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- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.26 )
- 日時: 2011/03/23 13:45
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
ドガァッ!!
オレが顔を上げた瞬間、遠藤徹平の平手打ちがとんで来た。
あまりの強さに、オレは1メートル先まで吹っ飛ぶ。
遠藤徹平は、いたずらが成功したときの様な笑顔で笑う。
「はははぁー!これで気がすんだ☆!!」
・・・まさか、マジな力で殴ってくるとは思わなかった。
オレは内心びびりつつ、力がない ということを思い知らされた気持ちだった。
「・・・本当に、すいませんでした。」
オレは心情を悟られないように笑顔をはりつけつつ頭をさげた。
「いやいやいやー!これでお互いスッキリしたし、そんなにかしこまらなくていいじゃん!!」
・・・お互い、スッキリ?
オレの頭を一つの疑問がよぎる。
しかし、その疑問はすぐに納得へ変わった。
・・・確かに。そういえば、何か遠藤に殴られて、スッキリした・・かも・・・・。
「また カツ 入れてもらいたくなったら、いつでも来い!!」
ニカッ、っと笑う遠藤徹平。
オレは嬉しくなった。元気が出た。心からの笑いがこみ上げてきた。
「・・・ありがとう!!」
そういうとオレは教室に向かっていっきに駆け出した。
キーンコーンカー・・・((以下省略))
手遅れだった。オレが教室についた直前、授業が終わってしまったのだ。
ちくしょう!これで今回の数学は赤点決定だぁ!!コノヤロー!!
オレは教室のドアを思いっきり開くと、中に足を踏み入れた。
クラス全員視線がオレに集まる。
—青樹じゃん。どこ行ってたんだ?
—まさかのさぼり、だったりして!
—まっさかぁ!だってアイツが授業サボるって今まで無かったじゃん。
—保健室じゃないかな?今日遅れたのは体調不良が原因だったし。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.27 )
- 日時: 2011/03/23 14:38
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
オレは居心地が悪い空気の中、席につく。
なんだろう。悠斗の顔が見れない。
オレは休み時間、いつも悠斗のところへ行っていた。
友達も特に仲が良いやつがいないからだ。
・・・あぁーなんか孤独だな。
オレは淋しい気持ちを顔に出さないように無理やり笑みを作った。
だって、もしここで少しでも落ち込んだ表情をすれば、アイツが、黒澤君が喜ぶだろ?
・・・そうだよ。タブンあの野郎のねらいはオレをクラスで孤立させることだ!!
オレは目だけで黒澤のいる席を見た。
彼の席にはたくさんの(クラスの半分以上の)男子が集まっていた。
みんな顔にほのぼのとした笑顔を浮かべている。
・・・よく考えれば、あいつはクラスに転校してきた瞬間から、周りに人がいたな。
オレはボォーっと考えていた。
日がたつにつれ・・・まだ2日だけだけど、だんだん黒澤の周りの男子の数が増えてるよな。あきらかに・・・。
もしかしたら、このクラスのヤツ等全員、一ヵ月後には、今黒澤の周りにいるヤツ等みたいになっちゃうんじゃないか?
オレは恐ろしい想像をしてしまい身震いする。
「・・・そ、そんなわけ無いよな!絶対に!!」
だいいち、オレは絶対にアイツのいいなりにはならないし!!!
オレは うんうん と大きく二回うなずく。
「おぉーい!水都〜。」
その時だ。突然 伊藤華也(いとう かや)がオレの真後ろから声をかけてきた。
「ど、どうしたの?」
オレが振り向くと、そこには伊藤華也の他に草木匠(くさぎ たくみ)も立っていた。
首をかしげるオレに華也は得意げに一枚の二つに折られた紙を差し出してきた。
「・・・これ、何?」
オレはそれを受け取ると匠が顔をオレの耳元に近づけた。
「今すぐじゃなくてもいぃ。とにかく、人がぁいないところで読んで。」
二人は何事も無かったように去っていく。
オレは二人の背中を見送りつつ、立ち上がると教室を足早にでた。
トイレ——個室の中——
オレはそっと二つ折りの手紙を開いた。
そこにはきたない文字でつづられた十何行の文が書かれていた。
お前も気づいていると思うけど、今オレ等のクラスは黒澤にのっとられる直前だ。
ヤツが何を考えているのかは知らないが、とにかく、アイツの仲間になるのはやめろ!
今、オレから見て、生き残ってるのは
伊藤 華也(オレ)
草木 匠
金沢 強(かなざわ ごう)
桜野 大介(さの だいすけ)
青樹 水都
この5人だ。
他にもなってなさそうなヤツはいるが、スパイの可能性もある!
以上!気をつけること!!
・・・・・コイツはいったいなんだ?
文を読んで最初に浮かんできた感情はこれだった。
伊藤のやつ、何か黒澤への犯行デモ組織 とか作る気かよ?
オレは絶対にのらないぞ?
だって、5人VSクラスのその他の男子 とかって転回になりそうじゃねぇか!!
オレ力ないし・・・頭脳派でもないし・・・
オレはさまざまな想像をしつつ、トイレを出た。
これはいったいなんなんだ?って伊藤を問い詰めてやる!!
教室に入ったとたん、伊藤華也と目が合った。
そのまま彼のもとへ直行するオレ。
「こ、これってどういう意味?」
オレの問いに対し、華也は答える。
「意味?そのまん〜ま!ただ、気をつけろってことだけだよ!!」
華也は赤毛のように見える茶色の髪の毛をつまんだ。
・・・そのまんま・・って。
「じゃ、じゃぁ、単純にコレを頭に入れておけ。ってことでいいのかな?」
オレは笑顔を作った。
いつも、クラスで仲がそれほどでもない連中と話すときはこうなのだ。
華也はオレの髪をもう片方の手でつまむと同時にうなずいた。
「そそ。それだけだから〜あんまり気にしない!!」
「はははー。分かった。」
・・・・髪さわるなよ!!
オレは少し乱暴に自分の髪から彼の手を振り払った。
・・・これで、コイツに用はなくなった。
自分の机へ向かうオレ。
・・・本当に困っちゃうよ!
どうしてみんなオレの髪をいじってくるんだよ!?
オレの髪はそんなにキレイでつやつやなのか?
・・・・・本当に、訳分かんねぇ!!
オレはムカムカをおさえようと深呼吸した。
・・・どんなことがあったとしても、誰がどうなろうとも!
オレは絶対にアイツの言うことをきかない!!!・・・
一つの決心を胸に、オレは席に座った。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.28 )
- 日時: 2011/03/25 16:23
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
キーンコーンカーンコーンキー・・・・
帰りの会が終わり、生徒はそれぞれ帰る準備をしていた頃だ。
アイツは突然オレのもとにやってきた。
「3時限目、ざぼってたみたいだけど、何してたの?」
この声は、くそ澤・・・間違えた。黒澤洸だな。
黒澤の声にオレはおそるおそる振り向いた。
・・・いつもいる周りの男子達がいない。
珍しいな。と思いつつオレは不機嫌そうに眉をしかめてみせた。
「別に?関係ないじゃん。」
・・・よく考えれば、こいつオレより力ありそう・・だな。
や、やばい!なんか怖くなってきた!!
オレはびびりつつ、それを悟られないように胸をはった。
「・・・関係ある。クラスの仲間じゃん。」
黒澤洸は冗談とも真面目ともいえる笑みを浮かべた。
オレは黒澤洸と話すのはいやなので話を切り上げようと思った。
「っそ。・・・じゃぁ、オレ忙しいから。」
かばんを手に くるり と黒澤に背を向ける。
「どうしたの?なんか今回はアッサリした話し方だね。」
・・・黒澤君と話すのが嫌なだけだよ!
「別に?そんな事ないし。」
オレは、アッサリ冷たく言い放った。
もうコイツと話したくないね!人の友達奪っといて!!
オレはすたすたと教室の出口へ早足でむかった。
「・・・・」
黒澤からなんの返事も無いな〜と思ったときだ。
突然、後ろから首をつかまれた。
「!?——な、なにすん」
「俺に冷たく接するなんて、いい度胸。」
言葉と同時に黒澤は首を掴んだ手に力をくわえた。
「・・・・んっ・・は、なせ・・・」
助けを求めようと、辺りを見渡すが、誰もいない。
みんな帰るの早いなぁ!?
オレもさっさと帰っちゃえばよかったよ!
今さら後悔しても意味ないけど・・。
「もう二度と、冷たくしない、って言え。」
黒澤は飢えた獣のような目でオレをジィッと見ていた。
って、この状態で声だせるわけ無いだろぉ!?首絞められてるんだぞ?
首から空気が少ししか入ってこないんだぞ?バカか、お前はぁ!!!
オレは必死で空気を吸った。
・・・ャ、ヤバイ・・意識が、もうろうと、・・して、き・・・た・・・。
オレは悔しい思いをかみ締めた。
こうなる前から力をつけておくんだった。
・・・そしたら、こんな一方的になんてならなかっただろうし・・。
でも、このまま人生終わるなら、最後に反撃でもしたいな。
オレは最後の力を振り絞って、黒澤の腹をめがけてキックした。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.29 )
- 日時: 2011/03/24 10:18
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
ドダン!
「・・・っ痛・・なにすんだよ!」
オレが黒澤にしたキックは軽々と首を絞めていない方の手でつかまれた。
それと同時に黒澤の首を閉めていた方の手がいきなり首からはなされ、オレはしりもちをついたのだ。
「ゴホォッゲホゲホッ、ッ!ゴホゲ、ホッ!!」
オレは空気を体いっぱいに取り込もうと必死に息をする。
「やっぱり、青樹君は面白い。ねぇ、知ってる?」
オレは立ち上がると同時に黒澤の顔をみた。
・・・こ、怖っ!超オレのことにらんできてるし!!
もはやコイツは人間じゃない!!悪魔だ!!
ってか、コイツ人の首を簡単に締めれて、謝罪も無いのかよ!?
オレは一歩後ずさった。
「・・し、しってるって、何を?」
・・声が震えてきた・・。
とゆうか、今オレの目の前にいる男は人を簡単に殺すことができるのかもしれない・・・・・。ヤバイ、逃げなきゃ!
黒澤はオレは一歩後ずさると一歩前へ前進してきた。
口元にはうすい笑み。目には獣のように飢えたオーラを宿しながら。
「・・・人の腹を蹴ってもいいやつは、自分も腹を蹴られる覚悟があるっヤツだけ。よくTVでこういう台詞あるよね?」
オレは背筋が寒くなるのを感じた。
・・TVでよくあるのか?その台詞。一回も聞いたことないけど・・。
ってか、コイツ、まさかオレの腹を蹴るつもりか!?
冗談じゃねぇ!!!
オレは教室の出口に向かってかけだした。
しかし、出口に出る前に黒澤に腕をつかまれる。
「・・!?・・・は、離せぇ!!!」
前の休み時間にも似たような台詞を言った気がする、と思いつつオレは暴れた。
腕を振り回しかばんを振り回し、足を振り回し。
そんなオレを見て、ニヤリッと笑ったあと黒澤は、オレを自分の方へ思いっきり引っ張った。
当然、オレはバランスをくずし、引っ張られたほうへ倒れる。
「・・・青樹君って本当、かわいい。無部だっけ?力、全然無いんだね。」
黒澤は倒れかけたオレを後ろから抱いて、耳元でしゃべる。
「・・!!っ・・・はな、せぇ!!!」
離れようと振り回すオレの腕を黒澤は力ずくで押さえつける。
「・・大丈夫。腹を殴ったりなんかしない。」
「大丈夫、じゃねぇ!何で抱く必要があるんだ!!離せ!」
「離して欲しいなら、もう二度と俺に冷たくしないって言え。」
「っはぁ!?冗談じゃないぞ、そんな事言えるかぁ!!!」
「じゃぁ、一生離さない。」
「・・・・・」
・・・一生って、そんな事できるわけないだろ?
しかも、ここ学校だし!授業中とかどうする気だよ!?
ん・・待てよ!このままここにいれば、誰かが通りかかって助けてくれるんじゃ・・・・。
そこまで考えてオレは首を振った。
誰かが通る・・っていつになるんだ?
いや、それより、それまでずっとこの状態?嫌だ!!嫌だよ!!
オレは意を決して口を開いた。
「・・・冷たく接しないから、・・離せ。」
オレはしぶしぶ言うと、黒澤は満足げにささやく。
「よし、良い子だ。」
・・・・・・・
しかし、いくら待っても黒澤がオレを離す気配はない。
「おい!いい加減離せよ!?人に見られるだろ?」
コイツ、足のかかとでスネ蹴ってやろうか?
オレはムカムカと腹の底から怒りがわきあがってくるのを感じた。
「・・・約束。破ったら怒るから。」
黒澤はそう言うと、オレをさらに強く抱きしめたあと、ゆっくりと離した。
その瞬間、オレは教室をダッシュでとっぱした。
黒澤が追いかけてくる気配はなかった。
・・・・アイツはいったい何がしたいんだ?訳分からないやつだ!!
もう二度と、アイツと話したくない!
・・でも、約束破ったら殺されそうだな。
・・!!そうだ!じゃぁ、反撃するのはオレが黒澤よりも力をつけてからにしよう!!
オレは家に帰ると同時にジャージに着替え、外へ走りにいった。。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.30 )
- 日時: 2011/03/25 13:51
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
チュンチュン…チュンチュン——…
オレは小鳥のさえずりを聞いて目をさました。
時刻は6時59分だ、と、枕元の目覚まし時計が語っていた。
「・・・・・・フゥー・・・」
オレは小さくため息をつくと、ベットから起き上がった。
あぁ、ヤバイ。かなり筋肉痛だ。
・・・ってか、コレを期に運動部にでも入ろうかな?
そうすれば、きっとアイツよりも力がはやくつくだろうし・・。
オレは筋肉痛でこわばっている足や手をもみつつ、立ち上がる。
「学校・・・いつも遅く行ってるし、今日くらいは早く行くか・・・・・」
オレは顔を洗い制服に着替え、リビングに入る。
「水都、まだ朝ごはんできてないわよ。あんたいつも遅く起きるから〜。」
「・・・分かった。じゃぁ、母さん食パンちょうだい?」
「そこの棚に入ってるでしょ。自分でとりなさい。」
オレはリビングの棚から食パンを一枚、とりだすと口にくわえた。
「ふぁあ、ふぃっふぇふふ((じゃぁ、行ってくる))」
そう言うと玄関を飛び出した。
・・・オレだけだろうか? いや、タブンみんなそうだよな??
学校に行く途中、完全登校時刻より時間があまりすぎれば・・・
誰だって、寄り道したくなる・・よな??
オレは学校から少し、5分歩いてつくところにある、駅前をぶらぶら歩いていた。
たくさんの店や東京にくらべたら、小さいビルがたくさん立ち並んでいる。
オレの下校する道は全く正反対の道だが、こちら側から家に帰る人はほとんど、帰りに寄り道でもしていることだろう。
「学校に早く行っても、やることないもんな〜。」
オレはのんきに独り言。
・・・と言うが、ここに来ても対してやることはない。
まぁ、学校で椅子に座ってるより、ここで歩いてる方が筋肉にも良いかな〜。
オレは駅前の町をぶらぶらと、行ったりきたり、歩いた。
・・・あ、・・そういえば、悠斗ってオレの家に向かえに来るのかな?
オレはそう思い家の方角をみた。・・・でもすぐに前を向く。
・・・・まぁ、そんな訳ないか。
アイツは、もう・・・ぁ、あれだからな!!
オレは(無理やり)暗い気持ちを振り払い、笑った。
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