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Dear you don't believe
日時: 2017/10/22 18:14
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。

Re: Dear you don't believe ( No.160 )
日時: 2017/11/19 21:56
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

戦「6年ってすげぇな。紗音ちゃんはついにそんな」
夏「紗音に嘉音!!なんですかその服…って嘉音!?ドレス!?」
戦「え?」
楼「嘉音君って髪長いのね」
嘉「隠していてごめんなさいね。」
待て。なんか、森で会った子に似てる気が…
黒は嘉音を観察する。
視線に気づいた嘉音は黒をみる
絶望しているかのように冷めた瞳
嘉「…何処かで会った?懐かしく思うのだけれど」
黒は嘉音の左の前髪を掴み上げる
似ている。…もしかして
黒「お前とは森で会った。覚えてないのか」
嘉「ちょっと待って」
そう言って嘉音は髪を結びだす。
ツインテールにしてから、ニヤリと笑う
嘉「…これでもないですね。ちょっと待ってくださいね」
ニコリと笑い、また髪型を変える
嘉「…あぁ!久しぶり!話は聞いているよ!森で求婚したんだってね。」
黒「何故第三者目線?」
嘉「君が知っている僕じゃないからさ!残念だけど、僕は君との恋を嘉音に譲れないんだよ。応援してあげたいけどね」
黒「は?嘉音はお前であってお前じゃない?譲れない?」
嘉「簡単に言うなら、僕は一つの生として生きたい。紗音とね。だけど他の住人が夏妃が良いだの真里亞が良いだのうるさくてね」

Re: Dear you don't believe ( No.161 )
日時: 2017/11/20 20:15
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

黒は思考を巡らす。
霧江でさえも頭に?が浮かぶ
黒「……つまり……嘉音は多重人格者で、お前はその人格の一人。」
嘉「おぉ!君は頭がキレるね!」
黒「で。お前は紗音に恋をしている。しかし他の人格は夏妃さんや真里亞が好き。恋は一人しか成就できない。つまり、簡単に言うなら」
紗、黒、朱、真、嘉『内部分裂』
真「きひひ、嘉音は誰かを一人受け止めなければならない。でも、決めれなくてみんなを受け止めた」
紗「つまり自我が崩壊するのも時間の問題です」
朱「その自我を壊している人格者から誰を選ぶのかな」
紗「嘉音君にとってそれは…残酷すぎる」
嘉「そうだね。でも、僕ら人格は何れも好きな人がいる。その好き人が嘉音本人にアタックすれば…」
朱「つまりは母さんが嘉音君を実の息子の様に可愛がれば…母さんを好きな人格が嘉音君になれる…」
黒「なるほどな。なら、俺の勝ちだ。」
嘉「…そうか、なるほどね。」
戦「それってつまり…黒お前…嘉音君が好きなのか!?昔森で会った子と…」
黒「その森で会ったのが嘉音。」
夏「ちょっと待ってください!!嘉音は三年前よりもずっと前にここに!?」
黒「そうなります」

Re: Dear you don't believe ( No.162 )
日時: 2017/11/24 10:16
名前: ゼパル (ID: hJ61Eh3M)  

夏「確か森に隠し屋敷があると聞いた事があります…まさか」
黒「そう。その屋敷に居た可能性がある…つまり」
金蔵の隠し子。


大人たちは書斎の扉を叩き、叫ぶ。
真実をしりたいから、あんなにも必死なのだろう。
戦人は外を見る。暴風雨が窓を叩く
ふと、気づくと誰かが見上げていた。
嘉音君…?でもついさっきまで、客間にいたはず…。
戦人は確かめる為に、屋敷を出た。
嘉音君と思われる人が立っていたとこに行く。
しかし、いない。辺りを見渡すと、薔薇庭園に佇む何かがいた。
戦「誰なんだ!?」
戦人が近づき、その人の肩を掴み、自分の方へ向かせる。
嘉音君。そう言いかけたが、嘉音ではないことに気づく。
目が、血の様に赤い。
ア「僕はアカノン。嘉音の兄だよ。」
戦「なんでここに…」
ア「君に、これを渡したくてね。」
アカノンは手紙を渡す。
戦人はそれを読む。
〔誰を助けるの?〕
ア「君は魔女を信じるの?」
戦「信じてない!」
ア「じゃあ何でベアトを守るの?」
君は魔女を否定するためにいるんでしょ?
守る必要なんて、どこにもないよ?

Re: Dear you don't believe ( No.163 )
日時: 2017/11/24 10:32
名前: ゼパル (ID: hJ61Eh3M)  

戦人は屋敷に戻る、すると笑い声が聞こえた。
戦人は面白いテレビでもかかっているのかと客間に入る。
朱「あ、戦人。」
そこには、朱志香と嘉音、紗音、真里亞がいた。
戦「なにしてんだ?」
真「魔女の話だよ、きひひひ」
紗「面白いですよ、こっちにきて話ましょう」
嘉「笑わない人なんていないってくらい面白いですよ」
頭がぼーっとする。
そういえば、ほかのみんなは?


助けなければならない。戦人さんを。
ベアトは走る。
このままでは間に合わなくなる。
ベアトが蝶になろうとしたその時、背中に激痛が走る
ベア「ッぐ!!」
黒「お前、ここで死にな。」
ベア「私は…死にません!!戦人さんを守るんです!!」
黒「大人しく、朱志香の心の中に帰れ。」
黒い剣が心臓を貫く。
痛い。でも、諦めたくない。
私は戦人さんを助けたい。
あいつを…信じないで…

Re: Dear you don't believe ( No.164 )
日時: 2017/11/24 10:53
名前: ゼパル (ID: hJ61Eh3M)  

戦「どういう冗談だよ…笑えねぇよ…」
血の海…書斎が…血でいっぱい…
四人の笑いが響く。
真「怖がらなくて良いよ!もうすぐ、黄金郷への扉が開くから!」
朱「今、死は恐れるものじゃないんだぜ!笑えよ、あっはははははは!!」
止めてくれ…止めてくれ…!!!
__誰を助けるの?
俺が助けるべき、人?
黒「兄貴!!!」
…え?


目の前に血が飛び散る。
“君”が倒れて行く…。
戦「黒…?嘘だろ…?なんで…ッ!!」
嘉「あは、ハハハ…やっと、完全な“嘉音”になれたよ…紗音さん」
紗「おめでとう嘉哉君。憎むべき相手をやっと殺せたんだね。」
朱「…ごめん、戦人…私、もう…限界…」
戦「朱志…香?」
朱「私…戦人の事…昔から…」
__大好きだったよ__
体が引きちぎれる痛みをまだ覚えている。
かなりやは変わった。
勇気や希望を持っていたのに、籠からでれないと知り
それらを捨て、自分を不幸の塊と呼んだから。


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