複雑・ファジー小説
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- ジャンヌ・ダルクの晩餐
- 日時: 2020/09/22 17:50
- 名前: マルキ・ド・サド (ID: FWNZhYRN)
ボンジュール!マルキ・ド・サドです。
自分のことはサド侯爵、またはサドちゃんとお呼びくださいwwww
こんな私ですがどうぞよろしくお願いします!後お見知りおきを。
私はこれから名前に恥じぬようなダークな小説を書こうと思います。
コメントやアドバイスは大いに感謝です。
悪口、荒らし、嫌み、不正な工作などは絶対にやめてください。
私は小説が不器用なので全く恐くないと思いますがこの文を見て不快さを感じた場合はすぐに戻るを(人を不快にさせるのが一番嫌いなので)
タイトルに『ジャンヌ・ダルク』とありますが物語の舞台は近未来の日本です。
【お知らせ】
小説カキコ大会2016年夏では銀賞を受賞させていただきました!
更に2018年夏の大会では銅賞を受賞!
これも皆様の温かいエールの賜物です!本当にありがとうございました!
・・・・・・お客様・・・・・・
銀竹様
風死様
藤尾F藤子様
ふわり様
- Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐 ( No.2 )
- 日時: 2018/12/25 16:41
- 名前: マルキ・ド・サド (ID: FWNZhYRN)
【登場人物】
姫川 香織
主人公。埼玉県の高等学校に通う女子高生。人一倍正義感が強く優しい性格。いじめられっこ。学校では優等生として生活していたが友人である詩織の殺害事件の共犯の容疑をかけられ逮捕される。その後連続殺人鬼であるファントムと出会い『エディスの仮面』を貰い脱獄する。そして秘密結社『ブラックジョーク』と契約して復讐のために殺し屋としての道を辿る。部活で剣道部の主将を務めていただけあって剣技はプロにも引けを取らないが本人は暴力そのものを嫌っておりそれが理由でいじめに抵抗できないでいる。彼女にとって『ブラックジョーク』は恩人だがほとんど信用していない。
森川 詩織
香織の親友の女子高生。学校では保険委員長を務めていた。ある理由のために2週間後にアメリカへ行くことになるがそのことを告げた翌日に校舎の屋上にて何者かに強姦され突き落とされ殺害される。その事件が香織の人生を大きく変える事となる。
ファントム
牢獄に入れられた香織の元に現れた連続殺人犯。日本人男性だが本名は不明。いつも異質な骸骨の仮面を身に付けている。香織に事件の真相を打ち明け仮面を渡し脱走させた。扉を開けずに檻の中に侵入したりいきなりどこからともなく現れたりと人間とは思えないような謎の多い人物である。
ブラックジョーカー
秘密結社『ブラックジョーク』の創造者。名前・性別・年齢など全てが不明な謎の人物。およそ1万人の配下がいて直接姿を現さず無線や画面の映像で命令を下す。実は根っからの反政府主義者で腐敗した日本を立て直すために陰で暗躍していた。彼らが暗殺してきた人々は皆政府関係者や罪のない人々を苦しめる悪人である。
メイフライ
ブラックジョークの一員。専門任務は情報収集と標的の暗殺。名前の意味は『陽炎』本名は『佐竹 九郎』。お調子者で明るく友好的な性格だが敵に対しては決して容赦しない。幼い頃に両親が他界、弟と共に孤児院に引き取られる。ブラックジョークに入る前はタレこみ屋をしており有力な情報を警察に提供していた。しかし2018年に無実の罪で捕まった弟が警察官に暴行され命を落とす。その時から警察を激しく憎悪しており任務の際には大勢の汚職警官を殺害した。
姫川
本名不明の男性。34歳。東京の町で国家反逆罪の容疑者として捕らえられていた所を香織に助けられる。実はその正体は人気歌手で姫川というあだ名を香織から貰う。生き別れた友人を探しており日本各地をさまよっていた。後に香織の協力者となり狙撃銃を用いた援護を行う。
上條 静流
姫川と共に連行されていた少女。13歳。4歳の頃、両親が離婚。母親に引き取られる。正気を失った母親による虐待が始まり精神が病み心を閉ざしてしまう。それが原因で目つきが悪くなり全く笑わなくなる。また理由は不明だが喉に傷跡があり喋ることができない。哀れに思った香織は彼女をブラックジョークの隠れ家に連れていく。
- Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐 ( No.3 )
- 日時: 2018/12/25 16:48
- 名前: マルキ・ド・サド (ID: FWNZhYRN)
【用語】
ブラックジョーク
裏社会の秘密結社。ブラックジョーカーと名乗る人物が管理者を務める。利用者の数はおよそ3万人。その内の1万人が管理者の配下。ある条件を満たした者だけが一員として加入を許可される。報酬と引き換えに殺人などの重犯罪を平気で行う極悪非道な組織だが狙う標的は全員悪人で陰で腐敗した日本を立て直そうと暗躍している。各国のマフィアとも取引しており大量の武器を所有している。
エディスの仮面
香織がファントムから受け取った奇妙な骸骨の仮面。装着した者の目の視界に入った者の情報などを読み取る次世代技術のアーティファクト。また、赤外線装置や暗視装置、透視装置も備わっている。
無線機
ブラックジョークの一員全員が身に付けている真っ黒なおはじき型の無線機。正式名称は『X-12』。大きさは2cm。性能がよく小声で話してもはっきり聞こえ12kmの距離までなら電波が届く。またレーザーサイト機能も付いており合図や標的のマークにも使える。香織はこれを襟の裏、姫川は手首、メイフライは耳の下に付けている。
バトルスーツ
香織がブラックジョークから支給された戦闘用スーツ。見た目は長袖長ズボンのウッドランド迷彩服。肩、肘、膝、胸部に鉛入りのレザーアーマーが取り付けられている。特殊なスーパー繊維を編み込まれて作られたおり40口径の銃弾でも貫通できない。見た目より軽く動きやすい。また耐寒性にすぐれ真冬でも暖かい。
和泉守兼定(日本刀)
香織の主要武器。兼定作。新選組副長である土方歳三の愛刀。レプリカではなく紛れもない本物。剣道部の香織にとっては良き相棒となり剣技の腕前を存分に発揮できる。
バレットM82
姫川が使用しているアメリカ製の軍用対物狙撃銃。別名アンチマテリアルライフルと呼ばれる。作動方式はショートリコイル、口径は12.7mmで使用弾薬は12.7x99mmNATO弾。装弾数は10発。数年前に武器の密売人から貰った代物で倍率可能なサーマルスコープとサイレンサーがカスタムされている。
- Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐 ( No.5 )
- 日時: 2018/12/26 20:07
- 名前: マルキ・ド・サド (ID: FWNZhYRN)
埼玉のとある高校にて・・・・・・
2019年が終わり冬の季節にも終わりが訪れていた。あと数ヶ月で校舎の中庭にある桜が花を咲かせるだろう。新たな1年がやってくる。とても喜ばしいことかも知れない。だが、本当の現実を見てみればそれが偽りだということが分かる。
「うぜえんだよ!!」
学校の教室の中で怒鳴り声が聞こえた。痛々しい音、よく見ると数人の女子生徒が何かを囲んでいる。その何かとは人間のようだ。同じ制服を着た生徒達がその人物を集団で蹴ったり殴ったりしているようだった。つまり集団リンチ、誰がどう見ても卑劣ないじめだ。
リンチはしばらく続いた。終わったのは5分後だった。
「あれれ?このブス死んじゃったかな〜?」
「死ぬわけないわ。ゴキブリは生命力が強いから」
「ホント、このサンドバック殴り甲斐が無いわね」
「楓、止めを刺してちょうだい」
「そのつもりよ」
楓と呼ばれた女子生徒は持っていたカッターナイフを手に取りチキチキと刃を出し倒れている女子生徒の手首に当てた。
「殺しちゃだめよ。遊べなくなっちゃうから」
「はいはい、分かってる」
手首にナイフが深く突き刺さる。傷口から真っ赤な液体が噴き出した。
「・・・・・・がっ!!」
虫の息だったがあまりの痛みに自然と声が出る。だが、これで終わりではなかった。刺さったばかりの刃を下へ無理矢理下ろしていく。皮膚と肉が切り裂かれ無論、血が噴き出す。
「がああああっっ!!」
苦痛どころではなかった。神経のある人間ならこんなことされて悲痛の声を上げない者はまずいない。ショック死しないのが不思議な程、この行為は麻酔無しで人体を解剖した事と全く同じ事だった。
「これは私達から楽しみを奪った罰だ!!」
そいつらの1人が女子生徒の腹に蹴りを入れた。これ以上はさすがにやばいと思ったのかナイフを抜き取りリンチはお開きとなった。冗談抜きで本当に危険な状態に地面に倒れた女子生徒は一応息はしている。
「はあはあ・・・・・・!」
涙と唾液と血液が床で混ざり込む。出血が激しかったため意識が朦朧としている。化膿したら大変なので無理に立ち上がりふらふらと保健室へ向かった。教室に隅では一部始終を見ていたクラスメイト達が佇み部屋を出る女子生徒をただ見ていた。
あれから数時間が経ち誰もが望むであろう待ちに待った下校時間がやってきた。生徒達が次々と教室を出て部活をするために体育館へ向かう者、居残りをして勉学を続ける者、何もせず自宅に帰宅したりこれからどこかへ遊びに行こうとする者とそれぞれ別れていった。
ちなみにさっきいじめられていた哀れな女子生徒はもう外にいた。右手に巻いた血色に染まった包帯が痛々しかった。それだけじゃない。殴られたり蹴られたりした全身打撲の跡も腕や足に残っている。女子生徒は痛みと震えが止まらない右手でポケットからスマートフォンを取り出した。電源を入れメール画面を開く。そして文字を打つ。
『"ハロー『詩織』、今からいつもの場所で待っててくれない?すぐ行くから"』
そう文字を打ってメールを送信した。すると着メロの音がなり返事が返ってきた。すぐに内容を確認する。
『"お疲れ様!今日は早いんだね?何かあったの?ちょうど私も例の場所で『香織』ちゃんに話さなきゃいけないことがあったんだ。待ってるね♪"』
女子生徒は画面を見て軽く微笑むとスマートフォンをしまい例の場所と呼ばれる所に急ぐ事にした。
- Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐 ( No.7 )
- 日時: 2015/10/29 05:04
- 名前: 風死 ◆Z1iQc90X/A (ID: 3rsK9oI3)
マルキ・ド・サド様、始めまして。風死と申します。
近未来と過去が交錯する物語スタイルでしょうか。中々に史実を基にしている感じがして、知的好奇心をそそります。
まだ、3レス目までしか読んでいませんが、つまり本編未読ですが。
本編の感想も近いうちに書くかもです。迷惑でなければ。
更新頑張ってください。
- Re: ジャンヌ・ダルクの晩餐 ( No.8 )
- 日時: 2015/10/29 17:09
- 名前: マルキ・ド・サド (ID: FWNZhYRN)
風死様、素敵なコメントを頂きありがたい限りです。
これからも頑張りますのでどうぞよろしくお願いします。
あと100参照感謝です。
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