BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.353 )
- 日時: 2014/08/22 23:51
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
メイさま〜
二回目のコメントありがとうございます!!
憧れですか 笑
ありがとうございます(o^^o)
そうなんですか(O_O)!すごい
貴重な相手ですね、自分は会った事がないです。
大切にご幸福に〜!
これ見られるのって緊張する 笑(o^^o)
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.354 )
- 日時: 2014/08/23 01:08
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
レンはが部屋を出て行った。
春らしく庭の木々か揺れる。
春の日差しが開け放した窓の白いカーテンに絡まり熱を帯びていく。
部屋の中の情景が ピリピリと感じられる。
隣で黙りこくった塊が存在感を増すばかりである。
沈黙を破ろうと必死なオレは、なにかしゃべろうと口を開く。
「何思う 隣の友人 口なしかー・・・」
むっつりしていた塊はキョトンとして、一瞬何か考えたあと、たまらず吹き出した。
部屋中に堪えきれないといいたげな笑が広がる。
予想以上の反応が来て少し満足なオレはほっと一息をついた。
そして、そのタイミングでれんのお茶をいれて階段を上がる足音が聞こえた。
111
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.355 )
- 日時: 2014/08/23 11:05
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
どうやら危機を乗り越えたようだ。
夕方の少し冷たい風を頬に感じつつ、オレは遠くで振り返る友人二人に手を振った。
機嫌がもどった塊が大きく返してくる。
そういえば、もうすぐ三年生に進級するのか。
頭の片隅で平凡なことを考えつつ、オレはもと来た帰路をたどった。
部屋には、いや家にはあの危険な男が潜んでいるのだ。
家になにかあったら不安で仕方が無いオレの歩調は、
自然と足早になっていった。
「っなぁ!」
ーー??
不自然な声が聞こえた。
顔を上げると、学校で見た誰かであった。
ここでの再開を大いに驚き、喜んでいる様子の彼をスルーし、オレは歩き続けようとした、が
「まてよ、青樹!」
手を掴まれる。
ーーめんどくさい。
正直相手が誰だったか、思い出せない。
顔は知っているのだが・・・
「誰って顔だな。俺だよ、建(たける)!」
彼の鞄についていたキーホルダーがゆれる。
ーーあ
オレはとっさに掴まれた手を振りほどき、ダッシュした。
相手が誰であるか思い出したのだ。
大山建
幸い彼は後を追ってはこないようだ。
ーーびっくりした
玄関に駆け込むと、肩でゼイゼイと荒く肩を上下させる。
さっきのは、とっさの反応だった。
わが身に降りかかる危険がさらに増えるのを無意識に拒否した結果だろう。
「どーしたの?」
階段で出迎えたザキが面白そうに聞いてくる。
オレはただ、ただ、黙るだけだった。
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.356 )
- 日時: 2014/08/24 15:17
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
「水都、新しい学校には慣れた?」
七時の食卓。明かりのついたリビングで母親が食事の並んだ食卓に加わりつつ聞いて来た。
少し気を使うような声音は、離婚騒動以来変わってない。
オレは隣に座る妹、桃香が野菜炒めを取り皿に移すのを眺めつつ口を開く。
「別に、普通。友達は少しできた。」
「そう・・・桃香は?」
「ん」
一方の桃香はそれだけいうと黙ったまま食事を続けた。
新しい学校に馴染めていないのだろうか?
オレと母さんは顔を見合わせた。
引越しが自分のせいと承知の母さんは不安の色を濃くする。
「ごちそうさま」
席をたった桃香はそのままリビングを出ていく。
しばしの沈黙。
オレも早く部屋へ行こう。
そう思い箸を早く動かす。
「ねぇ、水都。」
ふいに決意を固めたような母親の声が呼んだ。
「・・・何?」
「あんたさ、桃香の様子みに中学校にたまには顔だしてみてちょうだい」
「え?!オレ高校生って終わるの中学よりおそいよ?・・・まぁ、機会があったらみてみるけど」
否定しかけたが肯定にもっていく。
ここに来て数日の母の疲れようを思うと、何故か不安になる。
「わかったよ、母さん。桃香は俺にまかせて!」
そういうが早いが席をたつオレ。
取り皿に残りのおかずをいれる。
「あとは部屋で食べるよ。勉強しながら」
「そう」
ほっとしたような複雑なような母を尻目に部屋をでる。
階段を上がり部屋に入るとザキの姿が見当たらない。
閉めたはずの窓が空いているところをみると、外出中らしい。
ーーせっかく、ご飯・・・
ガチャ
「?!!!」
すぐ後ろでドアのぶを捻る音がした。
びっくりしてとびのくと、ドアがそっと開く。
「お兄ちゃん」
おずおずと顔をのぞかせる、現反抗期の妹。
桃香は部屋に入ってきた。
途端に母親の顔が浮かんだ。
なにか一言言った方がいいのか。
「母さんにあんまり心配かけんなよ。」
少しキツイ口調で言うと、泣きそうな顔をされた。
「だって、さー」
「あーなくなよ?冷静に冷静に。」
深呼吸を誘導したが無視して妹は口を開いた。
「私、学校でいじめられたの」
ーーなにっ!?
叫びそうになったがこらえる。
ここで騒いだら母さんに聞こえなくもない事もない。どっちだ。
脳内で小パニックを起こしつつ、表では感情を押し殺す。
「でね、クラスみんなが敵みたいで・・・」
ーーん〜、そういうことか。ダカラ食卓であんな感じだったのか。
ここはとりあえず・・・ーー
「よし、わかった!」
オレはすこし芝居じみた演技で手を打った。
「じゃぁ、オレが中学にいってみる。それから、何か手を打とう。」
こういうとき、普通は先生に相談、とかを言うべきなんだろうな・・・
なぜ、自分がこんな事を言ったのかは分からない。
ただあって数日の大人を信用できるかは疑問なところである。
オレは不安げな反抗期の妹にたくましく笑って見せた。
- Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう) ( No.357 )
- 日時: 2014/08/24 15:51
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
次の日、この事を塊とレンに相談すると、早速放課後に中学校へいく事になった。
レン曰く、学校や教師の雰囲気は行かないとわからないから、だそうだ。
塊曰く、今日は六時限目までで、中学校と終わる時間がほぼ同じだから行ってみよう、だそうだ。
おれに妹がいる事を聞いて驚いた様子の二人はさっそく計画をねった。
まず、妹の写真をみせることを条件に、俺に二人が同行する。
学校を見て、外から職員室を覗いて帰る。
ーーそれだけ
とは口が裂けても言えない。
二人の熱意が伝わってくるからだ。
「なんか、悪いな。ついて来てもらって」
「「いいよ、別に」」
謝罪にハモって返してくる。
ありがたいことだ。
中学校は高校の近くの駅から電車に乗って一つ目の駅だった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71