BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- Dear you don't believe
- 日時: 2017/10/22 18:14
- 名前: ゼパル (ID: kG84zh4.)
うみねこのなく頃にをわしのストーリーにするために作ったお
原作とは全く違う物語となっております
バトベア、ベアバト、ベアト好きは見ないことをオススメします
ちなみに、朱志香=ベアト
嘉音=ベルン 紗音=ラムダ
です。
- Re: Dear you don't believe ( No.210 )
- 日時: 2018/01/01 21:30
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
オ「あ、あの…」
黒「あ?」
オ「僕の名前は……オディウムです。約束…覚えてますか…?」
六年前の、あの約束。
迎えに来るぜって約束。
黒「…っ…すまない…六年間も来れなくて…いろいろとあって…事故にもあったし…」
オ「大丈夫なの!?」
黒「あぁ、大丈夫だ。一緒に幸せになれる様にがんばろうぜ?」
もう死のうとしたりしない。
あの時のベルンカステルの言葉とルシファーのおかげだ。
俺は二度と、約束を忘れない
嘉「…いないって…わかってる」
僕の人格達はみんな魅力的…でも僕は…ただの家具。
ひっそり何処かで観戦でもしよう。
どうせ、僕を求める人なんていないんだ…
- Re: Dear you don't believe ( No.211 )
- 日時: 2018/01/04 11:05
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
どんどん人格達が死んでゆく。
あの笑顔の日々が、血に染まってゆく。
ヱ「こんな所にいましたか。」
ヱリカ…。この人格は、知識を上げ、他の者よりも高位に立ちたいという醜い思いから創ってしまった…。
ヱリカでいる時は人を散々見下した。
でも、恋をした。奥様に。
奥様は学校に通っていなかった。しかし、右代宮や旦那様の名誉の為にいつもいつも経済についてや政治、学校の事などを勉強していた。
それに、奥様は西洋の飲み物が苦手らしく、紅茶に慣れる為に紅茶の種類や味、匂いなども勉強したらしい。
アールグレイが克服できたと嬉しさのあまり、僕に話してくれた。
あの時の奥様の嬉しそうな笑顔は、ヱリカを通して僕にも伝わった。
それから紅茶を克服するために、まずは何から飲めば良いのかわからないと言う奥様。
とりあえずダージリンなんてどうですか、と言ったら奥様に練習に付き合ってと言われ、奥様と話す機会が増えた。
奥様はいろんな事を話してくれた。
秋が好きだと、19年前に赤ん坊を崖から落とした、と。
- Re: Dear you don't believe ( No.212 )
- 日時: 2018/01/04 11:26
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
ヱ「19年前の赤子は、誰だと思います?」
嘉「兄さんってのも、悪くないんじゃないかな」
ヱ「そうですね。吾音さんがこの世界から消えた理由は、その時に死んでしまった可能性があります。」
妙な世界だ、ここは。
穏音が来るために、兄さんが消える。
ベルン「穏音が来て、吾音が消えるのは1億分の1の確率よ。運、悪いのかしら、はたまた良いのかしらね?くすくす…」
クジとかなら良いけど、僕にとったら悪い。最高に悪い。虫酸が走る…。
ヱ「私、決めました」
ヱリカが悲しそうな顔をする。
もしかして…
ヱ「夏妃さんは諦めます。それを言う為にここに来ました。本人にはもう伝えました。」
ヱリカの体が、ちぎれていく。
ゆっくりゆっくり皮膚が剥がれていく。
ヱ「ウィルさんに会いに行ってください。」
ベルン「黒に会いに行きなさい。」
ベルンもヱリカと同じ様になっていた。
もうすぐで、終わる。
どうしようか…?
1、ウィルに会いに行く。
2、黒に会いに行く。
3、誰にも会わない。
____
どうぞ、お選びくださいな
- Re: Dear you don't believe ( No.213 )
- 日時: 2018/01/04 11:57
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
第六話:一なる元素 ウィル選
_ウィラード様に会いに行こう。_
嘉哉「後、誰がいるかな」
ウ「さぁな。とにかく気をつけろ。」
ウィルは嘉哉の頭を撫でる。
嘉哉は嬉しそうに笑った。
嘉音は二人の目の前に行った。ウィルは嘉音に刃を向ける。
嘉「ヱリカから何か、言ってもらった?」
ウィルはあぁという顔をした。
ウ「何があっても私達人格はあなたとずっと友達…みたいな感じだな」
嘉「そうですか。」
嘉音はナタを取り出す。
嘉「君達の愛の深さを調べさせてもらうよ!!煉獄の七姉妹!!」
己の心を映し出したもの。それが七姉妹。
最初で最後の今の自分の気持ちを表す為の悪魔達。
サ「憤怒のサタン、ここに。」
ア「色欲のアスモデウス、ここに。」
嘉「あの二人を君達の残虐な限りを尽くし殺せ…!!」
サタアス「御意!」
二人はそれは嬉しそうに、狙いを定める。
ウ「くそっ…」
嘉哉「ウィル…頑張って…!!」
杭を良く見ろ。音を良く聞け。まずはどこを狙う…?
胸?頭?腹?手?腕?足?
杭を追っていたら、目に何か飛んで来るのが見えた。しかし、反応が遅かった。
杭は右目に刺さる
ウ「っぐ!!」
嘉哉「ウィル…!!!」
- Re: Dear you don't believe ( No.214 )
- 日時: 2018/01/05 08:06
- 名前: SSVD異端審問官 (ID: x/ARx04T)
ア「余所見したらだめよ可愛い子ちゃん?」
杭が嘉哉に向かって飛んでくる。
杭が刺さる。しかし刺さったのは嘉哉じゃない。ウィルだった。
ウ「くっ…どんくらいの速さで来るかなら、もうわかったぜ…狙いは読めねェがな」
なるほど。有能だ、確かに。
嘉「有能な人は好き…良いよね、嘉哉は。」
こんな良い人に守られて。
嘉「僕にあるのは有能な騎士ではなく、無惨な“死期”なんだよ」
「そうだね。君には死期しか訪れない…でも。僕は君の有能な騎士であることは変わらない」
だって君の願いを叶えたから。
絶望していたんでしょ?
だからだよ。ほら、好きな場所へ飛んでいきな。
君は自由だよ。でも、それは
“僕が迎えに来たら終わりだけどね”
___
BADEND 自由無き自由
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