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- 【BL】現妄実想(げんじつともうそう)
- 日時: 2014/09/13 21:13
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
こんにちわ〜。初めての方がほとんどだと思いますが、どうぞ、見ていってください!アドバイスろかリクエストとかいただけたら感謝感激です!
No1⇒>>1からみてくださいね^^(できるだけww(BL)現妄実想((げんじつともうそうBL
では、すたーと!
1、始まりの・・・
学校のヤツ等はどうも気にくわねぇ!
学校が家です〜ッみたいな顔して毎日学校にかよいやがって!!
そんなに学校に毎日行ってたら、脳みそ増加して、頭でっかちになっちゃうだろ!!
・・・・・・・・・とか、偉そうなこと言う自分!俺は大嫌いだ!!
- Re: 現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.3 )
- 日時: 2011/03/09 19:14
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
スーハースーハー深呼吸を繰り返すオレをチラリと見た春は プッ と小さくふきだした。
((ミズ、何やってるの?))
((別に何も。ただの深呼吸だよ!))
春が小声で話しかけてきたのに対し、俺も小声で返す。
転校生に気を取られて、周りはそのことに気づかないらしい。
((こんなときに深呼吸ねぇ〜。転校生君に興奮でもしちゃったの?))
春はバカにしたような目で笑顔を向けてきた。
オレは言ってやった。
((少なくとも春君よりは良いスタイルしてるね。あぁ、顔もか。))
春はムッとしたような顔になってオレの前髪をひっぱった。
((痛い!痛いから、はなせよ!!))
オレは彼の顔面に思いっきり拳をたたきつけた。
((・・・っ!!!))
その瞬間、春はガタガタといすから崩れ落ちる。
「ん?どうした、中沢。ゴキブリでも見たか?」
さすがに先生もこちらに目をむける。
「・・・・・・ぃえ・・な、何も・・・・・・・・・」
春は痛みをこらえつつ倒れたいすを元に戻す。
ホームルームが終わった休み時間。
オレは悠斗の所へ遊びに(話に)行った。
悠斗はオレをみると満面の笑みで言った。
「お疲れ様。やつれてるぞ顔!」
やつれてる理由は簡単だ。
授業中、毎日春は話しかけてくるのだ。授業に集中したいこちらとしては、ストレスがどんどんとたまっていく。
- Re: 現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.4 )
- 日時: 2011/03/09 19:31
- 名前: タロウ (ID: McW0.Kc7)
はじめまして、タロウです!!
これ、面白いです!!俺、これ好きです!!
あ、俺って言ってるけど女ですよ。
更新楽しみに待ってます!!
- Re: 現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.6 )
- 日時: 2011/06/16 20:29
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
感想ありがとうございます。 始めてもらったので、興奮してます。
これからもがんばってみます!
——————では、スタート!——————
悠斗と話している途中、オレはあることに疑問を抱いた。
クラスの一番後ろの窓側の席に、人がたくさん集まっているのだ。
なんだ・・・?誰かがエロ本でも持ち込んだのかな。
・・・・・・エロ本・・・ちょっと、みたぃ・・・カモ・・・・・・
ってぇ!何考えてんだオレ!!みんなで本みたって気まずいだけだろ!!
オレは自分の手の甲につめをたてた。
「・・・・・・っ痛!」
顔をしかめるオレを見て悠斗は首をかしげる
「お前って本当に変わったやつだよな!今度は何がきにくわなかったんだよ?」
「・・・べ、べつに!なんでもない!!」
言えるわけが無いだろう!オレに芽生えた悪夢のことなんて。
フンッ!てか、人で壁を作って、エロ本読んでること隠そうったって、バレバレなんだよ!!
オレはちゃんと知ってるんだよ!知ってるんだからな!!
「あぁ、あそこの席って今日来た転校生君の席だろ。」
悠斗はオレの視線の先を見て、答えた。
「・・・え!?」
悠斗が言った言葉にオレは耳を疑う。
なぜって?言葉にするのは難しい。けど、たとえるならそうだな・・・
チョコレートだと思って食べた 固体 が、実はドックフードでした! みたいな心情だよ。そりゃ耳(口)を疑うだろ?
「転校生君は初日から人気だな!みんな目、キラッキラさせてるぜ!」
オレの心情を知らないであろう悠斗は隣で声をたてて笑った。
「あ、あぁ・・・・・・人気だな。はははぁー・・・」
オレは悠斗に適当にあいづちをうつ。
あぁ、オレのバカ・・・。バカ野朗!!
エロ本って、違うじゃないか!!何一人で妄想してたんだよ!!
あぁぁ〜恥かしいな、おい!
オレは顔が熱くなるのを感じた。
やばい。何か、すっげぇー居心地悪いな・・・。
いや、ってかオレって実は変態でした、みたいな転回?
どうしよう・・・どうしよう・・・・・・
頭の整理がつかずオレは混乱した。
−−−−そしてーーーーー
次の瞬間、オレは一人、おたけびをあげながら教室をダッシュで突破していた・・・。
- Re: 現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.7 )
- 日時: 2011/03/13 10:17
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
「あ゛ぁーーーーー!!」
突然、叫びながらダッシュで教室を突破する友人を見て、悠斗は立ち上がる。
「ぉ、おい!水都!?どうしたんだよ!!」
悠斗だけでなく、クラス全員の視線が 彼 が出て行った後のドアに向く。
—なんだ、なんだ?今の誰だよ。
—さぁ?オレもよく見てねぇ。
—ってか、うちのクラスにあんな事するような変なやつっていなくね?
—他のクラスかな?
—だとすると、 遠藤徹平(えんどうてっぺい)くらいだろ。
誰もがひそひそと教室中を見回す。
悠斗は居心地が悪いのをこらえつつ椅子に座る。
(どうやら、さっきのヤツが水都だとはみんな気づいてないらしい。)
内心ホッとため息をつく。
その時ひそひそと小さい音(ヒソヒソ話)の連鎖が続く教室に、一人の声が響き渡った。
「ねぇ、さっきの誰?」
声の主は今日転校してきたばかりの黒沢洸だ。
だから、そのことでみんなヒソヒソ話してるんだろ?
教室の誰もがその言葉を喉元でこらえる。
・・・・・・シーーン・・・・・・
静まり返った教室。
しかし、彼はそんな周りの空気を気にすることなく、立ち上がる。
「ねぇ、さっきのは誰?俺聞いてるんだけど。」
静かに低い声で 彼 は一歩一歩、ある人物の元へ歩み寄る。
「いや、僕知らないですよ。」
「お前じゃない。そこに座ってるやつに聞いてる。」
眼鏡をかけた細い体の少年の言葉を冷たくさえぎった後、黒澤洸は指を指す。
山梨悠斗に向かって、指をさす。
その頃、(今まさに)教室で話題の中心になっている張本人、 青樹水都は屋上のベンチの上で横になっていた。
あぁ、ありえねぇ・・・。ありえねぇよ。
水都は教室を出て行ったときの光景を何度も何度も繰り返し思い出していた。
悠斗の驚いたときの丸い目。
クラスのヤツ等が向けてきた冷たい目。
ここまで来る途中ですれ違った人たちの軽蔑まじりの目。
・・・って、他人が向けてきた目のことしか思い出せないよ。
つまり今、オレが一番気になってるのは 周りのヤツ等からどう印象付けられてたか、って事か・・・。
あぁー、ちくしょう。
何であんなことしちゃったんだよ・・・。超恥かしいじゃないか。
オレのバカ野郎!
オレは自分を痛めつける気力もなく、ただベンチの上で力なく横たわっていた。
ひからびた、ひとでのように。
〜〜♪ ———〜♪♪ 〜〜〜☆〜〜■●〜♪♪♪
どこからか、聞いたことのある音楽が誰かの鼻歌で流れてくる。
優しく切ないメロディー。
少しづつ、近づいてくる。
そして、オレのすぐ近く(真上)でピタリとやんだ。
どうしたんだろう?続きが聞きたいのに。
オレは静かに目を開いた。
「・・・・・・・・・」
太陽の光をさえぎるようにして、誰かが顔をのぞきこんでいる。
いったい誰だろう?人の顔をジロジロと・・・。
オレが口を開くより先に、その誰かさんが言った。
「なんでここにいるんだよ?もう授業始まってるゼ?」
オレは ムクリ と起き上がる。そして、誰かさん の顔をまじまじと見つめた。
「おま・・・じゃなくて、君はどちらさん?」
見たこと無い顔だな。
オレは相手が気さくに話しかけてきた事もあり、愛想笑いを浮かべる。
相手も陽気な笑みを浮かべていた。
「オレは2年B組の、遠藤徹平!よろしく〜☆」
小麦色にやけた顔を満面の笑みでいっぱいにして、彼は手をだした。
「あ、あぁ、オレは・・・2年A組の青樹水都。よろしく!」
オレは思い切って彼の、遠藤徹平の手を握った。
握手なんて、ひさしぶりで緊張したのだ。
- Re: 現妄実想((げんじつともうそう)) ( No.8 )
- 日時: 2011/03/13 00:26
- 名前: aki 秋元 aki (ID: jusjvnjl)
遠藤徹平は笑顔の似合う、元気な少年だった。
オレは学校の廊下を走りつつ思った。
今、オレは教室目指して全力疾走中だ。
遠藤徹平に出会ったのは、今から約5分前のことだった。
いや、今はそんなことよりも・・・
どうやって教室に入ろうか?
オレは脳みそをしぼりこむような気持ちで考えた。
ソッとドアを開けて、自分の机までしのび足で行こうか?
ん〜でも、何かそれって入った瞬間に先生に大声で怒鳴られるのが落ちかもしれない。
・・・よくマンガでもそういうシーンあるし・・・・・・。
ん!ならいっそ、殴りこみにでも来ましたよ、って感じだして入ろうかな。 そうすれば先生も怖くて声が出せないかもしれないし!!
でも、それをやって、もし不良に目を付けられでもしたら・・・・・・・・・。
オレは体の全ての細胞をねじ曲げて考えた。
そうしている間にも教室のドアはぐんぐんと近づいてくる。
よし!これで行こう!!これならきっと誰もふしんに思うわけが無いし!
オレは自らの手で運よく良い方法を考えることが出来た、と女神のようにほほえんだ。
そしてオレは2年A組と書かれた教室のドアを開けた。
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