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- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.42 )
- 日時: 2011/07/29 08:59
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
「返事がないって事は負けを認めたっことだよね。じゃぁ、これで決定。
水都は今日からオレの奴隷だ!」
黒澤は楽しそうに言うと、オレの襟首をはなした。
とたんにオレは地面に崩れ落ちる。
「ッゴホゴホ!ゲホゴ、ホゲホゲホ、ゴホッッ!!」
せきこむオレの前にしゃがみこむ黒澤。
そしてヤツはオレの前髪を掴み、上をむかせる。
「今日から水都は俺の奴隷。黒様って呼べ。」
その言葉を聞いた瞬間、オレは果てしない絶望感に襲われた。
・・・そうだ・・オレは、負けたんだ。
これでオレは黒澤の・・・・・・・・
・・・ポロ、ポロポロ・・ボロポロ・・・
オレはあふれてくる涙を抑えることができなかった。
・・・もう、二度と泣かないって・・決め、たのに・・・
黒澤はオレの顔を驚いたように凝視していた。
そして、オレが涙を拭おうとするのをとめる。
「・・・なん、で・・とめる、んだ、よっ・・?」
「・・・その顔をずっと見てたい。」
「っはぁ!?ふざけ、ん——」
黒澤はオレの唇に人差し指をあてる。
「・・・ご主人様にその口のききかたはダメ。」
「・・・・・・」
・・・コイツ、オレをつかってなにをやるつもりだよ!?
悠斗みたいにパシリとかにするんじゃないのかよ?
オレは言葉のかわりに眉をひそめた。
それを見て黒澤はさらに楽しそうに笑った。
「水都。もし俺の言うことを聞かなかったら・・・分かってる?」
「・・・な、なに?」
「俺、怒るから。その時、たっぷりおしおきするから覚悟しとけよ。」
オレは目を見開いた。
・・・おしおきって、・・・黒澤洸、オレを使って何をするつもりなんだよ?
オレの疑問は言葉になることなく、いつまでも頭の中で鳴り響いていた。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.43 )
- 日時: 2011/07/29 09:03
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
キーンコーンカーンコー・・・
学校のチャイムが鼓膜を劈くように鳴り響く。
————今は、朝だ————
ちなみに、このチャイムの意味は一時限目の始まり、だ。
オレは教科書の顔をうめつつ、昨日のことを思い出していた。
あの後、俺はしばらくその場から動くことができなかった。
悲しくて悔しくて・・・・・・
去っていく黒澤の背中を繰り返し思い浮かべていた。
もし俺にもっと力があったなら、あの背中にミラクルキックを打ち付けることができたのに・・・と。
俺は怒りと不安と悲しみでぐしゃぐしゃの心を立て直そうと、自分の頬に気合いを一発いれた。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.44 )
- 日時: 2011/04/03 11:25
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
オレは腹の底から怒りが湧き出てくるのを感じた。
「ふざけんな!バカにするのもいい加減にしろよな!?オレはお前のオモチャじゃ———」
「たった今、水都はオレのオモチャになったじゃん。」
激怒するオレに黒澤はシレッと言い返してきた。
「・・・ぐっ!」
オレは言葉がでなかった。
そんなオレを満足げに観察しつつ、黒澤は口を開く。
「・・・まぁ、今日はこのくらいにしておいてあげる。」
そして黒澤は征服のポケットからマイネームペンを取り出し、オレの手を掴む。
「!?な、なにするんだよ!!」
いきなり手の甲に自分の名前を書き始めた黒澤にオレは驚く。
黒澤はオレが聞いて絶望的、ともいえる言葉を楽しそうにはきだした。
「・・・ちゃんと、自分の物には名前を書いておかないとね。」
・・・・あぁ、コイツは本気でオレを奴隷にするつもりなんだ。
ってか、黒澤って何か卑猥な雰囲気あるよな。
名前を書き終えると、黒澤はオレを置いて体育館裏から出て行った。
残されたオレはただ呆然とその場に座っていることしかできなかった。
一時限目の授業中、オレはふと二つの視線を感じた。
一つは黒澤洸のものだ。
楽しそうにオレを眺めている。
二つ目は悠斗の視線だった。
・・・なんで今さら悠斗が?
疑問を抱きつつ、オレは二人の視線に気づかないふりをした。
———休み時間———
オレは一人むなしく机に座っていた。
今日の朝、オレは黒澤に声をかけられることはなかった。
昨日の放課後はあんなに奴隷奴隷、言ってたのに・・
次の日になってみれば、いつももうりの毎日だ。
・・・そう思っていたのもつかの間。
「おい!水!!」
突然後ろから声をかけられた。
振り向くと・・・そこには田辺祐介が真顔で立っていた。
・・・黒澤のいつも回りにいるやつのリーダー的存在の田辺が、オレになんの用だろうか?
オレが眉をよせていると田辺が不機嫌そうに口を開く。
「リーダーが呼んでる。」
「・・・・は?」
コイツが言うリーダーは黒澤洸だ。
「アイツがオレになんの用だよ?」
「知らない。呼んでるから来い!!」
怒鳴られてシブシブ後についていく。
オレが黒澤のところに行く途中、黒澤の周りのヤツ等がすごい形相でオレを睨んできた。
が・・・・オレはそれに気づかないふりをする。
「・・・なにか?」
オレは黒澤の前に立ち、たずねる。
ちなみに、周りには黒澤の部下がオレ達を取り囲んでいる。
「何で休み時間、俺のところに来ない?」
黒澤がムッとしたように言う。
「・・・なんでって、行く理由無いだろ?」
オレが首をかしげると同時に後ろかかとを誰かに蹴られた。
きっと黒澤から見えないところでならオレをいくらでも痛めつけることができる。とでも言いたいのだろう。
「水都はオレの奴隷じゃん。誰よりも先にオレのところに来こい。」
黒澤がオレを奴隷といったことに回りの男子達は驚いている様子だった。
—リーダーの奴隷だとぉ!?
—ふざけんな!どうしてコイツが?
—前からリーダー、水のこと気にしてたな〜・・そういえば。
—ちくしょっ!何でオレじゃないんだよぉ!!??
・・・あぁ〜背中が痛い。みんなからの殺気でチクチクするよ・・・。
ってか、周りのヤツ等は奴隷じゃないのか?
オレがそう思っていると、突然真後ろから聞きなれた声がした。
「話が違うじゃないか!!黒澤!!」
「・・・え?」
振り向くと、そこには悠斗が立っていた。
「・・・悠斗、話って?」
オレの問いに悠斗は答えない。うつむくだけだ。
黒澤は楽しそうに悠斗を眺める。
「あぁ、話が違う。それがどうかしたの?」
悠斗は黒澤の返事を聞いておもいっきり、今まで見たことも無いくらいの怖い顔で黒澤をにらみつけた。
「何で水都がここにいるんだ!?しかも奴隷?約束破るのもたいがいにしろ!!!」
「え?オレ・・?」
オレは驚く。目を丸くして黒澤と悠斗を交互に見比べる。
「口約束は口約束。だいたい、君よりも水都のほうが何倍も俺をソソルんだ。」
楽しそうにおかしなことを言う黒澤。
・・・・そそるってなんだよ、そそるって!!
「黒澤、お前最低だな!?」
激怒する悠斗に黒澤はしれっと言う。
「最低だけど?それにもう水都が俺の奴隷になった事実は変えられない死ね。」
・・・今、変えられないしねと変えられない死ねをかけたのか!
ってか、悠斗は黒澤を友達って言ってたじゃないか?どういう転回なんだよ!?
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.45 )
- 日時: 2011/04/04 12:07
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
悠斗は額に怒りマークをつけつつ、づかづかと教室をあとにした。
「っちょ!悠斗!?待っ———」
「水都、どこいくの?」
後についていこうとしたオレの手を黒澤が掴む。
しかし、今のオレには黒澤なんて視界の外だった。
「悠斗、待って!!」
黒澤の手をふりほどいてオレは悠斗のあとを追った。
・・・いったい悠斗と黒澤の関係はなんだ?
考えつつ、オレは悠斗においつく。
彼は言った。
「お前、黒澤とは関わらないほうがいい!アイツはヤバイって!!」
「・・・は?」
・・・ヤバイのは誰からみたって分かる。ってかそれより!!
「な、なぁ!悠斗は黒澤となんの約束してたんだよ!?黒澤は友達じゃないのか?」
オレの質問に悠斗はたんたんと答える。
「約束は・・言えない。オレと黒澤は友達じゃない。」
「・・・いや・・・・・そうじゃなくて・・さぁ・・・・。」
オレは言葉につまった。
・・・・悠斗、何でそんなに怒ってるんだ?
しばらくの間、オレと悠斗は無言で歩き続けた。
向かった先は
———屋上だ———
「・・・で?あと、なにか聞きたいことあるか?」
悠斗は気を取り直したかのように普通に聞いてくる。
「・・・・ぅん・・。悠斗と黒澤が交わした約束に、オレって関係あるの?」
さっき約束の内容は教えないといわれつつ、ついそのことについてふれてしまう。
悠斗は深く、ため息をついた。
「・・・お前って本当に昔から、かわんねぇーな!」
あきれた様に言う悠斗。
「そ、そんなことないし!ってか、何がだよ!?」
オレの言葉に悠斗は笑った。
笑って、いつもみたいにオレの頭をなでる。
・・・あぁ、懐かしいな。昔にもどったみたいだ・・・・
オレは心が切なくなるのを感じつつ、笑った。
「・・・じゃぁ、一つ、取引しないか?」
悠斗は突然、提案をしてきた。
「え?取引って?」
「俺が約束の内容を言うかわりにお前に教えて欲しいことがあるんだ。」
悠斗がいきなり真面目な顔になる。
「この前、屋上で二人で話したときさか、お前泣いてたじゃん?あれの理由を教えて欲しいんだ。」
「・・・え・・・?」
泣いてた理由は言ったはずだ。感動系の——・・・
「本当は嘘なんだろ?感動系の映画見たってやつ。」
「・・・・・」
・・・・っち!ばれてたか。
オレは内心悪態をつきつつ、うなずいた。
「・・・嘘・・だよ。うん、嘘です。」
「・・・やっぱりなぁ!だから、その理由、教えろよ?オレが約束の内容を教えたら。いいな?」
えぇーーー!?マジかよ!!マジで?嘘だろ??
だって、オレがあそこで泣いてた理由って。。。。
「お前が好きだから」、だぞ?
本人をまえにして言ったら、告白してるようなもんじゃないか!?
えぇ!?マジでかよ!!
・・・でも、約束しなきゃ悠斗は約束の内容を教えてくれないんだよなぁ〜・・・
オレは意を決した。
「・・・わかった・・よ。言う!悠斗が言ったら、オレも言う!!」
オレの返事に悠斗はニカッとわらった。
「約束だからな!」
「あぁ!!」
そして悠斗はかたりだす。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.46 )
- 日時: 2011/04/05 18:23
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
「・・・オレ、今から変なこと言うから・・・・・何も言わずにいけよな。」
悠斗のが真面目なまなざしを向けてくる。
コクリと一回うなずくオレ。
そんなオレに悠斗は優しくほほえんでから、話始めた。
「お前じゃない、そこに座っているやつ」
黒澤洸が悠斗を指差す。
「さっき、大声を出して教室を出て行ったの、お前の友達だろ。見てた。」
時は(約)三日前にさかのぼる。
黒澤洸がこの学校に転校してきた当日の休み時間だ。
————あらすじ(?)————
クラスの後ろに人が集まっているのを見て、みんなでエロ本を読んでいると勘違いした水都。
しかし、水都の考えは間違っていて、ただ単純にみんな転校生の机に集まっているだけ、という事が判明。
恥かしくなった水都は大声をあげて教室から飛び出した。
黒澤に睨まれつつ、悠斗は薄く笑った。
「・・・そうだぜ。友達だけど?」
「その友達の名前、誰って聞いてるんだけど。」
二人の間に緊張が走る。
「・・・何でオレに聞くんだ?他のヤツに聞けばいいじゃねぇか。」
「周りは誰が出て行ったのか知らない。」
悠斗は眉をひそめた。
——コイツ、水都の名前を聞いてどうするつもりだ?
——何かよからぬ事をするぞ、って顔してるよコイツ!!教えていいのかな?
悠斗はどうせ同じクラスだからいずれは知ることになると、分かっていてもつい迷ってしまう。
「・・・・・話が長くなりそう。ついてこい!」
黒澤洸はそういうとすたすたと教室をあとにした。
悠斗も一瞬ためらいつつ、それに続く。
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