二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜
日時: 2015/01/04 19:24
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=26198

※注意!※

こちらの小説は他作品のキャラ同士の恋愛描写等、所謂「混合カップリング」要素を含みます。
嫌悪感を抱く方は戻るボタンを押してくださいまし。

嫁観察日記とは書いてありますが、嫁と同じ作品の嫁ではないキャラ、又オリジナルキャラも出ます。
そして琴葉姫の嫁達は殆どがマイナージャンル(ギャルゲー、マニアックな作品)のキャラばかりです。
「知ってるキャラいねーぞふざけんな!」等思われて気を害されるかもしれません。
「私の○○といちゃいちゃすんなこいつ!」と思う方もいるかもしれません。そういう方もこの小説を見ないことをおすすめします。

・・・まぁ、あれです。
茶ヴァン(茶番)です。お付き合いできる方は、作品をお楽しみください。
嫁の設定はURLに。

アーサー「逃走中終わってないのによくやるな」

琴葉姫「言うな」

・追記
荒らしや誹謗中傷、他人を不快にする書き込みは一切ご遠慮します。

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Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.491 )
日時: 2015/02/24 20:33
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

トキマ「甘いことを・・・なら、俺とポケモンバトルをしろ」

トーチ「え・・・」

トキマがトーチにポケモンバトルを申し出た。

トキマ「お前が勝ったらそいつに謝ってやる。俺が勝ったら・・・そのポケモンを貰うぞ」

トーチ「えっ!?」

トキマの出した条件にトーチが焦った声を上げ目を見開く。

クリス「何勝手なこと言ってやがる!そんな条件飲むわけねえだろ!」

トキマ「嫌ならいいんだぞ?こいつが俺に勝てるとも思わないし、何よりこの弱虫がこの条件を飲むとは思えないしな」

トーチ「っ・・・!」

不安気に顔を俯かせるトーチ。

トーチ「(俺が負けたらあの子のポケモンが・・・!でも、これは俺が撒いた種だし・・・!ど、どうしよう・・・!)」

自分がトキマに負けること前提で考える。しかし、それを激励する声が・・・。

ルージュクーレ『何しょぼくれた表情してるでゴザイマスかこの根性なし!』

トーチ「∑こ、根性なし!?;」

琴葉姫「お、おいルージュ!相手は作者さんだぞ!?もうちょっとオブラートに包んで・・・」

ルージュクーレ『作者は黙ってるでゴザイマス!お嬢様はアンタを庇ってああなったでゴザイマスよ!?まぁワタクシが原因でもあるでゴザイマスが!アンタが勝負に勝たなきゃあのクソボケ野郎がお嬢様に謝罪しないでゴザイマしょうが!この勝負に勝って、あいつをギャフンと言わせるでゴザイマス!そんなことも出来ないなんて、アンタ男でゴザイマスか!』

ナミネ「ルージュ!落ち着いて!」

ルージュクーレ『しかしお嬢様・・・!』

ナミネ「・・・私のために言ってくれるのはありがとう。でも私は大丈夫。だから落ち着いて」

ルージュクーレ『・・・』

ルージュクーレを落ち着かせ、トーチの方を向く。

ナミネ「・・・私は大丈夫です。だからこの勝負を受けて、あんな奴見返してやってください。私は貴方が負けるとは思えませんし、ルージュはあんな人に絶対渡しません」

トーチ「君・・・」

その言葉に、他の見ていただけの人達も激励をかける。

カイア『彼女の言う通りです!あんな奴に負けちゃいられません!』

琴無月「例えあいつが強かろうと卑怯な手を使おうと、トーチさんを全力で応援します!」

ゆめひめ「あの子のポケモンをあんな奴に渡せませんしね!」

エネコ『頑張るのニャ!』

トーチ「・・・!」

その言葉に、勇気を出したトーチ。

トーチ「・・・分かりました。この勝負引き受けます!」

トキマ「その気になったか。まぁ、お前に負けるなんてことはなさそうだがな」

トーチ「いえ、絶対に勝ちます。貴方が彼女に謝らせるために!」

トキマ「言うだけなら誰にも出来る。・・・早くバトルフィールドへ案内しろ」

琴葉姫「チッ・・・こっちだ」

トキマの言葉にあからさまに嫌そうな顔をする琴葉姫だったが、渋々案内する。


































 〜バトルフィールド〜

トキマ「バトルのルールは3対3のシングルバトルでいいな?」

トーチ「構いません」

バトルフィールドに付いた一同はトーチとトキマのを見守る。
トーチとチキマがバトルフィールドに立つ。

トキマ「・・・行くぞ!ゴローニャ!」

ゴローニャ「ゴォォォォォオ!」

先発でトキマが出したのは、岩、地面タイプのゴローニャ。

トーチ「うっ、岩タイプ・・・;」

翼(シンフォギア)「まずいな・・・確かトーチさんのポケモンは一貫して岩タイプに弱かったはず・・・」

トラン「大丈夫、きっと・・・!」

トーチ「・・・お願い!クレベース!」

クレベース『今回ばかりは負けねぇだぁ!』

トーチが出したのは、氷タイプのクレベースだ。

たけジアン「氷タイプが入ってるクレベースなら、大丈夫なはず・・・!」

トキマ「“ステルスロック”!」

トーチ「∑えっ・・・!?」

トキマがゴローニャに“ステルスロック”を指示する。
ゴローニャが手を掲げると、尖った石が辺りに散らばり、地に触れると消えた。

切歌「まずいデス!」

調「うん。トーチさんの手持ちは皆岩に弱いから、出しただけで結構なダメージを喰らっちゃう」

トーチ「っ、クレベース、“こおりのキバ”!」

クレベース『喰らうだぁ!』

ゴローニャに接近するクレベースだが・・・。

トキマ「“ヘビーボンバー”!」

そう指示すると、ゴローニャはクレベースに突進してきた。
よろけそうになるクレベースだが、必死に耐え冷気を放つ牙でゴローニャに噛み付く。

ゴローニャ「ゴォォッ・・・!」

トキマ「振りほどけ!」

ゴローニャ「ゴオオオオォォッ!!!」

クレベース『うおわぁ!?』

噛み付かれていたゴローニャはダメージを喰らいつつも、クレベースを振りほどいた。

トキマ「“アイアンヘッド”!」

次に指示された“アイアンヘッド”により頭を鋼鉄のように硬くさせ、再びクレベースに突進する。

トーチ「“いわなだれ”で動きを止めて!」

クレベース『とりゃああーーー!!!』

トキマ「!」

やられてばかりのトーチではなく、“いわなだれ”を指示しゴローニャの動きを止めようとする。

Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.492 )
日時: 2015/02/24 20:38
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

トキマ「頭で壊せ!」

そう言われたゴローニャは鋼鉄の頭を頭突きのように岩にぶつけ、粉砕していく。

ゴローニャ「ゴォォッ!」

しかし、それのせいで若干の隙が出来た。

トーチ「今だクレベース!“かみくだく”!」

クレベース『これで終いだぁ!』

トキマ「っ!」

いつの間にかゴローニャの背後にいたクレベース。ゴローニャの死角をつき、噛み付いた・・・!

ゴローニャ「ゴ、ゴロォ・・・・!」

トキマ「・・・!」

クレベースの牙から開放されたゴローニャは、目を回し倒れた・・・。

トーチ「やった・・・!」

ゆめひめ「よし!まずは一体!」

テールナー『この調子でやっちゃって!』

赤司&シグバール&アクセル&翼(シンフォギア)「・・・」

喜ぶ一同だが、一部の者は無表情だ。

琴無月「この調子で行けば・・・!」

赤司「それはどうかな」

琴無月「えっ・・・?」

赤司の言葉に驚く琴無月。それは他の者も同じなようだ。

ランディ『どうして?まず一体倒したよ?』

シグバール「いや、この坊主の言う通りだ」

クリス「おっさんまで何言ってんだよ!?」

翼(シンフォギア)「落ち着け雪音。あのトキマとやらは先程の外道兄妹と違い、指示も的確でポケモンもかなり鍛えられている。そしてクレベースも疲れている。あの時と違い一筋縄では行かなさそうだ」

リンリィ「考えすぎじゃない?例えあいつが強くても、勝てるって」

ヴィクセン「だがそんな保証はどこにもない。彼がこの勝負でその気にならなければいいが・・・」

切歌「ヴィッさんまで・・・!」

調「どっちの味方なの・・・」

ヴィクセン「私は私の味方だが、ナミネを傷つけようとした奴は許せん」

ゼクシオン「何カッコつけてるんですか。ウザイです」

ヴィクセン「(´;ω;`)」

琴葉姫「やめたげてよぉ!(震え声)」

トーチ「よし、この調子で行こうクレベース!」

クレベース『んだ!』

ゴローニャをボールに戻すトキマ。

トキマ「ふん、まぐれか何かは知らないが、褒めてやる」

トーチ「ふんだ!次も勝ってみせる!」

トキマ「・・・一つ言っておこう。「月に叢雲、花に風」」

トーチ「え・・・?」

トキマ「いいことがあってもすぐに何か邪魔があったり、長続きしないってことだ」

トーチ「、そ、そんなの分かんないじゃないですか!」

トキマ「分かる。現にお前はさっきのバトルに勝って次も勝てると舞い上がっている」

トーチ「っ!」

トキマ「・・・まぁ、なんでもいい。行け、ダゲキ!」

ダゲキ「・・・」

2体目にトキマが出してきたのは、格闘タイプのダゲキだ。

マーク(♀)「また氷タイプと相性が悪いですね・・・」

ヤヤコマ『大丈夫かな・・・』

トーチ「行くよクレベース!”いわなだれ”!」

クレベース『とおおおーーー!!!』

“いわなだれ”で怯みを狙おうとするトーチとクレベースだが・・・。

トキマ「“インファイト”で粉砕!」

ダゲキ「・・・!」

凄まじい速さのパンチで岩を粉砕する。

トーチ「っ、なら、クレベース!“こおりのキバ”!」

クレベース『はいだ!』

ダゲキが“インファイト”をしている間に懐に潜ろうとするが・・・。

トキマ「遅い!“まもる”!」

ダゲキ「!」

トーチ「っ!」

クレベース『あぁっ!』

“まもる”によって防がれる。

トキマ「隙だらけだぞ!“インファイト”!」

ダゲキ「・・・!」




ダダダダダダダダダダダダ!!!

猛烈なパンチの波がクレベースを襲った・・・!

クレベース『か、は・・・ッ!』

トーチ「く、クレベース・・・!」

先程のバトルで疲れ、更に強烈な“インファイト”を喰らったクレベースは、目を回し力なく倒れた・・・。

エネコ『く、クレベースさんが倒れちゃったニャ・・・!』

ロクサス「そんな・・・!」

ホルン「仕方ないわ。さっきのバトルで疲れていただろうし、効果抜群の高威力な技である“インファイト”をモロに喰らったんだもの」

切歌「振り出しに戻っただけデス!大丈夫デスよ!」

ナミネ「・・・(トーチさん・・・)」

ルージュクーレ『・・・・・・』

トーチ「・・・ありがとうクレベース」

クレベース『うぅ・・・すまないだ・・・』

トーチ「ううん、今のは仕方ないよ。俺のミスでもある。ゆっくり休んで」

そうクレベースに労いの言葉を掛け、ボールに戻した。

トキマ「言っただろう?長続きしないと」

トーチ「・・・クレベースが倒れたのはさっきのバトルで疲れたからです。このままやられっぱなしではいません!シャンデラ!」

シャンデラ『・・・頑張ります・・・!』

トーチが2体目に出したのは炎・ゴーストタイプのシャンデラだ。しかし・・・。

シャンデラ『っ、いたっ・・・!』

ゴローニャの撒いた“ステルスロック”に刺さり、シャンデラは戦ってもいないのにダメージを負ってしまった・・・。

琴無月「“ステルスロック”効いてるね・・・」

ヒヤップ『格闘タイプの技はゴーストタイプに効果はないけど・・・』

ロラン「相手もそれを対策しているはず・・・」

トキマ「“ストーンエッジ”!」

トーチ「∑え゛!?」

ダゲキ「・・・!」

なんと、トキマのダゲキは“ストーンエッジ”を覚えていた!
ダゲキの周りに無数の岩が現れ、それがシャンデラに襲いかかる・・・!

ロクサス「岩タイプの技は炎タイプに効果抜群・・・!」

トーチ「え、“エナジーボール”で迎え撃って!」

シャンデラ『この・・・!』

手のような柄で緑のエネルギー球を作り、岩を壊していく。

トキマ「ほぅ・・・なら、”かげぶんしん”!」

ダゲキ「・・・!」

トーチ「!?」

シャンデラ『・・・小癪な・・・!』

指示されたダゲキは分身を作り、シャンデラを惑わせる。

Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.493 )
日時: 2015/02/24 20:41
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

トーチ「(ど、どうしよう・・・!一気に分身を消して本体を見つけることは・・・、!そうだ!)シャンデラ、回りながら“おにび”!」

シャンデラ『っ、仕方・・・ないですね・・・!とぉぉお!』

分身で囲んでいたダゲキ達に、回りながら“おにび”を当てる。
“おにび”を当てられているダゲキの分身達は、怪しい炎を受け消えていく・・・。

ダゲキ「っ・・・!」

トキマ「くっ・・・!」

分身が消え、ダゲキの本体が姿を現した・・・!しかも、“おにび”を喰らって火傷状態になっている・・・!

トーチ「よし今だ!“たたりめ”!」

シャンデラ『倒れなさい・・・!』

畳み掛けるように影を作り、ダゲキに攻撃する・・・!

ダゲキ「っ〜・・・!」

ダゲキは目を回し、倒れた・・・!

調「やった・・・!」

ゼクシオン「“たたりめ”は状態異常になっている時に喰らうとより大きなダメージを与えられますからね」

ゆめひめ「これ行けるんじゃない!?」

トキマ「・・・戻れ」

ダゲキをボールに戻す。

トーチ「どうですか!?これで2対1!貴方は残り1体です!」

トキマ「・・・だからなんだ?」

トーチ「えっ・・・」

トキマ「先程言ったことを忘れたのか?この程度で慢心していては、俺には勝てない・・・!」

トーチ「っ!でも勝ってみせます!絶対に」

トキマ「・・・なら、お前のその根性を叩き潰す!マニューラ!」

マニューラ「マニュッ!」

最後にトキマが出したのは、氷、悪タイプのマニューラ・・・!

ルキナ「マニューラ!これは・・・!」

クリス「“かえんほうしゃ”で止めをさせる・・・!」

アクセル「いや、マニューラが悪タイプの技を持ってないはずがねぇ・・・」

トーチ「このまま行くよ!シャンデラ!“かえんほうしゃ”!」

シャンデラ『止めです・・・!』

シャンデラが激しい炎を発射し、マニューラに向ける・・・!

トキマ「“でんこうせっか”で避けてシャンデラに近づけ!」

マニューラ「マニュッ!」

しかし、“でんこうせっか”でかわされ、シャンデラに近づく。

トーチ「しまっ・・・!」

トキマ「“つじぎり”!」

マニューラ「マニュァッ!」

鋭い爪でシャンデラに斬り掛かる・・・!

シャンデラ『っ、あぁぁあああぁッ・・・!?』

トーチ「しゃ、シャンデラ・・・!」

“つじぎり”を受けたシャンデラは、力なく地に付き目を回している・・・。

ルキナ「シャンデラが倒れましたよ・・・!」

ホルン「トーチさんも残り一体・・・!」

ロクサス「しかも氷タイプに弱いボーマンダ・・・!」

ユイ『ど、どうしよう・・・!』

ナミネ「・・・トーチさん・・・」

ルージュクーレ『・・・』

トーチ「・・・シャンデラ」

シャンデラ『・・・ごめんなさい、負けちゃいました・・・』

トーチ「・・・大丈夫、俺のミスだったね」

シャンデラ『・・・悔しい・・・!』

トーチ「っ・・・!」

シャンデラ『私達・・・今まで散々負けてきました・・・だけどこのバトルには負けたくなかったです・・・でも、これが自分の限界だと思うと・・・悔しいです・・・!』

トーチ「っ!」

そう言いながら涙を流すシャンデラ。それに、トーチは何も言えなかった。

トーチ「・・・戻って」

ただそう言い、シャンデラを戻した。

トーチ「・・・ボーマンダ!」

ボーマンダ『おう!』

トーチの最後の手持ちは、飛行、ドラゴンタイプのボーマンダ。

ボーマンダ『っ、いって・・・!』

ボーマンダにも“ステルスロック”が刺さり、大きなダメージを受ける。

トーチ「・・・、・・・」

トーチは考えていた。このバトルをどうやって戦うか。負けたらどうしたらいいのかと。

トーチ「(どうしよう・・・!やっぱり俺なんかが勝てるわけなかったんだ・・・!このままじゃ負ける。どうしたら・・・!)」

トキマ「・・・なんだ?負けた時の言い訳を考えているのか?」

トーチ「、っ」

トキマ「図星か・・・」

鼻で笑うトキマ。

トキマ「やはり、お前の実力はこんなものだったか。レベルアップすれば化けると思っていた俺が馬鹿だったと言うことだ」

トーチ「、え」

トキマ「お前は弱い。その程度のものだったということだ。ポケモン達もお前の指示で動いて、可哀想だな」

トーチ「っ・・・!」

批判を言われても、ただ顔を俯かせ黙っているままのトーチ。











































ナミネ「負けないで!」

トーチ「!」

そのトーチを、ナミネが大声で応援する。

ナミネ「トーチさん!貴方はこんな程度で負けを認める人なの!?クレベースやシャンデラ達も、貴方のために頑張って戦ったんだよ!?ボーマンダもまだ負けてない!貴方が自分と自分のポケモンを信じなくてどうするの!?」

トーチ「ナミネさん・・・」

ルージュクーレ『お嬢様の言う通りでゴザイマス!そもそもこのバトルにアンタが負けたらワタクシはあんな奴のものになっちまうでゴザイマスよ!?気張るでゴザイマス!』

ナミネとルージュクーレに続くように、琴葉姫達もトーチを応援する。

琴葉姫「トーチさん!頑張ってくれ!」

デルタ「あいつに目にもの見せてやれ!」

ゆめひめ「自分とポケモンを信じて!」

たけジアン「負けっぱなしでいいんですか!?」

琴無月「強く自分の意思を貫いて!」

リンリィ「やっちゃええええーーーっ!」

トーチ「皆さん・・・」

トキマ「・・・ああ言われているが、どうするんだ?」

トーチ「・・・俺は・・・」

トキマ「お前の実力をぶつけろ・・・!全力で迎え撃つ!」

トーチ「!」

トーチは決意した。

Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.494 )
日時: 2015/02/24 20:45
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

【 トーチ side 】

そうだ、これは俺と俺のポケモン達のバトル。



でも、俺には応援してくれてくれる人達がいる・・・!

そして何より・・・





ボーマンダ『トーチ!俺はお前を信じてる!お前の指示で全力でぶつかって行くぞ!』

俺を信じてくれるポケモン達がいる・・・!





トーチ「・・・俺はこの勝負に勝つ!絶対に!」



BGM:Synchrogazer

トーチ「ボーマンダ、行くよ・・・!」

ボーマンダ『いつでもいいぜ!』

腕についているメガバンクルに触れる。俺の身に付けているもので唯一、黒でなく、白と虹色で輝いている腕輪。
それに触れると、メガバンクルから眩い光が放出される。
それと同時に、ボーマンダの首についている石・・・ボーマンダナイトからも光が溢れる。






















トーチ&ボーマンダ「『メガシンカ!!!』」

























光が収まった頃には、ボーマンダはメガシンカし、メガボーマンダになっていた。

トキマ「メガシンカ・・・!」

その様子を見て驚いたような表情をしている相手、トキマ。そんなことに構っている余裕はない。

トーチ「“ドラゴンクロー”!」

ボーマンダ『おう!』

俺の指示で相手のマニューラに迫る。




トキマ「“れいとうパンチ”!」

マニューラ「マニュ!」

マーク(♀)「ああっ!」

マニューラが冷気で固めた拳を向けてきた。誰かが声を上げたけど、俺は気にしなかった。




トーチ「横にズレて!」

ボーマンダ『よっ!』

トキマ「っ!」

マニューラ「マニュッ!?」

“れいとうパンチ”をボーマンダに当てようとしたけど、咄嗟に指示してなんとかボーマンダはかわしてくれた。

トーチ「今だ!」

ボーマンダ『おりゃあああああああああ!!!』

マニューラ「マニュウウウッ!?」

“ドラゴンクロー”を喰らったマニューラは一瞬倒れたけど、すぐ立ち上がった。




トキマ「・・・まさかメガシンカ出来るポケモンがいたとはな・・・楽しめてくれそうじゃないか・・・!」

トーチ「!?」

なんでか相手のトキマも嬉しそうな顔してる。
最初は嫌な奴だと思ったけど、なんだろ・・・今、そんなことどうでもよくなってきた!





やっぱりポケモンバトルは楽しい!
今まで勝ち負けばかり気にしてて忘れてたこの感覚!やっと思い出した!




トキマ「“ふぶき”!」

マニューラ「ニュウッ!」

口から“ふぶき”を繰り出したマニューラ。




トーチ「ボーマンダ!飛んで!」

ボーマンダ『了解!』

ボーマンダは持ち前のスピードで素早く飛行する。



トキマ「逃すな!」

マニューラ「マニュッ!」

“ふぶき”がボーマンダに迫ってきた・・・!




トーチ「皆さん!何かに掴まっていてください!」

全員「∑えっ?;」

トーチ「“じしん”!」

琴葉姫「∑ちょおおおおおおおおおおっ!?;」

ボーマンダ『ちょっとばかし痛いぜ!』



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!

トキマ「っ!?」

マニューラ「マニュウウウッ!?」

バトルフィールが揺れ、マニューラがふらついている。
皆さんを巻き込んじゃって申し訳ないけど、ここは大目に見て欲しい。バトルが終わったら謝らなきゃ。

マニューラ「ニュラァァッ!」

トキマ「!しまっ・・・!」

マニューラが倒れ込んだ!



トーチ「今だボーマンダ!“ドラゴンクロー”!」

ボーマンダ『これでとどめだああああああああああ!!!』

ボーマンダの鋭い爪が、マニューラに近づく・・・!

























ザシュッ!

マニューラ「ニュラアアアアアアアアアッ!!!」

トキマ「マニューラ・・・!」

マニューラを名を呼んだトキマ。
その直後に、マニューラは目を回しながら倒れ込んだ・・・。

もしかして・・・勝ったの?

トーチ「・・・やった・・・勝った・・・勝ったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

全員「やったあああああああああああ!!!!!」

ボーマンダ『トーチィィィィィィイィィィィイイイイ!!!』

トーチ「∑え、ちょ、ちょっとまtt∑どわぁあぁあああ!?」

ボーマンダが猛スピードで抱きついてきた。
ちょっ、重い重い!メガボーマンダって112キロあるんだけど!?



ボーマンダ『やったよトーチィィィィィィ!勝ったよおおおおおおおお!!!』

トーチ「わかった!わかったから!;重いからどいてぇええええ!!!;」




トキマ「・・・戻れ」

マニューラ「マニュ・・・」

あ、トキマがマニューラをボールに戻してこっちに来た。
なんだろ・・・?




トキマ「・・・まさかお前みたいなトレーナーに負けるとはな・・・」

トラン「まだ文句を言うつもり?」

トランさんがトキマを睨みつけてる。それは他の皆も同じだ。

トキマ「・・・ふっ、やればできるじゃないか」

トーチ「!」

トキマはそう言って笑みを浮かべた。

ナミネ「・・・トキマ」

ロクサス「ナミネ!危ないよ!」

ルージュクーレ『お嬢様!?』

ナミネさんがトキマに歩み出た。
ロクサスさんとルージュクーレが焦った表情をしてナミネさんを止めてるけど、スルーしてる。

トキマ「・・・すまなかったな」

トキマとナミネ以外「!!?」

ええっ!?案外素直に謝った!?

【 トーチ side end 】




誰か視点ってムズイ(白目)

Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.495 )
日時: 2015/02/24 20:49
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)

トキマ「・・・何を驚いている?言っただろう。俺が負けたらこいつに謝ると」

ルキナ「そ、それはそうですけど、こう素直に謝られると・・・;」

ロラン「びっくりしますよね・・・;」

トキマ「ふん」

ナミネ「・・・貴方、本当はいい人なんだよね?」

マールーシャ「ナミネ!?」

ナミネの言葉に、マールーシャは声を上げる。
驚いたのはマールーシャだけではないようで、一部の嫁、琴葉姫やジェロームやティーナやカイア以外は目を見開いた。
トーチは大体察していたのか、あまり驚かなかった。

トキマ「・・・何を言っている。人のポケモンを奪おうとした人間だぞ」

ナミネ「あれはトーチさんをその気にさせるための演技なんだよね?本当はルージュが欲しいだなんて思ってなかったんでしょ?」

ルージュクーレ『えっ!?』

琴無月「え、そ、そうだったの!?」

アクセル「(なんでルージュも驚いてんだよ;お前エスパータイプだろ;)」

ナミネ「ルージュを寄越せって条件を出してトーチさんと戦うって申し出て、トーチさんの実力を見て強くさせたかったんだよね?じゃなかったらああいう風に煽ったり全力で迎え撃つ、なんて言ったりボーマンダがメガシンカしたのを見て嬉しそうにしないよね?」

その言葉を聞き、トキマはナミネから目線をそらした。

トキマ「とんだポジティブシンキングだ。俺はあいつがどれだけ弱かったか知りたかった。それだけだ」

ロクサス「なにそれ、理由になってないじゃん」

ホルン「本当は何気にいい人だったのね」

赤司「うちの一方通行みたいな人だね」

リンリィ「いや、どっちかというとアニポケダイパのシンジじゃない?」

トキマ「・・・これで用件は済んだ。俺は行く」

そう言い、バトルフィールドから去ろうとする・・・。

トーチ「あ、あの!トキマさん!」

それを、トーチが声をかけ止める。

トキマ「・・・なんだ」

無表情で振り返り、トーチを見る。




トーチ「またバトルしましょう!」

トキマ「・・・フッ、次こそは俺が勝つ・・・!」

それだけ言い、今度こそバトルフィールドを立ち去った・・・。

ヒヤップ『中々強かったね〜』

ヤヤコマ『一時はどうなることかと思ったッピ!』

トーチ「・・・皆さん、応援してくれてありがとうございます!あと、“じしん”で巻き込んですみません;」

ボーマンダ『サンキューな!』

深々と頭を下げるトーチと、礼を言うボーマンダ(メガ解除済)。

琴葉姫「いやいや、トーチさんとポケモン達が頑張ったからですよ」

ティーナ『そうですよ!それにいいバトルでした!』

ホルン「あのゲス兄妹とは違って、トキマって人もいい人だったしね」

ロクサス「でも、ナミネを突き飛ばしたのはやっぱり許せない!今度は俺がこてんぱんにしてやる!」

マールーシャ「私もあいつは許せん(怒)」

シグバール「流石ロリコン」

マールーシャ「誰 が だ コ ラ (^ω^###)」

トーチ「あははは・・・;・・・ん?」

トーチのボールがカタカタ揺れている・・・。



パカッ!

クレベース&シャンデラ『トーチ!!!』

トーチ「∑うぎゃあ!?;」

クレベースとシャンデラが出てきて、トーチに抱きついた。

トーチ「ちょ、だ、だから重いって!特にクレベース!何キロあると思ってんの!;」

クレベース『勝ててよかっただぁ〜!(泣)』

シャンデラ『トーチも、ボーマンダも・・・良くやってくれました・・・!』

どうやら勝てたことがよっぽど嬉しかったようだ・・・。

トーチ「・・・ありがとう、ねぇ、これからも俺についてきてくれる?」

その問いに、ポケモン達は・・・。

クレベース『あったりまえだべ!』

シャンデラ『もちろんです・・・!』

ボーマンダ『当然だろ!』

笑顔でそう言った。

トーチ「・・・ありがとう、皆・・・!だいすき・・・!」

涙を流しながらポケモン達を抱きしめたトーチ。それを微笑ましそうに見ていた、琴葉姫達だった・・・。



 〜あとがき〜

今回はトーチさんを主役にしてみました。まず今回登場したトキマについてですが、最初はスワマみたいなゲスで負けたあとトーチさんのボーマンダを奪おうとして「ヤな感じ〜」になるのを考えていましたが、仕事中に脳に何らかの科学変化が起こり(!?)シンジみたいなキャラにしました。まぁ、連続でゲスは見てる人も気分悪いでしょうし、自分も書いててつまんないですからね。
トーチさんが苦戦する場面も、前回のゲス兄妹と違い、トキマは実力あるトレーナーだからという設定をつけさせていただきました。
そして内容ですが、トーチさんが応募用紙にだいぶと自分を弱いとかと書かれていましたが、ぶっちゃけ自分も弱いです。めっちゃ負けます。でも、負けて当たり前なんです。負けたことない人なんていないんです。
某作者さんのGさんも言っていましたが、最強になってしまったのならそれ以上成長も出来ないし、、何かを得る事は不可能。人って成長できるから素晴らしいんだと。そう言っておりました。自分もその言葉のとおりだと思います。ただ便乗しているだけかもしれませんが。
今はめっちゃくちゃ勝っている人でも、最初のうちは負けてばかりです。でも、負けていいんです。負けは後退ではなく、前進です。負けたことがない人が頂点で有り続けることは有り得ません。
それに、負けてしまったら多少の内容差や何の勝負をしていたかにもよりますが、悔しいです。自分も負けないように努力していますし、その負けた悔しさをバネにして、人は成長していくんだと思います。

・・・何偉そうに語っちゃってるんでしょうね。まぁ、要は「負けた数だけ強くなれる」ということです。・・・これだけ言えばよかったですね。
トーチさんが少しでもポケモンバトルで勝てるように応援しています。



感想をお願いします!短くなるとは言ったが、やっぱり短いな;琴無月さんの半分だよ;


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