BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
日時: 2014/09/13 21:13
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)

こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!

 No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL


  では、すたーと!
 


  1、始まりの・・・

 学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
  学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
 そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!


   ・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!

Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.333 )
日時: 2014/04/03 14:55
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)

メッセージありがとうございます!(*^_^*)

久しぶりにきて見ました。
そろそろかけるかもしれません^_^

全く書いてないので、下手くそがさらに下手になっていると思いますが、
よろしくお願いします(^ν^)

Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.334 )
日時: 2014/04/03 18:50
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)



朝の香りが学校中に満ちている頃。
水都が塊と会話中の同時刻。

朝日を絡ませた町なかで、一つのトラブルが起きていた。



「てめぇーにゃ、もううんざりだ」



怒濤のこもった男の声が、静かな倉庫に響く。
それを聞いていた周囲の似たような男たちは息をのむ


街中にある倉庫。
かつては大きなスーパーとしての役割を果たしていたそこは、町の発達とともに薄れていき、今は廃墟とかしていた。
とはいいつつも、ごく稀に何処かの業者が部品などを一時的に放置しにくるのだが。

近くに民家があり、人が通らなくはないのだが、さすがに建物の中まで見ようとする者はいない。


そんなところで一人の男が歩き出す。ーー出口へ向かって。

「ま、まて!」
周囲がざわめく。
ほとんどの者が落ちていた鉄パイプを拾い上げ、襲いかかろうとする。

そんななか、その場を仕切る唯一の存在、紅屋順一郎ベニヤジュンイチロウ、は眉間にシワをよせた。


「てめーが抜けるのはいいが、その手に持ったブツは置いてけや。」
明らかな殺気。


しかし言われたとうの本人は少しも怯む様子もなくそれを、見せつけるかのように持ち上げる。

「これは、俺が手に入れたものだ。」




再び出口へ足をむける男。

その背中へむけて、順一郎はーー








「やれ」




その一言で周囲が一斉に動き出す。
男目掛けて鉄パイプが大きく振り上がり・・・








ドォカーン!!!!




平和な朝の町に過激な破壊音が響き渡る。

民間の住人たちがその騒音に驚いて顔を出す。
突然の音の方向を見れば、何やら廃墟の方から煙が上がっているではないか。

彼らが即座に110番したのは言うまでもない。



騒ぎのなか、音の張本人は誰にも見られることもなく、その場から抜け出した


「これで、清々したぜ。」

今はもう、民家を歩く通行人の一人。
言ったあと、彼は持っていたモノがなくなっていることに気が付く。


ーー爆風で飛ばされた!?


何とも言えぬ焦燥感が彼のなかを通り抜ける。

もしそうならば、すぐにでも戻りたい。
しかし、現状がそうはさせなかった。
奴らが追ってくるかもしれないし、駆けつけた警察官につかまるかもしれない。



男はその場をたちさった。

苦い思いをのこして。


Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.335 )
日時: 2014/04/03 16:47
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)



キーンコーンカーンコー・・・・・・




「席につけ〜!」

本鈴の合図で、茶色いスーツを着た先生が教室に入ってくる。
生徒たちは一斉に机に向かう。

今日も授業が始まるーーーーはずだった・・・


「みんなに大事なお知らせがある。」

国語担当の遠野先生が、目ずらしくジョークなしの真顔だ。
それを見た生徒はみな、なにごとかと静まり返る。

遠野先生は小さなメモ用紙を見ながら口を開く。

「さっきな、ここの近くの傘成3丁目あたりの廃墟で爆発があったらしい。」


ーー爆発っ?!

ザワザワ・・・

信じられない、とばかりに生徒たちがざわめく。
水都も同じく息をのんだ。


「・・・水都」

すぐそこに不安そうな塊の眼差しがあった。

遠野先生は続ける。
「まだ、犯人は捕まってないそうだ。・・・よって、今日は学校終わり。」


遠野先生の一言でクラス中が歓喜につつまれた。
「やった!かえろうぜ!!」
「ゲーセン寄ってこ!」
「新作のアイス食べにいかない?」


「水都!早く帰れるって!!」
隣の塊は何処か嬉しそうに、おれの制服を掴んだ。

一方のオレは思い気持ちを分かられないようにほほえむ。


生徒たちの様子を見ていた遠野は呆れたように笑った。
「お前ら、早く帰れ。あと、各担当の先生からの宿題な?」


その瞬間、クラスは静まり返った。






帰りの教室ーー

生徒たちの楽し気な声が溢れている。
多くの者が早急に立ち去ろうと騒ぎ立てる。


「帰ろうぜ」
おれと塊の背後から声がかかる。
見なくてもわかる。レイだ。

塊はレイが来るなり、振り返った。
「僕は今日、水都と帰るんだ!」
「あ?どうせ俺たちは水都と駅の方向違うだろ。」

昨日知ったけど、どうやら塊とレンの家は大体同じ方面にあるらしい。


三人は歩き出した。


「おい」

教室を出ようとした時、いきなり声がかけられた


背筋を一瞬氷がはしる。

振り返ると 、違う。

おれは昨日の彼でないことに胸をなで下ろす。
「なをだよ?」

おれを隠しつつレンが強い口調で前にでる。


声をかけてきたやつは、おれをニタニタと笑いながら眺める。
「お前、水都。おまはもしかしたら疫病神かもな?」



「?」

レンと塊が不思議そうな顔をする。








「だって、おまえの家、傘成3丁目だろ?」









Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.336 )
日時: 2014/04/04 00:00
名前: 秋元 (ID: jusjvnjl)


「なっ!?」
ーーなんでコイツが知ってるんだ!?
おれは驚愕で目を見開いた。


おれの前に立つ名前も知らない同級生、おれの転校初日に挑戦状を出してきた三人のうちの一人はニタニタと笑う


「その様子だと、うわさは本当らしいな。」

レンが首だけでおれを振り返る。
その表情には多少の哀れみが込められていた。

「・・・噂も何も、騒ぐほどのことじゃないだろ?」
こうなったらもう、開き直る作戦だ。
おれはどうでもいいと思っているようにダルそうに首を捻る。

「用件はそれだけ?俺ら帰るけど」


もう問題事はこりごりだ。
さすがに少しは学習しているつもりのおれだ。

やつかいごとになる前に、おれは帰るべく二人を振りかえー・・・
「なんのまねだよ」


その途端、身支度を整えていた生徒たちが驚いて振り向く。
水都自身、一瞬体がこわばった。

ただ一人、レンだけが困ったふうに笑っていた。


おれはその表情わ何処か懐かしく感じながら、声の主、塊に目を写す。

一方の塊はつい最近までいじめられていた相手ともあろう男を睨み付けていた。
正直、塊の睨みは全く怖く無いのだか

「僕はいいけど、水都いじめないでよ。」

いじめられていたとは思えない、その表情。
塊は恐らくたダモのでは無いのだろう。
考えれば考えるほど、うすら寒いものを感じる。

だって、会ってまだ三日だぞ!?


おれと同じ事を感じたのか他に用事があったのか、いじめっ子はまぁいいやとばかりに、歩き出す。

「青樹ぃ!てめぇ、次なんか生意気したら、また切るかんな!」

いらない一言を残して・・・


「また?」
すかさず塊がおれをみた 。

思わず目をそらしてしまう。
あの時の痛みが背中をうずく。


「あ、電車に遅れるぞ」
レンが時計を見ながら、焦ったふうに言う。

ナイスだ。


おれは内心レンに感謝しつつ、そうだなと彼の言葉に頷いた。

Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.337 )
日時: 2014/04/07 23:18
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)



「じゃーな」

駅のホームで、はみでた草木が電車の風に揺れる。


ピーーーッ

高い音でドアが開くなり、おれは二人に手を降った。
そして二人の相槌を後ろに、大勢の人に混じって電車に乗り込む。
午前中だというのに駅は人でいっぱいだった。


流れに沿ってたどり着いた場所の手すりに捕まる。
「・・・ふぅ」

ため息が出た。
人ごみのストレスもあるが原因は他にもある。
ーーおれの家の近くで、爆発があったなんて・・・


遠野先生は廃墟はおそらく、家からは遠い。
傘成三丁目は傘成地区で一番大きい。そのため、同じ町内でもかかわりが皆無な場所もあったりするのだそうだ。
昨日、クラスの誰か君が教えてくれた。

おれの家の近くには廃墟がない。

半ば安堵仕掛けた時ーー・・・・・・



「・・・っー?」

違和感を覚えた。
お尻の辺りが、こう・・・

いや、まて!これは痴漢だ!

認識した途端、首筋がぞわっと逆立つ。

おれはとっさに後ろを首だけで振り返った。
しかし、みな無関心といった表情で誰がターゲットか特定できない。
人が多いせいで正直身動きが取れなかった。

おれの変な姿勢に、隣の男が迷惑そうに肩を動かした。
正直、今一番迷惑をこうむっているのはおれだ。
痴漢ではなく、そっちの方に掴みかかりそうになるのをぐっとこらえる。

「・・・」

そうしている間にも、誰かの手はやまない。
それの何がやりがいに繋がるのか、おれには分からない。
「ぁ」
手が変なところを触った。
おれは思わずまたを閉じかける。ーーが・・・

「ーーー・・・」




拒んでも拒んでもーー
・・・それは進撃を繰り返す。

いっそ手を掴んで骨折させてやろうか、そう思った時






「やめた方がいいですよ」



いきなり、言葉よりも先に何者かの手が消えた。
「い、いててて!」
また別の声が聞こえる。



二人の方向をみると、いかにも怖そうな男が30代半ばの男の腕を締め上げていた。
ーーおれがやろうとしたように。





Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。