二次創作小説(新・総合)
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- ナンバーカラーズ
- 日時: 2025/04/13 22:40
- 名前: いくちゃん (ID: 57sibd8B)
こんにちはいくちゃんです!
この作品は、ナンバーズとカラーズヒロインズの世界に異世界の世界を入れたお話です。
時系列は同じですが、内容が所々違ってきます。
なので、また別の世界と捉えてくれたら幸いです。
後、自分が投稿したもので、企画物以外はいつか本にしたいと考えているため、内容が急過ぎたり、メモ感覚や脚本のようになってることをご了承下さい。
それではお話の始まり始まり
ここはとある異世界
みんな仲良く暮らし、多少揉め事はあったが、平和な町であった
ある日、突然悪の魔法使いがやってきた。
すると、悪の魔法使いは自らの魔法を使って
人々の感情を奪い、不思議な石に閉じ込めてしまった。
しかし、突然何の因果か、1人の少女が現れ、1つ石を手に取ると、なんと言うことだろう彼女は日曜に出てくるようなヒロインに
変わったではないか!
しかし、彼女1人ではどうにもならず、石は悪の手に渡ると思いきや、石は散り散りに飛んで行きどこかへ行ってしまった。
悪の魔法使いも少女もそれを見ることしか出来なかった。
- Re: ナンバーカラーズ ( No.149 )
- 日時: 2023/06/22 22:36
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
とある土曜日
相「何で土曜日なのに保育園が?」
知「うちの保育園では土曜日に午前中だけ預ける事も出来るの!余裕がない家族向けね!」
光美「人手が足りないから応援要請だっけ?」
笑「私達のあやしかたが上手いからまた来て!だったらどうしよう?」
助奈「そりゃ、妹のお世話何年もしてきましたから!」
大好「何年ってせいぜい2、3年でしょ!」
切奈「楽しみ!お姉さんとして頑張らないと!」
忠加「なあ、保育園ってなんだ?」
カラーズ・コケッ!
第146話・園児達と仲良く!頑張れ新米先生!
支「保育園って言うのは6歳までの子供を親が預ける場所で・・・」
情子「あんたそんなことも知らないの!?」
植「あの、忠加さんは生まれてあっちの世界に居ましたし、学校も初めて通ってるので知らないのも当然では?」
支・情子「あっ!」
笑「やっちゃったね情子ちゃん!」
相「経子さんに怒られる!」
知「その乗りこそ園児にしか見えないけどね!」
笑「ええっ!」
相「何よ!」
望「ああ、『先生に言うからね!』って感じ?」
憧子「ああ、懐かしい!言ったね!」
保育園
園長「今日は本当にありがとう!あなた達を教える松浦先生と田島先生よ!」
松浦先生「よろしくお願いします!」
田島先生「お手伝いだとしても、ビシビシ行くわよ!」
大好「はい!よろしくお願いします!」
カラーズ「よろしくお願いします!」
切奈「園長先生久しぶり!」
園長「せっちゃん、また後でね!」
東城「すみません!お手伝いに来ました!」
カラーズ「えっ?」
支「東城先輩?」
田島先生「あっ!そう言えば今日はもう1人お手伝いに来てくれる人が居たんだったわ!すみません!」
東城「まさか、カラーズの皆も手伝いに来てたなんて!」
助奈「そりゃ、こう言うのは慣れてるので!」
支「助奈さん!先輩ですよ!」
愛美「妹として恥ずかしい」
笑「よろしくお願いします」
相「とりあえず行こうか!」
友子「先々行くな!」
教室
松浦先生「はい!まずはお歌を歌いましょう!」
ポロンポロンポロンポロン・・・
ギャー!ギャー!ワー!アー!!
笑「皆バラバラ!」
望「1人だけで歌おうとしないで!」
情子「ちゃんと合わせなさい!」
男児達「ハハハ!このお兄ちゃん面白い顔!」
情子「誰がお兄ちゃんよ!お姉さんだ!」
相「男勝りだけどね!」
情子「余計なこと言うな!」
知「コラ!あなた達が喧嘩してどうするの?」
松浦先生「ほら、皆!静かにして・・・」
助奈「本当にうるさいガキ達ね!お尻ペンペンしてやろうか?」
愛美「お姉様!その汚い言葉遣いと体罰の発想は止めてください!」
植「そうだよ、助奈さん!まずは落ち着いて!ほーら、皆まずはお姉さんの顔を・・・」
プスッ!
男児A「カンチョー!」
植「コラ!なにやっとんじゃクソガキ!」
光美「言ってる植が助奈以上に酷いよ!」
ピー!
パンパンパンパン!
経子「はい!皆!静かに!」
大好「まずは、トントンまーえ!トントンまーえ!」
経子「前の人との間隔を取ってね!」
切奈「お姉ちゃん上手い!」
大好「伊達に他の子見てないから!」
経子「これくらいやんちゃな子なんて、あなた達の喧嘩よりマシよ!」
数分後
松浦先生「ほら、歌の練習!これをGWにお父さんとお母さんに披露するんでしょ?」
ヤー!キャー!ワー!ミャー!
望「ダメだ、全然言うこと聞いてくれない!」
憧子「相変わらずのバラバラね」
友子「もう、静かにして!」←しゃがみながら言う
ポム
友子「誰だ?胸触った奴は!」
園児達「たける君!」
望「お姉ちゃん!園児に乱暴はダメだよ!」
たける「ううっ、あのお姉さんがやれって!」
友子「ん?」
救子「ほら、今度はあのメガネを掛けたストレートな人のおっぱ・・・」
友子「救子!」
経子「あなたはなぜトラブル中に更にトラブルを起こすの!」
救子「イッツジョーク!」
友子「何でもジョークで済ませると思うなよ!」
救子「ひー!な、何でもするから!何でもするから許して!」
経子「聞いた?」
友子「録音したよ!さあ何でもして貰おうか!」
笑「皆、この救子お姉さんが皆のために何かしてくれるって!」
園児達「ええっ!何々?」
友子「ちょっと笑!」
経子「いいえ、逆に面白そうじゃない!救子には言い薬よ!皆、このお姉さんが皆の要望に何でも答えてくれるよ!」
園児達「何でも?」
救子「ちょっと、経子!」
経子「何でもやるって言ったのはあなたよね?」
救子「はい・・・」
経子「皆、何かリクエスト無い?このお姉さんが何でも聞く代わりに、ちゃんと先生の言うことを聞くのよ!さもないとこのお姉さんからお仕置きが待ってるわよ!」
友子「このお姉さん怒るとあたしらより怖いんだから!」
たける「どれ位?」
友子「鬼よりも!」
園児達「キャー!!!!!」
救子「友子!」
たける「じゃあ、ゴリラやって!ゴリラ!」
救子「ご、ゴリラ?!」
友子「やりなさいよ!何でもやるんでしょ?」
救子「ううっ・・・、ウホッ!ウホッ!ウホッ!」←やけくそ
知「救子さん、ゴリラは胸を叩く時は手はグーではなくパーですよ!」
救子「えっ?」
笑「この間テレビで言ってたね!」
救子「グーだろうとパーだろうと、どっちでも良いじゃない!」
信「何?あんた、子供に間違った知識教えるの?」
救子「ウホッ!ウホッ!ウホッ!ウホッ!ウホッ!」
園児達「ウホッ!ウホッ!ウホッ!ウホッ!ウホッ!」
援「私、こんなCM見たことある!」
女児「お姉さん達もやろう!」
支「えっ?」
情子「嫌よ!恥ずかしい!」
信「じゃあ、あの人達は?」
相「ウホッ!ウホッ!ウホッ!ウホッ!」
笑「ウホッ!ウホッ!ウホッ!ウホッ!」
知「ウホッ!ウホッ!ウホッ!ウホッ!」
光美「知まで・・・」
憧子「そう言えばお姉ちゃんあれやって私を笑わしてたな・・・」
東城「面白そうだね!じゃあ僕も!」
支「先輩はダメ!」
東城「ウホッ!ウホッ!ウホッ!ウホッ!」
支(こんな先輩見たくなかった・・・)
ダークside
ルーク「なんだ?あいつら?」
ウィーク「何やってるんだろうな?」
ステイ「ハハハ、なんて無様な姿だ!これを目に焼き付けて置こうぜ!」
ルーク「そうだな、後々良いネタに成る!」
昼食の時間
全員「いただきます!」
はるか「先生、蜜柑剥けないから蜜柑剥いて!」
松浦先生「ちょっと待ってね」
たける「へっへ~ん、蜜柑星人だ!」
ひろ「俺だって!」
キャー!キャー!
友子「あっ、コラ!」
知「食べ物で遊ばない!」
たける「やだよ!おばさん!」
知「だ、誰がおばさんですって!」
笑「知ちゃん落ち着いて!」
松浦先生「コラ!皆座って・・・、食べなさい・・・」
切奈「注意したのかな?」
信「それにしては声小さくない?」
愛美「段々小さくなったと言うか・・・」
経子←目線をやる
田島先生「松浦先生、ちょっと!」
松浦先生「はい!」
廊下
大好「ん?」←トイレからの帰り
田島先生「いくら、2年目で若くても、子供に舐められ過ぎです!」
松浦先生「でも、園児達に嫌われたらと考えると・・・」
田島先生「時には心を鬼にして、強く叱ることも大人である私達の仕事です!先生がそんなんじゃいつまで経っても子とも達はあなたの言うことなど聞きませんよ!」
松浦先生「すみません・・・」
大好「保育園の先生ってこんな感じか・・・、(子供相手って難しいな・・・)」
松浦先生(はぁ、どうしよう・・・)
ニヤリ
ルーク「その感情よ石となれ!フィーリングブロック!」
松浦先生「嗚呼!」
大好「先生?」
ラージムカンシーン!
大好「皆、お弁当は置いて避難するよ!」
全員「えっ?」
大好「とりあえず、出来るだけ担いで、皆を安全な場所へ!」
カラーズ「分かった!」
切奈「お姉ちゃん、こっちに乳母車が!」
大好「ありがとう切奈」
裏口から全員を安全な場所へ逃がすカラーズ
東城「こんな大きな怪物が出てたのか!」
田島先生「子供達が全員無事で良かったわ!」
東城「本当に白石さん・・・、ってあれ?白石さん達は?」
一方
笑「皆!」
カラーズチェンジ!
どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!
冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!
頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!
純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!
燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!
温かい抱擁!助けたい想い!レインボーヘルプ!
目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!
培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!
重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!
絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!
信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!
想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!
理由の無い無限の助け!ブラックアシスト!
上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!
望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!
誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!
ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!
太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!
悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!
愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!
輝け!20色のカラー!カラーズヒロインズ!
カラーズバラエティー!
好きだからこそのやりたい心!
カラーズスキャン!
皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!
ラージムカンシーン!
ハピネス「ねえ、あれは!」
ヘルプ「松浦先生よ!」
パートナー「ってことは先生が石化したの?」
ラージムカンシーン!
3人「わあ!」
エクスプレス「これは・・・、ラブリー!頼みたいことがあるんだけど良い?」
ラブリー「構わないよ!」
ドキドキスマイル!
インタレストビューティー!
ラージムカンシーン!
スマイル「あっ!」
インタレスト「うっ!」
サポート「スマイル!」
ナチュラル「インタレスト!」
愛「ああっ、ああっ!」
ラバー「愛、どうしたのですか?」
アシスト「えっ?なんて!?」
ホープ「先生の話を聞いた方が良いんじゃないかな?」
愛・コクコク
ラバー「合ってる」
アシスト「負けた!」
ホープ「アシスト!そんなことで落ち込まないで!」
ラバー「しっかりしてよ!お姉ちゃん!」
松浦先生『私に保育園の先生なんて無理なんだ・・・、誰も言うこと聞いてくれない、私が子供を好きでも皆私の事嫌いなのよ!』
バリュアブル「そんなことありません!先生は親みたいなもの!先生を嫌いな子供達なんて居ない!」
松浦先生『あなたに私の何が分かるの?』
ボンズ「バリュアブル!危ない!」
ドシーン!
ボンズ「バリュアブル、大丈夫ですか?」
ビリーブ「誰と間違えてるの?」
ボンズ「あれ?」
バリュアブル「あっ、お、お、お姉ちゃん!」
ラブリー「良かった、バリュアブル!よく言った!」
バリュアブル「えっ?」
園児達「先生!」
フレンド「ラブリー!そんなことして良いの?」
ラブリー「これはエクスプレスの作戦よ!」
チェリー「エクスプレス!そんなことしたら子供達に危険が・・・」
エクスプレス「万が一の事も考えて、ナチュラルとサポートにも言って貰ってる!先生をもとに戻すには子供達の声こそが薬よ!」
たける「先生!なんでこんな姿に?」
はるか「先生ごめんなさい!私達が言うこと聞かなかったから・・・」
園児達「先生大好きだよ!元に戻ってよ!」
エクスプレス「松浦先生これが子供達の率直な気持ちです!」
ラブリー「嫌われてるなど思わないで下さい!あなたがこの子達を守らず誰が守るんですか?あなたは子供が大好きなんじゃないんですか?」
松浦先生『ああっ!皆!』
エクスプレス「子供への愛情・・・」
ラブリー「決して忘れないで下さい!」
キラーん!
バリュアブル「あれは何?」
スマイル「エクスプレスとラブリーの・・・」
インタレスト「アナザーカラーペン!」
エクスプレス「ラブリー!」
ラブリー「エクスプレス!」
エクスプレス「その前に、フィディリティ!」
フィディリティ「はい!皆退いてね、今から先生元に戻すから!」
園児達「本当に?」
フィディリティ「フィーリングポット!茜!」
ルーク「はあ?」
ステイ「おい!なんで菫か緋色じゃない?」
ウィーク「おい!あの腕輪を忘れてるぞ!」
ルーク「しまった!」
フィディリティ「ラッキー!アホで良かった!戻れ!明るい結晶!」
ポンポン、ビューン、ポッ!
たける「何にも起きてない!」
はるか「嘘つき!先生戻すって言ったのに!」
フィディリティ「これからなの!」
ハピネス「皆!もう少し待ってね!」
フレンド「後少しで先生本当に戻るから、取り敢えず離れようか?」
インタレスト「危ないから離れて!」
スマイルチェーン!
パートナーチェーン!
スマイル・パートナー「そ~れ!」
ラージムカンシーン!←園児から離れた場所に放り投げられた
スマイル「エクスプレス、ラブリー!後はお願い!」
フォームチェンジ!
パープルエクスプレス!パープルマッダーバージョン!
マッダーラブリー!マッダーパープルバージョン!
2つの力を1つの力に!
経験のエキス!
大好きのエキス!
2つの心を混ぜ合わして!
エクスプレスラブリーミックスシャワー!
ラージムカンシーン「ほわわわわ・・・・」
松浦先生「あれ?私は?」
園児達「先生が目を覚ました!やったー!」
松浦先生「えっ?」
騒ぐ園児達
松浦先生「皆!心配掛けてごめんなさい」
はるか「先生、大丈夫?まだお昼寝する?」
松浦先生「大丈夫よ!」
たける「先生、ごめんなさい」
松浦先生「えっ?」
たける「俺のせいで怪物なんかに・・・、わーん!怖かったよ!」
園児達「先生!」
松浦先生「皆!ごめんね!先生はもう怪物なんかに成らないから!」
廊下
経子「良かったわね」
大好「ええっ!」
相「でも良いのかな?」
笑「何が?」
相「皆、先生の言うこと聞かないと怪物に成ってしまうと勘違いしてるけど・・・」
経子「良いのよ!これで皆悪いことは出来ないから!」
相「それはそうだね!」
その後松浦先生の園児達は他の園児達に『先生の言うこと聞かないと怪物に成って暴れる』と言い触らして混乱を起こさせたが、クレームどころか、良い躾の材料として親から太鼓判を押された。
次回予告
信は祖父の誕生日プレゼントをあげるために、町で品定めをする。
すると同じクラスメートで支の弟の奏介と出会い、意見を聞く事に!
しかし、やはり年齢のギャップでなかなか決まらない!
途中同じ小学生の愛美や切奈と合流!4人で考えることに!
しかしそこにルーク達が!
次回ナンバーカラーズ!
祖父のプレゼントを探しに!小学生トリオの新しい力!
- Re: ナンバーカラーズ ( No.150 )
- 日時: 2023/07/06 23:18
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
カレンダー
信「あっ!そう言えば・・・」
支の店
支「いらっしゃいませ!あっ!あっちゃん!何しに来たの?」
信「ここに来たんだからケーキ買いに来たに決まってるでしょ!」
支「いや、ケーキ以外にもあるし・・・」
信「明日のバースデーケーキ予約出来る?」
支「勿論大丈夫だよ!誰へのケーキ?」
信「誰でも良いじゃない!」
支「どれが良いかな?」
信「何でも良いわよ!」
笑「それはダメなんじゃないかな?」
信「笑!?」
笑「はい!落ちてたよ!」
信「返して!ありがとう・・・」←奪い取る
望「へー、明日お祖父ちゃんの誕生日なんだ!」
友子「なんて素敵な家族愛!」
笑「なんなら皆でお祝いしない?」
支「いいね!なんならここ貸し切りにして良いよ!相談してみる!」
望「信ちゃんセンターにしてライブとか?」
友子「お祖父ちゃん絶対喜ぶよ!」
信「明日なのに!」
笑「無理だね・・・」
友子「じゃあライブじゃなくて歌だけを披露するのはどう?」
笑「いいね!」
信「私は遠慮する!」
3人「ええっ!」
第147話・祖父のプレゼントを探しに!小学生トリオの新しい力!
次の日
情子「へー、今日信のお爺さんの誕生日なんだ!」
笑「それで歌を歌ってあげようって言ったんだけど、あっちゃん嫌がって・・・」
相「音痴なんじゃないの?」
幸「上手かった筈よ!」
援「恥ずかしいんじゃないの?」
笑「ああ!そうかも!」
支「家族でも注目されたら緊張するもんね!」
相「何度もライブしてるのに?」
ダークside
ステイ「お前があのリング忘れたせいで負けたんだろ!」
ルーク「お前らだって忘れてたじゃないか!」
ウィーク「お前が召喚したんだからお前のせいだろ!」
アノワーク「何喧嘩してるのよ?」
ブロック「リング忘れたんだってよ!」
ルーク「そもそも持ってんのお前だろブロック!」
ブロック「ああん?俺のせいだって言うのか?」
ルーク「お前が常に持ってるから忘れたんだよ!」
ブロック「とんだ言い掛かりだ!お前も行くなら行くで『貸してくれ』とか言いにこいや!」
ルーク「どっか決まった場所に置いとけよ!お前が常に持っているから忘れるんだ!」
ブロック「ほら!貸してやるからちゃんとやってこいよ!」←投げる
ルーク「よし!お前ら行くぞ!」
2人「へ~い!」
初等部
信「う~ん!」
愛美「あっ!信ではないですか!」
信「あっ!愛美!何でこっちの学年?ってかあのうるさい姉は?」
愛美「私は常日頃姉と一緒に帰りません!授業の終わり時間も違いますし・・・」
信「そうなの?後『うるさい』は否定しないのね!」
愛美「事実ですから」
切奈「愛美お姉ちゃん!」
愛美「あっ!切奈!」
切奈「一緒に帰ろう!お姉ちゃんまだだから!」
信「そりゃ高校生だものね」
校門
信「じゃあ、私はこっちだから!」
愛美「あれ?そっちだと信の家とは反対側に成りますが・・・」
信「ちょっと寄るとこあるの!」
愛美「寄り道ですか?!ダメですよ!」
信「今日お祖父ちゃんの誕生日なの!それでプレゼント買うの!」
愛美「そうなのですね!ですが、1人で大丈夫なんですか?」
信「大丈夫よ!いざとなれば・・・」
切奈「怪物居ない時はカラーズ成れないよ!」
愛美「成れないのは私的利用の時のみです!」
切奈「私的利用?」
愛美「自分の利益のためだけに使うこと!防犯や緊急時は違います!」
切奈「そうなんだ、前皆の前で変身しようとして出来なかったから・・・」
信「それが私的利用よ!自分の証明だけに使おうとして・・・」
切奈「ううっ、そうだ!切奈達も付いていくよ!」
愛美「寄り道は行けませんよ!」
切奈「でも、何かあった時1人より3人の方が安心だよ!」
信「それもそうね・・・」
愛美「分かりました、私達もご一緒しましょう!」
とあるショッピングモール
切奈「うわー!このショッピングモールに来るの初めて!」
信「マジで?」
愛美「入院して寝たきりでしたものね!」
信「あっそっか!それで何を買いましょうか?」
切奈「お菓子買おう!」
信「あんたが好きなだけでしょ!」
愛美「お祖父様に渡すものですから、そんな子供が好きそうなものは・・・」
切奈「じゃあビールとか煙草は?」
愛美「今の時代、私達未成年は買えません!」
切奈「お祖父ちゃんのプレゼントって言えば・・・」
信「そう言って、自分のために買う未成年が居るのよ!」
切奈「アクセサリー作ったりとかカバンとかは?」
信「私達のお小遣いで買えないわよ!」
愛美「それにそれを貰って喜ぶのはお祖母様達です!」
ショッピングモールを出て町を散策
奏介「おっ、信じゃねーか!」
信「奏介!」
切奈「彼氏?」
信「何であんたが知ってるの?!」
愛美「本当なんですか?!」
信「奏介はクラスメートでただの友達よ!友達!」
愛美「ではなぜ切奈の台詞に驚い・・・」
信「切奈から『彼氏』って単語が出てきたから驚いたの!誰よ?吹き込んだ奴!」
奏介「それで何やってるの?」
信「お祖父ちゃんのプレゼント買いに来たの!なんか無い?」
奏介「う~ん、そんなこと言われてもな・・・、腕時計とか?」
信「私のお小遣いで買えると思う?」
奏介「お前何処かの国の・・・」
信「関係無いから!」
奏介「服とか?」
信「サイズ分からないのに?」
奏介「ですよね、あっ!万歩計なんてどうだ!?父の日のプレゼントに渡されるって言われてるし・・・」
切奈「何でお爺さんに渡すのに父の日なの?」
愛美「自分の両親の親の事よ!あなたのお父さんやお母さんの親がお祖父ちゃんお祖母ちゃんなのです」
切奈「へー!」
奏介「でも、俺この前お祖父ちゃんに然り気無くプレゼント聞いたら『何もいらない、お前達が元気に過ごしてる事が自分の幸せ』って言ってた」
愛美「うちのお婆様も言ってましたね!」
信「じゃあ、あげなくて良いの?」
奏介「母さんは『プレゼントは渡すだけでなく、渡す人に対しての気持ちが大事』って言ってた!」
信「そりゃ、気持ちこもってないと喜べないもんね!」
♪~!
信「あっ!この音色!」←走る
楽器店
信「このメロディー!」
奏介「どうしたんだ?」
信「あの、これ下さい!」
店員「4980円に成ります!」
信「えっ?」
奏介「俺も出すよ!ほら!」
店員「う~ん、少し足りないね」
愛美「私も出します!これで足りますか?」
店員「う~ん、80円足りないんだけど・・・」
3人「えっ?」
信「切奈お金持ってる?」
切奈「これだけ!」
愛美「79円・・・」
店員「可愛いお客さんだから、ここは80円くらい負けてやろう!」
信「ありがとうございます!」
帰路
奏介「良かったなそれ買えて!」
信「うん、2人ともありがとう!お金は後で返すね!」
愛美「そんなのいいですわ!」
奏介「俺もいいぜ!」
信「そんなの悪いわよ!」
奏介「そんなことより姉ちゃんから聞いたけど、信歌わないのか?」
信「えっ?」
切奈「えっ?歌わないの『ハッピーバースデー』の歌?」
愛美「それは歌ってあげましょうよ!可愛い孫が歌ってくれるならきっとお祖父様もそれだけで嬉しい筈ですよ!」
信「無理」
奏介「何でだよ?前は普通に歌ってたじゃないか!テストでも合格点だったし・・・」
信「私の家族、ちょっと今バラバラだから!」
全員「えっ?」
信「ほら、パパのことで色々合ってってあんたらは知らないか!笑とか幸辺りに聞いて!」
奏介「なんだよ!犯罪者と言うんじゃないだろうな?」
信「そんなものよ!決して世間からは許されることも出来ない罪をパパ犯したの!」
奏介「それがお前が歌わないのとどう関係あるんだよ!」
信「それがあるから、そんなモヤモヤした気分で歌いたくないの!」
愛美「成る程、その気持ち分かりますわ!」
3人「えっ?」
愛美「私も姉が同じ状況に遭いました!」
奏介「マジで?!」
切奈「助奈お姉さんが?」
愛美「姉はクリスマスが嫌いでクリスマス荒らしとなって世間の敵となった!しかし私は受け入れつつ、それの意味の無さに気付いた!今でこそシスコン拗らすおかしな人ですが、それでもあの人は私の事を愛してることには変わりません!どんなことがあっても姉は私にはなにもしませんから!躾でない限り!」
信「奏介!」
奏介「なんだ?」
信「今日の話しはここだけの話にしといて!誰にも!」
奏介「分かった!俺、誰にも言わない!」
ルーク「そうはさせるか!」
奏介「誰だ?」
信「ルーク、ウィーク、ステイ!」
ステイ「これは面白いこと聞いたぜ!」
ウィーク「コイツらの秘密ばらせば、勝手に減るだけだな!」
奏介(減る?どういう事だ?)
切奈「えっ?」
愛美「まだ変身しちゃダメ!」
信(奏介が居るから変身出来ない!)
奏介「おい!なんだ!お前ら!」
信「奏介!」
ルーク「なんだ!このガキ!」
奏介「良く分からないけど、信達には指一本触れさせないぞ!3人とも早く逃げるんだ!」
ステイ「生意気なチビは引っ込んでろ!」
ドスン!
奏介「ああ!」←茂みに突っ込む
信「ちょっと、奏介に何するのよ!」
ルーク「なんだ?大事そうに抱えてるな!」
切奈「これは渡さないよ!」
ウィーク「渡さなくて良いよ!こうすれば良いんだから!」
愛美「何する気ですか?」
ルーク「今日はこっちだ!」
出てこい!スーパーマックーラ!この世を真っ暗に染めてしまえ!
信「嗚呼!」←オルゴールから手を離す
切奈「信姉ちゃんのオルゴールが!」
ルーク「ハハハ!これを使って町中にお前らの秘密をメロディー事晒してやる!」
信「そんなこと!」
愛美「絶対に!」
切奈「許さない!」
カラーズチェンジ!
信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!
想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!
悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!
一方その頃
支「あっちゃん達遅いな・・・」
笑「まだプレゼント探してるんじゃない?」
相「時間はあるし、気長に待とう!」
幸「ねぇ!」
知「どうしたの?何か見つけた?」
幸「ええっ!あっちで何か暴れてない?」
経子「どっち!」←双眼鏡で見る
幸「大型ショッピングモールの方!」
経子「たしかに、何か・・・」
大好「貸しなさい!」←奪う
経子「ちょっと、もう少しで首絞まるとこだったじゃない!」
大好「あれは、バリュアブル!」
絆「えっ?切奈が!」
友子「兎に角急ごう!」
一方
メロディビリーブシャイニング!
メニーギブラバー!
スーパーマックーラ!
バリュアブル「人の大切なものをこんなにして!」
ルーク「フッ!大切なもの程壊したくなるのが心情でね!」
ラバー「サイコパス!」
ルーク「何度でも言え!むしろ褒め言葉だ!」
バリュアブル「ビリーブ傷付いても良いの?」
ビリーブ「多少は割りきってる!オルゴールさんごめんね!もとに戻してあげるから!」
スーパーマックーラ!
ビリーブ「鉄球が来るわ!」
メニーギブラバー!
スーパーマックーラ!
バリュアブル「おっと!」←避ける
メロディビリーブシャイニング!
スーパーマックーラ!
ステイ「チッ、小さいくせに!」
ラバー「小さくて悪かったわね!」
バリュアブル「フンだ!小さいから的が小さいんだい!」
ルーク「これを見ろ!」
ビリーブ「奏介!」
ルーク「マックーラに攻撃してみろ!その瞬間俺がコイツをボコってやるからよ!」
ビリーブ「待ちなさい!奏介は関係無いでしょ!」
バリュアブル「人質取って脅すなんて・・・」
ラバー「本当にあんたらは卑怯ね!」
ウィーク「何度でも言え!俺らにとっては褒め言葉だ!」
スーパーマックーラ!
ビリーブ「あっ!うっ!」←鉄球を抑える
ラバー「ビリーブ!」
バリュアブル「何で抑えてるの?さっきまで跳ね返してたじゃん!」
ビリーブ「傷付けたく無いからよ!」
バリュアブル「えっ?」
ビリーブ「私がマックーラに攻撃すると奏介がアイツに殴れるのよ!そんな姿見たくない!だったらここを耐えるしかないの!」
バリュアブル「ビリーブ!私も手伝う!」
ラバー「私もよ!」
ルーク「いつまで耐えれるかな?」
バリュアブル「どういうこと?」
ステイ「お前、5分経つと変身解除されるじゃん!」
ウィーク「後1分だぞ!」
ビリーブ(どうしよう・・・)
ラバー(バリュアブルの制限時間を忘れてましたわ!たとえ笑達が来たとしても・・・)
ルーク「さあ、後5秒!4、3、2、1・・・」
ゴン!
ルーク「あーれー!」ドシン!
ドン!
ドン!
ウィーク「嘘~!」
ステイ「俺らもかよ!」
ビリーブ「あれは?」
ラバー「お姉ちゃん!」
バリュアブル「私のお姉ちゃんもいる!」
アシスト「うちの妹が世話に成ったね!」
ラブリー「この落とし前しっかり付けて貰うよ!」
フレンド「いや、怖いよ!アシスト刺そうとしてなかった?」
アシスト「外した!」
フィディリティ「それっ!」←鉄球を蹴る
エクスプレス「3人とも良く頑張ったわね!」
ビリーブ「あっ!奏介は?」
ライト「奏介君なら今頃・・・」
ドキドキスマイルハートシュート!
ライトインタレストビューティーアロー!
サポート「それっ!おっと!良かった!あっちゃん!奏介は無事よ!」
パートナー「女の子に助けられるなんて情けない!」
ビリーブ「それでも、私を守ろうとしてくれた!男気あった!」
パートナー「あっそう!」
ルーク「チッ、だがお前ら忘れてないか?」
ナチュラル「何をですか?」
ステイ「バリュアブルは5分経つと変身解除されるんだろ!」
ウィーク「これを見ろ!このリングがある限り明るい結晶の色を制御出来る!」
ルーク「これでお前らも・・・」
3人「はあ?」
ルーク「なぜ?」
ステイ「バリュアブルがそのまま!」
パッション「本当だ!」
ハピネス「私が見付けたのが6分前だから・・・」
ラバー「解除されましたか?」
バリュアブル「1度も戻ってないよ!」
ビリーブ「2人とも今がチャンスよ!」
メロディビリーブシャイニング!
メニーギブラバー!
ディフェンダーバリュアブル!
スーパーマックーラ!
ビリーブ「たとえ小さくても・・・」
ラバー「小さい力が集まれば・・・」
バリュアブル「大きな力に成る!」
3人「大切なものを守れるなら私達はどんな強敵も恐れない!」
ピカーン!
ビリーブ「これは!」
ラバー「アナザーカラーペン!」
バリュアブル「3本も!」
フィディリティ「よし、今のうちに!フィーリングポット!緋色!戻れ!明るい結晶!」
ポンポン、ビューン、ポッ!
ビリーブ「行くわよ!」
2人「うん!」
フォームチェンジ!
イエロービリーブ!イエローレッドスカーレットバージョン!
レッドラバー!レッドイエロースカーレットバージョン!
スカーレットバリュアブル!スカーレットイエローレッドバージョン!
3つの力を1つの力に!
アップビリーブ!
ミドルラバー!
ダウンバリュアブル!
スリーステップトルネード!
スーパーマックーラ「キラキラキラキラ!」
ルーク「何でだよ!」
ステイ「おかしいだろ!」
ウィーク「この不良品め!」
ビュン!
信「ハッピーバースデードゥーユー、ハッピーバースデードゥーユー、ハッピーバースデーディアお祖父ちゃん!ハッピーバースデードゥーユー!」
信の祖父「ありがとう!」
こうして信のお祖父ちゃんの誕生日は何事もなく終えた。
次回予告!
愛ちゃんが反抗期!?
赤ちゃん時代にくる第一次反抗期!いわゆるイヤイヤ期に入った愛にカラーズが悪戦苦闘!
しかもそれで二次災害が!果たしてどうなる?
次回ナンバーカラーズ!
知の奮闘!イヤイヤ期の愛ちゃん!
- Re: ナンバーカラーズ ( No.151 )
- 日時: 2023/07/21 17:05
- 名前: いくちゃん (ID: 1aSbdoxj)
笑「そう言えば、何でバリュアブルは変身解除されなかったんだろ?」
切奈「きっと私自身強くなったんだよ!」
情子「それはないわ!」
大好「ねえ?私に関係合ったりするかな?」
フィール「どう言うことや?」
大好「私が初変身した時、切奈のリングが片割れに成るように分かれたの!」
絆「そう言えばそうでしたね!」
相「でも、普通に変身出来てない?」
知「もしかしたら、ラブリーが変身中はバリュアブルはラブリーとの連携いわゆる守ることが出来ますよね?」
大好「まあ、妹第一で戦ってるつもりだけど・・・」
知「その姉妹の連携扱いが、バリュアブルに余裕を持たすのですよ!」
笑「どう言うこと?」
大好「つまり、私がラブリーに変身中はバリュアブルの負担は減るから、正常に戦えるってこと?」
知「そうです!つまり、ラブリーとバリュアブルが一緒に変身していれば、バリュアブルの変身は無限に成るのです!」
フィール「信じ難い話やけど、指輪がスキャンする感じに分かれたなら根拠はあるな!」
相「まあ、細かいことは気にせず、ラブリーが変身してればバリュアブルも変身解除されること無いんでしょ!これで不安が解消されたじゃん!」
切奈「うん、お姉ちゃんと一緒か!」
情子「逆に言うと、大好お姉ちゃんは変身保てるけど、大好お姉ちゃん居ない限り、切奈は変身保てないって話だからね!」
支「まあまあ、それに大好さんだってせっちゃん1人に任せようとはしない筈ですから!」
フィール「ただ、それを敵に知られたらあかんぞ!大好!お前が1番狙われるからな!」
大好「分かった!」
愛「うぎゃあー!うぎゃあー!」
助奈「もうどうしたの?」
望「愛ちゃんが泣き止まないよ!」
助奈「ほ~ら、愛!お姉ちゃんでちゅよ!」
愛・プイ!
助奈「ガーン!」
全員「ええっ?助奈でもダメ?!」
第148話・知の奮闘!イヤイヤ期の愛ちゃん!
助奈「ううっ、愛に嫌われた、愛に嫌われた・・・」
愛美「お姉様!しっかりしてください!」
笑「また、風邪引いたかな?」
知「この泣き方は病気って訳ではないわ!」
憧子「お姉ちゃんよく分かるね!」
知「あんたと違って、伊達に医者目指してないのよ!」
憧子「ブー!」
援「助奈でダメなら終わりじゃない?」
幸「勝手に諦めないで!」
望「ほ~ら、ミルクだよ!」
愛「ヤッ!」
救子「いないいない、ばあっ!」←渾身の変顔
愛・プイ!
救子「ガーン!」←部屋の隅で落ち込む
光美「ガラガラだよ!」
ガラガラガラガラ
愛「やあやあ!」
憧子「ねーむれ、ねーむれ・・・」
愛「やあ!」
切奈「愛ちゃん!」
信「お姉さん達とおままごとでもする?」
愛「イーヤー!」
全員「声が大きい」
桃原家店内
笑「ああ・・・」
相「ダメだ!」
支「何でこんな期限悪いの?」
植「私達何かした?」
情子「どうせ、助奈が甘やかしすぎてわがままになったとか言うオチでしょ!」
助奈「どういう意味よ!」
愛美「これは激しく同意です!助奈は愛に甘いですから!」
助奈「愛美まで!」
葵「こんにちは!」
桃子「いらっしゃいませ!」
知・憧子「お母さん!」
葵「桃子、いつものお願い!」
桃子「はい!」
葵「皆、どうしたの?ぐったりして?」
愛美「愛が泣き止んでくれなくて、それで姉が嫌われたと思って落ち込んで・・・」
経子「今は泣き疲れて寝ています!」
幸「たしか大好さんが見張ってます」
笑「知ちゃんのお母さんって小児科医だよね?」
植「そうだった筈!赤ちゃんの泣き止まし方で何か言い方法ありませんか?」
葵「う~ん、無いわ!」
相「無いの?」
忠加「意味ないじゃん!」
経子「コラ!2人とも!」
葵「だって、赤ちゃんは言葉が喋れないもの!」
全員「あっ!」
葵「赤ちゃんだって人間なんだから、グズる時だってあるわよ」
笑「でも、知ちゃんのお母さんは小児科医だったら赤ちゃんの言葉くらい・・・」
葵「それが分かったら苦労しないわ!勿論、分かったら1番楽だけどね!赤ちゃんは泣くことで何かを訴える、泣くことが赤ちゃんからのシグナルなの!」
忠加「どういう事?」
経子「例えば、忠加が何かの事情で話せなかったら周りにどう伝える?」
忠加「指差しとか目線とか?」
経子「それと同じよ!赤ちゃんは自分にして欲しいことを泣いて訴えるの」
忠加「ふーん」
葵「そう言えば、知もよく泣く赤ちゃんだったわね!」
全員「えっ?」
葵「夜泣きが酷くてねー、誰が抱っこしても泣くし、仕事も忙しい時期だったから皆寝不足になっちゃって・・・、何度も旦那と喧嘩したわ!だから『母親失格』なんて思っちゃったわよ!」
ジー!
知「あっ、赤ちゃんの時だから仕方ないじゃん!」・赤面
経子「まさか、こんなしっかりしてる知が・・・」
相「昔は泣き虫だったなんて・・・」
忠加「想像付かないな!」
葵「まあ、憧子がグレた事と比べればだいぶマシなんだけどね?」
憧子「ここで私を出さないで!恥ずかしい!」
植「笑さんはどんな子だったんですか?」
桃子「笑はよく食べて、よく寝て、よく笑う赤ちゃんだったわ!」
情子「今と全然変わらないわね!」
支「笑ちゃんらしい!」
桃子「ただ、自分で歩けるようになってからが大変だったわ!」
笑「えっ?」
桃子「寝返りを打てばどこまでも転がるし、歩きだしたら追い付けないほど走るから捕まえられなくて何度も迷子に成るし、オムツの中に虫やら梱包材やらを突っ込んで部屋にばら蒔くし、ジャングルジムの頂上から飛び降りようとしたし!」
全員「ええっ!!!!?」
笑「ストップ!それって長くなる?」
桃子「ええっ」
笑「どれくらいあるの?」
桃子「まだまだあるわよ!アルバムに収まらないくらい!」
笑「恥ずかしいから止めて!」
助奈「なんと言うか・・・」
援「笑らしいわね!」
葵「ジャングルジムは私も覚えてるわ!それを見た知が号泣してたからね!」
知「笑!あなたのせいで流れ弾当たったじゃないですか!」
笑「知らないよ!」
その日の夕方
桃子「あら、手伝ってくれるの?」
笑「赤ちゃんの頃にご迷惑お掛けしましたので!」
桃子「ありがとう、助かるわ!でも、笑が生まれたからお母さんはお母さんをやれてるのよ」
笑「ああ、そっか!」
桃子「子育てしながらいっぱい悩んで落ち込んで、親も学んでいくの。そうやって赤ちゃんと一緒に頑張って親子に成って行くんだと思うわ!」
笑「へー!」
桃子「後、1つアドバイスするなら、赤ちゃんの前では笑顔で居ること!」
笑「どうして?」
桃子「親や兄姉がそんな顔してると、赤ちゃんにもその気持ちが伝染するのよ!」
笑「へー!」
救子「笑!愛が起きちゃった!どうすれば良い?」
桃子「ここは良いから行ってあげて!」
笑「今行くよ!」
青梅家
知「えっ?私全然笑ってない!」
葵「知はカメラが苦手だったからね」
知「お母様!ごめんなさい」
葵「何が?」
知「迷惑掛けて、お母様はお母さん失格じゃないです!」
葵「いいえ、本当に失格よ!」
知「えっ?」
葵「だって、本当に母親としてしっかりしていたら、憧子が赤平家に行くことがある?」
知「あっ、そうですね・・・」
葵「それでも、憧子も知も大切な娘だから!大好きなのは変わらないわ!」
知「お母様!」
桃原家
救子「どう?」
笑「シー!静かに!」
救子「oh!」
笑「そーっと、そーっと・・・」
ゆりかごに乗せる直前
愛「うぎゃあー!うぎゃあー!」
笑「ああ!」
救子「また失敗!」
ピンポーン!
笑「こんな時間に誰だろ?」
ガチャン
知「笑!」
笑「知ちゃん!」
救子「ホワッツ?」
11時
知「私が変わるわ!」
笑「ありがとう、ごめんね」
知「良いわよ!これくらい!あなたに勉強教えることよりマシよ!」
笑「一言余計!」
知「ほら、もう寝たら?」
笑「知ちゃんは?」
知「愛ちゃんが寝たら寝るわよ」
笑「だったら布団敷くよ!」
知「ありがとう、笑!」
1時間経過
愛「ううっ、ううっ、うぎゃあー!」
知「ほらほら、大丈夫、大丈夫だよ愛ちゃん!」
ダークside
ルーク「おい!このリング役に立たなかったぞ」
ネガティブ「どういう事ですか?」
ウィーク「フィディリティが変身解除しなかったんだよ!」
ネガティブ「そんなこと言われましても、私にはどうしようも・・・」
ブロック「だったら浴びせたら直ぐに変身解除する光線でも作ったらどうだ?」
ネガティブ「そんなこと言われましても・・・」
アノワーク「別に今じゃなくて良いじゃない!」
ネガティブ「前向きに検討します!」
ステイ「取り敢えずこれは役に立たないから返す!」
ブロック「知らねーぞ?いざと言う時に使えなくても?」
ルーク「そんなことあるか!」
次の日
公園
知「ふあーあーあ!」
笑「昨日はごめんね!」
知「大したこと無いわよ!」
友子「笑!知!」
笑「あっ、友子さんに望ちゃん!」
助奈「愛、お姉ちゃんだよ!」
愛美「すみません、あやしてもらって・・・」
光美「寝不足なんじゃない?」
知「大丈夫よ!」
植「膝貸してあげますから寝なさい!知は言わないと無理するんだから!」
笑「退きますね」
知「植ごめんね」
植「これくらい迷惑なんて思ってないわ!」
知「皆、私が少し寝てる間、愛ちゃんと遊んであげて!」
助奈「勿論そのつもりよ!」
切奈「愛ちゃん、ボール遊びしようか?」
信「ほ~ら、ボールよ!」
愛「ヤッ!」
笑「ありゃりゃ!」
友子「愛ちゃん見て見て!」
望「シャボン玉だよ!」
愛「ううっ!」
助奈「今日もご機嫌斜めね」
愛美「全く、いつまで拗ねてるのですか?!」
ムニッ
笑「愛美ちゃん!笑顔だよ!笑顔が1番だよ!」
愛美「何するんですか?」
救子「私達が笑顔で居ないと、赤ちゃんも釣られて笑顔に成れないんですって!」
望「じゃあ、私達だけでも笑顔で傍に居てあげよう!」
とある場所
女児「うー、何で家にはお父さんが居ないのさ?お母さんに聞いても遠くにお仕事に行ってるって、いつ帰ってくるのさ?」
ニヤリ
ルーク「その感情よ!石となれ!フィーリングブロック!」
女児「嗚呼!」
一方
幸「皆居た!」
笑「どうしたの?」
幸「あっちでムカンシーンが暴れてるの!」
愛美「早く行きましょう!」
笑「知ちゃん!」
知「えっ?ムカンシーン?」←飛び起きる
ラージムカンシーン!
笑「皆、行くよ!」
カラーズチェンジ!
どんな時でも笑顔が1番!ピンクスマイル!
冷静沈着な支え柱!ホワイトサポート!
頼りになるムードメーカー!アクアパートナー!
純粋無垢な自然な姿!グリーンナチュラル!
燃える心!魂の情熱!ベルミリオンパッション!
温かい抱擁!助けたい想い!レインボーヘルプ!
目の前にある幸せの塊!クリムソンハピネス!
培ってきた知性の輝き!ブルーインタレスト!
重ねて知った多くの経験!パープルエクスプレス!
絆が繋ぐ友情の証!インディゴフレンド!
信じ合える仲間への信頼!イエロービリーブ!
想いを込めた熱い愛情!レッドラバー!
理由の無い無限の助け!ブラックアシスト!
上を追った夢への憧れ!ルビーアドミレイション!
望みを捨てない夢への想い!ネイビーホープ!
誰かを助ける正しい力!ウィステリアフィディリティ!
ミスを補うフォロー役!チェリーセーブ!
太陽の様に輝く!希望の光!ゴールドライト!
悲しませない存在意義!スカーレットバリュアブル!
愛が繋げる大好きな想い!マッダーラブリー!
輝け!20色のカラー!カラーズヒロインズ!
カラーズバラエティー!
好きだからこそのやりたい心!
カラーズスキャン!
皆から教わった人との繋がり!バイオレットボンズ!
ラージムカンシーン!
たあ!
コンシダレッドアシスト!
メニーキブラバー!
ラージムカンシーン!
愛「うぎゃあー!うぎゃあー!」
アシスト「どうしたのよ?いつもは泣かないのに?」
ラブリー「ねえ、アシスト!ムカンシーン変わってない?」
バリュアブル「大きくなったような?」
ラージムカンシーン!
ラブリー「皆、逃げて!」
3人「うわあ!」
愛「うぎゃあー!うぎゃあー!」
ルーク「おいおい、見てみろよ!」
ステイ「あの赤ん坊を泣かせばムカンシーンは強くなるんだな!」
ウィーク「これは言い情報だ!ムカンシーン!あいつを泣かせろ!」
アシスト「誰が家の妹を泣かせるですって?そんなことさせないわよ!」
愛「うぎゃあー!うぎゃあー!」
ラージムカンシーン!
インタレストビューティー!
アシスト「インタレスト!」
インタレスト「今のあなたでは戦うのは危険です!愛ちゃんを連れて逃げて!」
アシスト「でも・・・」
ステイ「よそ見してる場合か?」
アシスト「あっ、愛!」
ルーク「よっしゃ!赤ん坊ゲット!」
ドキドキスマイルハートシュート!
ルーク「痛て!」
インタレスト「愛ちゃん!」←キャッチ
一方
母親「明日菜!明日菜?」
エクスプレス「どうされました?」
母親「実は娘と喧嘩して・・・」
フレンド「喧嘩の原因は?」
母親「お恥ずかしい話ですが、うちは夫と離婚して片親で、それで『何で家にはお父さんが居ないの』っと聞かれて・・・」
チェリー「誤魔化してきたけど、限界が来たのね!」
母親「はい・・・」
一方
インタレスト「愛ちゃん、ごめんね、こんな怖い戦いに巻き込んじゃって!怖いよね?泣きたいよね?でも信じて、私もお姉さん達もあなたを絶対守るから!あなたをあんな悪い奴らから守ってあげるから!」
愛「あい!」
インタレスト「愛ちゃん・・・」
ラージムカンシーン←弱体化
ルーク「おい!どうした?」
ステイ「まさか、機嫌直るとこっちは弱体化するのか?」
ウィーク「聞いてねーぞ!」
ナチュラル「フィディリティ今です!」
フィディリティ「OK!フィーリングポット!青!戻れ明るい結晶!」
ポンポン、ビューン、ポッ!
インタレスト「アシスト!お願い出来ますか?」
アシスト「勿論よ!」
フォームチェンジ!
ブルーインタレスト!ブルーブラックバージョン!
ブラックアシスト!ブラックブルーバージョン!
2つの力を1つの力に!
インタレスト「あなたの頭を冷やすために!」
アシスト「それをアシストするために!」
ビューティーコンシダレットインタレストアシスト!
ムカンシーン「ホワワワワ・・・」
明日菜「ママ?」
明日菜の母「ごめんね、お父さんが居なくて寂しい思いさせて!ごめんね!」
明日菜「ママ!泣かないで!明日菜が居るよ!」
助奈「良かったわね」
知「ええっ!」
次の日
生徒会室
ガラガラ
植「知!」
知「あら、植!」
植「ちょっと早いけど、生徒会長お疲れ様!」
知「まだ最後の仕事が残っているわ!」
植「次期生徒会長への腕章の引き継ぎだね!宛はあるの?」
知「ええっ、1人は・・・」
植「じゃあ、その人に頼めば・・・」
知「私はそういう、推薦で選びたくないの!それに自分で言うのもあれだけど私は周りからの評価も高い!それなのに推薦なんかしたら、仮に失敗した時どうするの?」
植「ああ・・・」
知「だから、私は立候補制を選ぶわ!」
植「仮に知が生徒会長に成って欲しい人が立候補してたら?」
知「それは勿論、その人自身に頑張ってもらうわ!」
植「それって?」
知「演説に成功して、皆から選ばれれば私の意思に限らず決定じゃない!文句言えない!」
植「でも勿論・・・」
知「影で応援はするわよ!」
植「それで誰に生徒会長やって欲しいの?」
知「それは勿論・・・」
植「ええっ!!!!!?本気?勝てるかな?」
知「勿論!この人なら私より良い生徒会長に成ってくれると信じてるから!」
次回予告!
次回は遅めの生徒会選挙!
知が生徒会長を引退!次なる生徒会長に成るためにカラーズのメンバーが立候補!
しかし、知は笑達に生徒会長は無理と言い切り、自分を支えてくれた副会長を応援すると宣戦布告!
さらには佐和子や風紀委員なども参戦して大波乱の予感!
しかし、それを水晶から見ていたルーク達が感情を集めるべく、転校生として乗り込み生徒会長に立候補!学校の乗っ取りを企てる!
演説では、ルーク達があの手この手で誘惑を武器に有利に進ませる。
負けじと食らいつくものも居るなか、笑はルーク達の変装を見破り、立候補者がなぜ生徒会長に成りたいのか詮索する。それぞれの思惑とは?
しかし当日学校乗っ取り作戦にブロックが後押しするかのように演説中にムカンシーンを召喚!
果たして笑達は学校を守れるのか?
次回ナンバーカラーズ!
知の後継者は私!嵐の生徒会長選挙(前編)
- Re: ナンバーカラーズ ( No.152 )
- 日時: 2023/08/04 00:13
- 名前: いくちゃん (ID: cb2HLYEu)
生徒会室
知「皆さんのお陰で生徒会長と言う仕事を務めることが出来ました!本当にありがとうございます!」
パチパチパチパチ・・・
佐和子(いよいよですわ!私があの席に来る時が・・・)
植「青梅会長、次期生徒会長についてですが、どうされますか?」
佐和子(来ましたわ!)
知「はい!推薦か?立候補か?そちらに付きましては私は推薦した人物に負担を掛けさせるようなことはしたくありません!ですから、立候補制で決めたいと思っています!」
副会長「あの、質問良いですか?」
知「恋さん、なんでしょうか?」
恋「会長が託したい人とか居たりしますか?」
知「そうですね、たった1人!」
恋「そうですか」
佐和子(これは多分私ですわ!庶務として頑張ってきましたもの!)
知「ですが、先程申した通り、私は推薦が嫌いです!仮にその人が仕事できないと周りにも迷惑が掛かり、選んだ私にも責任が問われます!
私はそんなことで皆さんの信頼を失いたくありません!」
恋「成る程!」
佐和子(フッ、自分の株を落としたくないだけでしょ)
知「ちなみに、聞きますが、我こそは次期生徒会長に立候補したいと言う方は?」
佐和子(フフフ、ここは周りの皆さんに推薦されることで行かないと印象が悪いですわ!)
恋「では、私が立候補します!」
知「恋さんがですか?」
恋「はい!その代わり、私を応援してもらえませんか?」
知「フフッ、分かりました!良いでしょう!あなたの演説に付いていきますわ!」
第149話・知の後継者は私!嵐の生徒会選挙!(前編)
次の日
笑「おはよう!」
望「おはようございます!」
助奈「今日は人が密集してるわね!」
援「何をやってるのかしら?」
恋「生徒会選挙では、一之瀬!一之瀬恋を宜しくお願い致します!」
憧子「あれ、何?」
光美「生徒会選挙前の演説だよ!」
笑「生徒会選挙前の演説?ああっ!もう終わっちゃった?」
光美「締め切りは今週末だから、まだ立候補は大丈夫だよ!」
助奈「だから何?生徒会長は知じゃないの?」
支「生徒会長は、年を追う毎に毎年変わっていくの!」
助奈「知らなかった!」
望「助奈と憧子ちゃんは、空白の時間があるからね・・・」
笑「あっ!知ちゃん!」
知「一之瀬さん、続けて!」
笑「私との約束は?生徒会長やらせてあげるって!」
知「あなた生徒会長を舐めてるわ!あなたみたいなドジで後先考えない信頼出来ない人間を推せると思う?」
情子「確かに、笑、あんたには絶対無理よ!」
支「笑ちゃんが生徒会長の未来は想像出来ない!」
笑「2人とも酷い!」
知「あなたなんかにやらせたら、学校が火事になるわ!」
幸「わあ!そんな未来しか見えない!」
助奈「あんただけは無理ね!」
援「笑、諦めた方が良いわよ!」
笑「皆酷いよ!」
植「まあまあ、立候補は基本誰でもOKですし、今すぐにでも立候補すれば・・・」
相「誰でも?」
助奈「出来る?!」
情子「何?あんたらもやるの?」
相「勿論!生徒会長成ったら何でも自由でしょう!」
光美「わあ、よくある都合の良い勘違い!」
助奈「生徒会長に成ったらクリスマス絶対潰してやるんだから!」
望「まだ、根に持ってる!」
支「法律じゃないんですから!」
植「相さんはともかく助奈さんは立候補出来ないわ!」
助奈「なんでよ!」
光美「2年生は誰でも立候補出来るけど、1年生は入学仕立てだから、リーダー点・10点無いと立候補出来ないの!」
助奈「そんなもんどうやって取るのよ?!」
望「初等部時代に、班長とか、学級委員をやっていたら貰えてたよ!でも、助奈はリーダーやったこともなければ、行方不明中だったから・・・」
支「立候補出来ても来年だね」
助奈「キー!来年絶対成ってやるんだから!」
知「成れたら良いわね、それより笑?」
笑「何?」
知「本気で生徒会長に成りたいのなら真剣勝負!」
笑「えっ?」
知「私が応援する一之瀬恋さん、後他の立候補者に勝ちたいのなら、どんな学校にするのかと言う公約を立てて、演説することね!私はあなたのサポートはするつもりは一切無いから!まあ、あなたが選挙で勝てたら私がとやかく言おうと関係ないしね!」
笑「わかったよ!知ちゃんに頼らず生徒会長の座を取ってみるよ!」
知「他の皆もせいぜい頑張るのよ!きっと落選一直線だけど!」
相「キー!絶対成ってやる!」
望「生徒会長か・・・(リーダー点どうだったかな?)」
職員室
2B担任「お、お前らがか?」
笑・相「はい!勿論!」
2B担任「悪いようには言わん!今すぐに辞退しなさい!」
笑「何でですか!」
相「立候補くらい私らの自由でしょ!」
2B担任「お前ら生徒会長の意味わかってるのか?遊びじゃないんだぞ!」
笑・相「わかってます!」
2B担任「だったら、なぜ生徒会長に成りたい?」
相「自由に過ごしたいから!」
2B担任「却下だ!」
笑「知ちゃんの後を継ぐためです!」
2B担任「会社じゃないんだぞ!お前は前会長のために成るのか?」
笑「憧れと言うか、知ちゃんに成ってみたいと言うか・・・」
2B担任「桃原、お前は何か勘違いしてる!多分、青梅も自分の真似は望んでないと思うぞ!」
笑「そうですか?」
2B担任「人の真似は絶対出来ないからな!まあ、やるだけ挑戦してみたら?」
笑「ありがとうございます!」
相「あれ?先生私は?」
2B担任「お前は危なっかしい!」
相「酷いですよ!」
2B担任「仕方ないな・・・」←結局渡した
1B担任「おおつ!これは素晴らしい!生徒会長に立候補する生徒が家から2人も出るなんて!」
望「陸斗君も?」
陸斗「ちょっと興味合って、紺城もか?」
望「うん、私も興味が・・・」
助奈「あんたになんか絶対負けないんだから!」
望「助奈が燃えてどうするのよ!」
生徒会室
笑「あっ!あなたは風紀委員の!」
正美「お久し振りですね!何しにここへ?」
相「それはこっちの台詞よ!私達は生徒会長の立候補をしに来たの!」
正美「あら、残念!私も同じく、ここの風紀を強化するために!」
相「残念はこっちの台詞よ!生徒会長は私が成るんだから!」
情子「どこから来るのよその自信?」
佐和子「ああっ!」
笑「何?」
佐和子「桃原さん!まさか、あなた本当に青梅会長の後継者を狙って・・・」
笑「姫島さん?まあ、知ちゃんの後を継ぎたい気持ちはあるけど・・・」
佐和子「知ちゃん?」
正美「先輩を『ちゃん付け』で呼ぶなんて何て無礼!」
知「ちょっと、中まで聞こえてるわよ!入るなら早く入って!」
全員立候補登録が終わり
佐和子「あなた方には絶対負けませんから!青梅知先輩の後継者は私ただ1人なんですから!」
相「いいや、私一択だね!絶対勝つ!」
情子「だから、どこから来るのよその自信?」
正美「いいえ!私が生徒会長となり、風紀の強化を徹底してみますわ!」
望「ヒー!先輩達が燃えてるよ!」
陸斗「あんな人達に僕ら勝てるのかな?」
笑「誰であろうと真剣勝負だよ!」
知「あの、皆さん!一之瀬さんが居ることをお忘れなく!」
ダークside
テレビ
生徒会長「掃除は終わったのか?」
生徒A「はい!」
生徒会長「じゃあ、このゴミは?」
生徒A「すみません!」
生徒B「会長!サッカー部の部費を上げてください!」
生徒会長「ダメだ!」
パチン!
生徒B「わあ!」←連れてかれる
ルーク「ほうほうほう」
ブロック「お前ら何見てんだ?」
ステイ「人間界には生徒会長と言うものがあるらしいぞ!」
ウィーク「そもそも生徒会長ってなんだ?」
ブロック「見た感じ、学校の偉いリーダーって感じじゃねーの?」
3幹部「偉いリーダー・・・、生徒会長になる!」
ステイ「生徒会長成ったら、生徒達をパシリにしたりこき使ってやる!」
ウィーク「俺が生徒会長に成ったら、『お前らの物は生徒会長の物』って奪ってやるぜ!」
ルーク「俺が生徒会長に成ったら、人間達にあんなことやこんなことを・・・」
ブロック「お前ら、明るい結晶集めはどうなった?」
ルーク「そんなの後でも良いじゃねーか!」
ウィーク「でもよ、どうやって生徒会長に成るんだ?」
ステイ「水晶で、生徒会長に成れる場所を探してみようぜ!」
先程の演説を見る幹部達
ウィーク「ってここカラーズの学校じゃねーか!」
ルーク「いや、むしろチャンスだ!」
ステイ「ああ、俺達がカラーズの連中から生徒会長の座を奪えば、カラーズの連中諸とも下僕に出来る!これであいつらは俺らに逆らえないから明るい結晶集めも簡単だな!」
ネガティブ博士「ならばこのバッチを持っていけ!」
ルーク「なんだこれ?」
ネガティブ博士「このバッチを付けていれば、人間達と同じ扱いとなる!」
ステイ「博士ありがとな!」
ネガティブ博士「くれぐれもお前さんらとバレないよう偽名を名乗っておけ!あっちの教師達の記憶を操作して外人の転校生としてお前らの入学手続きを済ませておく!」
ルーク「おお!仕事が速いぜ博士!お前ら、誰が選ばれようと恨みっこ無しだからな!」
ステイ「おお、勿論だ!」
ウィーク「むしろ、俺らの中から選ばれれば良いだけだろ?」
3幹部「俺が生徒会長になる!」
次の日
ネガティブの記憶操作により、3幹部は遠い外国からの転校生として入学してきた!
学年は勿論2年!怪しまれないようにカラーズとは別クラス
生徒会室
ルース「邪魔するで!」
会計「ああ、噂の転校生ですか?」
ステッツ「俺らも生徒会長に立候補するぜ!」
会計「では、担任の先生に立候補用紙を・・・」
ウィアー「そんなのどうでも良いから、立候補させろ!」←会計の胸ぐらを掴む
会計「わ、分かりました・・・」
一方
笑「この度生徒会長に立候補した桃原笑です!私が生徒会長に成った暁には、知ちゃんの様な生徒会長をやりたいと思っています!」
シーン!
情子「下手くそか!」
支「そもそも、知先輩の様な生徒会長って具体的にどうするの?」
笑「見た目を知ちゃんに変える?後勉強も運動も完璧に・・・」
植「笑さん、それは生徒会長ではなく知そのものに成ってます!」
憧子「あんたは家のお姉ちゃんに成りたくて生徒会長目指してるの?」
笑「うん!知ちゃんは私の1番の憧れ!」
憧子「はあー、そりゃお姉ちゃんもあんた選ぶ気無いわ!あんたこのまま落選一直線よ!」
笑「ええっ!何で?」
情子「言ってて分かんない?」
支「生徒会長をするってことは、学校を良くするために、どんな所を変えるかを考えないと・・・」
笑「例えば?」
支「校則を少し緩くしたりとか、生徒達の要望を出来るだけ聞いてあげるとか?」
植「一之瀬さんの演説を聞いてれば参考になるんじゃない?」
笑「でも、人が一杯で見えないよ!」
正美「あなたも洗礼を受けてるようね!」
笑「あっ!風紀委員!」
正美「その呼び方止めてくれる?私は風上正美だから!」
笑「どういう事ですか正美さん?」
正美「一之瀬さんは、青梅会長の下で副会長を担当していたの!だから青梅会長のやり方も見てきた人だから、皆からの期待と信頼は厚いのよ!」
笑「へー!」
正美「それで、一之瀬さんが出るから部が悪すぎて誰も立候補しないと思ったら、まさか後輩達まで・・・、まあその後輩2人も苦戦してるけどね」
笑「流石知ちゃん!実績と信頼は伊達じゃないね!」
相「ふん、そんなのどうだって良いわ!むしろ相手が強い程燃えるわよ!」
笑「相?」
相「皆!私、水上相よ!私が生徒会長になったら、制服をもっと華やかにしてあげるわ!」
笑「えっ?(良いのかな?)」
幸「制服は地味で良いのよ!」
援「私服登校じゃあるまいし・・・」
相「後、おしゃれなんかして、もっと華やかに・・・」
情子「あんたがやりたいだけでしょ!」
支「聞いてて恥ずかしい!」
正美(この人には近付かないでおこう)
一方
望「私が生徒会長に成ったら皆の要望を聞いて素敵な学校生活を送れるようにします!」
助奈「紺城望をお願いします!」
陸斗「優木陸斗です・・・、宜しくお願い致します!」
憧子(まあ、望は数人に握手せがまれてるけど、陸斗はダメダメね!ってか、ポスターも地味だし!それよりも・・・)
佐和子「私、姫島佐和子が目指すスリーシスターズ学園。それは、生徒会による校内風紀の徹底!罰則規定の制定!
そして、生徒会長・姫島佐和子のお茶会の開催!
『佐和子の部屋』開設!
『佐和子の目安箱』を各階10個、いや20個ずつ設置!
姫島佐和子の姫島佐和子による姫島佐和子のための生徒会長!
姫島佐和子ですわ!」
憧子(何あれ?意味分かんない!)
男子生徒A「どう思う?」
男子生徒B「やっぱり一之瀬さんだよな!」
女子生徒A「姫島さんって自己中!」
女子生徒B「自分のためのお茶会って何よ?」
男子生徒C「あの人何にも考えてないよ!」
女子生徒C「一之瀬さんとこ行こう!」
佐和子「なぜですの?」
憧子(そりゃそうなるわ!どこのお嬢様よ!)
佐和子「お嬢様ですわ!」
憧子(何で心の声が聞こえてるのよ!)
ルース「皆聞け!生徒会長に立候補してやった、ルース・マイケル様だ!」
全員「何々?」
ルース「俺様が生徒会長に成った暁には宿題を廃止してやるぜ!」
生徒達「おおっ!」
ルース(よし、人間達は宿題が大嫌いと言う情報聞いてたからな、受けは良いぜ!)
ウィアー「甘いな!」
ルース「何?」
ウィアー「転校生のウィアー・ドナルドだ!俺が生徒会長に成ったら、お菓子類の持ち込みをOKにしてやる!」
生徒達「おおっ!」
ウィアー(人間は甘いものに目がないからな!)
ステッツ「転校生のステッツ・バウアーだ!俺が生徒会長に成ったら、漫画・ゲーム機の持ち込みをOKしてやるぞ!」
生徒達「おおっ!」
植「何あれ?」
光美「生徒達が誘惑に負けてる!」
支「実際出来るの?」
情子「いや、無理だって!メチャクチャ過ぎる!」
憧子「漫画持ち込みOK!」
相「お菓子持ってきて良いの?」
ゴチン!
知「釣られるんじゃありません!」
憧子「お姉ちゃんがぶった!」
相「だって・・・(そうだ!良いこと考えた!)」
知「お待ちなさい!」
ルース「なんだ?オメーは?」
知「生徒会長だからって、その様な勝手は許されません!むしろそんな人はやらなくて構いません!」
ステッツ「なんだと、俺らの演説を邪魔するのか?」
知「あなた達が間違ってるから正しているだけです!先程演説を聞きましたがこの学校の事を本気で考えてるとは思えません!
あなた達には生徒会長に相応しくありません!」
ルース「なんだと!」
ステッツ「演説など、俺らの勝手だ!」
ウィアー「どんな演説でも勝てば良いんだよ!」
笑(なんだろう?あの姿どこかで見たような?)
恋「会長?」
知「一之瀬さん、あんな不良達に負けないで下さい!」
恋「はい!勿論です!」
次の日
恋「おはようございます!一之瀬恋です!私が生徒会長に成った暁には、前会長青梅知先輩の意思を継いだ上でこの学校を良くしていきたいと思っております!どうぞ皆様、一之瀬!一之瀬恋に清き一票をお願い致します!」
ルース「昨日は言いたい放題言ってくれたな!」
恋「どんな相手だろうと、私は負けるつもりはありません!あなた達の野望を打ち砕いて見せます!」
ステッツ「俺らに勝てると思ってるのか?」
ウィアー「ハハハ!泣きじゃくって許しをこいても知らねーからな!」
物陰
相「よし!作戦開始よ!」
恋「私が会長に成りましたら、部費を1割増しにします!」
相「待ちなさい!私が生徒会長に成ったら部費を5倍にするわ!」
カラーズ「ええっ!」
支「5倍?」
援「そんな貰えるっけ?」
情子「そもそもそんな要らないわよ!」
憧子「部費5倍あれば打ち上げとか・・・」
望「無理だから!」
笑「知ちゃん言ってたよ!何かを優遇することは何かを犠牲にするって!」
恋「そ、そして一部の校則に対する見直しに関して学校と話し合いたいと思います!」
相「私、だったら校則無くします!」
全員「ええっ!?」
幸「前代未聞よ!」
憧子「校則がなくなれば皆自由だね!」
助奈「あんたそこまでおバカさんなの?」
笑「校則無くすってことは、法律を無くすって事だよ!何されても文句言えないよ!」
支「笑ちゃんがマトモなこと言ってる」
情子「それが普通よ!相の発言は普通じゃないけど・・・」
援「相は何がしたいの?」
好「多分、相手より上の事を言って有利に進ませたいんだろうな・・・」
幸「むしろ、下だと思う」
恋「私は休み時間、ゆっくり皆さんが過ごせるように校庭のベンチを増やします!」
相「私は、休み増やします!週4日、いや、3日で良いわ!休みの日は部活に時間を充てましょう!」
全員「ええっ!!!!」
憧子「学校休み、いいね!」
情子「良くない!」
支「もう、これダメな子の例じゃん!」
光美「そんな働き方改革合ったけど・・・」
植「もう見てられないわ!」
正美(あんなところで演説したくない!)
その後相と憧子は職員室に呼び出され、
先生や知にこっぴどく叱られたのは言うまでもない!
- Re: ナンバーカラーズ ( No.153 )
- 日時: 2023/08/04 22:23
- 名前: いくちゃん (ID: cb2HLYEu)
恋と相が演説合戦中・・・
ルース「おい!邪魔すんで!」
笑「邪魔するなら帰って!」
3幹部「あいよ!」
ルース「って、俺達は演説しに来たんだ!」
笑「本当に邪魔だから帰って!」
ステッツ「なんだと!」
ルース「フフッ、まあ良い今度は俺達の番だ!」
ステッツ「大体、お前の演説は何がしたいのかわかんねーんだよ!」
ウィアー「お前の公約ってなんだ?」
恋「それは勿論、青梅会長から繋がるバトンを受け取り、我が校の伝統を受け継いだ上で健全な中学校生活を目指す事です!」
ルース「それが意味分からないんだよ!」
恋「勿論、中身としては生徒一人一人の意見を聞きながら、悩みなどを解決するつもりです!」
ルース「それがはっきりしてないんだよ!俺だったら昨日言った通り『宿題を廃止することだ!』」
生徒達「おおっ!!マジで?」
恋「皆さん!そんなことでは行けません!そんなことでは皆さんのために成りません!」
ステッツ「俺は漫画とゲーム機持ち込み可だ!」
ウィアー「俺は授業中にお菓子とかケーキの食べ放題だ!」
生徒達「おおっ!それ良いな!」
恋「いけません!いけません!漫画もゲームもお菓子もいけません!」
ルース「なんだ?さっきは生徒達の要望を聞いてやるって言ってたのに、聞く気無しか?」
恋「そうではありません!そんな学校の秩序を乱すような要望は受け入れられません!」
ルース「後、お昼寝も付け加えてやるぜ!授業何て聞かず寝てやろうぜ!」
生徒達「おおっ!」
恋「そんなのダメです!あなた達は何しに学校に来てるのですか?!」
男子生徒A「なんだよ!」
男子生徒B「一之瀬さんって頭固いな!」
女子生徒A「そう言うところ前会長とそっくり!」
女子生徒B「そりゃ、前会長から仕事引き継ぐって言ってたし!」
男子生徒C「やっぱり、生徒会長なんてどこも同じなんだ!真面目でクールだけど・・・」
女子生徒C「頭固くて融通が効かない!応援止めようかな・・・」
恋「ちょっと、皆!」
正美「待ちなさい!皆さんそんなだらけた学校で良いのですか?」
男子生徒A「出たよ!」
男子生徒B「もっと厳しいやつだ!」
男子生徒C「俺らはこんな奴らに支配されるんだ!」
正美「何が支配ですか!私達は皆さんの将来を考えて・・・」
男子生徒A「『将来を考えて』っておかんかよ!」
女子生徒A「その台詞何度聞いたか?」
男子生徒B「耳にタコが出きるよ!」
相「私だったら、おしゃれあり、部費も5倍!校則無くして、休み増やすよ!」
女子生徒C「そうなったら良いけど、現実的じゃないから却下!」
男子生徒C「絶対無理だろうな、おしゃれとかどうでも良いし・・・」
相「あれ?何で?」
男子生徒A「大体校則無くしたら問題起きそうじゃん!」
女子生徒A「何されるか分かったもんじゃない!」
相「そんな!」
下校前の廊下
笑「う~ん、確かに、宿題が無くなったり、漫画やお菓子ゲームが合ったら楽しいかもしれないけど・・・、
それで良いのかな?」
ルース「やったな!」
笑「この声は!」←壁沿いに身を伏せる
ステッツ「このまま行けば、当選確実だな!」
笑(えっ?あの姿は!)
ウィアー「博士の作ったこのバッチのお陰で生徒達の受けは良いぜ!」
笑(ルーク達だ!)
ルーク「これで俺達の誰かが生徒会長に成れば、この学校を乗っ取れる!」
笑(この学校を乗っ取る?)
ステッツ「学校さへ乗っ取れば、カラーズだって俺らの奴隷だ!これであいつらは俺らに逆らえない!」
笑(そんな!絶対あの3人だけには・・・、でも・・・)
正美→校則強化
相→部費5倍、校則無くす、休み増加など
佐和子→校内風紀強化、罰則規定の制定、佐和子の為の佐和子の生徒会長
笑(こんな人達には、正直誰も成って欲しくないなあ・・・)
植「何してるの?」
笑「わあ!植さん!シー!シー!」
ルース「なんだ?今の声?」
ステッツ「気のせいじゃねーの?」
3人はその場を去った
植「何?どうしたの?」
笑「さっき、転校生3人の本当の姿を見ました!」
植「どういう事?」
笑「ルーク、ステイ、ウィークの3人です!」
植「本当なの?」
笑「はい!あの3人は誘惑する公約で生徒達の興味を惹かせて、この学校を乗っ取るつもりです!」
植「確かに、筋は通ってるわね!それで?」
笑「このままあの3人を自由にしてしまえば、この学校は終わりです!あの3人の立候補を取り下げられませんか?」
植「それは無理よ!」
笑「なぜですか?」
植「仮に出来たとしても、あの3人の事、裏で手を回して、先生の記憶操作とかしてくるはず!」
笑「じゃあ、どうすれば?他の人に託そうにも、
相は悪い子の例になってるし、
正美さんは校則強化で厳しいし、
佐和子さんは自分のやりたいことしか頭無いし、
後輩たちは苦戦してるし、
恋さんはあの3人に押されてるし・・・」
植「だったら笑さん、あなたが生徒会長に成るべきよ!」
笑「私が?」
植「私があなたをサポートするわ!」
笑「良いんですか?」
植「私は役員でも、生徒会長ではないわ!生徒会長は常に中立でも、それ以外はそこまで考えなくて良いの!光美さん!聞いてるのでしょう!」
光美「バレてたの?」
笑「ええっ?いつからそこに?」
光美「笑ちゃんが、『う~ん、確かに、宿題が無くなったり・・・』って台詞の辺りから・・・」
笑「それ最初の最初!」
光美「まずは、1回リセット!笑ちゃんはなぜ生徒会長に成りたいって思ったの?」
笑「それは、知ちゃんに憧れて・・・」
光美「どんな風に?」
笑「真面目で正義感が強くて、優しいお姉さんって存在で、私もこんな風に成れたらなあって感じかな?」
光美「やっぱり、笑ちゃんは生徒会長じゃなくて知に憧れてるって感じと言うか、知を追い掛けてるって感じだね!」
笑「エヘヘヘ・・・」
植「褒めてませんよ!」
笑「えっ?」
植「では、知を抜きにして、笑さんにとって生徒会長とは?どんなイメージで?」
笑「私のイメージ的には、やっぱり知的で皆の見本と言うか、雲の上の存在で、お母さんみたいな感じかな?怒ると怖いと言うか、こっちの話は全然聞いてくれないと言うか・・・」
光美「まあまあ、一般的イメージだね」
植「言っておくけど、生徒会長だって人間!やる人によって性格はバラバラなの!」
笑「そうなんですか?!」
植「だから、笑さんは知を目指すのではなく、笑さん自身が成りたい生徒会長をやるべきよ!」
光美「兎に角、まずはどんな生徒会長に成りたいかなんでも良いから言ってみて!」
笑「う~ん、やっぱり知ちゃんのように頼られて、どんな無理難題も解決出来る人かな?」
光美「公約とか目標は?生徒会長としてこうしたいとか?」
笑「う~ん、兎に角あんな奴らに私達の学校は渡さない!」
植「それは口外しないように!皆、付いていけないから!」
笑「やっぱり皆が笑顔で毎日楽しく過ごせることかな?勉強も、運動も楽しくしたい、いや、皆が嫌がることも楽しいものに変えたいかな?出来るかな?」
植「出来るわよ!」
笑「えっ?」
光美「まず、何で勉強があると思う?」
笑「それは将来のため・・・」
植「勉強しないとどうなる?」
笑「知識が付かない?」
光美「実はそうでもない!」
笑「どういう事ですか?」
光美「ゲームとか漫画とかにも実は学べる要素って存在するんだ!」
植「楽しいもの程人は必死に成って勉強して覚えますもの!」
光美「つまり、物には長所と短所が存在する!その中で長所を生かし、短所を補う!勉強だって楽しくないって皆言うなら、笑ちゃんが楽しくさせてみたら?」
笑「勉強を楽しくか・・・」
植「その他に引っ掛かる事があるのなら、敵情視察!皆が何で生徒会長に成りたいのか探ってみるのも1つよ!」
笑「先輩方、ありがとうございます!」
次の日
佐和子「姫島佐和子の姫島佐和子による姫島佐和子の為の生徒会長を・・・」
男子生徒A「まだ、言ってるよ!」
男子生徒B「この学校の女王にでも成る気か?」
相「おしゃれ自由!部費5倍!休み増やす!」
女子生徒A「それをどうやって達成するの?」
女子生徒B「絶対無理よ!」
正美「私は、皆さんの規則正しい生活を直すために、風紀の乱れを起こさないように、校則強化の徹底を・・・」
男子生徒C「お前、そればっかだな!」
恋「この学校の秩序を守る為に、伝統を守る為に、清く明るく楽しい学校に・・・」
ルース「それがなんだよ?」
恋「清くとは校内の清掃!明るくとは朝の挨拶運動!美しいは花壇のお手入れです!」
ステッツ「掃除なんてしてられるか!」
ウィアー「俺の目指す学校に掃除も勉強も要らねーぜ!」
恋「清掃は学校だけでなく、心も清くする大切なものです!それは青梅会長が毎日毎日やってきました!
日々の積み重ねが私達を強くするのです!」
一方
望「助奈、憧子ちゃん達ありがとう!」
憧子「なんのなんの!」
助奈「あんたを生徒会長にするならこんなもんお安いご用よ!」
憧子「ただ、外では不毛な争いが勃発してるね?」
助奈「漁夫の利作戦よ!ライバルか達が足を引っ張ってる間に私達が逆転よ!」
望「ただ、尾びれに背びれと言うか・・・」
憧子「これでもかって位に、『宿題無くせ』とか『おやつの時間を作れ』って物しか無い!」
助奈「あんたじゃないでしょうね?」
憧子「ち、違うわよ!」←実はこっそり入れた
助奈「この字あんたでしょ!」
憧子「なんで分かるのよ!」
望「助奈も人の事言えないよ!」
助奈「私は不真面目なの入れてないし!」
望「『クリスマス無くせ』って書くの、助奈くらいだよ!」
助奈「そんなの分からないわよ!世の中クリスマスが嫌いなやつなんて五万と居るわけだし!」
望「何年の付き合いか分かってる?この筆跡は明らかに助奈だよ!」
助奈「ぶー!だって・・・」
望「そもそも生徒会長がどうにも出来ない要望は入れないで!」
ふと窓の外を覗く憧子
望「どうしたの?」
憧子「ちょっと行ってくる!」
助奈「どこに?」
憧子「敵情視察よ!」
花壇
陸斗「フー!」
憧子「陸斗!」
陸斗「わあ!赤鮮さんか!」
憧子「何やってるの?」
陸斗「ここ壊れてたの気になったから、綺麗な花壇に成ったら皆も花を見て優しい気持ちになるかなって」
憧子「うん、きっと成るよ!私のお姉ちゃんも動植物に優しいし、生徒会長や部活をやっていても、朝早くに花壇の手入れしてたくらいだから!」
陸斗「もしかして、こっちの花壇って?」
憧子「うん、私のお姉ちゃんが育ててる花壇だね!でも、陸斗が育ててる花壇の花達も陸斗に感謝してると思うよ!」
陸斗「そうかな?」
憧子「植物だって生きてるんだから、ずっと世話して貰ってる人に感謝しないなんて無いよ!嫌いに咲いてくれた時に『ありがとう!あなたのお陰で元気に育てたよ』って言ってるに決まってる!」
陸斗「赤鮮さん、ありがとう!」
放課後
ガラガラ
望「あっ!陸斗君?何してるの?」
陸斗「いや、本の整理を・・・」
望「図書委員だっけ?」
陸斗「そうじゃないけど、キチンとすれば皆も来たくなるかなって思って・・・」
望「皆が・・・、来たくなる?」
陸斗「うん、折角皆同じ学校に居るんだし、こういう場所で生徒同士が知り合えたらもっと楽しいかなって」
望「それで生徒会長に立候補したの?」
陸斗「それだけじゃなくて・・・、例えばあそこ!」
望「野球部とサッカー部が揉めてる!」
陸斗「本当は同じスポーツが好きな者同士の筈なのに、クラブやクラスに関係なく、生徒の皆が仲良くなれるよう僕に何か出来ないかな?って思って!
僕この学校をもっともっと素敵な場所にしたいんだ!」
望「へー!」
陸斗「紺城さんが生徒会長に成ってやりたいことって何?」
望「えっ?やりたいこと?(どうしよう?生徒会長って皆からチヤホヤされるからとか、青梅先輩が凄かったから、何となく格好良さそうと言う、憧れのイメージでここまで来ちゃったな・・・)」
グランド
笑「コラコラ!何喧嘩してるの?独り占めはダメだよ!」
陸斗「あっ!」
一方
佐和子「ここ、本当に建て付けが悪いですわ!ちゃんと報告して直して貰わないと!怪我人がいつ出てもおかしくありません!」
メモを取る
女子生徒A「誰に投票する?」
女子生徒B「もう誰でも良いんじゃない?男子達は揃って転校生達に投票するらしいよ!」
女子生徒A「そんなこと出来るのかな?」
女子生徒B「少なくとも、一之瀬さん以外は全然頼りにならないし!ってか姫島さんと水上さんは自己中!
風上さんは親かよ!って話!」
女子生徒C「分かる!」
佐和子「はあー、なぜでしょう!」
笑「はあー、野球部とサッカー部の喧嘩止めるの大変だった!」
光美「お疲れ様!」
植「あんな猛獣の群れに飛び込めるなんて・・・」
笑「結局、知ちゃんに助けて貰ったけど・・・」
光美「立ち向かうだけ凄いよ!他の子は見て見ぬ振りだったし」
笑「なんだろうこれ?『姫島佐和子』姫島さんのメモ帳!」
ペラ!
笑「あっ!」←衝撃を受ける
一方その頃
援「あんな無理難題じゃ勝てっこないわよ!」
支「こんなことどうやってやるの?」
情子「あんたただのバカよ!」
幸「今すぐにでも棄権すべきよ!」
相「皆酷い!」
情子「口悪くも成るわよ!あんた正義の味方がこんなだらけた悪役が言う誘惑出して勝てると思ってるの?」
相「勝つためなら何でもする!」
幸「それがダメなのよ!」
相「幸だけには言われたくない!」
幸「何ですって!」←元敵
支「取り敢えず、相さんが1番やりたいことで、学校でも許可が可能なものを絞ってみましょう!」
援「それが1番ね!大切なのは何が学校の生徒達にとって大事なのか?だから!」
情子「そうね、化粧だって、薄い感じならやりたい人だって居るし!」
幸「おしゃれだって、清潔感と言う視点でも良いんじゃない?」
相「皆!ありがとう!もう最終演説に掛けるわ!」
幸「ええっ!」
援「私達のアイデア無駄にしないでよね?」
情子「こういうのを許して欲しいは私にもあるから!」
支「相さんのやりたいことで、良い学校にしましょう!」
その日の夜
ペラ、ペラ、ペラ、ペラ・・・
笑「凄い!私にはこんなこと出来ない!姫島さんって本当に凄い人だったんだ!でも・・・」
佐和子が落ち込む姿を思い返す笑
笑「あのままだと、3幹部に生徒会長の座を取られちゃう!それがたとえ、風上さんだろうと、一之瀬さんだろうと・・・」
回想
光美「長所を生かし、短所をどう補うかだよ!」
笑「長所を生かし、短所を補う、じゃあそれはお菓子をOKにしたり、漫画とゲーム持ち込み可、更にお昼寝も・・・・」
回想
知「何かを優遇することは何かを犠牲にすることよ!」
笑「そうだ!何を犠牲にするかを考えれば良いんだ!よし、これを書いて明日植さんと光美さんに確認して貰おう!」
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