複雑・ファジー小説
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- わかりあうための闘い
- 日時: 2014/09/21 04:50
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=8269
超能力者が賞金10億円を手に入れるために闘うバトル小説です!感想ほしいです!
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- Re: わかりあうための闘い【出場キャラ大募集!】 ( No.9 )
- 日時: 2014/09/21 04:47
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
雄介sid
「……行くよ、うさぎちゃん」
彼女は試合開始のゴングが鳴った刹那、いきなり俺に大鎌を振り回してきた。
巨大な鎌は空気を切り裂き、俺の頬を風圧が掠める。
「あんた、おっかねぇ武器持ってんだな」
「……あなたの武器はなに?」
「俺の武器はこのカードだ」
ホルスターからカードを展開し、バリアを作り出して、彼女の攻撃を防ぐ。
しかし、彼女の得物である大鎌の威力は相当なもので、いとも容易くバリアを破壊した。
「……あたしは、何がなんでも、10億円が欲しい…そのために優勝するの…」
「それは俺も同じだ」
答えると、彼女の顔に少し影がかかった。
「…あたしがお金が欲しい理由も知らないくせに…同じだなんて言わないで…!」
ドォン!
小柄の体のどこに、それだけの力があるのかと思えるほどの斬撃を繰り出し、彼女は俺を圧倒し始める。あの鎌の攻撃を防ぐのに、かなりの回数を使いこなしてしまった。カードには回数制限があり、回数を過ぎてしまうと、能力を発動できない。このまま試合が進んでしまい、カードを何枚も使用してしまえば回数制限をオーバーし、能力を発動できなくなってしまうだろう。そうなれば、俺に勝ち目はない。その時、彼女の大鎌が俺の体を斜めに斬りつけた。斬られたところからは、まるで映画のグロイシーンのように、大量の血が噴き出す。
斜めに斬られた傷の血は止まることを知らずドクドクと流れていく、恐らくこのまま何も対策を取らずに放っておけば、俺は間違いなく、死ぬ。嫌だ、俺はまだ、生きたい!
極限の精神状態の中、ついに俺の心の中のタガが外れてしまった。
「ヒャハハハハハハハ!」
☆
ベリーsid
彼はあたしの度重なる攻撃に、ついに我を失った。まるで獣のように吠えながら、何の戦略もなく、ただイノシシのように猪突猛進で向かってくるだけだ。
あたしは事前に彼の闘いぶりを、先の闘いでよく観察しているから、彼の戦法や癖などが手に取るようにわかる。今の状態は、彼が精神的に追い詰められどうしようもなくなったときに発動する、通称戦闘狂モード。最終予選で、あたしの相手をしたジャドウさんからこの情報は聞かされていた。
『奴はこのモードになると、大幅に戦闘能力を上昇させ、体の一部を破壊してくるカードを使用してくる。くれぐれも気をつけることですなあ…』
彼の言葉を思い出し、まるで獰猛な闘犬のように挑みかかってくる上条雄介に、彼がカードを展開するよりも早く、大鎌の斬撃を浴びせた。
ドサッと音がして、彼が地面に倒れ伏す。彼はおなかから先ほどよりも激しい血を流し、完全失神していた。
「勝者、ベリー=クラウン!」
ステージの外で待機していたレフリーが、あたしの勝利を告げ、ステージに上がるとあたしの右腕を掴み、上へ高々と上げた。
これでまずは1勝目。これで10億円にまた一歩近づいた。
- Re: わかりあうための闘い【出場キャラ大募集!】 ( No.10 )
- 日時: 2014/09/21 04:46
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
愁二sid
『勝者、ベリー=クラウン!』
マジかよ…
Aブロックの第1試合を観戦していた俺は、予想外の出来事に息を飲んだ。
あの女、あの上条雄介とかいうカード使いを倒しちまった。
しかもただ倒したわけじゃない。敵の癖や戦闘方法を見抜いて、冷静に分析した上で圧倒して倒した。恐らく、これは恐らく、誰かの入れ知恵に違いない。だが、仮にそうだったとしても、ただの一度も攻撃を食らわずに、一方的に下しちまうだなんて、彼女はあまりにも強すぎる。勝ち名乗りを上げている、彼女の姿を見たとたん、俺は一気に恐怖が募ってきた。
俺も他の参加者と同じく、賞金10億円と、何でも願いを叶えてくれると言う権利がほしい。
けれど、それと命を天秤にかけるのには、あまりにも無謀すぎる賭けた。棄権しようか。
そんな考えが頭をグルグルと回る。しかし、ここで棄権しまえば、もしかすると人生1度きりの貴重なチャンスを不意にしてしまう事になる。それは、あまりにもおしい。
念のため、俺の対戦相手が誰なのかという事を、電光掲示板で確認してみる事にした。
対戦相手は巳鍵非檻とかいう読み方が難しい名前の少女だ。見たところ、あまり強そうではない。だが、油断は禁物だ。仮にも雄介は女に負けたのだから、油断はしないほうが賢明だろう。
そして、もう一度、改めてじっくりと敵の得物を観察する。奴は、小型の拳銃とナイフを武器として所持していた。武器の内容は、大方俺と同じだということがわかった。
これで、幾分か戦闘に対するイメージトレーニングができそうだ。早速目を瞑り、イメージトレーニングを開始する。拳銃とナイフは、ゴーレムで防げば問題ない。だが、問題がひとつ浮上した。それは、奴の能力がまだわからないと言う事だ。
能力さえわかれば、その能力がどんなものかで俺の勝敗が決まるというのに…
ここまで、俺は7割ほど彼女に勝利すると踏んでいた。だが、彼女の未知の能力が分からない以上、残りの3割の確率が俺の勝利を阻害する。
クソッ、相手の能力さえわかれば安心できるのに…闘うのがまた怖くなってきた。
けれど、その恐怖をつばと一緒にゴクリと飲み込む。
軽く息を整えて、冷静を取り戻し、俺は誰にも聞こえないほど小さな声でつぶやいた。
「俺も男だ…よし、やるか!」
俺はBブロックの白い大理石のステージに、ゆっくりと足を進めた。
- Re: わかりあうための闘い【出場キャラ大募集!】 ( No.11 )
- 日時: 2014/08/12 21:53
- 名前: 愛新覚羅 ◆KQWBKjlV6o (ID: ???)
ベリーがでましたね!
なんだか想像以上に強くなってて、驚きました
圧倒で勝っちゃいましたが次がどうなるのか…
Bブロックの試合も楽しみです
モンブラン博士さんのキャラクターが試合に出るのかも気になります!
頑張ってください
- Re: わかりあうための闘い【出場キャラ大募集!】 ( No.12 )
- 日時: 2014/08/13 05:25
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
愛新覚羅さんへ
初コメントありがとうございます!私も彼女が次どうなるか予想できていません。
私のキャラももちろん出場予定です。そろそろ登場させようかなあなんて思っています。応援ありがとうございます!がんばります!
- Re: わかりあうための闘い【出場キャラ大募集!】 ( No.13 )
- 日時: 2014/08/27 05:31
- 名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
非檻sid
カーン!
試合開始のゴングが鳴る。
とりあえず、戦闘を始める前に相手に自己紹介をする。
「どーも!あたし、巳鍵非檻って言います」
「……俺は雲仙愁二」
「いい名前ですね。カッコいいです!」
「……そうか」
何、コイツ?
やたら無愛想で無口でなんだか面白くない人。
折角褒めてあげたんだから、リアクションのひとつぐらいとれないのかしら。
「じゃあ愁二さん、あたしから攻撃しますね。レディーファーストってことで」
そう言って彼に拳銃を向け発砲した。
「…ゴーレム」
彼は砂を媒介にして巨大な怪物ゴーレムを作り上げる。
そしてなんと驚いたことに、ゴーレムがあたしの撃った銃弾を防ぎ、無効化してしまった。
しかもそれだけではなく、彼は数体のゴーレムを作り出した。
「……彼女を攻撃しろ」
彼の指示と共にゴーレムがあたし目がけて一斉攻撃を開始した。
このままじゃ…ヤバい!
☆
愁二sid
俺は試合が始まるや否や、緊張で手足が震えていた。
やっぱり、こんな大勢の観客の前で闘うだなんて緊張するぜ…
だが、敵の方は1万人を超える大観衆を相手にしても、緊張するどころか、逆に俺に自己紹介までしてきやがった。
この女…すげえ精神力してやがる…!
と思った次の瞬間、彼女は腰にあるホルダーに手を伸ばした。
俺は次の行動を予想してゴーレムを生成する。
間一髪で間に合い、彼女の銃弾を無効化することができた。
今回のゴーレムは、持ち込んでおいた砂で作った砂のゴーレムだ。
水や音、風の攻撃にはめっぽう弱いが、その代わり打撃や物理攻撃を砂の体で無効化するというたいそう便利な能力を兼ね備えている。
彼女はナイフで攻撃してくるが当然ゴーレムには効果がない。
すると、彼女の青い目がピカッと怪しく光った。怖ぇ!
「あたしの能力は相手を見つめ、指示を出すことでその相手の動きを制限させることができるんです!ゴーレム、そのまま動かないで!」
うぉ!?敵はそんなすげぇ能力を持っていたのかよ!
ああ…俺、ここで負けるんだな、きっとゴーレムを作らせないように動きを制限されたところを、銃弾の乱れ打ちで倒されるんだ。
俺には早くも走馬灯が見え始めてきた。
けれど、ゴーレムの見かけには何の変化もないため、物は試しと取りあえず指示を出してみる。
すると、なんとゴーレムが動いた。
そうか。コイツの能力は生き物だけに効果を発揮して、ゴーレムみたいな人工物には効果を発揮できないんだ!
「まさか、あたしの能力にそんな弱点があっただなんて…!」
「いっけえ、ゴーレム!彼女にパンチをお見舞いするんだ!」
「きゃああああああ!」
彼女はゴーレムの巨大な砂の拳から繰り出されたパンチをまともに受け、思いっきり吹き飛んだあと地面に倒れた。
『勝者、雲仙 愁二!』
自分でも信じられないことに、俺の勝利が決まった。
多分、これは単に敵との相性が良かっただけなのだろう。
次はどうなるかわからない。
けれど、俺はこの1勝で今までと違い、自分に自信を持つことができた。
次回予告
スターレスリングジムの切り札であるあの少年がついに登場!
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