BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- Dear you don't believe
- 日時: 2017/10/22 18:14
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。
- Re: Dear you don't believe ( No.85 )
- 日時: 2017/11/08 18:21
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
戦「どうしたんだ!!」
朱「あ、あ…」
夏「戦人君だめ!!」
食堂の中から、譲治の泣き声が聞こえる。
戦人は気になり、夏妃を押し退け中に入る
そこには、熊沢、南條、絵羽、秀吉、楼座、郷田の死体があった
どれも腹を裂かれたうえに、内臓を取り出され、お菓子が詰められていた。
戦「なんだよ…これ…!?」
真「ハッピーハロウィン…だって。きひひひひ」
不気味な笑い声が響く。ほとんどの人が真里亞を軽蔑する様な目で見てしまう。
黒「真里亞、なんで笑ってんだ」
真「悪いママがいなくなったもん」
黒「真里亞は楼座伯母さんが…嫌いなのか」
真「叩くんだよ?真里亞が何をしたの?真里亞悪くない…真里亞…悪くない…そうでしょ…?黒お兄ちゃん…」
真里亞は黒の手を掴む。
真里亞の目から涙がこぼれる
不気味な笑いは強がっていたのかもしれない。
真「嘉音、紗音、黒お兄ちゃん…一緒に居て…真里亞達はずっと幸せになるの…何の柵も無い黄金郷に、みんなで行くの」
嘉「黄金郷…」
- Re: Dear you don't believe ( No.86 )
- 日時: 2017/11/09 19:21
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
縁「黄金郷なんて、本当にあるの?」
真「縁寿、あるよ。」
縁「真里亞お姉ちゃん…」
真「真里亞はそこに行って幸せになるの!」
真「嘉音、真里亞に魔法を見せて!」
嘉音は困惑する。
急に見せてと言われても、何も準備していない…
そういえば…昨日、真里亞様からお菓子を貰ったっけ。あれを使おう。
嘉音は鼻を押さえながら、食堂に入り、コップを取ってくる
みんなは何をするのか気になり、嘉音を見る。
嘉「このコップ、何も入っていないでしょう?」
真「うん。何もない。」
嘉「昨日のパンプキンマシュマロは覚えていますか?」
真「うん!でも食べちゃったよ…」
嘉「目を閉じて…思い出してみてください」
真里亞は目を閉じ、思い出す。
嘉「もう目を開けて良いですよ」
真里亞は目を開ける。
そこには昨日のパンプキンマシュマロがコップに入っていた。
真「すごい!嘉音はやっぱり魔法が使えるんだね!!」
嘉「はい。これってつまり…」
【それを、魔法と言いますかぁ?】
え?
【私が貴方に、あいつに…教えてやりますよ。】
頭が痛い。頭に何かが侵入する。
勝手に体が動く…
嘉「ンナワケねぇだらァァァァアァァァ!!!!」
- Re: Dear you don't believe ( No.87 )
- 日時: 2017/11/09 19:54
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
みんながビクリと肩を震わせる
嘉「こんなの!!三流手品じゃないですかァァァアァァァァ!!!今時騙される奴いんのかよォォォォオォォォォ!!!?」
嘉音は下品に大声で真里亞をバカにする様に笑う。
真「な、なんで…?嘉音…?どうして…ッ!?」
戦「か、嘉音君、それはいくらなんでも酷いぜ…?」
嘉「ところで…ばぁぁぁぁとらすぁぁぁぁぁん!!解けましたかぁぁぁぁぁ!!!!?」
嘉音は戦人に詰め寄る
戦「と、解けたって…?」
嘉「寝ぼけてんじゃ…ッう!?う…うぁぁぁあぁぁぁ!!!出て行って!!僕の体から出て行ってぇぇぇえぇぇ!!!」
お前は僕じゃないんだ!!
僕はお前の体じゃない!!!
- Re: Dear you don't believe ( No.88 )
- 日時: 2017/11/09 20:13
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
気づけばみんないなくなってた
姉さんが外を眺めていた。
みんながいなくなったんじゃない。
姉さんがいる。
良かった一人じゃない。
姉さんが振り向いて、笑いかけてくる。
笑い返すと、抱きしめられる。
紗「紗代ちゃん達は、ずっと一緒だよね?」
嘉音は頷く。
そして、血で汚れたぬいぐるみを拾い抱きしめる。
嘉「この子も一緒」
紗「そうだね」
【貴方は、私を認めてくれましたヨネ?なら、これから先、お世話になりマス。】
苦しい世界はまだ始まっていない。
これから始まる。
貴方への拷問は真実。
貴方への優しさは幻想。
一人の笑顔は消え去り、一人の醜い心が露わになり
一人の自我が失われ、一人の存在が霞んで行く。
彼は彼女の本当の姿を知らない。
一人の中の住人は彼を見下し冷笑する。
彼女の中の住人は彼を見下し嘲笑する。
- Re: Dear you don't believe ( No.89 )
- 日時: 2017/11/09 20:41
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
第三話 Story of two peopIe of the cruel witch.
正直、嫌いなの。
そうそうあいつ。いっつもしつこく言い寄って来るし。
ちょーキモイんですけど。
あ、わかる?わかるよね!
早く死ねば良いのに。なんで相手しなきゃいけないかなぁ
朱「譲治兄さんやっほー!」
譲「朱志香ちゃん、化粧し始めたのかい?前より可愛くなったね」
朱志香は照れ笑いしつつ、眉毛が一番、力入れてるんだぜと教える
絵「とっても似合ってるじゃなぁい」
絵羽がニコニコしながらやって来る。
朱志香は絵羽に軽く挨拶し、化粧の事を話す
どうやら朝早くに起きて、嘉音に手伝ってもらったそうだ。
絵「男なのに、女である朱志香ちゃんに化粧のアドバイスができるだなんて…くすくすくす」
絵羽は笑う。
譲「きっと朱志香ちゃんの為に頑張ったんだよ」
譲治は嘉音の悪口を言う絵羽を止めようと、思いついた事を言う
朱志香もたぶん嘘であろうが、嘉音がテンパりながらもアドバイスをくれたんだと言う
絵羽はつまらなそうに、そうと言うと秀吉の居る場所へと向かった。
譲「ねぇ朱志香ちゃん、本当は嘉音君、どんな風にアドバイスをくれたんだい?」
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