二次創作小説(新・総合)

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逃走中 ~ブロークン・ゲーム~【完結&お知らせ】
日時: 2019/12/29 21:40
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

逃走中 ~ブロークン・ゲーム~

ウィオ版逃走中20弾!
今回の逃走中の舞台は近未来的な大都会「アイギス」!
そこは科学が発展しており、街の治安も良い。

中央にある「セントラル・ステーション」には
地球から10万光年先にある「アルティ」に一瞬で行けるマシンがあるという。

「アルティ」は逃走中を開催している世界。
そこに住む者は銃を持つ者が多いという、アイギスとは対照的に物騒な世界なのである。

今回はなんと今までに参加してきた逃走者全員+新参逃走者が参加!
合計465人の逃走者がアイギスで逃げ惑う。

そして今回、ゲームマスターとの最終決戦が行われる。
果たして、逃げ切れる者は現れるのか? そしてこの逃走中の行方は?





▽ウィオ版逃走中第20回を記念する壮大な逃走中!
▽オールスター!
▽ゲームマスター「槐」と「白崎」の昔!
▽最終決戦!
▽ウィオ版逃走中第2部最後の逃走中!

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.103 )
日時: 2019/10/04 22:56
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

>エイジアさん

カンナ(男)たちのお陰で全てのアンテナを壊すことができました!
まだまだゲームは続きますので、気を抜かないように!

次回も頑張ります!


>桜木 霊歌さん

多彩な能力を持つ霊歌さんは今回で大活躍しました!
ジンをボコボコにしたり(ちょ)、翠星石たちを治療したり。

次回も頑張ります!


>しゅんぽこさん

ミッションはクリアとなりました!
本当に早く捕まるかどうかはわかりませんよ?

苗木、日向、最原の3人ですが、これからどう動かすか考え中です←

果たして、これからどうなるのか?

次回も頑張ります!




では!

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.104 )
日時: 2019/10/05 22:22
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

「ヴェアリアス」

灯「こっちにも翠星石ちゃん、いないなぁ~」テクテク

(その頃、天野灯は街中で愛しの翠星石を捜していた)

スタッフ「携帯で探してみては?」

灯「いや、もう100回くらい電話かけたから無理です……」

(怖すぎる。100回全部、翠星石に着信拒否されちゃってるのだ)

灯「全然見つからないよぅ……」

(そこに――)






アリス「あれっ、灯ちゃん……だっけ?」

(アリス・カータレットが通りかかった)

灯「あ、アリスちゃん」

アリス「シノちゃんかと思った……」

灯「……ああ、なるほど」

(天野灯と大宮忍は姿が似ている――)

灯「それでアリスちゃん、どうしたの?」

アリス「なんか誰か捜してるようだったから……誰をお捜し中?」

灯「翠星石ちゃん!!(*´▽`*)」

アリス「凄くはっきりと答えたなぁ;」

灯「だってあのオッドアイ! 可愛すぎるお顔! フリフリのドレス! 綺麗な髪! そしてとってもちっこい身体!」

灯「こんな可愛い要素が揃ってるお人形さんなんか、翠星石ちゃんしかいないよぉ(*^_^*)」

アリス「別に翠星石ちゃんの特徴は訊いてないんだけど; まあいいや、手伝おうか?」

灯「手伝うって……、もしかして、一緒に捜してくれるの?」

アリス「うん!」

灯「やったぁ! ありがとう!」

(灯はアリスと共に行動することに――)








(その頃、ブラジル出身&ハイスペック人形のエミリアは――)

エミリア「あー、暇だなぁ。ペドリーニョとナリジーニョ、何処にいんのかなぁ」

(彼女も人を捜索中。因みに30分くらい捜し中――)

スタッフ「携帯で連絡をかけてみれば?」

エミリア「その手があったか!」

スタッフ(もっと早く気づけよ)

(愚直な人形が携帯をかけようとした瞬間――)

カレン「あれ、エミリアではアリマセンかー!」

(エミリアの後ろからカレンが――)

イリーナ「ん……カレンとエミリアか」テクテク

(ロシア出身のイリーナ・レスコヴァがやってきた――)

エミリア「ちょっ、どうしたのアンタら」アセアセ

カレン「いたから話しかけただけデース」

エミリア「あっそ……」

イリーナ「……」ジーッ

エミリア「な、何?」

イリーナ「これがブラジルで生まれた人形か……中々変わった服を着てるな。面白い」

エミリア「褒めてくれるのは有難いけど「これ」って言うな」

イリーナ「お前、ブラジルのアニメのキャラなんだろ?」

(イリーナは真面目そうな見た目に反し、アニメ好き――)

エミリア「そうだけど?」

イリーナ「こういう「動く人形」はローゼンメイデンが初めてだと思っていたが……」

イリーナ「まさかあんな前からそれが存在していたとはな……」

エミリア「アタシゃ1920年生まれよ? ローゼンメイデンの連中なんかあたしからすればまだまだ若造よ」


(Sitio do picapau amarelo(エミリアの登場作)……1920年発表)
(ローゼンメイデン……2002年発表)


エミリア「ローゼンメイデンだけじゃなく、アタシはこの逃走中に出てる創作キャラの大先輩なのよ?」

エミリア「ほら、あたしを敬いたまえ、ガキ共!(*´▽`*)」オッホッホッホッホ

イリーナ「殴っていいか?」

エミリア「ごめんなさい」

カレン「微笑ましくていいデース~……What?」クルッ

(カレンが嫌な予感を感じて後ろを振り向くと――)












ハンター「……」タッタッタ

(ハンターがこちらに走ってきているところが見えた――)

カレン「Oh my god, 皆さん、ハンターきてマース!;」

エミリア「Ay Dios mio!!(スペイン語で「マジか」という意味)」

イリーナ「Ой!(ロシア語で「本当!?」という意味)」

(全員、驚きで母国語が出ちゃった)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カレン「皆さん、捕まらないでクダサイ!」

イリーナ「ああ!」

(3人はバラバラに散って逃げる――)

ハンター「……」タッタッタ

(ハンターの標的は――)













カレン「Damn it!!」タッタッタ

(九条カレンであった――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハンター「……」タッタッタ

(カレンは建物の陰を利用しながら逃げる――)










ハンター「?」キョロキョロ

(ハンターは見失った――)











カレン「はあはあ……危なかったデース。エミリア、イリーナ、大丈夫デショウカ……?」












(その頃、イヴ・サンタクロースは――)

イヴ「ハンターはいませんね、こっちには……」テクテク

(警戒しながら街の中を歩いていた――)

カペリート「あれ、イヴちゃんじゃないか」ピョンピョン

(そこにキノコのカペリートがやってきた)

イヴ「あー、えーと……カペリートさん、でしたっけ? どうしたんですか?」

カペリート「ハンター近づいてきてる」

イヴ「!?」タッ

(カペリートとイヴは咄嗟に建物の裏に隠れる)

ハンター「……」テクテク

(先ほどカレンを逃したハンターが近づいてきてるのだ――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カペリート「ああ、どうしよう、マジでドキドキする……」

イヴ「静かに。声出したらハンターに見つかっちゃいますよ;」ドキドキ

カペリート「あ、うん;」ドキドキ

(果たして、二人はやり過ごせるのか――)

ハンター「……」テクテク










ハンター「!」

(二人が隠れている建物の裏に来てしまったハンター)

カペリート「ああん、もう!」

(二人は咄嗟に逃げる)

ハンター「……」タッタッタ

(ハンターの標的は――)








カペリート「ちょっ!;」ピョンピョン

(カペリート)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

カペリート「ちょっ、速っ! ハンターってこんなに速いもんなの!?」

ハンター「……」タッタッタ

カペリート「勘弁してくださーい!;」ポンッ



【カペリート      確保      〈残りゲーム時間〉】
    残り  438人         ≪843:58≫



カペリート「もおおおおお!;」








ピリリリリ♪

イヴ「『カペリート確保、残り438人』」

フレイヤ「確かスペインの子だったよね?」

マドレーヌ「カペリート、ツカマッチャッタ」









(その頃、エミリアは――)

エミリア「……はあはあ、此処まで来ればもう追ってこないでしょ」

(エミリアは公園のベンチの下に隠れていた――)

エミリア「あー、やっぱハンターて怖いなぁ……」ドキドキ

(そんな彼女の近くに――)






ウォッチメーカー「Ms.Emilia?」

(アメリカ出身のウォッチメーカーがやってきた。彼はベンチの下を覗き込んでいる――)

エミリア「あ、何だ、アンタか……安心したわ」

ウォッチメーカー「What are you doing?(訳:何してるんですか?)」

エミリア「は? は?(何言ってんだコイツ)」←英語理解できてない

ウォッチメーカー「?」

エミリア(……でもなんかイントネーションが質問するときのと似てたなぁ。もしかして「何でここにいるの?」って言ってるのかな?)

エミリア「ア~……。I'm、逃ゲテキタ、ハンターから」

ウォッチメーカー「Oh, I see.」

エミリア(あ、頷いてる。ということは言葉が通じてるってことだ)

(そこに――)

ベンベン「Hey, Watchmaker! Whaddya doin'!?(訳:やあウォッチメーカー、何してんの?)」

(同じくアメリカ出身のベンベンがやってきた――)

ウォッチメーカー「I talked with the Emilia rear. She escaped from the hunter somehow or other.(訳:エミリアさんと話していました。彼女はどうやらハンターから逃げてきたみたいなのです)」

ベンベン「I see. ……Emilia. You're muddy.(訳:なるほど。……エミリア、君は泥だらけだなぁ)」

エミリア「?」

(地べたに背中をくっついているため、服が泥だらけになっている――)

ベンベン「Somewhat unshapely. XD(訳:なんか無様だなぁwwwww)」←エミリアを指さして笑ってる

エミリア(言葉は分からないけど、バカにされてるのは分かる! (#^ω^)」

(ジェスチャーって大事)

ウォッチメーカー「Benben, Stop.(訳:ベンベン、止めなさい)」

ベンベン「Okay.」

エミリア「ベンベン。ユー、殴って、OK?(#^ω^)」

ベンベン「Nope.(訳:ダメ)」

ウォッチメーカー「Calm down, Miss.Emilia!(訳:落ち着いてください、エミリアさん)」

エミリア「No! コイツ、殴らなきゃ、ワタシ、腹の虫、おさまらない!」

ベンベン「ハラノムシ? What are you saying?(訳:何言ってんの?)」

(「腹の虫がおさまらない」という日本語が解ってないベンベン)

エミリア「ムキーッ!」

(その時――)









ハンター「!」タッ

(ハンターがやってきた――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウォッチメーカー「Hey! A hunter comes near us!(訳:ちょっ、ハンターが来ています)」

ベンベン「What!?」

エミリア「え、何て? ……うわっ、ハンター来てるじゃん!;」

(3人は咄嗟に散らばって逃げる――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ハンター「……」タッタッタ

(ハンターの標的は――)









ベンベン「No! Stoooop!」

(ベンベンであった――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ベンベン「Heeeeeeeeeelp!」

(ベンベンは助けを乞いながら逃げる――)

ハンター「……」タッタッタ

(全速力で逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)

ベンベン「Damn it!」ポンッ



【Benben    Secure     〈Remainder Game Time〉】
    437 Remainder       ≪840:22≫



ベンベン「It sucks!(訳:最悪だ!)」

(他人を馬鹿にした、パニッシュメント(罰)――)











ピリリリリ♪

ウォッチメーカー「『Benben was found. 437 Remainder.』(訳:ベンベンが確保されました。残り437人)」

トマトヘッド「Oh my god! Benben!」





(その頃、エミリアは――)

エミリア「はあはあ……。あたし何回ハンターに見つかってんだろ;」

(これまで2回もハンターを撒いた彼女。つくづく、運が良い――)









(その頃、ピンクの頭巾をかぶった少女・モーザは――)

モーザ「お金欲しいなぁ~」

(呑気な感じで言いつつも、ハンターに警戒していた)

スタッフ「自首は?」

モーザ「やったら負けな感じがするんでやりません」

モーザ「忍耐は幸福の鍵。耐えて行動していくことが成功の鍵ですよ!」

(アラブのことわざを言ってスタッフに説得するモーザ) 

モーザ「お金稼いでお母さんを楽させたいなぁ~」

(465人いる逃走者の中で唯一のアラブ人である彼女。果たして、彼女は逃げ切れるのか――)

カエ「ちょっとー、隊長、いい加減起きてください!」

モーザ「?」

(その時、エビルマがいた路地裏から、カエの声が聞こえてきた)









モーザ「どしたの? 何してんの?」

(その路地裏にはカエ、隊長、マッド、エイジア、ララがいた)

カエ「あ、モーザちゃん。隊長が起きないんですよ」

弥依「zzz」

(あの時にエビルマにラリホーマで眠らされてから、全く目を覚まさない弥依――)

マッド「オラたちも手伝ってるんだが、全然起きる気配がしないだ」

(ラリホーマは相手を1時間ほど眠らす魔法――)

ララ「モーザも手伝ってくれないかなぁ?」

モーザ「OK、任せてちょ!」

弥依「ムニャムニャ……。おい辻、それはアイスコーヒーじゃなくてお湯…… ムニャムニャ」

モーザ「ホラ、起きてよー! 起きないと熱々のレンティルスープぶっかけるよ!」

※レンティルスープ……アラビア料理。レンズ豆で作られたスープ。まろやかな味がするらしい

弥依「ああー、熱いの出すなよ……。私猫舌なんだからさ……ムニャムニャ」

モーザ「早く起きないと無理やり貴方の口に入れるよ!」

弥依「ランドセルの中にでも入れとけよ……ムニャムニャ」

モーザ「食べ物を粗末にしてはいけないよ!」

マッド「会話が成立してる……」

カエ「……やっぱ起きそうにないですね……」

モーザ「やっぱって何? ハナから私をアテにしてなかったってコト?;」

(その時――)

ララ「ちょっ、皆、向こうからハンター来てるよー!;」

マッド「何!?;」

(カエが隊長を担いだ後、5人で一斉に散らばって逃げる――)

ハンター「……」タッタッタ

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(ハンターの標的は――)

















マッド「ちょっ、止めるだーー!!;」ドスンドスン

(ドラゴンマッドのマッド――)

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(全速力で逃げ続けるも、徐々に距離を詰められていく――)

マッド「わーっ!」ポンッ



【マッド        確保      〈残りゲーム時間〉】
    残り  436人         ≪837:50≫



マッド「ハンターって本当に容赦ないだ;」ドキドキ










ピリリリリ♪

カエ「『マッド確保、残り436人』。ああっ、マッド君捕まっちゃいました;」

エイジア「あいつ捕まったのか……;」

ララ「悲しいルン……」












(その頃、モーザは――)

モーザ「あああ……捕まったんだ、あの子……」

(建物に寄りかかって休んでいた)

モーザ「……ん」

(彼女はふと横を見る。そこには「エイン・ステーション」という文字が書かれた看板があった。その看板の横には地下へと続く階段が――)

モーザ「ステーション……駅。地下。地下鉄駅か。隠れ場所に使わせてもらおうっと」

(そして彼女は地下鉄駅への階段を降りて行った――)











{エイン・ステーション}

モーザ「うわ……怖っ;」

(辺りはとても暗く、しかも異常に静かであった。更にモーザ以外、誰もいない――)

モーザ「静かすぎて怖い……。うっ、ゲホッゲホッ、ほこりか;」

(柱にはホコリが。そう、この駅は既に廃駅となっている――)

モーザ「……何か地上に居る時より怖いな……でもこれだけ暗かったらハンターも私を見つけられないでしょ」

モーザ「ということで、ここに潜伏しまーす」

(ここに隠れることにした――)




Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.105 )
日時: 2019/10/05 22:23
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

(その頃、カンナ(男)と翠星石とアプールとシェリーは――)

ピリリリリリリ♪

(天野灯からの電話が今も絶えずにかかってくる――)

翠星石「」ピッ

カンナ(男)「あれ、電話出ないの?」

翠星石「迷惑メールだから気にしないで下しあ」

(街の道路を歩いていた。戦いの後、勇者パーティーはラグにゃロク勢と霊歌と別れたのであった――)

アプール「迷惑メールなら仕方ないか」ムキムキ

シェリー「うんうん」ムキムキ

カンナ(男)「うん。……んで、君たちはいつまでムキムキバキーンなんだい?」

アプール「うーん、分かんない」ムキムキ

シェリー「この状態を解除する方法が解らんのじゃ。霊歌の魔法もダメなら、どうすれば……」ムキムキ

(実は別れる前に霊歌にムキムキ状態を解除してくれと頼んだシェリー。しかし無理であった――)

アプール「状態異常扱いじゃないのから無理だったのかなぁ、これ」

翠星石「それよりマッチョは離れてくれませんか」

翠星石「マッチョな少女とか見苦しいですぅ。アプールに至っては元々キモイ見た目が更に醜くなってるから、気分悪くなる……(;´・ω・)」

アプール「お前を殴りたい!(# ゚Д゚)」ゴスッ!!

翠星石「ごぶっ!!(;゚Д゚)」バタッ ←マッチョな腕で殴られた

シェリー「殴ってんじゃないか」

翠星石「結構痛かった……;」ヒリヒリ

カンナ(男)(正直僕も気持ち悪い)









(その頃、ヤヤは――)

ヤヤ「……あっちにはいないな」

(ハンターに警戒しながら建物の裏に隠れていた――)

ヤヤ「ふー。やっぱりこのゲームは緊張する――」

ジャックフロスト「ヒーホー。何してるホ」ゴキュルルルル

ヤヤ「え!? あ、君たちか……。見ての通り、隠れてるの」

ジャックランタン「なるほど。それで何かお菓子持ってないホ?」ゴキュルルル

ジャックランタン「さっきからずっと腹減ってるんだホ」ゴキュルルル~~~ル~~ルルル~~♪

ジャックフロスト「オイラもだホ」ゴキュル~~ル~~ル~~~♪

ヤヤ「腹の音でハーモニー奏でないでくれる、腹立つから」

ヤヤ「まあそうだなぁ……。私が作ったお菓子をあげるよ」スッ

(ヤヤの作るビスケットはクソ不味い――)

ジャックフロスト「おっ、サンキューだホ! いただきますホ!」

フロスト、ランタン「」モグモグ

フロスト、ランタン「ブフーーーーーーーーッ!!」←吐いた

ヤヤ「!?」

ジャックフロスト「な、何だホ、このビスケット……;」ゲホッゲホッ

ヤヤ「だ、ダメだった?;」

ジャックフロスト「3ヶ月程腐らせた牛乳の味がしたホ……」

ジャックランタン「それ飲んだことあるんだな……ゲフウッゲホッ!!;」

ジャックフロスト「見た目は美味しそうなのに……; 味見した?」

ヤヤ「ううん。てかそれより二人共酷いなぁ! 人が作ったものを吐くだなんて」

ジャックフロスト「酷いのはこのビスケットの味と、それを味見しなかった女のほうだホ……」

ヤヤ「何だとコラ。はー、気分悪くなった、帰ろっと」テクテク

(ヤヤはふてくされてどこか行っちゃった)

ジャックランタン「何処に帰るんだホ……」

ジャックフロスト「あの女滅茶苦茶だホ。よし、ブフ」コオオッ

ドシュンッ!!

(ジャックフロストは自身の手に魔力を込め、氷の粒をヤヤに向けた発射した――)

ヤヤ「ギャアアアア!!;」バタッ

ジャックフロスト「よし、スッキリしたホ。さて、口直しにそこのコンビニでアイスの爽を食おうホ」

ジャックランタン「了解」










(その頃、天野灯は――)

灯「んんー、全然でないなぁ~」

(エイン・ステーションの近くで翠星石に電話をかけていた。いい加減諦めなさい)

灯「可愛いお人形さん、こっちにおいで~~~♪」

エミリア「呼んだ?」ヒョコッ

灯「違う」

(偶然近くにいたラグドールのエミリア。ベンチの下は飽きたようだ――)

エミリア「誰待ってんの?」

灯「翠星石ちゃん!(*´▽`*)」

エミリア「止めときなさい、あんなクソ――あ」

灯「」ゴゴゴゴゴゴゴ 

エミリア「すみませんでした(般若が見えた……)((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

灯「それで、私に何か用、エミリアちゃん?」

エミリア「別に。何してんのかなって話しかけただけよー」

(そこに――)









ウォッチメーカー「!」

アリス「あー、灯ちゃん!」テクテク

イリーナ「お、さっきの人形じゃないか」テクテク

(この3人がやってきた――)

エミリア「またお前らか……どしたの」

イリーナ「さっきそこで合流してさ。3人で隠れ場所を探してたところなんだ」

アリス「まあ、もう丁度良さそうな場所を見つけちゃったけど」

エミリア「……もしかしてこの暗闇の事?」

(イリーナ、ウォッチメーカー、アリスはエイン・ステーションに隠れようとしている――)

エミリア「止めといたほうがいいと思うなー。めっちゃ暗いもん。ホラ、こんだけ暗かったら何か居そうじゃないかな;」

灯「んーでも、ウォッチメーカーさんがカンテラ持ってるから灯りのほうは大丈夫じゃないかな。……灯りだけに」

ウォッチメーカー「?」←日本のダジャレ理解できてない

エミリア「あ、そう? じゃあ行きましょ」

アリス「あっさり自分の意見変えちゃったね」








{エイン・ステーション}

(階段を降り、しばらく歩いた5人。そこには――)

モーザ「あれっ!?」

(モーザがいた。彼女は柱の裏に隠れている――)

灯「モーザちゃん、だっけ? どうしてこんな所に?」

モーザ「ここ暗いからハンターの目欺けるかな、思って。皆さんこそどうしてここに?」

灯「私たちもモーザちゃんと同じだよ」

モーザ「そうか……。また増えちゃったかぁ」

灯「また?」

(その時――)

カレン「あっ、皆さん、こんにちはデース!」ヒョコッ

灯「えっ!?」

(カレン、ヤヤ、The Protagonist、そしてイヴ・サンタクロースが現れた。なんとこの4人までもここに来ていたのであった――)

ヤヤ「ごめん、先にお邪魔してまーす」

The Protagonist「」ペコリ

イヴ「いっぱい増えましたねー。賑やか賑やか♪」

アリス「へ、カレンちゃんたちも来てたの?;」

カレン「ハイ。ここは暗いから隠れるのに最適かと思いまして」

ヤヤ「私も」

イヴ「私もです」

The Protagonist「」コクコク ←「自分も」という意味

モーザ(全く、どいつもこいつも私の思考をパクりおって……(;´・ω・))

ウォッチメーカー「Well, I understand the feeling that everybody wants to hide here.(訳:まあでも、皆さんがここに隠れたくなる気持ちは分かりますよ)」

カレン「そうデスネー、「身を隠すなら暗闇の中に」って言いマスもんねー」

エミリア「言わないわよ」

(因みに現在、この駅に居る者は九条カレン、ウォッチメーカー、モーザ、天野灯、アリス・カータレット、エミリア、イヴ・サンタクロース、ヤヤ、The Protagonist、そしてイリーナ・レスコヴァの10人――)

イヴ「ま、皆さん、仲良く隠れましょー!」

(その時――)













ガコオオオオオオオンッ!!










10人「!?」ビクッ

イヴ「な、何ですか!? この揺れは――」

(突如大きな音と共に、激しい揺れが発生した。3秒ほど経った後、揺れはおさまった――)

モーザ「こ、怖かった……。何だったんだろ、今のは;」

ブウウウウウウンッ……!!

灯「きゃっ!?;」ビクッ

(そして唐突に全フロアの明かりがついた――)

ヤヤ「ちょっ……;」

イリーナ「本当に何が起こってるんだ……?」ドキドキ

ウォッチメーカー「……!? Hey, See there !(訳:ちょっ、あれを見てください!)」

カレン「What?」クルッ

(ウォッチメーカーが指をさしている所を見る10人。なんとそこには――)

シャッター「」

(シャッターが地上へ続く階段を塞いでいる光景が――。さっきの揺れでシャッターが下りたのであった)

カレン「Oh my god! 出られなくなっちゃいマシタ!;」

ウォッチメーカー「What the hell!?」←外国人特有のオーバーリアクション

灯「なんで、何で?!;」

イヴ「て、てかそもそも出口にシャッターなんか設置しますか?; どうなってんですか、コレは……;」






---------------------------------------------------------------

(その頃、指令室にて――)

ジン「よしよし、10人が見事に閉じ込められたな」

チドリ「これでミッション、発動できますね」

(そう、入口にシャッターを出現させたのは、ゲームマスターの仕業なのであった――)

カム子「はい。これから10人には……「試練」を受けてもらいます」

マウス「クックック。楽しみでチュウ」

カム子「……」ポチッ

(カム子はモニターを操作し、『ミッション⑤』を発動させた――)


-----------------------------------------------------------------





{残りゲーム時間 830:00}






ピリリリリ♪

翠星石「『ミッション⑤』ですぅ」

konakun.「『地下駅「エイン・ステーション」にアリス、イヴ、灯、ウォッチメーカー、イリーナ、モーザ、ヤヤ、カレン、エミリア、The Protagonistの10人が閉じ込められた』。!?」

シノ「『残り800分までに10人を助けないと、その10人は強制失格となる』」

ルカ「救出しなければいけないのか……」






≪MISSIONⅤ 10人を救出せよ≫

地下駅「エイン・ステーション」に
アリス、イヴ、灯、ウォッチメーカー、イリーナ、
モーザ、ヤヤ、カレン、エミリア、The Protagonistの10人が閉じ込められた』。!?」
残り800分までに10人を助けないと、
その10人は強制失格となる。










(その頃、エミリアたちは――)

エミリア「コラー、開けろおおお!!」ドカンドカン!!

(エミリアはシャッターを破ろうと、何度も殴る――)

エミリア「ハアハア……。全然ビクともしないわ;」

(このシャッターはダイヤモンド並に硬いため、攻撃では壊せない――)

アリス「ど、どうしよう……;」

イヴ「と、とりあえず助けがくるのを待ちましょう;」

カレン「はい……。ってアレ?」

イヴ「どしたの?」

カレン「よく考えたらここにいる人、全員国籍バラバラでは?」

イヴ「あ、確かに」




天野灯……日本出身
ウォッチメーカー……アメリカ出身
アリス・カータレット……イングランド出身
九条カレン……イギリス出身
ヤヤ……マレーシア出身
イリーナ・レスコヴァ……ロシア出身
The Protagonist……デンマーク出身
エミリア……ブラジル出身
モーザ……アラブ出身
イヴ・サンタクロース……グリーンランド出身





(果たして、10人は助かるのか? そして「試練」とは一体何なのか――)








続く







{今回の話で初登場した逃走者紹介}


(きんいろモザイク)

九条 カレン

英国出身の女の子。
ハッキリしており感情表現が素直。
スポーツ系の勝負ごとに強い。可愛い。

第16回「逃走中 ~MERRIMENT TOWN AND PARTY~」以来の参戦。
OPゲームに参加したり、konakun.と一緒に踊ったり、
レイブンを浣腸したりした。そしてゲーム後半戦、
フランにボコボコにされて牢獄送りにされた。

今回、地下鉄駅に閉じ込められた。これからどうなるか。



(アイドルマスターシンデレラガールズ)

イヴ・サンタクロース

サンタの恰好をした少女。グリーンランド出身。
おっとりしたのんびり屋。そして根っからのサンタ気質。

第16回「逃走中 ~MERRIMENT TOWN AND PARYT~」以来の参戦。
後半戦で翠星石のバイクに跳ね飛ばされて牢獄送りとなった。

今回、地下鉄駅に閉じ込められた。これからどうなるか。



(女神転生シリーズ)

ジャックランタン

カボチャ頭をした魔法使いの悪魔。
生意気だが、時折優しい。
ジャックフロストと同じ、ヒーホー口調。

第14回「逃走中 ~愛がなければ視えない~」以来の参戦。
ジャックフロストと一緒に碑文を解いている最中に
ハンターに見つかり、確保された。
今回はどうなるか。



(Emara(イマラ))

モーザ(Moza)

アラブ首長国連邦出身の女の子。
元気な子であるが、かなりのドジっ子でもある。
普段は母のレストランを手伝っているが、
街の危機が迫った時は「イマラ」というスーパーヒーローに変身し、
街を荒らす悪者を成敗する。

第18回「逃走中 ~思い出の電子レンジ~」以来の参戦。
序盤のミッションに挑んでいる最中に確保された。

今回、地下鉄駅に閉じ込められた。これからどうなるか。



(ぱすてるメモリーズ)

イリーナ・レスコヴァ

ロシアから来た流暢な日本語を扱うハーフの女子高生。
規律に厳しい頑固者で、日本とミリタリーグッズが好きな女の子。

第16回「逃走中 ~MERRIMENT TOWN AND PARTY~」以来の参戦。
そこでは特に何もせずに中盤で確保された。
しかし復活ゲームで本戦に復帰する。そして後半のミッションに
参加しようとした瞬間、ハンターに見つかり確保された。

今回、地下鉄駅に閉じ込められた。これからどうなるか。



(Sitio Do Picapau Amarelo)

エミリア

命が宿っているラグドール(人形)。女の子。
単純で短気であり、考える前に行動に移すタイプ。
ボールみたいに丸くなることが出来、
そうすると高速で動くことができるようになる。

第18回「逃走中 ~思い出の電子レンジ~」以来の参戦。
特に大した活躍もせずに中盤で確保された。

今回では色々な逃走者と会話したり、
地下鉄駅に閉じ込められたりした。これからどうなるか。



(INSIDE)

The Protagonist

デンマーク製のゲーム「INSIDE」の主人公。
赤い服と黒いズボンを着用した非力な少年。
優しいが会話や読み書きなどができない。
そのため他人と会話するときはジェスチャーで行う。

第13回「逃走中 ~もしもそちらを選ぶなら~」以来の参戦。
兵士たちの目を掻い潜って地下通路への入り口を発見し、
逃走中のタイマーを元通りにした。

今回、地下鉄駅に閉じ込められた。これからどうなるか。



(Boboiboy(ボボイボーイ))

ヤヤ(Yaya)

マレーシアのアニメ「Boboiboy」のヒロイン?
ピンクのフードと被っており、ゴーグルを装着している少女。
おっとりしている少女。そして彼女の作る飯は激マズ。因みに自覚無し。

第13回「逃走中 ~もしもそちらを選ぶなら~」以来の参戦。
故・スズカゼに自分が作ったビスケットを食べさせた。
その直後、ハンターに見つかり確保された。

今回、自分の作ったビスケットをフロストとランタンに
食べさせたり、地下鉄駅に閉じ込められたりした。これからどうなるか。

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.106 )
日時: 2019/10/05 23:13
名前: 生ブスカジ (ID: an.s4YRU)

まさかまさかの救出系!?この手の奴失敗すると後々詰む奴やーん!

誰かなんとかしてくれ!

???「ライガー、本音は良くないですよ。」

ライガー「…?誰?」

セーバルⅡ「セーバルⅡというのですよ。」

ライガー「Ⅱ?なんだかポケモン見たい……」

セーバルⅡ「まあ私共にできるのは主人を応援するだけですよ。手を出してはいけないですよ。」

キャラ紹介?
セーバルⅡ
ちょっと前に他所様で書いていたSSの悪役。フレンズの軍用化を狙う一団によって、ジ※ウⅡの力を埋め込まれているセーバル。なんやかんやで生ブスカジに懐いている。



更新頑張ってください!




Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.107 )
日時: 2019/10/06 18:53
名前: 洋輝 (ID: 2Ybq3x/E)

洋輝です!

次のミッションは、10人を救出するミッションですか・・・

ルフィとドラゴンボールの悟空は同じフジテレビ&ジャンプ仲間なので絡みが期待してます!
あと、誰かあたりが行きそうなので、行くだけ行ってみます。(大丈夫か。)

更新お待ちしてます!

あ、それと補足ですが・・・

槐と十四松、レオンと幹比古、リヴァイとチョロ松、タカヤとナックルズ、チドリと真紅とは同じ中の人ですよ。(1キャラずつ紹介しましたが・・・)


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