コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- FeliceStoria〜幸せを見つける物語〜【感想募集中】
- 日時: 2015/04/29 11:22
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
どうも、駄文グダグダで有名なみにょです。
え?むしろ知る人なんていないくそ作者?
……自覚はしてます。
今回は、LINEでリア友と
友「小説リレーしよー。みにょからね」
み「おけ」
しばらく小説リレー
友「この小説、カキコに書けば?いけるかもよ」
私「いけるね」
っていうノリで書きました笑
リア友の文も混ざるんでなんか文の書き方ちがうとか思うかもしれません。
駄文だなと思ったほうが私の文です、はいww
それではどうぞ!
八月十一日
お客様
モンブラン博士様
桜音 琴香様
彼方様
かみゅかみゅ様
月影 ほたる様
ヨモツカミ様
しふぉん様
菜の花様
甘楽様
メルト様
沙良様
てるてる522様
はるた様
アヤノ様
参照2000ありがとうございます!!!
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- Re: 無題(思いつかない←)魔法物! ( No.7 )
- 日時: 2014/07/15 16:36
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
魔法使いの世界は甘くはない、激辛な世界だ。魔法使いといえば、杖を使って戦うものを想像するかもしれない。しかし、実際の魔法使いは、杖など使わなかった。
基礎魔法というものがある。基礎魔法とは「物体浮遊魔法」と「守備魔法」、「幻覚魔法」をまとめて呼ぶ名だ。名の通り、基礎中の基礎。全ての魔法はこの基礎魔法の応用に過ぎない。
物体浮遊魔法は物を浮かせる魔法だ。魔法は必ず魔力を消耗するが、これは初心者でも体力の消耗を最小限にできる。そして何より、空を飛べるのだ。空を飛ぶことができれば、戦い方の幅も広がり、有利になる。
守備魔法は自分の身を守る「シールド」と呼ばれる魔力がかたまったものを意味する。シールドは魔力の消費は多いが、一番簡単で一人一人に大きさに差が出るのが特徴だ。魔力の量により、シールドにかけられる魔力が変わるからだった。
幻覚魔法は相手に幻覚を見せる魔法。基礎魔法の中で最も重要で難しい魔法だ。魔力の消費は多くも少なくもない。
魔法使いたちは、これらの基礎魔法を使いこなし、競い合うのだ。
「今更だが、ルール説明に入るぜぇぇ!」
実況が叫ぶ。私はあまりのうるささに、耳を塞いだ。
「戦うのは二人!相手を降参させるか、魔力をゼロにさせる!そうすれば完全勝利!しかし、稀に相手を殺してしまう場合もある……!しかし、それはこの町の町長!川目源一郎様により殺人とはされない!このステージに立った者同士は相手を殺したって勝利だ!」
わああと会場が騒ぐ。それは地面を揺らし、降り続く雪をも解けさせてしまいそうなほどだ。
……うるさいなぁ。
私はあまりうるさいのが好きではない。また、人を殺したりしたくもない。
しかし、いまから数十年前。この町の町長が亡くなったのをきっかけに、町は変わってしまう。
この村……八木沢町は800年以上前は国として栄えていたらしい。今じゃ幾多の争い事に負け、こんなに小さな町になってしまったが、みんな、800年以上前のような大きな国になろうとは思っていなかった。昔、聞いたことがある。しかし、みんなは口を揃えて言った。前のような大きな国にしたって、また戦争になるかもしれない。今が平和だから、国になろうとは誰も思わないと。
かっこいいと思った。
平和を守るその姿勢が、何よりも。
もちろん、前町長はそれに賛成していたという。町の平和が一番だと言って、国になろうとは一言も言わなかったそうだ。
しかしある日、町長が亡くなった。
すると、悲しむ町民をかき分け、笑顔の男がやってきて言った。
「この町の町長は、俺がやろう。立派な国になるまで、俺がみんなを引っ張る。異論は認めない。」
男は、前町長の息子だった。
- Re: 無題(思いつかない←)魔法物! ( No.8 )
- 日時: 2014/07/15 23:22
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
「それでは第一戦!最早有名人?!あの最年少優勝者の弟子!宮野渚選手!」
またもや、会場が騒ぐ。例えるなら怪獣のうめき声のような……。
「対するのはー?!街一番のイケメンでモテモテ!羨ましいぞ俺はぁぁ!墨田選手ー!」
今度は、騒ぐというよりも黄色い声が上がる。きっと街の女の子があの墨田ってやつに浴びせる声だろう。あんなやつのどこがいいのやら。私にはさっぱりだ。「やあ、お嬢さん。」
墨田は腰をかがめて私の手をとり、にっこりと笑う。見るだけで吐きそうなその仕草に、私は思わず口に出した。
「やめてください。きもいです。」
「……は?」
墨田は目を丸くさせ、あほみたいな顔をする。私は正論を述べただけだ。私はこいつが何故こんなにも美形(私のタイプじゃないが)なのかをしっているからなたおさら。
私は墨田の手をぐっと引き寄せ、耳元で墨田に聞こえる程度に言った。
「勝負が終わって私が勝ったら、全部暴露してあげる。」
墨田の顔が、酷くゆがんだ。
- Re: 無題(思いつかない←)魔法物! ( No.9 )
- 日時: 2014/07/17 00:03
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
「ルールはOKか?」
審判が私たちに尋ねてき、私はこくりと頷いた。相手を降参させるか、魔力を使い切らせる。殺さない方法は、それだけだ。
ならば私はそれを選ぶしかない。
人を、殺したくない。
「レディー…………」
この街は狂ってる。だから、
私はそれを正さなければならない。
ーーーーーーーーーーーーー「ファイッ!!!」
その声と共に、だっ!と大きな音をたてて墨田が迫ってくる。表情が必死だ。そんなに暴露されたくないのだろうか。
「……面白そうじゃん。」
私は迫ってきた墨田の体当たりを、物体浮遊魔法でよける。ちなみに、相手がそれを許した場合以外、相手を浮かせることはできない。
- Re: 無題(思いつかない←)魔法物! ( No.10 )
- 日時: 2014/10/04 12:29
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
師匠が言うには、魔力と魔力が反発し合ってしまうらしく、無駄な魔力の消費をしてしまうらしかった。
しかし、どういうことだろうか。私は体当たりしか仕掛けてこない墨田を避けながら思う。
「あのー……。」
相手が体当たりしてきても大丈夫なよう、浮遊魔法でできるだけ距離をとって聞く。
「なんで魔法を使わないんですか?」
魔法使いの特権というべき、魔法の使用。それを彼は一度も行なっていない。何か隠しているのだろうか。武器の使用もありな大会だ。もしかしたら、銃を隠し持っているかもしれない。
しかし彼はクスクスと笑い、自分のコートの内ポケットから銃をあっさりと取り出した。それがあまりにもあっけなく私は一瞬油断しかけたが、首を振って気を引き締め直す。油断大敵、絶対に油断は許されない。
「魔法を使わないといけないなんてルールは無いよ?渚ちゃん。」
……早速名前呼びですか、墨田さん。
正直、ドン引きだ。
「そんなこと知ってます。あと、渚ちゃんはやめて下さい。気持ち悪いです。」
私の声に、女性観客がブーイングする。これだからキャーキャーいう女は苦手だ。昔から友達などいなかった私は、観客の女性に向かって舌を出した。
「やっぱり、君は面白い。是非とも一緒にお茶でも」
「キモイッつーの。」
こいつ、わかってないな。私はあんたが美形な秘密を知っていて、それをバラすことだっていつでもできるんだ。
墨田はコホンと咳払いをしてから言う。
「君こそ、浮遊魔法以外やら武器やら使ったら?」
ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべて、墨田は銃口を私に向けた。遠隔操作できる銃は、私にとっては苦手意識の強いものである。
「私、武器は強い相手にしか使わないって決めてるんですよ。あなたには浮遊魔法使いまくって魔力使い果たしてもらいます。」
- Re: 無題(思いつかない←)魔法物! ( No.11 )
- 日時: 2014/07/19 19:54
- 名前: みにょ (ID: 3HjnwYLE)
風が吹く。それは私の髪を靡かせ、過ぎていく。冬の風はやはり冷たいが、朝よりはマシだろうか。
「……悪いけど、大人の僕と子供の君じゃあ、魔力の量は大きく変わる。君は、ここでこれから死ぬんだよ。」
銃のチャッという音が、やけに現実味を帯びていた。魔力は成長するにつれ増える。子供が大人にかなうわけない。……わけがない。
「死にませんよ。私も、あなたも。」
私は殺し屋じゃないんで。そう付け加えて、私は人差し指を立てた。そしてその指をくるくると回すと少しづつではあるが、魔力が指先に塊として現れる。
「どちらも死なないなんて、そんな戦いができるとでも?」
墨田は二発ほど打ってきたが、浮遊魔法で私はすんなりよける。それを見て、墨田も少なからず真剣になり始め、浮遊魔法を使ってきた。しかし、私の指先の玉はサイズを大きくしていくのを止めない。
「できますよ。私は毎年そうしてます。」
そうだ、毎年やってきた。人を殺すなんて、弱虫な私にはできなくて。町の人は一人も殺さない私をしかった。そんなんなら、最年少優勝者の師匠に教えてもらっても意味がないだろうと。
その日、師匠は泣いて帰ってきた私に何を言ったんだっけ……。
「渚。僕はーーーーー……
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