二次創作小説(新・総合)

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逃走中 ~ブロークン・ゲーム~【完結&お知らせ】
日時: 2019/12/29 21:40
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

逃走中 ~ブロークン・ゲーム~

ウィオ版逃走中20弾!
今回の逃走中の舞台は近未来的な大都会「アイギス」!
そこは科学が発展しており、街の治安も良い。

中央にある「セントラル・ステーション」には
地球から10万光年先にある「アルティ」に一瞬で行けるマシンがあるという。

「アルティ」は逃走中を開催している世界。
そこに住む者は銃を持つ者が多いという、アイギスとは対照的に物騒な世界なのである。

今回はなんと今までに参加してきた逃走者全員+新参逃走者が参加!
合計465人の逃走者がアイギスで逃げ惑う。

そして今回、ゲームマスターとの最終決戦が行われる。
果たして、逃げ切れる者は現れるのか? そしてこの逃走中の行方は?





▽ウィオ版逃走中第20回を記念する壮大な逃走中!
▽オールスター!
▽ゲームマスター「槐」と「白崎」の昔!
▽最終決戦!
▽ウィオ版逃走中第2部最後の逃走中!

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.138 )
日時: 2019/10/24 17:27
名前: 生ブスカジ (ID: 9i/i21IK)

マジでマジキチ黒咲シリーズ見たいな絵図になってしまった…
基本あっち系のばっかり書いてる自分もこれはキツいで想像するの。主に腹筋がw

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.139 )
日時: 2019/10/28 19:12
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

>生ブスカジさん

マジキチ黒咲シリーズ調べてみましたが、確かにそっくりですねw

おばドルがまさかの1000匹になるという展開にwww
果たして、これからどうなるのか? では。

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.140 )
日時: 2019/11/05 19:57
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

「ミッション⑧」

(前回、おばドル1000匹に通報された翠星石とカンナ(男)とみほとキャシー。果たして、逃げきれるのか)

カンナ(男)「くそっ! あのロウソク軍団め!」タッタッタ






ハンター「……」タッタッタ

(ハンターの標的は――)






みほ「ちょっ!」タッタッタ

(西住みほだ――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

みほ「や、止めてー!」タッタッタ

(みほは建物の曲がり角を利用しながら逃げ続ける――)






ハンター「?」キョロキョロ

(うまく撒いたようだ――)







みほ「はあ、はあ……。カンナさんたちは大丈夫かなぁ?」








(その頃、浅木泉水は――)

泉水「うわっ、おばドル君が向こうに腐るほどいる……」

おばドル×100「」ウジャウジャ

(建物の裏から、向こうにいる100匹のおばドルを覗いていた)

泉水「アレに通報されるのは嫌だなぁ……なんとなく」

(その時――)

おばドルE「!」

(突如現れてきたおばドルEに見つかり、通報された)





ハンター「!」タッ

(通報を受けたハンターが、ただちに泉水の確保に向かう――)






泉水「ぶあっ!!」タッ

(そして逃げる彼女。果たして、逃げ切れるか――)

ハンター「……」タッタッタ

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

泉水「いやだ、いやだー!」タッタッタ

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハンター「……」タッタッタ

(ハンターから懸命に逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)

泉水「うわーっ!」ポンッ



【浅木 泉水        確保     〈残りゲーム時間〉】
     残り  426人         ≪768:25≫



泉水「もーっ、あんなので終わるとかやだよー!」

(お前さっきから何気に酷いぞ)








ピリリリリ♪

イリーナ「『浅木泉水がおばドルに通報され確保、残り426人』」

みほ「うわ、早速犠牲者が……」








(一方、翠星石は――)

翠星石「はあはあ……ここまで来れば追いかけてこないでしょう;」

(辺りを警戒しながら街の道路を歩いていた)

翠星石「あのロウソク軍団を早く何とかしたいです……。でもどうやったらいいのか……」

ポロッ

翠星石「あっ!」

(その時、手を滑らせて持っていたスマホを落としてしまう)

ボチャッ

(そのスマホが水たまりに落ち、水が流れ込む側溝の中に落ちてしまう)

翠星石「やばっ! す、翠星石のスマホが……!」

(急いでその側溝をのぞき込むが、すでにスマホは見えなかった)

翠星石「くっ!」

(その時――)







(「あの少女」が側溝の穴からぬらりと顔を出した)

灯「やあ、翠星石ちゃん!」

翠星石「(◎_◎;)」

(まさかの天野灯であった)

灯「ほら、翠星石ちゃん、落ちたスマホ」 ←翠星石に返す

翠星石「……ありがとですぅ……んでお前、何でそんなところにいるですか?」

灯「おばドル君が大量に増殖したっていう通知来たでしょ? それで怖くなって、ここに隠れてるの。ここなら絶対に見つからないと思ったから……」

翠星石「よりによってそこですか……。今のお前、ほぼ完全にペニーワイズですよ?」

灯「こっちにおいでよ、翠星石ちゃん」

(灯は翠星石を引きずり込もうとしている)

翠星石「勘弁しろですぅ! 誰がこんな汚いところに入るかですぅ! お前もこんな所に入ってないで出てこいですぅ」

(その時――)

おばドル×50「」ゾロゾロ

翠星石「んっ!?」

(50匹のおばドルが遠くからやってきた。因みにまだ翠星石に気づいてない)

翠星石「灯、こっちに引きずり込んでくれですぅ!」

灯「なんか言ってること滅茶苦茶じゃないかな」

(突っ込みつつも、灯は翠星石の腕を引っ張り、穴に引きずり込んだ)

おばドル×50「」ゾロゾロ

(おばドルたちは気づかず、そのまま通り過ぎて行った)

翠星石「ふう……。助かったですぅ」

灯「言ったでしょ、ここは安全だって」

翠星石「後で風呂入ろうですぅ……;」

灯「さて……。折角二人きりになれたんだし……」ムフフ

翠星石「場所を弁えろですぅ」










(その頃、岩崎みなみは――)

みなみ「ん……あそこにいるのは」

赤血球「あっ、岩崎さん……でしたっけ?」

(街で赤血球と会っていた)

赤血球「なんかおばドルが細胞分裂しましたけど、どうします?」

みなみ「どうするって言われても……。とりあえず一匹に戻すしかないでしょ」

赤血球「どうやって?」

みなみ「とりあえず方法を模索して――」

(その時――)

おばドルD「赤血球ト岩崎ミナミ発見!」

赤血球「うわ!」

(おばドルDに見つかり、通報された)






ハンター「!」

(通報を受けたハンターが、ただちに赤血球とみなみの確保へと向かう)






赤血球「ちょっ、何してくれてんですか!」

(赤血球は通報を阻止しようと、おばドルDを殴りつける。もう手遅れなのだが)

おばドルD「ぐはっ」 ←イケボ

(Dは倒れ、消滅した)

みなみ「!?」

赤血球「き、消えちゃった!?」



【おばドル1体消滅    残り999人】

(どうやらダメージを与えると消えるようになっているようだ――)




みなみ「なるほど、殴られると消えるのか……」

赤血球「今はそういうことより早く逃げなきゃ!」

(二人は逃げようとした瞬間、2体のハンターに囲まれた)

みなみ、赤血球「あっ」ポンッ



【岩崎 みなみ      確保     〈残りゲーム時間〉】
     残り  425人        ≪767:10≫


【赤血球        確保     〈残りゲーム時間〉】
    残り  424人        ≪767:09≫




赤血球「コノヤロー!」








ピリリリリ♪

血小板「『赤血球、岩崎みなみ確保、残り424人』」

霊歌「どんどん捕まっていく……;」

ルカ「『しかし、赤血球がおばドル1体を殴ったことにより、その1体が消滅し、残り999体』となった」

タダクニ「倒してくれたのはありがたいけど、999体とか気が遠くなるな……;」









(その頃、カンナ(男)は――)

カンナ(男)「あれ、あそこにいるのは……」

海未「困りましたね……」

(園田海未を発見した)

カンナ(男)「海未?」

海未「カンナ! 隠れた方がいいですよ。おばドルに通報されたくなかったら」

カンナ(男)「通報されたくはないけど、僕は街を歩くよ」

海未「どうしてですか?」

カンナ(男)「おばドルを一匹に戻したいから。殴れば消えるみたいだし。さっきの通知でそう書いてあったでしょ?」

海未「……確かに、殴ったら消えた、みたいなことは書いてありましたね」

カンナ(男)「うん。だから僕はおばドル軍団に立ち向かうよ」

(カンナと海未の組み合わせはなんだか珍しい。その二人が会話している時に――)

おばドル×25「イタゾ!」

(突如、おばドル25匹が現れた)

カンナ(男)「来た!」

(25匹のうち1体が携帯を取り出し、通報しようとしている)

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.141 )
日時: 2019/11/05 19:58
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

カンナ(男)「やっぱり! 早く止めなきゃ。海未も手伝って!」

海未「は、はい!」

(カンナ君は海未と一緒におばドル×25に立ち向かう)

カンナ(男)「ほあちゃあっ!!」ブンッ

ズドオオオンッ!

おばドル3体「ブフッ!」

(カンナに脳天蹴りをされ、下半身だけ地面に埋まった3体)

海未(ダグトリオみたいになりましたね)

(そして3体は気絶し、消滅した)



【おばドル3体消滅   残り996人】

 

おばドル×22「通報スル!」ゾロゾロ

(しかしここにはまだ22体も残っている)

カンナ(男)「くそっ、数が多すぎるよ! 海未! なんか凄い技使えない? ザケルとかラシルドとか」

海未「私はガッシュベルではありません!」

(その時――)

キャシー5体「あら、カンナぁ!」

(あの珠のビームによって生まれた偽物のキャシー4体と本物のキャシーがやってきた)

カンナ(男)「おおっ、キャシー!」

海未「誰ですか?」

カンナ(男)「なんか踊り好きのモンスター……らしい。キャシー、丁度いいところに来た、手伝って!」

キャシー「もちろんよ!」

海未「二人とも、早く倒さなければいけませんよ! だってほら!」

(海未が遠くを指差す。そこには次々と増援が――)

おばドル×36「」ワラワラ

(そう、22体から36体に増えたのであった)

キャシー「うわっ、どんどんロウソクが増えてってる!」

海未「どうすれば……」

カンナ(男)「……!」

(何か思いついたカンナ)

カンナ(男)「キャシーに頼みがある! あ、そっちのキャシー(唯一美形なほう)はいいよ」

キャシー(本物)、B、C、D「?」

海未「?」

カンナ(男)「あいつらに投げキッスして」

キャシー(本物)、B、C、D「分かったばい!」

海未「何故に博多弁?」

(キャシー4体は少し停止した後――)

キャシー(本物)、B、C、D「うっふん♪」

おばドル×36、海未「!!?(;・∀・)」








ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

――見るに堪えない光景が映ったのでしばらくお待ちください―― ※お花畑の映像流れてる










(数秒後)

おばドル×36「」ピクピク

ボンッ

(おばドル×36は気絶した後、消滅した)



【おばドル36体消滅    残り963人】



カンナ(男)「凄いよキャシー! 一気に全部倒しちゃうなんて!」

キャシー(本物)「あらあら、あなたがやれって言ったんじゃないの。それにしても……投げキッスだけでみんな気絶しちゃうなんて」

キャシー(本物)「きっとアタシたちの顔が美しすぎて気絶しちゃったのね」

キャシーB、C、D「うんうん!」

海未(おめでたい思考してるなコイツら)











(その頃、ことりとゆうきとフォレオは――)

ことり「ゆうき君、フォレオ君! あっちにいっぱいいるよ!」

ゆうき「何!」

おばドル×20「」ワラワラ

(ことりが指差しているところには、確かにおばドルが沢山いた)

フォレオ「集合体恐怖症にはキツイ絵面ですね……」

ゆうき「おばドル……なんでこんなことになっちまったんだ」

ことり「ゆうき君、どうするの? おばドル君ってゆうき君の友達なんでしょ?」

ゆうき「ああ。俺はなるべく友達の顔を殴りたくない……。だが放っておけば周りに被害が訪れる」

ゆうき「おばドル、許してくれ!」タッ

(ゆうきが勇気を出し、おばドルのほうへダッシュする)

フォレオ(ナチュラルに駄洒落言ってますね、ナレーション)

ゆうき「おらっ!」ブンッ

おばドル1体「ごふっ!」バタッ



【おばドル1体消滅    残り965体】



ゆうき「1体撃破!」

(その瞬間、遠くにいるおばドル1体が通報をし始めた)

ことり「ゆうき君、あそこで通報してるのが!」

フォレオ「遠くのやつは僕にお任せください! ファイアー!」

(フォレオが魔導書を使って炎の弾を放ち、通報している1体めがけて放つ)

ボオオオオオッ! ポワッ

フォレオ「あれっ!?」

(なんとフォレオの炎を受けたおばドルが2体に分裂した)

ことり「増えちゃった!」

ゆうき「プラナリアか、アイツ!」

(今のおばドルは炎魔法を受けると増えてしまう。ゆうきたちが困惑している間に、ほかのおばドルが通報した)

おばドルF「ユウキ、南コトリ、フォレオヲ発見シマシタ」








ハンター「!」

(通報を受けたハンターが、ただちに3人の確保へと向かう)









ゆうき「くそっ! ことりちゃん、フォレオ、逃げるぞ!」

フォレオ「はい!」

(果たして、3人は逃げ切れるのか――)







-------------------------------------------------------------------------------

(その頃、指令室にて――)

カム子「……このペースだと、時間内に全員片付けるのは無理そうですね」

(カム子はモニターを操作し、通達を送った――)


-------------------------------------------------------------------------------







{今回の話で初登場した逃走者紹介}

(ラブライブ)

園田 海未

スクールアイドルプロジェクト『μ's(ミューズ)』に属する女子学生。
真面目であり、誰に対しても敬語である。
しかし天然な所がある。

第9回「逃走中 ~鍾乳洞の岩石族~」以来の参戦。
穂乃果やリリーと共に旅行に行った。
今回はどうなるか。



(ぱすてるメモリーズ)

浅木 泉水

皐月橋高校の2年生。
他のメンバーと違い特定のオタク知識は持たないが、
好奇心旺盛でどんなことにも興味を持つ。
宿題を後回しにする傾向があるなど頭を使うのはあまり得意でない模様。

第15回「逃走中 ~オタク王を決めろ! アキバウォーズ~」以来の参戦。
アニメイティに行こうとしたところで確保された。

今回でも特に大した活躍をせずに確保された。



(はたらく細胞)

赤血球

新人赤血球。
基本的にドジっ子で方向音痴。しかし仕事に対する熱意は
人一倍あり、根性も高くさらに肝も座っている。

第7回「逃走中 ~空中庭園と地底の鮫~」以来の参戦。
そこで特に大した活躍もせずに予選落ちした。

だが今回では分裂したおばドルを殴って消滅させた。
第4回や第7回でも活躍できなかった彼女がようやく今回で活躍できたのであった。
しかしその直後、ハンターに見つかり確保。


血小板

茶髪のロング髪をした幼女。
穏やかで健気である。そして真面目である。

第10回「逃走中 ~怪盗たちの大義と輝く街~」以来の参戦。
そこではレオンに虐められたり、マクロファージをゲームに復帰させたりした。
そしてゲーム後半戦でまたレオンに見つかって虐められているところに、
カエがやってきて、自分は助かった。そして血小板は終盤まで生き残るも、
ハンターに見つかり確保されてしまった。今回はどうなるか。



(らき☆すた)

岩崎 みなみ

クールな雰囲気を持つ少女。
感情を表に出すのが苦手で、言葉が少なくボソボソとしゃべる。
しかし基本的には優しい。

第13回「逃走中 ~もしもそちらを選ぶなら~」以来の参戦。
ゲーム後半戦でジンに爆弾を投げられ、牢獄送りとなった。

今回でも特に大した活躍をせずに捕まった。






続く

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.142 )
日時: 2019/11/14 22:17
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

「ミッション⑧ part2」


ピリリリリ♪

こなた「おや、通達だ。何々……」

血小板「『おばドルの分身がパワーアップし、走るスピードが車が走る速度と同じになった』」

konakun.「『さらに逃走者を見つけ次第、攻撃してくるようになった。これは逃走者を更に逃げにくくするための処置である』」

霊歌「『より慎重になりたまえ』。ちょっ、これ更にヤバくなったんじゃないの……!?」

(通報部隊が攻撃手段を持つようになり、よりピンチになった逃走者たち)

海未「『ただし、各地におばドルを撃破できるアイテムを用意した』」

みほ「『それを手に入れ、有利にゲームを進めよ』。アイテムは用意してくれるんですね……」









(一方、ゆうきと南ことりとフォレオは未だに逃げていた――)

おばドル×20「」タッタッタ

(先程ゆうきたちを通報したおばドル×20が彼ら3人を追いかけている)

フォレオ「あの人たち、通報しながら追いかけてきてます!」

ゆうき「見ればわかる! チクショウ、何処に逃げればいいんだ! あっちこっちにおばドルがいんぞ!」

ことり「うわっ!」

(南ことりが驚いた瞬間、前から30体のおばドルが現れ、50体のおばドルに囲まれてしまった)

ゆうき「待て待て! 俺たちに何の恨みがあるんだ、おばドル!」

ことり「いや恨みも何も、洗脳されてるっぽいから……それよりどうしよう」

フォレオ「こうなったら僕のボルガノンで――」

ゆうき「街中でそんな強大な魔法起こすつもりか?;」

フォレオ「……」

おばドル×50「」ワラワラ

ことり「どうしよ――うぐっ!」

(突如、頭痛を起こすことり――)

ゆうき「どうした、ことりちゃん!?」

(その場で蹲る彼女)

フォレオ「だ、大丈夫ですか?;」

ことり「……触らないでっ……」

ゆうき「な、何言ってんだよ……しっかりしてよ」

(ゆうきがことりの背中に触った瞬間――)

ことり「触るなって言ってんでしょおおおおっ!!」

ゆうき、フォレオ「!?」

(突如悪魔のような笑みを浮かべたことり。そして目の色もイエローブラウンから青に変わる――)

ことり「」スクッ

ことり「はあっ!!」プシャアアアッ!!

(ことりは突然片手を掲げ、その手のひらから大きな赤い蜘蛛の糸を放ち、50体一気に包み込む)

おばドル×50「!!?」モゴモゴ

(その蜘蛛の糸はよくくっつくため、出ようと思っても中々出られない――)

ことり「オラアッ!!」ブンブンブンッ

(そして突如手に入れた怪力で50体を思いっきり振り回す――)

ことり「それえっ!!」ドオオンッ!!

(そして思いっきり床に叩きつけ、おばドルの分身を撃破した――)



【おばドル50体消滅    残り915体】



フォレオ「ご、50体一気に……」

ゆうき「ど、どうしたんだよことりちゃん! いつものことりちゃんじゃないぞ!」

ことり「ことり? 違うわぁ」

(ことりは悪そうな顔をしながら髪をなびかせる)

ことり「私は非情の魔女「エヴァ・ベアトリーチェ」! ムカつく奴は全員潰しちゃう!」

ゆうき「エヴァ・ベアトリーチェ……? いきなり何言ってんだ?」

(第14回逃走中の後半戦で、南ことりは魔女エヴァと戦って勝ち、彼女の性格と能力を受け継いだ。ゆうきはことりが能力を受け継ぐ直前に「撃破」されたため、そのことを知らない――)

フォレオ「何ですか……中二病発症するにしては遅くないですか?」

ことり「ふざけんじゃないわよ。そこにいる眼鏡、私にボコボコにされたこと覚えてるぅ?」

ゆうき「……あの蜘蛛の糸でか?」

ことり「おっ、感づき始めてきてるわね」

フォレオ「え? え?」

ことり「覚えてるんなら、これの話ができるわね。あの時、ことりとやらにやられてからずっと苦しい思いをしてきたの」

ことり「真っ暗な世界をずっと彷徨って……。その時は歩くことだけしかできなかったし、辛かったわ」

ゆうき「元はといえばお前が喧嘩吹っ掛けてきたせいだろ……何被害者面してんだ」

ことり「私を倒した女が憎い。だから「こいつ」の中で魔力を回復させて、こいつの身体を乗っ取れる努力をしたの」

ことり「乗っ取った暁には、自分で自分こいつの身体を傷つけて復讐してやろうかと……」

ゆうき「!」

(ゆうきの瞳孔が開く)

ことり「その願いがようやく叶うのよぉ! さぁ、愛しの彼女が血を流すところを見てなさい!」

(手の爪で胸を思いっきり引っ掻こうとしたエヴァ――)

ゆうき「オイテメエ!! 止めろ!!」

(その瞬間――)

ことり「うぐっ……!!」ズキンッ

(突然、また頭痛を起こし蹲る彼女)

ゆうき「こと――エヴァ!?」

フォレオ「……?」

(しばらく蹲った後――)












ことり「……あれ? 私、何して……?」キョロキョロ

(目の色がイエローブラウンに戻った。どうやら人格がことりに切り替わったようである)

ことり「あれっ!? おばドル君たちは一体どこに……?」

ゆうき「……? 戻ったのか?」

ことり「? 何言ってるの、ゆうき君……?」

フォレオ「……何だか、よくわかりませんね……」

ゆうき「……俺も驚きだよ……」

ことり「どうしたの二人とも? 早く安全そうなところに隠れようよ」

ゆうき「あ、ああ……」

(戸惑いつつ、隠れ場所を探すことに決めたゆうきとフォレオであった――)











{残りゲーム時間 755:00}








(その頃、翠星石と灯は――)

翠星石「うへぇ、まだ臭いがとれねえですぅ……」

(既に側溝から出てきていた。おばドルを捜している最中であった)

灯「ごめんね、無理やり引き込んで」

翠星石「……別に。それよか、早くあのモンスターハウスを何とかしませんと」

(残り740分までにおばドル集団を撃破しなければ、おばドルが強制失格となってしまう)

灯「あっ、あそこに宝箱あるよ!」

(近くの路地裏を指差す彼女。そこには確かに宝箱が置かれてあった)

翠星石「おっ、でかしたですぅ」

(その宝箱に近づく2人。そして中身を調べてみると――)




『ホクトノカード』




(という、クレジットカードによく似た形の白いカードが入っていた)





灯「ホクトノカード? 何だろ、これ……どうやって使うの?」

翠星石「あ、カードの下に説明書が置いてあるですぅ」パラパラ



『ホクトノカード』

「これを天をかざして「変身」と言って使うと、身体能力が強化される(スピード2倍、パワー2倍etc)。
 その力を使って暴れ、おばドルを撃破せよ。ただし息切れしやすくなるので短時間しか暴れられない。
 因みにこのカードの効力を知っている者が「変身したい」と思っている時に使うと、その者にも効果が適用される」




翠星石「なんか変わったアイテムですね……」

灯「でも有力なアイテムには違いないよ?」

翠星石「ええ。多くの仲間を集めて使ったら、ロウソク共なんぞカップラーメン出来る前に潰せると思うですぅ」

灯「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」

翠星石「唐突な少女ファイトやめろ」

翠星石「とにかく早く、このことをメールで!」ピッピッピッ







ピリリリリ♪

カンナ(男)「あれ、『翠星石からのメールだ』」

モンブラン博士「『ホクトノカードっていう有力そうなアイテム見つけたですぅ』」

血小板「『これを使えば、身体能力がパワーアップします。更にその効力を知ってる人が「変身したい」と思ってると、そいつもパワーアップします』」

ゆうき「『おばドルをぶっ潰したい奴は「協力する」ってメールを送ってくださいですぅ!』」

エルレイド「なるほど、これなら形勢逆転できそうだな」













翠星石「これでOK……と。よし、早くメール来てほしいですぅ……」

灯「さっきメール送ったばっかりじゃん……。すごい焦ってるね」

翠星石「そりゃそうですよ。だって450人以上もいる逃走中小説が数か月前から続いて何一つ展開が進んでないんですよ。グダグダの極みですよ」

翠星石「しかも、逃走者多すぎてこの小説を書くやる気を無くしたとか……。見切り発車でやるからそうなるんですぅ」

翠星石「更に白崎と槐の過去が未だに明かされてないし……。こうなったらおばドルを1話でも早く倒して話進めようっていう魂胆ですぅ!」

灯「理由の大半が作者の本音じゃん; しかも愚痴ったり……;」

(その時――)

ピロン♪

翠星石「あ、メール来たですぅ」

(約50人以上の逃走者からメールが来た――)

灯「どうやら皆協力してくれるみたいだよ」

翠星石「これだけいれば十分でしょう……。よし、使いますよ!」

(翠星石はカードを天にかざした。その瞬間、翠星石と灯の身体が光に包まれた――)










(数秒後、光は止んだ。灯の身体が――)

灯「うわあっ! 力がみwなwぎwっwてwきwたwww」ゴゴゴゴゴ

(灯から青色の波動が放たれている。パワーアップしたのだ)

灯「翠星石ちゃん! これでおばドル君たちに――」

翠星石「」プシュー

(何故かペーパーマリオのようにペラペラになって倒れている翠星石)

灯「翠星石ちゃん、どうしたの!?;」

(翠星石は完全に力を失っている――)

スタッフ「多分……。元から超人的な力を持ってたところに更にパワーが加わって、身体に負担がかかってあんな状態に……」

灯「何その風船に空気入れすぎて破裂したみたいな理論!」

翠星石「」ペラペラ

灯「……とりあえず、この子は安全な場所に隠させます」

ポイッ、ガランッ

(灯は翠星石をゴミ箱の中に隠して、おばドルを捜しに行った)











(その頃、弥依は――)

弥依「zzz」

サクラ先生「……後もう少しだ」

(サクラ先生におんぶされていた)

サクラ先生「越島カエデとやらは……無事に帰ってくるのだろうか」








(その頃、おばドル軍団は――)

おばドル×100「」ワラワラ

(街中で逃走者たちを捜していた)

???「見つけたぞ、おばドル!」

(その声は――)

シェリー「貴様たちを成敗してくれる!」

(シェリーであった。因みに彼女の横には

アプール、ドロン、エルレイド、こなた、海未、みほ、カエ、血小板、モンブラン博士、ネクスタ、霊歌、
ウォッチメーカー、トマトヘッド、チャップ、ペペロン、千夜、モカ、ナリジーニョ、ペドリーニョ、イカ娘、
フォンドヴォー、ザーボン、清一郎、ショーン、ナツ、マリオ、かばんちゃん、タダクニ、ヒデノリ、くいな、
悟空(ゴ)、悟浄、八戒、三蔵、メカ沢、音無、ユニコ、灯、シロ、シャーロック、ネロ、ゆずこ、ティルピッツ、
アポリア、遊作、裕美音が。もう集まったのか。早すぎるだろ)

おばドル1体「アソコニ50人以上ガ。通報スル!」

エルレイド「させるか!」ジャキッ

(エルレイドは肘の刃でその1体を一刀両断した)

エルレイド「これで1体!」

アプール「さぁ、戦国BASARAの始まりだあああああ!」

アプールたち「おおおおおおっ!」

(逃走者たちは一斉におばドル軍団に立ち向かう)










{残りゲーム時間 743:00}




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