二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜
日時: 2015/01/04 19:24
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=26198

※注意!※

こちらの小説は他作品のキャラ同士の恋愛描写等、所謂「混合カップリング」要素を含みます。
嫌悪感を抱く方は戻るボタンを押してくださいまし。

嫁観察日記とは書いてありますが、嫁と同じ作品の嫁ではないキャラ、又オリジナルキャラも出ます。
そして琴葉姫の嫁達は殆どがマイナージャンル(ギャルゲー、マニアックな作品)のキャラばかりです。
「知ってるキャラいねーぞふざけんな!」等思われて気を害されるかもしれません。
「私の○○といちゃいちゃすんなこいつ!」と思う方もいるかもしれません。そういう方もこの小説を見ないことをおすすめします。

・・・まぁ、あれです。
茶ヴァン(茶番)です。お付き合いできる方は、作品をお楽しみください。
嫁の設定はURLに。

アーサー「逃走中終わってないのによくやるな」

琴葉姫「言うな」

・追記
荒らしや誹謗中傷、他人を不快にする書き込みは一切ご遠慮します。

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Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.556 )
日時: 2015/03/09 21:08
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

浅葱『こんにちは、少しお話よろしいですか?』

チラーミィ(触れ合い)『・・・お姉ちゃん達、誰?』

話しかけた浅葱達に警戒するチラーミィとイーブイ。

浅葱『実は私達の主が貴方達と触れ合いたいのです。少しだけでいいので近づいても構いませんか?』

チラーミィ(触れ合い)『・・・人間は嫌い。人間は僕達を平気で捨てたり、暴力を振るったりするから』

浅葱の言葉にやはりチラーミィ達は警戒心を強める。幼いながらに人間はポケモンを傷つけたりする生き物だと認識してしまっているのかもしれない。

ユイ『ロッ君達はそんなことしないよ!凄く優しい人達だもん!』

アマちゃん『私のご主人である切歌ちゃんも凄く優しい子よ。貴方達のように虐げられた子達にも優しいの』

ツクヨ『アマちゃんの言うとおりだよ!僕のご主人様の調ちゃんや他の人達も信頼出来る人達だよ!お願い、ボクたちの言葉を信用してくれないかなぁ?』

ユイやアマちゃんやツクヨ達もそれぞれのトレーナーは優しい人だと説得する。
その言葉を聞いてチラーミィやイーブイ達は驚きを隠せないようだ。

リント『ホルンも琴葉姫さん達も凄く優しい方達ですわ。どうか彼女達と触れ合うことを許していただけませんかしら』

リントの説得に、チラーミィとロコンは少し悩んでいる様子だ。

浅葱『迷うのも無理はありませんね。人間にひどいことをされたのですから。大丈夫です、私の主様や他の方々は信頼できます。私達を信じてはくれないでしょうか?』

浅葱は悩んでいるチラーミィ達に琴葉姫や自分達が信頼できる人間だと続いた。
自分たちを信じて欲しいという言葉に、チラーミィがゆっくりと口を開いた。

チラーミィ(触れ合い)『・・・その人達、僕達にひどいことしない?』

チラーミィ『うん、安心して。もし貴方達が危害を加えられそうになったら遠慮なく逃げて助けを呼んでいいよ。その時は悪いのは私達だから』

おずおずと尋ねる触れ合いコーナーのチラーミィにリンリィのチラーミィが安心させるように優しい笑みを浮かべた。

チラーミィ(触れ合い)『・・・わかった。ちょっとだけならいいよ』

イーブイ(触れ合い)『わたしも、いいよ』

チラーミィ『ありがとう!そう言ってくれれば皆喜ぶよ!』

触れ合いコーナーのチラーミィとイーブイの許可してくれたのを聞いたリンリィのチラーミィは浅葱達と共に主達の元へ戻った。

浅葱『主様、許可を頂きました』

チラーミィ『よかったね!』

琴葉姫「ありがとう浅葱達。皆さん、許可が取れたらしいので行きましょう」

琴葉姫達はポケモン達を刺激しないことを心がけ、ポケモン達に近づいた・・・。








一同がナタトスとポケモン達から許可を得てから十分程度・・・。

チラーミィ(触れ合い)『おねーちゃん〜!』

リンリィ「きゃ、う、嬉しいけどくすぐったい・・・!」

チラーミィ『マスター!私も忘れないでね〜!』

リンリィ「わひゃあ!?ち、チラーミィまでやめて〜!」

すっかり懐いた触れ合いコーナーのチラーミィがリンリィに自分の顔とリンリィの顔を頬ずりする。
リンリィのチラーミィもかまってと言わんばかりに尻尾を使いリンリィをくすぐる。

琴葉姫「なにあれかわいい(真顔)」

ゼクシオン「やめなさい変態」

少し離れたところでは・・・

ホルン「あはっ、皆本当に可愛くていい子ね!」

リント『ホントですわね』

赤司&トラン「(ホルンマジ天使・・・!)」

ホルンはじゃれついてきたププリンを抱き上げながら笑顔を浮かべる。
それを一歩引いたところで赤司とトランは写真を撮ったりビデオカメラで録画していた。
もちろん、ポケモン達には許可をもらい、音やフラッシュを極力抑えながら撮影、録画している。
今ではカメラが向けられている事など全く気にしていない様だった。

また別のところではピチューとパチリスの群れをたけジアンサイドが面倒を見ていた。

たけジアン「可愛いなぁ〜。こういうのやっぱり癒されるな〜」

ティーナ『皆いい子たちですね。はい、私が作ったポフィンです。口に合えばいいのですが』

ランディ『ティーナの作るポフィン、すごく美味しいから気に入ると思うよ!』

カイア『みんな元気があって何よりです。数はありますから落ち着いて食べてくださいね?』

たけジアンがピチューやパチリス達に癒され、ティーナが用意したポフィンに群がるピチュー達に、ランディとカイアが優しく声をかける。

他にも・・・

ラムパルド『なんで俺が滑り台に・・・』

ジグザグマ『わーい!』

ジバコイル『高くないですか?』

コリンク『たかいけどだいじょうぶー!』

ミミロル『おねーちゃんきれー!』

ミミロップ『そ、そうか?私はまだまだだと思うが・・・』

デルタ「もう懐かれてんのか」

ムウマ『おにーちゃん遊んでー!』

トーチ「え、お、俺!?いいけど・・・」

シャンデラ『・・・私もご一緒していいですか・・・?』

サメハダー『ケイコウオちゃん達、おいでー。一緒にかけっこしよー』

ケイコウオの群れ『はーい!』

タツベイ『ぼくも、しんかしたらにーちゃんみたいに羽が生えるかな?』

ボーマンダ『もちろん!そのためにも特訓あるのみだ!』

タマザラシ『わーいわーい!ツルツルするー!』

クレベース『お、おおう。そんなに動いたら落ちるべ』

マーク(♀)「やっぱりエネコちゃんは可愛いですね〜v」

エネコ(触れ合い)『なでなでしてもらっちゃったー』

エネコ『マークちゃん!次はボクにも!』

ヌメラ『ぬめぬめー』

ジェローム「∑うおお!?な、なんだ!?」

ロラン「ヌメラはドラゴンタイプですから、ジェロームも気に入ると思いますよー」

ヒヤップ『まさか僕の仲間に会えるとはね〜』

ヤナップ『こんにちわ〜』

バオップ『よお!ここで会ったのも何かの縁ってことで、木のぼりしようぜ!』

ヒヤップ『いいよ〜』

このように、最初は警戒心を持っていたポケモン達はすぐに警戒心を解き、今ではとてもフレンドリーに接してくれている。

Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.557 )
日時: 2015/03/09 21:14
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

ナタトス『ほおう・・・人間に警戒していたポケモン達がお前達には心を許している。特にあのチラーミィがあんな風に人間と触れ合っているのは初めて見た』

琴葉姫「言っただろ?俺の信頼できる人達だって」

ナタトス『・・・そうですね。流石は主が見込んだ人間なだけはある』

ナタトスがゲスト達を見、琴葉姫の言葉で笑みを零した。
しかし、この後触れ合いコーナーからポケモンの悲鳴が聞こえた———



その頃、月枷から話を聞いていたゆめひめは・・・。

月枷「なるほどー。ポケモンを貰ったばっかりでどうやってポケモンを育成したらいいか解らない、と」

ゆめひめ「テールナーもまだまだ進化する予兆がなくて・・・」

月枷「う〜ん・・・」

月枷は顎に手を当て考えるような素振りを見せる。

月枷「焦らなくていいんじゃないかなぁ」

ゆめひめ「え?」

月枷「ポケモンは不思議な生き物だ。まだまだ俺達人間が知らないことばっかりの。でも、ポケモンはトレーナーである人間を信じて戦ってくれる。何で信じてくれるかわかる?」

ゆめひめ「え、えーっと・・・」

ゆめひめはうんうんと唸り考える。

月枷「ポケモンはね。本当は人間を信じて、もしくは信じたいからだよ。・・・トレーナー次第で、ポケモンは人間を信じる側にも、信じられない側にもなる。でも、君のポケモン達は君を信じてくれている」

ゆめひめ「テールナー達が・・・」

月枷「その時点で、君はいいトレーナーだと思うよー?ポケモンの成長は、これから勉強していこっかー。俺も手伝えることは手伝うよ」

ゆめひめ「・・・はい!」

その言葉に、ゆめひめは笑顔で頷いた。
その時だった。



コォォォォンッ!!!

月枷「!?」

ゆめひめ「え、な、なに!?」

悲痛なポケモンの悲鳴が聞こえた。

月枷「ごめんゆめひめさん!ちょっと行ってくる!」

ゆめひめ「あ、あたしも行きます!」

二人は触れ合いコーナーへ早足で向かった・・・。



月枷とゆめひめが悲鳴を聞き触れ合いコーナーへ戻るその少し前・・・。

『いやぁぁぁぁあっ!』

リンリィ「うえっ!?」

ナタトス『っ・・・!』

琴葉姫「今のは・・・、!」

突然聞こえたポケモンの悲鳴に一同がその声が聞こえた方を一斉に向いた。

男「おいこら暴れるな!写真が撮れないだろうが!」

女「ちょっと、これから写真を撮るんだから暴れないでよ!」

目に入ったのはカップルらしき男女がロコンを羽交い締めにしている様子だった。
明らかにロコンはこの男女から逃げようとしており、逆に男女はロコンを逃がさないように取り囲みカメラのレンズを近づけている。

ロコン『いや、いや・・・!離してぇっ!』

激しく暴れるロコンは無理やり抱こうとした女に“ひのこ”を向ける。

女「熱っ!?いきなり何するのよ!」

ロコン『きゃあっ!?』

“ひのこ”を浴びた女はそう吐き捨てロコンを投げ捨てた。
投げられたロコンは勢いのまま地面に叩きつけられる。
その時、その女の足元に“サイコカッター”が着弾した。

ナタトス『貴様ら・・・何をしている!?』

攻撃したのはやはりナタトスだ。
先程のやりとりを見、ナタトスは怒りのままに男女を睨む。

女「なによ!?いきなり攻撃して!」

男「見ろよ!このエルレイド青いぞ!」

女「色違いね!カッコイイし私がゲットしてやるわ!」

ナタトスが色違いと知り目の色を変える男女。

琴葉姫「おいッ!このナタトスは俺のポケモンだぞ!それに、お前らは月枷の話をちゃんと聞いてなかったのかよ!?」

リンリィ「ここには人間不信の子や訳ありのポケモンもいるって言ってたでしょ!?一番警戒している者から嫌な事をされたら怯えたり、攻撃しようとするのは当たり前の事じゃない!」

人のポケモンに目を付け、ポケモン達に乱暴なことをする奴らに琴葉姫とリンリィが声を荒らげる。
注意された男女は邪魔者を見る様な見下した目線を琴葉姫とリンリィに向けてきた。

女「何よあんた達は?あたし達の邪魔をするんじゃないわよ!」

男「俺達はポケモンらの写真を撮っていただけだ。写真を撮るくらい自由だろ?」

女「そうよ!触ろうとした事の何が悪いのよ!?」

やはり二人の注意に対して反論してくる男女。
自分達がやっている事が悪いと考えていない分性質が悪い。

美枷「自分達はただ撮ってただけ?触ろうとしたことの何が悪い、だと・・・?だったらどうしてテメェらが写真を撮ったり、触ろうとしたポケモン達が怯えてゲストの人達から離れようとしないのかちゃんと説明してもらえるか?クソ共が」

舞樹『ママ、あの人たち怖い・・・』

美枷「大丈夫、大丈夫だ舞樹」

騒ぎを聞きつけてやって来たであろう美枷が舞樹の頭を撫でる。
その問いかけを証明するかのように、チラーミィやイーブイ、先程叩きつけられたロコン、そして周りに居たポケモン達は怯えながら琴無月やホルン、ゲスト達から離れようとしない。
怯えるポケモン達はたけジアンサイドやトーチサイド、マーク(♀)やホルン達が落ち着かせている。

Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.558 )
日時: 2015/03/09 21:17
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

そこへ・・・

月枷「貴方達、何やってるんですか!?」

ゆめひめ「皆!何があったの!?」

ルキナ「作者!」

ロラン「あの人達がポケモンに過度なスキンシップをした上、ポケモンに暴力を振るったんです!」

ゆめひめ「はぁ!?」

その言葉にゆめひめは声を上げ、月枷は原因の男女に話しかける。

月枷「すみません、貴方達、俺の話を聞いていましたか?ここには人間不信やワケありのポケモンがいます。それに我々スタッフに撮影の許可を貰っていませんよね?」

男「うっせぇんだよクソガキ!テメェみたいなガキに指図される覚えはねぇんだよ!」

月枷「え、いやあの・・・俺一応この触れ合いコーナーの責任者なんですが」

女「大体アンタみたいなガキがトップブリーダーになれるんだもの。私達だったら余裕でなれるわ」

ドリス『は?』

その言葉に、月枷の肩にいたドリスが威圧感のある声を発する。

月枷「え、俺一応勉強とかしたんですが」

美枷「おいクソ虫ィ!何普通に返してんだよ馬鹿か!お前無駄に頭いいんだからもうちょっとトゲのある言葉で言い返せよ!」

月枷「え?いや、ここは穏便に話し合ったほうが・・・」

美枷「ポケモンが傷つけられてんのに何言ってやがる!」

リンリィ「そうだよ!こんなポケモンのこと考えない奴らに・・・」



女「うっさいのよ!ブス共は黙ってなさい!」



リンリィ&美枷「・・・あ゛?」

女「大体ね、アンタみたいな小娘がそんなピンクのロリータ服似合うわけないじゃない!」

男「ただ身なりだけで整えたって元がそんなだしな」

女「ホントよ。その小娘の白い髪と赤い目も気持ち悪いしね」

月枷と口論していた美枷とリンリィに対して心無い罵声を浴びせる男女。
その言葉を浴びせられる度に美枷とリンリィに黒いオーラが積もっていく。

ティーナ『貴方達、何ていうことを言うのですか!』

デルタ「ねーわ・・・」

月枷「ちょっと!貴方達俺の大切な美枷のコンプレックスを・・・!」

舞樹『ママとおねえちゃんにひどいこと言わないで!』

ティーナ達が二人のことを貶めた男女にそう反論するが、全く悪びれていない様子だ・・・。





リンリィ「へぇー・・・そういうこと言うんだー・・・へぇぇぇぇ・・・!!!」

美枷「テメェら・・・死にたいんだったらダイレクトでそう言えや・・・!!!」

その言葉を吐いたリンリィと美枷から絶対零度のような寒気をその場にいた者達は感じていた。

リンリィ「私がブス?へぇ・・・まぁうちの世界のソラやリクや霊夢や魔理沙に色々ぶっ飛ばされたりしてるけどさぁ・・・それは私がブスってわけじゃなくて私が色々やらかしてるからなんだよねぇ・・・そもそも底辺すぎる性格ブスであるあんたにだけは言われたくなかったんだけどなぁ・・・よし、お前そこに直れ★」

美枷「この性格ブスババァが・・・!俺のことはともかく、こんな可愛いお嬢さんをブス呼ばわりとはお前の目は呪われたコンタクトでも付けてんのかァァァァァァァ!!!(怒)」

琴葉姫「美枷お前そこかよォ!?いやまぁ確かにそうだけど!?」

月枷「美枷は可愛いよ!」

美枷「殺すぞクソ虫」

シグバール「安定の毒吐き」

リンリィの黒い笑みと美枷の鬼のような形相に怖気付いた男女だったが・・・。

女「あ、あんたらの話なんて聞いてられないわ!これ以上言うなら実力で来なさいよ!所詮あんたらなんかあたし達の敵じゃないけど!」

美枷「へぇ?バトル?この俺にポケモンバトルを挑むのか?随分と命知らずな奴だなぁ・・・」

リンリィ「よし。お前ら処刑だ★」

月枷「美枷・・・」

琴葉姫「・・・美枷、リンリィさん」

リンリィ「あ、ブリーダーさん」

月枷「え?あ。はい?」

リンリィは月枷に向き直る。

リンリィ「なんか・・・ごめんね?こんなことになっちゃって」

月枷「・・・?」

リンリィの言葉に、月枷はキョトンとした表情を浮かべた。

月枷「?なんで謝るんですか?貴方達が来てくれなかったら、ポケモン達が怯えちゃって、俺一人じゃ解決できなかったよ?」

リンリィ「え・・・」

美枷「お嬢さん、そんなクソ虫に謝ることはねーよ。そんなことより、この馬鹿共をなんとかしなきゃな」

リンリィ「ん!合点承知!」

そう言いリンリィと美枷達は近くのバトルフィールドへ向かった・・・。













男「ルールは1対1のマルチバトルだ。・・・まぁ、お前らみたいな小娘共に俺らが負けるわけがないがな」

女「あんたらみたいなのなんて、すぐ片付けるんだから!」

バトルフィールドに付いた一同。男が簡単にバトル内容を説明した後、相変わらず二人を罵倒する。

美枷「おいクソゴミ共・・・心に傷を負ったポケモン達への多くの愚行ばかりでは飽き足らず、こぉんなに可愛らしいお嬢さんにまで罵声を浴びせるたァ俺への宣戦布告だよなぁ?」

リンリィ「最早、アンタ達の謝罪は無意味だと思いなさい?準備運動には丁度いいね★」

男「はっ、返り討ちにしてやるよ!シビルドン!」

女「ブニャット!」

男女が出してきたのは電気タイプのシビルドンとノーマルタイプのブニャットだ。

リンリィ「よぉーし!行ってきてダイケンキ!」

ダイケンキ『私の主を侮辱した罪は重いですよ・・・!』

美枷「舞樹、行けるか?」

舞樹『ママをバカにするなんて、許さいないんだから!』

リンリィは水タイプのダイケンキ、美枷は草タイプのツタージャである舞樹をバトルに出す。

Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.559 )
日時: 2015/03/09 21:22
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

リンリィ「ダイケンキ!“たきのぼり”でブニャットを攻撃!」

美枷「舞樹!シビルドンに“リーフストーム”!」

ダイケンキ『お覚悟を!』

舞樹『それぇぇぇええーーー!』

リンリィのダイケンキが水を纏い、ブニャットに迫る。美枷の舞樹も尖った葉の嵐をシビルドンに向ける。
その一方で男女もポケモンに指示を出す。

男「シビルドン!ダイケンキに“10まんボルト”!」

女「ブニャットはツタージャに“みだれひっかき”!」

シビルドンの放った電撃がダイケンキに向けられ、ブニャットが舞樹に迫る。

美枷「舞樹!“10まんボルト”ごとやれ!」

ゲスト達「∑え゛!?」

舞樹『わかった!えいっ!』

舞樹の放った“リーフストーム”は、シビルドンの放った“10まんボルト”をかき消しその勢いを落とすことなくシビルドンに直撃した。

シビルドン「グォオオッ!?」

男「なッ!?シビルドン!?」

女「何やってんのよ!ブニャット!そのツタージャをやっちゃって!」

ブニャット「ニャアアッ!」

舞樹『!』

ブニャットの爪が舞樹に降りかかろうとする・・・!



ダイケンキ『私を忘れてもらっては困りますね!はああっ!』

ブニャット「ニャアッ!?」

女「な、ブニャット!?」

リンリィのダイケンキがブニャットの死角に回り、“たきのぼり”を喰らわせた。

美枷「ナイス!お嬢さん!」

リンリィ「どうも〜♪あと、リンリィだよ」

舞樹『えへへー、ありがとうおねえちゃん』

ダイケンキ『いえいえ、貴方もなかなかですよ』



男「おい!何やってんだよ!とっとと立て!」

女「そうよ!こんな奴に負けたら承知しないわよ!」

シビルドン「グゥ・・・」

ブニャット「ニャァ・・・」

倒れていたポケモン達に立ち上がるように命令する男女。
シビルドンとブニャットはゆっくり立ち上がる。

美枷「んー・・・、!なぁ、リンリィちゃんちょっと耳貸してくれ」

リンリィ「?」

美枷はリンリィに小声で何かを教えている。

リンリィ「おおー!それいいね!やろうやろう!」

美枷「ノリ良くて助かるぜ!」



男「何ごちゃごちゃ言ってやがる!これで決めてやる!“はかいこうせん”!」

女「ブニャット!あんたも“はかいこうせん”!」

悪あがきに男女がシビルドンとブニャットに“はかいこうせん”を指示した。
だが、これで止まるようなリンリィとダイケンキ、美枷と舞樹ではなく・・・。

美枷「ハッ、笑わせてくれるぜ。その程度の“はかいこうせん”でよ・・・舞樹!」

舞樹『うん!』

リンリィ「だね!ダイケンキ、準備はいいよね!」

ダイケンキ『何時なりと』

どうやら美枷達も、これで決めるようで・・・。

美枷「舞樹!“くさのちかい”!」

美枷とリンリィ以外「!」

舞樹『うん!』

舞樹が手を掲げると、草の柱が出来、それがシビルドンとブニャットを襲う。

舞樹『ダイケンキお姉ちゃん!あとはお願い!』

ダイケンキ『分かりました!主!』

リンリィ「行くよダイケンキ!」





リンリィ「“みずのちかい”!」

ダイケンキ『はぁぁあああっ!!!』

ダイケンキの周りに水の柱が現れる。その水の柱は舞樹の創った草の柱と合体し・・・。

美枷&リンリィ「いっけえええええーーー!!!」

水と草と合体した柱は二つの“はかいこうせん”を貫き、シビルドンとブニャットにクリーンヒットした。

シビルドン「グオオゥッ!?」

ブニャット「ニャアアアッ!?」

“みずのちかい”と“くさのちかい”のコンビネーション技をモロに喰らったシビルドンとブニャットは、目を回し倒れた。
バトルフィールドには、爽やかな湿原が現れていた・・・。



月枷「・・・勝負はあったね」

バトルの結果は、まぁ戦う前から察していたとは思うが、美枷とリンリィの圧勝だった。

男「くそっ!こんなバトル認められるか!」

女「バトルに勝ったからって調子のんなよ!」

しかし、この懲りない男女は美枷とリンリィにずかずかと向かっていた。
二人が危険だと感じた一同は急いで二人の元へ向かうが・・・。





美枷&リンリィ「俺(私)の足にキスをしろぉぉぉぉぉっ!」

男「∑ぐふぅっ!?」

美枷&リンリィ以外「∑ファッ!?」

そう言いながら美枷とリンリィは男の腹を蹴り上げ、男は顔面から地面にぶつかった。

女「な、何すんのよ!?この凶暴女!」

美枷「うるせーわハゲ!いい加減にしろよボケ共が!」

リンリィ「何なのあんたら?さっきフルボッコにしたのにまだ痛めつけられたいの?(黒笑)」

憤怒の表情で女に声を上げる美枷と、とても綺麗な黒い笑みで女に問いかけるリンリィ。
その様子を見て琴葉姫や月枷や嫁、ゲストの人達も冷や汗を舁く。

女「っ、何様よあんた達!これも全部あんた達が悪いのに!」

男「ぐふっ・・・そ、そうだ!全てはお前達が悪いんだ!お前らが余計なことをしなければ・・・!」

そう吐き捨て、男女はその場から逃げようとした。

が、



琴葉姫「そうは問屋が下ろさねぇってな」

琴葉姫がそう呟くと。

匙「はいはい動かないでください」

男「うおっ!?」

女「きゃっ!?」

逃げようとした男女の前に、警備スタッフの一人である匙が立ちはだかった。

男「な、なんだてめ・・・!、っ!・・・」

女「な、なに・・・っ、!・・・」

男と女は匙を睨みつけたが、それは一瞬で、すぐに虚ろな目をし静かになる。

デルタ「琴葉姫、まさか・・・」

琴葉姫「はい、事前に匙を呼んだんです」

匙「貴方達の行動は触れ合いコーナーに多大な被害を出したと判断しました。一緒に来てくれますね?」

男&女「・・・はい」

そう言い、匙は男女を連れていった・・・。

Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.560 )
日時: 2015/03/09 21:26
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

月枷「はい、終わったよ」

ロコン『・・・ありがと』

月枷は、男女に傷つけられたロコンの手当てをしていた。

リンリィ「・・・ロコン」

ロコン『・・・なに?』

リンリィはロコンに目線を合わせるように屈んだ。

リンリィ「ごめんね・・・人間が怖いのに、あんな目に遭ったら・・・貴方の心、もっと傷ついちゃったよね・・・」

ロコン『・・・』

リンリィ「本当にごめん・・・貴方達は私達を信じてくれたのに、あんな目に合わせちゃって・・・」

チラーミィ『マスター・・・』

重い空気が流れる。

ロコン『・・・ねぇ』

リンリィ「・・・なぁに?」

ロコン『私は、貴方達は好きだよ?』

リンリィ「そうだよね、私達なんて・・・、・・・はい?」

ロコンの言葉にリンリィは変な声を出し、ポカンとした表情でロコンを見る。

ロコン『だって、あのひどい人間達を追い払ってくれたし、何より貴方達は私達に優しかったじゃない』

リンリィ「え、あ、そ、そう、だけど・・・」

ロコン『確かに人間は嫌い。私達を捨てたり暴力を振るったりする。でも・・・』

ロコンの目は真っ直ぐにリンリィを見つめる。

ロコン『貴方達を見て、少しは人間を信じようかなぁって・・・』

リンリィ「・・・っ!ロコン!」

ロコン『あ、す、少しだけだし、人間が皆貴方達みたいな良い人だと思ってないし!』

リンリィ「それでもいいの!ありがとう、ロコン・・・!」

チラーミィ『ありがと〜!』

涙ながらにロコンに礼を言うリンリィと、それに続くようにロコンに礼を言うチラーミィ。

ロコン『・・・ねぇ』

リンリィ「なぁに?」

ロコン『・・・いつか、私を迎えに来てくれる?』

リンリィ「∑へあっ!?」

月枷「あれ、それって・・・」

ロコン『み、みなまで言わせないでよ!恥ずかしいでしょ!』

琴無月「このロコンちゃんツンデレだhshs」

ホルン「やめなさい」

赤司「^^」

琴無月「(´・ω・`)」

リンリィ「・・・私で、いいの?」

ロコン『アンタじゃなきゃ嫌なんだけど』

リンリィ「・・・」

その言葉を聞いたリンリィは、優しくロコンを撫でた。

リンリィ「・・・いつか、絶対に迎えに来るからね!」

ロコン『・・・ん』

ナタトス『・・・(主や美枷殿達以外にもあのような人間もいるのか・・・)』

ドリス『(私もパパ達と会うまでは人間なんて大嫌いだったけど、世界って色々知らないことばっかりだからね・・・)』

リンリィとロコンはそう約束し、一同は触れ合いコーナーを後にしたのだった・・・。




 〜あとがき〜
この思考、人格が悪魔に支配されている!(邦子風←←←)
あんなギャグ回の後にまたゲスな奴が出てくるってどういうことじゃドンドコドーン!
今回はリンリィさんの回でしたが全くリンリィさん活躍してないじゃないかどういうことだ(憤怒)。しかも、リンリィさんを侮辱する描写もあったしもう俺死んだ方がいいな(白目)。
触れ合いコーナーを舞台にしましたが、あんまりキャッキャウフフする内容じゃないってどういうことやねん(壁ドン)。あと、ゆめひめさんと月枷の会話は次回へのフラグです(ネタバレやめろや)。
一応今回出てきた美枷と月枷は自分のオリキャラで、美枷は一応現実世界からポケモン世界に来たポケモンマスター設定です(!?)そしてレズ気質です、はい。月枷は美枷の双子の兄で、頭のいい学校に通ってて成績もトップな乱数勢です(おい!?)そしてかなりシスコンです。はい。
二人の過去は高い確率で書かないと思います(震え声)。
あと、これは個人的なことなんですが、リンリィさん、あのロコンをリンリィさんの小説にも出して大丈夫ですよ(こいつはひでぇ!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜェ!←←←)。まぁ、最終的な判断はお任せします(震え声)。
さて、次回はゆめひめさんサイドが主役です!

琴葉姫「感想をお願いします!」

アーサー「尚明日は刀剣乱舞の新サーバーが設立されるから書いてる奴がとうらぶ沼にハマるかもしれない模様」

琴葉姫「やめろ(真顔)新しく嫁に入るとうらぶキャラがとある二人の嫁と他の嫁に入る子達と深く関わりがあるから(震え声)」

アーサー「この時点でネタバレかよォ!?」


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