複雑・ファジー小説

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もしも俺が・・・・。『フィーダと那拓。』
日時: 2014/01/03 18:25
名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)

   作者の今叫びたい一言  『ツイッター、始めました。>>205』 (By 作者)


   序章、あとがき+読者様へ一言!! >>114

   土下座で頼む、簡単アンケート!! >>115
   ↑アンケート円滑化のために、登場人物のリストを作りました!! >>123

   オリキャラ大募集中!!!(こちらをお読みください。) >>140



 【第一回 アンケート回答者リスト!! スペシャルサンクス!!】

・月葵様 →>>117
・るるこ様 →>>125
・檜原武甲様 →>>133
・李々様 →>>134
・八重様 →>>138
・エストレア様 →>>145


 【オリキャラリスト!! スペシャルサンクス!!】

・李々様 →>>141 『明蓮寺 美夜』 >>151 『古屋 朱李衣』
・95様 →>>142 『葉隠 空冴』 >>146 『鳳凰院 龍雅』
・エストレア様 →>>145 『キル・フロート』
・檜原武甲様 →>>147 『知名崎 宇検』
・月葵様 →>>148 『結風 遥』 >>156 『矛燕』 『ゼヘト』
・グレイ様 →>>152 『周邊 蓮華』
・八重様 →>>155 『雛姫 容子』
・るるこ様 →>>166 『王 莉紅』 『鳳広炎』









   クリックどうもありがとうございます。


  おはようございます、こんにちは、そしてこんばんわ。

  どうも初めまして。ご存知の方はお久しぶりです。

  私の名前はヒトデナシと申します。



 “自己紹介が終わったところで、この小説の注意点です。”


  1、荒らしの方々は回れ右して去ってください。

  2、読んでいただけるとすごくありがたいです。

  3、コメントをもらうと、作者は歓喜に満ち溢れます。




 “では次に、この小説はどんなものなのかを紹介いたします。”
    

  1、この小説の中心の視点は基本、主人公である俺(作者ではありません。)が中心です。

  2、この小説は、主人公が『もしもの世界』を体験したとき、どのように思うのか、またはどのように動くのかを描いたものです。

  3、基本、自由である。



  ————と言った感じでございます。



  では早速書いていきたいと思います。

  楽しんでいただけると幸いです。



  ・登場人物・・・主要人物 >>119
          黒川陣営 >>120
          リバース陣営 >>121
          DDD教団陣営 >>122


  ・イラスト広場(心優しい絵師様、常時募集中)・・・>>62

  ・用語説明・・・>>63




   コメントを下さった優しい読者様


 ・月葵様 
 ・八重様
 ・秘密箱様
 ・エストレア様
 ・小枝様
 ・るるこ様
 ・春野花様
 ・陽様
 ・修道士。様
 ・檜原武甲様
 ・李々様
 ・ちぇりお様
 ・95様
 ・グレイ様
 ・H様
 ・007様



    ———— 『もしも俺が・・・・。』目次 ————


【序章、日常編】 

  表紙→>>12 (八重様)
  挿絵→ 第1幕 >>20 (るるこ様)
      第6幕 >>89 (るるこ様)
      第15幕 >>125 (るるこ様)


   第1幕 『もしも俺が自己紹介をしたのなら……。』 >>1 >>7 >>8
   第2幕 『もしも俺が自分の世界を紹介するなら……。』 >>14 >>16 >>19
   第3幕 『もしも俺が風紀委員会を紹介したなら……。』 >>23 >>24 >>25
   第4幕 『もしも俺がドラえもんの世界に行ったなら……。』 >>31 >>32 >>35
   第5幕 『もしも俺がドラえもんの世界に行ったなら……続編。』 >>36 >>37 >>43
   第6幕 『もしも俺(様)が華麗に参上したなら……。』 >>46 >>50 >>51
   第7幕 『もしも俺がアンドロイドの世界に行ったのなら……。』 >>56 >>60 >>61
   第8幕 『もしも俺がアンドロイドの世界に行ったのなら……続編。』 >>64 >>65 >>66
   第9幕 『もしも俺(様)が異次元を渡るなら……。』 >>69 >>70 >>71
   第10幕 『もしも俺(様)がゾンビの世界に飛び込んだなら……。』 >>76 >>77 >>82
   第11幕 『もしも俺(様)がゾンビの世界に飛び込んだなら……続編。』 >>83 >>84 >>85
   第12幕 『もしも俺が休日を過ごすのならば……。』 >>88 >>93 >>96
   第13幕 『もしも俺がジョジョの世界に行ったのならば……前編。』 >>101 >>102 >>103
   第14幕 『もしも俺がジョジョの世界に行ったのならば……後編。』 >>106 >>107 >>108
   第15幕 『もしも俺がジョジョの世界に行ったのならば……終編。』 >>111 >>112 >>113

   あとがき、そしてコメントを下さった方々に感謝の言葉を!! >>114


【第2章、闇人(やみびと)と天使編】

  プロローグ >>124


   第16幕 『もしも俺が日常を過ごしたのなら……。』 >>128 >>131 >>132

   第17幕 『もしも俺がこれまでの事をまとめたなら……。』 >>136 >>159 >>160

   第18幕 『もしも俺が魔法が使われている世界に行ったのなら……。』 >>163 >>164 >>165

   第19幕 『もしも俺が魔法が使われている世界に行ったのなら……2。』 >>170 >>171 >>176

   第20幕 『もしも俺が魔法が使われている世界に行ったのなら……3。』 >>181 >>185 >>186

   第21幕 『もしも俺が魔法が使われている世界に行ったのなら……4。』 >>189 >>190 >>194

   第22幕 『もしも俺が魔法が使われている世界に行ったのなら……5。』 >>198 >>201 >>204

   第23幕 『もしも俺(様)がドラクエの世界に行ったのなら……。』 >>206 >>209 >>210

   第24幕 『もしも俺(様)がドラクエの世界に行ったのなら……2。』 >>211 >>215 >>216

   第25幕 『もしも俺(様)がドラクエの世界に行ったのなら……3。』 >>217




    ------------ サブストーリー -------------


  『交差する二人』・・・>>29 >>30 
  (300参照突破記念。黒川と水島の知られざる出会いの物語。)

  『彼ら彼女らのクリスマス』・・・>>54 >>55
  (600参照突破記念。元地山中学生の奇妙なクリスマスの物語。)

  『物語崩壊、カオスなお祭り騒ぎ。』・・・>>72 >>73
  (1000参照突破記念。あまりにもカオスすぎた。お祭り過ぎた。黒歴史とか言わないで。)

  『たった一つのバレンタインチョコ。』・・・>>86 >>87
  (1300参照突破記念。遅くなりましたがバレンタインネタ。元地山中学に甘い展開!?ww)

  『風紀委員会の日常日記。』・・・>>104 >>105
  (1500参照突破記念。風紀委員会で極秘に行われる秘密の日記が明らかに!?)

  『The Time Start Of ティアナ。』・・・>>109 >>110
  (1800参照突破記念。霧島とティアナ、そしてあのゼロの復活の物語……?)

  『物語崩壊、カオスなお祭り騒ぎ2。』・・・>>127
  (2000参照突破、日常編完結記念。もし俺メンバーのカオスな物語。
  注意、この物語は18歳未満には刺激の強いちょっとした深夜族成分が含まれています。
  お読みの際はにやけるお顔に気を付けて、一文一文丁寧にお読みください。By ヒトデナシ。)

  『黒水SS By 火矢 八重様』・・・>>158
  (トップレベルの作者様、火矢 八重様の執筆した黒水SS。
  よく読んでくださる彼女でこそ書くことが出来る、レベルの高いSSですw 
  黒水SSは全ての読者様のモノ。皆様適当に妄想しちゃってくださいw
  なお、もしも黒水SSを考えちゃった♪という神様がいるなら、
  ぜひともこちらに投稿してくださればなと思いますw 私も読みたいですしねwww)

  『花狩椿と銀色のいばら道』・・・>>168 >>169
  (2500参照突破記念。花狩先生の少年時代の過去。
  劣等感を胸に秘めた彼の前に現れた、ある人との出会いとは……?)




------------名誉、歴史--------------


・11月25日、『もしも俺が・・・・。』投稿。
・11月29日、100参照突破!! (ありがとうございます!!)
・12月02日、200参照突破!! (皆様の応援に感謝しております!!)
・12月06日、300参照突破!! (3は私の好きな数字です。とにかく感謝です!!)
・12月13日、400参照突破!! (嬉しい限りでございます。執筆ファイト!!)
・12月21日、500参照突破!! (500ですか!! 1000まで半分を切りました!!)
・12月24日、600参照突破!! (メリークリスマス!!)
・12月31日、700参照突破!! (2012年最後の日!!)
・01月05日、800参照突破!! (2013年、始まりました!!)
・02月12日、900参照突破!! (復活しました!! 皆様のためにも頑張ります!!)
・02月13日、1000参照突破!! (明日はバレンタインですか。皆様の応援に感謝!!)
・02月15日、1100参照突破!! (1000という大台を突破できてうれしいです!!)
・02月17日、1200参照突破!! (本編も10幕を突破。これからもバンバン書いていきますw)
・02月18日、1300参照突破!! (スリラーナーイト!! ……申し訳ない、深夜の悪乗りですw)
・02月21日、1400参照突破!! (もうすぐ1500!! 大感謝です!!)
・02月25日、1500参照突破!! (きたあああ!!! 1500参照ついに突破!!)
・02月27日、1600参照突破!! (おおぉぉ!! 応援に大変感謝です!!)
・03月01日、1700参照突破!! (ついに3月ですね!!)
・03月03日、1800参照突破!! (ありがとうございます!! ありがとうございます!!)
・03月06日、1900参照突破!! (もうすぐ2000ですね!! 頑張ります!!)
・03月09日、2000参照突破!! (2000参照突破しました!! 歓喜です!! 最高です!!)
・03月11日、2100参照突破!! (3000目指して頑張ります!!)
・03月11日、序章完結!! (始めの物語、無事に書き終えることが出来ました!! サンクス!!)

・03月18日、第2章、始まり!! (実はというと、サブタイトルに結構悩みましたwww)
・03月18日、2200参照突破!! (第2章も頑張ります!!)
・03月20日、2300参照突破!! (第2章、本格的にスタートです!!)
・03月26日、2400参照突破!! (もうすぐ2500ですね!! 頑張りますね!!)
・03月28日、2500参照突破!! (2500参照突破しました!! 3000目指して頑張ります!!)
・03月30日、2600参照突破!! (たくさんのオリキャラをありがとうございます!!)
・03月31日、2700参照突破!! (なんという快挙!! ありがとうございます!!)
・04月02日、2800参照突破!! (4月になりましたね!!)
・04月06日、2900参照突破!! (もうすぐ3000かぁ……。行けるといいなぁ。)
・04月14日、3000参照突破!! (うわぁぁああ!! 3000です!! 3000なんです!!!)
・05月01日、3100参照突破!! (長期休暇を頂きました!! 本日からまた執筆頑張ります!!)
・09月02日、4600参照突破!! (久々の執筆なので腕が鈍りまくりですねw)
・09月04日、4700参照突破!! (5000までもうすぐですね。頑張ります。)
・09月06日、4800参照突破!! (9月と言えば作者はもうすぐ誕生日とやらを迎えるわけですか。)
・09月09日、4900参照突破!! (もうすぐ5000ですね。頑張りますね。)
・09月12日、5000参照突破!! (5000です!! ありがとうございます。)
・09月14日、5100参照突破!! (私の誕生日です。ありがとうございます。)
・09月23日、5200参照突破!! (最近私の家族にPCを占拠される事が多くなりました。)
・11月18日、5300、5400参照突破!! (ここを建設して約一年になります。)

Re: もしも俺が・・・・。『ルエの暴走。』 ( No.203 )
日時: 2013/09/12 19:27
名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)


 "月葵様へ"

お久しぶりでございます、月葵様。ただいま戻りました。
忘れているわけがないじゃないですか。待っていましたとも。

ええ、9月に復活した所存でございます。あらら、お疲れ様でした。
お褒めいただきありがとうございます。まだまだ精進が必要ですがねw

ガロンはかなり強いですね。ルエちゃんも現在暴走中です。
この後一体どうなるのか、お楽しみいただければなと思います。

いえいえ、おかげで私も楽しく執筆させてもらってます。
この小説はほとんどオリキャラで出来ていますからねw お気になさらずw
おお、ありがとうございます!! 分からない事があれば質問させてもらいますね。

応援ありがとうございます。執筆の方頑張らせていただきますね。

Re: もしも俺が・・・・。『ルエの暴走。』 ( No.204 )
日時: 2013/09/12 19:43
名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)


         「パート3。」



 ————……私の記憶は、所々が空白だった。


 幼い頃、私はそれなりに平和に暮らして、何もなく幸せな日々だった。
 小さな村で優しい父と母がいて、仲の良い友人に囲まれ、笑いあう毎日。
 くだらない事で笑い、喜びを分かち合い、力を合わせて生きていく。

 そんな平凡で幸せな日々が一生続くのだと信じて疑わなかった。


 ……ある日、そんな自分の幻想じみた理想は簡単に壊れるんだと気が付いた。

 空は怒り狂ったかのように赤くて、村は業火に焼かれ、人の悲鳴だけが鮮明に聞こえた。
 見開いた目が閉じることはなく、何が起こっているのか思考が全く追いつかない。
 考える前に、私は走っていた。
 友人が、家族が、村の人達を助けなきゃ。
 だけど、幼い私には何も出来なかった……。あまりにも無情だった。

 そんな時、私を呼ぶ母親の声が聞こえた気がした。
 振り向くと、確かにそこには母がいた。しかし、いたのは母だけじゃない。
 父は糸が切れた人形のように転がっていた。
 母はブラリと脱力して少しだけ宙に浮いていた。

 赤く燃え上がる炎の中で、私は母の首を掴み、締める男の姿を見た。




 ————笑った、男の顔だった。


 その手には母がいて、母はピクリとも動いてはくれなかった。
 どれだけ呼びかけても、反応はない。

 私は最初気絶しているのかと思っていた。いや、違う。
 私はその男が母を救ってくれたのだと信じた。いや、違う。
 私はこれは夢だと考えた。それも、違う。

 何もかも現実で、嘘でも夢でもない。


 目の前で起こっているのは紛れもない現実で、地獄なんだ……!!






  「うあああああああああああああああぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!!」





 殺された。殺された殺された殺されたッ!!
 壊された。壊された壊された壊されたッ!!
 目の前で、自分の母が、父が、『殺された』。

 その男の手に捕まっている母は、この時すでにこの世にいなかった。
 最後に叫んだ言葉が、私を呼ぶ声だった。
 私は視線を逸らせなかった。あまりにも、男の顔は凶悪だった。

 笑っている。笑っているんだ。人を殺して。命を奪って。
 まるでお前も逝きたいか? と聞いているかのようで。
 叫んでも、叫んでも、誰も助けには来てくれない。……違う。


 『自分以外全員』、殺されたんだ……!!



  「お前には何も救えねぇ。何も守れねぇ。孤独、絶望、虚無。」



 男は凶器に満ちた表情でそう言った。私の足は恐怖で固まって動いてはくれない。



  「————そうだ、俺が殺した。」


 聴覚は、この声を閉ざしてはくれない。


  「俺が、殺した。」


 この声を、閉ざしてはくれない。



  「俺が————」


 聞きたく……ないッ!!
 聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくない聞きたくないッ!!

 頭の中でこの声がずっとリピートされる。聞きたくない。

 頭が可笑しくなる。だから、だからだからだからだからだから、





  「————それ以上、よせ。十分だろ————」




















  「————……ッ!!!!!!!」



 その声を最後に、ルエの思考はクリアになって現実へと引き戻される……。

 ルエは自分の精神の中へ閉じこもっていた。
 懐かしい記憶だと思った。この後に確か、ガロンに連れていかれてふざけた能力を植えられるのか。

 その後キルと出会って、そして……


 ……頭が、痛い。苦しい、悲しい。

 この『聖なる力』のせいで、今『外の』私は暴走している。
 ガロンに全てを奪われ、ガロンに意味の分からぬ力を入れられて、自分の人生は変わってしまった。
 奴を殺す為に魔法を学び、奴を殺す為に訓練を重ねた。
 だが、あっさり負けた。自分は弱すぎる。そして結果がこれだ。
 もう、いいのかもしれない。私は疲れたのかもしれない。
 結局、私には友人も幸せも掴めない。唯一の復讐すら叶わない。
 私の何もかもが叶わないし、叶えられない。変わらないし変えられない。

 このまま私が暴れれば、きっとキルは私を殺してくれるだろう。
 確かそんな約束を昔にしたような気がする。覚えてはいないが。

 ……とにかく、もういいのだ。

 私はもう、生きていてはいけない存在なんだ。殺されて当たり前なんだ。



  “だから、いっそ殺してくれ。さぁ、早く……————。”


 狭くて暗い精神空間の中で、ルエは上を見上げた。
 天井に行けばきっと元の私の身体に戻れる。暴れている私自身を元に戻すことが出来る。
 だけど、身体が鉛のように重い。それにもう、どうでもいい。

 そんな事を思っていると、地面から影の様なモノが姿を現した。
 まるで真っ黒になった自分自身。姿形が一緒だ。
 次々と湧き出てきて、精神世界にいるルエの回りを囲み始める。


  “……ああ、これはきっと、私の意志で出てきた悪魔だ。”


 私が殺してと願ったがゆえに出てきた悪魔だ。そして、私を殺しに来たのだ。
 外ではキルに殺されて、精神は自分に殺される。悪くはない。

 ルエは静かに目を閉じた。死ぬのは、少しも怖くない。
 湧き出たルエの悪魔は次々とルエの身体にまとわりつき、食らっていく……。


  “本当に……死ぬんだ……”


 命の終わりが近づいてきているのがよく分かる……。
 自分の身体がもうピクリとも動かない。死ぬのを覚悟した。


 こんな事、昔に一度あったような……————









  『————私の負けだ。殺せ。』


 昔、キルに組手で負けた時に、ルエはこんなことをぶっきらぼうに口にした。
 自分は強くなる。負けはゆるされない。それがたとえ、ただの組手であろうと。
 ルエは殺されるのを覚悟で、目を閉じた。しかし、


  『ばぁか。何言ってんだ。』


 木製で出来た竹刀でコンッと頭を叩かれた。一瞥して後ろを向けるキルにルエが不機嫌な顔をしていると、


  『殺せとか簡単に言うな。死ぬのは仕方なく死んじまう時だけだ。』


 キルは隣に座り込んで空を見上げた。その顔はほんの少し悲しげだった。


  『死ぬってのはな、本当の終わりなんだ。何も出来なくなる本当の終わりなんだ。』

  『……後悔なんてない。いつ死のうと構わん。奴を殺せないのなら。』

  『いーや、嘘だね。後悔の一つや二つは絶対にあるね。それにお前は死なせない。守る。』

  『はぁっ!? お前は————』


 ルエが反抗しようと声を上げようとすると、キルはルエを手で制した。
 そしてフッと柔和の笑みを浮かべて、こう言ってくれた。



  『————俺がお前を死なせたくないからな。それだけだ。だから死ぬな。約束な。』









 懐かしいな、と思った。

 今になってなぜこんな事を思いだしたのだろう。
 これが走馬灯というやつなのだろうか。
 今思えば、恥ずかしい奴だ。
 そんな臭いセリフを言ってて恥ずかしくないのか。

 私は……私は……




 ……嬉しかった。

 あの時の言葉は、私にとっては大事な言葉だった。
 そして、約束もした。
 死なない、と。
 殺さない、と。
 守る、と。
 もう昔の話だ。
 キルはきっと忘れてる。
 きっと、忘れてる。

 ……けれど、けれど……











  「————…………生きたい……っ……ッ……」




 死んでもいい。確かにそう言った。
 だからこうして私の黒い部分が私を殺そうとしている。
 死を受け入れたつもりだった。殺されるつもりだった。

 でも……まだ我が儘を言ってもいいのなら、本音を言っていいのなら————




 ————私はまだ……キルと一緒に……————









  「————……っ……助けてッ……!! キルっ……っッ!!」




 手を伸ばした。天井に向かって、ひたすら手を伸ばした。
 影に取り込まれて光を失っていくけれど、ずっと伸ばし続けた。

 伸ばした手も黒くなり、視界も闇に包まれようとした瞬間————



 ————ルエの周辺に4つの光が降り注ぎ、闇を晴らしていく。

 黒の姿をした自分の分身は溶けるように消えて、自分以外は全て消滅した。
 4つの光はルエの周辺に集まり、温かく照らす……。


  「……キ……ル……? みん……な……?」


 その4つの光は、黒川、霧島、水島、そしてキルの4人の光だった。
 ここはルエの精神世界。皆外で暴走した私の外見と戦っているはず。

 なのに……なぜ……?



  「はは、なぁんだ。ルエちゃん、こんな深い所にいやがったのか。」


 霧島はボロボロの身体で笑顔で言った。きっと激しい戦闘をしたに違いない。
 ルエが困惑して声を発せずにいると、霧島はポンと肩を叩き、


  「行こうぜ。こんな狭くて暗い場所じゃ笑えねぇぜ。外で待ってるからな。」


 霧島の姿を纏った光は、一足早く天井に向かって飛んでいった。
 その後は黒川が私の背中を軽く押した。そして、


  「……私も待っている。早く戻ってくるがよい。」


 と一言だけ言い、黒川も天井へと一直線に消えていった。

 その姿を見送った後、水島は私の前に来てギュッと手を握った。
 温かくて、力強い。これだけでなぜか落ち着く。


  「水島……」

  「ルエちゃん……」


 お互いに名前を呼び合い、見つめ合う。
 ルエが口を開こうとした時、それよりも先に水島が口を開いた。


  「……ねぇルエちゃん。今度さ、服を買いに行かない?」

  「えっ?」


 水島の言葉を聞いて、ルエはいきなりで驚きを隠せなかった。
 今ここでいう事なのだろうか? ……いや、違う。今だから言うのだ。


  「女子はね、好きな男の子を喜ばせるためにちゃんとオシャレしなきゃいけないの。

  ————だから戻ってきて。ルエちゃんは私の大切な友達なんだから。」


 その目にはうっすらと一筋の滴が見えた。けれども表情は穏やかな笑顔であった。
 ルエが言葉を発しようとする間もなく、水島も同じように天井へと昇っていった。

 友達。私が望んでも手に入らない。そう思っていたモノ。
 水島だけじゃない。黒川も霧島も同じように……。



 ……皆、ずるいよ。


 そんなこと言われたら、私は……嬉しいに決まっている。
 生きててよかったって、我がまま言ってよかったって思ってしまう。

 でも本当にそれでいいの? 私は生きていいの?
 こんな弱い私が? 何も叶えられない私が————?








  「————良いに決まってる。」



 キルは、私を抱きしめてくれた。力強くて、それがどことなく心地よい。
 涙が止まらない私の顔を、彼は優しく胸で受け止めてくれている。

 私の心を晴らすかのように、キルは私を癒してくれている……。



  「いつか、約束したろ、ルエ」



 キルはルエを力一杯抱きしめ、そして、






  「死なせない、守るって。一人でしょいこむな、くそったれ。」



 少し恥ずかしそうに、小さく呟いた。

 きっとキルの顔は赤くなっている事だろう。しかしそれ以上に————










  「————うっ……ぅぅゥッ!! うわああああああぁぁんッ……ッ!!!」







 ————私の顔は、きっとグシャグシャだ。


 温かい。寂しくない。怖くない。
 そうだ。あの日からほんの少し変わった。
 ずっと一人だった私の隣に、キルがいてくれた。
 だから前に進めてたんだ。守られていたんだ。
 今も皆に、私は守られている。だから今度は————



 今度は私が、皆を守りたいんだ……————。






      ————————第22幕 完————————



Re: もしも俺が・・・・。『生きたいという願い。』 ( No.205 )
日時: 2013/09/13 02:15
名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
参照: https://twitter.com/hitodenasi1206


どうも、夜遅くに寝付けなくて夜更かしをしているヒトデナシです。

この度、ツイッターという現代の情報化社会の中心を駆け抜ける代物に登録した所存です。
こちらには私の日頃の執筆活動やら何やらを書き込みしていきたいと思っております。

連絡やら何やら、もしくはお互いのコミュニケーション発達に利用できればなと思っております。
よければご拝見頂ければなと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。

ちなみに上にリンクを貼っております。

さっき早急に作ったばかりなので、さすがに疲れましたね……←
そしてこのリンクであっているのか……。

Re: もしも俺が・・・・。『生きたいという願い。』 ( No.206 )
日時: 2013/09/13 20:56
名前: ヒトデナシ ◆QonowfcQtQ (ID: j553wc0m)
参照: https://twitter.com/hitodenasi1206


    ————第23幕 『もしも俺(様)がドラクエの世界に行ったのなら……。』————



        「パート1。」



 それにしても不思議な感覚だった。まるで夢を見ているようだった。

 不思議な事に、黒川達はルエの精神世界に行き、結果的にルエの説得に成功した。
 なぜそんな精神世界に行けたのかは、今も謎である。だが……————。



 ————ルエの精神世界に行く前の事、



  「愛奈ッッ!!!」



 私が全速力で駆けだした時、愛奈はルエの一番近くにいた。
 ルエは自ら作り出した球体に閉じこもり、今にも爆散しそうな勢いだった。
 突風が辺りを襲い、黒川がやっとの思いで愛奈の元にたどり着いた時、


  「……愛奈?」


 愛奈はルエの作った光の球体に手をやり、目を閉じて何かを呟いていた。
 その球体は触れると皮膚を容赦なく切り裂くものだったはずだが、妙だった。
 愛奈の手は傷ついていない。それは咄嗟に手を伸ばし、確かめた黒川にも同じだった。
 さっきは皮膚が切り裂かれるほど痛かったのに、触るだけなら別に支障は出なかった。
 後に霧島とキルも合流し、黒川と水島は顔を見合わせた。


  「どうやら普通に触る分には攻撃してこないようだ。しかし……」

  「ルエちゃんは今も苦しんでると思う。……助けなきゃ。」


 水島の言う事はもっともだ。こうしている内にもルエは爆発して自滅しそうだ。
 助けたいが、どうやって救出するべきだろうか?

 ……いや、迷う暇はない。


  「……ルエッ!! 返事をしろッ!!」


 大きな声で呼びかけても、中のルエはうんともすんとも言わない。
 霧島も自慢の大声で呼びかけるが、私達の耳がキンキンするだけだ。

 そこで黒川は水島が静かな事に気が付いた。


  「……どうかしたか、愛奈。」

  「黒川君、もしかしたら……ルエちゃんと話が出来るかも……」


 水島は中の苦しそうなルエの姿を見ながら静かに呟いた。


  「どうやってだ? 何か方法が……?」

  「私ね、今ルエちゃんの心の声が聞こえるの。」

  「心の……声……?」


 驚いて次の言葉が続かない黒川は復唱する事しか出来なかった。
 まるで何か霊的な事を言われてる様だった。

 心の声なんて超能力者でもあるまいし————





  「————……!! 愛奈……君はまさか……」



 そこで黒川は気が付いた。そして脳内に一つの仮説を思い浮かべた。

 まさか愛奈が……『能力者』……?
 それも他人の心を読み取る能力? もしくは……対話を可能にする能力か?
 色々分からない事はあるが、今はどうでもいいッ!!

 これしかどうやら頼れそうな可能性はないらしい————。



  「愛奈、ルエと交信は可能か?」

  「……やってみる。黒川君、皆、私の手に重ねて。」



 水島の言うとおりに三人は彼女の手に各々の手を重ねる。
 水島は目を閉じて小さく念じる……。全員が息を飲む……。



  「————お願い……ルエちゃん……!!」



 瞬間、我々の意識は閉じ、世界から意識を切り離された……。











 ————その後、私達はルエの精神世界に行くことが出来た。

 本当に交信出来るとは思ってなかったし、完璧に水島頼りだった。
 おかげで説得されて正気に戻ったルエは光の球体の殻を破り、元に戻った。
 赤く光っていた真紅の両目も元の色に戻っていた。『聖なる力』も暴走する気配はなかった。

 ルエが戻ってきた事は私達にとっては本当に嬉しい事だった。
 水島は号泣してルエに抱き着き、お互いに嬉しさを噛みしめ合った。
 キルも恥ずかしそうに頬を赤らめながらルエの帰宅を迎えた。微笑ましい光景だ。


 ……というわけで、私達は無事にこの場を乗り切る事に成功した。


 私達が全てを終わらした頃には、怪しい奴らもガロンもいなかった。
 だがおかげでこちらは大事な仲間を取り戻すことに成功したのだ。良しとしたい。

 と、このまま平和的に終われればよかったのだが、




  「あ……」




 ルエが何かに気が付いた。それは黒川達も気が付いていた事だった。

 黒川達の身体が、消え始めていた……。
 この世界におけるタイムリミットがきたらしい。しかし、



  「どうやら、これも研究対象らしい……。」


 黒川は参ったと言いたげな表情で空を仰いで言った。

 黒川は自分の腕時計はすでに1時間以上経っている。
 これはこの世界に1時間以上滞在していた事を表す。
 黒川の能力では、30分が限度のはずなのに、だ。
 色々分からないことが多すぎて悩むことが多そうだが、しかし、


  「別れは、いつだって変わらないな。」


 そう告げた黒川はどこか物悲しげな表情だった。遠い目でどこかを見ていた。
 どんなに滞在しようとも、別れは来る。
 それをキルとルエには話していたから、二人はいつかは来ると分かっていた。


  「……けど、いざ来るとさみしいな。」


 キルが苦笑して呟いた。きっと寂しいのは向こうも同じだ。
 そこでふと霧島は肩を組んで、笑顔で言った。


  「なぁに、また来るって。水島ちゃんがルエちゃんと約束事があるしな。それに————」


 霧島の人差し指がどこかを指した。その方向にあったのは、皆の思い出の場所だ。


  「また風呂入ろうや。今度も男同士で、な。」

  「……ああ。」


 キルもニッと笑って霧島と拳を合わせた。男同士の約束の印。



  「……しばらくは、お別れだね。ルエちゃん。」

  「……うむ。寂しくなる。」



 水島とルエもお互いに横に並び、同じ世界の同じ空を見上げた。
 いつか霧島の言った約束を果たす為にこちらに戻るつもりだ。
 けどいつになるか分からない。それまではしばしのお別れ。



  「水島、困ったことがあったら私の名を呼んでくれ。どこにいても、駆けつける。」

  「ふふっ、ありがとルエちゃん。」

  「わ……私は本気だぞ!?」


 ルエは顔を紅潮させて言う。そしてそれが難しい事も。
 けど、ルエは信じている。きっとまた会える。信じていれば、きっと。
 求めれば願いはかなうと、ルエはさっき身を持って体験したから……。




  「……時間だ。」


 黒川達の身体が本格的に消え始めた。透明になり、実体ではなくなる。
 完璧に消える前に、水島はルエの方向に向き直り、ルエの手を握った。
 もちろん感触はない。すでに実体を失いつつある。でもなぜか、ルエは握られてる気がした。




  「ルエちゃん、私達は一生友達。約束だよ。それと————」

  「水島————」



 ルエが咄嗟に手を伸ばす。水島の身体を抱きしめようとした。

 だけど掴めない。抱きしめることは出来ない。だけどそのかわりに————








  「————大好きだよ、ルエちゃん……」




 ルエの両手を確かに誰かが握った。それは間違えるはずもない。水島の手だった。

 笑顔でルエに微笑みかけ、黒川達は元の世界へと飛んだ……————。















 黒川達が目覚めると、そこはいつもの人気無い公園だった。

 久々に帰ってきたような感覚だった。それほど向こうの時間が長かった。
 そして色々ありすぎた。デュエルに風呂にDDD教団。
 濃厚な時間を過ごしてきたのだから少し心細いのも頷ける。


  「……なんか、いつも以上に寂しい気がするぜ。」

  「……そうだな」


 霧島の呟きに黒川はこの上なく同意した。身体もなぜか重い。
 特にさびしいのは水島だろう。ルエと一番接点を持ったのだから。
 全員寂しいのは同じと言えた。ゆえに別れがつらかった。

 とはいえ、いつまでもここにいても仕方がないと思い、黒川は重い腰を上げて立ち上がった。
 身体を起こし周りを見ると、無事に全員こちらに帰ってきていた。

 霧島は大の字で寝転がっており、
 水島はどこか寂しそうな表情をしており、
 ルエはきょとんとしている。
 キルはきょとんとしている。


 黒川は一度ため息をついた。皆疲れている。
 特に後半の二人なんて、まるで何が起こったか理解してないような顔だ。全く。







 ……………………ん?










  「……………は?」




 自分でも情けない声を出したなぁと黒川は思った。でも出さずにいられない。
 ……あれ? 私達は今どこの世界に行き、誰と別れを告げたのだったか?


  「なんだよ黒川、そんななさけねぇ声出して。」

  「いや…………それはな……そのな……」

  「ルエちゃん……しくしく……」

  「あ……愛奈さん? 泣いてるのかふざけてるのか分からんが……とりあえず後ろを見てみるがよい。」

  「ふ……ふざけてないもん!! ……って後ろ?」



 霧島と水島が後ろを振り向くと、見知った二人がいる。
 ルエとキルもキョトンとしたまま止まったままだ。そして、


  「みず……しま……」

  「…………。」

  「よ……よぉ。霧島。」

  「…………。」


 ルエとキルが呼びかけるが、二人の反応は一向に変化しない。
 無言のまま二人を交互に見て、ゴシゴシと目をこすって確かめる。

 幻想じゃ……ない……。



  「ルエちゃん……」

  「水島……」

  「霧島……」

  「キル……」


 お互いに各々の名前を呼び合った後、






  「ルエちゃあああん!! うわあああああんッッ!!!!」

  「み……水島!! 首が痛い!! 嬉しいが首が折れる!!」

  「霧島あああああ!!!! また会えたぜひゃっほぉぉーーー!!」

  「ぐへぇ!! おまっ、感動の再会が右ストレートとか止めろやッ!!」



 なんかちょこちょこ悲鳴が聞こえている気がするがこの際気にするのは止めた。
 黒川はそんな光景を目にしながら、いつも通りにやれやれ、と呟いた。
 悲しむだけ無駄、そんな気がする。最近そう思い始めた。
 私の能力で出会った人は、何らかの法則でこの世界に飛ばされている。

 なんとなく今なら分かる。それは『絆』の力だ。
 私達と深くかかわり合いを持った人が皆こちらに来ている。
 だからルエもキルも来たのだ。絆に惹かれて。切れない赤い糸とはよく言ったものだ。


  「大好きだよ、ルエちゃん!!」

  「……私もだ。水島。」

  「よし、風呂入りに行こうぜ霧島!!」

  「また行くのかよ!?」


 騒がしくなりつつ公園で笑顔が飛び交っている。
 そしてそれは確かに私達の不安な気持ちをほんの少し和らげてくれている。

 考えることもある。色々と悩むことはある。けれど、





  「全く、やれやれだ————。」





 今はこう言わずにはいられないほど、この時間は和やかだった……————。




Re: もしも俺が・・・・。『魔法編完結。』 ( No.207 )
日時: 2013/09/14 18:47
名前: エストレア ◆p0imGsDc06 (ID: 6U1pqX0Z)

魔法編執筆、お疲れ様です。
目次を見てみたら約四幕で…もうこれ、ドラマとか何とかできるんじゃない? と思いましたよ。

出来たらすごいな…と思いつつ、本編の感想を。
まずは…ルエの暴走を止めてくれてありがとうございます!(あの子の親なので、どうなるのかハラハラしてました)

まさか水島ちゃんも能力者だったとは…。(まだ確定したわけじゃないけど)
水島ちゃんがおらんかったら、暴走を止める事は出来なかったと思います。ありがとう!

>>204を読んでいた時、ルエの事を改めて知った気がしました。
「あ、やっぱりこの子は…」って、ふと思いました。

ルエ以外全員殺された時、まだ幼かったあの子にとっては、トラウマを覚えたのでしょうね……。現実と呼ぶには、あまりにも残酷だった光景ですから。
私らがもっと、あの子を変えてやらねば!(マジ!?

話を少し変えますが、恐らく、組手をした後の、キルとの会話が、本音をぶつけることが出来た瞬間だったと思います。

『いーや、嘘だね。後悔の一つや二つは絶対にあるね。それにお前は死なせない。守る。』『はぁっ!? お前は————』

何故かこの会話に笑った所存www
ルエが『はぁっ!?』っと言ったのには、意外でした。

何もかもが、叶えられないし、叶わないわけじゃない。
変わらない、変えられないわけじゃないのだ。それを、みんな知っているはずです。

…それに、弱くない。あなたは強いんだ(戦闘能力の事ではない)、というのは、私がよく知っています。
でも、弱さを見せてもいい。泣いたって構わない。わがままも、本音も言ってもいい。あなたには、キル達がいるじゃないか。

生きたいと言うのなら、そう願え。
皆が差し伸べている手を、拒むのではなく、掴め。

自分が誰かに殺されるのを、悪くはないと、殺されて当たり前だと、考えるな。

死ぬのは早い。あなたの歩む道は、まだまだこれからだ。
生きてはいけない存在じゃない、生きていいのだ。

…なんか、長ったらしく書いてますね、あたし。

すいません、まだ続きます。

キルが言ってた、死ぬのは、本当の終わり。なんとなくわかる気がします。
死んだら何もできなくなるし、何も感じません。

いつしか、あたしがSSで、『死ぬのは、無だ。』と書いたように、何もかもが、死ぬことでなくなってしまうのだと思います。

だからこそ、みんな生きてるんだと思います。
何かを、のちの世代に伝えるために…。

たぶん、コメントでこんなに書いたの、初めてだとあたしは思います。
ルエ達に思い入れがあるからかな…。(タブン、ソウダ

水島ちゃん、霧島君。ルエ達との再会おめでとです!
ルエ! 水島ちゃんと服買いに行って来い! キルも一緒に行って来い!(!?

多分あの子は、ラフな格好が似合うと思います!(ナニユエ!?


長文になってしまってごめんなさい!
では、体調に気を付けて、執筆頑張ってください!
今週はものすごく忙しくなりそうだと、感じたエストでした。


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