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Dear you don't believe
日時: 2017/10/22 18:14
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。

Re: Dear you don't believe ( No.180 )
日時: 2017/12/27 08:20
名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)  

第四話:約束

ウ「嘉哉。」
ウィルは元居た部屋に戻り、嘉哉を呼ぶ
嘉哉「…何かな。」
ウ「こっちに来てくれ」
嘉哉は訳がわからずただウィルを見ていた。
そりゃそうか。しょうがない。
ウィルは嘉哉に歩み寄り、抱き締める。
嘉哉「え!?えぇぇ!?な、なな、何!?//」
ウ「パパって呼んで良いぞ」
嘉哉「バカにしてんの」
即答された。
禁止ワードだったか?
嘉哉「でも、しかたないから呼んであげる…パパ…」
いや…禁止ではない、ようだな。
頭を撫でれば、嬉しそうに微笑む。
…ダイアナを思い出してしまう。
嘉哉「パパ…温かい…」
ウ「そうか。なら、全身が温まるまで抱き締めてやる。」
もし、嘉哉に残された時間が僅かなら…俺には何ができるのか
もし、俺に残された時間が僅かなら、嘉哉の為に何ができるのか。
もし、俺にも嘉哉にも時間が無限にあるのなら。…幸せになれるのか。
…きっと俺は今…嘉哉と幸せになるのを望んでいる。
嘉哉が、そう望んでいるのと同じ。

Re: Dear you don't believe ( No.181 )
日時: 2017/12/27 08:43
名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)  

嘉哉「約束してほしいことがある」
ウ「約束…?」
嘉哉「もしも、僕が死ぬとして消えてしまっても、忘れないでね…」
嘉哉の目には涙が溜まる。
泣きたいのを我慢しているのだろう。
その約束は、悲しくて…それでいて、美しいもの。
あぁ…ヱリカに頼まれたのもしなくちゃな。


雨で濡れて、完全に体が冷えきっている。風もだいぶ強かったし…。
頭と喉が痛い…風邪か…
まぁ長時間、雨風に打たれてたし、風邪になるのも普通か。
それより、傘をくれたあいつは、ベルンカステルか…?
猫の尻尾なんてあいつぐらいだ。
譲「あ、黒君。どこに…って濡れてる!?待ってて、タオル持ってくるから。」
そう言って譲治は駆けていく。
数分して譲治が帰ってくる。
タオルに着替え、ホットコーヒーを持っていた。
譲「遅くなってごめんね?着替え、勝手に持って行っても良いのかなぁって思って」
譲治はタオルを黒に渡す。
黒はそれを受け取り、自分の体を拭く。
ある程度拭き終わってから着替える。
着替え終わりコーヒーを飲む。
黒「んぐふっ!?」
なんだこれ本当にコーヒーか?
譲「あぁ…やっぱり黒君も苦手かぁ、母さんの作るコーヒーは一般受けしないのかな?あははは」

Re: Dear you don't believe ( No.182 )
日時: 2017/12/27 08:58
名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)  

黒「あ、いや、その…独特な感じで…クセになるぜ。う、うん、美味しい」
不味いなんて言ったりしたら、悲しむよな。
仮にでも、兄貴なんだから、敬わなくては。
それに絵羽伯母さんにはいろいろと世話になったからなぁ
小さい頃は絵羽伯母さんみたいに強くなりたくて、弟子にしてもらってたっけ。

黒『絵羽さん!おれを弟子にしてくださいっ!』
絵『え?急にどうしたのかしらぁ?』
黒『けりわざがかっこよくて…おれもそうなりたいんです!』
絵『あらぁ蹴り技を学びたいのね!良いわよぅ教えてあげるわ、でも私の教え方は厳しいわよ、耐えられるかしら?』
黒『たえれます!だっておしえるのは胸でか美人の絵羽伯母さんだから!』
絵『あら//ありがとうね!』

今思えばとんだ変態じゃねぇか俺。
あぁ恥ずかしい恥ずかしい!…忘れよう。
黒はコーヒーを飲む。
…やはり独特な味だ。でも以外とハマるかもしれない。今度でも、作り方を聞こう。
譲「僕は…最低な男だよね」
黒は突然すぎる言葉に拍子抜けの声を漏らす。
譲「黒君、今から…告白したい事があるんだ。ムカついた時には殴ってくれても構わない。…これは罪滅ぼしでもあるから。」

Re: Dear you don't believe ( No.183 )
日時: 2017/12/27 09:32
名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)  

実はね…黒君。僕は君を今でも恨んでるんだ。
こんなに優しい君を。
小さい頃、僕は一番優れてる子なんだって思ってた。
優れているから、モテている。自分は人気なんだってね。
だけど、気づいたんだ。
黒君はテスト毎回満点で女子にもモテてる。何より右代宮家の大人達にも人気があった。
たまに…いや良く使用人の子が黒君を巡って争い、クビになった子がいたのを見た事があった。
…だから僕は君を恨んだ。
こいつさえ死ねば僕が一番なのにって。
どうしても一番になりたい僕は、君の欠点を探す事にしたんだ。
見つけたんだ。好きな人以外に社交性は全くと言って良いほど皆無で、動物に暴力を振るう時もある粗暴な性格。
上手く行かない時があればすぐに怒り、途中で投げ出す諦めの早い性格。
嫌いな物は嫌いとはっきりと言う素直さから人を良く泣かせる。泣いた人は無視してほっとく無情さ。
人を見下す様な傲慢不遜な態度。何度でも言い方変えて言ってあげるよ、傲岸不遜。傲岸不屈。傲岸無礼。尊大不遜。傲慢石石石石落。
僕にとって君は度を越した無軌道なはみ出し者で向こう意気の強い型破りな奴だよ。

Re: Dear you don't believe ( No.184 )
日時: 2017/12/27 10:00
名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)  

嘉音君だって言ってたよ。
ドンキホーテ的な底抜けの放縦ふてぶてしい自己中心的な癇性で手に負えない暴走ぶりの孤立主義のクソ度胸のとんでもない鬼才の幼児性丸出しの刹那的な秋の空のように気持ちの変わりがはやい暴れん坊風雲児異端者だってね。
悲しい顔してるね、確か君は嘉音君がお気に入りなんだっけ?
…ごめんね。だから僕は最低なんだよ。
なにも悪くない黒君を悪い奴に仕立て上げ、嘉音君に話した。
嘉音君が口の悪い短気な子だって知ってたから、黒君の悪口を一緒になって言ってくれる…
譲「黒君、これが僕の罪さ。殴るなら、殴ってくれ。許されない事だけど…」
黒「いやいい。殴るのは戦兄と親父だけって決めてるんだ。」
黒はそう言い、部屋を出た。
涙が頬を伝う。
悲しかった。譲治と嘉音にそんな風に思われていたなんて
…どうしていつも嫌われなくちゃいけないんだよ
俺はただみんなと仲良くしたいだけなのに。
泣いた子を無視した?…違う…ただ泣かせてしまった事が怖くて…逃げ出しただけ。
見下す…?違うそんな態度とったことないっ!!
「あんたは傲慢なのよ」
聞いた事のある声に黒は面をあげる。
前には煉獄の七姉妹の一人、ルシファーが立っていた。


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