくれる。
ちなみに、家から歩いて20分のところにあるらしい。
この町は自然が多い。
前いたところと違い山もすぐ近くにあるように感じる。
学校は近くを歩いていた優しい老人や青年達に場所を聞いて、たどり着くことが出来た。
「・・・ここかぁ・・・」
学校の前でつい、全体を見回してしまう。
特に新しいわけでもないが、特別古いわけでもない。
ちなみに、男子校だ。
周囲からのコイツ誰?という目を受けつつ、俺は職員室を目指して歩き出した。
「・・・失礼します。」
少し、いや死ぬほど緊張気味のオレは震える声でドアを開ける。
そこには、前いた学校とあまりかわらぬ雰囲気が広がっていた。
どうでもいいことを考えつつ、オレは周囲を見渡した。
「・・・どうしたんだい?君。」
一人の男の先生が首をかしげた。
「あ、加藤先生いらっしゃいますか?」
オレの問いに先生は快く遠くを指差した。
「あれが、加藤だよ。」
緊張していたオレは、礼も言わずにそちらへ歩き出した。詩葉
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.292 )
- 日時: 2012/02/24 17:12
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
オレの担任の先生が加藤という名前だとは、今日の朝はじめて知った。
母もまだ、顔を覚えていないその人は職員室の窓側の席に座っていた。
オレは一瞬、礼儀的に帽子を取るのと同じようにマスクを外そうかと思ったがやめた。
そんな事をすれば、転校初日から印象が悪くなってしまう。というか、先生が風を引く。
加藤と言われた40代後半くらいの男の先生は、オレの足音に気づきこちらを見た。
「・・・あ、あのー・・・」
オロオロするオレに加藤先生はニコリと優しい笑みを浮かべた。
「君は・・・青樹君かね?」
「はい」
緊張で堅くなる俺に先生はゆっくりとした口調で話しかけた。
「私は、貴方のクラスの2年A組の担任をしている加藤といいます。よろしく」
「はい」
オレが返事をすると、先生は急に真面目な顔つきになった。
「一つ忠告するね。君とは違うクラスだからあんまり接触はしないと思うけど、3組にいる大山健(おおやま たける)君にはあまり近づかない方がいい。」
——誰だ、それは。
いきなり出てきた人物名に戸惑う俺を見て、先生は再び笑みを浮かべた。
「大丈夫。普通にしてればそうそう目を付けられることはないと思うよ」
それはどういう—・・聞こうとしたが、その前に大きな鐘の音が響いた。
・・・キーンコーンカーンコーン・・・
前いた学校とほぼ同じに思える学校のチャイム。
それだけが、今のオレの心の支えだった。
正直、さっきの意味深な言葉のせいでオレは安心して学校生活を送れないだろう。
「・・じゃぁ、そろそろ行くか。」
加藤先生がどっこしょ、とばかりに立ち上がる。
それと同時にオレの心は大きく跳ね上がった。
不安と緊張と期待と不安・・・
オレはロボットのような動きで、加藤先生についていった。
ちなみに、2年生の教室は2階だった。
教室の前まで来ると、加藤先生は小さい声で言った。
「ちょっとここで待っててね」
そして、自分だけ一人でズカズカと中へ姿を消してしまった。
心細いことこの上ない。
教室からは、先生の声とそれを全く無視しているかのようにザワザワと生徒の話し声が聞こえてくる。
この学校はきっと少しだけ荒れているのだろう。
オレの学校でもは先生の話中はあまりしゃべる人はいなかったから。
ゴチャゴチャと考えているうちにいきなり教室のドアが開いた。
加藤先生が手招きをしている。
—オレは、重い足取りでゆっくりと教室の中へ足を踏み入れた。
教室の中は静まり返っていた。
きっと、みんな新しくくる転校生がどんな姿なのかに夢中なのだろう。
黒澤もこんな気分だったのだろうか?
オレは教室の教卓の前までくると、気まずげに言った。
「・・ぁ、青樹水都です。」
ジィ——・・・
無言の教室はオレにはヒドく冷たいもののように感じた。
「ぇえーと、じゃぁ青樹君の席はあそこね。」
指された場所は窓側の席の隣の席だった。
オレは躊躇いつつそちらへ歩いていく。
幸い、オレの隣の席にはゴッツくて怪獣の様な目をした男は座っていなかった。
逆に童顔でハーフのような青年が座っていた。
オレが近づくと彼はニコリと笑った。
「・・・僕、長谷川魁(はせがわ かい)。よろしく」
おっとりとした、優しい雰囲気の青年にオレはなんだか、安心した。小玖
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