複雑・ファジー小説
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- わかりあうための闘い
- 日時: 2014/09/21 04:50
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=8269
超能力者が賞金10億円を手に入れるために闘うバトル小説です!感想ほしいです!
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- Re: わかりあうための闘い ( No.114 )
- 日時: 2014/08/29 15:14
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
SHAKUSYAさんへ
長文コメントありがとうございます!ジャドウはこういう奴です。
彼はスターレスリングジムの中では不動と並んで過激な思考の持ち主ですから、弟子の血みどろの姿を見てもなんとも思いません。川村くんと星野くんの洗脳はかかりが甘かったので案外簡単に洗脳を解くことができました。川村くんの大好物はカレーです。洗脳は本人と関係あるものが関わると解けやすくなります。川村くんの場合はヨハネス、星野くんの場合はメープルちゃん。でも、師匠クラスである不動とジャドウにはあまり効果が見られませんでした(涙)果たしてジャドウと安瀬さんとヨハネスくんのタッグの試合はどんな展開になるのでしょうか?
楽しみにしていてくださると嬉しく思います。
ちなみに不動の瞳は茶色です(笑)
- Re: わかりあうための闘い ( No.115 )
- 日時: 2014/08/29 16:13
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
安瀬sid
ついに試合開始のゴングが鳴った。
こっちは俺から先に行くことになった。
あのジャドウという奴、テレビじゃあまり大きさがわからないけど、間近で見ると相当な高身長だということがわかる。
「俺は196センチ。安瀬よ、お前の身長は何センチですかな?」
俺は170センチだから…26センチも差があるのかよ!
ってか俺より小柄なヨハネスはどうやってコイツと闘うつもりなんだ?
「フフフフ…人の心配をしている場合ではないのではないかね、安瀬よ」
いきなり奴がパンチを放ってきた。取りあえず今は、能力を使わずにできる限り対処するしかない。できれば能力は奥の手としてとっておきたいからだ。
奴の右ストレートをギリギリで避けることに成功したが、次の瞬間、俺の腹が激痛に襲われた。
「グハッ…!」
腹を見てみると、ジャドウの左ボディーブローが見事にヒットしていた。
血を吹きだし、片膝をつく俺に奴は容赦なく蹴りを浴びせる。
「嘆かわしいな」
倒れている俺にまるで槍のような威力のエルボーを胸にお見舞いさせる。
「グヘッ…!」
たった1発食らっただけなのに、なんなんだこの全身が痺れる衝撃は…!?
これが、スターレスリングジムの力なのか!
「俺は王李の師匠として、彼には俺の悪の美学を叩き込んだつもりだった。だが、どうやらそれは俺の自己満足にすぎなかったということが、先ほどの試合で証明されたのだよ」
「それは…どういう意味だ?」
「フフフフ…立ちあがればその意味を教えてやろう」
言われるがままに立ちあがると、今度はニードロップを食らわされた。
「さて、お前に教えてやるとしよう。これが俺の提唱する悪の美学と言うものだ!」
奴は腰にかけてあったサーベルを引き抜き、柄の方で俺の顔面を殴り始めた。
幸いこれが柄の方だからいいものの、もし奴があの鋭い切っ先を俺に向けて振るったらそのときは間違いなく終わる。
そう考えると、奴の無表情な顔が一層恐ろしく感じられる。
「フフフフ…安心するがいい、安瀬よ。俺は武器を持っていないお前に対し剣の刃の部分で攻撃しようとは思わん。あくまで正々堂々クリーンな悪。それがこの俺ジャドウ=グレイだ」
フッと奴が視界から消えたかと思うと、いつも間にか奴は背後に回り込み、俺をコーナーポスト目がけてバックドロップで投げた。
ゴワーン!
まるで正月の除夜の鐘に似た音が鳴り響いたと同時に、頭が割れるような痛みに襲われ意識がもうろうとし始めた。
「安瀬さん、タッチです!」
どうにか意識を保つと、一生懸命手を伸ばしているヨハネスの姿があった。
「フフフフ…そうはいかん」
ゴン!
「あ……」
俺の股間に奴の蹴りが命中した。
あまりの痛さに俺はマットに転がりのたうち回る。
「これは失礼。偶然にも足が当たってしまったようですなあ…」
「てめぇ…!」
痛みを堪え拳を振り上げ向かって行くと、今度は奴の2本の指が俺の目に食い込んだ。
「目が…目がぁ!」
「目がどうかしたのかね?フフフフ…これでタッチはできまい」
金的攻撃に目つぶし…クソッ、コイツなんて反則野郎だ!
「俺は反則などしてはいない。反則か正攻技の区別もつかぬド素人には、顔面を砕いて差し上げよう。フフフフ…」
顔面を物凄い握力で握りしめられる。確かリンゴを潰すのに120キロの握力が必要だったはず…だが、コイツの握力は化け物だ。
このまま行くとリンゴかザクロみたいに俺の顔面が潰されちまう。
「この試合は反則自由のデスマッチ。したがって普段なら反則となる行為も反則ではないのだよ。フフフフ…」
「それはいいことを聞きました!」
「グオッ!?」
不意にヨハネスがリングに乱入し、奴の後頭部に蹴りを叩き込んだ。
その一発に奴の手が緩み、俺はアイアンクローから脱出するとヨハネスにタッチしてリングから出た。
「おのれ…ヨハネス=シュークリーム!」
「ジャドウさん、今度は僕と勝負です!」
次回予告
ヨハネスとジャドウの因縁が明かされる!
- Re: わかりあうための闘い ( No.116 )
- 日時: 2014/08/30 12:25
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
ヨハネスsid
僕は安瀬さんに代わってリングにあがりました。
「フフフフ…ヨハネスよ、俺に不意打ちをかけるとはいい度胸ではないか」
「僕はあなたに、何が何でも勝たなくてはいけません」
「フフフフ…果たして万年落ちこぼれのお前が、この俺に勝つことができますかなあ?」
「僕はあなたと全力で闘うまでです!」
彼の得意な戦術は反則戦法とニードロップとベジュラム=バックブリーカー、それとジャドウ=ドライバー。
そして彼の命とも言える最大の武器は、その足。
つまり足さえ封じることができれば、彼の戦力は大幅に減少するはずです!
そう確信した僕は、彼の足を一点集中して攻撃を開始することにしました。
まず、ミドルキックで彼の足を攻め続けますが、彼は能力を使用し霧状になることで僕の攻撃を無効化します。
ですが、これは予想通りの展開ですので、すぐに対処することができます。
「ブランデンブルクの赤い噴水!」
霧状になった彼を僕は炎を纏ったナイフ状に変化した腕で切り裂きます。
「グッ…!」
斜めに斬られた彼は血を流し、能力を解除してしまいました。
先ほどの王李くんとの闘いで、無敵かと思われた能力に火に弱いという弱点が露わになったため、王李くんと似たようなタイプの僕の能力なら相性最悪だろうと見越して、彼と闘いたいという意思を固めました。
ですが、実は僕が彼とどうしても対戦したかった理由は、相性が最悪かつ王李くんの敵打ちという他にもあるのです。
まず、ひとつ目が、彼は僕の親友である川村くんの最大のライバルであるということ。
彼らふたりは西洋と東洋の剣術使いと言うことで、顔を合わせるたびに剣を交えるほどの好敵手なのです。
けれど、いつも結果はジャドウさんが勝利していました。
僕は先ほど僕たちのために時間稼ぎを引き受けてくれた、大好きな川村くんのためにも、親友として彼に勝利したいのです。
そして2つ目。これが最大の理由なのですが—彼が恋愛を全否定しているということ。
僕は(ジャンルを問わず)恋愛ものの小説や漫画や実際の恋愛が何よりも大好きですから、否定する彼にぜひとも人間の愛の素晴らしさを実感してもらいたいのです。
「フフフフ…俺に恋愛を説くなどと、愚かなことはやめたほうが身のためですぞ、ヨハネスよ。何しろ俺は恋愛と言う単語が大嫌いなのだから!」
彼は不敵な笑みを浮かべていた今までとは違い、無表情だった顔を凶悪な顔に変えて、今まで使用しなかった剣の刃の部分で僕を攻撃してきました。
彼が激昂する姿なんて今まで一度も見たことがなかったのですが、どうやら今回は違うようです。
「恋愛など下らぬ!男とは闘いに生きるもの。余計な感情など無意味だ。永遠の闘い、どこまでも強さを求め、自らを高める。それが男の理想と言うものなのだ!それなのに、人間は恋愛なんぞと言うものにうつつをぬかしおって!愛などいらん!下らん!時間の無駄だ!」
僕は、高速で剣裁きを食らわせる彼のサーベルに動きを合わせ対応していきます。
「どうしてあなたはそこまで恋愛を否定するのですか?恋愛の対象は異性であれ同性であれ、人を愛することは本当に素晴らしいものなんですよ」
「フン。そのせいで絶望を味わい、歪んだ人格になるものも多く存在する。俺はこの星でそんな奴らを何千万、いや何十億人と見てきた。振られるのが分かっているのなら、恋愛感情など抱かないほうがましなのではないかね?いや、そうだ。恋愛など俺のトランプ占いで結果は読める!」
「確かに、あなたの占いは命中率が相当に高いです。でも、最初から結果が分かっていたら恋愛は面白くないんです」
「黙れ、小賢しく女々しい小僧。恋愛など、闘いに比べたらその魅力で大きく劣るものだ!
俺は闘いこそ全て、闘いこそ恋人、闘いこそ生きる使命!俺はお前のその下らぬ思考が嫌いだ!女のような容姿も嫌いだ!お前のような男がスターレスリングジムに所属していたという事実があるだけでも、気に入らん!」
そして彼はサーベルを鞘に納め、息を吸い込み、今まで僕が感じたことがないほど凄まじい殺気を放ちます。
「俺は決心した!お前を王李以上の地獄を味あわせて、地獄へ葬りさってくれる!」
次回予告
葵の前に現れた意外な人物とは…
- Re: わかりあうための闘い ( No.117 )
- 日時: 2014/08/29 22:46
- 名前: ドール (ID: sZWqKe5e)
- 参照: http://面白すぎです!
モンブラン博士様へ
小説、読ませていただきました☆
戦闘系の小説大好きです!
更新、頑張ってください。応援してますので!
追伸
私の小説を読んでくださり、ありがとうございます!
そして、コメントまでしていただいて、涙腺が崩壊しそうです。(涙)
また読みに来ますね!
長文失礼しました。
- Re: わかりあうための闘い ( No.118 )
- 日時: 2014/08/30 05:29
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
ドールさんへ
初コメントありがとうございます!こちらこそありがとうございます!
そんなに喜んでいただけて私も嬉しいです。更新がんばります!
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