二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーカラーズ
- 日時: 2025/04/13 22:40
- 名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)
こんにちはいくちゃんです!
この作品は、ナンバーズとカラーズヒロインズの世界に異世界の世界を入れたお話です。
時系列は同じですが、内容が所々違ってきます。
なので、また別の世界と捉えてくれたら幸いです。
後、自分が投稿したもので、企画物以外はいつか本にしたいと考えているため、内容が急過ぎたり、メモ感覚や脚本のようになってることをご了承下さい。
それではお話の始まり始まり
ここはとある異世界
みんな仲良く暮らし、多少揉め事はあったが、平和な町であった
ある日、突然悪の魔法使いがやってきた。
すると、悪の魔法使いは自らの魔法を使って
人々の感情を奪い、不思議な石に閉じ込めてしまった。
しかし、突然何の因果か、1人の少女が現れ、1つ石を手に取ると、なんと言うことだろう彼女は日曜に出てくるようなヒロインに
変わったではないか!
しかし、彼女1人ではどうにもならず、石は悪の手に渡ると思いきや、石は散り散りに飛んで行きどこかへ行ってしまった。
悪の魔法使いも少女もそれを見ることしか出来なかった。
- Re: ナンバーカラーズ ( No.159 )
- 日時: 2024/08/10 23:46
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
紫雨家
経子「あら、あなた自身から制服を着るなんてね!」
忠加「あの時の記憶が戻ってきた」
経子「元は別の町で輝さん、いえ祈留さん達と中学校通ってたものね!」
忠加「大丈夫かな・・・」
経子「何か合ったら、お姉ちゃんに任せなさい!」
忠加「ありがとう姉御!」
第153話・コミュ障忠加とクラスのムードメーカー
スリーシスターズ学園(高等部)
救子「GOOD MORNING!」
経子「おはよう!」
友子「忠加もおはよう!」
忠加「おはよう」
女子生徒達「キャー!」
女子A「やっちゃん!」
女子B「友ちゃん!」
女子C「経子さん!」
忠加「あっ!姉御!」
女子生徒達「姉御!?」
経子「ああ、この子は・・・」
忠加を自分の隣に寄せる
経子「私の妹忠加よ!」
全員「ええっ!!!!妹!?」
教師「コラー!お前ら!早く自分の教室に行け!」
廊下
美子「おはようございます!」
忠加「お、おはようございます」
経子「よく言えたわね!」
美子「経子に妹が居るなんて初耳よ!」
経子「まあ、後で分かったみたいな・・・」
美子「ふーん・・・」
忠加「誰?」
経子「私の親友で、今年度の生徒会長よ!」
美子「押し付けだけどね!」
経子「私がやるって言ったのに!」
美子「経子は『リーダー禁止令』出されてるでしょ!」
忠加「姉御何やったんだよ?!」
美子「過去に、自分の主張強くし過ぎて部員が反発してね・・・」
経子「恥ずかしいから止めて!」
女子D「カラーズの経子さんの妹って!」
女子E「あの、エブリデイ学園から来たんですって!」
女子F「エブリデイ学園ってあの!」
経子「何かしら?エブリデイ学園の関係者だと何か不都合でも?」
女子達「いいえ!何でも!(怖い)」
教室
忠加『この学校に入学して、1からやり直してるけど・・・、正直人と関わりたくないのよね・・・』
トントン
忠加「ん?」
男子「あの、そこ俺の席なんだけど?」
忠加「えっ?ここ私の席よ!」
男子「ほら、机の中見てくれ!」
忠加「えっ?」
男子「置き勉してるから教科書やノートがびっしり!」
忠加「本当だわ!えっ?じゃあ私の机は?」
男子「俺の右隣だろ!」
女子A「軽部!教科書やノートはちゃんと持って帰りなさいよ!」
軽部「ええっ、こうすれば忘れ物しないだろ!」
女子B「そう言うことじゃないのよ!」
忠加「えっと、あんた誰?」
軽部「おいおい、先週自己紹介したのにもう忘れたのか?仕方ねーな!俺の名は軽部 辰起!たしかあんたは藤井忠加だっけ?」
忠加「そうだけど・・・」
辰起「のりピーだな!」
忠加「の、のりピー?」
辰起「あだ名だよ!あだ名!」
忠加「はあ!?」
辰起「人生乗りが1番だぞ!」
忠加「意味分かんない!」
辰起「そう言えば、のりピーはエブリデイ学園から来たんだってな?」
忠加「そうよ!だから何?」
辰起「いや、なんで引っ越して来たのかなって?」
忠加「ええっと、お父さんが死んだから、お母さんの元に・・・(嘘ではない)」
委員長「コラ!軽部!何彼女に重い話を暴露させてるのよ!」
辰起「あっ!ごめん!のりピー!だってそんなことがあったなんて思わないじゃん!」
忠加「ええっと、あんたは?」
辰起「うちのクラスの委員長、姫路知世だよ!」
知世「藤井さん!見慣れない場所で戸惑って居ると思いますが、何かあったら学級委員の私が出来ることがあれば何でも力に成りますよ!」
忠加「あっ、多分出来ないと思うから!無理!」
知世「藤井さん!」
辰起「ああ、委員長は頭は良いけど、口うるさいもんな!」
知世「軽部!」
掃除時間
忠加・ボーッ!
知世「コラ!藤井さん!」
忠加「何?」
知世「今は掃除の時間なんですから!」
辰起「まあまあ、委員長!そんなカリカリせず!ほら、モップだぞ!」
忠加「えっ?」
辰起「普段は箒だけど、今日は油引きだからな!」
男子A「ほら、かけていくぞ!」
チョボチョボチョボチョボ・・・
忠加『ふーん、ああ掛けるのね!』
机をお運び反対側
辰起「よ~し、のりピー油引いてくれ!」
忠加「分かった!それ!」
バシャーン!
知世「ちょっと!」
忠加「えっ?」
辰起「おいおいのりピー!掛けすぎだ!」
知世「油はクラスで量が決まってるのよ!勿体無いことして!」
忠加「えっ?えっ!」
辰起「のりピーって変わってるな!」
忠加「えっ?」
回想(小学生時代)
忠加「私の名前は藤井忠加!クローン人間よ!」
ざわざわざわざわ・・・
心美「クローン人間って何にゃ?」
祈留「人の細胞から作られた人間って前言ったよね?」
心美「忘れちゃったにゃ!」
繋「変わった子だね!」
忠加『変わった子?』
数日後
男子A「この怪物!」
男子B「お前みたいな奴は宇宙人と一緒なんだよ!」
男子C「宇宙に帰れ!」
教室「何やってるんだ?」
男子A「先生だ!」
男子B「逃げろ!」
回想終わり
忠加「嗚呼!」
ドン!
辰起「えっ?何で?」
女子A「今のは軽部が悪い!」
女子B「あんなこと言わなくても・・・」
辰起「いや、これでも濁してる方だぞ!」
知世「それでも彼女が傷付いてるじゃない!きっと彼女のトラウマをあなたがぶり返させたのよ!」
廊下
相「ええっ!!!!美姉生徒会長やることに成ったの?」
美子「そうなのよ!」
光美「モデルの仕事は?」
美子「それもあるから大変だよ!」
知「断れなかったんですか?」
美子「断れたら今やってないよ!」
笑「どうしてですか?」
経子「鶴がリーダー点って言うのを作って、リーダー経験の無い人をリーダーにしていくってルールにしてね・・・」
情子「それでリーダー点が無かったのが美子さんだけだったと・・・」
美子「いや、経子も0点だったわよ!」
相「じゃあ何で美姉だけ?」
経子「私は、鶴にリーダー禁止令出されてるから!いくらリーダー点が0点でも出来ないのよ!主張はしたけど許してくれなかったわ!」
笑「そうだったんですか・・・」
相「でもなんで美姉がやることに?」
美子「私モデルでしょ!芸能人な訳じゃん!」
全員「うんうん」
美子「それもあって、周りが気を利かして私がリーダーだけ当たらないように気を遣ってくれたの!」
全員「へー!」
美子「でも、今年は誰も立候補が居なくて、リーダー点が0かつリーダー経験の無い私と経子に白羽の矢が立って・・・」
知「そりゃそうなりますね」
美子「経子は『リーダー禁止令』出されてるからって!」
笑「そうなんだ・・・」
相「でも、モデルの仕事もあるんだよね?」
経子「その辺は私も主張して、美子が出来る仕事を予め決めておいて、ほとんどは副会長である私が行うことに成ったの!」
植「何気に経子さんが副会長なんですね?」
経子「鶴に、『経ちゃんの性格から出来るのはストッパーの副会長くらい』って言われてね!どうせ私もリーダー点無いから生徒会に入ることに・・・」
タッタッタッタッタッ・・・
美子「コラ!廊下は走らない!」
経子「って忠加?」
笑「今、泣いてたような・・・?」
救子「ちょっと待った!」
忠加「うわあ!何するんだよ!」
美子「廊下は走ったら危ないですよ!それに先輩に対して何ですかその言葉遣い!」
経子「美子、うちの妹はちょっと学力が遅れてて・・・」
美子「だったら尚更じゃない!経子そんな甘かったっけ?」
友子「確かに!」
相「妹出来てから甘くなってる!」
情子「シスコン!」
経子「うるさい!」
事情を聞き
経子「何ですって!許せないわ!」
友子「ちょっと、経子!」
救子「落ち着いて!落ち着いて!」
美子「あなたが殴り込んだって、何の解決にも成らないわよ!」
情子「この光景どこかで見たような?」
笑「助奈じゃない?愛美ちゃんの事になると助奈これだよ!」
援「いやいや、助奈のシスコン度を舐めないで!これよりもっと酷いから!」
忠加「私って、変な子?」
経子「変な子じゃないわよ!安心して!」
笑「私思うんだけど、その人は別に忠加に意地悪したくて言ったんじゃないんじゃないかな?」
支「忠加さんをあだ名で呼ぶってことは、きっとお友達にないたいんじゃないかと・・・」
相「もしかしたら忠加の事好きだったりして!」
経子「そんなの早いわ!」
情子「落ち着いて下さい経子さん!」
救子「何よ!自分は小さな彼氏が居るくせに!」
ゴチン!
救子「ううっ!何で?」
友子「照れ隠しよ!」
ゴチン!
友子「なんで私まで!」
美子「と言うか私からしたら年上に対してタメ口を使うのはどうかと思うわ!」
忠加「どんなしゃべり方したって・・・」
美子「乱暴すぎると人なんて寄ってこないわよ!変わるならあなた自身が変わらないと!その言葉遣いだと一生友達なんか出来ないわよ!」
忠加「えっ?」
援「あんまり深く感がなくて良いわよ!言葉遣いを変えたら皆の方からくるかもしれないって話で・・・」
次の日
忠加「おはよう、救子先輩、友子先輩、お姉ちゃん!」
救子「ぐ、GOOD MORNING?」
友子「お、おはよう(なんか調子狂うわね・・・)」
経子「お、おはよう(お姉ちゃんってこんな破壊力抜群な言葉だったっけ?)」
教室
忠加「おはよう、ございます」
生徒達「お、おはよう(ぶっきらぼうだった藤井 (さん)が・・・)」
辰起「おはようのりピー!昨日の事なんだけど・・・」
忠加「あっ!軽部君おはよう!何かな?」
辰起「なんかごめん、俺のりピーの過去知らなくて・・・」
忠加「言ってないから仕方ないよ!」
辰起「マジごめん!」
忠加「なんでそんなに謝るの?私は気にしてないから!」
生徒達『逆に怖い!軽部怒らせたな!』
知世「藤井さん!」
忠加「なんでしょうか?委員長!」
知世「何か変なものでも食べた?」
忠加「えっ?」
部室
忠加「なんで皆よそよそしくなるの?」
光美「いきなり全部変えるとかえって皆、何かあったのか心配するんだよ!」
忠加「意味分かんない!」
友子「いや、私達も違和感合ったから!」
救子「経子なんて『お姉ちゃん』が頭から離れなくて廊下に立たされてたんだから!」
情子「何があったのよ?」
望「それは多分、クラスの皆は忠加さんがそういうミステリアスな雰囲気が普通だと気に止めなかったんだと思います」
笑「どういう事?」
望「クラスの皆が、忠加さんの姿や言葉遣い、動作など学校での生活はこういう人だと、決めつけてしまうんです。」
支「確かに、そう言うのあるよね!」
情子「確かに、笑が活発で皆を引き込もうとするとか?」
植「知は頭が良くリーダーシップあるけど、口うるさいお母さんみたいな存在とか!」
知「悪かったわね!それだと光美だと、男前だけど、校舎裏で人形遊びする乙女だとか!」
光美「恥ずかしいから止めて!ってか皆知ってるの?」
知「前言ったじゃない!少なくとも同級生は皆知ってる!」
光美「何で?」
忠加「私は普段の言葉遣いで良いの?」
救子「少なくとも私達は気にしないわね!」
友子「そうね、仲間だし、友達だし!」
経子「私も『姉御』って呼ばれても気にしないわよ!
でも、私達以外の先輩や先生には敬語、難しいなら丁寧語で話すことね!」
回想
知世「きっと彼女のトラウマをぶり返させたのよ!」
女子A「軽部が『変わってる』なんか言うから!」
女子B「悪口だと思って落ち込んじゃったんだよ!」
回想終わり
辰起「そりゃ、おれも悪いって思ってるよ!でも、俺思ったことが先に口に出てしまうと言うか・・・、なんと言うか・・・、嗚呼もう!何で俺は思ったことをつい言ってしまうんだ?!」
ブロック「その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」
辰起「うわあ!」
スーパームカンシーン!
一方その頃
絆「皆さん、校舎裏から叫び声がします!」
援「ええ、確かに聞こえたわ!」
笑「皆、行くよ!」
カラーズチェンジ!
どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!
冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!
頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!
純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!
燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!
温かい抱擁!助けたい想い!レインボーヘルプ!
目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!
培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!
重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!
絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!
信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!
想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!
理由の無い無限の助け!ブラックアシスト!
上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!
望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!
誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!
ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!
太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!
悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!
愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!
輝け!20色のカラー!カラーズヒロインズ!
カラーズバラエティー!
好きだからこそのやりたい心!
カラーズスキャン!
皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!
スーパームカンシーン!
ブロック「来たな!」
パッション「本当に空気読まない連中ね!」
フィディリティ「アイツは!」
フレンド「フィディリティ知ってるの?」
フィディリティ「同じクラスの軽部辰起だ!」
パートナー「フルネームで覚えてる!」
フィディリティ「ダメなのか?」
スマイル「パートナーは男女で名前覚える仲は珍しいって言いたいんだよ!」
インタレスト「スマイルが言う?」
スマイル「えっ?」
インタレスト『ダメだこりゃ!晴人、ドンマイ!』
スーパームカンシーン!
タアッ!
ブィディリティ「辰起を返せ!」
ブロック「何だ?コイツはお前を傷つけたんだぞ!助ける義理があるのか?」
フィディリティ「辰起は・・・、私の・・・、クラスメイトだ!そのクラスメイトを傷つけるなんて許さない!」
ブロック「本当にお前はクラスメイトの事をクラスメイトとと思ってるのか?」
フィディリティ「えっ?」
ブロック「ずっと、1人で、誰とも話さず、ただただ一人ぼっちで過ごして誰にも相手にされないお前は、クラスに居る連中をクラスメイトとと思えるのか?」
フィディリティ「そ、それは・・・」
エクスプレス「クラスメイトよ!」
フィディリティ「姉御・・・」
エクスプレス「クラスに居るだけで、同じ教室で一緒に過ごす、それがクラスメイトよ!それにまだ1学期が始まったばかり!今からでも友達を作れないことはない!むしろ、声を掛けてくれるだけでも嬉しいものよ!」
ブロック「何知ったようなこと言って!」
エクスプレス「ええっ!知ってるわよ!なんたって私は、鶴が声掛けてくれるまでは元ぼっちだったんだから!」
全員「ええっ!!!!」
エクスプレス「散々、乗り悪いだの、生真面目だの、オカンだの言われてきたわ!でも、鶴が声を掛けて来てから私は変わったのよ!フィディリティ!」
フィディリティ「はい!」
エクスプレス「声を掛けてくれるってことは向こうから友達に成りたいってことよ!だから、その輪だけは見逃してはいけないわよ!」
フィディリティ「姉御、ありがとう!」
ブロック「うるさい!やれ!スーパームカンシーン!」
スーパームカンシーン!
ノーギブアップホープ!
スーパームカンシーン!
ホープ「フィディリティ!今です!」
フィディリティ「OK!フィーリングポット!藤!戻れ!明るい結晶!」
ポンポン、ビューン、ポッ!
フィディリティ「姉御!」
エクスプレス「分かったわ!」
フォームチェンジ!
パープルエクスプレス!パープルウィステリアモード!
ウィステリアフィディリティ!ウィステリアパープルモード!
姉妹の力を1つの力に!
エクスプレスタクト!
フィディリティタクト!
姉の力!
妹の力!
かつて敵対した力を今度は協力(強力)に!
エクスプレスフィディリティフォルテウェーブ!
レアムカンシーン「ほわわわわ・・・」
ブロック「畜生!」ビュン!
次の日
忠加「おはよう!」
女子A「藤井さんおはよう!」
女子B「おはよう!」
知世「おはようございます!」
忠加「おはよう委員長!」
辰起「おはよう!のりピー!」
忠加「おはよう!タッキー!」
全員「タッキー!?」
辰起「のりピー、今俺の事タッキーって?」
忠加「あんたの名前辰起でしょ?私か忠加でのりピーなら、あんたは辰起でタッキーよ!」
辰起「おおっ!乗りが分かってきたね、のりピー!手出して!」
忠加「えっ?」
辰起「イェーイ!ハイタッチだよ!」
パン!
忠加「イェーイ!」
男子達『軽部スゲー!』
女子達『根暗な藤井さんを明るくさせた!』
のちにこの2人がクラス公認のカップルに成ることを本人達だけは知らない。
次回予告!
突然、桃原家のお食事処にテレビのカメラが入る!
実は、美子の撮影のために許可されたものだった!
しかし、料理初心者の美子はあり得ない失敗をして、笑のお祖父さんを怒らせてしまう!
果たして、美子は料理を上手く出来るのか?
次回ナンバーカラーズ!
有名人がやって来た!美子初のお料理!
- Re: ナンバーカラーズ ( No.160 )
- 日時: 2024/08/18 10:47
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
カシャ!カシャ!
カメラマン「う~ん!美子ちゃん元気無さそうだね?」
美子「そうですか?」
カメラマン「なんか、覇気が無いと言うか・・・、笑顔が引き摺っていると言うか・・・」
撮影後
美子「ハー、なんで私が生徒会長なのよ!これから忙しいっていうのに!」
回想
経子「鶴!美子には無茶よ!」
鶴「班長でもやるチャンスは沢山あった筈よ!ましてや修学旅行や林間学校でもやれた筈よ!」
美子「仕事優先で行ってない!」
鶴「融通の聞かない事務所ね!そんな事務所辞めたら?」
美子「・・・」
経子「そんなキツイ言い方しなくたって、ましてや行かなかったのは美子自身が決めたことよ!」
鶴「兎に角、今年度は1年間やってもらうわよ!」
美子「えっ?」
経子「待って!生徒会長は半年でも辞めれるって・・・」
鶴「ほとんどの仕事を副会長や他の役員に渡して何が半年間の生徒会長よ!むしろただの人任せじゃない!1年間みっちりやってもらうわよ!」
美子「ええっ!?」
鶴「これは誰もやらなかった連帯責任ではなく、あなた自身が嫌なことを避けてきた漬けがここで来た自業自得なんだから!」
回想
美子「仕事の休憩時間にこれをやれって、勉強もあるのに地獄だよ!」
マネージャー「・・・」
第154話・有名人がやってきた!美子初のお料理!
桃原家
笑「あれ?」
知「どうしたの?」
笑「うちにカメラが沢山!」
知「テレビクルーの人も居るわね!」
ガラガラ
笑「ただいま!」
桃子「お帰り!」
知「お邪魔します!」
笑の父「いやー、笑聞いてくれ!今日はモデルの銀次美子さんのお薦めと言うわけでうちの食事処で取材が決まったんだよ!
しかも、突然決まってお父さんもう興奮だよ!」
笑「テレビの取材?良かったじゃん!パパの作る料理は日本一だもんね!」
笑の祖父(母方)「フッ!ワシはまだ認めておらんぞ!」
桃子「お父さん!」
笑の祖父(母方)「ワシから言えば、お前の料理なぞ、ワシの娘と孫以下じゃ!」
知「その孫は?」
笑の祖父(母方)「桃子と笑の事だが?」
笑「えっ?私パパより上手い?」
笑の祖父(母方)「ああ、こやつの料理食うならお前の方が美味しそうじゃ!実際美味しいしな!」
笑「やったー!お祖父ちゃんありがとう!」
相「ただの婿いびりじゃない?」
情子「娘と孫に過保護なだけでしょ!」
葵「本当にあなたのお父さんは昔から変わらないわね!」
桃子「葵姉さん?」
笑「相に情子ちゃんも!」
情子「テレビが来てるって近所が騒いでたから!」
相「私は隣だし、美姉が出るし!」
笑「あっ!美子さんは相のお姉さんだったか!」
相「何回も言ったわよ!いい加減覚えて!」
カランコロン
美子「こんにちわ」
マネージャー「おはようございます」
笑「わあ!有名人がうちに来たよ知ちゃん!初めまして!私桃原笑です!サイン下さい!」
知「コラコラ!」
情子「学校で散々会ってるでしょう!」
相「あんた意外とミーハーね」
美子「へー、あなたの家お食事処だったんだ!」
笑「はい!お祖母ちゃんが学生の為にって!」
美子「そうなの、確かに定食安いわね!」
厨房
ディレクター「それでは明日の本番に向けてリハーサルお願いします!」
笑の父「は、はい」
美子「宜しくお願いします」
相「フフ、隣がモデルで絶対緊張してるよ!」
笑「頑張れパパ!」
笑の父「それでは私の得意料理オムライスを作っていきましょう!」
美子「玉葱、人参は微塵切りに!
ベーコン、マッシュルームは薄くスライスします!」
笑の父「それでは人参を洗ってもらおうかな?」
美子「はい!」
バシャバシャ、チュー!←ボールに入れて洗剤投入
全員「ああ!」
笑の父「あの、美子ちゃん!洗剤は無しで!」
美子「えっ?服や靴に車とかも洗剤で洗いますよね?なんで野菜はダメなんですか?」
知「洗剤には発ガン性物質が入っています!」
美子「えっ?」
笑・相「そうなの?」
情子「あんたらもかい!(私も初めて知ったけど・・・)」
桃子「あらら、洗剤無くなっちゃったわ!」
情子「無駄遣い!」
マネージャー「すみません!美子料理するの初めてで!」
笑「そうなの?」
相「少なくとも見たこともなければ、朝以外はは栄養補助食品しか食べてるところしか見てない!」
情子「絶対自炊してない!」
葵「初めてなら仕方ないわね・・・」
笑の父「じゃあ、ベーコンを切って貰おうかな?」
美子「はい!」
ベーコン用意
美子「いきます」←包丁を振りかぶる
相「ちょっとちょっと!」
情子「明らかに危ない持ち方してるわよ!」
笑「美子さん、包丁振り回したらダメ!」
シャキーン!
スパッ!
全員「ええっ!!!!」
ディレクター「美子ちゃん、剣道じゃないんだから!」
美子「えっ?」
桃子「兎に角、包丁を振り回すのは止めましょう!危ないから!」
マネージャー「すみません!美子はお料理初めてで!」
相「ま、ま、まな板ごと切れてる!」
情子「どんな強さで切ったのよ?!」
知「逆に凄い」
葵「初めてなら仕方ないわね」
笑「本当に初めてなのかな?」
ディレクター「そうだ!卵を割りましょう!」
笑の父「えっ?」
ディレクター「ほらほら、ハードル下げて!」
笑『ハードルが上がってるよ!』
知『野菜洗い→肉を切る→卵割る
誰が見ても野菜洗いが簡単で卵を割るのが難しいって分かるわよ!』
美子「よいショット!」
相「美姉?今から何するつもり?」
美子「何って卵を割るのよ!」
相「なんで両手に2個ずつ持ってるの?」
美子「割ります!」
カコン!バシャン!
情子「ああ~あ、もうグチャグチャ、勿体無い!」
知「わざとじゃないのよね?」
笑「そうだよね?美子さん真剣な顔してるし、真面目な生徒会長なんだから!」
相「ええっ、おふざけとか嫌いなタイプだから!」
情子「あんた見てると分かる」
相「どう言うことよ?!」
笑「美子さん!食べ物には愛情込めて!」
美子「えっ?これ食べ物だったの?」
知「逆になんだと?」
美子「ヒヨコが生まれるんじゃ?」
情子「なんで無精卵をあの人は知らないのよ!」
相「美姉、体型維持のため玉子料理普段食べないから!」
笑「油使うからね・・・」
笑の祖父(母方)「カー!卵を食べ物とも知らず何が料理だ!出直してこい!」
桃子「お父さん!初心者相手にキツイですよ!」
数時間後
相「ダメ!部屋に引きこもった!」
情子「そりゃ、散々な結果で雷も落とされたら落ち込むのも当然ね!」
笑の父「まさかあんなに料理が苦手だとは・・・」
笑の祖父(母方)「苦手どころの問題じゃない!」
情子「確かに!」
長美「お父さんは料理に心を込めて欲しいのよね?」
笑「心?」
笑の祖父(母方)「1度まな板に向かったらとことん食べる相手の事を思って作る!それが料理ってものだ!」
水上家
マネージャー「美子!そろそろ出てきなさいよ!」
美子「ねえ、なんであそこで料理させようと思ったの?」
マネージャー「えっ?」
美子「私の実家の隣に合ったからってわけじゃないわよね?」
マネージャー「そ、それは・・・」
笑の部屋
救子「それで心をクローズさせちゃったの?」
笑「うん、ちょっと失敗しただけなんだけど・・・」
情子「どこがちょっとなのよ?全然じゃない!」
知「いくら初心者でも無理があるわ!」
情子「そもそも誰か少しは教えておきなさいよ!」
相「美姉、ああ見えて見栄っ張りだから・・・」
救子「経子みたいね!」
笑「どこが?」
救子「出来もしないのに、やろうとするところ!」
相「あの、後ろ!」
救子「えっ?」
経子「見栄っ張りで悪かったわね!」
救子「!?」
ゴチン!
経子「まさか、そんなことになってたなんて・・・」
情子「リハーサルだったのが幸いですよ!」
忠加「簡単な話、教えてやったらどうなんだ?私なんか絶賛お母さんと姉御に料理を教えてもらってる!」
救子「そうよ!今すぐ呼びなさいよ!どうせ笑の家なんだし、厨房の1つや2つ貸してくれるでしょ!」
笑「まあ、確かに・・・」
相「分かった!今呼ぶね!」
厨房
美子「何?生徒会の仕事もあって忙しいんだけど?」
相「まあまあ、それは他の役員に手伝って貰って・・・」
経子「手伝ったらダメなのよ!」
全員「ええっ!!!!」
経子「仕事量を役員で公平に分けてやるから、役員は8人だから、12.5%分、最低限1割以上はやっておかないといけないルールだから!」
笑「でも、明日本番ですよ!それにオムライスは料理では中級レベルの初心者には難しい料理なんです!」
情子「なんでそんな料理選んだのよ?」
笑「言ってたじゃん!お父さんの得意料理!」
知「兎に角、最初からやり直しね!」
野菜洗い
笑「野菜は水で洗います!泥や土を手で落とすんですが、こびりついた土はたわしとかで取って下さい!」
美子「分かった、ありがとう」
笑「食べ物を切る時の基本は、左手は猫の手です!」
美子「何で?」
情子「いやいや、家庭科で習うでしょ!」
美子「私調理実習毎回休んでた!仕事だったから!」
知「それなら分からないわ!」
笑「怪我をしないためです!」
トントントントン・・・
相「形がバラバラね」
美子「どうすれば良い?」
笑「そういうのは慣れですので、厚いのは薄く切ってください!1cmくらいかな!」
トントントントン・・・
笑「リズミカルに切ると、綺麗に切れやすくなります」
美子「本当だわ!」
知「先生が様になってるわね!」
笑「まあね!これでも料理家の娘ですから!」
美子「玉葱が目に染みる」
笑「そう言うときは、玉葱を口に加えるか、鼻にティッシュを丸めて入れて下さい!」
相「ちょっと!」
忠加「こっちまで来たぞ!」
笑「気を付けて!玉葱の汁は結構飛ぶよ!」
数分後
笑「これで下ごしらえは修了!さあ卵を割りましょう!」
美子「まさか、無精卵だったとは・・・」
コン、グチャ!
相「またやった!」
笑「美子さん、力入れすぎです!」
コンコン、カパッ!
相「おおっ!上手い!」
情子「しかも片手!」
美子「私も・・・」
笑「初心者は無理しないで!両手で割りましょう!」
ダークSide
ブロック「お前ら、最近サボって何やってるんだ?」
ルーク「別に!」
ステイ「むしろあんたが勝手に行って俺らの出番がないだけだよ!」
ウィーク「しかも負けて帰ってくるしな!」
ブロック「なんだと!今日はお前らの中の誰かだぞ!」
ルーク「分かったよ!」
ウィーク「だれが行く?」
ステイ「じゃんけんで決めようぜ!」
じゃんけん・・・
本番
トントントントン・・・
コンコン、パカッ!コンコンパカッ!コンコンパカッ!
ジュー!ジュー!
笑『頑張れ!』
ストン!
全員「おおっ!」
美子「出来た!出来たわ!」
笑「おめでとうございます!」
美子「笑ちゃん、皆!ありがとう!」
ディレクター「しかし、大きいですね?」
笑「あっ、すみません!私が間違えて4人分の材料を用意してしまって・・・」
ディレクター「構いませんよ!なんなら最後に皆さんで食べる動画なんてどうですか?」
笑「良いんですか?!」
情子「ヨダレ、ヨダレ!」
全員「頂きます!」
相「旨い!」
情子「美味しい!」
知「初めて自分で作ったオムライスの感想は?」
美子「お母さんの家労を知ったわ!」
相「そっちかい!」
忠加「ううっ・・・」
経子「心配しなくても、別のオムライスこっそり使ったからお姉ちゃんと一緒に食べましょう!」
カメラマン「ああ、あのオムライス旨そう!俺も食べてー!(でも、仕事中だからな!でも、モデルの銀次美子が作った料理っていうなら・・・)」
ステイ「フッ!その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」
カメラマン「嗚呼!」
スーパームカンシーン!
桃子「皆!早く外に出て!」
笑「お母さん!」
桃子「頼んだわよ!」
支「裏口から来たよ!」
笑「なっちゃん!皆!」
カラーズチェンジ!
どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!
冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!
頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!
純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!
燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!
温かい抱擁!助けたい想い!レインボーヘルプ!
目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!
培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!
重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!
絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!
信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!
想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!
理由の無い無限の助け!ブラックアシスト!
上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!
望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!
誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!
ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!
太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!
悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!
愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!
輝け!20色のカラー!カラーズヒロインズ!
カラーズバラエティー!
好きだからこそのやりたい心!
カラーズスキャン!
皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!
スーパームカンシーン!
スマイル「ステイ!」
パートナー「生徒会長戦以来ね!」
インタレスト「少しは反省してこの学校で真面目に通う事を考えましたか?」
ステイ「誰がお前らの学校で真面目に授業受けるか!」
パッション「そうやって勉強から逃げてるから負けるのよ!」
ステイ「大きなお世話だ!スーパームカンシーン!早くやっちまえ!」
スーパームカンシーン?
ステイ「おい!何食ってんだよ!早く行け!」
スーパームカンシーン!
ガツガツガツガツ!
スマイル「ああ、お店が!」
インタレスト「食べてるわ!」
ナチュラル「まあ、なんてお行儀の悪い!」
バリュアブル「そんなもの食べたらお腹壊すよ!」
ラバー「バリュアブル合ってるけど違う!」
パッション「呑気に説教してる場合か!」
スマイル「なんか大きくなってない?」
ラバー「まあ、よく食べる子はよく育つのですね!」
ビリーブ「ちょっと!そこ感心するところじゃないわよ!」
フイディリティ「スマイル!あんたの家でしょ!」
セーブ「少しは慌てなさいよ!」
アシスト「この豚、私が切ってやろうか?」
ホープ「アシストダメだよ!人の心だよ!ズタズタにしちゃダメ!」
パッション「本当にそうなりそうだから止めてあげて!」
スーパームカンシーン「ううっ!」
サポート「あれは何をやってるんだろ?」
ライト「大変!狙いは隣の部屋のオムライス!」
セーブ「食いしん坊なムカンシーンね!」
フレンド「感心してる場合か!」
エクスプレス「ダメよ!これは渡さない!」
スーパームカンシーン!
エクスプレス「親友が頑張って作った料理を無駄にはさせないわ!」
フイディリティ「姉御・・・」
ファローパートナー!
スーパームカンシーン!
パートナー「フイディリティ今よ!」
フイディリティ「OK!フィーリングポット!ピンク!戻れ!明るい結晶!」
ポンポン、ビューン、ポッ!
インタレスト「スマイル!」
スマイル「OK!」
フォームチェンジ!
ピンクスマイル!ピンクブルーバージョン!
ブルーインタレスト!ブルーピンクバージョン!
2つの力を1つの力に!
2人の想いよ撃ち抜け!
ドキドキスマイルハート
ライトインタレストビューティー
シュート!
アロー!
スーパームカンシーン「ほわわわわ・・・」
ステイ「弱すぎるだろ、コイツ!」ビュン!
スマイル「フー、何とか家も皆も救えたね!」
インタレスト「ええっ!」
変身解除
美子「あの・・・」
経子「美子!」
美子「逃げ遅れてずっとカウンターの下で・・・」
友子「今日遭ったことは誰にも言わないで!」
救子「こんな非科学的なこと誰も信じないから!」
美子「うん、分かった!」
ガチャン!
マネージャー「美子!無事だったのね!」
美子「マネージャー!すみません!」
マネージャー「あなたに怪我が無くて良かったわよ!」
美子「それよりマネージャーありがとう!」
マネージャー「えっ?」
美子「私、仕事仕事で同級生や後輩達とこんなに仲良く料理と言うか作業するってことがなかった!協力して何かを達成するってことを今までしてこなかった!それを体験させるために料理をさせたんだよね?」
マネージャー「まあ、そうね!別に料理じゃなくても・・・、でもあなたには協調と言うものを学んで欲しかったのは事実よ!気分転換はどうだった?」
美子「楽しかったです!笑ちゃん達、料理教えてくれてもありがとう!」
笑「どういたしまして!」
次回予告!
次回相のお母さん登場!
実は彼女も元モデル!緊急の仕事で抜擢を受け、モデルの会場へやってきたカラーズ一同!
美子がモデルに憧れた秘密が明らかとなる!
次回ナンバーカラーズ!
家族の夢!水上家の秘密!
- Re: ナンバーカラーズ ( No.161 )
- 日時: 2024/08/24 23:32
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
笑「フー!生徒会長の仕事って思ってた以上に大変!」
晴人「僕も同感です!」
支「先輩方を尊敬するよ!」
知「こうなると思ったから、軽い気持ちでやって欲しくなかったの!」
植「遠回しの試練ね!」
佐和子「そう思うなら私に譲ってくれませんか?」
正美「同感!」
恋「まあまあ・・・」
知「佐和子さんはコミュニケーションがダメだし、
正美さんがやると昭和の軍事訓練みたいに成るし、 恋さんは別の意味で私の模倣をしそうでダメです!」
正美「ぐ、軍事訓練!?」
全員「あっ、分かる!」
正美「なんでですか?」
情子「あの、お喋りしてる暇合ったら手を動かしてくれない?私しか仕事してないよ!」
支「あっ、ごめん!」
正美「さっさと片付け無いと・・・」
知「笑、近々学校の統合があるから!」
笑「統合?」
知「とある学校が去年廃校になってね、今年度からその学校の生徒達も打ちに迎えることに成ったのよ!」
笑「そうなんだ」
知「近々、向こうの生徒の代表から挨拶があると思うから、忘れないでね!時期は決まったら伝えるわ!」
笑「分かった!」
晴人「たしか、その学校って中高一貫校でしたよね?」
知「ええ、だから高等部の方にも挨拶が行く筈よ!」
笑「でも、高等部の生徒会長ってモデルなんですよね?」
支「確かに、仕事と生徒会を両立しなきゃいけないから大変だって言ってたよね?」
情子「この前の料理も散々だったしね!」
知「じゃあ今日の帰り情報共有のために話しに行ってみる?」
笑「うん、行こう!」
第155話・家族の夢!水上家の秘密!
水上家
ピンポーン!
相「はい!あっ、皆!何の用?」
笑「高等部の生徒会長と情報の共有を・・・」
美子「それって、統廃合が決まった学校の代表との打ち合わせ?」
笑「はい!」
美子「本当は出たくないんだけど、理事長が生徒会長として出るように言ってるのよね・・・」
知「やはり、モデルと両立は大変ですか?」
美子「大変処じゃないわ!気持ちの切り替えが難しくて心苦しいわ!しかも、生徒会の皆は経子以外知らない人ばかりだし・・・」
知「助けに成るかは分かりませんが、これ精神安定剤です!」
情子「まさか、これのために?」
知「同じ生徒会長をやってきた身としてその大変さは1番分かるわ!それにモデルと両立は誰が見てもキツいわよ!」
支「まあ、部活動をやりながら生徒会の時点で凄いですよね・・・」
ガチャン
マネージャー「美子、居る?」
美子「もう、何ですか?今仕事中なんですよ!」
マネージャー「明日のイベントに出て欲しいんだけど・・・」
美子「えっ?そんな予定ありませんよ!」
マネージャー「緊急の用事でね、明日出る子が突然風邪引いてね、代役で出てくれない?」
美子「私が生徒会長ってこと知ってますよね?」
マネージャー「と言いつつも大半は副会長さんにやって貰ってるんでしょ?大丈夫、大丈夫!」
美子『個別で仕事あるのに!』
マネージャー「あと、もう1人代役が欲しくて・・・」
美子「えっ?」
相「じゃあ、私が!」
マネージャー「あなたは小さいからダメ!子供服じゃないのよ!」
相「ううっ、小さいって言われた!」
支「よしよし」
情子「事実じゃん!」
コンコンコンコン・・・
相の母「どうされました?」
マネージャー「あなたは!あの・・・パーフェクトモデルの銀次恋葉さん!」
恋葉「今は、水上恋葉ですよ!」
笑「えっ?相のお母さんって元モデルだったの?」
相「そうよ!何なら明日のその会場付いてってみる?」
全員「うんうん!行きたい!」
次の日
笑「うわー!」
望「広い!」
支「こんなところでファッションショーするんだ!」
相「実際にやるのは明日だけどね!今日はその下見!」
?「オー、恋葉!会いたかったです!」
恋葉「ジョアンヌ!久し振りね!」
助奈「誰よ?このおじさん?」
援「助奈、おじさんは失礼だよ!」
相「そうだよ!ジョアンヌは物凄く偉い人なんだから!」
助奈「どう偉いのよ?」
相「ファッションに詳しい」
助奈「それだけ?」
相「兎に角、凄い人なの!」
望「それよりも初対面の人をおじさんやおばさんって呼ぶのはダメだよ!」
ジョアンヌ「まさか、あなたがまたこのランウェイを歩くなんて、嬉しいです!」
恋葉「フフフ、今日はたまたま空いてたからね!」
美子「ジョアンヌ!宜しくお願いします」
ジョアンヌ「お二人とも、期待してますよ!」
恋葉「ジョアンヌ、ちょっと歩いて良いかしら?」
ジョアンヌ「勿論、構いません!」
コンコンコンコン・・・←恋葉がランウェイを歩く
笑「おおっ!」
望「見惚れちゃうな!」
植「大人の女性って感じ!」
コンコンコンコン・・・←美子がランウェイを歩く
経子「母親に負けず劣らずね!」
友子「普段の制服が輝しく見える!」
救子「イッツビューティフル!」
大好「でも、なんかぎこちないと言うか緊張してるように見えたな・・・」
切奈「そうかな?」
美子『見てる人は見てるわね、仕方ないじゃない!お母さんが見てるのよ!下手な歩き方出来ないじゃない!私、めっちゃ緊張してる!さっき転びかけたし!』
再び水上家
笑「えっ?相のお父さんってハリウットスターだったの?」
相「まあね!」
情子「あんたが自慢気になってどうするのよ!」
経子「すみません、夕食までご馳走になって、ましてやこんな大人数!」
助奈「お婆ちゃんには許可取ってるから!」
望「助奈、中等部から学生寮に入れて、ほとんどの生徒が寮暮らしだし、助奈も寮に来たら?」
助奈「嫌よ!」
援「何で?」
助奈「可愛い妹達と一緒に過ごせないじゃない!」
愛美「すみません、この人寮に入れて下さい!」
助奈「なんでそんなこと言うのよ!」
情子「要訳すると『いい加減妹離れしてよお姉ちゃん』ってところでしょ?」
愛美「何故分かったんですか?」
援「いや、私も分かったわよ」
美子「ご馳走さま」
切奈「えっ?もう終わり?」
大好「モデルさんは体型が大事だから、食事管理に1番気を付けてるんだよ」
切奈「へー、美味しいご飯を好きに食べられないなんて可哀想」
相「皆に憧れられてなんぼだからね、モデルは!」
美子の部屋
美子「う~ん、もう一押しかな?」
母親の現役時代の映像を見る美子
美子『出きる筈、私ならいつも通りのステージをイメージするんだ』
ガチャン
恋葉「おじゃま!」
経子「あの、恋葉さん?」
恋葉「美子、皆でアルバム見ようよ!」
美子「何なの今日は?明日は大事なステージなんだよ!私の立場分かってるでしょ?」
恋葉「えっ?」
美子「私は、今生徒会長なの!『生徒会長の仕事が忙しかったから失敗しました』なんて言い訳したくないの!お母さんならこの気持ち分かるでしょ?」
恋葉「分からないわね、私は過去に学級委員務めてもモデルは失敗したこと無いから!」
経子「そうだったんですか?」
恋葉「出てって!」
トントン
経子「私は良い?」
美子「どうぞ!」
経子「妹も入るけど?」
美子「良いわよ、本当お母さんったら昔っからデリカシー無いんだから!」
忠加「あの親にしてあの子ありだな」
経子「相が母親似って事ね」
美子「私だってお母さん似よ!モデルの仕事だってお母さんに憧れてやり始めたし・・・、でも・・・」
回想
美子(6歳)「お母さん、見てみて!」
恋葉「えー?ダサくない?」
美子(6歳)「えっ?」
相(3歳)「マーマ!」
恋葉「あら~、相!良いセンスね!将来はデザイナーかしら?」
回想終わり
美子「って、全然褒めてくれなかった」
経子「相手は雲の上の存在じゃあ・・・」
忠加「相ってその年から服作る為のスキル備わってたのか?」
一方
恋葉「これが美子が、相がデザインした衣装しか着ない理由よ!」
援「お互いWin-Winな関係ね!」
相「どこがよ?私はデザイナーじゃなくてモデルをやりたかったのよ!」
恋葉「だったらいくらでも声掛けてあげるのに?」
相「子供服ばっかじゃん!私はそんな幼くない!」
情子「精神年齢だけは幼いけどね!」
相「うるさい!」
信「でも、なんでモデルを辞めたの?」
恋葉「それは、服を見せる仕事から、服を提案する仕事の方がしたいって思ったからよ!」
全員『相 (さん)も美子さんも母親の血が濃いな・・・』
次の日
美子「昨日は愚痴ありがとうね」
経子「私ならいくらでも聞くわよ!」
美子「序でに生徒会の仕事まで手伝ってもらって・・・」
経子「副会長だし!」
美子「忠加ちゃんもありがとうね!」
忠加「罪滅ぼしみたいなものさ」
美子「えっ?」
経子「この子中学時代にちょっとやんちゃしてて・・・」
美子「そうなんだ・・・」
控え室
美子『いくら、お母さんが昔素晴らしいモデルだったとしても私には関係無い!私は私の思うモデルでやれば良いんだ!』
ジョアンヌ「美子!」
美子「はい!」
ジョアンヌ「昨日は良く眠れましたか?」
美子「はい、お陰さまで・・・(本当は愚痴言ってばっかで5時間なんだけど・・・)」
ジョアンヌ「本番、期待してますよ!」
美子「はい」
ドクン!
美子『えっ?何!今の変な感じ?』
スタッフ「恋葉さん、スタンバイ上手で!」
恋葉「OK!久し振りに楽しむわよ!」
会場
笑「うわー、人が一杯だ!」
支「それだけ注目されてるって事だね?」
切奈「お姉ちゃん!肩車!」
大好「後ろの人が見えにくくなるじゃん!お姉ちゃんの膝で我慢しなさい!」
切奈「は~い・・・」
コンコンコンコン・・・
客1「なんだろう?」
客2「誰よ?あれは!」
客3「急に出てきたね?」
コンコンコンコン・・・
客1「もう、始まったの?」
客2「モデル?」
客3「見た目はプリンセスって感じね?」
笑「あれは、アノワーク!」
情子「なんでアイツが?」
相「しばらく見ないと思ったら・・・」
恋葉「ちょっと、あなた達?何をやってるの?」
アノワーク「邪魔だな!その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」
恋葉「嗚呼!」
スーパームカンシーン!
客達「キャー!」
笑「大変だよ!皆パニック状態!」
知「兎に角、皆舞台の裏へ!」
経子「行くわよ!」
カラーズチェンジ!
どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!
冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!
頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!
純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!
燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!
温かい抱擁!助けたい想い!レインボーヘルプ!
目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!
培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!
重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!
絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!
信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!
想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!
理由の無い無限の助け!ブラックアシスト!
上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!
望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!
誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!
ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!
太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!
悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!
愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!
輝け!20色のカラー!カラーズヒロインズ!
カラーズバラエティー!
好きだからこそのやりたい心!
カラーズスキャン!
皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!
スーパームカンシーン!
パートナー「ちょっと、うちのママになんて事するのさ!」
アノワーク「邪魔だからに決まってるだろ!」
エクスプレス「今日は親友の美子の大事なステージでもあったのに!」
アノワーク「そんなものいらん!」
パートナー「何ですって?」
アノワーク「モデルの仕事って言ったって、誰かの代理に過ぎないし、自分の力でもぎ取ったチャンスでもない!人の代わりなんてその人の影でしかないのよ!」
セーブ「いいえ、それこそチャンス!」
フレンド「棚からぼた餅のチャンスでもそれを行かせば自分の評価が上がる!代役のチャンスを行かすも殺すもあなた次第です!」
スーパームカンシーン!
アノワーク「それにこいつは人として邪魔なんだよ!」
カラーズ「えっ?」
アノワーク「空気は読まないわ、デリカシーはないわ!自分は天才だから大丈夫とか言ってるわ!私はそんなコイツが大嫌いなんだよ!」
エクスプレス「何この違和感・・・」
パートナー「もしかしてアノワークの正体って?」
アノワーク「自分が出来るからと言って他が出来るなんて大間違いなんだよ!」
インタレスト「それは違う!」
アノワーク「はあ?」
インタレスト「恋葉さんが出来るのであれば、練習場さへすれば誰かが出来るのも時間の問題!
出来る出来ないわ、やってる人の努力次第よ!」
アノワーク「アイツは人の気持ちなんかちっとも分かってない!」
スーパームカンシーン!
スマイル「それは本当なの?」
パッション「この台詞を聞いても?」
恋葉『いつか、いつか、相のデザインした服で恋葉とランウェイで歩きたい!それが私の夢!
美子が生徒会長成った時はビックリしたけど、母親として是非ともサポートしたい!』
グサッ!
アノワーク「ううっ、そんなのハッタリだ!そんなこと思ってない!」
スマイル「それはあなたが・・・、信じていないからでしょ!」
ドキドキスマイル!
スーパームカンシーン!
スマイル「フィディリティ!」
フイディリティ「OK!フィーリングポット!紫!戻れ!明るい結晶!」
ポンポン、ビューン、ポッ!
フイディリティ「エクスプレス!」
エクスプレス「スマイル!」
スマイル「OK!」
フォームチェンジ!
ピンクスマイル!ピンクアクアパープルゴールドバージョン!
アクアパートナー!アクアピンクパープルゴールドバージョン
パープルエクスプレス!パープルピンクアクアゴールドバージョン!
ゴールドライト!ゴールドピンクアクアパープルバージョン!
4つの力を1つの力に!
スマイルタクト!
アクアタクト!
ライトタンバリン!
ムーンタクト!
4つの心の音色を奏でて!カラーズ・カルテット・オーケストラ!
4人「はあっ!!!!!!!!!」
スーパームカンシーン「ほわわわわ・・・」
その後
放送「ジョアンヌコレクション2036!只今より開幕です!」
ファッションショー後
恋葉「お疲れ!」
美子「お疲れ様」
恋葉「良かったわよ!」
美子「お母さんの夢叶ったね?」
恋葉「えっ?」
美子「私と一緒にランウェイを歩くことでしょ?」
恋葉「違うわ!」
美子「えっ?」
恋葉「あなたと私と相の3人でトップモデルに成ることよ!」
美子「成れたらいいね!」
恋葉「あの子の身長がもっとあったらな・・・」
美子「本当にそうね」
次回予告!
中等部から学生寮に入れるのだが、助奈は寮暮らしを断っている。
別に全寮制ではないので入るのは自由なのだが、どうしても助奈に入って欲しい望と援はあの手この手で助奈を寮に入れようと画策する!果たして?
次回ナンバーカラーズ!
おいでよ!学生寮!助奈の決心!
- Re: ナンバーカラーズ ( No.162 )
- 日時: 2024/08/31 19:31
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
教室
望「助奈、寮生活は楽しいよ!」
助奈「だから、私は行く気無いから!」
望「クラスの皆は寮で暮らしてるよ!」
助奈「別に全寮制じゃないんだから良いじゃない!」
望「ええっ!寮生活なら私とずっと一緒だよ」
助奈「あんたと一緒に成るくらいなら妹達と一緒に過ごすわよ!」
望「シスコン!」
助奈「シスコンで悪かったわね!」
第156話・おいでよ!学生寮!助奈の決断!
部室
友子「あんたもしつこいわね!」
相「助奈を寮に誘うなんてあんたどれだけ助奈の事好きなのよ?」
援「でも、私も助奈には学生寮来てほしいな!」
好「いや、別に全寮制じゃあるまいし、家庭の事情ってものがあるだろう!ましてや、赤平家から学校までなんて片道15分も掛からないぞ!」
憧子「望の家ってそんな遠いの?」
望「まあまあ遠いよ!片道1時間!初等部時代は電車通学してたから!」
友子「私も有名人だしね、寮生の方が都合良かったしね!」
愛美「私はお姉様が家を出ていってくれて構いせんけどね!」
相「いや、あんた実の姉でしょ!」
愛美「家の時のあの人は私にメチャクチャ過保護でうんざりなんです!
ご飯は『あーん!』で食べさせてくるわ! 私がお風呂入ってる時に勝手に入ってくるわ!
寝る時も毎日添い寝ですよ!
暑苦しいったらありゃしない!」
信「兄だったら大問題ね」
切奈「ええ?普通じゃないの?」
植「普通の兄弟姉妹はそんなベタベタくっついたりしないわ!」
ガラガラ
助奈「何の話してるの?」
愛美「お姉様、寮に入ったらどうですか?」
助奈「嫌よ!私が居なくなったら、あんたと愛の世話を誰がするって言うのよ!」
大好「私も居るし、お祖母ちゃんも居るよ!」
幸「私の事も忘れないで下さい!」
助奈「ってか、片道15分なのに寮生活っておかしくない?家からだろうと寮からだろうと登校時間全然変わらないわよ!それに家賃だって払うんだからお祖母ちゃんに迷惑よ!」
相「中学生がそこ気にする?」
幸「たとえお祖母ちゃんが聞いても、お祖母ちゃんお金持ちだから助奈の家賃を払うくらい余裕よ!」
救子「助奈はなんで寮生活が嫌なの?」
助奈「そりゃ、妹達と過ごせないからよ!寂しいったらありゃしない!心配で夜しか眠れないわ」
幸「それちゃんと寝てる!」
望「寮生活は楽しいよ!家族以外の人と過ごせて毎日がお泊まり回みたいな感じだよ!」
援「そうよ、そうよ!日によってはお楽しみ企画なんてあるわよ!夏には肝試し、秋には宝探しとかね!」
憧子「3年生が修学旅行中は留守番中の下級生の皆で枕投げ大会もあるわよ!」
救子「枕投げ大会!良いわね!」
光美「そんなことやってたの?大丈夫なの?」
援「憧子は寮生活なんだ」
憧子「うるさい親から離れられますから!」
知「まったく!そんな理由だったの?」
憧子「お姉ちゃん?」
知「望さん、憧子が宿題やってるかどうか見張ってて下さいね!」
望「大丈夫です!夕食前後におばちゃんや寮母さんが勉強見てくれるんです!」
知「それは良かったわ!」
支「私達は寮なんて要らないくらい近いし、困ってないしね!」
笑「でも、望ちゃんはなんで助奈を寮に誘ってるの?寮生活は強制じゃないよ!」
望「1番は助奈と平日でも一緒に過ごしたいって気持ちが強いですが、それよりも助奈に集団行動を学んで欲しいと思ったからです!」
全員「集団行動?」
望「ほら、助奈ってクリスマス荒らしとかやっててクラスでも浮いてて、反感買ってて、孤立してて、特定の人私達しか懐かないじゃないですか?」
相「もっと言うと、望や援としか過ごさず、笑と知先輩の言うことしか聞かないもんね!」
援「そうね、でも私達だっていつまでも居れるわけでもないわ!人を頼ったり、周りの人と協力したり!」
光美「確かに、町中でそう言うことがいつ起こるか分からないもんね!そう言う協調っていう意味では寮生活って悪くないね!」
助奈「別に、私は寮生活なんか良いわ!皆と過ごせたらそれで良いの!それに強制じゃないんだからほっといて!」
バタン!
望「助奈!」
援「行っちゃった・・・」
知「でも、うちは強制じゃなくて希望制だから!」
笑「助奈が本当に寮生活したいなら自分から行くって言うよ!」
支「そうだよね?それに寮には知らない人や怖そうな先輩も居るって怯える人だって居るし!」
情子「実家の方が落ち着くっていう人も居るしね!」
望「う~ん・・・」
校舎裏
助奈『勢いで飛び出してきちゃった!でも、寮生活かあ・・・、そりゃ望や援と過ごせるのは楽しいかもしれないけど・・・』
男子1「おい、早く金出せよ!」
男子2「お前金持ちの息子なんだろ?」
男子3「俺ら友達じゃねーかよ、優!」
優「僕はあなた方と友達に成った覚えはありません!」
男子1「何だと!」
男子2「生意気な奴だな!」
男子3「金持ちの息子ってのは嘘なのか?」
助奈「ちょっと!あんたら何やってるの?」
男子1「あっ!お前は!」
男子2「クリスマス荒らしだ!」
男子3「お前のせいでクリスマスが・・・」
シャキン!
パラパラ・・・←パンツ一丁
助奈「さっさと去りな!さもないと今度は・・・」
男子1「ヒエエ!」
男子2「恥ずかしい!」
男子3「覚えてろよ!」
助奈「あんた、大丈夫?」
優「ありがとう黒川!」
助奈「えっ?私あんたに自己紹介したっけ?」
優「同じクラスの白井優だよ!」
助奈「えっ?同じクラス?」
優「人に関心無いの?」
助奈「私が覚えてるのは望くらいだから!」
優「黒川は紺城と仲良いもんね?」
助奈「白井だっけ?なんでカツアゲされてたの?」
優「僕の家、お金持ちでその金を目当てに色んな奴らから狙われてるんだ!今日も同じクラスの生徒から・・・」
助奈「狙われてるってどんな感じ?」
優「皆、僕のお金を狙って『あれ買って、これ買って』って近付いては、断ると体罰で脅してきたりと・・・」
助奈「先生に相談は?」
優「したけど、全然!」
助奈「転校は?」
優「どれだけ隠しても無理!それに、親には『庶民の生活を学ぶように』ってこの学校に通わせてもらってるんだ」
助奈「へー、そうなんだ・・・」
優「しかも、近々寮生活をするように言われてるんだよ!」
助奈「えっ?それって強制?」
優「『親元を離れる』、『色んな人との交流』という名目で行く事になってるんだけど・・・、『いじめ』に遭ってるって言ったからまだ屋敷暮し」
助奈「ん?もしかしてあんた、寮生活がしたいの?」
優「ああ、本音はしたいよ!僕は御曹司でもあるが、屋敷で暮らしていると、次の後継者としての重圧がのし掛かってきて息苦しいんだ!」
助奈「へー、私もお祖母ちゃんがお金持ちだけど、そんなプレッシャーはないな!もう自由気ままに生きなさいって感じ!」
優「黒川の生活に僕は憧れるよ!」
助奈「そう?」
優「だって、制限という規約が無いんだから!それに紺城と一緒に居る時の黒川って生き生きしてる」
助奈「そう?」
優「それに、ぶっちゃけると僕はクリスマス荒らしに憧れたんだ!」
助奈「はあ?嘘でしょ?あれ私としても黒歴史よ!」
優「そうじゃないよ!」
助奈「何なのさ?」
優「僕の誕生日は12月24日だから!クリスマスイブの日で、しかも、この日はいつも会社のクリスマスパーティーで流され参列者に『おめでとう』の一言だけで終わる悲しいパーティーさ!だから、クリスマス荒らしがクリスマスを潰すってニュースで見た時、心の底で応援してたな」
助奈「ありがとう」
優「僕も、黒川の気持ち分かるから!」
助奈「それで話戻すけど、あんたは寮生活がしたいのね?」
優「ああ、庶民の生活を学ぶだけでなく、お金とかじゃない、人として交流を深めたいんだ!」
助奈「あんたが入るって言うなら、私は寮生活も悪くないかな?」
優「えっ?」
助奈「あんたとならなんか気が合いそうだし、毎日が楽しそうかなって!(何言ってんだ私!でも、悪くないと思ってる自分がいる!)」
ニヤリ!
アノワーク「寮生活ね!」
助奈「あんたはアノワーク!」
アノワーク「寮生活なんて楽しくないわよ!」
助奈「はあ?」
アノワーク「その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」
優「嗚呼!」
助奈「白井!」
スーパームカンシーン!
助奈「あんた!」
望「助奈!」
援「大丈夫?」
助奈「皆!」
笑「さあ、行こう!」
カラーズチェンジ!
どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!
冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!
頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!
純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!
燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!
温かい抱擁!助けたい想い!レインボーヘルプ!
目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!
培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!
重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!
絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!
信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!
想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!
理由の無い無限の助け!ブラックアシスト!
上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!
望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!
誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!
ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!
太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!
悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!
愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!
輝け!20色のカラー!カラーズヒロインズ!
カラーズバラエティー!
好きだからこそのやりたい心!
カラーズスキャン!
皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!
スーパームカンシーン!
優『寮生活が怖い、寮生活が怖い』
全員「えっ?」
エクスプレス「ごめん、どういう状況?」
アシスト「白井は金持ちのお坊ちゃんなんだけど、金目当てで近付いてくる輩が多すぎて寮生活に不安を持ってるのよ!」
ホープ「白井君って同じクラスの?」
スーパームカンシーン!
フレンド「成る程、人間不信に成ってるのね!」
ドキドキスマイル!
スーパームカンシーン!
スマイル「嗚呼!」
アノワーク「寮生活なんて面白くないわよ!先輩からこき使われ、規約に縛られ自由に過ごせない暗くて辛い場所よ!」
インタレスト「うちの学校にそんな酷い生徒は居ません!」
ヘルプ「そうよ!居たとしても1人か2人だし、先生に叱られてるわよ!」
パートナー「居るには居るんかい!」
アシスト「白井!落ち着きなさい!」
ホープ「アシスト?」
ヘルプ「アシスト!」
アシスト「私も不安よ!よく分からない誰とも話したことの無い人とルームメートになって、ご飯取られたりこき使われたり、『クリスマス荒らし』ってイビられたり、奴隷のような扱いされるのではないかって不安だった!」
ホープ「アシスト・・・」
アシスト「そりゃ、私も寮生活に興味がないわけではないわよ!望や援も居るし、そりゃ妹達と離れて過ごすから寂しさや戸惑いもあるわ!でも寮にしか出来ない遊びとか、友達とじゃら遭ったりふざけあったりをしたいのが本心よ!そりゃ、いじめられたり、こき使われたりの不安はある!
でも、望や援と言った信頼出来る人が居るから大丈夫って思える!
あんたが不安なら、私と一緒に過ごさない?」
小学生以外『いや、無理無理!しかもそれプロポーズ!』
アノワーク「あんた、本気でそんなこと思ってるの?」
アシスト「何よ!ルームメートは信頼出来る人とと一緒に居た方が安心でしょ!」
小学生以外『そうだけど、異性と過ごすことは・・・』
コンシダレットアシスト!
スーパームカンシーン!
アシスト「フイディリティ!」
フイディリティ「はいはい!フィーリングポット!戻れ明るい結晶!」
ポンポン、ビューン、ポッ!
ホープ「アシストの一緒に居たい気持ち・・・」
ヘルプ「踏みにじらせないわ!」
アシスト「ヘルプ!ホープ!」
キラーん!
ホープ「アシスト、ヘルプ!3人で!」
ヘルプ・アシスト「OK!」
フォームチェンジ!
レインボーヘルプ!レインボーブラックネイビーバージョン!
ブラックアシスト!ブラックレインボーネイビーバージョン!
ネイビーホープ!ネイビーブラックレインボーバージョン!
3つの力を1つの力に!
アシスト「嫌な記憶を包み込み」
ヘルプ「良い方向へ変えていけ!」
ホープ「私達が・・・」
3人「それを変えてやる!」
ヘルプアシストホープファインボール!
スーパームカンシーン「ホワワワワ・・・」
アノワーク「う~む、分からん!」ビュン!
赤平家
愛美「寮へ行くんですか?」
助奈「ええ、新しい発見をするためにね!お祖母ちゃんは背中を押してくれたわ!」
愛美「お婆様は優しいですから!」
次の日
助奈「あっ!白井!」
優「黒川!」
助奈「あんたも今日から寮生活なんだね?」
優「黒川が居るのは心強いな!きっと楽しい寮生活に成ると思う!」
助奈「ありがとね!」
ドン!
寮母「あなた方が新しい寮生さんかな?」
助奈「はい2人で過ごします!」
寮母「あっ!寮では東が男子棟、西が女子棟って決まってるから!」
助奈「はい?」
優「黒川?まさか僕と一緒の部屋とか思ってたのか?」
助奈「えっ?違うの!私はあんたと一緒に過ごせると思ってここに来たのに!」
寮母「そんな危なっかしいこと出来ませんよ!ただ、食堂の通路を使えばはありますので、許可さへ取れば男子棟と女子棟の行ったり来たりは出来ますよ!」
結局
援「助奈、いらっしゃい!」
助奈「白井と一緒じゃなかった・・・」
援「何よ!男子と一緒に過ごすつもりだったの?」
助奈「だって、ブラコンのあんたが弟と一緒に過ごしてると思ったんだもん!」
援「そんなわけ無いでしょ!流石の好も男子棟よ!食堂で話すくらいよ!男子棟に行くには外出許可と時間制限があるからね!」
助奈「早く出ていきたい」
援「来てまだ1日も経ってないよ!私と楽しく過ごそうよ!」
助奈「白井大丈夫かな?」
一方
優「今日から宜しくお願いします!」
陸斗「あっ!君は優君だね?」
優「君は生徒会長に立候補してた陸斗君じゃ・・・」
優のルームメートは陸斗だった。
次回予告!
次回は小学生達が愛のお世話をすることに!
またもや親の出張で愛をあやすのが不可能な桃原家!
しかし、生徒会長の笑は忙しく手が回らないし、頼みの助奈も薙刀教室!
愛美をはじめとする小学生達で援と助奈の部屋であやすことに!
しかし、誰が愛をあやすのかを巡って大喧嘩したり、遊ばれたりとうまく行かない!
挙げ句の果てに愛が学校で騒動を起こして怪奇現象化!
果たしてどうなる?
次回ナンバーカラーズ!
愛ちゃんをお世話!小学生達の奮闘!
- Re: ナンバーカラーズ ( No.163 )
- 日時: 2024/09/08 10:59
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
赤平家
ピンポーン!
ガチャ!
笑「おはよう!」
愛美「おはようございます!」
助奈「愛!おはよう!」
愛「あい、あーい!」
助奈「フフフ、お姉ちゃんに会えて嬉しいの?」
愛美「何かありそうですね?」
笑「なんで分かったの?」
愛美「何となくです!それで?」
笑「実は、また親の出張で・・・」
助奈「また?あんたの親は何の仕事してるの?」
支「まあまあ!」
情子「それに、笑は生徒会長だから忙しくて・・・」
助奈「今日土曜日よ!」
知「土曜日でも中学校や高校だと部活動があるでしょ!」
助奈「成る程!」
笑「それで愛ちゃんの面倒見てくれない?」
助奈「何言ってるのよ!私は愛の姉なんだから!こんなの当たり前よ!私にドンと任せなさい!」
愛美「お姉様?あなた今日は用事があるのでは?」
全員「えっ?」
第157話・愛ちゃんをお世話!小学生達の奮闘!
助奈「イヤー・・・、今日は暇だった筈・・・」
愛美「今日は薙刀教室の日では?」
助奈「大丈夫よ!師範に見て貰えば・・・」
愛美「迷惑ですよ!」
情子「愛美の言う通りね!」
助奈「じゃあ背負いながら練習する!」
笑「愛ちゃんが怪我しちゃうよ!」
助奈「大丈夫よ!いつも背負いながらアイツらと戦ってるし!」
知「事実だけど・・・」
支「万が一の事も考えて!」
愛美「私がお世話してはいけませんか?」
全員「えっ?」
愛美「私だって愛の姉なんですから!」
助奈「えっ?でも愛美がお世話してるところ私見たこと無いけど・・・」
愛美「お姉様がやらせてくれなかっただけです!」
情子「まあ、愛美のこと信じてあげたら?少なくともあんたよりはしっかりしてるし!」
助奈「何ですって?!」
支「まあまあ、それより薙刀教室の時間は?」
助奈「あっ!遅れる!愛美、私の部屋の鍵渡すからそこでお世話しなさい!」
愛美「分かりました!」
切奈「あっ、愛ちゃんだ!」
愛美「切奈もお世話しますか?」
切奈「うん!お世話したい!」
笑「2人で大丈夫かな?」
愛美「部屋に援がいる筈では?」
幸「用事があるって言ってなかった?私もこれから出掛けるけど・・・」
愛美「お婆様も家を空けますからね!結局、お姉様の部屋で面倒を見るしかありませんね!」
学校
知「学生寮は学校の裏の道を真っ直ぐ行った先よ!」
愛美「ありがとうございます!」
切奈「切奈も抱っこしたい!」
愛美「だめです!愛は私かお姉様でないと泣いてしまうんです!」
切奈「笑お姉ちゃんは?」
笑「私は別だよ!でも、大泣きすると助奈に抱っこさせたら即泣き止むんだよね・・・、不思議だなあ」
ギャーギャー!ワーワー!
知「あらあら、また野球部とサッカー部が喧嘩してるわ!」
情子「本当、飽きない連中達ね!」
笑・ピッ、ピピー!
笑「コラコラ!何を喧嘩してるの?」
支「私が寮に案内してあげる!」
笑「つまり、グランドの取り合いをしていたと?」
野球部部長「そうだよ!」
サッカー部部長「俺らが先に使ってたのに!」
野球部部長「先週ははお前らが先だっただろう?今日はこっちに譲れよ!」
情子「相変わらずしょうもな!小学生か!」
野球部部員「出来れば、朝練の方もお願いします!」
サッカー部部員「部長達それも揉めてて・・・」
笑「う~ん、2人ともちょっと来て!」
部長達「ん?」
数分後
朝練表 月・火・水・木・金・土
野球 ・○・✕・△・✕・◯・△
サッカー・✕・◯・△・◯・✕・△
◯→朝練(午前)、✕→夕練(午後)
△→奇数週がサッカー、偶数週が野球
→第5週のみ半面練習
笑「これで良い?」
2人「成る程!」
情子「逆に今までどうやって決めてたのよ?」
2人「早い者勝ち!」
情子「そりゃ喧嘩成るわ!」
笑「良い?決めたからね!これでルールを守るんだよ!」
部員達「はい!分かりました!」
一方その頃
支「ここが学生寮よ!」
切奈「広い!」
愛美「お姉様の部屋は・・・」
援「あれ?皆こんなところで何やってるの?」
愛美「援!丁度良かったですわ!お姉様の部屋で愛をお世話しようと・・・」
援「えっ?私今から出掛けるんだけど・・・」
支「2人で出来る?もう1人呼ぼうか?」
数分後
信「えっ?どういう事?」
支「あっちゃん暇なんだよね?愛ちゃんのお世話お願いね!」
信「ちょっと待ちなさいよ!」
愛美「観念して手伝って下さい!」
信「なんでよ?」
援「とりあえず部屋だけ案内するよ!」
援&助奈の部屋
ガチャン
援「ここが私と愛美のお姉ちゃんの部屋だよ!あんまり部屋のもの触らないでね!」
愛美「分かってますよ!」
支「では、頼みますね!お昼には帰ってきますから!」
ガチャン!
信「それで助奈の代わりに愛の面倒を見るの?」
愛美「はい!姉は今薙刀教室ですので!3人で見ますよ!さあ、愛!お姉ちゃんがあなたをお世話しますからね!」
信「いや、私達入れなさいよ!」
切奈「切奈もお姉さんだよ!」
愛美「何を言ってるのですか?この中で愛のお姉さんは私ですわよ!ちゃんと血を分けた姉妹ですわ!」
切奈「切奈も抱っこする!」
愛美「愛に嫌われますよ!」
切奈「愛美お姉ちゃんだけズルい!」
信「抱っこくらいさせてあげたら?」
愛美「愛は私かお姉様でないと泣いてしまうんです!」
切奈「切奈も!抱っこ!」
愛美「仕方ありませんわね、はい!ゆっくり渡しますからね!」
切奈「やったー!」
愛美「ちゃんと持ってくださいね!離しますよ!」
切奈「良いよ」
愛美「それ!」
愛「?」
切奈「可愛い」
信「泣かないじゃない」
愛美「おかしいですわね、高校生の人達が持つとめちゃくちゃ泣いてお姉さまが責めてたのに!」
愛「ああうう!」
切奈「愛ちゃん!何するの?」
愛美「ちょっと愛!切奈におっぱいはありませんよ!」
切奈「いや、あるよ!」
信「あることはあるけど、そもそも私達じゃああるかどうかなんて・・・」
切奈「愛ちゃん!服を脱がそうとしないで!」
愛「ああうう!」
ガブ!
切奈「止めて!噛まないで!」
チューチュー
切奈「ああ、お気に入りの服がヨダレだらけに!」
愛美「愛!お腹が空いたのならこっちにミルクありますよ!」
信「色々早いって!」
その後
チューチュー
切奈「愛ちゃん、それは私の指だよ!」
愛美「ちょっと待って下さいね」
信「手際良いわね」
愛美「あなたも少しは手伝ってくれたって良いじゃないですか!」
信「出来ること無いのに?」
愛「あーい、あいあい!」
信「えっ?何?」
切奈「あっ!浮いてる!良いな!」
信「感心してないで助けてよ!」
愛美「愛!今すぐその能力を止めなさい!」
愛・ムッ!
愛美「何ですかその顔は?」
愛「あーい、あいあい!」
愛美「えっ?わあ!」
信「ちょっと!止めてよ!」
愛「あーい、あーい!」
切奈「凄いね!お姉さん達と色んな物が空飛んでる!」
信・愛美「感心するな!(しないで!)助けてよ!(下さい!)」
数時間後
ガチャン!
笑「愛ちゃん!元気にしてる?」
4人「えっ?」
切奈「あっ!お姉さん達!」
情子「ちょっと!あんた達!大丈夫なの?」
愛美「はい!」
信「ちょっと愛ちゃんと遊んでただけよ!」
笑「いや、流石にこれはおかしいって私でも気付くよ!」
知「まさか、遊ばれてた?」
3人・ギクッ!
愛「あーん!あーん!」
笑「愛ちゃん!どうしたの?」
支「お腹空いてるのかな?」
切奈「さっきミルク飲ましたばっかりですよ!」
知「そうなの?じゃあ何かしら?」
助奈『愛!元気にしてる?』
笑「助奈の声だ!どこから?」
支「これだよ!」←携帯をテレビカメラ状態にする
愛「ひーろ!ねーねー!」
情子「何だ、助奈が居なくて寂しかったのね!」
知「愛ちゃんは助奈お姉ちゃんが大好きなのね!」
愛「ひーろ!ねーねー!」
助奈『今休憩中で午後の練習終わったら帰るから、もう少し待っててね!』
愛「ううっ!」
助奈『私だって愛に会いたいわよ!ああ、こんなことなら休めば良かった!』
愛美「ちゃんと指導受けてください!」
支「妹達を守るための習い事ではないのですか?」
助奈『そうだったわね!お姉ちゃんはあんた達を守れるようにどんどん強くなるからね!もう少し待っててね!バイバイ!』
愛「バッバイ!」
プチッ!
愛「あーん!ひーろ!ねーねー!」
支「情子ちゃん!勝手に消さないで!」
情子「そうしないと、助奈も消さなくてずっと付けっぱなしになるでしょ!」
知「目に見えるわ!」
愛美「ほら、愛美お姉ちゃんが居るわよ!」
愛「ひーろ!ねーねー!」
愛美「なんで私は好かれないんですか?」
信「基本、助奈の背中か胸だもん!」
愛美「ほーら、泣き止んで!よしよし!」
愛「Zzz、Zzz・・・」
切奈「寝ちゃったね!」
支「可愛い!」
笑「でも、揺り篭無いよ?」
情子「お姉さんのベットで寝かせれば良いじゃない!きっと愛だってそっちの方が嬉しいって!」
信「でも、どっちが助奈のベットなの?」
愛美「たしか、援さんに聞いた話では、最初は上を選択したのですが、寝ぼけて頭から落ちたちたため下にした筈です!」
笑「まあ、下の方が見やすいしね!」
愛美「ほーら、良い夢見るんでちゅよ!」
知「笑、そろそろ時間よ!」
笑「ヤバ!皆、後は頼んだよ!」
切奈「ラジャ!」
ガチャン!
信「それにしても可愛い寝顔ね!」
愛美「そりゃ私の妹ですから!」
信「あんたも助奈に似てシスコンね!」
愛美「お姉様と一緒にしないで下さい!」
切奈「私もこんな妹欲しいなあ!」
愛美「あげませんよ!」
切奈「ええっ!頂戴よ!」
スッ!
信「赤ちゃんって意外と重いのね」
愛美「何やってるんですか?」
信「何よ!抱っこするくらい良いじゃない!」
愛美「愛が起きたらどうするんですか?気持ち良さそうに寝てるのに!」
信「私だけ抱っこ出来てないなんて不公平よ!少しくらい良いでしょ!それに全然泣いてないんだから!」
切奈「ズルい!切奈も抱っこする!」
信「あんたはむしろ抱っこされる側でしょ!」
切奈「いやいや、もうこんなに大きくなったよ!」
信「私らから見たら十分チビよ!」
切奈「そんなこと無い!」
愛美「私の可愛い妹に何する気ですか?」
信「あんたの声も大きいじゃない!むしろそれで起きるんじゃない?」
愛美「誰のせいでこんな声を出させてると思ってるのですか?」
切奈「私も抱っこ!」
パチッ!
愛「!?」
愛美「あら?愛!」
信「起きちゃった?」
愛美「ほら、あなたのせいで!」
信「私だけのせいだって言うの?」
愛・ムッ!
切奈「あれ?なんか不機嫌?」
愛「あーい、あいあい!」
3人「えっ?」
カチッ!
愛美「あれ?」
信「動けない!」
切奈「なんで体を動かせないの?」
ガラガラ
愛「あいー!」←窓から空を飛んでいく
3人「愛 (ちゃん)!」
10分後
パッ!
愛美「やっと動けましたわ!」
信「何分固まってた?」
切奈「10分くらいじゃないかな?」
信「嘘?体感的に1時間は固まってた気分よ!」
愛美「愛ったらどこへ行ったんでしょ?」
信「方向的には学校の方だけど・・・」
切奈「早く探しに行こう!」
一方その頃
美術室
愛「(うわー!)あーい!あいあい!」
男子A「ん?誰だよ!『考える人』の彫刻のポーズ変えた奴?ムンクの『叫び』になってるぞ!」
女子A「待って!石像って動かせたっけ?」
美術部「えっ?キャー!」
体育館
顧問「はい、今日の練習はここまで!解散!」
部員達「ありがとうございました!」
愛「あーい!あいあい!」
トントントン・・・←ボールが隣を通過
顧問「おい!部活動は終わったんだからボールは片付けろ!誰だ?まだ遊んでいる奴は?」
部員A「先生!」
部員B「ボールが勝手に!」
部員C「このボール生きてる?」
部員D「ボールだけでなく、跳び箱、マットにベンチプレスまで!」
スポン!
愛「あーい!」←ゴール入れて満足
部員達「なんだこの怪奇現象はこの体育館呪われてる?」
生徒会室
笑「ふー、なんとか今日の仕事は終わり!」
知「お疲れ様!」
笑「愛ちゃんはちゃんと寝てるかな?」
ガラガラ
生徒達「生徒会長!」
笑「何々?!どうしたの?」
佐和子「聞いて驚かないで下さいね!」
正美「出たのよ!」
全員「お化けが!」
情子「こんな真っ昼間に?」
支「まだ夏じゃないよ!」
恋「私も見たのよ!音楽室から何か聞こえて覗いてみれば、肖像画のベートーベン、ショパン、モーツァルトが宙に浮かんだ指揮棒に従うかのように合唱を!あれはきっと呪いの歌なんだわ!」
陸斗「僕が見たのは図書室で沢山の本が部屋中を飛び回ってて、きっと悪魔の儀式なんだよ!」
佐和子「私なんか、モップや雑巾が宙を舞ってましたからね!」
正美「そういえば不気味な声を聞いた生徒も何人か居て・・・」
知「どんな声だった?」
正美「あい、あい、兎に角『愛』って言葉を連呼してましたね・・・」
情子「ギャー!この学校呪われてるわよ!」
支「情子ちゃんビビり過ぎだよ!お化けなんか居ないんだから!」
笑「ねえ、それって?」←知に耳打ち
知「ええっ、十中八九あなたの予想通りよ!」
情子「なんであんたらはそんなに冷静なの?」
知「情子がビビり過ぎなのよ!」
笑「じゃあ皆!私ちょっと調べてくるね!」
晴人「大丈夫ですか?」
笑「大丈夫、大丈夫!仮にお化けだとしてもお友達に成れば解決だよ!」
知『単純だけど、笑なら本当にやりかねないってのが怖い』
校門
笑「あっ!愛美ちゃん達!」
愛美「笑!大変なんです!」
知「もう十分大変なことになってるわよ!」
愛美「えっ?」
知「大方、目を離してる隙に愛ちゃんが逃げたして学校をめちゃくちゃにして慌ててここに来たんでしょ?」
愛美「違うんです!」
信「さっきまで私達・・・」
切奈「愛ちゃんに体止められて動かせなくて、何も出来なかったの!」
支「でも、勝手には成らないんじゃない?」
切奈「信お姉ちゃんが寝てる愛ちゃんを抱っこしてそこから喧嘩に成りました・・・」
情子「きっとその喧嘩に嫌気がさしたのよ!お陰で学校で怪奇現象が起きて皆大騒ぎよ!」
一方その頃
愛「あい?あーい!あいあい!」
数分後
野球部部長「これお前らの仕業だろ?」
サッカー部部長「それはこっちの台詞だ!」
野球部部長「やっぱり、お前らとグランドを分ける合うなんてごめんだ!」
サッカー部部長「こっちだって・・・」
2人「俺達が使った方がきっと強くなれるんだ!」
ニヤリ!
野球部部長「と言っても、どっちも1回戦敗けの弱小クラブだけどな!」
サッカー部部長「それを言うなよ!」
アノワーク「その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」
部長達「嗚呼!」
スーパームカンシーン!
校門
幸「皆!あっちでムカンシーンが!」
笑「分かった!」
グランド
笑「居た!」
支「しかも2体?」
経子「私達も来たわよ!」
笑「よし、行くよ!」
カラーズチェンジ!
どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!
冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!
頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!
純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!
燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!
目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!
培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!
重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!
絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!
信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!
想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!
上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!
望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!
誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!
ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!
太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!
悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!
愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!
カラーズスキャン!
皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!
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