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- Dear you don't believe
- 日時: 2017/10/22 18:14
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。
- Re: Dear you don't believe ( No.60 )
- 日時: 2017/11/05 18:49
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
真「魔法?嘉音も、信じてるの?」
嘉「はい。それに魔法、使えます」
真「じゃあ嘉音も魔女なんだね!」
嘉「…はい。奇跡の魔女です」
真「真里亞も魔女になりたい!!」
嘉「真里亞様は既に魔女に成ってますよ。さくたろやうさぎさん達と友達なのでしょう?ゼロから一を生みだした、原初の魔女。」
真「でも、さくたろ…壊れちゃった…」
真里亞は俯く。
嘉音は真里亞の頭を撫でる。
嘉「壊れたからいない。否定されたからいない。そうやって考えてはなりません。すなわちそれは、自分でも否定しているのです。」
信じるからこそ奇跡は起きる。
奇跡とは魔法と同じ。
サイコロの目が1ばかりで6がでなくても、何度も繰り返し、6が出たなら、それは奇跡。それは奇跡の魔法。
- Re: Dear you don't believe ( No.61 )
- 日時: 2017/11/05 19:10
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
真「奇跡の魔女…」
真里亞は嘉音を見つめた。
奇跡の魔女、嘉音。
原初の魔女、真里亞。
魔女?嘉音は、男の子なんじゃ…?
まぁいい。めんどうな事は考えない。
見習いとして、嘉音に魔法を教えてもらおう。
真「嘉音、真里亞に魔法を教えて!」
嘉「はい。教えてさしあげましょう。」
楼「真里亞?どこなの?」
もう帰らないといけないのに…何処に行ったの?
夏「楼座さん?どうされました?」
楼「真里亞がいないんです。もう帰らないといけないのに…」
夏「あ、確か嘉音と遊んでましたよ。案内しますね」
楼「ありがとうございます…夏妃さん」
夏「いえ、良いんですよ。使用人がご迷惑をおかけしてすいません…」
楼「嘉音君は悪くないわ。真里亞が悪いの、謝らなければいけないのは私たちです」
夏妃は嘉音達がいる部屋に楼座を案内し、扉を開ける。
楼「真里亞、帰るわよ」
真「うー?もう帰るの?まだ帰りたくない!」
楼「帰るの!わがまま言わないで!嘉音君に迷惑でしょ!」
それでも真里亞は駄々をこねる
嘉音と夏妃はどうして良いかわからず、顔を見合わせる。
真「嘉音と居たい!!帰りたくない!!うー!!うー!!」
- Re: Dear you don't believe ( No.62 )
- 日時: 2017/11/05 19:34
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
楼座の堪忍袋の尾がとうとう切れた。
ついに楼座は真里亞に暴力を振るう。
パシンッと痛々しい音がなる。
真里亞は大声で泣く。
楼「そのっ!!うーうー言うのをっ!!止めなさいっ!!」
楼座は真里亞の頬を何度も叩く。
真里亞は更に大声で泣く。
夏「ろ、楼座さん!」
夏妃は楼座の手を掴み、叩くのを静止させる。
嘉音は真里亞に近づき、声をかける。
真「うー!!嘉音…!!嘉音…!!」
嘉「真里亞様、どうか泣き止んでください。…い、痛いの痛いの飛んで行けーなのですよ!ふぁいとおーみーにぱー!です!//」
真里亞は泣き止む。
泣き止んだ事にホッとする、嘉音と夏妃。
楼「…私、私…また…!!ごめんなさい…!!私が、悪いの!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!悪いママを許して、真里亞…!!」
楼座は泣きながら、真里亞を抱きしめる。
真「…ううん、ママは悪くないよ。」
楼「ありがとう…許してくれて…真里亞は嘉音君と一緒に居たいの?」
真「うん。嘉音はね、いろんなお話してくれるの。ずっと居て飽きないの、うー」
楼「そう…でもね、ママは明日からお仕事があるの。何日か帰って来れないくらい大事な仕事なの。それに、真里亞も明日学校でしょ?」
- Re: Dear you don't believe ( No.63 )
- 日時: 2017/11/05 19:54
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
その時夏妃は何か思い出したかの様にはっとする
夏「なら嘉音を連れて帰れば良いんですよ!」
楼「い、良いんですか!?嘉音君、良いの?迷惑じゃない?」
嘉「全然迷惑じゃないですよ」
真里亞の顔が一段と明るくなる。
夏妃は我ながら良い案だ、と腰に手を当てる。
楼「ありがとう嘉音君。助かるわ」
夏「嘉音、三十秒で準備してください。」
そう言えば昨日、奥様ラピ●タ見てたなぁ、と思う嘉音であった。
楼「嘉音君、それだけ良いの?」
嘉音は替えの服と厚めの本三冊だけ持ってきた
嘉「三十秒で支度した結果がこれです」
楼座はつい笑ってしまう。
楼「嘉音君って面白いわね。」
嘉「そうですか?姉さんにはいつも亀みたいにのろのろしてるって言われていますが」
楼「そうかしら?嘉音君はきびきびしてるし、何処か猫っぽいのよね」
嘉「じゃあ僕はすっぽんですかね」
楼座は吹き出す。
真里亞が気に入るのもわかる。
普段寡黙な子だが、意外と明るい子なのかも知れない。
- Re: Dear you don't believe ( No.64 )
- 日時: 2017/11/05 20:13
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
嘉「広いですね…」
楼「そう?屋敷で過ごしてたから、小さく感じるわ」
仕事以外の日は、福音の家の自室で引きこもっているから広く感じる。
靴を揃えると、真里亞も脱ぎ散らしたままの自分の靴を揃える。
楼座は微笑ましく思い、つい笑顔になる
揃え終わった二人が、顔を見合わせ笑う
本当の兄妹みたいだ、と思い楼座は、いつもこうだと良いのにと心の奥底で願う。
楼「さぁ、もう寝る時間よ。」
真「うー!歯磨きしなきゃ」
嘉「あ…!」
歯磨きセット忘れてたぁぁぁ!!
楼「はい、嘉音君。歯磨き持ってきてなかったでしょ?」
嘉「あ、ありがとうございます!」
真「おやすみ、ママ!」
楼「おやすみ、真里亞、嘉音君もおやすみ」
嘉「おやすみなさいませ、楼座様」
嘉音は楼座に一礼し、真里亞の部屋に入る。
楼座も自室に入り、明日の準備物を確認し、就寝した。
嘉音は真里亞が寝るまで、絵本を読んであげた。
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