二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~【完結&お知らせ】
- 日時: 2019/12/29 21:40
- 名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)
逃走中 ~ブロークン・ゲーム~
ウィオ版逃走中20弾!
今回の逃走中の舞台は近未来的な大都会「アイギス」!
そこは科学が発展しており、街の治安も良い。
中央にある「セントラル・ステーション」には
地球から10万光年先にある「アルティ」に一瞬で行けるマシンがあるという。
「アルティ」は逃走中を開催している世界。
そこに住む者は銃を持つ者が多いという、アイギスとは対照的に物騒な世界なのである。
今回はなんと今までに参加してきた逃走者全員+新参逃走者が参加!
合計465人の逃走者がアイギスで逃げ惑う。
そして今回、ゲームマスターとの最終決戦が行われる。
果たして、逃げ切れる者は現れるのか? そしてこの逃走中の行方は?
▽ウィオ版逃走中第20回を記念する壮大な逃走中!
▽オールスター!
▽ゲームマスター「槐」と「白崎」の昔!
▽最終決戦!
▽ウィオ版逃走中第2部最後の逃走中!
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.268 )
- 日時: 2019/12/27 10:37
- 名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)
「二人」
(その頃、キンブリーと白レンは――)
キンブリー「標的は……ここにもいませんね」
(アルティの街で逃走者を捜索中していた――)
白レン「本部にいないとなると、街中よね……。でも見かけるのは銃を持った住民ばかり」
キンブリー「諦めずに捜しましょう。ただし無理はしないように」
白レン「あんたもね」
(一方、カンナ一行(カンナ(男)、カンナ(女)、マトイ、灯、紗音、ドロン、ドラノール、コーネリア、ガートルード)は――)
ジリジリ
30人の住民「……」
(銃を構えた30人の住民に囲まれていた――)
カンナ(男)「また囲まれてしまった――」
ガートルード「私たちはバーゲンセールで売られてる商品なのかしら……?」
ドロン「人を売り物扱いするなよ」
(その時――)
レオン「ふふふ」テクテク
(銃を構えたレオン・エストマンがやってきた――)
カンナ(男)「レオン!」
レオン「ようやく見つけたぜ、お前ら。これでやっと住民と撃てる」
マトイ「は……?」
レオン「こいつらから聞いたんだ。逃走中に反逆した逃走者とゲームマスターが現れたってね」
レオン「困るんだよね。俺は逃走中でまだまだ好き放題やりたいってのに。邪魔しやがって、腹立つ」
住民K「おいレオン、撃つのか?」
レオン「おう! さあ、お前ら覚悟しろ!」ジャキッ
(レオンは銃を構える。それに続いて30人の住民全員が銃を構える――)
カンナ(女)「ひっ!」
ドカアアアアアアアアアアアアン!!
30人の住民「ぐああああっ!!」
レオン「ぐうっ!!」
(突然爆発が起き、住民とレオン全員が吹っ飛んだ――)
【レオン・エストマン 撃破 〈残りゲーム時間〉】
残り 7人 ≪10:00≫
(レオンは牢獄に転送された――)
カンナ(男)「っ……。一体何!?」
キンブリー「クックック」テクテク
白レン「キンブリー。邪魔を消してくれてありがとうね」
(そう、キンブリーが爆発を起こしたのだ――)
マトイ「あんたたち、誰よ!?」
キンブリー「私は紅蓮の錬金術師・キンブリー」
白レン「私は氷の使い手・白レン。あなた達標的を倒しに来たのよっ♪」
(不気味な笑いを浮かべている錬金術師と氷の使い手――)
コーネリア「こっちは9人。そちらは2人ですよ? 2が9に勝利できると思ってるのですか?」
キンブリー「クックック。やってみなければ分からないでしょう」パンッ
(キンブリーは両手を合わせ――)
ドゴオオオオンッ!!
(カンナたちのすぐそばに爆発を発生させた――)
白レン「わお! 相変わらずいい音!」
キンブリー「ふふふ……おや」
プスプス
コーネリア「危なかったです……」
(なんとコーネリアは咄嗟に魔法バリアを張り、爆発の威力を大幅に軽減したのであった――)
キンブリー、白レン「!」
(その瞬間――)
シュンシュン!
キンブリー、白レン「!?」ドスッ!
(突然、ベルゼブブとレヴィアタンが杭に変身し、ベルゼブブはキンブリーの腹に、レヴィアタンは白レンの腹に深く食い込んだ――)
キンブリー「……」ボタボタ
キンブリー「クックック……。いいですね、このスリル……最高です!」
ズボッ!
(キンブリーと白レンは同時に杭を抜き取り、上に放り投げる)
白レン「そーれっ!」ゲシッ!
ヒュウウウン
(そして白レンがその二つの杭を遠くへ蹴り飛ばした――)
カンナ(男)「レヴィアタン! ベルゼブブ!」
白レン(全く、この日でこの技を何回使わなければいけないのかしら)
グルルルルル!!
(彼女は縦に高速回転して大量の氷の散弾を巻き散らす――)
コーネリア「ぐっ!」ブウウン
(コーネリアは咄嗟に魔法バリアを放つ――)
ガキンガキンガキン
カンナ(女)「わわわっ!」
コーネリア「ぐっ!」
パキン……パキン……
(しかしそのバリアは散弾を受けるごとにどんどん脆くなっていく――)
パリイイイイインッ!
(そして衝撃に耐えきれず、壊れてしまった――)
灯「うわああっ!!」
灯「ううっ……」
カンナ(男)「……!? 皆!?」
カンナ(女)、マトイ「そんな……」
ガートルード「」
紗音「」
ドロン「」
コーネリア「」
ドラノール「」
(5人は血を流しながら気を失っていた――)
【ドロン 撃破 〈残りゲーム時間〉】
残り 6人 ≪10:00≫
(ドロンは痛みに耐えきれず、牢獄送りに――)
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(その頃、辻一行(辻、マリア卿、ことり、ウィラード)は――)
辻「……」
ことり「……」
ウィラード「……」
マリア卿「……カエデ……」
辻「……くっ」
(辛そうな顔をしながら、街を歩いていた――)
カランコロン
辻「?」
(突然、足元に爆弾が転がってきた――)
ドゴオオオオンッ!!
辻「ぐあああっ!!」
マリア卿、ことり「うっ!」
【辻 翔平 撃破 〈残りゲーム時間〉】
残り 5人 ≪10:00≫
(その爆発をまともに食らってしまった辻は牢獄送り――)
ドゴンッ!
マリア卿、ことり「あうっ――」ガクッ
ドサッ
(そしてマリア卿とことりは爆風で壁に叩きつけられ、気絶してしまった――)
ウィラード「お前ら!?」
(運良く攻撃を受けなかったウィラードは慌てながら辺りを見渡す――)
コツコツ
ジン「おーおー、一人当て損ねてもうたわ」
(ジンがゆっくりとこちらに歩いてきた――)
ウィラード「お前は誰だ……?」
ジン「ゲームマスターやった奴の部下や。それよか……お前ら反逆者をここで潰させてもらおうやないか」
ウィラード「ふざけるな。俺たちはここでやられるわけにはいかない!」ジャキンッ
(ウィラードは勢い良く剣を抜く――)
ジン「こっちはお前ら邪魔者を潰して、逃走中を再開したいんや。覚悟せえよ」
(ジンはペルソナ召喚器を構える――)
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.269 )
- 日時: 2019/12/27 10:38
- 名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)
ウィラード「はああっ!!」タッタッタ
ジン「ペルソナ!」
(ジンがペルソナ「モロス」を召喚し、強力な炎魔法「アギダイン」を唱える――)
ドゴオオオオンッ!!
ウィラード「ぐっ……ぬがああっ!!」タッタッタ
(大きなダメージを負うも、ジンの近くへ走り続ける――)
ジン「何っ!?」
ウィラード「っ!!」ズバッ
ジン「ぐああっ!!」ブシャアアッ
(そして彼はジンの腹を思いきり切り裂いた――)
ジン「ぐっ……調子に乗りおって!」ヒュッ
ゲシッ!
ウィラード「っ!?」ドサッ
(足払いをされ、転倒させられたウィラード)
ジン「」キン
(そしてジンは手榴弾のピンを口で抜き、それをウィラードに投げつける――)
ドゴオオオンッ!!
ウィラード「ぐあっ!!」
(爆発で吹っ飛ばされるも――)
ウィラード「ぐうっ!!」ヒュッ!!
ジン「!?」
ドスッ!!
ジン「がああっ!!」ブシャッ
(なんと吹っ飛ばされながら、持っていた剣をジンの肩目掛けて高速で投げつけたのであった――)
ウィラード「チッ!」
(そしてウィラードは空中で姿勢を立て直し、高速でジンの傍へ走り――)
ウィラード「」グッ
ズバアアアッ
ジン「ぐぶっ……」
(その刺さった剣を抜き、もう一度ジンの腹を斬る――)
ウィラード(俺は……負けるわけには……いかないんだよォ!!)ハアハア
(身体中から血を流しながらも、気張っているウィラードと――)
ジン(チクショウが……どんだけしぶといんや、お前は……。反逆者を排除するまではな……!)ハアハア
(腹や口から大量の血を出しながら気張っているジン――)
タッ
(そしてジンはウィラードに、ウィラードはジンの近くに走り出す――)
ウィラード、ジン「ぬあああああああああっ!!」タタタタタタ
ズゴオオオオオンッ!!
ウィラード「……」
ジン「……」
(二人は相打ちとなり、血を流しながら地面に倒れる――)
ウィラード「はあ、はあ……」
ジン「……」
(動かない、ジン――)
ウィラード「これで満足だ……だけど……俺はもっと生きたいなって思っちまった……」
ウィラード「カエデ……皆……すまないな」ガクッ
(ウィラードは息絶えた――)
ジン「……ぐっ……」
(実はまだ虫の息であった、彼――)
ジン「タカヤ……白崎……槐……。お前らの姿が、うっすら見えるで……」
ジン「だけど……わしは目的を果たす前までくたばるわけにはいかへん……」
ジン「やけど……もうアカンみたいや……。くそっ、逝きたくないなぁ……」ガクッ
(ジンは涙を流しながら息絶えた――)
(その時――)
ことり「……ううっ……」ムクリ
マリア卿「……うっ」ムクリ
(気絶していた二人が起き上がった――)
ことり「あれ……私は今まで……あれ」
ジン、ウィラード「」
ことり「……えっ……?」
ことり「嫌あああああっ!!」
(ことりは大量出血しながら倒れている二人を見て、ショックで顔を隠す――)
マリア卿「……!!」
(マリア卿は唖然としていた――)
マリア卿「……多分だけど……二人が争って、そして二人とも……」
ことり「……嫌……」
ことり「……私はあの時から何をしてたの? 何で争いを止めてあげられなかったんだろう……」グスッ
(気絶していて二人の争いを止められなかったことに不甲斐なさを感じていることり――)
マリア卿「……」
マリア卿「くっ!」
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(その頃、カンナ一行は――)
カンナ(男)、灯「……ぜえ、ぜえ」
(彼ら二人は血を流しがらも、未だに懸命にキンブリーたちと戦っていた――)
キンブリー「もう諦めなさい。あなた以外の味方は全員倒れたのですよ?」
カンナ(男)「ふっざけんな……。誰が諦めるか」
灯「私だって……倒れたくないの。カンナ君のお母さんや皆を……守りたいの」
白レン「諦めの悪さだけは評価してあげるわ」
キンブリー「さて、そろそろ終わりにしてあげましょう」
(キンブリーが錬金術を発動しようと、両手を合わせようとした瞬間――)
???「っ!!」
ドゴオオンッ!!
キンブリー「あびしっ!!」ヒュウウン
ズドオン
白レン「キンブリー!?」
(キンブリーは突然、???に顔面に飛び蹴りを入れられ、建物の壁に勢いよく吹っ飛ばされてしまった――)
カンナ(男)「……だ、誰だ!?」
白レン「……!?」クルッ
???「全く、私がいないとホントダメなんですから、お前らは!」テクテク
灯「……その声は!」
???→翠星石「大丈夫ですか、お前ら!」
(そう、飛び蹴りを入れたのは翠星石であった――)
{翠星石 復活 残り 6人}
残り逃走者……カンナ(男)、カンナ(女)、翠星石、マトイ、灯、ことりの6人。
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【とある剣士と人形の雑談】
翠星石「イヤッホオオオオオオオ!!(*´▽`*)」
カンナ(男)「嬉しそうだね」
翠星石「そりゃそうでしょ! 久しぶりに本編で喋らせてもらえたんですから!」
カンナ(男)「なるほど」
翠星石「って、コーナーのほう、ちゃんとやりませんとね。では、行きますよ~」
~24人目・マッド~
カンナ(男)「マッドはゲーム「ドラゴンクエスト5」に登場するモンスターだよ」
翠星石「中盤に出てくるザコ敵「ドラゴンマッド」ですね」
翠星石「こいつ攻撃力高いので装備整えてないと大ダメージ受けてしまうですぅ」
カンナ(男)「HPも高いから、集中攻撃して倒すべきだよ」
翠星石「まあコイツ、物理攻撃しかしてこないんでまだマシだと思います」
カンナ(男)「全体魔法とか使われたらガチで厄介だった敵だね」
翠星石「因みに、コイツは仲間にすることもできるですぅ」
カンナ(男)「攻撃力の高さは仲間にしたときでも健在だよ」
翠星石「最初はなにも特技を覚えてませんが、レベル上げていくごとにブレス技(全体攻撃)を覚えていくですぅ」
カンナ(男)「それ以外にも行動不能系の技や、毒系の技も覚えてくんだよね。意外と小技も得意なマッド君」
翠星石「HP、力は高いので、仲間に出来たらしばらくの間は活躍できるでしょう。しかし防御力は低いので終盤はキツいですぅ」
カンナ(男)「さて、ウィオ版逃走中での彼ですが、彼の初登場は第3回「逃走中 ~日の昇らない街~」だよ」
翠星石「こんなアホ面のモンスターが古参なのが笑えるですぅw」
カンナ(男)「」ベシッ
翠星石「いてっ、何で?;」
カンナ(男)「こっちでは「似非東北弁で喋る」「一人称が「オラ」」「非常に心優しい」っていう設定がついてるよ」
翠星石「変な見た目をしてるけど本当は優しい。ギャップ萌えを狙った感じですね」
カンナ(男)「多分マッドはそのつもり無いと思う」
翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりですぅ」
カンナ(男)「ありがとうございましたー!」
続く
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.270 )
- 日時: 2019/12/27 11:44
- 名前: sorutymata (ID: t8/riNZB)
(メタ視点)
soruty(ウィラード・H・ライト…あなたも反逆者の一人として逝けるのですから喜んでください…え、なぜあなたをそう扱うかですって?)
(あなたは今回のゲームで、(他者に対する正当防衛としても)、ハンターを1体撃破してしまいました…システムを揺るがした者は皆敵になって然りなのです。まあ、おかげでカム子の殻はまた一枚減りましたがね…。)
そーいえば自分、ドラクエ5に関して全く触れてませんでしたっけ。申し遅れましたが、リアルの私はPS2版ドラクエ5のプレイヤーでして、今まさに最終盤をプレイ中でごさいます。マイフェイバリットパーティーは、主人公、男息子、女息子、フローラ、シーザー、ゴレムス、ピエール、ベホズンでして、現在はロビン勧誘中といったところですかね。ロビン勧誘中にメタドラの方の64分の1引いたのでちょっと複雑ですがw
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.271 )
- 日時: 2019/12/27 12:50
- 名前: 洋輝 (ID: gf8XCp7W)
洋輝です!
展開についていけないようでどのようにコメントすればいいのか全く訳がわかりません・・・
ようやくジンも撃破したようですね!
まさかの翠星石復活ですか!
頼みの綱として頑張ってもらいたいですね!
果たして、チドリはどうなるのか・・・
更新お待ちしてます!
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.272 )
- 日時: 2019/12/27 21:53
- 名前: ウィオ (ID: Aocoylii)
>sorutymataさん
ドラクエ5、そちらもやってたんですね。
俺も昔は主人公をフローラと結婚させたり、シーザーやベホズンなどを連れて行ったりしました。やっぱりそちらもピエール連れて行くんですね。俺も連れて行きました。
果たして、これから逃走中のほうはどうなるのか。
ウィラードは最後で「逝きたくない」という人間臭さを出しました。
ウィラードやジンも、尊き命を持った「人」なんです。反逆者とかは関係ありません。
今回でその人間が二人も失われてしまいました。なのでそんな言い方はないと思います。
>洋輝さん
急展開が続いてますからね;
今回でジンとウィラードが倒されてしまいました。
そして、カム子たちの手によって翠星石が復活しました!
彼女には頑張ってもらいたいところです! ←翠星石動かすのは俺
元ゲームマスターのカム子を除けば、ゲームマスターの中で最後の生き残りであるチドリ。果たして彼女はどうなるのか?
次回も頑張ります!
では!
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