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Dear you don't believe
日時: 2017/10/22 18:14
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。

Re: Dear you don't believe ( No.20 )
日時: 2017/10/28 08:40
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

黒は戦人に大剣を突きつける
戦人は負けじと睨み返す
黒「俺だって嫌なんだぜ?兄貴と戦うのは」
戦「お前の兄に成った覚えはない。」
黒の不適な笑みが一瞬、悲しげな表情へ変わった
戦人はそれを見逃さなかった。
何故今、悲しそうな顔をしたのか・・
黒「・・なぁ、本当に忘れたのか?」
黒は大剣を地面に突き刺す
黒「昔、二人で遊んだだろ・・」
黒の表情は弱々しい笑みになる
戦人は急に昔の思い出を語り出す黒に同情しかけたが
すぐに嫌なものを思い出す
一度、ベアトとワルギリアに裏切られたこと。
その作戦の名は【太陽と北風大作戦】
きっと黒もそれを使うに決まっている
戦人は黒に大剣を突き刺した
黒は口から血を吐き出す。
顔は、悲しみ苦痛で歪んでいた。
戦「消えろ。俺の<きょうだい>は縁寿しか知らない」
黒の顔に小さな傷ができる
頭にいっぱいの思い出たちが、否定されてゆく。
不意に、涙が頬を伝って、地面に落ちる
黒「なんでだよ・・っ」
声が震えていた。
泣いたことなんてあんまりないから、変な感じだ
黒「縁寿守り隊とか、秘密基地作ったりとか・・いろんな遊びしたじゃねぇかよ!?忘れたのかよ!!」

Re: Dear you don't believe ( No.21 )
日時: 2017/10/28 09:03
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

戦「知らねぇよ!!俺は!お前を!知らない!!」
黒の顔の真ん中に大きな亀裂がはいる
黒「痛い・・!痛い痛い痛い痛い痛い!!」
黒は顔を手で覆う。
手の隙間から、血が盛れ出る
戦「早く消えろ!!お前なんか妄想!!幻覚!!幻想なんだ!!」
黒「やめろ!!やめろ!!否定するな!!!否定するなぁぁぁあぁぁぁ!!!」
黒の皮膚が少しづつ剥がれてゆく。
戦人はなにが起こっているかわからず、ただ苦しみ悶え、泣き叫び、否定するなと訴える黒を見つめていた
黒「なんで、だよ!俺は・・!」
目の前で、黒が張り裂けた。
もう原型すら止めていない
「人殺し。存在する者を、壊した。」
後ろから幼い少女の様な少年の様な声が聞こえ、振り向く
戦「嘉音君・・?」
そこには、嘉音の幼い頃なのだろうか?
白いワンピースを着た嘉音が後ろで手を組んで
戦人を睨みつけていた
嘉「愚かな人。双子の弟を自らの手で殺すなんて。無能な人。本当の真実から目をそらし、幻想ばかりを信じ込むなんて。」
そう言って嘉音は消えた。
戦「なにがどうなってんだよ」

Re: Dear you don't believe ( No.22 )
日時: 2017/10/28 10:00
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

「君が、壊したんだよ」
耳元で声がしたため、戦人は驚く
ア「驚かせてご〜め〜ん☆僕はアカノン。嘉音の兄だよ。あ、君には否定不可能だよ。」
戦「壊したって・・」
ア「黒はね、猫箱の住人なのさ。」
戦「猫箱の住人?」
ア「そう。猫箱の住人。生きているか死んでいるかがわからない人物。つまり、君は黒を知らない=死んでいるとした。黒は君を知っているのに君は黒を知らない。矛盾が生じるでしょ?」
戦「まぁ、そうだな」
ア「黒は猫箱の住人。君は人間。君が黒を死んだと仮定した時点で黒が死ぬことは決まっていた。それが、“君にとっての真実”だから。」
戦「つまり・・俺が生きていると言ったら、黒は存在できて、生きていないと言ったら存在できない?」
ア「ちょっとは知能あるんだね。そうだよ、例え存在するとしても、君が否定したから存在できないんだよ。僕、ラムダ様達の駒だけど、時折君に会いに来ても良い?」
戦「あ、あぁ」
ア「わーい!やったー!それじゃあそろそろ行くね!」
アカノンは姿を消す
戦「俺が・・」

Re: Dear you don't believe ( No.23 )
日時: 2017/10/29 00:40
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

欲しいものはある?僕はね、たくさんあるよ。
何が何でも手に入れたい。
・・でも、できない。僕は非力すぎるから
それに、君が僕を忘れてしまったから
ねぇ、思い出して。僕を見つけて。
あの頃の様に・・遊ぼうよ?
寂しいんだ。ものすごく。
思い出せないなら、無理にでも、思い出させるよ?
「まぁまぁ、あいつは思い出せないも何も思い出す気ないから」
黒いドレスと黒い帽子を身につけた少女は不適に笑う
「僕は嘉音であり、嘉音じゃない。無理にでも思い出させないと、僕は不完全のまま。それはあんたも同じだよ」
「どうする?お前は幼児嘉音で、僕は魔女嘉音?ははは、嘉音ワールドだね!」
「僕らの魂はひとつにならなきゃいけない。でも、嘉音がバグってるから」
「はいはいうるさいぞー。それより、僕らの目的は嘉音戦滅大作戦だっけ?」
「嘉音が死んだら僕ら存在できないから。」
「冷静なツッコミありがとね。すごいでちゅねー」
「バカにしないでよ。いい?僕らはアカノンを倒すの!あいつは本当に邪魔だから」
「らじゃー」

Re: Dear you don't believe ( No.24 )
日時: 2017/10/29 15:03
名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)  

きろ・・きろ・・て・・ら・・
なんだ?誰かが俺に問いかけてる?
その時、お腹に何かが落ちてきた
戦「んごぇ!!?」
真「うー!戦人起きてー!」
朱「やっと起きたのかよ戦人」
お腹を押さえながら、体を起こす
真里亞はまだ軽いが前よりずっと重くなっていて、成長したんだな。
なんて考えながら服を着る戦人。
・・そういえば、黒がいない・・
戦「朱志香、黒は?」
朱「私が起きた時には居なかったぜ?たぶん、客間でテレビでも見てんじゃね?」

屋敷へ移動し、客間に入る。
黒はやはりテレビを見ていた、横にはアカノン君とヱリカが居た
黒「…起きたのか。」
大分テンションが低い黒。
戦「どうしたんだよ?もっと明るく行こうぜ!」
黒「お前は、俺が嫌いか?」
戦「な、何言ってんだよ?俺ら、双子の兄弟だし、嫌いとかそんなんねぇだろ?」
黒「お前はそう言ってくれるんだな、ありがとう」
お前はって?何言ってんだ?
黒は俯いていた。小さい頃から嫌みを言ってきて、弱いところとか見せない奴
悪口を言ったって、ちょっかいかけたって泣かない
でも、本当は傷つきやすいタイプで
誰もいないとこでしか泣かない。
……昨日、何か言ってしまったのだろうか


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