二次創作小説(紙ほか)

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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 [完結]
日時: 2014/04/29 12:55
名前: マヤ (ID: /obGpZmL)

こんにちは!マヤです。
小説をかくのは、初めてなので、うまくできるかわかりません。
応援していただけると、うれしいです。そして、
なかなか更新できないかもしれませんが、
よろしくおねがいします(>_<)


マテリアルたちは、中央公園にパトロールに
きていた。翔と翼は仕事、徹平は生徒会の仕事、
京一郎は体調不良で休みだった。なので、今日は
紗綾、黎夜、志穂の三人だった。志穂が
風の力で情報を集める。
「公園の奥で倒れた人が多いようです。」
「じゃあ、そこへいってみよう。」
そこへいってみると、首筋にピリッと弱い電流の
ようなものが流れた。
「…!悪魔…!」
そこにいたのは、顔が2つもある不気味な
虫だった。
「でたな!」
そういい、黎夜が真っ先に動いた。
「光よ、悪を討つ鋭き矢となれ!」
こうして、悪魔は消滅した。
わたし、今日もなにもできなかった…。
悪魔は消えたが、紗綾の悩みは
消えてくれなかった。

Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.385 )
日時: 2014/04/27 13:37
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: /obGpZmL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

「ど、どういうこと…?」

紗綾がつぶやくように言う。

「おそらく、一撃必殺…だろう。それも、綾美2人分の力でも足りないくらいの」

「そんな…」

綾美は、力をたくさん使い本来の力が出せないはず。

そんな状態で、その魔法を使ったら…?


「やめて…無理しないで…」


半泣きの状態で、願うようにつぶやく。


『紗綾』


(———え…?誰…?)


突如、頭に響くような不思議な声。
でも、なつかしくて、温かい声で———。


『綾美の想いを…無駄にするの?』


(無駄…に…?)


   でも、綾美に傷ついてほしくない


     ずっと、笑っていてほしい 無理しないでほしい



『綾美を…支えてあげて…』


それっきり、声は聞こえなくなっていて。


(…そっか…そうなんだ…)



   もし、わたしが綾美だったら きっとその魔法を使う


     誰かが…わたしが支えてあげなきゃ





         ———想いは、強く、永遠に続く大きな力になると信じて






(…お願い…)



手を祈るように合わせ、願いを込める。

紗綾に続き、みんなが手を合わせる。



—————————————————————————



「綾美ちゃん…」


かえでが、心配そうに目を細め、手を合わせる。




(綾美ちゃん、ずっと…心はそばにいるよ…)


「———…」


悠斗が、それを見習うように手を合わせた。


周りにいたみんなも手を合わせた———。



—————————————————————————




キラキラとしたものが、宙を舞っている。

それは、綾美とリンナのもとへ行き———。



綾美とリンナは、同時に目を見開き、声を紡ぐ。





『sky night・magic!(夜空の魔法)』






すると、夜空の星が煌めき———。


辺りは、眩い光に包まれた。

Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.386 )
日時: 2014/04/28 23:00
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: /obGpZmL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

紗綾たちの願いが叶えられたかのように、キラキラしたものになって、それが綾美とリンナのもとへ飛んでいく。

それは、どうやら綾美とリンナの力になっているようで…


綾美の傷は、それによって塞がっていった。



『sky night・magic!(夜空の魔法)』




夜空の星が煌めきだし、辺りは眩い光に包まれる。

その光は、温かく、どこか懐かしい。



「な、なんだ!?」



悪魔もさすがにこれには慌て、きょろきょろしている。

さっきまでの余裕が、嘘のようだ。





———キラッ





一瞬、上のほうで一段と星が眩く光ったと思うと、どんどん流れ星が空を舞う。


その流れ星は、宙を仰ぎ、辺りをさらに白い光で包みこみ———。


「な、なんだ、これは!?」


周りが、漫画の世界に入り込んだように、一瞬で変わった。

まるで…宇宙。



『星降る夜に、女神は悪を浄化する』



綾美とリンナが手を握り締め、もう一度開く。

すると、そこから眩い光が悪魔に向かって辺りを舞う。


星のように煌めくその光は、とても美しく、綺麗だ。




「うわああああぁぁあああぁぁあ!!!」





悪魔は、断末魔の叫びを上げ、霧散していった。

Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.387 )
日時: 2014/04/29 11:17
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: /obGpZmL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

「お、終わったぁ……」

へなへな〜っと綾美はその場に座り込む。

「綾美〜っ」

「うわ、なに、紗綾!?」

急に抱きつかれて、綾美は倒れる。

「よかった…よかったよ…」

「紗綾…」

ぼろぼろと涙をこぼしながら言う紗綾に、綾美も笑みをこぼす。
しかし、いつまでもこうしてるわけにもいかない。

「ふう、みんなんとこ戻ろっか」

綾美はふらふらしながらも立ち上がり、歩いていこうとする。

「綾美、綾美」

「ん、なに、れん…って、うわぁ!」

急にれんにお姫様抱っこされ、綾美は短い悲鳴を上げる。

「お、下ろせっ」

「やだ。心配させたばつだし」

「てか、あの穴、1人じゃないと通れんし!」

ぎゃあぎゃあ叫ぶ2人を見て、耕平がなぜかふっと笑った。

「おいおい、それならオレに任せろ、って」

穴くらい整形してやるよ、と言ってお姫様抱っこしてても通れるようになった。

「わざわざやんなくっていーですー」

「綾美、観念しろって。紗綾も志穂も同じだぜ?」

「え?」

綾美が耕平に言われて後ろを見ると、紗綾は黎夜に、志穂は徹平にお姫様抱っこされている。

2人とも、顔が真っ赤。それは、綾美も例外じゃないが…。

「あーもう、はやく進んで!ゴ—!」

「人使い荒いな」

「まったく…」

ちなみに、リンナは今は幽霊状態。
綾美が今は力を解放していないからだ。





…次で、最終回です。……たぶん

Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.388 )
日時: 2014/04/29 12:24
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: /obGpZmL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

「綾美ちゃん!」

「やっほー、かえで。さっきぶりー」

綾美たちが戻ってきたのを見て、かえではぱあ、っと表情を明るくさせた。

しかし、こんな状況でも能天気な綾美を見て、苦笑する。

「…あはは…綾美ちゃんってやっぱりマイペース」

「だな」

かえでに悠斗が同意。
翔と翼も頷き、鳴神とユリはクスクス笑っている。

「———で?サーヤちゃんと志穂ちゃんはまだ分かるけど…やっぱ綾美ちゃんとれんは付き合ってんの?」

「ブフオッ」

かえでから突然発せられた言葉に、綾美は思わず吹いてしまう。

「…まあ、そーだけど」

「れん!?」

あっさり認めたれんに、綾美が驚く。

「ほらよ」

「…ん」

れんは、綾美を地面に下ろす。

見ると、紗綾と志穂も地面に座っていた。

「綺麗な夜空ですね…」

空を見て、圭吾がしみじみと言う。


「———リンナはなんでいんの?」


悠斗の問いに、綾美が戦いの詳細を話した。


「なるほどね。お疲れさん」


悠斗は、詳細を聞いてもあまり驚かなかった。


「綾美が無事でよかったよーっ」

「うわ、また!?」


紗綾がまた綾美に飛びつき、さっきと同じ状態に。



———カツンッ




2人のペンダントの石がぶつかり、乾いた音がする。


「あ、ごめ…」




———パアアッ





『———!?』





すると、急に2つのペンダントが輝きだす。




『…これをみんなが見てるってことは、わたしは人間界にいないってことね』



「綾香さん!?」
「綾香!?」


「———え、この人が…?」


圭吾と耕平が声を上げ、紗綾、黎夜、綾美はそれに反応する。


「…お母…さん」


その映像に映っているのは、紗綾と綾美にそっくりな女の人。



『紗綾、黎夜、綾美…ごめんね。一緒にいられなくて…。でも、いつか、きっと一緒に過ごせる日が来ると思うの』



綾香は、悲しそうな表情で話している。

今にも泣きそうな…儚い声。




『———わたしの子供に生まれてきてくれて、ありがとう………』





綾香は、一筋の涙を流し…そこで、映像は消えた。



「お母さん…」





     小さいころ、何度も悩んでいたの




       お母さんは、わたしのことどうでもいいのかな、って






「…わたし、お母さんを助けに行くよ」

「うん。わたしも行く」

「僕も」

「俺たちも」

「みんなで、一緒に助けに行こう」



   ———例え、今すぐ会えなくたって



     ———心はつながっている、って信じてる




   ———一緒にいてくれる、仲間がいる



   ———一緒に戦ってくれる、仲間がいる





「———うん。ありがとう……!」









            いつか、みんなで一緒に笑いあえる日が来たらいいね










                  ———終わり———


Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.389 )
日時: 2014/04/29 12:26
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: /obGpZmL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

えー、これで 魔天使マテリアル「ペンダントの秘密」終わりです

でも、続編はありますよ


魔天使マテリアル「ペンダントの秘密Ⅱ」〜天使の音楽〜



というものを作るつもりです


作ったら、見てくださるとうれしいです


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