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- Dear you don't believe
- 日時: 2017/10/22 18:14
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。
- Re: Dear you don't believe ( No.195 )
- 日時: 2017/12/27 15:21
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
誰も知らない秘密の部屋。
君には教えてあげるよ。
でも、絶対に言わないで。約束だよ?
縁「うん。かのんおにーちゃんのいうとおりにする!」
嘉「では、行きましょう。暗いので気をつけてください。」
長い長い階段を下りる。
何も見えなくて怖い。だけど、嘉音がしっかりと手を繋いでくれていたから、安心した。
嘉「もう着きましたよ。」
大きな扉を開いて見えた場所は、貴賓室。
真ん中には、黄金が。
縁「すごーい!きれいだね!」
嘉「僕にはこんな物より縁寿様の方が綺麗に見えます。」
小さいながらにして、その言葉にときめく。
鼓動が速くなって、まともに嘉音の顔が見れない。
黒「縁寿の将来の夢は」
縁「うーん…かのんのおよめさん!」
あの時黒お兄ちゃんは大層驚いた顔をした。
その時は何で驚いたのかは解らなかったけど。今なら解る気がする。
黒お兄ちゃんも、嘉音の事が好きだった。
嘉「縁寿様、今日は良い資料を持って来ましたよ」
縁「そう。何かしら」
嘉「縁寿様のご家族の霧江様と黒様の日記です。僕も読みたいんですが、縁なんかございませんので。」
縁は無いはずが無い。
- Re: Dear you don't believe ( No.196 )
- 日時: 2017/12/27 15:55
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
でも、もしかしたら、私が一番に読んだ方がお母さんや黒お兄ちゃんが喜ぶだろうからっていう気持ちの配慮なのかもしれない。
以下にも嘉音が考えそうな事ね。
まずは黒お兄ちゃんのを読もう。
【俺は何故、産まれてきてしまったのか。】
え?何…?何でこんな暗い事を…
【なんで嫌われなくちゃいけないんだよ】
嫌われる…?誰に…?
【霧江も留弗夫も死ね。お前等なんか、地獄へ堕ちろ!】
お母さんとお父さんを…嫌ってる?なんで?どうして?あんなに仲が良かったのに…?
【特に霧江は死ね。お前は俺の親じゃない。】
親じゃないのはわかるけど…
【明日夢お母さん…会いたい…俺を置いて何処に行ったんだよ…?明日夢お母さん…明日夢お母さん…】
明日夢ってお父さんの前に付き合ってた人でしょ?それで…後から結婚したのが、お母さん。よね?
【知ってしまった。戦兄が霧江の息子で俺は明日夢お母さんの子だと。…ずっと双子だと思ってたのに。】
嘘!?戦人お兄ちゃんは明日夢さんの子供じゃないの!?
じ、じゃあなんであんなに区別が困難するくらい似てるの!?
【でも戦兄は知らないみたい。言わない方がいいかも。…せめて戦兄には双子だと思っていてほしい。】
- Re: Dear you don't believe ( No.197 )
- 日時: 2017/12/27 16:48
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
【学校で孤立した。男子にいじめられる。でも戦兄が守ってくれる。戦兄ありがとう大好き!】
黒お兄ちゃんがいじめられるって…嫉妬でしょ。黒お兄ちゃんみたく完全無欠の男なんてこの世には戦人お兄ちゃんくらいよ!にしても大好き!って可愛い…
【中学、戦兄と別々…。】
お母さんに、別々にされたのかな…?
【誰とも話せない。知らない女にずっと見られてる…周りに女子がいるせいで男子と喋れない。…見下してもないのに見下してるって言われる。】
黒お兄ちゃん…。
【霧江に新しい子ができた。…素直に言えば喜べない。でも、何も悪くないのだから、喜ばなくちゃいけない。】
優しくて可哀相な黒お兄ちゃん…。会いたいよ…
【女の子で名前は縁寿。きっと可愛く育ってくれるはず。】
【縁寿が産まれてから戦兄が構ってくれない。学校でも家でも一人…。でも、縁寿は何も悪くない】
違うわ…私が悪いの黒お兄ちゃん!!私が独占してたから…
【戦兄構ってほしい…いたずらすれば構ってくれるかな】
【戦兄が構ってくれる!楽しい!】
良かった…構ってくれるようになったんだ。
楽しい!って…やっぱり表現の仕方可愛いなぁ
- Re: Dear you don't believe ( No.198 )
- 日時: 2017/12/28 09:05
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
【縁寿が転けた。怪我してないか心配。…戦兄が構ってくれなくなった】
私が転けたから、構ってくれなくなった…?心配してくれてるのに…ごめんなさい…
【戦兄が家出した…なんで…縁寿をあいつらから守らないと。…カウンセラーの人に電話してみよう】
私を守る…?お母さんとお父さんから?
【…縁寿。今の俺にはお前しか頼れる人がいない。ストーカーされる。男子に悪口言われる。助けて。】
嘉「そうそう黒様って霧江様達に内緒でカウンセラー受けたり、精神外科に行ったりしてたみたいですよ。アポとっておきましょうか?」
縁「えぇ。頼むわ。もっと黒お兄ちゃんについて知りたいし」
【一ヶ月間も意識が無かったらしい。目を覚ましたら縁寿が泣きながら俺を見てた。…泣かないでくれ、笑顔を見たい。】
確かこの時、私が車に轢かれそうになるとこを助けてくれたんだっけ…ありがとう…
【六年ぶりに家族集合。戦兄に会えた!】
【霧江と留弗夫が遺産を狙って殺人の計画をしてる。…殺さなきゃ殺される…】
ここで終わってる。
お母さん達が犯人…?それとも黒お兄ちゃんなの…?
余ったページを何となくめくっていく。すると紙が挟まれていた。
開いて見てみる。
- Re: Dear you don't believe ( No.199 )
- 日時: 2017/12/28 09:25
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
そこには霧江留弗夫殺人計画。と書かれていた。
【きっとあいつらは魔女の碑文にそって殺人を実行するはず。
せめて、縁寿と戦兄、嘉音だけは守る。
もしもこれを読んでいるのが縁寿か戦兄なら。
犯人は、霧江と留弗夫で間違いない。だから、信じてくれ。
嘘なんかついてない。
もしも知らない人なら、犯人は霧江と留弗夫です。
仮に今誰か違う人が疑われているならば、その人を解放してあげてください。
それだけが、私の望みです。】
嘉「そろそろ行きましょー!」
縁「えぇわかったわ。」
縁「ところでそっちで掴めた内容は?」
嘉「実はですね、未だに黒様と戦人様の死体はおろか指一本見つかってませんよ。つまり猫箱状態です。」
紗「生きてる可能性の方が高いですよ!なんせあの大爆発の中指一本見つからず、爆発の被害のない隠し屋敷で戦人様の上着と黒様の手帳が落ちてましたし!」
なら今どこにいるの?はやく会いたいよ…
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