複雑・ファジー小説

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わかりあうための闘い
日時: 2014/09/21 04:50
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=8269

超能力者が賞金10億円を手に入れるために闘うバトル小説です!感想ほしいです!

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Re: わかりあうための闘い ( No.44 )
日時: 2014/08/17 08:39
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

月影ほたるさんへ
こちらこそお褒めの言葉ありがとうございます!大丈夫と言ってもらえたので安心です!彼女はまた2回戦で活躍しますので、そのときの活躍を楽しみにしていてください!

Re: わかりあうための闘い ( No.45 )
日時: 2014/08/17 09:09
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

儀仗sid

試合開始直後、俺は敵にタックルをしかけて押し倒し、マウントを取る。そして顔面にパンチを浴びせる。

「てめぇ、なんで晒なんだよ。ブラジャーぐらいしろよ!」

「別にそんなのあたしの勝手なんだからいいだろ!人のファッションにとやかくケチをつけるな!」

奴は俺のパンチを巧みにガードし、一瞬の隙をついて俺から逆にマウントを奪う。

「どうした?俺にパンチを振るうだけの勇気がないのか?」

「いえ、あたしはパンチじゃなくて…コレでいかせてもらうわ!」

「ブッ…!」

不意に強烈な掌底が俺を襲ってきた。

「パンチっていうのは威力は大きいけど、空振りが多い。だけど掌底は威力こそ低いけど、命中率はずっと上よ!」

コイツのどこにそんな力が眠っているのか疑問に思うほど、激しい掌底の連打を受けた俺は、口から血を吐き出す。

「なかなかやるじゃねえか」

俺は奴のマウントを今度は逆に奪い返し、すかさず腕ひしぎ十字固めをお見舞いする。

「さあ、腕をヘシ折られたくなかったらギブアップしな!」

「嫌よ」

「だったら腕を折らせてもらうぜ!」

先ほどよりも極めている腕に力を込めるが、奴の顔は氷のように冷静で平然としている。

「あんたはこんなことができるかしら?」

言うなりなんと、彼女は腕ひしぎに極められた右腕で俺を持ち上げ、立ち上がり、そのままラリアートでもするかのように、自分の腕をコーナーポストに叩き付けた。

思いきり衝突したため、かなりのダメージを負った俺は腕ひしぎを外してしまい、マットを転がる。

「今度はあたしの番よ」

奴はいきなりコーナーポストから一足飛びに飛び上がると、俺の甲板目がけてドロップキックを放つ。なんて足のバネだ!

「あたしは少しレスリングジムでレスリングの基礎をならったことがあるから、これぐらいの技はできるわ。あんたはどうかしらね、戦闘狂さん」

「ぐ…っ!」

俺は今までプロレスなどやったことはないが、護身術を習ったことがある。それを応用して少しは闘えると思ったが…こうなったら奥の手だ!

「畜生!こうなればお遊びはおしまいだ!一気にケリをつけてやるぜ!フル=バーストォ!」

Re: わかりあうための闘い ( No.46 )
日時: 2014/08/17 15:39
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

カイザーsid

テレビで彼らの激闘の中継を見ていた私は、ため息をついた。

「彼らは一体なんのために、裏のあるこの大会に参加しているのか……」

現在、私は故郷のフランスで子どもたちと一緒に暮らしている。

私が会長の目を盗んで私の家に避難させることに成功したのは、ハニー、メープル、ラグ、王李、ヨハネス、井吹の6人。

他の子たちは無事だろうか気になるが、ここにいれば間違いなく安心だ。

幸いにして能力者オリンピックが開催されているのは日本だから、ここまで追手がくることはない。

そういう点では安心だった。

だが、それだけに、一刻も早く私の友である彼らを狂気から救ってやりたい気持ちでいっぱいだった。

彼らだって、本当に心の底からそう思って行動しているわけではないというのは、私の目から見れば明白だった。

そしてこのことは、私が救いだした彼らも気づいている。

「考えてみれば、おかしなことだらけなんですよね…あの会長さんが
『人間を見捨てる』なんて言うはずがないですもの」

あごに手を当ててそうつぶやくのは、ドイツ№1の少年名探偵にして会長の元一番弟子であるヨハネス=シュークリームくんだった。

彼はその場をグルグルと歩き回り、今までの出来事を推理し、ひとつの答えを導き出した。

「僕の推理では、会長は知らない間に、何者かにマインドコントロールされていると考えたほうがいいかもしれません」

「そんな…!ご主人様が…」

大きな瞳に涙を浮かべ泣き崩れるのは、会長のことを誰よりも知り尽くしている彼の少年執事である、ランス=アームストロングこと、通称ラグくん。

彼はアンドロイドであるが、姿は人間そのもので、誰よりも繊細な心を持ち、主人のことを心から大切に思っている。

「星野くんがあんなことを言うのも、考えてみれば変ですわね」

少しおっとりした声で言うのは、星野くんのガールフレンドにしてスターレスリングジムの紅一点、メープル=クラシックだ。

普段はおっとりしていて少々天然の癒し系の女の子だが、スターレスリングジムきっての実力者だ。

「あの不動さんや星野が敵になっちまうとはな…クソッ!」

テーブルをバン!と叩き怒りを露わにするのは、我々の中で一番新しい仲間、井吹宗一郎だ。

初心者ながら高い潜在能力と熱き魂で善戦してきた、私の弟子と呼んでも差し支えないほど、大切な少年だ。

「でも、コントロールされるほうもされる方ですよね」

可愛らしい笑みに似合わない毒を吐き、少し離れたところで立っている少年、王李。

中国拳法の使い手で一匹狼気質の彼は、他のメンバーとはだいぶ違う印象を受ける。

性格的にはいわゆるツンデレであるため、かなり井吹くんと衝突が絶えず、よくケンカをしている。

人を怒らせることに関して天下一品なのは、彼の師であるジャドウの影響だろうか。

もっとも敬愛してい師が道を踏み外してきていることに一番ショックを受けているのは、他でもない彼だろう。

「それで、どうするんですか?このまま行くと去年と同じで、また大勢の能力者を犠牲にすることになってしまいますよ」

王李の言葉を聞いた私は、椅子から立ちあがり、今まで渋っていたことをついに宣言した。

「諸君、私に力を貸してほしい。
今命の危機にさらされている能力者たちのためにも、彼らの猛攻を止めに行こう!」

「はいっ!」

「いいぜ…あんたのためなら命だって惜しくはねぇ…」

「星野くん、わたしが必ず救って見せますわ」

「僕も了解いたしました」

「僕もみんなと闘おうねぇ〜♪」

ありがたい返事だ…

やはり、彼らのような存在がいるのだから、地球人には希望があるはずだ!

「おい、お前はどうするんだ?王李」

井吹くんが訊ねると、彼は微笑み、

「…仕方ないですね。今回だけですよ」

「諸君、恐らくこれが私と君たちとで闘う最後の闘いになるだろう…
もし、私が死しても、君たちは決して私の後を追ってはいけない。わかったね」

私は自分の命がこの闘いで失われることになろうと、大切な友と人類の未来のためなら、悔いはない。

「人類の未来のために、友の狂気を止めるために…カイザーチーム出動!」

こうして私たちは彼らの暴走を止めるべく、行動を開始した。

Re: わかりあうための闘い ( No.47 )
日時: 2014/08/17 14:17
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

アリエスsid

敵はあたしの攻撃に徐々に劣勢になっていった。

あたしは女だけど、女だからって舐めていると痛い目に合う。

彼はその典型的な例だろうか。

掌底やドロップキックを立て続けに食らった彼は、とうとうあたしに奥の手を出してきた。

「フル=バーストォ!」

彼の能力フル=バーストは、自分の周囲2メートル以内から武器という武器(銃器、剣、弓なんでも)を呼び出し攻撃させることができる能力だ。

彼はその能力に違わず、マシンガンやらボウガンやら爆弾やらであたしを攻撃し始める。立ち込める煙と爆音、そして静寂。

「やはり女は弱かったようだな」

彼は自身の勝利を確信してそうつぶやくが、その考えは甘いというものだ。

「あたしはまだ闘えるわよ」

結構ダメージは負ってしまったものの、あたしは敵の攻撃の一部を無効化する能力、バニッシュで致命傷を避け、煙の中から現れると彼は冷や汗を流し、動揺し始める。

確か情報によれば、彼の性格は戦争好きで残忍、傲慢(だからといって油断はしない。そして馬鹿にされても相手にしない) 強い相手は認める。ちまちました行動は嫌い、大胆に行動する性格だったはず…

けれどどうやら、予想外の出来事には対応できないようだ。

「よくもあたしに傷をつけてくれたわね。今度はこっちからいかせてもらうわ」

彼を捉え、パワーボムでマットへ叩き付け、ストンピングで蹴りまくり、エルボードロップを首筋にお見舞いし、ツームストンパイルドライバーでリングに串刺しにした。

彼は連続攻撃についに轟沈し、一進一退の攻防の末、あたしは勝利を収めた。

Re: わかりあうための闘い ( No.48 )
日時: 2014/08/17 15:37
名前: モンブラン博士 (ID: EhAHi04g)

廉道sid

ついに、僕の試合を除くすべての試合が終えたわけだけど…

ここで僕はひとつの疑問に気が付いた。

それは、仮に僕か葵さんのどちらかが勝利しても6人しかいないということだ。

このままいくと、決勝は3人が同時に闘うという形式になってしまうんだけど、観客を含めてみんなはそれでもいいのだろうか…

僕は一応という形で運営委員のひとりであるロディさんにそのことを伝えてみると、彼はすぐさまこの大会の主催者であるスターさんの元へ行ってそのことを伝えた。

この様子を見ると、彼らは盛り上がりを優先して、後先のことを考えていなかったらしい。

数分後、不動さんがやって来てマイクを掴み、口を開いた。

「たった今、彼の指示で6人しか勝ち残れないことが判明した。このままでは決勝戦がおこなえなくなるため、くじびきで敗者復活を決めて8人に合わせることにした」

そして、くじびきが行われ、その2枠の出場権を与えられた出場者は…

「敗者復活第1試合は星野天使VSトリニティバードン、続いて第2試合は川村猫衛門VSチワワ!」

…は?チワワ?

僕はその名前を聞いたとたん、何かの間違いではないかと思った。

けれど、何度聞いても愛玩犬のチワワと同じ名前なのだ。

第1試合は星野くんの圧勝に終わり、早くも1人目が決まった

続いて注目の第2試合、川村くんに続いて現れた、チワワと呼ばれる出場者に会場にいる全員が驚愕した。

その名の通り本物そっくりの白いチワワのマスクを被り、なぜか黒いシルクハットを身に着け、星条旗のマント、白いブーツを着た2メートル近い筋肉隆々の巨漢が現れたのだ。

その可愛いマスクに似合わない、はちきれんばかりの筋肉の胴体のあまりのギャップは凄まじく、見る者に衝撃を与えた。

なんなんだ…この出場者は…!?


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