複雑・ファジー小説

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わかりあうための闘い
日時: 2014/09/21 04:50
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=8269

超能力者が賞金10億円を手に入れるために闘うバトル小説です!感想ほしいです!

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第1回戦対戦カードと試合結果>>24>>62(随時更新)夢の対戦カード>>161
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Re: わかりあうための闘い ( No.29 )
日時: 2014/08/20 12:33
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

安瀬sid

試合開始直後から、俺は優勢に試合を展開していた。

敵は女で、しかもプロレス未経験者。

つまり、力の差がある男であり、プロレスについてある程度学んだことのある俺とは、実力が違う!

敵は初めのうちこそ、殴る蹴るのキックボクシングのような戦法を繰り出していたが、俺の適応する能力の前に徐々に押され初めていった。

まあ、当然と言えば当然だが、なんというか、あまりにあっけない気がする。

まあ、女にしてはよくやったほうだと思うが、到底俺の域には届かない。それほど、俺と彼女の実力差には開きがある。

そしてこれはすぐに埋められるほど簡単なものではない。

敵は俺の猛攻に圧倒され、ついにダウンをした。

正統派レスラーならばここで立ち上がるまで待ってくれるんだろうが、生憎俺はそうはいかない。

敵が倒れたら完全にノックアウトするまで攻撃の手を休めない。

「てめぇの攻撃なんざぜんっぜん効果ねぇんだよ!」

酷い言葉を投げつけ、敵の心を折りにかかる。

肉体と精神の両方にダメージを与え、ギブアップを促せる。

これはプロレスにおいて基本中の基本だと俺は思う。

満身創痍の彼女。さあ、あと少しで俺の勝利が決まる!

ところがそのとき、予想外のことが起きた。

なんと運営委員のひとりであるロディさんが、彼女のセコンドを買って出たのだ。

ロディさんはスター=レスリングジムの会員のひとり、すなわちその道のプロ。

そんな奴がセコンドについて指示を送れば、大苦戦を強いられることは必須だ。それだけは、なんとしても避けなければならない。

「おいあんた、運営委員は常に中立じゃなかったのか?」

俺が訊くと彼はそれを鼻で笑ってこう返した。

「何を言っているんだ?運営委員は基本的に中立だが、最終予選で相手をした奴だけはひいきしてもいいという暗黙の了解があってな」

「バ…バカな…じゃあ、もしそうだとするならば、俺の相手をした奴も俺の側のセコンドについて指示を送れるはずだ!それなのに、なぜ俺のセコンドには誰もいない!?」

「信念がねぇからだろ」

「信念だと?」

「そうだ。俺たち運営委員は自分が相手した奴の信念を見て、セコンドにつくかつかないか決める。最もAブロックの第1回戦は、試合方式が方式なだけに俺たちの出番はなかったが、プロレスとなればそうはいかねぇ。そして俺たちは動かすのは他でもない、出場者の信念。
だが、どうやらお前の対戦相手はお前の信念に動かされなかったようだな」

「ぐ…っ!黙れ!あんたがセコンドにつこうが、俺の勝利は変わらないーッ!」

彼女をカナディアンバックブリーカーに捕え、上昇し回転を加え高速で落下する。

「これが俺の必殺技、スクリューブリーカーだーッ!」

俺の技は完璧に彼女の背骨をヘシ折った…はずだった。

「…どこを見ているの?」

技を決めてから気が付くと、なんと彼女がふたりいたのだ!

「さっきの闘いで、ルナクティスさんが使用していたダーミフェイクを使わせてもらったの」

ダミーフェイクは闇の力で分身を作り出す能力…つまり技がかかる前に分身と入れ替わったというわけか。

「…そういうこと。今度はこっちの反撃、カーズ!」

Re: わかりあうための闘い ( No.30 )
日時: 2014/08/16 09:21
名前:  月影 ほたる (ID: 8GPKKkoN)

どうも、月影です。ナーニャ、頑張ってますね。
ところで!セリフや一人称、零の性格、ナーニャの性格が設定と結構違う気がします。
お話の構成上、仕方ないのかもしれませんがちょっと残念です。
楽しみにしていたので…。まぁキャラを渡すってことはそう言うことなんですかね。

小説は面白いと思いますよ!ただオリキャラを募集するのでしたら設定に沿ってほしいなと…あああ、私なんかが言っても説得力ないですね!まだ始めたばっかだし…。すいません。

これからも期待しています。頑張ってくださいね。
では、失礼します。

Re: わかりあうための闘い ( No.31 )
日時: 2014/08/16 09:34
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

月影 ほたるさんへ
これは完全なる私のミスです。ご指摘ありがとうございます!多分次の話から設定に沿った性格や一人称になっていると思いますので、安心してください!

Re: わかりあうための闘い ( No.32 )
日時: 2014/08/16 10:01
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

ナーニャsid

「ぐあっ!」

敵はルナクティスさんから借りた技を受けて後退する。

「こ…この技は、さっきAブロックで闘っていた奴が使っていた技じゃねぇか!」

「真似…するの得意だから…」

「これはお前の能力だろ!?他人の能力をパクるなんて反則だろ!」

「…ごめん。何て言ったの?ねてた」

「能力をパクるのは反則だって言ったんだよ!」

「真似するのが…僕の闘い方だから…」

「お前ついさっきまで『あたし』って一人称使ってたよな?」

「気のせい。僕は最初から僕って言ってた」

「そうかよ。だが…そんなくらだねぇことはどうだっていい。俺はお前に勝ってベスト8に進出するんだーッ!」

彼は再びラリアートを放ってくる。

「ごめん。それは無理。勝つのは、この僕だから…」

僕はロディさんの指示を待つ。

「カーフブランディングで仕留めろ」

少し声を低くして、ぶっきらぼうに彼は言った。

すぐさま僕の脳内で彼の口にした技がイメージとして伝わる。

そして敵のラリアートを開脚飛びで避けると、自分でも信じられないほどの怪力で敵を持ちあげ放り投げ、そのまま上昇する。

そして敵の頭を両手で掴み、彼の後頭部に自分の右ひざを当て、そのまま高速で落下し、敵の頭部をマットにこれでもかとばかりに押し付けた。

「…カーフブランディング…!」

敵はこの技でぴくぴくとけいれんを起こしていたけど、やがてがっくりと動かなくなった。

試合終了のゴングが鳴り、僕はこの試合、一度も零と入れ替わることなく勝利を成し遂げた。

この勝利はロディさんのおかげだ。

と、コーナーポストを見てみると、彼の姿がない。

どこに行っちゃったのかな…?

※月影ほたるさんへ

このお話からナーニャの性格や一人称を設定に沿った形に変更してみました。彼女らしさが出ているといいのですが…どうでしょうか?

Re: わかりあうための闘い ( No.33 )
日時: 2014/08/16 15:48
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

儀仗sid

Bブロック第2試合がついに始まる。

俺はじっと対戦相手であるアリエス=マクラウドを見つめる。

それにしても、こいつはなんて奇抜な恰好をしているんだ…

肩甲骨付近まで青い髪が伸びており、上半身は裸。

Fカップはありそうな胸に晒をしているだけというまるで昔の不良のような恰好なのだ。

そして下半身は何故かジーパン。しかも、過度なダメージが入っていて、けっこう破れている。

俺はこんなインパクト抜群の奴と闘わなければならないのか…

そう思うとなんだか微妙な気持ちになる。



アリエスsid

先ほどからあたしの対戦相手となる男は、しきりにあたしの方を眺めている。

好意があるのかそれとも敵としてただ観察しているだけなのか。

試合が始まって早くも2分が経過しているが、あたしも彼もどちらも膠着状態で動かない。

いや、正確にはお互いのファッションセンスに驚かされ、試合どころではなくなっているというのが現状だろう。

目を丸くしている彼、舞姫儀仗は、黒のコートを羽織ってフードを深くかぶり、紅い鋭い眼でニヒルに笑みを浮かべている。

その黒のマントの中からは迷彩服をコートの下に着ている。

あたしはこんなファッションセンスがゼロの男と対決しなければならないのか…なんだか萎えてくる…

「あんた、ファッションセンスゼロだな。この俺の相手かと思うと泣けてくるぜ…」

「それはこっちのセリフよ。一体何時代の恰好をしているんだか」

「なんだと!?」

「なんなの!?」

「殺る気か?」

「いいわ。すぐに倒してあげるんだから!」

「望むところだ、行くぜ!」

互いのファッションで激しい睨みあいを繰り広げたあたしたちは、よくやく試合に突入した。

この男がどれほどの実力を持っているのか楽しみだ。


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