二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ポケットモンスターBW 混濁の使者 ——完結——
- 日時: 2013/04/14 15:29
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: H6B.1Ttr)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=21394
今作品は前作である『ポケットモンスターBW 真実と理想の英雄』の続きです。時間としては前作の一年後となっておりまして、舞台はイッシュの東側がメインとなります。なお、前作は原作通りの進行でしたが、今作は原作でいうクリア後なので、オリジナリティを重視しようと思います。
今作品ではイッシュ以外のポケモンも登場し、また非公式のポケモンも登場します。
参照をクリックすれば前作に飛びます。
では、英雄達の新しい冒険が始まります……
皆様にお知らせです。
以前企画した本小説の人気投票の集計が終わったので、早速発表したいと思います。
投票結果は、
総合部門>>819
味方サイド部門>>820
プラズマ団部門>>821
ポケモン部門>>822
となっています。
皆様、投票ありがとうございました。残り僅かですが、これからも本小説をよろしくお願いします。
登場人物紹介等
味方side>>28
敵対side>>29
PDOside>>51
他軍勢side>>52
オリ技>>30
用語集>>624
目次
プロローグ
>>1
第一幕 旅路
>>8 >>11 >>15 >>17
第二幕 帰還
>>18 >>22 >>23 >>24 >>25 >>26 >>27
第三幕 組織
>>32 >>36 >>39 >>40 >>42 >>43 >>46 >>49 >>50 >>55 >>56 >>59 >>60
第四幕 勝負
>>61 >>62 >>66 >>67 >>68 >>69 >>70 >>72 >>76 >>77 >>78 >>79 >>80
第五幕 迷宮
>>81 >>82 >>83 >>86 >>87 >>88 >>89 >>90 >>92 >>93 >>95 >>97 >>100 >>101
第六幕 師弟
>>102 >>103 >>106 >>107 >>110 >>111 >>114 >>116 >>121 >>123 >>124 >>125 >>126 >>129
第七幕 攻防
>>131 >>135 >>136 >>139 >>143 >>144 >>149 >>151 >>152 >>153 >>154 >>155 >>157 >>158 >>159 >>161 >>164 >>165 >>168 >>169 >>170 >>171
第八幕 本気
>>174 >>177 >>178 >>180 >>184 >>185 >>188 >>189 >>190 >>191 >>194 >>195 >>196 >>197 >>204 >>205 >>206 >>207 >>211 >>213 >>219 >>223 >>225 >>228
第九幕 感情
>>229 >>233 >>234 >>239 >>244 >>247 >>252 >>256 >>259 >>262 >>263 >>264 >>265 >>266 >>269 >>270 >>281 >>284 >>289 >>290 >>291 >>292 >>293 >>296 >>298
第十幕 強襲
>>302 >>304 >>306 >>307 >>311 >>316 >>319 >>320 >>321 >>324 >>325 >>326 >>328 >>329 >>332 >>334 >>336 >>338 >>340 >>341 >>342 >>343 >>344 >>345 >>346
弟十一幕 奪還
>>348 >>353 >>354 >>357 >>358 >>359 >>360 >>361 >>362 >>363 >>364 >>367 >>368 >>369 >>370 >>371 >>372 >>376 >>377 >>378 >>379 >>380 >>381 >>382 >>383 >>391 >>393 >>394 >>397 >>398 >>399 >>400
第十二幕 救世
>>401 >>402 >>403 >>404 >>405 >>406 >>407 >>408 >>409 >>410 >>412 >>413 >>414 >>417 >>418 >>419 >>420 >>421 >>422 >>433 >>436 >>439 >>440 >>441 >>442 >>443 >>444 >>445 >>446 >>447 >>450 >>451 >>452 >>453 >>454
第十三幕 救出
>>458 >>461 >>462 >>465 >>466 >>467 >>468 >>469 >>472 >>473 >>474 >>480 >>481 >>484 >>490 >>491 >>494 >>498 >>499 >>500 >>501 >>502
第十四幕 挑戦
>>506 >>511 >>513 >>514 >>517 >>520 >>523 >>524 >>525 >>526 >>527 >>528 >>529 >>534 >>535 >>536 >>540 >>541 >>542 >>545 >>548 >>549 >>550 >>551 >>552 >>553 >>556 >>560 >>561 >>562 >>563 >>564 >>565 >>568
第十五幕 依存
>>569 >>572 >>575 >>576 >>577 >>578 >>585 >>587 >>590 >>593 >>597 >>598 >>599 >>600 >>603 >>604 >>609 >>610 >>611 >>614 >>618 >>619 >>623 >>626 >>628 >>629 >>632 >>638 >>642 >>645 >>648 >>649 >>654
>>657 >>658 >>659 >>662 >>663 >>664 >>665 >>666 >>667 >>668 >>671 >>672 >>673 >>676 >>679 >>680 >>683 >>684 >>685 >>690 >>691 >>695
第十六幕 錯綜
一節 英雄
>>696 >>697 >>698 >>699 >>700 >>703 >>704 >>705 >>706 >>707 >>710 >>711
二節 苦難
>>716 >>719 >>720 >>723
三節 忠義
>>728 >>731 >>732 >>733
四節 思慕
>>734 >>735 >>736 >>739
五節 探究
>>742 >>743 >>744 >>747 >>748
六節 継承
>>749 >>750 >>753 >>754 >>755
七節 浮上
>>756
第十七幕 決戦
零節 都市
>>759 >>760 >>761 >>762
一節 毒邪
>>765 >>775 >>781 >>787
二節 焦炎
>>766 >>776 >>782 >>784 >>791 >>794 >>799 >>806
三節 森樹
>>767 >>777 >>783 >>785 >>793 >>807
四節 氷霧
>>768 >>778 >>786 >>790 >>792 >>800 >>808
五節 聖電
>>769 >>779 >>795 >>801 >>804 >>809
六節 神龍
>>772 >>798 >>811
七節 地縛
>>773 >>780 >>805 >>810 >>813 >>814 >>817
八節 黒幕
>>774 >>812 >>818
最終幕 混濁
>>826 >>827 >>828 >>832 >>833 >>834 >>835 >>836 >>837 >>838 >>839 >>840 >>841 >>842 >>845 >>846 >>847 >>849 >>850 >>851
エピローグ
>>851
2012年冬の小説大会金賞受賞人気投票記念番外
『夢のドリームマッチ ver混濁 イリスvsリオvsフレイ 三者同時バトル』>>825
あとがき
>>852
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171
- Re: 41章 分断 ( No.86 )
- 日時: 2011/08/06 21:08
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
デインが7P(セヴンプラズマ)フォレスと戦っている最中、Nとレイカは同じ7Pのフレイと遭遇し、ドサイドンと戦っていた。
「クラウン、水の波動!」
「プレシオン、冷凍ビーム!」
雲に包まれた緑色の体を持つポケモン、クラウンは水を波動として放ち、首長竜のようなポケモン、プレシオンは凍てつく氷の光線を発射し、それぞれドサイドンを攻撃する。
しかしドサイドンはそれらの攻撃が効いた風もなく、拳に電撃を纏わせてクラウンとプレシオンに攻撃を仕掛けてくる。
「このドサイドンの特性はハードロックだよー。ハードロックは効果抜群の技の威力を減らす特性、そしてこのドサイドンは防御面を重視して育てられているからそのくらいの攻撃じゃ倒せないよー」
フレイは地面に寝そべってゴロゴロしながら無気力な声で言う。
ドサイドンは掌を突き出し、穴が開いた部分から岩石の球を発射する。その岩石の球はプレシオンの首を掠め、すぐ傍の壁に激突して砂煙を上げる。
「プレシオン、ダイヤブラスト!」
プレシオンは宝石のように光り輝く白色の光線を放ち、ドサイドンを攻撃。しかしドサイドンは全く怯まず、ハンマーのような球状の尻尾を鋼のように硬化させ、プレシオンに叩きつける。
「プレシオン!」
プレシオンは間一髪のところで身を引いて直撃を避けたが、それでもドサイドンのアイアンテールの威力は凄まじく、プレシオンは吹っ飛ばされてしまった。
「クラウン、怪しい風!」
クラウンはプレシオンと代わるようにして前に出て、妖気を含んだ怪しい風を飛ばす。しかし
「無駄なのにねー」
ドサイドンはその風をものともせず、掌をクラウンに向けて突き出し、岩石の球を発射する。
「岩石砲……!クラウン、避けろ!」
クラウンは急上昇してその岩石の球を回避した。
「くっ、エアカッター!」
クラウンはめけずに空気の刃を無数に飛ばすが、ドサイドンは尻尾の一振りでその刃を全て破壊してしまう。
「プレシオン、渦潮!」
しかし今度は後方のプレシオンが渦氏を発生させ、ドサイドンの動きを止める。
「クラウン、熱風だ!」
その隙にクラウンは高音の熱風を放ち、ドサイドンを攻撃。あわよくば火傷状態になってくれれば、という算段だが、そうは問屋が下ろさないものだ。
ドサイドンは体全体を振るって渦潮を吹き飛ばし、拳に電撃を纏わせて殴りかかってくる。
「クラウン、水の波動!」
クラウンは水の波動をドサイドンの顔面に直撃させるが、ドサイドンは全く動じずにクラウンに雷パンチを喰らわせる。
「クラウン!」
クラウンは雷パンチの直撃を喰らい、戦闘不能ではないものの大ダメージを負ってしまった。
「プレシオン、冷凍ビーム!」
プレシオンは凍てつく氷の光線を発射するが、ドサイドンは構わずにドリルの鼻を高速で回転させ、プレシオンに突撃し、吹っ飛ばす。
「プレシオン!」
プレシオンも今のドリルライナーで相当なダメージを受ける。
「攻撃と防御は表裏一体、切手も切り離せず、攻撃優れるものは防御も優れ、防御硬きものは攻撃硬き、って言うらしいよー。まあ要するに、攻撃が高い奴は決まって防御が高く、防御が高い奴は決まって攻撃が高いって意味だと思うよー。まあ、例外もあるけどねー」
フレイは眠たげに言うが、その言葉は真意を突いていた。
このドサイドンは防御に優れ、攻撃にも秀でていた。
同時刻、イリスとデインは7P、フォレスと戦っていた。実際に戦っているのはデインだけだが。
「サンドリル、メタルクロー!」
サンドリルは地面を突き破り、ランクルスの背後に現れ、鋼鉄の如く硬化された爪、というかドリルでランクルスを切り裂く。
「ランクルス、気合球!」
ランクルスは気合を凝縮した球を放つが、サンドリルは地面に潜ってしまい、気合球をかわす。
「シザークロス!」
ランクルスが周り警戒する中、サンドリルはランクルスの背後から突然現れ、ドリルを交差させてその先端でランクルスを十字に切り裂く。
「随分な際物だな、あのサンドリル……!」
イリスは呟く。フォレスのサンドリルは攻撃や防御が高いが、そこは着目点ではなく、このサンドリルが誇るのは驚異的な掘削力、つまり掘り進む力なのである。フォレスのサンドリルは14番道路から12番道路までの地下を、三次元的に掘削して三年は掛かるであろう時間を、一匹だけで一ヶ月足らずで掘り終えるほどの掘削力を持っていて、その力は長い距離を効率よく掘るだけでなく、一瞬にして地面に潜るなど、バトルにも活用できるので、かなり厄介な能力である。
「サンドリル、ドリルライナーだ!」
サンドリルは今度はランクルスの真下からドリルを突き出した状態で飛び出し、ランクルスを攻撃する。
「ランクルス、サイコノイズ!」
ランクルスは攻撃してきたサンドリルをなんとか捕まえ、サイコエネルギーをぶつける。サンドリルはそれでランクルスの束縛から抜け出したが、サイコノイズの効果で前が見えていないだろう。
「前が見えなきゃ地面を掘る事も、攻撃する事もできない。ランクルス、気合球!」
ランクルスは気合を凝縮した球をサンドリルに放つ。しかし
「サンドリル、避けな」
サンドリルは一瞬で地面に潜り、気合球を回避。さらに
「メタルクロー!」
地面を突き破ってランクルスの背後に現れ、鋼鉄のドリルで切り裂く。
「…………」
ランクルスはまだせんとうふのうではないが、デインは黙りこくっていた。
「目が見えてないはずのサンドリルが動けるのがそんなに不思議か? 教えてほしいなら、教えてやる」
別に何も言ってないのに、フォレスは説明し始める。
「地面に住むポケモン、地面を掘り進むポケモンは、基本的に目が悪い。そりゃそうだ、地中なんて暗い所にいりゃ、誰だって目が悪くなる。だがこいつらは、目が悪くとも生活できるように、視力以外の五感が発達してんのさ。ま、要するにだ」
フォレスは締め括るように言った。
「俺のサンドリルは視力がなくとも戦えるんだよ」
なんか二回連続でフォレスの台詞エンドですね、ウザイですね。そして最近執筆意欲が湧いてこないのです、これがいわゆるスランプというものでしょうか……僕が小説家になってスランプになったらどうしようとか思ってしまいますね。では、次回もデプスラビリンスでのバトルですので。ちなみにデプスは地下とかそういう意味だった気がします、英語は苦手でよく覚えてませんが。では、次回もお楽しみに。
- Re: 42章 潜窟 ( No.87 )
- 日時: 2011/08/06 23:49
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
「クラウン、エアカッター!」
「プレシオン、冷凍ビーム!」
クラウンとプレシオンはそれぞれ空気の刃と氷の光線でドサイドンを攻撃するも、特出した防御力と効果抜群の技の威力を軽減する特性ハードロックによって、ドサイドンはほとんどダメージを受けない。
ドサイドンは拳に電撃を纏わせ、プレシオンに殴りかかってくる。
「プレシオン、サイコキネシス!」
プレシオンは念動力でその拳を止めるが、ドサイドンの圧倒的なパワーを前にしては、その念動力も長くは続かない。
「クラウン、水の波動!」
だがドサイドンが動けない隙に、クラウンは水を波動として放ち、ドサイドンを攻撃。効果抜群で威力二倍のさらに二倍だが、ハードロックで軽減されているためドサイドンは大きなダメージを受ける事無く、立ち続けている。
そしてドサイドンはハンマーのような尻尾を鋼鉄の如く硬化させ、クラウンに叩きつけようとするが、クラウンはそれを軽く回避。
「ダイヤブラスト!」
そして攻撃が空振って隙だらけのドサイドンに、プレシオンは光り輝く宝石のような白色の光線を放って攻撃。だがやはり、ドサイドンには大きなダメージを与えられない。
ドサイドンは攻撃と防御が優れてはいるものの、素早さと知能はそうでもなかったりする。素早さはいいとして、知能がないのはバトルにおいてかなり不利なもので、トレーナー同士のバトルならトレーナーがそこを補うのだが、このドサイドンにトレーナーはいない。フレイのポケモンではなく、フレイも指示を出そうとしないため、ドサイドンは本能だけで戦っている。なので攻撃は単調になり、攻撃を喰らえばすぐに標的を変更し、攻撃後も隙だらけのまま攻撃を受ける。
「まあでも、その知能の低さをものともしないほどに、ドサイドンの攻防は優れているんだけどねー」
フレイがそう言う中、ドサイドンはドリルになっている鼻を高速で回転させ、プレシオンに突撃する。しかしプレシオンはサイコキネシスを巧みに操り、ドサイドンの攻撃を回避。そのまま冷凍ビームを当てるが、やはり効いている様子はない。
「クラウン、熱風!」
クラウンは高音の熱風を放ち、ドサイドンの体力を少しずつ削っていく作戦に出るが、ドサイドンは岩石砲でクラウンの攻撃を封じてしまう。
「こっちはまずまずといった感じかなー? フォレスはどうしてるかなー……」
「サンドリル、ストーンエッジ!」
サンドリルは地中より鋭く尖った岩を連続で放ち、ランクルスに突き刺す。
「シザークロス!」
さらにサンドリルは地中より現れてランクルスの背後を取り、ドリルとなった爪を交差させ、その先端でランクルスを十文字に切り裂く。
「ランクルス、サイコキネシス!」
ランクルスは負けじと念動力を攻撃力のある念波に変えて放つが
「サンドリル、地面に潜れ!」
サンドリルは地面に潜って回避してしまう。さっきからこれの繰り返しだ。
「メタルクロー!」
そしてサンドリルはランクルスの斜め後から現れ、鋼鉄のドリルで切り裂く。最初は真後ろからのみ現れるサンドリルだったが、次第に斜め後、斜め前、横、意表を突いて正面から現れたりと、不規則に攻撃してくるので、ランクルスも攻撃を受け続け、流石に疲弊しきっている。
「そろそろか……サンドリル、ストーンエッジ!」
サンドリルは地中より鋭く尖った岩を無数に放ち、ランクルスに突き刺す。ランクルスのジェル状の体は衝撃を受け難く、それもあってランクルスは耐久力がたかいものの、ここまで攻撃を撃ち込まれれば、限界も来るだろう。
「ランクルス、サイコノイズ!」
「無駄だ、かわせサンドリル!」
サンドリルはランクルスの放ったサイコエネルギーを、地中にもぐってかわす。
「メタルクローだ!」
そしてランクルスの背後から地面を突き破って現れ、鋼鉄の爪で切り裂く。
メタルクローは攻撃の際に攻撃力を高める事がある技なので、サンドリルの攻撃力はどんどん上がっていく。
「気合球!」
ランクルスは気合を凝縮させた球体を放つも、サンドリルは地面に潜って攻撃を避ける。
「ランクルス、サイコキネシス!」
ランクルスはサンドリルが地中に潜ってからサイコキネシスを放つが、特にこれといった変化は見られない。
「サンドリル、ドリルライナー!」
そしてサンドリルはランクルスの真下から地面を突き破って突撃してくる——はずだった
「ああ? どうしたサンドリル!」
サンドリルはいつまで経っても地面から出て来ない。
「おい、サンドリル!」
フォレスは叫ぶが、サンドリルは出て来ない。
そして、イリスは気付いた。
「サイコキネシス……」
ランクルスはサイコキネシスでサンドリルの動きを止めているのだろう。しかもサンドリルの姿が見えないため、サンドリルのみを対象としたサイコキネシスではなく、サンドリルがいるであろう地中全てにサイコキネシスをあて、操作しているのだ。サンドリルの掘削力があれば相当深いところまで掘れるので、このサイコキネシスは莫大なエネルギーを消費し、そう長くは続かないだろう。というか、この状態をキープするだけで精一杯のはずだ。しかし
「ランクルス、引きずり出すんだ!」
ランクルスは最大出力のサイコパワーでサンドリルを地面から引きずり出し、地面に伏せさせる。
「気合球!」
そしてランクルスは気合を凝縮した球を放ち、サンドリルに命中させる。
「サンドリル!」
サンドリルは特防が低いため、ランクルスの気合球を喰らって戦闘不能になってしまった。
終わりが微妙な気も……なんか毎回のようにこれ言ってますね。今回も前回と変わらずデプスラビリンスでの戦いですが、遂にデインのランクルスがフォレスのサンドリルを倒しました。いや、地中ごとサイコキネシスで操作するとか凄いサイコパワーですよね……まあ、それも僕が書いたのですが。では、次回はNとレイカがドサイドンの攻略法を掴むのか、といった感じです。お楽しみに。
- Re: 43章 継目 ( No.88 )
- 日時: 2011/08/07 14:46
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
「クラウン、怪しい風!」
「プレシオン、冷凍ビーム!」
クラウンは妖気を含む風を、プレシオンは凍てつく氷の光線を放つが、ドサイドンは止まる事無く攻撃を繰り出す。
「そろそろ頃合かなー」
ドサイドンは拳に電撃を纏わせ、クラウンに殴りかかってくる。クラウンは雲のような動きでその拳をかわし、顔面に水の波動をぶつけるが、効果は薄い。
「クラウン、エアカッターだ!」
クラウンは空気の刃を無数に放ち、ドサイドンを切り刻む。しかし効果いまひとつのエアカッターだ、防御の高いドサイドンには効くはずもない。Nもレイカも、フレイもそう思っていた。しかし
「効いてる……?」
ドサイドンはそのエアカッターを喰らい、少しよろけてしまう。大きなダメージとは言い難いが、それでも今まで以上に効いている。
「もしかして……クラウン、エアカッター!」
クラウンは空気の刃を無数に放ち、ドサイドンを切り刻む。ただとにかく刃を飛ばすのではなく、ある箇所を重点的に狙っての攻撃だ。そしてその箇所とは
「やっぱりだ……あのプロテクターの隙間が弱点なのか……」
そう、ドサイドンの弱点は、プロテクターの隙間。もっと言えば、プロテクターの繋ぎ目、接続部分である。ドサイドンは確かに堅く、硬いポケモンだ。岩の如き強度を誇る体に、防護プロテクターを装着しているため、その防御力は相当なものだろう。
しかし、どんなポケモンにも弱点はある。このドサイドンの弱点はプロテクターの繋ぎ目だ。岩の皮膚が剥き出しになっている部分はそれはそれで硬く、プロテクターの部分は言うまでもない。しかし腹部のプロテクターとプロテクターを繋ぐ接続部分だけは、強度が限りなく貧弱なのだ。
「弱点が分かればあとはそこに向けて攻めるのみ、クラウン、エアカッター!」
クラウンはドサイドンの弱点に向けてエアカッターを放つ。しかしドサイドンハンマーのような尻尾を振り、空気の刃を全て粉砕してしまう。
「ま、弱点が分かってもこのドサイドンは慎重だから、そう簡単に弱点を攻撃させてはくれないよー。いくら知能が低くても自分の弱点と、そこが攻められてはいけないって事くらい分かってるだろうしねー」
脱力感溢れる声でフレイは言う。
「レイカさん、あのドサイドンの動きを止めることはできますか?」
「……渦潮とサイコキネシスを上手く使えば、五秒くらいは可能だと思う」
「じゃあ、お願いします。クラウン、熱風!」
クラウンは高音の熱風を放ち、ドサイドンを攻撃。しかしこれは攻撃目的ではなく、ドサイドンの目をプレシオンから逸らすためだ。
「プレシオン、渦潮!」
プレシオンはまず、ドサイドンの動きをを渦潮で封じる。しかしドサイドンは体を捻るだけで渦潮を破壊できるので、この拘束は一秒ともたないだろう。
「サイコキネシス!」
しかしそこでさらにプレシオンがサイコキネシスでドサイドンの動きを操作。渦潮とサイコキネシスの相乗効果で、ドサイドンは今、身動き一つできない。だがそれもドサイドンのパワーはすぐに打ち破ってしまうだろう、だからその隙に、クラウンはドサイドンの弱点を攻める。
「クラウン、水の波動連射!」
クラウンはただひたすら、水の波動をプロテクターの繋ぎ目に向けて発射する。ドサイドンは苦しそうに呻き、束縛を解こうとするが、まだ解けない。
やがて渦潮とサイコキネシスは消え、ドサイドンはその場に崩れ落ちた。
「やったか……?」
「ちっ、戻れサンドリル」
フォレスは戦闘不能となったサンドリルをボールに戻す。
「戻ってくれ、ランクルス」
そしてデインもランクルスをボールに戻す。サンドリルの攻撃をしこたま喰らっているランクルスだ、もう戦うことはできない。だからデインの判断は懸命だろう。
「俺の次のポケモンはこいつだ。出て来な、マカドゥス!」
フォレスが繰り出したのは全身が鋭く尖っているポケモンで、水色の体と黄色い尻尾、そして首の辺りも黄色のポケモンだ。
「サーベルポケモン、マカドゥス……岩・電気タイプで、スミロドンの進化系……。……!」
そこでイリスははたと思い出す。
「デインさん、気をつけてください!マカドゥスは攻撃的な見た目ですが、特攻が高いポケモンです!接近戦より、遠距離攻撃の方が脅威です!」
イリスは以前マカドゥスの進化前のスミロドンとの戦いで、スミロドンは攻撃型だと勘違いして痛い目を見た事がある。なのでデインが二の舞にならないよう、助言する。
「そうか、ありがとうイリス君。……それじゃあ、次はこのポケモンだ。頼むよ、バシャーモ!」
デインが繰り出したポケモンは、人型のシャモ(鳥、軍鶏)のようなポケモンだ。全身は燃えるように赤く足元だけが黄色い。胸部から背中を覆い、後頭部へと伸びる髪の毛のような羽、額からはV字型のトサカが伸びている。
猛火ポケモン、バシャーモ。炎・格闘タイプ。
「……見るからに物理型のポケモンだな」
イリスは素直な感想を言う。
デインvsフォレス。第二戦の開幕である。
今回はN&レイカvsドサイドンがちょっと長めです。ついにNとレイカはドサイドンの弱点を見つけ出し、集中を攻撃に成功。ドサイドンを倒したのか……?そしてフォレスの二体目のポケモン、デインの二体目(そして三番目)のポケモンも登場です。では、次回もお楽しみに。
- Re: 44章 耐久 ( No.89 )
- 日時: 2011/08/07 21:19
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
「…………」
砂煙が舞い、ドサイドンの姿は見えない。しかし弱点にあれだけ水の波動を撃ち込んだのだから、いかに特性ハードロックがあろうとも、耐え切る事はできないはずだ。
しかし
「立っている……だと……!?」
ドサイドンは相当なダメージを受けているようだが、それでもまだ立っていた。戦闘不能になっていなかった。
「慎重なドサイドンは特防が高いものだけど、ここまでとはねー。流石はゲーチスが集めたポケモンって事かなー」
あまりの耐久力に驚愕しているNとレイカを他所に、ドサイドンは拳に電撃を纏わせ、プレシオンを殴り飛ばす。
「プレシオン!」
今の雷パンチで、プレシオンは戦闘不能。
さらにドサイドンはハンマーのような尻尾を鋼鉄の如く硬化させ、クラウンに叩きつけようとする。
「クラウン、かわせ!」
クラウンはそのアイアンテールををなんとかかわすが、続け様に放たれた岩石砲の直撃を喰らい、こちらも戦闘不能。
「ふーん、体力が大幅に削られてタガが外れたって感じかなー? これはこれで、一つの発見だねー。ゲーチスに報告しとかなきゃなー」
フレイは指先を使って地面にメモっている。どう考えても無意味だと思うのだが。
「くっ、戻れクラウン」
「プレシオン、戻って」
Nとレイカはそれぞれ戦闘不能となったポケモンをボールに戻し、新たなボールを構える。
「頼むぞ、シャミネ!」
「お願いします、デリバード!」
Nが繰り出したのは炎・ノーマルタイプの黒猫ポケモン、シャミネ。
レイカが繰り出したのは白い袋を持った、鳥型のサンタクロースとでも言うようなポケモン。運び屋ポケモンのデリバードだ。
「岩タイプと地面タイプを持つドサイドンに対して炎とノーマル、氷と飛行のタイプを持つポケモンで挑むんだー。どう考えても不利だけど、その分何か作戦があるのかなー?」
フレイは相変わらずのやる気のない声で言う。
「シャミネ、気合溜め!」
「デリバード、フェザーダンス!」
シャミネを自分を鼓舞して気合を溜め、デリバードはドサイドンに羽をぶつけ、攻撃力を下げる。
「炎の渦!」
そしてシャミネは渦巻く炎をドサイドンに放つ。しかし効果いまひとつなので、ドサイドンにはほとんど効いてない。
「いいんだ、効かなくとも。ドサイドンの動きを止められれば」
ドサイドンは炎の渦によるダメージはほとんどなかった。だがしかし、炎の渦の効果を受けなかったわけではない。
具体的に言えば、ドサイドンは炎の渦に閉じ込められた。
「さあ、ここからが本番だ」
「マカドゥス、十万ボルト!」
「バシャーモ、かわしてブレイズキック!」
バシャーモはマカドゥスの放つ超高圧電流を跳躍してかわし、踵落としのようなブレイズキックを喰らわせる。
「アクアテールだ!」
しかしブレイズキックはマカドゥスに効果いまひとつ。マカドゥスはすぐに立ち直り、水を纏わせた尻尾をバシャーモに叩きつける。
「くっ、ビルドアップ!」
だがバシャーモも簡単にはやられず、アクアテールを喰らう寸前に筋肉を増強して攻撃と防御を高め、アクアテールのダメージを軽減する。
(接近戦よりも遠距離攻撃の方が脅威とは言ったけど、このマカドゥス、攻撃力も結構高い……それに、近接戦闘にも優れてる。遠距離攻撃と近距離攻撃を上手く使い分けてる……!)
マカドゥスは確かに特攻の方が高いポケモンだ。しかし特攻が高い事は、攻撃が低い事とイコールでは繋がらない。マカドゥスは攻撃力、特殊攻撃力の両方に優れていて、一際特攻が高いというだけなのだ。
「マカドゥス、磁力線!」
マカドゥスは強い電磁波を放ち、バシャーモに強力な電磁力をぶつける。磁力線は攻撃の軌道が見えないため、攻撃が避け難く厄介な技だ。
「バシャーモ、ダークフィアーズ!」
バシャーモは拳に悪意の波動を乗せ、衝撃波として放つ。衝撃波はマカドゥスに直撃し、マカドゥスは大きく体勢を崩す。
「今だ、スカイアッパー!」
バシャーモはその隙にマカドゥスの懐に潜り込み、強烈なアッパーカットを喰らわせてマカドゥスを上空に吹き飛ばす。
「くっ、それがどうした!マカドゥス、グランボールダ!」
マカドゥスは滞空中に大きく吠え、地中の岩石を宙に浮かべる。その岩石はバシャーモを取り囲むように動き、バシャーモ目掛け、一斉に襲い掛かってくる。
「バシャーモ、ビルドアップ!」
避けきれないと判断したデインは、バシャーモにビルドアップを命じる。バシャーモは筋肉を増強して攻撃と防御を高め、バシャーモを覆い隠すように襲い掛かってくる岩石の攻撃を耐える。そして瞬く間にバシャーモは無数の岩石に覆われてしまい、姿が見えなくなった。
『…………』
沈黙が続き、岩石の塊ことグランボールダを喰らったバシャーモはピクリとも動かない。イリスはやられたのかと一瞬頭によぎったが、心配する事はなかった。
次第に岩石の塊はピキピキと音をたて、割れ目から炎がチロチロと噴き出す。そして
「バシャーモ!」
バシャーモは岩石を砕き、猛々しい姿を現す。
「……マカドゥスのグランボールダを耐え切るとか、どんな耐久力だよ……いくら二回のビルドアップで防御が上がってるつっても、限度があるだろ……」
フォレスは額に汗を浮かべ、やや焦っている。どうやらさっきのグランボールダは決め技のようで、それを耐えられたからだろう。
バシャーモは傷ついてはいるもののまだまだやる気のようで、手首から炎を噴射し、臨戦態勢となる。
「さて、ここからが本番だよ」
今回はドサイドンがまだ倒れておらず、Nとレイカのポケモンを倒してしまいました。まあ、二人はまだポケモンを持っているので、数に物を言わせれば勝てそうですがね。そしてデインとフォレスのバトルは、バシャーモが押されてるかと思いきや、最後にはバシャーモがグランボールダを吹き飛ばして、まだバトルは続行します。第五幕はどこまで長引きますかね。では、次回もお楽しみに。
- Re: 45章 連撃 ( No.90 )
- 日時: 2011/08/07 22:48
- 名前: 白黒 ◆QpSaO9ekaY (ID: GSdZuDdd)
- 参照: http://www40.atwiki.jp/altair0/pages/308.html
「シャミネ、炎の渦!」
「デリバード、オーロラビーム!」
シャミネとデリバードは、炎の渦の効果で身動きの取れないドサイドンに集中攻撃を仕掛ける。
「確かに閉じ込めて動きを封じちゃえば、あとはただひたすら攻撃してれば勝てるよねー。まあ、ドサイドンの攻撃力を持ってすれば、炎の渦の束縛なんてすぐに吹き飛ばすけどー……」
「デリバード、フェザーダンス!」
デリバードはドサイドンに舞い落ちる羽をぶつけ、攻撃力を下げる。
「ああやって攻撃力を下げられちゃ、簡単にはいかないよねー」
つまり、シャミネが炎の渦でドサイドンの動きを封じ、デリバードがドサイドンの攻撃力を下げて炎の渦から抜け出せないようにする。あとは二匹のポケモンでドサイドンを集中攻撃、という算段だ。
「シャミネ、鬼火!」
さらにシャミネは青白く燃える不気味な火の玉を放ち、ドサイドンを火傷状態にする。これでドサイドンの攻撃力はさらに下がり、体力も徐々に削れていく。
「デリバード、種爆弾!」
デリバードは袋からいくつか種を取り出し、ドサイドンに投げつける。種はドサイドンに当たると爆発した。
「プレゼント!」
さらにデリバードは袋からラッピングされた箱を取り出し、これもドサイドンに投げつける。そしてその箱も種爆弾のように爆発した。
「……危険物がたくさん詰まった袋だねー。全国の子供達は、絶対にそのデリバードからプレゼント貰いたくないだろうねー」
こればっかりは、Nも同意する。
「シャミネ、ダークロアー!」
シャミネは猫とは思えないような闇のエネルギーが含まれた叫び声——否、咆哮を放ち、ドサイドンを攻撃。その咆哮は威力もさることながら、スピードが物凄い。
「炎の渦!」
シャミネはさらに炎の渦で追撃する。まあ、攻撃よりも炎の渦が切れ掛かっているから新しい炎の渦を放って束縛を持続させるのが目的だが。
「んー。流石に動けなきゃどんなに強いポケモンでもやられちゃうかー。どうしたもんかなー」
フレイは相も変わらずとろんとした目付きと声で言う。
「シャミネ、ダークロアー!」
「デリバード、プレゼント!」
シャミネの闇の咆哮と、デリバードの爆弾内蔵ラッピング付きプレゼントボックスによる爆撃がドサイドンにヒット。その顔はかなり疲弊していた。
「こっちはそろそろ終わっちゃいそうだなー。フォレスの方は今頃どうなってるかなー……?」
「マカドゥス、十万ボルト!」
「バシャーモ、かわしてブレイズキック!」
バシャーモはマカドゥスの放つ超高圧電流をかわし、マカドゥスにブレイズキック(回し蹴り)を喰らわせて吹っ飛ばす。
「くっ、磁力線!」
マカドゥスは特殊な電磁波を放って強力な磁力の波を発生させ、その波をバシャーモに向けて放つ。
バシャーモはその攻撃を避けずに防御する。磁力線は攻撃の軌道が見えず避けづらいため、下手に回避行動を取るよりも喰らう覚悟で防御した方が良いのだ。
「バシャーモ、ダークフィアーズ!」
バシャーモは拳に悪意の波動を乗せ、それを衝撃波として放つ。
「磁力線!」
しかしマカドゥスは磁力線で衝撃波をシャットアウトしてしまう。
「マカドゥス、グランボールダ!」
マカドゥスは大きく吠え、地中より無数の岩石を浮かべ、バシャーモを取り囲む。そしてそれらの岩石は一斉にバシャーモに向かって飛んでいく。しかし
「ブレイズキック!」
バシャーモは足に灼熱の炎を灯し、回し蹴りの要領で襲い掛かる岩石を全て蹴り砕く。
「なんて奴だ……マカドゥス、十万ボルト!」
マカドゥスは十万ボルトの超高圧電流を放ち、バシャーモを攻撃。だがバシャーモは格闘家のような身のこなしでそれをかわし、マカドゥスに接近する。
「ぐぅ、アクアテール!」
「スカイアッパー!」
マカドゥスは尻尾に水を纏わせてバシャーモに叩きつけようとするが、その前にバシャーモが強烈なアッパーカットを喰らわせ、マカドゥスは上空へと吹き飛んだ。
「ダークフィアーズ!」
さらにバシャーモは拳に乗せた悪意の波動を衝撃波として放ち、マカドゥスを追撃。マカドゥスは耐久力が低めなので、そろそろ体力も尽きるだろう。
「マカドゥス、磁力線だ!」
だがしかしマカドゥスはまだやる気のようで、特殊な電磁波で強力な磁力の波を発生させ、それをバシャーモに向けて放ち、攻撃する。しかしバシャーモは防御体勢をだったので、あまり大きなダメージは受けなかった。
「バシャーモ、ブレイズキック!」
「マカドゥス、アクアテール!」
バシャーモは足に灼熱の炎を灯し、マカドゥスに蹴り掛かる。マカドゥスは尻尾に水を纏わせ、バシャーモに叩きつけようとする。
灼熱の蹴りと水流の尻尾がぶつかり合い、せめぎ合う。普通ならタイプ相性で有利なマカドゥスのアクアテールが勝つが、バシャーモはビルドアップを二回使用しており、攻撃力が上昇している。なので地力で勝っているバシャーモはタイプの差を技で埋め、アクアテールを押し切ってマカドゥスを蹴り飛ばす。
デインとフォレスの戦いも、もうすぐ幕が下りる。
今回はドサイドンが見事なまでにリンチされていた事と、マカドゥスがまともな攻撃を入れられずに攻撃されてる回でした。……これだけ聞くと、今回すごく嫌な回みたいですね。まあ何はともあれ、そろそろこの第五幕も終了ですかね。では、次回もお楽しみに。
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