複雑・ファジー小説
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- わかりあうための闘い
- 日時: 2014/09/21 04:50
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=8269
超能力者が賞金10億円を手に入れるために闘うバトル小説です!感想ほしいです!
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- Re: わかりあうための闘い【夢の対戦カード決定!】 ( No.164 )
- 日時: 2014/09/11 13:20
- 名前: Orfevre ◆ONTLfA/kg2 (ID: 47Om7d/P)
感想の概要は>>162に修正しておきました
いやあ、勘違いとか恥ずかしいですね
- Re: わかりあうための闘い【夢の対戦カード決定!】 ( No.165 )
- 日時: 2014/09/12 08:01
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
ルナティクスsid
僕はこの日の晩、スター会長に呼び出された。
彼のいる会長室へ入ると、僕だけでなく他の出場者も呼び出されていることがわかった。
それにしても、僕たちを呼び寄せておいて一体何の用だろうか?
疑問に思っていると、会長が口を開いた。
「実はきみたちには明日、完璧美食家のメンバーと闘ってもらうことになったのだよ!」
会長の説明によると、僕たちが闘うことになったのは、あのHNΩも所属していると言う大半が元スターレスリングジムのメンバーという強豪集団。
つまりそれは運営委員と同等とそれ以上の実力者と闘えと言うこと。
できるだろうか、僕に…頭の中を不安が掠めるが、会長は僕の肩に手をあて優しい声で言った。
「大丈夫だよ。仮にもきみは私に見込まれた子だ。普通の子と訳が違う!ルナティクスくん、きみならきっと敵に勝てる。私はそう信じているのだよ」
彼の言葉で不安でいっぱいになっていた心の奥に温かい光がともったのを感じた。
そうだ、僕は世界の帝王になるべき男。
そんな奴ら、叩き潰して帝王の威厳を見せつけてやる!
「それでは、各々の対戦相手をDVDで紹介するとしよう」
彼はノリノリで超特大テレビのスイッチを入れた。
☆
「では、まずは葵ちゃんの対戦相手から」
彼がスイッチを押すと、茶色の瞳に茶色の髪、黒のベストに半ズボンと言う少しボーイッシュな感じの服装に身を包んだ美少女が少年と闘っている映像が映し出された。
「彼女はフォルテ=フォン=ロイヤル。ルクセンブルク出身のお嬢様で、私から直接指導を受けた子のひとり。プロレスの実力はメープルちゃんとほぼ同等だけど、彼女は能力がすごい!ルーレットを出現させて、敵がダーツで射たマスの出来事を本当に変えてしまう能力の持ち主なのだよ」
それは所謂運命操作と言うものだろう。強力な能力であることは間違いない。
次に登場したのは僕の対戦相手だと言う、カールした金髪に翡翠色の瞳に青色のチョッキを身にまとった長身の美形の少年だ。
「彼はピエール=ジェントルマン。ナルシストでキザで女の子にとにかくモテる。フランス出身でプロレスの腕は井吹くんと同等」
なんだ、大したことないじゃないか、僕の楽勝で決まりだね。
僕は心の中でピエールを打ち負かしている図を描いた。
「けど、彼は手品が非常に上手く、その腕前はジャドウくん以上。しかも光を操る能力の持ち主と来ている。あだ名は光の貴公子」
その瞬間、僕の心の中に描いた図は逆転してしまった。
光と闇じゃ、相性が悪すぎる!
そう思っている間にも会長はどんどん敵を紹介していく。
7番目の敵の紹介になった時、会長の手がピタリと止まった。
そしてなぜか画面を見つめたまま沈黙してしまった。
ヨハネスくんも空さん、マロンくんや力也くんたちも、会長の意図を察してか黙りこくっている。
どうしたんだ、この静けさは……
画面には笑顔を浮かべ、フレンチをそのまま小さくしたような外見の茶色いコートに大きな金色のベルのついたスカーフを着た少年が映っていた。
もしかして、この7番目の対戦相手が原因なのか?
「おいどうしたんだよ、会長さん、それにお前ら。急に黙るなよ」
「……すまないね」
安瀬くんの問いに先ほどとは違う弱弱しい小さな声で会長が答えた。
会長は大きなため息をついて、再び口を開いた。
「彼の名はディナー。我々スターレスリングジムのメンバーの中でも、最強の能力を持つ少年…彼が能力を発動したら、カイザーくんや私でも恐らく瞬殺されるだろう。彼が味方だったら、我々の勝利は100%揺るがなかったよ」
な…ひゃ、100%だって!?
それに、カイザーさんや会長さんを凌ぐ能力って…一体どんな能力の持ち主なんだ……
僕は未知なる敵の謎の能力に底知れぬ戦慄を覚えた。
- Re: わかりあうための闘い【夢の対戦カード決定!】 ( No.166 )
- 日時: 2014/09/11 20:01
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
安瀬sid
「一体そいつはどんな能力持ってんだよ」
俺は隣に立っている相棒のヨハネスに訊ねた。
「…消化吸収。彼はブラックホール並の吸引力で何でも吸い込んで、強靱な胃袋でたちまち敵を消化してしまうんです。しかも、それが能力者だった場合は一時的ではありますが、消化した相手の能力を使用することができます」
なるほど、そいつぁ厄介だな。
「何か能力を破る方法とかないのかよ」
「あります。彼は宇宙人やアンドロイドは消化できずに吐き出してしまうんです」
だったら、ラグが闘えば楽勝じゃないか。
「ところが、そうもいかないんです。今ラグくんはフレンチくんに機能停止にさせられて修理中ですから」
そういえばそうだったな。ってことはベリーは大ピンチじゃないか!
けれどヨハネスは冷静に、
「そうですね」
「そうですね、じゃねぇだろ!」
俺は彼の頭をペシッと叩く。
「痛ッ!もう、何するんですか!」
頬をぷうっと膨らませたヨハネスの顔は、もう一度叩きたくなりそうなほど可愛らしいものだった。
「でも、当の本人は余裕の表情ですよ」
彼が指さした先には、表情ひとつ変えないベリーの姿があった。
彼女は俺たちに気づくと、少し微笑み、「心配ない。勝つから」と言った。
どうやら何か策があるらしい。
と、ここで会長が勢いよく立ちあがり、いつもの調子に戻っていった。
「諸君!ここで、超強力助っ人をご紹介しよう!入って来てください!」
会長が丁寧な言葉遣いを使うなんて珍しいなと思っていると、会長室の扉が開いて、青色のモーニング、ホットケーキ形の帽子に碧眼、立派なひげを生やしたじいさんと、オレンジ色のバンダナにモデルのように整った顔の美少年と茶色の縦ロールが特徴の滅茶苦茶可愛い美少女が入ってきた。
なんだこいつら…
じいさんは会長と握手をした後、俺たちを見つめた。
その瞳はまるで全てを見通しているかのような神秘的な雰囲気が漂っている。
「ホッホッホ。お前さんもいい弟子たちを持ったもんじゃのう、スターくん」
「でしょう。やっぱりわかりますか?」
「子どもたちの素質が見ぬけないほど、わしは衰えておらんのでのう」
じいさんは一通り笑った後、軽くお辞儀をして、誰もが耳を疑うような言葉を口にした。
「自己紹介が遅れてしまったようじゃな。わしはヘンリー=ミルク。このスターくんはわしの教え子じゃよ」
教え子!?
そしてさらに会長の口から爆弾発言が飛び出した。
「何を隠そうここにおられるヘンリー先生は、スターレスリングジムの開祖にして超人キャンディーの生みの親なのだ!」
- Re: わかりあうための闘い【夢の対戦カード決定!】 ( No.167 )
- 日時: 2014/09/11 20:00
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
助っ人紹介
名前 マーラー=ミルク
性別 男
年齢 13
容姿 オレンジ色のバンダナに半ズボン姿。金髪碧眼。モデルのように美しい顔立ちをしている。
性格 明るく元気で素直
国籍 ベルギー
能力 不明
武器 なし
参考 ヘンリーの孫。将来の夢は彼の店を継ぐこと。おじいちゃん子。
名前 クロワッサン
性別 男の娘
年齢 13
容姿 茶色の縦ロールに黒い瞳、白いドレスが特徴
性格 人見知りが激しく、恥ずかしがり屋
国籍 オーストリア
能力 マッハ
超高速で動くことができる。
武器 なし
参考 ヘンリーのお菓子屋さんでレジ係をしている男の娘。
トラウマのせいで言葉を話すことができない。
クロワッサンの世界大会少年の部で優勝した輝かしい実績を持つ他、その動きの速さはハイスピードカメラでやっと捉えられるほど速い。
名前 ヘンリー=ミルク
性別 男
年齢 92
容姿 ホットケーキの形の帽子を被り、青色のモーニングを着て立派な白いひげをたくわけたおじいさん
性格 朗らかで穏やか
国籍 ベルギー
能力 不明
参考 スターの師匠。スターレスリングジムの開祖であり、数々のお菓子を発明している菓子職人(超人キャンディーもそのひとつ)。レスラーとしてもその実力は超一流(ただし、弟子たちの成長を願ってか滅多に闘わない)。
- Re: わかりあうための闘い【夢の対戦カード決定!】 ( No.168 )
- 日時: 2014/09/11 21:00
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
葵sid
わたしたちの前に朗らかな笑みを浮かべて立っているおじいさん、彼がスターさんの先生だなんて…
わたしはもっと若くて筋肉隆々な人を想像していたため、あまりのギャップに驚いてしまいました。
すると彼はそんなわたしの様子に気が付いたのでしょうか、ニコニコと微笑んで、
「ホッホッホ。わしは年寄りじゃから信じてもらえんのも無理もない話じゃ。それじゃあわしがスターくんの師匠である証拠を見せるとするかのう」
そう言ったかと思うと彼はぴょんと飛び上がり、スターさんの頭の上で人差し指一本だけでバランスをとったと思いきやその指だけの力で飛び上がり、着地しました。
確かこれはフレンチくんが準々決勝で見せた動きそのものです。
更に彼は驚くべきことに、120キロもあるバーベルを軽々と持ち上げて見せます。
わたしたちも持ち上げようとしたのですが、残念ながらビクともしませんでした。
彼は間違いなく世界一運動のできるおじいちゃんでしょう。
もしかすると宇宙人なんじゃないでしょうか…なんて想像も膨らむほど、この場は大盛り上がりを見せました。
ですが、彼の登場により、明日の敵の対策がお流れとなってしまいましたが、果たしてこのまま闘っても大丈夫なのでしょうか?
☆
「巨大なひし餅!?」
翌朝目を覚ましたわたしは外の景色を見て、目が飛び出しそうなほど驚きました。
なぜって、外に見上げるほど大きいひし餅がドドンと街の中央に設置されていたのですから。
みんなで近づいてみますと、それはひし餅を模した16階建てのリングでした。
敵のみなさんが言うには、ひし餅型だと安定感がばっちりで倒れる心配がないそうですが、それにしてもカラフルな段と段の間にリングがなければかじりつきたくなるほど本物そっくりです。
よく一晩でこれだけ立派な建物を作ることができたなあと、敵ながら賞賛してあげたい気持ちになりました。
敵のみなさんは、それぞれの階でわたしたちを見下した視線を取りつつ待機しています。
「運営委員&出場者連合軍のみなさ〜ん。早く上がってきてください。中にエレベーターがありますよ〜!」
上の声に言われたのでよくよく見てみますと、確かにエレベーターのボタンのドアがあります。
しかも中は相当に広く20人以上乗ってもまだ入るほどです。
その広さに感心しつつ、みんなはそれぞれ自分の対戦相手のいる階のボタンを押します。
わたしは1階ですので、すぐに降りました。
降りたのは床が白色になっているリングでした。
「あなたがわたくしの対戦相手ですわね?」
リングに立っていたのは、茶色の髪に茶色の瞳、黒いベストに黒い半ズボンの女の子です。
「わたくしは、フォルテ=フォン=ロイヤルと申しますわ。日向葵さん、正々堂々闘いましょうね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
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