コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

FeliceStoria〜幸せを見つける物語〜【感想募集中】
日時: 2015/04/29 11:22
名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)

どうも、駄文グダグダで有名なみにょです。
え?むしろ知る人なんていないくそ作者?
……自覚はしてます。
今回は、LINEでリア友と
友「小説リレーしよー。みにょからね」
み「おけ」
しばらく小説リレー
友「この小説、カキコに書けば?いけるかもよ」
私「いけるね」

っていうノリで書きました笑
リア友の文も混ざるんでなんか文の書き方ちがうとか思うかもしれません。
駄文だなと思ったほうが私の文です、はいww

それではどうぞ!
八月十一日

お客様
モンブラン博士様
桜音 琴香様
彼方様
かみゅかみゅ様
月影 ほたる様
ヨモツカミ様
しふぉん様
菜の花様
甘楽様
メルト様
沙良様
てるてる522様
はるた様
アヤノ様

参照2000ありがとうございます!!!

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40



Re: FeliceStoria〜幸せを見つける物語〜(元魔法物語) ( No.108 )
日時: 2014/10/23 22:37
名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)

参照800?!
信じられないです……( ゜д゜)

ありがとうございます!
これからもこの駄作者が書いた駄文で構成された駄作をあたたかく身守っていただければ幸いですm(__)m

Re: FeliceStoria〜幸せを見つける物語〜(元魔法物語) ( No.109 )
日時: 2014/10/26 00:46
名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)

番外編 ハロウィン

!注意!
・本編と関係無さすぎる
・なんとなく書いたため、文がおかしい((いつも
・10月31日に間に合うかどうか……←
・グダグダしてる日常のはなし
・飛ばしたっていいくらい

「そういえば、今日ってハロウィンだね」
ある年の10月31日、師匠が言った。その時は確か、春飛を招いての昼食タイムだった気がする。
「……はろうぃん?」
「なにそれ」
聞きなれない言葉に、私と春飛は首を傾げた。すると師匠は「えっ?!知らないの?!」とでも言いたげな顔をして口をあんぐりと開ける。まったく、失礼な。知らないものは知らないのだから仕方がないだろうに。
「ほら、トリックオアトリート!お菓子をくれなきゃいたずらするぞってやつ。二人とも知らないの?パーティとかするんだよ?」
身振り手振りで説明しながら言った師匠に、春飛は「知らないから聞いてんじゃん」と頬を膨らませた。しかし、お菓子をくれなきゃいたずらするぞというのは半分脅しではないだろうか。お菓子をくれなきゃ何するかわかんねーぞみたいな意味も感じられる。
私の考えを遮るように、師匠が説明を始めた。
「……つまり。家を訪ねて、脅してお菓子を奪うんですね」
「ちげぇよ渚。涼太の自腹でパーティするんだよ。涼太の自腹で」
「二人とも僕の説明聞いてた?明らかに方向性が違うよね?」
師匠の説明は聞いてた。聞いてた結果がこれだったのだ。うん、仕方ない。
「でも、俺らが訪ねられる家なんでないし」
春飛が食器を片付ける。木でできた椅子がガタッと鳴った。
「だから別に、ハロウィンとか関係無いじゃん」
それもそうだ。私と春飛と師匠と結。四人だけじゃハロウィンも成り立たない。関係無いではないか。
「そうだけど……」
師匠がうっと不意をつかれたように黙る。そこまで師匠がハロウィンにこだわる理由がわからなくて、私はうつむく師匠から窓に目をうつした。
外は肌寒くなってきていて、窓から見える町の人たちも心なしか寒そうだ。みんな腰をまげて縮こまっている。あの人たちにも子供や孫がいて、お菓子を渡したりパーティをしたりするのだろうか。
「いいなぁ……」
小さく呟いた言葉は、風が窓をたたく音にかき消される。
パーティとか、お菓子とか、仮装とか。やったら楽しいだろう。結なんかノリノリだろうなぁ。いや、結は友達がいるから友達とパーティするのかも。
「ねえやろうよー。せめてパーティ!ちょっとでも仮装してさ!」
師匠が言う。まさか、四人だけでやるというのか。嫌な予感しかしないと思ったが、師匠の幼い子供のようなキラキラした目を見たら、断ることはできなかった。

続く

Re: FeliceStoria〜幸せを見つける物語〜(元魔法物語) ( No.110 )
日時: 2014/11/01 19:12
名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)

「なんで、こんな……」
空に輝く星たちは、今日も鬱陶しいくらいにキラキラしている。時刻は7時。日が落ちるのも夏に比べて早くなってきた秋は、この時間になるともう真っ暗だ。
そんななか、師匠の家の庭に例の三人が集まった。暗闇のなかでも顔が見えるのは、星の明かりと所々に設置してあるライトのおかげだろうか。
「なんでって、ハロウィンだからだよ」
とんがり帽子に、先に星がついた魔法の杖。闇に溶け込む黒いマント……。どこで調達したのかわからないようなそれらを、師匠は無理矢理私に着せた。
いや、本当はそんなのどうでもよくて……
「春飛……あんた、おかしい」
「う、うるさいなっ!好んで着てるわけじゃねえよ!」
顔を真っ赤にさせて怒鳴る春飛の衣装といえば。黒いミニ帽子シルクハットらしきものをつけ、黒いタキシードを着た……“執事”だった。
「渚は魔法使い。春飛は執事。いい感じだね!」
「どこがだよっ!」
「涼太の趣味がわかんねぇ……」
ちなみに、結は友達とハロウィンパーティーをするそうなので不在だ。結がいれば、少しは師匠を殴った拳を弱められたかもしれないのに。
「痛い!渚は魔法使いでしょ!魔法を使えよ!」
「じゃあ私の全魔力をそそいだ音玉を……」
「全魔力をそそいだ守備魔法使いながら土下座させてもらいます」
いつも通りの会話と、春飛の抑え切れていない笑い声。ハロウィンだからって、何が変わるというのだろうか。いつもと同じではないか。
「それより、お菓子食べよーぜ!渚の手作りクッキーだろ?」
「う、うん……」
そんなに嬉しそうにされても、そんな特別なクッキー焼いたわけでもない。いつも通りのはずが、私は少し、照れ臭くなった。春飛に何を言われても、照れたことなんて一度もないのに。
それはきっと、この仮装のせいだよね。
「うまっ!ていうかよくこんな綺麗に形作れるなぁ」
「別に……普通でしょ」
春飛が一つ食べて笑う。クッキーはたくさん焼いたし、夕飯も早めに済ませたからきっと明日まで残る。そしたら結にあげよう。うん、そうしよう。
そんな事を考えて、春飛についての思考を止める。よくわからないけれど、そうしなければいけない気がした。
「春飛は自分で料理とか作らないの?」
師匠がきくと、春飛は「昼飯と夕飯は自分の分を自分で作る」と話した。それはやはり、家庭環境がやむを得なくさせていることなのだろうか。家族がご飯を作ってくれないからとか、いつも家族は家にいないからとか……。
「ふーん、大変だねー」
「いや、そうでもないよ。料理は好きな方だし……。でもまあ、」




「渚の作る料理のほうが、何百倍も好きだけどな」
ーーーーーーーーーなんだかドキドキするのは、どうして?

続く

Re: FeliceStoria〜幸せを見つける物語〜(元魔法物語) ( No.111 )
日時: 2014/11/01 20:44
名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)

ハロウィンなんて、今まで全く知らなかった。それは過酷な家庭で育った春飛も一緒で、でも師匠は知っていた。師匠はまだ親と仲が良く、母親が体調を崩していなかったころにハロウィンを知ったという。
そうなると、師匠と違って生まれて間もない頃から、私と春飛は親に突き放されていたということが確かになってしまうのだ。
「ついに、最後の一個!」
「涼太は大人なんだから我慢すればいいじゃん?」
「やだよーだ。僕は渚の師匠であり保護者だよ?弟子であり娘である渚のクッキーをいただく権利は僕にあるはずだ」
「なんだよそれ……キモいな」
「うるせー!黙ってじゃんけん!!」
いつの間にか、クッキーがたくさん入っていた皿はたった一個のクッキーを残してほぼ空になっていた。クッキーを作った本人である私がじゃんけんをしなくとももらえる権利は、師匠の言うキモい権利よりかは多いにあるはずだが。
「最初はグー……!」
やけに力を込めて春飛が言う。師匠も春飛も、似たような体制で構えていた(今からするのはじゃんけんである)。
「じゃんけんぽい!」




「やっぱり、私が食べるべきだと神様が言っているんだね」
勝者、渚。

Re: FeliceStoria〜幸せを見つける物語〜(元魔法物語) ( No.112 )
日時: 2014/11/03 09:53
名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)

ハロウィン間に合わなかった(;_;)
本当にごめんなさい(;_;)

パーティが始まってから、ずいぶんと時間がたつ。なんとなく解散したのは、話す話題が無くなったからという単純な理由だった。
「また今度な。お返しの菓子でも持ってくるよ」
ショルダーバッグを肩にかけ、春飛が言う。こういうところはしっかりしていて、嫌われてるなんて嘘みたいだ。
私は嫌われるようなひねくれた性格になってしまったのに、春飛は優しいし明るい。やはりああいう家庭で育ってしまったから、冷めたような考え方や、やけに冷静沈着な部分もあるけれど、それはごく一部だ。
それに、私や師匠、結にはその部分を見せることは少なかった。というか、その部分を見せるのは大抵彼が焦っていたり、追い詰められている時のみだから、わかりやすくて逆にいいかもしれない。
「別にいいのに。たかがクッキーじゃん」
まただ。こういうところが、私が私を好きになれない部分であり、要因。でも……
「言っただろ?渚のクッキーは特別なんだ。俺よりうまいからな」
なんで春飛は、優しくしてくれるんだろう。
「気をつけてな。なんかあったら、ちゃんと連絡するんだぞ。頼ってくれていいから」
師匠が春飛の頭を撫でる。身長差は2、3cm。ほぼ同じ目線だが、顔つきとか言葉とか、雰囲気が師匠の方が上だった。
「わかってるっつーの!涼太は心配性だなぁ」
「渚も春飛も結も、何かあったら困るからね」
「ふーん、ありがと」
「じゃあ、本当に気をつけて帰れよ」
「はいはい。渚も、またな」
私は小さく頷く。師匠も春飛も、会話の中に優しさがにじみ出ていた。ちょっと悔しい。




「なんで、ハロウィンにこだわったんですか?」
就寝前の、ゆったりした時間。一日の中で一番落ち着く時間と言っても過言ではない時間だ。
そんな時には、私はよく考え事をする。ぼーっとココアを手にし、今日のことについて考えてみる。すると、疑問が出たり、忘れていたことがあったり、それをちゃんと思い出すことができた。
今日は師匠がハロウィンにやけにこだわった理由が疑問として上がった。いつも面倒なことはやらない主義の師匠が、なぜ?
師匠は一瞬ピタリとかたまったが、ゆっくりとココアを飲んで話出す。
「自己満足かもしれないけど、なんか、悲しかったんだよ」
「悲しかった……?」
理解不能。あんなにパーティを楽しんでいたのに。
「なんでですか」
遠慮せず聞くのが私のルールだ。師匠はうーんと少し考えてから話を続けた。
「子供って、一年間の行事にすごく敏感なんだ」
お正月から始まって、バレンタイン、ホワイトデー、ひな祭りと子供の日、ハロウィンにクリスマス……。
たくさんの行事や祝日、記念日。師匠が出会ってきた子供たちはみんなそれらに夢中だった。親から話を聞いて、そんな日があるのかと、目を輝かせた。
それなのに。親から話を聞くこともなく、ましてや友達から聞くことだってない。だからハロウィンを知らずに、私や春飛は生きてきた。
それは師匠にとってひどく悲しいことだったし、辛かった。自分がこの子達をちゃんと見ていたら、親の代わりになれてたら、こんなことは起こらなかったはずなのに。
「渚も春飛も、子供らしさがかけてるよ。もっと子供でいていいと思う。難しいこと考えずに、大人の力をたくさん借りて生きるべきだと思うんだ」
ただの自己満足だねとつけたして、師匠は苦く笑った。
「……でも」
自己満足じゃない。
「私は楽しかったですよ?パーティ」
師匠の不安気な瞳が、大きく開かれる。しかしそれは一瞬のことで、師匠はすぐに幸せそうに笑った。
「ありがとう」


HappyHalloween!


「まあ、仮装は論外でしたが」
「えぇ〜……」

END






Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40



この掲示板は過去ログ化されています。