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Dear you don't believe
日時: 2017/10/22 18:14
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。

Re: Dear you don't believe ( No.65 )
日時: 2017/11/05 20:31
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

朝。
嘉音はいつもの癖で早起きしてしまう。
下へ降りると、楼座が荷物の確認をしていた。
嘉「おはようございます。楼座様。お手伝いすることはありますか?」
楼「ありがとう嘉音君。朝ご飯作れる?」
嘉「はい。味は保証できませんが」
楼「不味くても良いわ。作ってくれたらそれで満足よ。あと、今日真里亞の学習参観の日なの、行ってくれるかしら?」
嘉「わかりました。」

6時半、朝食を机に並べ、真里亞を起こす。
学校の支度をしてあげてから、真里亞と共に下におりる。
楼座は食事を始めていた。
楼「嘉音君、すごくおいしいわ!」
嘉「そうですか、良かったです」
楼「あ、お弁当!」
嘉「楼座様、作ってますよ。必要ないのかな、と思いましたけど一応作っていて正解でしたね」
楼「嘉音君気がきくわね!ありがとう、助かったわ!」
真「真里亞も嘉音のお弁当食べたい」
楼「給食があるでしょ?」
真「うー…まぁいいや!嘉音の作ったご飯が食べれるもん!」

Re: Dear you don't believe ( No.66 )
日時: 2017/11/05 20:51
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

楼「じゃあ行ってくるわね!嘉音君、真里亞をよろしくね!」
真「いってらっしゃい!」
嘉「畏まりました。」
真「真里亞も着替えなきゃ」
嘉「一緒に行きましょうか」
真「うん!」

7時10分に家を出る。
何度も戸締まりを確認し、学校へ向かう。
真里亞はうーうーと歌を歌う。
親と学校へ向かう子はたくさんいた。
もし、今ここに自分がいなければ、真里亞は一人で悲しく登校していたのだろうか
歌も歌わず、下を向いていたのだろうか…

教室は親子で溢れていた。
嘉音と真里亞は手を繋ぎ、真里亞の席へと向かう

すると、丁度チャイムが鳴る
親は後ろに、子は席に。
真里亞の席は真ん中の列の一番後ろだった為、嘉音は少しだけ後ろに行き、真里亞を見つめる
すると周りの親がひそひそと
あの子誰?と話をする。
ドアが開き、担任が入ってくる
担任「皆さんおはようございます」
子供達は元気に挨拶する。
担任「今日はみんなのお家の人を紹介してもらいます。保護者の皆さん、お子様の出番がきたら、一緒に前にきてください。」

Re: Dear you don't believe ( No.67 )
日時: 2017/11/05 21:15
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

元気いっぱいの子達が多く、意外に盛り上がっていた。
中にはお母さんは歌が上手いんだよ、と自慢し、恥ずかしがりながら歌う親もいた。
すごく上手かった。
担任「じゃあ最後は真里亞ちゃん!」
真「うー!嘉音!」
真里亞は嘉音の腕を引っ張る
嘉「真里亞様!走ったら危険ですよ」
周りが一瞬シーンとなる。
様付きなの?と驚く人ばかり
真「嘉音は、うーん…魔法…ううん推理が得意なんだよ!うー!」
担任「推理?」
真「うん!そうだよね、嘉音!」
嘉「はい。正直推理こそが僕の生き甲斐なので。ゲロカスな推理を潰すのも快感ですね。公開処刑といった所ですね」
真「うー!それにいろんな話もしてくれるし、料理も上手で、男の子だけどとっても可愛いの!」
可愛い?今、そう言った?
…嬉しい。僕、可愛いんだ。
真「しかも、歌も上手だし、礼儀正しいし、あと、うーなんて言おうとしたっけ?」
嘉「僕は家具ですから、真里亞様がなにを言いたかったのかは聞かれてもわかりません」
真「うー!面白いとこ!」
担任「嘉音さんは真里亞ちゃんをどう思っていますか?」

Re: Dear you don't believe ( No.68 )
日時: 2017/11/05 21:29
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

嘉「生きる希望です。」
誰の声もなく。残酷な神様は片言に絶望を繰り返し言い聞かせた。
残されたこれからの人生に未来なんて描けなくて。
終わりを選ぶ意味を、過去が照らしていた。
暴風雨も残酷な母も、果たされない約束もすべてが愛しいと自己暗示したのに。
日々を重ねる事に生きる意味さえ見失った、ささやかな喜びさえなく。
だから、悲しみに負けない喜びの数を数えた。
その時、出会ったのが真里亞様。
笑顔が素敵な、真里亞様だった。
だから、今こうして、生きていられるんです。
担任「良い話ですね…」
担任は泣いていた。
周りもちらほらと泣いている姿があった

Re: Dear you don't believe ( No.69 )
日時: 2017/11/05 21:44
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

そう。本当に真里亞様が僕を救ってくれた。
真里亞様が横に居てくれるなら、約束なんて果たされなくて良い。
パパと会えなくて良い。
嘉哉「僕はパパと一緒がいい」
嘉「まだ生きてるの?大人しく僕の胸の中へ帰って!!」
嘉哉「イヤだね!!」
「ちょいちょい!僕の話もたまには聞いて!僕は約束が果たされるまで消えないからね!」
嘉「消えて!!頭が痛い!!お前達がいれば負担がかかるだけなの!!」
嘉哉「君のカケラってつまんない。真里亞なんかどうでもいいじゃん」
嘉「真里亞様をバカにするな!!」
「お前が真里亞に見せる魔法はたいがい三流手品だろぉぉ?虚しくないわけ〜?」
嘉「やめろ…やめろ…!!!」
壊さないで、僕の大切な思い出を…


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