BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- Dear you don't believe
- 日時: 2017/10/22 18:14
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。
- Re: Dear you don't believe ( No.155 )
- 日時: 2017/11/16 21:28
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
第二部 第一話:不幸
幸せってなんなんだろう。
わからないよ。
夏「私は幸せです」
今僕が幸せだと思うには、他人が幸せかどうかで決まる
他人が幸せでなければ、家具の僕も幸せじゃない。
真「うー!真里亞は嘉音がいれば幸せ!」
僕もそうだよ。
喉元まで出かかった言葉。
それはもう一人の僕によって脳に戻って行く。
「黒との約束を破るの?」
黒いドレスを着た自分。
手には押し花。
紙に何か書かれている。
『18歳になったら迎えに行く』
…え?18…?
「黒はどーでも良いですよ!夏妃さんを好きになりなさい!」
「真里亞卿であります!!真里亞卿となら幸せになるであります!!」
「楼座デス。楼座となら幸せになれマス。」
「紗音とだよ!!紗音といつも一緒にいるだろう!?それに紗音は君のことが好きなんだよ!?」
「パパと一緒なら幸せ!!とびっきりの贅沢はパパと居る時間でしょ!!?」
頭の中でいろんな意見が飛び交う
やめてやめて!!頭が痛い!!
選びたくない!!
その時誰かに肩を揺さぶられる
夏「嘉音!?しっかりしてください!!」
真「うー!嘉音しっかりして!」
紗「嘉音君…?大丈夫…?」
朱「ほらハンカチ。涙出てるぜ?」
- Re: Dear you don't believe ( No.156 )
- 日時: 2017/11/16 21:45
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
楼「嘉音君、頭痛いの?もしかして頭痛持ち?」
嘉音は頷く。
ここ最近、頭痛が酷い。
昔はこんな事なかったのに。
真里亞様が7歳になってから頭痛になり始めた。
蔵「この紅茶は頭痛に良く効くそうだ。飲みなさい」
蔵臼は嘉音に紅茶を渡す
嘉音はみんなが心配してくれるから、自然と涙が出てしまう
泣くと頭痛が酷くなる。
頭の中ではまだ意見が飛び交う。
嘉音は紅茶を一気飲みする。
しかし頭痛は治まらない。
短気な嘉音は直らない頭痛と消えない意見に堪忍袋の緒が切れ、ティーカップを拳で叩き壊す
血が出る。しかし怒りは収まらない。
嘉「誰も選ぶもんか!!!僕を殺したいなら殺せ!!!僕は絶対に誰も選ばない!!!それが家具の!!嘉音である僕の生まれてきた意味だ!!!」
- Re: Dear you don't believe ( No.157 )
- 日時: 2017/11/18 10:11
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
「選ばないなら、貴方は私たち全員を受け入れるって事になるけれど。」
頭の中に冷笑が木霊する
「私を選びなさい。私は貴方の唯一の味方よ」
奇跡の魔女ベルンカステル…
嘉音は紗音を見る
嘉「決まったわ。嘉音は奇跡を信じるそうよ」
紗「それが嘉音君の選んだ答えなんだね」
夏「どういう意味ですか…?」
真「きひひひ…夏妃伯母さんは知らなくて良いよ。知らない方が安全だよ?きひひひ」
今度はどんな物語?
それはまだわからない。
四人の魔女が繰り広げる地獄?
孤独と絶望だけでも、奇跡は生まれる
彼はかなりやの声無き叫びに気づけましたか?
いいえ、彼はまだ気づけていない
幾千のカケラが奇跡を紡いでいる
いつだって変わらない“何か”がある
うみねこのなく頃に散る前に。
幸せへのカケラをみんなで探そう
凍てついた願いそれさえも希望に変えて…
- Re: Dear you don't believe ( No.158 )
- 日時: 2017/11/18 10:34
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
第二話:喰那
船が走るは水の上。戦人が叫ぶは船の上。大人の話は闇の中。
お、この詩絶対に最優秀賞に選ばれるな。
黒は過ぎゆく景色を眺める。
不意に緊張している譲治が視界に入る
そういや親父が譲治がどーだの言ってたな
黒「兄貴?何緊張してんの」
譲「え!?あ、あぁ…実は今夜、紗音ちゃんに婚約しようかなってね」
婚約…か。
黒「俺もする予定。見つけれたら」
譲「どういう意味だい?」
黒「内緒。」
朱「いやぁ誰かさんのせいでゆっくりな船旅になったなぁ」
戦「し、しゃーねーだろ!」
六年ぶりにあったにも関わらずすぐに仲良くなった
黒はそんな戦人はやっぱりすごいと思い朱志香や真里亞と話す戦人を見つめた
- Re: Dear you don't believe ( No.159 )
- 日時: 2017/11/18 11:01
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
薔薇庭園
いつ見ても綺麗だ。
確かここで押し花作ったっけ
留「戦人、黒、俺達は大事な話があるから、荷物運んどいてくれぃ」
黒は楼座の荷物だけを受け取る
黒「俺、か弱いから一つだけ持つ」
戦「嘘ついてんじゃねぇ!!」
朱「私も手伝うぜ!」
真里亞と譲治も朱志香の後に続き、手伝うと言う
昼食
腹が鳴る音が隣からする
戦人が腹を押さえながら、何も入っていない皿を見つめていた
ヨダレが出てる。
戦「腹減ったぁぁぁ」
黒「言えば言うほど腹が減るぞ」
戦人が何か言おうとした瞬間、扉が開く
紗「ちょっとー!もっと丁寧扱いなさいよ!」
朱「はいはい。ほらそこに座って」
紗「聞いてるの!?紗代ちゃん様怒るわよ!」
嘉「うるさいわね。超パーは文句しか言えないの?」
一人はわからないがもう一人はわかる。
紗音ちゃんだ。リボンがいっぱいついたピンクのドレスを着ている
隣の冷静な子は青色のドレスに猫の尻尾。
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