二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜
- 日時: 2015/01/04 19:24
- 名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=26198
※注意!※
こちらの小説は他作品のキャラ同士の恋愛描写等、所謂「混合カップリング」要素を含みます。
嫌悪感を抱く方は戻るボタンを押してくださいまし。
嫁観察日記とは書いてありますが、嫁と同じ作品の嫁ではないキャラ、又オリジナルキャラも出ます。
そして琴葉姫の嫁達は殆どがマイナージャンル(ギャルゲー、マニアックな作品)のキャラばかりです。
「知ってるキャラいねーぞふざけんな!」等思われて気を害されるかもしれません。
「私の○○といちゃいちゃすんなこいつ!」と思う方もいるかもしれません。そういう方もこの小説を見ないことをおすすめします。
・・・まぁ、あれです。
茶ヴァン(茶番)です。お付き合いできる方は、作品をお楽しみください。
嫁の設定はURLに。
アーサー「逃走中終わってないのによくやるな」
琴葉姫「言うな」
・追記
荒らしや誹謗中傷、他人を不快にする書き込みは一切ご遠慮します。
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- Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.506 )
- 日時: 2015/02/27 17:27
- 名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
一同は、お菓子作りを教えてくれるであろう可愛らしい外見の建物についた。
ティーナ『ここですか』
マーク(♀)「可愛らしい建物ですね〜v」
ランディ『うん!ここでお菓子作るんだよね!楽しみ〜!』
建物の中に入る一同。中にはポロックやポフィンを作るであろう機械や、大量のきのみや材料、そして大勢の参加者とその人達を指導する二人の女性の姿があった。
琴葉姫「チッキー、アシュガ!大分繁盛してるみたいだな」
チッキーと呼ばれた女性『あ、琴ちゃん!見ての通りね』
アシュガと呼ばれた女性『琴葉姫ちゃんじゃないぃ〜。琴葉姫ちゃんもお菓子を作りにに来たのぉ〜?』
琴葉姫はこの教室の責任者であろう二人の女性の名を呼んだ。女性二人も琴葉姫の名を呼ぶ辺り、お互い知り合いのようだ。
チッキーと呼ばれた女性は、可愛らしいがしっかりした雰囲気で、薄ピンクの髪をお団子にしていて、薄いピンクと純白のロリータ服の上に白いエプロンしていた。
対してアシュガと呼ばれた女性は、おっとりとした雰囲気で、長い白の髪に青と白のシスターの衣装と被り物をし、チッキーと呼ばれた女性と同じく白いエプロンをしていた。
あと、これはどうでもいいのだが、二人共「大きい」。・・・何がとは言わないが。
デルタ「知り合いか?」
琴葉姫「俺の手持ちです」
ゲストの人達「∑えええええええっ!!!?」
琴葉姫の言葉に、驚きの声を上げるゲスト達。
琴無月「こ、この二人ポケモンなんですか!?この二人も擬人化を?」
おにちく。『ええそうよ。初めまして、ハピナスのおにちく。よ。チッキーと呼んでもいいわ。ちなみに色違いよ』
アシュガ『初めましてぇ〜。ホエルオーのアシュガですぅ〜。一応シスターをやっていますぅ〜。よろしくねぇ〜』
たけジアン「(ああ、ホエルオーだから「でかい」のか)」←
琴葉姫「(たけジアンさんェ・・・)」←心読んだ
おにちく。「それで、貴方達もお菓子を作りに来たんでしょ?」
ゆめひめ「はい!よろしくお願いします!」
エネコ『よろしくなのニャ!』
アシュガ『わかりましたぁ〜。では、まずは石鹸で手を洗ってぇ〜、エプロンを借りてくださいねぇ〜』
リンリィ&チラーミィ「『は〜い!』」
そう言われた一同は、手を洗いに手洗い場へ向かった。
デルタ「えっと、手を濡らして、・・・石鹸・・・」
蛇口を捻り手を水で濡らし、石鹸を取ろうと手を伸ばした。
「あっ・・・」
デルタ「え?」
石鹸を取ろうとすると不意に誰かと手が重なった。
その手の主は長い焦げ茶の髪の一部をみつあみにし、琥珀の瞳を持ち、オレンジのチェックのワンピースの胸に大きなリボンを付けている6歳位の女の子だった。足元には女の子の手持ちであろうチコリータがいた。
デルタ「あ、悪い。これ先に使っていいぞ」
女の子「ううん、お兄ちゃんが使ってもいいよ」
デルタ「いいって、お前が使え」
女の子「でも・・・」
デルタ「・・・」
遠慮する女の子に痺れを切らしたのか、デルタは石鹸を鷲掴みし、女の子の目の前に差し出した。
女の子「?えっと・・・」
デルタ「使え」
女の子「え?」
デルタ「いいから!使えっつってんだよ!」
女の子「あ、う、うん!ありがとう!」
少し驚いた後、女の子は石鹸を受け取り手に泡を作り始めた。デルタは別の石鹸を使って泡を作っている。そして、水で洗い流し、タオルで手を拭いた。
デルタは琴葉姫達の元へ戻ろうとしたが
女の子「ねぇ、お兄ちゃん」
女の子がデルタを呼び止めた。
デルタ「・・・なんだ?」
女の子「お兄ちゃん、お名前はなんて言うの?」
デルタ「・・・デルタ」
女の子「デルタさん・・・デルタお兄ちゃんって呼んでもいい?」
デルタ「∑は?・・・勝手にしろ。で、なんだ?」
女の子「よかったら、一緒にお菓子作ってもいい?」
デルタ「∑は!?あ、い、いや・・・俺、連れがいるかr・・・ん?」
何やら視線を感じ、デルタが振り向くと・・・。
琴葉姫&琴無月&ゆめひめ&リンリィ&たけジアン「(・∀・)ニヤニヤ」
ルキナ&マーク(♀)&アクセル&シグバール&切歌「(・∀・)ニヤニヤ」
テールナー&ヒヤップ&ヤヤコマ&ティーナ&ランディ&チラーミィ『(・∀・)ニヤニヤ』
デルタ「お、お前ら・・・!?」
琴葉姫「何やってんスかデルタさーんwそんな可愛い女の子捕まえちゃってーw」
琴無月「さっきのやりとり可愛かったですよぉw」
ゆめひめ「完全に付き合って間もない恋人じゃないですかやだーw」
リンリィ「これはいいカップルwww」
デルタ「(^ω^#)ビキビキ」
デルタ「出てこいラムパルド」
ラムパルド『あ?』
先程ニヤニヤしてた者達「∑ファッ!?」
女の子&チコリータ『∑(・ω・ )』
デルタの逆鱗に触れてしまったようで、ボールからラムパルドを出した!
琴葉姫「えええええちょっと待ってくださいよォォォォォ!ちょっとからかっただけじゃないッスかアァァアアァ!」
デルタ「うるせええええええええ!ラムパルド!“すてみタックル”!」
ラムパルド『仕方ねーな・・・行くぞオォォォォオオ!』
先程ニヤニヤしてた者達「(あ、これ終わった\(^o^)/)」
自分達の死を覚悟した琴葉姫達。しかし、そこに救いの手が・・・!
- Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.507 )
- 日時: 2015/02/27 17:29
- 名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
女の子「わぁぁぁああ!ラムパルドだぁぁぁぁ・・・!」
チコリータ『かっこいいぃ!』
デルタ「∑え?」
ラムパルド『あ゛?』
女の子とチコリータがデルタのラムパルドを見て、目を輝かせながら感嘆した。
ラムパルド『な、なんだお前ら・・・って触んな!?』
女の子「ラムパルドって珍しいポケモンなのに、デルタお兄ちゃんがゲットしてるだなんて、すごい・・・!」
チコリータ『ラムパルドお兄ちゃん、かっこいいー!』
ラムパルド『∑ら、ラムパルドお兄ちゃん!?テメェふざけたこと言ってんじゃねーぞ!』
チコリータ『すごーい!皮膚かたーい!』
ラムパルド『聞け!』
ラムパルドとチコリータのやり取りを見ていた琴葉姫達はこう思った・・・。
一同「(こ、子犬と戯れているヤンキー・・・!)」
と・・・←
デルタ「ま、まぁそれはさて置き・・・」
琴葉姫「この子と一緒に作っても全然OKですよ!ですよね?」
琴無月「もちろん!」
トーチ「可愛い女の子と一緒で嬉しいです」
リンリィ「デルタさんとのやり取りも萌えるしねーw」
ゆめひめ「確かにwww」
たけジアン「そういえばお前、名前なんて言うんだ?」
たけジアンの質問に、女の子は笑顔で元気に答える。
ココミ「ココミ!よろしくね、お兄ちゃん達、お姉ちゃん達!あ、この子は私のチコリータ!」
チコリータ『よろしく!』
デルタ「ココミとチコリータか。よろしく」
ココミ&チコリータ「『うん!』」
ココミとチコリータを迎え、お菓子教室が始まった・・・。
アシュガ『ポフィンは始めはゆっくりゆっくりよぉ〜。段々と固まってきたら、勢い良くかき混ぜてぇ〜』
マーク(♀)「こ、こうですかね・・・」
ゆめひめ「いい感じいい感じ!」
カイア『ランディ!そんなに急いでかき混ぜちゃ危ないわよ!』
ランディ『平気平気〜!・・・うわっ!あつい!』
カイア『ほら!言わんこっちゃない!火傷してない!?』
ランディ『うう〜、熱いけど平気!なんともないよ!』
アシュガ『気を付けてくださいねぇ〜。溢れて液が掛かったら危ないから私達に言うのよぉ〜』
マーク(♀)「か、固まてきました・・・!お、重いです・・・!;」
ゆめひめ「でもいい匂いしてきた〜!」
ロラン「ジェローム!もうちょっと早く!」
ジェローム「わ、分かっている!」
ルキナ「こっちもいい感じでいい匂いがしていますよ〜」
トーチ「木の実を入れて・・・これでいいかな?」
ロクサス「完成が楽しみだな〜!」
アクセル「菓子で舞い上がるなんて、やっぱ子供だな」
ゼクシオン「その子供と毎日アイス食べてるのはどこの誰ですか?」
サリナ『・・・おいしそう・・・』←姿は隠している
ヴィクセン「う、上手く切れん・・・;」
シグバール「年寄りは無理すんな」
リンリィ「おりゃりゃりゃりゃー!」
マールーシャ「リンリィさん!そんな風に包丁を扱ったら危ないぞ!」
チラーミィ『そうだよ〜!怪我したら大変〜!』
リンリィ「うー・・・分かった分かった」
ナミネ「ルージュ、次はこの木の実ね」
ルージュクーレ『承知いたしましたでゴザイマス!』
おにちく。「こうやってオボンの実を刻んで、ホットケーキミックスに混ぜるのよ」
※ホットケーキミックスを使ってるのは作者の都合です()
琴無月「腕が疲れてきた・・・;」
ホルン「ほら、頑張って!」←ボウルを抑えている
赤司「琴無月、代わろうか?」
琴無月「へ、平気・・・!頑張る!」
トラン「次は・・・これをカップに入れるんだよね?」
切歌「そして後はオーブンに入れて焼いて、ホイップクリームや木の実を盛り付けるだけデス!」
調「完成を想像しただけでお腹がすいて来ちゃった・・・」
クリス「ちょっと舐めちゃダメか?」
翼(シンフォギア)「雪音。気持ちは分かるが行儀が悪いぞ。それに多分美味くないぞ」
クリス「うぅ・・・」
琴葉姫「うわっ、外に垂れた;」
デルタ「へぇ、パティシエールを目指してるのか」
ココミ「うん!色んな人やポケモンに私のお菓子を食べてもらっておいしいって言ってもらいたいの!」
デルタ「そうか。叶うといいな」
ココミ「うん!」
ラムパルド『おい!早すぎて溢れてるぞ!もうちょっと落ち着け!』
チコリータ『ラムパルドお兄ちゃん、わかった!』←“つるのムチ”でベラをつかんで混ぜている。
ジバコイル『完全にお兄ちゃんと化してますね』←ボールで待機
ミミロップ『面倒見がいいとは、意外な一面だな』←上に同じく
こうして、お菓子教室は賑わっていた・・・。
マーク(♀)&ランディ「『できたー!』」
どうやら、お菓子が完成したようだ。
切歌「いい匂いデース!」
調「うん、見た目もいい感じ」
デルタ「なかなかいいじゃないか」
ココミ「デルタお兄ちゃんのも美味しそうだよ!」
チコリータ『ラムパルドお兄ちゃん!私の作ったお菓子食べてね!』
ラムパルド『チッ、しゃあねえな』
皆出来たお菓子を見せ合っている。ポロックもポフィンもポフレもなかなか美味しそうだ。
- Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.508 )
- 日時: 2015/02/27 17:33
- 名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
「ふん、その程度の菓子、なんの味気もない」
全「!?」
どこからか馬鹿にしたような声がした。
声のした方を見ると、小太りでショッキングピンクのスーツを着た七三でちょび髭の男がニャオニクス(♂)を撫でていた。
デルタ「・・・なんだお前」
デルタが男を睨む。
おにちく。『なに?何かようなわけ?というかアンタ誰?』
男「ふん、貴様は従業員だろう。客であるこの俺に指図するとはいい度胸じゃないか」
アシュガ『まぁまぁ〜。貴方が誰さんか分からないんですからぁ〜。お名前を伺ってもよろしいですかぁ〜?』
デルタと同じく男を睨みつけているおにちく。。おにちく。を宥めつつ男の名前を伺うアシュガ。
グスタフ「この俺を知らないとはな・・・、まぁいいだろう。俺は大手株式会社フォスター製菓の社長、グスタフだ。今日は珍しい木の実がここにあると聞いて来た。しかしここで行われているのは馴れ合いばかりの幼稚なおままごとの料理教室だ・・・。そんな菓子は幼児の作る泥団子同然だな」
デルタ「ンだと・・・!」
ココミ「デルタお兄ちゃん・・・!」
グスタフ「ん〜?何だい君は?言っておくが俺を殴ったりしたら君の人生はお先真っ暗であるということを知っておくがいい」
ラムパルド『なんだテメェ!ブッ潰されてぇか!?』
チコリータ『ラムパルドお兄ちゃん、だめ・・・!』
グスタフの言葉に怒り心頭なデルタとラムパルドを落ち着かせるココミとチコリータ。しかし、怒っているのは当然二人だけでなく、琴葉姫達もグスタフを冷たい目で睨んでいる。
グスタフ「はっ、そんなことより、イバンの実はどこにあるんだ?」
トラン「えっ、イバンの実・・・?」
グスタフの言葉に、驚く一部の参加者。
おにちく。『・・・なんでアンタにそんなこと言わなきゃなんないの』
グスタフ「イバンの実は表面こそ硬い皮に包まれているが、中身は甘く柔らかいクリームのような幻の木の実。それを買うためにここに来たというものだよ?早く渡したまえ。勿論それ相応の報酬は払うぞ?」
おにちく。『断るわ。あれは売り物じゃないし、大体アンタみたいな奴に渡すわけないでしょ』
グスタフ「ほう?俺に楯突くのか?」
おにちく。『権力振りかざして好き放題してる奴に屈すると思ったら大間違いよ。さっさと出ていって。目障りよ』
グスタフ「なんだと・・・」
アシュガ『はぁ〜い、ストップでぇ〜すぅ』
一触即発の空気の中、絶対に入りたくないであろう会話の中にアシュガがのんびりとした口調で割ってい入った。
アシュガ『チッキーちゃんは落ち着いてぇ〜。皆さん困ってますよぉ〜』
おにちく。『アシュガ・・・』
アシュガ『グスタフさん・・・でしたよねぇ〜?ここはお菓子作りを教える教室ですのでぇ〜、皆さんのお菓子の評価はご遠慮下さいぃ〜。もしよろしければグスタフさんもお菓子をお作りになられますかぁ〜?』
のんびりとした口調を崩さず、笑顔でおにちく。とグスタフに話しかけるアシュガ。
グスタフ「・・・ふん、俺はイバンの実や珍しい木の実が欲しいんだ。そこらへんにある普通の木の実や手が汚れる菓子作り等興味ない。そういうのは社員の仕事だ」
アシュガ『でもぉ〜、そういうのを経験して社員さんの苦労を知ろうって思いませんかぁ〜?社員さんの好感度もアップですよぉ〜』
グスタフの言葉にも怒らずなお気にかける。グスタフは少し考えた後・・・。
グスタフ「・・・いいだろう。そこまで言うなら、大手製菓会社の社長である俺の実力を見せてやる」
アシュガ『ありがとうございますぅ〜♪』
そう言ったグスタフに、アシュガはさらに笑顔を浮かべた。
グスタフ「だが、まずはイバンの実を見せて欲しい。作るのはそれからだ」
アシュガ『えぇ〜。困りましたねぇ〜。どうしましょうぅ〜?琴葉姫ちゃぁん、チッキーちゃぁん』
困ったような笑顔で琴葉姫とおにちく。に話を振る。
琴葉姫「・・・イバンの実を見せるだけなら問題ない。案内しろチッキー」
おにちく。「・・・琴ちゃんがそう言うなら・・・」
グスタフ「決まりだな」
何故か勝ち誇ったような笑顔のグスタフ。
おにちく。の案内に付いていくグスタフや他の参加者。琴葉姫達もおにちく。に付いていく。
デルタ「俺達も行くぞ、ココミ」
ココミに声をかけるデルタだが・・・。
ココミ「ごめんねデルタお兄ちゃん、トイレ行ってきてもいい?」
デルタ「トイレか?・・・すぐ戻ってこいよ」
ココミ「うん、行ってくるね!」
チコリータ『心配だからわたしも付いていく!ラムパルドお兄ちゃん、ちょっと待っててね』
ラムパルド『チッ、仕方ねぇな』
ココミとチコリータはそう言い残し、建物から出た。
デルタ「・・・じゃあ行くぞ、ラムパルド」
ラムパルド『嗚呼』
デルタとラムパルドも付いていく。
ニャオニクス(♂)「・・・ニャア」
ニャオニクス(♂)がキッチンに残っていたとも知らず・・・。
- Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.509 )
- 日時: 2015/02/27 17:36
- 名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
おにちく。が案内し連れてきたのは木の実が沢山置いてある倉庫のようなところだった。
リンリィ「おお〜・・・いっぱい木の実があるね〜」
チラーミィ『すごいすご〜い!』
おにちく。『・・・これよ。これがイバンの実』
おにちく。はガラスのケースに入った複数のイバンの実を腕で指した。
それを見るなりグスタフが荒ぶる。
グスタフ「これがイバンの実・・・!素晴らしい!赤く脈打つような模様・・・!これぞ俺の探し求めていた・・・」
アシュガ『ストップゥ〜、ですぅ〜』
イバンの実に触ろうとしたグスタフを、アシュガが手首を掴み静止する。
グスタフ「な、何をする!?」
アシュガ『見せるだけ、と言いましたよねぇ〜?持っていくことはもちろん、触ることも許していませんよぉ〜?』
グスタフ「・・・チッ!」
アシュガのその言葉に盛大な舌打ちをする。
デルタ「(?やけに素直だな。何か裏がありそうだが・・・)」
おにちく。『・・・これでいいでしょう?そろそろ出来上がったお菓子を食べましょう』
マーク(♀)「あ、そうです!」
ランディ『早くお菓子食べたーい!』
ヤヤコマ『わたしもッピ!』
アシュガ『では戻りましょうかぁ〜。出来立てのお菓子が待ってますよぉ〜』
全「わーい!」
参加者は喜んだ声を上げながら、キッチンへ戻っていった・・・。
ココミ「もぉ、トイレが中々見つからなかった〜!;」
チコリータ『皆もうお菓子食べてるかなぁ;』
ようやくトイレを済ませ、急いでお菓子教室の建物へ走っているココミとチコリータ。
建物に付き、ドアを開けた・・・。
ココミ&チコリータ「『・・・えっ?』」
ココミとチコリータは驚いた。
何故なら、
作ったお菓子と余った木の実がどこかに消えていたから。
ココミ「あ、あれ・・・?お菓子がない・・・木の実まで・・・」
チコリータ『どうして・・・?』
しかも、最悪なことに・・・。
参加者1「あれ!?お菓子がなくなってる!」
参加者2「木の実までない!」
ココミ&チコリータ「『!?』」
今までイバンの実を見に行っていた参加者達が戻ってきた・・・!
デルタ「!ココミ!チコリータも、戻ってたのか!?」
ココミ「で、デルタお兄ちゃん・・・!お菓子と木の実が・・・!」
グスタフ「・・・成る程、お前が菓子と木の実を盗んだのか?」
ココミ「ええっ!?」
なんと、グスタフが無実のココミを、お菓子と木の実を盗んだとあられもない疑いをかけた!
ココミ「ち、ちがうよ!私じゃないよ!」
グスタフ「ふん、この状況でどう言い逃れるつもりだ?」
ココミが無実を主張するも、グスタフはその主張を薄汚い笑みで突っぱねる。
しかも、それに便乗するように他の参加者も・・・。
参加者3「お前が俺の作ったお菓子を取ったのか!?」
参加者4「まさか、もう食べたなんてことはないよな!?」
参加者5「私の作ったお菓子返してよ!このガキ!」
ココミを犯人に仕立て上げるように罵声を浴びせる。
当然、幼いココミは・・・。
ココミ「ふっ、ふええ・・・ひっく・・・!」
チコリータ『こ、ココミちゃん!』
泣いてしまった。それでもなお、ココミを罵倒する声が聞こえる。
グスタフ「はっ、自分のしたことを勝手に嘆いて、自分勝手な・・・」
デルタ「黙れてめぇら!!!!!」
全員「っ!?」
雑音とも言える罵声の嵐を静めたのは、やはりと言えばそうなのか、デルタだった。
琴葉姫「デルタ、さん・・・?」
ココミとチコリータの元へ駆け寄るデルタとラムパルド。そしてココミに罵声を浴びせていた参加者達を睨みつける。
デルタ「お前ら本気で言ってんのか!?こんな小さな子が、あれだけの菓子を短時間でどこかに持っていくか、もしくは食べれるとでも思ってんのか!?」
ラムパルド『テメェら・・・よっぽどぶっ飛ばされてぇみてぇだなァ!?』
参加者達「っ・・・!」
デルタとラムパルドの殺気に、思わず黙り込んでしまう参加者達。
グスタフ「っ、し、しかし、我々が帰ってきたときには菓子は無くなっていた。そして、そこにその小娘がいた。これ以上考えても答えはひとつだと思うが?」
デルタ「ココミはそんなことしない!証拠だってないだろ!」
ココミ「で、デルタお兄ちゃん・・・!」
必死にデルタにしがみつくココミ。
琴無月「デルタさんの言う通りです!ココミちゃんみたいな小さな子が、短い時間でそんなこと出来ると思えません!」
ティーナ『そんなことも分からないなんて、よっぽど鳥頭なんですね、貴方達は(黒笑)』
ロラン「確かに、ココミちゃんがそんなこと出来る可能性は全くありません」
翼(シンフォギア)「証拠もないのにそのような言いがかりは見過ごすわけにはいかない!」
ゲストの人達や嫁達も、デルタの言葉に同意するようにココミを庇う。
ココミ「お兄ちゃん達、お姉ちゃん達・・・」
グスタフ「ほう・・・ならば証明してもらおうか」
デルタ「何・・・?」
グスタフ「その小娘が何もやっていないという証拠を、見つけてみせろ」
デルタ「上等だ!ココミが無実だったらデコ地面に擦りつけて土下座してもらうからな!」
グスタフ「いいだろう。無実だったら、の話だがな」
デルタ「言ったな・・・!」
デルタの目の色が変わる。
ホルン「デルタさん、私達も手伝います!」
トーチ「ココミちゃんの無実を証明しましょう!」
デルタ「お前ら・・・ありがとう!」
ラムパルド『ハッ、そうでなくっちゃなァ!』
嫁やゲストの人達も、協力してくれるようだ・・・!
クリス「そうと決まりゃ、外に出て探すぞ!」
ロクサス「おう!」
一同はお菓子と木の実を探すため、建物の外へ出た・・・。
おにちく。『・・・頑張って』
アシュガ『・・・』
- Re: 嫁観察日記〜今日も嫁と婿は元気です〜 ( No.510 )
- 日時: 2015/02/27 17:40
- 名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: nRjTVwL1)
ゆめひめ「とは言ったものの・・・」
アクセル「手掛かり一切ないんだよな・・・」
テールナー『どうしよう・・・?』
張り切って外に出たのはよかったが、証拠らしきものどころか、探すための手掛かりが一切無いこの状況に一同は立ち止まっていた。
そこに、デルタが助け舟を出す。
デルタ「空を飛べるポケモンは上から怪しいものを探して、嗅覚が鋭いポケモンは臭いで探せばいいんじゃないか?」
琴無月「なるほど!」
トラン「そういうことなら・・・アラク!」
アラク『はいは〜い、話はボールの中で聞いてたよお〜』
マーク(♀)「ヤヤコマちゃんも、お願いします!」
ヤヤコマ『了解ッピ!』
トーチ「ボーマンダも、頼むよ!」
ボーマンダ『任しとけ!』
琴葉姫「ディートリヒも頼むぞ!」
ディートリヒ『はいです』
デルタ「ジバコイル!お前も行け!」
ジバコイル『分かりました!』
空を飛べるポケモンを繰り出し、手掛かりを探しに飛んでいくポケモン達。
ロクサス「嗅覚が鋭いポケモン・・・ユイ、出てきて!」
ユイ『うん!』
琴葉姫「浅葱、お前もだ!」
浅葱『承知致しました』
ホルン「リント、出番よ!」
リント『事情はお聞きしましたわ!』
ロクサスもイーブイのユイを出し、琴葉姫もグレイシアの浅葱、ホルンもニンフィアのリントを出した。
ロクサス「ユイ、ボールの中で話は聞いてたと思うけど、ココミの無実を証明したいんだ!お菓子や木の実の臭い、辿れる?」
琴葉姫「浅葱、お前も出来るか?」
ホルン「リントもお願い!」
ユイ『頑張ってみる!』
浅葱『お役に立てるように頑張ります』
リント『わたくしもココミさんの為に一肌脱ぎますわ!』
翼(シンフォギア)「私も手助けするぞ!ミカド!」
ミカド『・・・仕方ないな』
翼(シンフォギア)も波導を察知することが出来るルカリオのミカドをボールから出した。
デルタ「よし、行くぞ!」
全「おおー!」
デルタ達はお菓子と木の実を探し始めた・・・。
ヤヤコマ『怪しいもの・・・怪しいもの・・・』
ボーマンダ『どこにあるんだろうな?』
アラク『怪しいモノっていうか、お菓子とか木の実だよねえ?』
ジバコイル『うーん・・・』
空から怪しいものやお菓子と木の実を探すポケモン達。
ディートリヒ『・・・あれ?』
すると、ディートリヒが何か見つけたようだ。
ジバコイル『どうしました?』
ディートリヒ『あれ、なんです?』
ポケモン達が見つけたのは・・・。
その頃、デルタ達は・・・。
ミカド『・・・駄目だ。菓子を売ってる屋台が多すぎて絞り込めん』
浅葱『私達もです。甘い臭いが充満してて主様達が作ったお菓子を特定出来ません・・・』
ユイ『ごめんね皆・・・』
リント『自分の無力が歯痒いですわ・・・』
周りのお菓子を売っている屋台のせいで、作ったお菓子や木の実を見つけられなかったようだ。
浅葱とユイとリントが落ち込んだように顔を俯かせる。
ロクサス「ううん、気にしないで。ユイ達は頑張ったよ」
琴葉姫「ロクサスの言うとおりだ。この状況じゃ仕方がない」
ホルン「ええ、ありがとう」
翼(シンフォギア)「ミカドも、ありがとう。流石にお前には厳しい条件だったな」
4人も自身のポケモン達に労いの言葉をかけ、ココミとチコリータも4人に礼を言う。
ココミ「みんな、私のためにありがとう!」
チコリータ『お兄ちゃん達、お姉ちゃん達、ありがとう!』
ユイ『!えへへっ、どういたしまして!』
浅葱『恐縮です』
リント『わたくしは何もしていませんのに・・・ありがとうございます』
ミカド『・・・ふん』
デルタ「だがこうなると、ジバコイル達に賭けるしかないな・・・」
デルタがそう呟く。噂をすれば・・・。
ディートリヒ『マスター!』
琴葉姫「!ディートリヒ、皆!」
マールーシャ「何か見つけたのか?」
空から探していたディートリヒ達が帰ってきた。
アラク『えっとねえ、向こうの一杯木がある森みたいなところにぃ、トラックが止まってたんだあ』
ヤヤコマ『怪しい人達もいっぱいいたッピ!』
カイア『トラックと怪しい人?』
琴葉姫「向こうは・・・確か森林エリアだったはずだ。人気が少ない上に木々が多くてあまりバトルに向かない場所だが・・・トラック?」
デルタ「・・・怪しいな。行くぞ!琴葉姫、案内しろ!」
琴葉姫「分かりました!永琳!」
永琳『了解しました』
琴葉姫はボールからサーナイトの永琳を出す。
琴葉姫「話は聞いていたな?森林エリアに“テレポート”」
永琳『はっ』
琴葉姫の指示で、“テレポート”を使い森林エリアへ向かった・・・。
“テレポート”で目的地の森林エリアへ辿り着いた。
デルタ「ここか・・・」
トーチ「って、これは・・・!」
一同は目を見開いた。
沢山の木が、無造作に折れ倒されていた・・・!倒れている木々は明らかに人工的に倒されているのは明らかだった・・・。
ナミネ「一体誰が・・・!」
ルージュクーレ&ミカド『・・・』
上の二人が、神妙な顔持ちである方向を向いている。
ルージュクーレ『お嬢様、お気を付けてくださいでゴザイマス』
ナミネ「え?」
ミカド『・・・向こうに誰かいる』
ルージュクーレ&ミカド以外「えええっ!?」
ミカドの言葉に、事情を知っていたであろうルージュクーレ以外が驚く。
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