BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- Dear you don't believe
- 日時: 2017/10/22 18:14
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。
- Re: Dear you don't believe ( No.140 )
- 日時: 2017/11/12 21:11
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
がちゃりと鍵が開く音がした後ドアが開き、誰かが入ってくる
嘉哉の表情がもっと明るくなる。
嘉「パパ!きてくれた!だぁいすき!!」
金「おぉ可愛いな。よしよし、今日は何の話をしたらいい?」
嘉「うーん何もおもいつかない!だからあそぼ!」
金蔵は微笑む。
バカな息子達のせいでストレスが溜まった時、金蔵は嘉哉に会いに行く
可愛い笑顔を見ていると癒されるのだ。
毎日行きたいが、息子達にバレたくないため、なかなか来れない。
嘉哉を連れだしても良いが、何を言われるかわからない。
それに怪我をするかもしれない。
近くには崖もある。
嘉「パパ!おそとにでてみたい!」
金「駄目だぞ。外は危ない。」
嘉「むぅ…ぜったいにだめ?」
可愛く小首を傾げられると駄目とは言いづらい。
しょうがない窓からなら安全だろう。
金「窓からだぞ?」
嘉「わーい!パパやさしい!だいだいだぁいすき!」
- Re: Dear you don't believe ( No.141 )
- 日時: 2017/11/12 21:23
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
嘉「あのみどりいろのは何?」
嘉哉は木を指さす。
金「木だ。あの緑色単体なら葉だ」
嘉「それって美味しい?」
金「食べ物じゃない。…まぁ苦いと思うが」
嘉「ねえねえあれは?」
嘉哉は空を指す。
今日は快晴だな。雲があったら、ふわふわで美味しそうと言いそうだ
金「空だ。何処までも続いているんだ。」
嘉「おわりがないの?」
金「あぁそうだ。悲しいものだな、人間には終わりがあるのに」
嘉「パパ、今度はいつきてくれるの?」
金「さぁな。だが、早めに来ると約束する」
嘉「うん!約束…」
本当は行ってほしくない。
もっと一緒に居たい。
行かないで…パパ
- Re: Dear you don't believe ( No.142 )
- 日時: 2017/11/12 21:46
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
数年が経ったある日
「あんた、まだ人形ごっごやめられないわけ?」
嘉「人形じゃない!友達だもん」
殴られる。
「は?意味わからないんですけど。あんた人形と人間の区別もつかないの?」
嘉「お母さん痛い…!!」
母は嘉哉の髪の毛を引っ張る。
そして、床に投げつける。
近くにあった人形を手に取り、横に引っ張る
嘉「やめて!!フルフルが痛がってる!!やめて!!」
「あんたに!!中身見せてやるわよ!!」
フ『痛い!!やめて!!痛い痛い痛い!!!』
ゼ『フルフルを放せ!!死んじゃう!!』
びりりりっと破れる音がする。
フルフルの体が二つにわかれる。
フ『よ……し…や…』
ゼ『うああああああああああ!!!!』
「ほら?血、出てないでしょ?内臓無いでしょ?」
嘉「どうして!!?酷い!!酷い!!!」
「うるさいわね!!!あんたが女なら殺しはしなかったわよ。でもあんたは男!!男のクセに女の服着て恥ずかしくないわけ!!?」
首を絞められる。
苦しい!息ができない!助けてパパ!!
「何やってるの!?」
誰?なんで僕がそこにいるの?
「カノン…!」
カ「可哀想じゃないか!…大丈夫?」
「嘉哉じゃなくて…カノンなら良かったのに。」
- Re: Dear you don't believe ( No.143 )
- 日時: 2017/11/13 16:35
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
カ「母さん!!僕らは兄弟だよ?僕も嘉哉も変わってるところなんて…」
「あるわ!あなたはちゃんとした男よ!!でもこいつは男のクセに女の真似事ばかり!!早く死んでよ!!」
こいつが死ねば母さんは僕を見てくれる…
もういじめられない。
カ「嘉哉、一緒に外に行こう」
嘉「っ…!外…?」
カ「うん!」
「ま、待ちなさい!」
緑。冷たい風。水色に浮かぶ白。
…綺麗。
カ「森の中だと迷っちゃうね、一回森から出よ」
手を引かれ進んで行く。
数分歩くと透き通る青い液体が広がる景色が見えた
嘉「なにあれ?」
カ「海だよ。終わりがないんだ」
前に出て良く見ようとしたら、道がない。
下にはごつごつしたのがあった。
カ「危ないよ!落ちたら死んじゃう!」
嘉「…うん。」
すると近くから母の声がする。
嘉哉はとっさに逃げた。
「ま、待って!」
「カノン!…帰るわよ」
- Re: Dear you don't believe ( No.144 )
- 日時: 2017/11/13 17:05
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
暗い。ここはどこ?お腹が空いた。
焦って逃げたせいで道に迷った…
ここどこ?怖いよ…僕はずっとここにいなきゃいけないの?
あ、でもパパが来れるって事は出れるって事だよね
そうだ!おみあげを持って行こう!
んー、この石と雑草で良いや。
パパ喜ぶかな?すごいなって誉めてくれるかな?
頭撫でてくれるかな?
よーし!頑張らなくちゃ!
パパの所に行ったらフルフルを直してくれるように言わなきゃね
ゼパル…安心してね。パパがきっと直してくれるから。
あれ?おかしいな、僕の予想ではもうパパの所に着いてるはずなのに、森だ。
………。
嘉「一体ここはどこなんだ!!わーん!ここ何処ー!」
「何泣いてんだ」
誰?お化け?
嘉「道に迷ったの」
黒「へぇ…あ、俺のことは黒って呼んで。あと向こうから出れる」
嘉「本当に?連れてって!」
黒「ついてこい」
嘉「おー!なにあれ綺麗!おみあげにしよー!」
チクリ
嘉「いたっ!うぅ…嫌われてる?」
黒「お前、薔薇にトゲがあることも知らねぇの?」
嘉「ばらかぁ初めてきいた!あ、パパの所に行かなきゃ!」
黒「ぱぱ…?」
嘉「うん!右代宮金蔵!」
黒「お前、右代宮の人間か!金蔵って事は隠し子!?」
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