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- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.118 )
- 日時: 2011/07/11 23:12
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
携帯には『さっき来たアドレスと同じ物』が書かれていた。
——黒澤だ!
このとき、何故オレが携帯電話を手に取ったのかは分からない。
ただ単純に怖いから話し相手が欲しかっただけなのかもしれないのだが・・・。
オレは素早くメールを開く。
『 おい、いい加減「電番(でんわばんごう)」教えろ。
優しくしてるうちに、ってよく言うじゃん。』
・・・やっぱり、見ない方がよかった。
何故だろう、このとき自然と恐怖は薄れていた。
今までのオレなら、暗い部屋に一人、というのは耐えられなかったはずなのに・・・
見ない方がよかったとオレは深く後悔したあと、ゆっくりと携帯の電源を切ろうとボタンに指を乗せた。
そのときだ。
ピーリィリリー—、ぽりろ、ロリロリロォ———・・・・・・
また、あの奇妙な音楽が鳴り出した。
「・・・シツコイ男は嫌われるぞ、っての!」
恐怖よりも怒りが上回ったオレは感情的に携帯の画面を睨み付けた。
『こっちは今停電中。水都の方は大丈夫?
怖いなら電話しろ。
番号→○○◎ー●△Ωー◆◎○☆ 』
「・・・は?」
予想外の内容だった。
だからオレは何度もその文章が頭に入ってくるまで、目でおった。
だって、今まで険悪なムードだったのに・・・いきなりこんなのって・・・・・・。
頭がそれを理解するよりも早く、体が動いた。
プルルルル——プルルルル——・・・・・・
2回コールがあった後、すぐに誰かが電話にでる『ぶつっ』というかすかな音がした。
「も、もしもし。・・・青樹デス。」
『あぁ、水都。へぇ〜怖かったんだ?』
すぐ耳元で黒澤の低い声がする。
オレは何故か高鳴る鼓動をおさえ、言い返す。
「別に怖くないし。ただ、どうしても電話番号を教えて欲しいって言うから・・・。」
ぶっきらぼうに言い返すオレの耳元で小さく黒澤がふき出すのが分かった。
『プッ・・・。まだそれ関係のメール2件しか送ってないけど。まぁ、いいや。そっちも停電?』
「おぅ、停電中。他の家の明かりも全然見えない!」
確認のためにオレは窓の外を眺める。
見事に真っ暗だ。街灯も全て消えている。
空は曇りなのか、月や星の輝きもまるで見えない。
『ふぅ〜ん。じゃぁ、周り真っ暗なんだ?・・・・・・後ろ、大丈夫?』
後半部分で突然黒澤の声が変化した。
トーンが下がったとゆうか、・・・まるで、怖い話をするときの様な・・・・・・。
オレは一瞬ドキッとしたが、それを悟られないように声のトーンを高くする。
「・・・後ろって?何のこと?ハハハ、ハハハ。」
笑ってみた、が恐怖が薄らぐことはなかった。
『・・・後ろ注意して、見とけよ。女の人とかいたらすぐに逃げ』
黒澤がしゃべっている途中、オレは念のため、恐る恐る後ろを目だけで見る。
そして、さらに顔を青くした。
—何もなかったのだ。何も。あるのは暗闇だけ。いつ何がそこに存在していてもおかしくない暗闇がオレを包んでいるだけ・・・。
そう考えると心底恐ろしくなる。
オレは体が震えていることに気づかないふりをした。
「あ、あのなぁぁ、黒澤!そんな子供だばじぃ・・・オレにづうどうずるどぼぼぶぼば・・?ハハハハ—!」
最後の言葉が奇妙に鳴っていることに気づかずオレは笑って見せた。
そんなオレに黒澤がさわやかに告げてくる。
『・・・水都、声ふるえてる。怖いの?』
——鋭い!
オレは自身の心情をさとられたことに驚愕しつつワックスをかけていない状態の髪の毛をクルクルと指でもてあそんだ。
「怖くない。だいたい、幽霊なんでこの世にいr———・・・」
その時だ。
雷と同時に窓に髪の長い女の顔が写っている瞬間を偶然見てしまった。
しかも、こちらを思いっきり睨んでいる。
「っぎゃあぁぁぁああぁあぁぁあああああ!!!!」
その瞬間、オレの声が悲鳴に変わる。
『・・・っ!?、水都?・・・』
黒澤の呼びかけも聞こえない。オレは携帯を投げ捨て、近くにあったクッションに顔をうずめた。
「ぁぁぁ・・・神様仏様大仏様水都様陰陽師様〜〜〜!!!」
自作の呪文を唱えるが効果があるとは思えない。
オレはただひたすらブルブル震えていることしか出来なかったのだ。
パッ!!
その時だ。耳にかすかな音が聞こえた。
そっと目を開けると・・・あぁ、部屋の電気がついている!
どうやら、電気が復旧したらしい。
「・・・ほへぇぁぁぁあぁあぁああ・・・・・・・・・。」
オレは心からの安堵のためか情けない声を出す。
そして、クッションから勢い欲顔を外した。
おそるおそる女の顔が映っている窓を見る。
——あぁ、そういう事か。
オレはあの女の顔の正体が、幼稚園の頃に自分の描いた母親の顔の絵だったという事をしり、大きなため息をついた。
『水都・・・水都?・・・・・・おい、』
安堵しつつオレは転がっていた携帯電話を耳に当てる。
「・・・黒澤・・・」
『どうした?急に大声出して。』
黒澤の言葉にオレは羞恥心で顔を赤らめつつ笑って見せた。
「はは、何のこと?幽霊の声でも聞いたんじゃないの?」
——ようやく平和が戻ってきた。
そう思ったときだ。
『「・・・洸先輩、電気ついたんで俺風呂入ってきます。」「・・・あぁ」』
受話器の向こう側から黒澤とどこかで聞いたことのある声との会話が聞こえてきた。
——え?洸先輩って・・・・・・なに?誰かと同居してんの?
「な、なぁ!黒澤、・・・もしかして、誰かと同居生活してる?」
オレの問いを黒澤はアッサリと肯定した。
『あぁ。』
「え、・・・まじか。・・・・・・・・・・・・格好いいな、同居って。まさに青春って感じ!はははははは—」
オレに不自然さに気づいたの気づいてないのか、黒澤は少しの間沈黙したあとに言った。
『・・・・・・まぁ、そういう事だから。電話切る。』
「あぁ。月曜日な!」
ブツリ・・・・・・
容赦なく電話が切れた。
オレは数分間その場で固まったままだった。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.119 )
- 日時: 2011/07/12 00:06
- 名前: 未遊 (ID: mjEftWS7)
黒澤が同居!!!?
相手は誰だ!!
気になる><
てか、黒澤は無理にでも水都と暮らすのかと思ってたから
ホントびっくりだよ!!
まぁ、これは自分の勝手な妄想だから
aki秋元akiちゃんの気を悪くしたらすいません・・・
でも、これはこれで本当に気になる!!
続き楽しみにしてまーす^^
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.120 )
- 日時: 2011/07/12 18:12
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
未遊様
黒澤が同居している相手気になりますよね^^;
ちょっとこれからの転回に苦戦中ww
いやw全然気を悪くしてませんよww((むしろ同感!
黒澤と水都が同居ってすごいなぁ(^・x・^)←下手w
デハデハwこれからの転回も頑張って小説化していきますんでw!
—————————スタート———。。。
チュンチュン・・・チュチュン・・・・・・
小さい小鳥のさえずりで、オレは目を開けた。
「・・・・・・もう朝、かぁ。」
昨日黒澤との電話のあと、無意識のうちに寝てしまったらしい。
その証拠に部屋の電気がついている。
・・・・・・もったいないことをしてしまった。
オレはムクリと起き上がった。
心に大きな穴が開いたような感じがする。
淋しいような切ないような・・・・・・なんでだろ?
オレはマイナスの感情を振り払うように首を左右に勢いよく振り、立ち上がった。
今日は誰とも遊ぶ約束をしていない。
でもオレの心は空っぽだ。
誰かと一緒に居たくなる寂しさでイッパイ。
「・・・・・・よし、チャットやるかぁ。」
オレは素早くPCのスイッチを入れた。
チャットルームには5人の名前が書かれている。
『野菜君、チャイロ、るるちゃん、TOM、ボリ』
——・・・知らないメンバーが2人、か。まぁいいや!
野野ヤン 【おはよう】
るるちゃん【オッハー】
野菜君 【おはよう】
チャイロ 【こん】
るるちゃん【うわぁw何か野野ヤンと野菜君名前見間違えそう!】
野菜君 【マジ?まぁ、変える必要なしってことで。】
チャイロ 【何か野野ヤン久しぶりだ☆】
野野ヤン 【えぇ、数日ぶりですよw>チャイロs<オレ来るときかならずいますねw】
るるちゃん【チャイロはいっつもここのルームにいるんだよw管理人みたいだよねw】
野野ヤン 【え!?いっつもですかw学校とか仕事は?】
るるちゃん【PC関係の仕事なんだってw】
チャイロ 【・・・・・・何か、るるちゃん。オレのセリフ全部盗ってない?オレ一言も発言できなんスけど】
るるちゃん【あぁ、ゴメンゴメンゴ】
——・・・相変わらず変わらないなぁ。
オレは微笑んだ。
るるちゃん【そうだ!野野ヤン聞いてー。実はうちの彼氏違う女と同居してたんだよ!!】
・・・ドキッ・・・
オレは思わず顔を強張らせた。
野野ヤン 【そうなんですか!?酷いですね。。】
チャイロ 【のの、別に無理にるるの話聞かなくてもいいんだぜ?】
——・・・ののってwオレのことか!
オレは内心考えつつ次の言葉をうつ。
野野ヤン 【いえいえ、無理には聞いてません^^ヘーキヘーキ!】
るるちゃん【あぁぁあ!!どうしよう!?うちの彼氏、違う女とあんなことやこんなことをやって】
チャイロ 【るる、ここはチャットルーム!変な発言は禁物!】
るるちゃん【・・・すいません。でもさ、でもでも!どうしよう?うち彼氏の事あきらめれないっ!】
——あぁ、何か面倒なことになってきた。
オレは困った笑いを浮かべつつ、背中に冷や汗をかいていた。
昨日黒澤と誰かが対話していた。
洸先輩って呼んでたから後輩か・・・。
でも普通は黒澤先輩って呼ぶよな?え、それだけ親しいの?
しかも、電気ついたんで風呂・・・って、同じお湯に時間差で入ってるのか?
「あぁぁぁあああぁあああああ!!」
オレは頭をかきむしった。
こんな事を考えている自分を恥かしく感じたのだ。
・・・でも思いはつのるばかりで。
オレはベットに大の字で寝そべった。
ヤツの事を考えるだけでこんなにも胸が痛くなるのは何故なのか。
オレは携帯電話で黒澤からもいらったメールをみつつ考える。
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.121 )
- 日時: 2011/07/12 21:12
- 名前: 霧屋 朋乃 (ID: BEAHxYpG)
始めまして!
霧屋 朋乃(きりや ともの)です!!
今日、最初から最後まで読ませていただきました!
めちゃくちゃ面白かったです!!
しかも、最後がぁぁぁぁぁぁ!!
同居してるの誰!?
しかも、水都、何人に思われているの!???
水都!誰を選ぶんだ!
はぁぁぁぁぁ・・・・はじめてなのに、こんなにドキドキしてる!
黒澤の同居人が分かったら、水都も、誰かと同居して、水都が思った、気持ちを思い知らせればいいと思う!!
それか、男友達と二人だけで!!旅行とか!!
なんかすみません。
一人だけで盛り上がっちゃって・・・・。
これからも読ませていただきます!!
人気投票
青樹 水都
が一番好きです!!
これからもがんばって下さい!
aki 秋元 aki さんにはかないませんが、良ければ私のも見に来てください!
- Re: (BL)現妄実想((げんじつともうそう))【キャラクター投票 ( No.122 )
- 日時: 2011/07/13 19:46
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
霧屋 朋乃様
コメ感謝ですw
一日で読むってすごいですねw(O.O)感心!
面白いって言ってもらえると書きがいを感じますよwドモドモ
水都が同居って想像してなかったですw確かに面白そう^^
ストーリーがめちゃくちゃなところはスルーでお願いします(_@_)
ビックリマーク22個ですね^^もしかして最高記録!?
はい、人気投票まいどあり!
ちなみに作者がするとしたら悠斗ですね(ぉぃ
デハデハ、コメ感謝したww
—————スタート—————
ドダァン
「っ!!?」
耳を突き抜けるような激音でオレは飛び起きた。
どうやら朝が来たらしい。
オレは音の原因は何かと部屋中を見回す。
しかし、オレの部屋で何かが落ちたり壊れた形跡はない。
「・・・なんだ?今の音は・・・・・・」
オレが首をかしげていると、コンコンとドアを叩く音がした。
ガチャッ・・・
いかにも、こっそりといったふうに部屋に入ってきたのは妹の桃香だ。
桃香は今年で中学2年生になる。
茶色のフワフワ髪が特徴的な女の子だ。
オレは迷惑そうに眉をひそめた。
「なんだよ、桃香?」
そんなオレに桃香は半分泣きそうな目をする。
「お兄ちゃん、どうしよう!?パパとママが喧嘩してる!」
「はぁ!?」
めったに泣かない妹が泣いている理由がそれか。
オレは予想外の言葉に思わず声を上げてしまう。
「じゃ、じゃじゃ、じゃぁさっきの音は喧嘩中のなんらかの音か!?」
「・・・うん。どうしよう?離婚とかするのかなぁ?」
オレは妹の瞳を真正面から見ることができなかった。
だいたい、何でこんなタイミングなんだ。
オレは今黒澤の事でいろいろモヤモヤしてるのに!
少しはオレの心情の変化を読み取ってから喧嘩しろよな!
内心無理だと分かりつつ俺は考える。
その間にも妹が助けを求めるような目でみてくる。
「・・・よし、まずは下にいって喧嘩の原因を突き止めよう。」
「えぇ!怖い!」
目を丸くする妹をその場に放置し、オレは静かに階段をおりた。
だんだんと母と父の声が明確になってくる。
「なによ!他に女がいるならそう言ってくれれば!」
「言ったとして何かなるのかぁ!」
「なるわよ!私がその人のところに行って—」
「やめろ!迷惑がかかるだろぅ!!」
あぁ、なんて人間くさい内容なんだ。
こんな内容を妹が知ったらショックを受けるだろうな。
オレは内心困り顔で部屋に戻った。
とたんに妹が飛びついてくる。
「お兄ちゃん!どうだった??」
「桃香、近い!・・・・・・良く分からなかった。でも、まぁ、俺たちが下に行けば自然と喧嘩はなくなるだろ。」
何気ないオレの提案に妹は深刻な顔をした。
「でも、勇気いるよね?あ、じゃぁ、お兄ちゃん先に下行ってよ!」
「はぁ?何で?オレ、絶対心折れるよ?親との間に壁作るぞ?オレが一人でそんな事したら・・・」
オレの言い訳は通用しなかった。
妹はオレをオレの部屋から押しやるとバタン!とドアを乱暴に閉めてしまった。
オレの部屋なのに・・・・・・
「どうするかな?」
オレは数秒なやんだ後、意を決して階段へ足を踏み入れた。
「そーら!恐れないでぇ〜み〜んなのためぇーに!!愛と勇気だけが友達さぁ〜〜♪」
大声で歌ってみる。
これはオレが目を覚まし、一階へ降りてくる、と親に知らせるためだ。
「この浮気者ぉー!!・・・・・・あら、大変!水都がこっちに来るわ!」
「・・・そ、そうだな。新聞新聞・・・・・・」
「アンアン、アンパンマーン優しい君は〜♪」
オレはリビングの扉を開けた頃にはもう、いつもの風景が広がっていた。
父親が新聞を読み母が朝ごはんを作る。
そんなどこにでもある日常が・・・。
オレは家族に対して壁を作りつつ、ゆっくりとソファーに腰を下ろした。
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