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【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
日時: 2014/09/13 21:13
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)

こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!

 No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL


  では、すたーと!
 


  1、始まりの・・・

 学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
  学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
 そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!


   ・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!

Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう ( No.273 )
日時: 2012/01/18 18:31
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)

 「彼氏の具合どうよ?」
 淡路は対して心配そうなそぶりもせず、淡々として問うた。
 それに対し、オレは若干目をふせる。

 黒澤が怪我をした日以来、彼のお見舞いには言っていないからだ。
 彼が目を覚ましたかどうかは不明だが、酷い罪悪感に襲われる。
 オレの様子から察っしたのか、淡路がもしかして、と呟いた。

 「見舞いに言ってない?」
 「・・・・・・」

 オレはうなずく代わりにだまった。
 そして、絡まる淡路の腕を外しスタスタと歩き始めた。
 自分でも、ダメなことは分かっている。


 でも、黒澤にあったら、言ってしまいそうで怖かった。
 彼が怪我をしてからの出来事を・・
 オレが引っ越すということを。

 病人は精神状態が乱れると急激に体調が悪化することがあるらしい、とこのまえ、テレビで見たことがある。

 怖かった。
 もしも、これが原因で彼の体に危機が迫ってしまうかのしれないことが。
 ごくわずかな可能性。
 でも、それがときおり悪夢のように心を恐怖の色に染め上げてしまう。


 「後悔しないようにしときなよ?取り返しの付かないことにでもなれば、苦しいし・・・」
——・・・取り返しの付かないこと・・・

 その言葉を聴いたとき、オレは体の底から凍りつくような寒気を感じた。
 思わず踏み出そうとした足が止まってしまったほどだ。


 「・・・なんだよ、それ。まるで・・・・・・ぃゃ、なんでもない!」
 口に出したら現実になりそうで怖かった。
 取り返しの付かない苦しいこと、それはオレの中で一つしかない。

 ——死だ——


 「・・・・・・」
 オレがそのまま黙り込んでいれば、近づいてきた淡路が手を握ってきた。
 「っ!」
 そして引っ張られる。

 驚いたオレが無意識に顔をしかめた。
 「っオレ、一人で帰れるし!高校生をガキ扱いって、おせっかいにもほどがあるだろぉ!」


 一瞬、黒澤と繋いでいた映像が頭に流れた。
 そして、気が付けば無意識に淡路の手をふりほどいていた。

 そんなオレを見て、淡路は陽気に笑った。
 「ゴメンゴメン、可愛くてついね・・・。黒澤洸の立ち居地を奪ったりしないから、安心しなよ。」

 そして、次の瞬間、凍りつくような目でオレの背後を睨んだ。
 「さっき手を繋いだ理由はね、早くここから出たほうがいいと思ったからなんだよね。」


 「・・・え?」

 つられて後ろをみれば、そこには10人くらいの青年が立っていた。


 彼らはみな、毛のもの様な瞳でオレと淡路を交互にじりじりとにらみみていた。


 オレの頭に『学校の掲示板』でのやり取りが浮かんだ。
 その瞬間、無意識のうちにオレは彼らを睨みつけていた。

Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.274 )
日時: 2012/01/20 17:34
名前: 霧屋 朋乃 (ID: MneHsijM)

お久しぶりです!!

けっこう、進んでました!!

展開も変わってきましたね!

これからも楽しみにしてま〜す

Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.275 )
日時: 2012/01/25 17:27
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)

 「逃げろ!」
 淡路の低く、楽しむような声がする。
 しかし、臆病なオレがその声がする前にすでに駆け出していた。玄関へ向かって・・・

 「まてー」
 「AOKI!」

 背後から恐ろしいほど激しい足跡がする。

 背後から来る敵・・
 当然、オレは背中がゾクゾクして立ち止まる勇気などない状態だ。

 「っ先生!助けてぇー!!」
 後ろにいる淡路がふざけたような本気の様などっちつかずな声をだす。
 その大声が校舎じゅうに響き渡る。

 きっと今に先生が来るだろう。

 怖気づいたのか、その後は背後の足音が次第に消えていった。
 オレたちは急いで学校を出た。


————
 学校から少しはなれた駅。駅前の商店街で、俺たちはやっと立ち止まった。
 「・・・ハァハァ・・・」
 体中が酸素を求めて大きく呼吸をする。
 そんなオレとは対照的に淡路は汗一つかいてはいなかった。

 「・・・サンキュ・・・」
 やっと絞り出た声でオレが一言そういうと、淡路はいたずらをする時のような笑みを浮かべた。
 「・・別にいいって。」

 「もしかして、オレが帰り・・にあぁーな、るってしってたと、か?」
 「あぁ・・・知ってた。ってか、知らないってかわいそうだよねー」

 これにはさすがにムッとした。
 「世の中には知らないことのほうがいっぱいあるんだよ!!」

 つい声が荒くなってしまう。
 そんなオレに淡路は自分の携帯を取り出して見せた。


 「ホイッ。・・・それにかいてるんだよ。あいつ等の行動パターンがねー」
 携帯の画面には、朝春が見せてくれた掲示板が移っていた。
 ちょうど、オレが気分が悪くなってみるのをやめたすぐしたあたりに、『今日の帰りで決定!』、と書いている。

——あぁ、無知って恐ろしい・・・
 つい身震いしてしまう。
 だって、そのコメントの下にはオレを捕まえたらどうする、とかこうしたい・・など議論が行われていたのだから。


 きっと淡路がいなければ、オレが捕まっていただろう・・。
 身震いするオレの肩に手を置き、淡路はオレの手から携帯を取った。
 「これ以上は見るの禁止ね。オレにもいろいろあるからさー?」



 淡路が奪い取る瞬間、携帯の画面にコメント発信欄が見えた。
 そこには、
  ハンドルネーム『ds』と書かれていた。


 ピピイッ・・

 そのとき、携帯がなった。
 すかさず淡路がそれを確認する。
 そして、困ったように眉をひそめた。

 その瞬間、オレの心も灰色に染まる。
 「・・な、なぁ淡路!」
 彼が黙ったままでいるので、オレは思わず声をかけた。

 「・・・やべーな・・・・・・」
 「・・・・・な、なに、が?」

 不安と不安が重なって、オレたちの間に不吉なメロディーが流れた。

 淡路がゆっくり口を開く。


 「・・・4日後にまた今日みたいな感じのことするんだとさ。・・・・・・それまでの間はいろいろなシュミレーションをして成功させるって書いてる。」

 さっきの音は、掲示板にコメントが来たと知らせるための音だったのか・・・


 「逃げれば、いいじゃん!今日みたいにさぁ。」
 不安の色が滲む。
 淡路は困ったようなかおになり、そうだな・・とつぶやいた。

 でも、オレはこの時絶望の中だった。
 だって、シュミレーションってオレがどこに逃げるかをシュミレーションするってことだろう?

 ・・まさか、学校最後の日にこんな事がおこなわれようとは・・・
 そう、オレは4日後には引っ越さなければいけないのだ。


 淡路の反応からして、これは相当ヤバイということなのだろう。


 そのとき、オレの不安をかき消すかのように携帯の音が鳴った。

 真っ白なまま、電話を耳にあてれば
 「あぁ、青樹先輩ですか!!」
 向こう側から清野の活発な声が聞こえた。

 「・・・あぁ・・・」

 オレが返事をすると、彼は大きな声で言った。


 「洸先輩が、目を覚ましたんです!!」

Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.276 )
日時: 2012/01/25 17:33
名前: 風香 (ID: jusjvnjl)

はじめまして風香です。
 『新キャラ投稿』
 名前:伊藤レン
 
性格:比較的クール チャラいかなw

ルックス:髪を立ててる よくヤンキーに間違われる
 
その他:他の設定はaki 秋元 akiさんが決めてw

 続き楽しみです



Re: (BL)現妄実想(げんじつともうそう)新キャラ募集! ( No.277 )
日時: 2012/01/28 15:42
名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)

 霧乃様〜
 コメ感謝です!
 はいw久しぶり☆

 まさか、こんな展開になるって一年前のうちだったら思わなかったよw
 うん、風は寒いからおだいじに!!

 風香様〜
 コメ感謝です!
 キャラ投票ありがとうございます。
 『あとは決めていい』といわれると、とても使いやすい感じがしますww

 外見のイメージもしやすいので、いいと思います。!

—————


 「黒澤が!?」
 オレは思わず声をあげた。
 絶望だけだった心に少しの光が灯る。
 だが、その光は清野が言った一言で失われた。

 『でも、まだ体の状態は良くないみたいなので一ヶ月は安静にする・・というか入院するらしいです。』
 「・・・そっか」

——という事は、最後の四日間は自己防衛するしかない・・か・・
 このことを黒澤に話して、下手に心配させるわけにはいかない。
 オレは無意識のうちに拳を握り締めていた。

 『あ、青樹先輩?・・・それで、洸先輩が今すぐ来いって言ってます。』
 さすがにこれは黒澤らしい。


 「分かった。今いく」
 『はい、じゃぁ——』

 「あ、待って!」

 オレは清野を引き止めた。
 そして、声音を低くしていった。
 「・・・お前さ、黒澤にオレが転校すること話してないよな?」

 オレの問いに清野はあぁ、と呟いた。
 『最初は言おうかと思ったんですけど・・これはやっぱり先輩と先輩の問題なので。言ってないですよ?』

 この返答にホッと安堵する。

 何故か黒澤にには知られて欲しくなかった。
 「絶対言うなよ。」
 そういって俺は携帯の電源を切った。


 「あぁ、淡路・・オレいてくる。」
 電話で内容を聞いていたであろうかれは、こともなげにニコリと笑った。

 そして、オレは走り出す。




 街角を曲がったとき、一人の青年とぶつかった。
 ぶつかったというより、正面衝突した、という感じだ。
 全力疾走していたオレは、ぶつかった相手が倒れた上の覆いかぶさるように倒れた。

 「っ痛!・・・ぁ、すいません!!」
 オレは倒れた瞬間、あわてて青年の上から逃れた。
 痛いのは、オレではなくて青年のほうだ。

 青年は、顔をしかめつつ起き上がった。

 それを見た瞬間、オレは凍りついた。
 なぜなら、彼はどうみてもチャライし感じ悪いし怖い。
 一言で言えば、ヤンキーとでもいおうか・・


——・・・ここで死ぬわけには行かない!黒澤に会うからだ!!
 本能的に思ったオレは失礼ながら、ダッシュでその場を立ち去った。
 幸い追いかけてくる気配は無い。

 今度町で会ったときは、あやまろうと思う。


 オレはダッシュで電車にのり、黒澤のいる病院まで走った。


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