二次創作小説(紙ほか)

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魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 [完結]
日時: 2014/04/29 12:55
名前: マヤ (ID: /obGpZmL)

こんにちは!マヤです。
小説をかくのは、初めてなので、うまくできるかわかりません。
応援していただけると、うれしいです。そして、
なかなか更新できないかもしれませんが、
よろしくおねがいします(>_<)


マテリアルたちは、中央公園にパトロールに
きていた。翔と翼は仕事、徹平は生徒会の仕事、
京一郎は体調不良で休みだった。なので、今日は
紗綾、黎夜、志穂の三人だった。志穂が
風の力で情報を集める。
「公園の奥で倒れた人が多いようです。」
「じゃあ、そこへいってみよう。」
そこへいってみると、首筋にピリッと弱い電流の
ようなものが流れた。
「…!悪魔…!」
そこにいたのは、顔が2つもある不気味な
虫だった。
「でたな!」
そういい、黎夜が真っ先に動いた。
「光よ、悪を討つ鋭き矢となれ!」
こうして、悪魔は消滅した。
わたし、今日もなにもできなかった…。
悪魔は消えたが、紗綾の悩みは
消えてくれなかった。

Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.380 )
日時: 2014/03/29 22:08
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: Z6QTFmvl)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

「…破魔よ、悪を浄化する眩き輝きとなれ!」

「ぎゃあぁあぁあ————!!!」

なぜか、あっさり消滅。
綾美が力を放ったあと、すぐに消滅してしまったのである。

「…なんか、ちょーあっさり」

「———うん」

相手も、疲れがたまってたのかもしれない。


「じゃ、戻りましょーか!」

「ちょ、ちょっと待て!」


笑顔で言った綾美に、翔が呼びかける。



「志穂と徹平が…いないんだ」

「え…」



翔の爆弾発言に、絶句。

しかし、その近くにいたかえで、悠斗、ユリ、鳴神、翼も気づいていた。


「え…なんで…」

「それが、おれたちにも分からないんだ」

翔に代わって、翼が言う。


「このあたりにいたはずなんですけど…」

ユリがためらいがちに声を出す。


「ほぉ…大木?」


ユリが指差した場所は、大きな木の手前。


「ここに、なにかあるのかな?」


紗綾の意見を聞き、綾美はそこに手を当てる。


「———地よ、留めし記憶を我に」


そう唱えると、ブレスレットが光った。

アーティファクトを使っている証拠だろう。


「ど、どーだった?」

「ん、見えなかった。闇の力で塗りつぶされたみたい…」

「え、じゃあ…」

「2人がどこ行ったのかは、記憶では分からない」

「そんな…!」


みんな、がっくりと肩を落とした。

せっかく…悪魔に勝ったのに。


しかし、綾美は冷静だった。



「でもね、ここの記憶が消されてる、ってことは、ここで何かがあったってことなんだ。だから、記憶が消された。…つまり、ここになんか仕掛けがあるはず…」



どうやら、綾美にはなんとなく2人がいなくなったわけが分かっているようで…。


「精気を吸いたいのなら、ここにいる体力を消耗した全員を連れ去ればいい。そうじゃないということは…」


ここでいったん言葉を区切る。


「悪魔が、志穂か徹平さんの体を乗っ取ろうとしているということだ」

Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.381 )
日時: 2014/04/03 21:31
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: JJibcEj3)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

「え…」

みんなの声に背を向け、綾美はその辺りの土を探り始める。


「…ここか」


そう言うと、目を閉じ、意識を手元に集中させる。



「———地よ、この先にある場所へ———」



そう言った瞬間、眩い光が辺りを包み———



「…この先に、2人はいるはずだ」



そこには、1つの穴。


人が通れそうなくらいの大きさだ。


「…みんなはここで待っていてください。わたしが行ってきます」


綾美は、1人で行こうとした。

しかし、それをみんなが許すはずない。


「ダメだ」

「れん…離して」


れんが綾美の腕を掴み、紗綾と黎夜も頷いた。


「こっちは、俺たちがついてるから、4人で行って来てくれ」

「任せたよ」


「———分かった…。4人で行こう」


綾美もしぶしぶ納得し、穴に飛び込んだ。

そして、残された3人も頷き、飛び込んだ。


——————————————————


「志穂、徹平さん!」


綾美たちは、穴に飛び込んでから少し歩き、2人の名前を叫んでいた。


「…あ、綾美!あそこ!」


紗綾が指差した先。

そこには、ぐったりとした志穂と、それをかばうように立っている徹平。

———そして、悪魔。

「大丈夫ですか!?」

「あやみっち、さあやっち、レイヤ、れん!?」

「…もう気づかれたか」

徹平は少しほっとした顔になり、悪魔は舌打ちをした。


「あいつ、しほっちの体を乗っ取ろうとしていて…。しかも、全然歯がたたねぇ」


徹平は悔しそうな顔をして、悪魔を睨みつける。


「うるさいな。風よっ」


「くっ…光よ、万物を弾く盾となれ!」


黎夜が生み出した盾で攻撃を防ぐ。


「徹平さんは、志穂をお願いします」

「あ、ああ」

「悪魔!わたしが相手よ!」


綾美が一歩前に踏み出す。


「綾美!無茶しないで…」

「紗綾こそ無茶しないで。足元フラフラ。黎夜とれんも」

「うっ…気づいてたの?」

「そりゃもう。バリバリに」


綾美はにこっと笑い、もう一歩前に出る。


「さあ、覚悟なさい!」


Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.382 )
日時: 2014/04/13 13:31
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: /obGpZmL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

「あ…やみ…」

紗綾が、否、皆が震え、恐怖を感じる。


「…ふん、こんなもんか」


体には、所々切り傷があり、白い肌に血が伝っている。

服もぼろぼろ。髪もぼさぼさ。


「———く…そっ」


綾美の、吐き捨てるような弱々しい声が微かに聞こえる。


「もう…無理なのか…?」


今まで、闘ってきた。

どんな危険にも、立ち向かってきた。



「…さあ、その風使いを渡せ。そうすれば、おまえたちは助けてやる」



   こんなところで終わるの…?



     仲間を奪われて終わるの…?




「…仲間を捨てるくらいなら」



     例え、どんなに自分が傷ついたって




「死んだほうがマシだ!!!」




     仲間だけは、守って見せる———




「みな…さん…」

「志穂!」

志穂が、震えながら声を出す。

いつの間に目を覚ましていたのだろうか。


「私は…どうなってもいいです…。みなさんは…逃げてください」



   自分はどうなってもいい



     仲間だけは助けたい



すべきことは違うのに、同じことを思ってる。



「こういう言葉知らない?志穂」



綾美は、志穂ににっこりと笑いかけ、言葉を紡ぐ。






「1人はみんなの為に。みんなは1人の為に」






   1人はみんなの為に全力を尽くす




     みんなは、1人の為に全力を尽くす






「わたしたちは、志穂の為に、全力を尽くして戦う…!」






   例え、敵わなくても 食らいついて




     前に進み 希望のあふれる未来を信じ続ける




   ———もし力だけでは越えられない壁があるのなら わたしたちは




       「絆」が力になると信じ、闘い続ける





「ハッめんどくせぇ奴ら。まーいいや。志穂…だっけ。そいつをもーちょっと痛めつけるかな」


「———!やめろっ」


志穂に向かって、風の力が放たれる。

そばには徹平がいるが、徹平は今、力を消耗し力をつかえない。



「しほっち…!」



視界の先に映ったのは———





志穂を抱きかかえ、背中に大きな傷を負った徹平の姿だった。

Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.383 )
日時: 2014/04/19 11:44
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: /obGpZmL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

「徹平さん…!なんで…」

志穂が、目に涙をためながら叫ぶ。


「志穂、大丈夫。すぐに治療すれば…」


綾美は、そう言いつつも目を伏せている。


「すぐに治療すれば」ということは、すぐに治療しなかったら大変なことになるということなのだ。


「…力を、解放する…」


決心したように綾美が言い、綾美を中心とした風が辺りの木々を揺らす。


「——————を————。頼んだ…」



そして、ほかの人には聞こえないほどの小さな声で何かをつぶやく。



「覚悟しろ、悪魔」



「———!?」



目に辛うじて捉えられるほどの速さで悪魔に攻撃を仕掛ける。



「くっ」



———ズサァッ



しかし、悪魔も負けずにガードをし、綾美は弾き飛ばされる。



「———綾美」


「———遅い。何してたんだ」


すると、突如少女の声がした。

それとともに、眩い光が辺りを包み込み———。



「圭吾先生、耕平先生、雪成さん!?」



「うわ、こりゃー手ごわそうだな」

「そうですね」

「リンナとか言う奴に連れてこられたんだけど…結構ヤバいことになってんな」


そう、綾美がつぶやいていたのはリンナに向かって。


「んじゃ、久しぶりに実戦か!地よ、悪を捕らえる腕となれ!」


耕平が地面に手をつき命じると、地面が手に変わり、悪魔を捕らえる。


「水よ、悪を貫く槍となれ!」

「氷よ、凍てつく礫となれ!」


さらに、そこに圭吾と雪成の攻撃。

綾美の薬を飲んだ3人は、現役時代の力を得た。
そして、この3人は紗綾たちよりも戦ってきた時間が長い。


「———うわっ」


「———!?うそっ…」


「つまんねーな。こんな奴らしかいないなんて」


…それでも、悪魔にはかすり傷しかつけられなかった。


「やっぱり、王女がいちばん強いのかな?」


もちろん、それは「力を解放した」綾美のこと。


「———ところでリンナ、徹平さんの応急処置終わった?」

「ん、オッケー」


すると、いつの間にか徹平が傷を負ったところに布が巻かれている。

リンナがやったのだろう。


「…綺麗な夜空…」


遠い目をした綾美が、空を見上げる。

もう、いつの間にか夜空へと変化した空。


「リンナ、わたし1人じゃ無理だけど…」

「2人ならできる、って言いたいんでしょ」

「———ええ」


2人で、謎の会話をしている。

その間にも、3人は戦っている。


傷つきながらも、戦う。

傷ついても、構わない。


「綾美…どういうこと…?」

「ごめん。話してなかったね。…リンナは、わたしの分身なの」

「綾美が力を解放している時、わたしは実体となる」


つまり、力を解放してないときに出てきたリンナは幽霊のようなもの。

力を解放している時に、本来の力が使える。


そして、綾美の分身ということは、綾美と同じ力を持つということ。



「…まだ使ったことは、というか使えたことないけど…」

「やるしかない、でしょ?」


2人は微笑み、手をつなぐ。



『星降る夜に、女神は舞う』




1人の為に戦う少年少女たちを応援するように、そのとき、流れ星が空を駆け抜けた。

Re: 魔天使マテリアル 「ペンダントの秘密」 ( No.384 )
日時: 2014/04/25 23:15
名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: /obGpZmL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel3a/index.cgi?mode

はあ…なかなか終わらない…

こうなったら、 ペンダント編 1つ減らしてやる!


———というか、合体させてやる!


それから、本当はこの風を使う悪魔出す予定じゃなかったんだけど…


実は、 >>370 で志穂と徹平の名前出すの忘れてて(汗)

最近出番もあんまなかったんで…元々予定していたものより長くなりました☆


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