二次創作小説(新・総合)

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逃走中 ~ブロークン・ゲーム~【完結&お知らせ】
日時: 2019/12/29 21:40
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

逃走中 ~ブロークン・ゲーム~

ウィオ版逃走中20弾!
今回の逃走中の舞台は近未来的な大都会「アイギス」!
そこは科学が発展しており、街の治安も良い。

中央にある「セントラル・ステーション」には
地球から10万光年先にある「アルティ」に一瞬で行けるマシンがあるという。

「アルティ」は逃走中を開催している世界。
そこに住む者は銃を持つ者が多いという、アイギスとは対照的に物騒な世界なのである。

今回はなんと今までに参加してきた逃走者全員+新参逃走者が参加!
合計465人の逃走者がアイギスで逃げ惑う。

そして今回、ゲームマスターとの最終決戦が行われる。
果たして、逃げ切れる者は現れるのか? そしてこの逃走中の行方は?





▽ウィオ版逃走中第20回を記念する壮大な逃走中!
▽オールスター!
▽ゲームマスター「槐」と「白崎」の昔!
▽最終決戦!
▽ウィオ版逃走中第2部最後の逃走中!

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.248 )
日時: 2019/12/21 20:40
名前: sorutymata (ID: Vj1Bc8me)

この世界で逃走中を始めるにあたるメンバーは、タカヤ、ジン、チドリの3人でいいのかな?次はなんでこんなことを始めたのかの理由が知りたいのだけども。ジンとチドリはこれからカンナらで戦闘するだろうけど、その時に聞かせてあげられるなら…。

…実は問題がある。このまま行くと、この世界の最初の逃走中のGMがこの3人になる、それより前の話はない…そして全ての逃走中は『クロノス社』(つまり一次創作)に帰結する、つまりこの世界の一件が私の『不手際』になる可能性があるということに…。
でも私は、どんな形であれ、どんな善悪関係であれ、産まれてきた逃走中の世界は死守しなければならない。幸いその楔になる可能性のある人があのチームにいるおかげで、その人を残して倒せれば希望がある。だからこそ今回の目標だった、カム子を生かすことへと繋がってくる。

…多分だけど(私の考える)最悪の事態にはならない…よね?もしそうなったら、まだその小説を終わらせるわけにはいかないかも。ウィオさんの想定は今年中の完結?…下手なことしたらそうはさせないよ?(忠告)

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.249 )
日時: 2019/12/22 18:47
名前: ウィオ (ID: HtzPaCR.)

>洋輝さん

槐も被害者なんですよね……。
元々は善良な人だったのに、タカヤたちのせいであんな非道な人になってしまいました……;
可哀相な人ではありますが、散々残酷な事をしてきたのも確かです;

しびれんのくだりを堪能していただきありがとうございます!
彼のこと結構気に入ってるので動かしてて楽しいんですよw

次回も頑張ります!


>sorutymataさん

タカヤ、ジン、チドリが最初の可能性が高いですが、まだわかりません。
果たして、カム子を救えるのか?

この小説ですが、大晦日に終わらせる予定です(キリがいいので)。
下手な事とは一体?

とりあえず、次回も頑張ります!



では!

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.250 )
日時: 2019/12/22 18:48
名前: ウィオ (ID: HtzPaCR.)

「乗り込み」

コツコツ……




(逃走者たちの足音だけが響く音しか聞こえないほど静かな本部の中――)





カンナ(男)「少し暗いな……」

ミニモン「モンスターでも出てきそうな雰囲気だ……」

マトイ「すでにモンスターがいるんですけど……」

(本部の中を進んでいく内に、分かれ道にぶち当たった)

カエ「道が7つに別れてますね」

弥依「こりゃ手分けして行ったほうがよさそうね」

ドラノール「では、メンバーはどうしマスカ?」




(話し合いの結果、以下のようになった――)




1つ目の道……カンナ(男)、カンナ(女)、マトイ、ディーア、灯

2つ目の道……ミニモン、サーナイト、aren、ヤード、千歌

3つ目の道……ゆうき、ことり、めぐねえ、ドロン

4つ目の道……モンブラン博士、猫娘、ジェネラルシャドウ、宮子、DJ灰龍

5つ目の道……ドラノール、コーネリア、ガートルード、ウィラード

6つ目の道……フェザリーヌ

7つ目の道……弥依、カエ、辻、銀







フェザリーヌ「こんな感じでいいだろう」

ドラノール「ミスター・カンナ、申し訳アリマセン。一緒に行けなくて」

カンナ(男)「ううん」

カエ「ところで本部潰すとか言ってましたけど、具体的にはどうするんですか?」

カンナ(男)「ゲームを運営してる部屋かなんかを見つけて、そこをぶっ潰すんだよ。そうしたらもう二度と運営はできない」

カエ「なるほど……」

弥依「おい、角生やした黒髪ロング」

フェザリーヌ「フェザリーヌだ。後これは角じゃない」

弥依「あんた一人で大丈夫?」

フェザリーヌ「自分で言うのもなんだが、私は規格外だから単独でも大丈夫だ。寧ろそちらこそ大丈夫か?」

弥依「へっ、私を誰だと思ってんのよ。超人よ、超人」

フェザリーヌ「……そうか」

ことり「……私は怖いなぁ;」

ゆうき「大丈夫。何かあったら俺が絶対にことりちゃんを守る!」

ことり「ゆうき君……私だって貴方のことを守る――」

ことり→エヴァ『――なんて言うと思ったのぉ!? メガネ野郎!』

ゆうき「えっ!? (;・∀・)」

エヴァ『なーんて! 冗談冗談www ちょっとからかいたかっただけよ。はい』

エヴァ→ことり「もう、エヴァちゃん! 折角いいところだったのに水を差さないで!」

エヴァ(ごめんごめんw まあ私も頑張るから許してw)

ゆうき「全く、エヴァの奴め……;」

フェザリーヌ「……エヴァ? もしかして、非情の魔女か?」

ことり「? 知ってるの?」

フェザリーヌ「ああ。残酷な性格をしたお前が何故人間の味方をしようとする?」

ことり→エヴァ『……別にぃ? 私の気まぐれよ。何? 人間の味方したら悪いっての?』

フェザリーヌ「そういう事を言っているのではないのだが……」

エヴァ『ああもう、いいから行きましょうよ! もたもたしてたら敵に見つかるかもしれないじゃないのぉ!』

フェザリーヌ「そうだな……」

カンナ(男)「じゃあ皆、気を付けて。絶対に倒れちゃダメだよ」

カエ「は~い」ヘラヘラ

(逃走者たちはそれぞれの道を歩んでいった――)






{残りゲーム時間 53:00}






(1つ目の道を進んでいる、カンナグループは――)

コツコツ

ディーア「やっぱり不気味だな……。いくら進んでも階段が見つからねえ」

灯「なんだかドキドキする……」

カンナ(女)「でも早くこんな酷い逃走中を終わらせないと……」

カンナ(男)「……お母さんが言ってた。途中で逃走中を廃止したり、ゲームマスターの仕事を辞めれば「呪い」が起きるって」

マトイ「呪いって何?」

カンナ(男)「分からない……教えてくれなかったから。「呪い」というぐらいだから、とんでもないことが起こるんだろう」

カンナ(男)「だからと言って、ずっと辛い思いをしてるお母さんを放っておくわけにもいかない」

カンナ(男)「まあ呪いが起きたら、それをすぐに解決すればいいでしょう……」

カンナ(女)「そんな簡単に――」

(その時――)

パアアアアッ

(見慣れた二人が、カンナたちの前にワープしてきた――)




レヴィアタン「少年! 今度こそリベンジしてやるわ!」

ベルゼブブ「覚悟しなさい~!」

カンナ(男)「しつこいな、君たち! もういい加減諦めなよ」

マトイ「誰、この人たち?」

カンナ(男)「マリオストーリーのコワッパみたいなやつら」

ベルゼブブ「あー、確かに何度も主人公に挑んできてはやられるって点は私たちにそっくり……って誰がコワッパだ、ハゲ!」

ディーア「ノリいいなコイツ」

レヴィアタン「今度は負けないわよ。何故なら、新しい技を覚えてきたから!」

カンナ(男)「そこもコワッパリスペクトか」

レヴィアタン「別にリスペクトはしてねーよ」

ベルゼブブ「あーもう、やっぱり腹立つ奴ね。まとめて倒してやるわ!」

(レヴィアタンとベルゼブブは杭に変身し――)

カンカンカンカンカン!

マトイ「!?」

カンナ(女)「速い!」

(周囲を目まぐるしく動いているレヴィアタンとベルゼブブ――)

カンナ(男)「また同じ手を……」

レヴィアタン「へっ!」パアッ ←元の姿に戻った

カンナ(男)「!?」

レヴィアタン「ほらっ!!」シュンシュンシュンッ!!

(そしてレヴィアタンは高速で仕込んであった大量のナイフをカンナたちに向けて投げつけた――)

ドスドスドスッ!

灯、カンナ(女)、ディーア、マトイ、カンナ(男)「あぐっ!」ブシャッ

(腹や背中に刺さる――)

ベルゼブブ「そーれっ!」ヒュンッ!

ドスッ!!

(そしてベルゼブブがカンナ(男)の背中に思いっきり刺さりに行った――)

カンナ(男)「ぐふっ!!」

ディーア「カンナ! ……ライブ!」パアアッ

(ディーアはライブの杖を使い、全員の傷を回復させた――)

レヴィアタン「回復持ちか……。これは長期戦になりそうだわ」

ベルゼブブ「折角覚えた「変身して突撃すると見せかけてナイフ投げつける作戦」が台無しじゃーん!」

マトイ「ネーミングセンス……」

カンナ(男)「ったく……君たちと相手してる暇はないんだよ!」

(カンナは痛みを堪えながら、レヴィアタンやベルゼブブに突撃する)

ベルゼブブ「ふふふ! そんな状態で突撃? いいわ、ただのお肉にしてあげる!」

ディーア「……! マトイ!」

マトイ「!? 分かったわ!」

カンナ(男)「はああっ!!」ブンッ

(しかしレヴィアタンに避けられる――)

レヴィアタン「ふふ、お見通しよ」

(その時――)

ドスッ!!

レヴィアタン「!?」ブシャッ

(どこからか飛んできた槍が彼女の腹に刺さった――)

レヴィアタン「ぐっ……」

ベルゼブブ「レヴィアタンお姉様!?」

マトイ「……」

(マトイが槍を投げつけたのだ――)

ベルゼブブ「あの赤髪ロング……お姉様の動きを先読みしたのね。よくも!」タッタッタ

(ベルゼブブはマトイに特攻しようとする――)

カンナ(女)「そーれっ!」ブンッ

ザシュッ

ベルゼブブ「うあっ!;」

(カンナ(女)が素早く剣でベルゼブブの腹を斬った。斬られた彼女はその場で蹲る――)

カンナ(男)「悪いな、君たち! 先を急がせてもらうよ!」タッタッタ

(そしてカンナグループはレヴィアタンとベルゼブブを放って、先を進んでいった――)

レヴィアタン「くっ……覚えてなさいよ……」

(そしてその二人はワープを使い、逃げて行った――)








(その頃、4つ目の道を進んでいるモンブラン博士グループは――)

猫娘「無駄に広いわね、この通路……」

ジェネラルシャドウ「広いほうがいざ戦いが起こった時、思う存分に動きやすい」

(慎重に先を進んでいた――)

チドリ「そうね」

モンブラン博士「!?」クルッ

(何故かチドリとジンが、モンブラン博士たちの後ろにいた――)

ジン「カム子の奴捜してたら思わぬ奴らを見かけてもうたわ。お前らどうやってここに入ってきた?」

宮子「教えるわけにはいかないよ」

チドリ「何よそれ……」

ジン「チドリ。ここにいる時点でこいつらはどうせロクなこと考えてへんはずや。……大方、本部を潰しに来たんやろ」

DJ灰龍「……チッ」

(ジンの勘が冴える――)

猫娘「みんな、構えて」

ジン「逃走中を終了させられるわけにはいかへん。本部が潰れる前に、先にお前らを潰させてもらう!」

(ジンとチドリはペルソナ召喚器を使い、それぞれ「ペルソナ」を召喚する――)

ジン「モロス! マハガルーダ!」

モロス「」コクッ

ビュオオオオオッ!

猫娘「きゃっ!」

モンブラン博士「猫姉さん!」

ジェネラルシャドウ「!」ブウウウンッ

ジン「!?」

(シャドウは分身を使い、自分を8人に増やした――)

ジェネラルシャドウ8人「フリャフリャー!!」シュバババ

ドカバキズコバキッ!!

ジン、チドリ「うあっ!!」

(ジンとチドリは成すすべもなくボコボコにされていく)

チドリ「ぐっ……セクシーダンス!」

(メーディアはその場で相手を魅惑するような踊りを踊った)

ポワワワワン

ジェネラルシャドウ8人「!?///」メロメロ

(シャドウ8人は魅惑状態になり――)

ズドオオオンッ!!

DJ灰龍、宮子、猫娘、モンブラン博士「うがあっ!!」

(4人を殴り飛ばした。魅惑状態になると、味方を攻撃するようになってしまう――)

チドリ「味方に反逆される気分はどう?」

モンブラン博士「そ、そんな……あんな強いお方が敵になったら……私たちはどうすれば!」

猫娘「……8人と戦わないとこの状況を打開することはできないわ」

モンブラン博士「無茶だ! あの方は超人だ。超人8人に、私たちのような普通に強い程度の力を持った者が勝てるわけ――」

猫娘「……それでも、やるしかないでしょ!」

(猫娘は爪を伸ばし、宮子はベルフェゴールから奪った能力を使って杭に変身し、DJ灰龍はバズーカを構え、そしてモンブラン博士は――)

モンブラン博士「……確かに!」ジャキン

(剣を構えた――)

ジェネラルシャドウ8人「はあっ!!」タッ

モンブラン博士「はああっ!!」

シャドウA、B「!!」ドゴッ

モンブラン博士「ぐっ!;」ドサッ

猫娘「モンブラン博士君!」

(剣を構えて特攻したが、あっさりとやられてしまった――)

DJ灰龍「おらあっ!!」バシュン

(彼はバズーカを使い、シャドウ1人に弾を放つ――)

ドカアアン

シャドウA「……」タッタッタ

DJ灰龍「何っ!?」

(なんとビクともせずに、こちらに走り続けている――)

シャドウA「ほれっ!!」ブンッ

DJ灰龍「ぐああっ!!」ドサッ

(渾身の一撃で殴られた彼――)



【DJ灰龍        撃破      〈残りゲーム時間〉】
     残り  23人          ≪48:25≫



(彼は自動的に牢獄に転送された――)



モンブラン博士「DJ灰龍!」

猫娘「くっ!」タッタッタ

(DJ灰龍の身を心配しながらも、シャドウBに特攻する彼女)

シャドウB「ふんっ!!」ゴスッ!!

猫娘「あうっ!」ドサッ

モンブラン博士「猫姉さん!」

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.251 )
日時: 2019/12/22 18:50
名前: ウィオ (ID: HtzPaCR.)

猫娘「だ、大丈夫……。急所はかわしたから」ヒリヒリ

カンカンカンカンカン!

シャドウ8人「?」

宮子(ごめんね!)シュンッ

ドスッ

シャドウA「ぐっ!;」

(宮子はシャドウAの肩に刺さりに行った――)

モンブラン博士「宮子のほうが速いのか……」

(杭になった宮子なら、シャドウにダメージを与えることができる――しかし)

宮子(……疲れる……)

(素早く動くのには体力がいる。2人を対処する頃には息切れとなっているだろう――)

モンブラン博士「くっ……勝てるわけがないだろう、あんな強いお方に!」

シャドウB「……」シュタタタタタ

(シャドウBがモンブラン博士のところに走ってくる――)

猫娘「モンブラン博士君!」










(その時――)












ドゴオオオンッ!!

シャドウB「!?」ドサッ

(シャドウBは壁へ蹴り飛ばされ、気絶した――)

猫娘「!?」

弥依「大丈夫、あんたら?」

(偶然通りかかった弥依が蹴り飛ばしたのだ――)

カエ「おおー、隊長!」

チドリ「来たわね、女の超人が……」

シャドウ7人「はあっ!」タッタッタッタッタ

(7人が一斉に隊長に襲い掛かる――)

弥依「かかっておいでよどうぶつの森!!」

ドカバキゴスベキゴスバキッ!!

(そして――)











シャドウ7人「」ピクピク

(シャドウ8人は隊長に何度も殴られ、気絶した――)

銀「強ええ~;((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

ボンッ!

(ダメージを食らいすぎた為、分身が消え、更に魅惑状態は解除された――)

弥依「悪いわね、シャドウ……。さて、次にやられるのはあなた達のほうよ!」

(隊長はジンとチドリを指差してそう言った――)

ジン「チッ……部が悪いな。チドリ、逃げるぞ!」

チドリ「ええ……」

シュウウウン

(二人はワープして何処かへ逃げて行った――)

弥依「逃げられたか……」

辻「凄いですね、隊長……;」

ジェネラルシャドウ「……はっ!」

(シャドウが目を覚まし、起き上がった――)

猫娘「起きたわね……」

ジェネラルシャドウ「……皆、大丈夫のようだな。……ところで、DJ灰龍は?」

猫娘「あなたにやられたわ。混乱してたようだったから覚えてないようだけど……」

ジェネラルシャドウ「そんな……! 私のせいで……彼は……」

モンブラン博士「……シャドウ様。あなたは操られていただけ。責任はあの二人にあります」

ジェネラルシャドウ「モンブラン博士……」

モンブラン博士「悔やんでいる暇はありません。倒れていった彼のためにも、カンナの母を救うためにも。頑張らなければ!」

ジェネラルシャドウ「……」

ジェネラルシャドウ「ああ……。そうだな。……皆、迷惑かけてすまなかった」

弥依「……謝らなくてもいいのよ。それより早くゲームを運営してる部屋かなんかに行かないと」








(その頃、2つ目の道を歩んでいるはずのヤードグループは――)

ミニモン「ぜえ、ぜえ……;」

千歌「」

ヤード「……」

aren「ぜえぜえ……」

サーナイト「……;」ハアハア

ケニー「ハッハッハ! どいつもこいつも大したことねえなあ!」

(何故かここにいる、白レンとケニーと戦っていた。千歌は腹に散弾を撃たれ、倒れている――)



【高海 千歌        撃破     〈残りゲーム時間〉】
      残り  22人         ≪43:55≫



(千歌は牢獄に転送された――)


ヤード「千歌……。てめえ、よくも!!」ズドンズドン

(ヤードはケニーに向けて銃弾を放つ――)

白レン「無駄だってのが分からないの?」スイッスイッ

(その瞬間、白レンがケニーの前に氷の壁を作り出し、その銃弾を跳ね返した――)

ヤード「クソっ!」

ケニー「もう降参しろ。そうしたらもうこれ以上お前らに手を出さないでやる」

白レン「ダメよ、逃走者は倒さないと。でないと「呪い」を解除できない」

ケニー「おっと、そうだった。訂正だ、降参しても倒してやるよ」ニヤニヤ

ヤード「諦めるわけには!」

(その瞬間――)

白レン「はあっ!!」

(白レンは突然その場でクルクルと踊り出し、それと同時に身体から氷の散弾を大量に放った――)

ヤード、aren「ぐあっ!!」ビシビシッ

ミニモン、サーナイト「ううっ!!」ビシビシッ

(散弾が多く命中するも、ミニモンとサーナイトは何とか耐えた。しかし――)

ヤード、aren「」ドサッ



【ヤード         撃破       〈残りゲーム時間〉】
     残り  21人           ≪42:50≫


【aren          撃破       〈残りゲーム時間〉】
     残り  20人           ≪42:50≫



(耐えきれなかった作者二人は気絶し、牢獄へ転送された――)




ミニモン「おい!!」

サーナイト「……すみません、私が不甲斐ないばかりに……」

(サーナイトも防御技や反射技を持っているのだが、ケニーたちと戦っている内にスキルパワー(技を放てる回数)を使い果たしてしまった――)

ケニー「白レン、最後は俺にやらせてくれよ。あいつら大分弱ってる」

白レン「いいわよ」

ケニー「あーりーがーとーよ!」ジャキッ

(ケニーが散弾銃を構えた瞬間――)

サーナイト「くっ!」ガシッ

ミニモン「うおっ!?」

(サーナイトは咄嗟にミニモンを抱えて逃げて行った――)

ケニー「テメエら、待ちやがれ!!」ズドンズドンズドン!!

サーナイト「っ!」タッタッタ

(ケニーは焦りで狙いを定めずに何度も撃ってしまっている――)

ケニー「待ちやがれって言って――」

???「落ち着きなさい」ガシッ

(突如、誰かがケニーの手を掴み、静止させた)

???→キンブリー「そんなに撃ってしまっては弾切れになってしまいますよ」

ケニー「お前……! 他の道を探索してたんじゃなかったのか?」

キンブリー「どうやらその道はここに繋がってたようです。焦ってはいけませんよ」

キンブリー「私たちの仕事は「標的」を全て始末することです。無駄な体力を使えば、仕事を完遂することができなくなります」

ケニー「……確かにお前の言う通りだ」←銃をしまう

キンブリー「これから標的を見かけたときは、不意打ちで行きましょう」クックック







(それから――残りの逃走者たちは2F、3F、4F、5Fへと上がっていく。しかし最上階(10F)の指令室までまだまだだ――)







(その頃、ゆうきとことりとめぐねえとドロンは――)

ゆうき「ぜえぜえ……」

ドロン「みんなしんどそうやな……」

めぐねえ「そりゃそうでしょ……貴方と違って私たちは足があるのだから……」

ことり「何でエレベーター動かないの……?」ヘトヘト

ゆうき「勘だけど、ゲームマスターがエレベーターを動かなくさせたんだろ……」

エヴァ(オイことり、へばってんじゃないわよ、頑張りなさいよwww)

ことり「ちょっと黙ってくれる、エヴァちゃん……;」

(その時――)







ヘンゼル「わー、人間が3人もいる」ニコニコ

グレーテル「残りはなんか変な奴ね……まあ、いいけど」ニコニコ

(何故か凶悪な双子がゆうきたちの前に現れた――)

ゆうき「!」








残り逃走者……カンナ(男)、カンナ(女)、ディーア、マトイ、ドロン、ミニモン、灯、
めぐねえ、レオン、サーナイト、弥依、カエ、辻、ことり、宮子、銀、猫娘、ジェネラルシャドウ、
ゆうき、モンブラン博士の20人。





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【とある剣士と人形の雑談】


翠星石「あー、ホントイライラするですぅ」

カンナ(男)「今回君の出番一回も無かったね」

翠星石「だから牢獄暮らしは嫌なんですよ……」

カンナ(男)「まあまあ、とりあえずコーナーやろうよ;」

翠星石「はいはい……。じゃあ今回紹介するのはこのかたです」




~18人目・ベンベン~

翠星石「ベンベンは海外のフリーホラーゲーム「Brother wake up」に登場する敵キャラですぅ」

カンナ(男)「小柄で褐色肌のやつですぅ。詳しい見た目を分かりたい人は「Brother wake up」で画像検索してみてください」

翠星石「ウォッチメーカーのように、主人公の邪魔をしてくる厄介なやつですぅ」

翠星石「因みにこいつ、原作では名前が無いんですよね」

カンナ(男)「作者は「名無しは逃走中には出しづらい」と考えて「ベンベン」っていう名前をつけたんだよね」

翠星石「主人公を追いかける時に「ベンベンベンベンベン」って音を出すからベンベンですぅ」

カンナ(男)「因みにこいつも一切設定が存在しません」



翠星石「こんなクソマイナーな奴が何故かウィオ版逃走中に出ることができました。初登場は第10回「逃走中 ~怪盗たちの大義と輝く街~」ですぅ」

カンナ(男)「まあ、マイナーなキャラを逃走中に出すのはいいことだと思うよ。小説カキコでは逃走中小説が人気。そういったコンテンツに登場させることによって、多くの人に知ってもらえるからね」

翠星石「うんうん、さて、ウィオ版での彼ですが、「陽気でフレンドリー」「悪戯好き」「小柄な故運動神経が高い」「アメリカ人」「セリフは基本全部英語」「日本語喋れない」という二次設定がふんだんに盛り込まれています」

カンナ(男)「彼も最早オリキャラに近いね」

翠星石「ていうかウォッチメーカーといい、ベンベンといい、何で「アメリカ人」っていう設定がついてるんですか?」

カンナ(男)「そりゃアメリカで作られたゲームのキャラだからだよ」

翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ」

カンナ(男)「ありがとうございましたー!」



続く

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.252 )
日時: 2019/12/23 13:50
名前: ウィオ (ID: HtzPaCR.)

「更生」

ゆうき「お前……アイギスにいた奴らじゃねーか! どうしてここに!?」

ヘンゼル「どうして……って、あの子に治療してもらって、ここに連れてきてもらったからだよ。そうだよね、姉様?」

グレーテル「そうね、兄様」

ことり「……ごめん、まだ理解できないよ」

ヘンゼル「じゃあ「あの子」に説明してもらう。出てきて」

(その瞬間、双子の前にある一人の女の子が現れた――)

マリア卿「うー! 教えてあげるー!」

ゆうき「真里亞!?」

(マリア卿は復讐のためにことりを捜そうと思った。しかしあんなボロボロの状態じゃ戦えないから……薬を買おうと思って薬屋を探してた。その途中で倒れてる双子を見かけ、その二人抱えて薬屋に行って薬を購入し――)

マリア卿「その後は双子と一緒に復讐しようと話し合って、ここにワープしてきた! うー☆」

ドロン「……なるほどな」

めぐねえ「え、あ、あの? この人達は何なの?」←全員初対面

ヘンゼル「僕と姉様は――」シュンッ!!

ことり「え?」

ガシッ!!

ことり→エヴァ『っ……!』ポタポタ

ゆうき「ことりちゃん……いや、エヴァ!」

(ヘンゼルは目にも止まらぬ速さでことりに襲い掛かり、片手斧を振った。それをエヴァが咄嗟にことりの身体を乗っ取って、片手で刃をキャッチした。その手からは血が滴り落ちている――)

ヘンゼル「ただの異常者だよ」

マリア卿「因みにマリアも異常者! うー!」ニコニコ

グレーテル「さーて、戦いましょうか」ジャキッ

(グレーテルは銃を構え――)

ズドドドドドドドドドド!!

(乱射する――)

ゆうき「うおらあああああ!!」

(なんとゆうきは銃弾を素手で跳ね返していく――)

ゆうき「ぜえ、ぜえ……」

ドロン「ゆ、ゆうきさん……強すぎやろ、アンタ……」

ゆうき「まあな……(ぶっちゃけ自分でもびっくりした……)」

(ことりを守りたいと思う気持ちが非常に高くなったお陰で、本領発揮できたのだ――)

グレーテル「強いわね……兄様」

ヘンゼル「そうだね、姉様」

マリア卿「安心して、ヘンゼルとグレーテル」パチン

(マリア卿は指を鳴らす――)









パアアアアッ!

(その瞬間、空中に3人の少女が出現した――)

ルシファー、マモン、サタン「キャハハハハハ!」

(煉獄の七姉妹の内3人だ――)

マモン「あら、あそこにエヴァ様の能力をパクった女の子がいるじゃないの」

エヴァ『!』

マモン「やっと見つけたわ……。こんなところにいるとは思わなかったわぁ~」

サタン「人間風情がよくも魔女の能力を奪って! 虫唾が走るわ!」イライラ

ことり(エ、エヴァちゃん? なんだかヤバそうな人たちが増えたよ……?)

エヴァ『あんたは黙ってなさい』

ことり(っ……)

エヴァ『久しぶりねえ、煉獄の七姉妹。ってここには4人しかいないけど。何しに来たのよ?』

マモン「そりゃあ、エヴァ様を奪還しに来たに決まってるではありませんか」

エヴァ『奪還……!』

ことり(奪還ってまさか……)

(エヴァの中にいることりは、第14回で読んだ本の内容を思い出す――)



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『魔女か悪魔が倒された時、その魔女を倒したものに能力が行く。
 更に元の能力の持ち主の性格も受け継がれるとのこと』



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ことり(私の命を……!)

(その「逆」もある。能力を奪った者を倒す。つまりその者の命を奪えば、その者が持っていた能力は元の所有者に戻る――)

エヴァ『ことりを始末しに来たってのね』

マモン「その通り。エヴァ様。そんな人間の身体に居てさぞかし苦しかったでしょう」

ルシファー「今から私たちがその人間を倒して、元の身体に返してあげます! 少しお待ちください」

シュルルルルルル!

ルシファー、サタン、マモン「!?」グググ

(突然、エヴァは手のひらから赤い蜘蛛の糸を放ち、その3人を縛った――)

エヴァ『誰を始末するって?』

サタン「ぐっ、動けな……ううっ、痛い……!」グググ

エヴァ『寄ってたかってか弱い女の子を虐めるなんて大人げないわよぉ?』

エヴァ(……まぁ私も大分前に寄ってたかって人虐めたんだけど)

ルシファー「エヴァ様、一体何のつもりです!?」

エヴァ『アンタたちといるより、こいつらと一緒にいるほうが面白いのよ』クスクス

サタン「気は確かですか!? 下劣な人間と一緒にいておかしくなったんですか? この蜘蛛の糸を解除してください!」

エヴァ『お節介なんだよ、失せろよゴミ!!』

ドロン、めぐねえ、ことり(こ、怖い……(;゚Д゚))ブルブル

ゆうき(天使ことりちゃんの見た目でどすの効いたエヴァの声出してるとか怖すぎる……(;´・ω・))

エヴァ『そーれっ!』

ブンブンブンブン!

(エヴァは3人を振り回し――)

ズゴオオン!

(地面に叩きつけた。その際に蜘蛛の糸は粉々になった――)

サタン「ぐっ……ガァプといい、どいつもこいつも裏切って……本当に虫唾が走る!」

サタン「貴様のような奴はもう要らない! 醜い姿にしてくれる!!」

(そして3人の少女は杭に変身し――)

カンカンカンカンカン!

エヴァ『!』

ゆうき「へっ、俺がぶっ飛ばしてやる!」

マリア卿「」ニヤニヤ

(ゆうきたちの周囲を目まぐるしく回った――)

ルシファー(アハハハハ!)

ゆうき「見える……見えるぞ!」

(本気を出しているゆうきには彼女たちの動きが見えていた――)

ヘンゼル「姉様」ボソッ

グレーテル「ええ」ニヤ ジャキン

(グレーテルは銃口をめぐねえに向ける)

ドロン「佐倉さ――」





ズドンッ!






めぐねえ「――え」ボタボタ

(めぐねえの腹から血が――)

めぐねえ「」ドサッ



【佐倉 慈        撃破       〈残りゲーム時間〉】
     残り  19人           ≪38:15≫



(めぐねえは牢獄に転送された――)





ゆうき「え……?」

(突然の出来事に気を緩めてしまうゆうき)

ドロン「グレーテル! よくも佐倉さんを!!」

(ドロンが魔法「メラミ」を放とうとした瞬間――)

ドスッ!!

ドロン「がはっ!!」ドサッ

エヴァ→ことり「ドロン君!」

(サタンが高速でドロンの背中に刺さりに行ったのであった――)

ドロン「ううう……」ピクピク

(血を流しながらも、立ち上がるドロン――)

ゆうき「ど、ドロン!」

ドロン「だ、大丈夫や……」ボタボタ

ことり「いや大丈夫じゃないでしょ! ど、どうしよう――」

ドスッ!

ゆうき「えっ――」

(二人の背中にマモンの杭が刺さった――)

ゆうき「」ドサッ



【ゆうき         撃破     〈残りゲーム時間〉】
     残り  18人         ≪37:38≫



(ドロンに気を取られていたのが仇となった。彼も牢獄へ転送された――)





ことり「ゆうき君!」

ドロン「……!」

サタン「なんだ、呆気無い」パアッ ←元の姿に戻った

グレーテル「あはは! 他人思いの人間を虐めるにはその他人を虐めるのが一番ね!」

ドロン(……ワシのせいで、ワシのせいで……みんなに迷惑がかかった……)

ゴゴゴゴゴ

マモン「!? 何、このオーラ……」

メラメラメラ

(怒り心頭のドロンの手のひらには、巨大な炎の球が――)

ドロン「メラゾーマ!!」

ズゴオオオオオオッ!!

ルシファー、サタン、マモン「うああっ!!」メラメラ

(その炎の球をルシファーたちにぶつけた――)









プスプス――

ルシファー、サタン、マモン「」パアアアッ

(3人は黒焦げになって気絶している――)

ドロン「次は――」

(ドロンは魔法で自身の両手に炎を纏い――)

ゴスッ!!

ヘンゼル、グレーテル「あうっ!!」ドサッ

(渾身の力で二人を殴り飛ばした。そしてその炎が腹に付着し、火傷した――)

ヘンゼル「ぐっ……やるじゃないか」ジュウウウ

グレーテル「うぐっ……」ジュウウ

ガクッ

(ヘンゼルとグレーテルも気絶した――)

マリア卿「ヘンゼル! グレーテル!」

ドロン「真里亞ちゃん!」

マリア卿「!」ビクッ

ドロン「……ワシは悲しいで」

マリア卿「え?」


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