BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Dear you don't believe
- 日時: 2017/10/22 18:14
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。
- Re: Dear you don't believe ( No.50 )
- 日時: 2017/11/04 18:58
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
嘉「そう言えば、何故縁寿様はここに?」
今更すぎる質問に縁寿はため息を漏らす。
縁「今、赤と青で戦っているのよね」
嘉音は心底驚いた顔した。
嘉「戦人様を、選ばなかったのですか!?」
縁「…えぇ、ベルンカステルの駒だし、なんて…選ぼうと思えば選べたの。いいえ、選べと言われたわ。でも、私はこっちを選んだのよ」
嘉「何故…?」
縁「戦人お兄ちゃんはおかしいわ」
敵であるベアトリーチェを何故守るの?
何故、愛すと誓うの?
何故…守ると…
縁「なんでお兄ちゃんは守るとあいつに言ったの!?敵なのよ!?否定しなきゃいけないのよ!?おかしいわ…!!殺すとか許さないとか言ってたのに!!!!」
黒「あいつは、無能だからな」
縁「え?戦人お兄ちゃん?」
黒「いや違う。弟……コピーの様な者だ。」
- Re: Dear you don't believe ( No.51 )
- 日時: 2017/11/04 21:54
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
黒「嘉音、紅茶あるか?」
嘉「ありますけど、冷えてますよ。もう一度作りなおしますね」
黒「あぁ、ありがとな」
縁「ねぇ…あなたは、悪魔か何かなの?」
黒は寂しげな表情を浮かべる
縁寿は何か言ってはならない事を言ったのだろうかと、気まずくなり、紅茶を飲み気を紛らわす。
黒「“お兄ちゃん”って呼んでも…良いんだぜ?」
本人はチャラけたつもりなのだろうが、照れているのがすぐにわかる。
真「うー!黒お兄ちゃん!」
真里亞は黒に抱きつく。
黒は抱きつくなと言ったが実は嬉しくて、つい真里亞の背中に腕をまわしていた
嘉音と縁寿は顔を合わせ、くすりと笑う。
嘉「紅茶いれましたよ、黒お兄ちゃん様?」
黒「嘉音にはにーにーと呼んでほしいな」
嘉音は頬を赤く染めながら、紅茶を黒に渡し
嘉「どうぞ…にーにー//」
- Re: Dear you don't believe ( No.52 )
- 日時: 2017/11/04 23:06
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
縁「黒お兄ちゃん、私達はこれから何をするの?」
黒「簡単に言えば、殺し合いだな」
わからない。普通なら、推理をするんじゃ…
完全に、ファンタジーになってる
縁寿は考え込む。
ヱ「あら、縁寿さんに黒さん」
ヱリカが資料を抱えながら、歩いてきた
黒「その資料は?」
ヱ「戦人さんたちの味方を調べていたんです」
そう言いヱリカは、一枚資料をとって黒の目の前に突きつける
〔右代宮楼座 自分の子を虐待している。
人間だが非常に強い。あの556を簡単に殺せるくらいだ〕
黒「な、なるほど」
縁「そうだ、嘉音を見なかった?話したい事があるの。」
ヱ「さぁ…?伝えておきましょうか?」
縁「良いわ。別に大したことじゃないから。」
ヱ「…そうですか」
「言わないんだね。君も僕も臆病者」
「違うよ。もう僕は変わったんだよ」
忘れないでね、あの言葉。
不気味なその笑みは、君の心そのものを映し出したにすぎない。
- Re: Dear you don't believe ( No.53 )
- 日時: 2017/11/05 08:38
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
戦「ベアト、大丈夫か?」
微かに震える肩を、そっと抱きしめる
ベア「明日から、推理でもなんでもない戦争が始まってしまうのが、怖いのです」
戦「安心しろ、みんながついてる。例え相手が、強力で俺達が貧弱でも…仲間と協力すりゃ勝てるぜ!」
ベアトは微笑む。
強力と協力、か。なかなか上手いことを言う。
お師匠様やロノウェ、それに戦人や朱志香達がついている。
きっと、大丈夫だ。
戦「薔薇庭園が、赤と青になってる」
薔薇は赤だけだったが、半分青色に染まっていた。
ベア「私たちは青き真実。相手は赤き真実。でも、よくみてください。黄金に輝く薔薇と、黒く周りを凍てつかせる薔薇が生えています」
戦人は目を凝らし探す。
確かにあった。青色の薔薇の中に黄金色の薔薇。
赤色の中に黒色の薔薇。
ラ「怖じ気ついてこないかと思ってたー!まぁいいわ、私とベルンの優秀な駒を見せてあげる☆」
ワ「相手の様子を見たほうが良いでしょう。ここはまず、山羊の皆さんに戦ってもらいましょう」
ワルギリアは山羊を数体召喚する。
戦人は山羊に体を食いちぎられた時を思いだし、体が少し震える。
しかし、今は味方だ。
おびえる事はない。ベアトを守る事を最優先しよう
- Re: Dear you don't believe ( No.54 )
- 日時: 2017/11/05 09:00
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
黄金の蝶の中から、一人の少女が現れる。
戦人達はただ驚きを隠せなかった。
さっきまで、仲間だった。
帰ってきてと泣いていた。
縁寿がそこにいた。
戦「な、なんで…縁寿…」
縁「気安く名前を呼ばないで。私は今、貴方の敵なの。」
すると、煉獄の七姉妹も前に出てきた
マ「なぜ!?縁寿様!!答えてください!!」
縁寿は俯く。
マモンは信じていた。きっと、縁寿はラムダ達に脅されていると。
しかし、縁寿から放たれた言葉はあまりにも冷たく酷い一言だった。
縁「黙れ文鎮が、あんた達に言うことなんてないわ。」
マモンはその場に座り込む。
明るい日々が、消えていく。
二度、裏切られた。
七姉妹全員、ただ悲しむことしかできなかった。
ラムダはにやりと笑う。
ベルンの駒は期待できると。
縁「何?こないの?なら、先手はもらうわ!」
ワルギリアは山羊達に、命令を下す。
山羊達は一斉に動き出す。
しかし、縁寿はとても強く、ものの数分で山羊を片づけた。
ワ「七姉妹の皆さん、頼みますよ」
七「はい…!」
イヤだと泣いている時間などない。
七姉妹は赤ではなく、青い刃を出す。
縁「さぁさおいでなさい、ソロモンの悪魔達。」
アス「っへ?」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43