リストカット中毒

作者/ 黒紅葉 ◆uB8b1./DVc

ごあいさつ


どうか、光を掴ませて――

 初めに
初めまして,もしくはお久しぶりです,黒紅葉(クロクレハ)と申す者です。
私はまだ義務教育を修了してない未熟者ですが,リストカットという問題についての小説を書いていきたいと思います。

まず……私はリストカットはあるべきだと思っています。
私の中でのリストカットは「生きるため」。死ぬのと,切り傷の一つや二つが増える事。
どちらがいい? 当然後者。
なので私の書く話はリストカット賛成の意見が多めになるかと。
ですが,リストカットを正当化しようとは一切思っておりません。
傾向としてはリストカット賛成,でもやめよう,と。

それと,前々から読んでくださっていた方はおわかりになられたかと思います。
半実話,です。最近はほとんど作っているので,四分の一実話……が最も正しいですね。
何かがわからない。本当に頭が真っ白。
こんなので生きてる意味がある? いいやない。
でも死んだら未来が無い。それは嫌だ……リストカット。
救いの天使かと思いました。
そういうリストカットについて,書いていきたいなと。
この掲示板では,そういった重たいテーマはあまり推奨されていませんが,けれどどうしても伝えたいものがあるので,書かせていただいてます。

このスレでは「リストカット」だけの問題ではなく,他の中毒者・社会問題の事も書いていきます。
麻薬,ネット,虐待,DV,性犯罪,その他もろもろ。

また,この小説は暴力・流血描写が多々あります。
お気をつけください。


序章

 “死にたがりピエロ”
 私に付けられたあだ名は正に今の私で,私が望んだ名前だった。


 道化師の化粧は何を意味するのか。何故仮面をかぶるのか。知る由もないが,私的にこうだ。


「道化師は本当の自分をさらけ出して他人の笑顔を奪ってはいけない」


 道化師の本性なんて,大体は残酷なものだ。その残酷さを知られてしまい,客の笑顔を奪ってしまっては道化師失格。
 所詮そんなもの。



「何でピエロのくせにそんな絶望的なツラしてんのさ」
「所詮ピエロなんてうわべだけだよ,少なくとも私はそう」




 玉乗りピエロは頭を打って死んだ。



  序章 /終




登場人物



※最初に。
この小説に登場する人物たちと同じ名前の方で,この小説を読んだ事により気分を悪くされたという方がいらっしゃったとしても私は一切責任を負いません。
リストカット中毒者と同じ名前で,疑似体験してる気分であまりにもリアルすぎて気持ち悪くなった,という事についても同じです。
気分を害された場合,すぐ読むのをおやめください。

了承した方のみどうぞ。※






葉桜 美早希  -ハザクラ ミサキ-

「死にたがりピエロ」
常に相手に笑っていてほしいと同時に,死にたいという“欲”にまみれた女子だと自分では思ってる。


皆木 希美  -ミナキ ノゾミ-

「世話焼きカミサマ」
世話好きでおせっかい,男子にもてそうなタイプだが心にはぽっかり穴が開いた「不安の神」と呼ばれる。


春 陽子  -ハル ヨウコ-

「空色ひまわり」
自虐的な性格とは裏腹に明るく笑顔が眩しい女子。自分に欠けた部分がわからず体が空白なのを痛感する。情報屋。



*


リストカット中毒者。
ネットで知り合った人々。


幸花 拓真  -サチハナ タクマ-

「血まみれクレイジィ」
手足に何百本と言う切り傷がある少年。世界に失望し,リストカットで命を繋ぎとめているも同然。


幸花 柚月  -サチハナ ユヅキ-

「絶望クレイジィ」
拓真の妹。針を一ミリ程肌に刺し,サシュッと引き裂くように抜くのがお気に入りのこまったちゃん。



春風 瑞貴  -ハルカゼ ミズキ-

「流血エンジェル」
壁を頭に打ち付けるという少女。笑顔・性格は天使そのもので,その為にたまるストレス解消法が壁に頭を打ち付ける。



ここにない人がいきなり登場するなんて日常茶飯事です。
読みにくい事この上ないですがどうぞよろしくお願いいたします。