二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~【完結&お知らせ】
- 日時: 2019/12/29 21:40
- 名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)
逃走中 ~ブロークン・ゲーム~
ウィオ版逃走中20弾!
今回の逃走中の舞台は近未来的な大都会「アイギス」!
そこは科学が発展しており、街の治安も良い。
中央にある「セントラル・ステーション」には
地球から10万光年先にある「アルティ」に一瞬で行けるマシンがあるという。
「アルティ」は逃走中を開催している世界。
そこに住む者は銃を持つ者が多いという、アイギスとは対照的に物騒な世界なのである。
今回はなんと今までに参加してきた逃走者全員+新参逃走者が参加!
合計465人の逃走者がアイギスで逃げ惑う。
そして今回、ゲームマスターとの最終決戦が行われる。
果たして、逃げ切れる者は現れるのか? そしてこの逃走中の行方は?
▽ウィオ版逃走中第20回を記念する壮大な逃走中!
▽オールスター!
▽ゲームマスター「槐」と「白崎」の昔!
▽最終決戦!
▽ウィオ版逃走中第2部最後の逃走中!
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.253 )
- 日時: 2019/12/23 13:53
- 名前: ウィオ (ID: HtzPaCR.)
ドロン「第14回の時は、ぬいぐるみを大事に扱う、純粋で可愛らしい女の子だったのに……。なんで魔女になってからは、そんな残酷な奴になってしまったんや?」
マリア卿「……」
マリア卿「ママが逝ったからだよ」
マリア卿「その瞬間を目の前で見たんだ。その時、昔のままでいるのがアホらしくなっちゃった」
(真里亞の母・楼座はかなりの性悪であったが、皆と同じ「人間」。人が逝ったところを見て壊れてしまった、真里亞――)
ドロン「はあ……?」
マリア卿「ママだけでなく、さくたろもやられて……。私にはもう守るものなんか何もない」
ドロン「真里亞ちゃん……」
マリア卿「ドロンは強いよね。人が逝ったところを見ても、あの時のままだなんて」
ドロン「ワシは……大分前に兄弟を二人亡くしとる。だから……落ち着いていられたのかもしれへん。……なあ真里亞ちゃん。突然でアレなんやが……」
マリア卿「何?」
ドロン「ワシは真里亞ちゃんが好きや」
マリア卿「……きひひ、何? いきなり愛の告白?」
ドロン「黙って聞いてくれ」
マリア卿「……」
ドロン「やけどワシは今の残酷な真里亞ちゃんより、昔のあの可愛らしい真里亞ちゃんのほうが好きなんや……。お願いや、昔のあんさんに戻ってくれ」
マリア卿「もう遅すぎるよ……」
ドロン「確かにあんさんがやってきた悪事は許されざることや。やけど……誰にだって更生していい権利はある」
ドロン「真里亞ちゃん、今からでも遅くない。ワシと一緒に楽しい時間を作ろうやないか」
マリア卿「……」
マリア卿「……ありがとう」ニコッ
マリア卿「こんな私に優しくしてくれて。……友達に優しくしてもらったの、久しぶりだよ」
マリア卿「だけど……。私が犯してきた罪は消えない。だから……」
(マリア卿は持っている杖を大きく振りかざす。そう、自身の腹に突き刺し、命を――)
ドロン「何をするつもりなんや!! このアホンダラ!!」ベシッ
マリア卿「!」ドサッ
ドロン「命を無駄にしたらあかん……! 言うたやろ、これから楽しい時間を作ろうって!」
マリア卿「……」
ドロン「一緒にこれからの人生を歩んでいこう」ニコリ
(ドロンは温かい笑みを彼女に向けながら、優しい口調で言った――)
マリア卿「……ありがとう。童貞」
ドロン「!?」
ドロン「オメエエエ!! 今童貞って言ったろ!? なあ、言ったよな!? てかなんで知ってんのや!(;゚Д゚)」
マリア卿「あはは、楽しい(*^-^*)」
ドロン「!」
マリア卿「元気が出たよ……♪」
ドロン「……全く、あんさんは……」クスクス
ことり(どうしよう、滅茶苦茶会話に入りづらい)
(和気藹々とした雰囲気が漂っていた――)
ドロン「さあ、一緒に行こう、真里亞ちゃん?」
マリア卿「? うー、何処に?」
ドロン「あ、そっか、事情説明してなかった」
(ドロンは自分たちが「逃走中」を終わらせようとしているということを彼女に説明する――)
マリア卿「なるほど……。よし、真里亞も協力する! うー!」
ことり「ありがとう、真里亞ちゃん」
ドロン「よーし、じゃあ張り切っていこう!」
(3人は倒れてるヘンゼルたちから離れて行った――)
(しばらく後――)
ヘンゼル「……」ムクリ
グレーテル「……」ムクリ
(双子は立ち直った)
ルシファー、サタン、マモン「」プスプス
ヘンゼル「僕たち、やられちゃったね。姉様」
グレーテル「そうね、兄様。……腹立つ。この黒焦げの奴らでストレス解消しましょ?」
ヘンゼル「うん」
(双子は武器を構え、3人にとどめを刺した。その3人は消滅した――)
パアアッ
(ヘンゼルはルシファーの能力、グレーテルはサタンとマモンの能力を手に入れた――)
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(その頃、7Fにいる猫娘、モンブラン博士、ジェネラルシャドウ、そして宮子の4人は――)
銀「へへへシャドウ様、このダイヤモンド製のCD(1000000円)を今お買いになられたら幸せになれますよ!」
ジェネラルシャドウ「どこからどう見てもただのCDだろ」ペシン
銀「ああっ! 百均で手に入れたCDが!;」
宮子「後で警察呼んでもいいかな、銀君」
銀「それだけは勘弁してください、イチエンの二の舞になりたくないんです」
(弥依、カエ、辻、銀のグループと一緒に行動していた。あれからずっと一緒に行動しているようである――)
モンブラン博士「さっき見た見取り図によると、後3F登ればで最上階だ」
辻「最上階って何があったっけ?」
モンブラン博士「言っただろう、指令室だ」
(そう、カム子がミッションを送り込んでいた所である――)
カエ「ええー、後3Fもあるんですか? もう、疲れましたよ~;」
宮子「私も……;」
銀「女子には辛いだろうな……」
弥依「疲れてない私は女子じゃないってか」
銀「いえ別に」
(その時――)
パアアッ
アスモデウス「色欲のアスモデウス、ここに」
(アスモデウスが光と共に現れた――)
宮子「な、何?」
アスモデウス「お目当ての奴が見つかって嬉しいわ」ジャキン
(アスモデウスは不気味に笑いながら、手に透明の剣を出現させる――)
モンブラン博士「貴様……!!」
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(第14回「逃走中 ~愛がなければ視えない~」にて)
夏妃「私のことなんか、見捨てていいんです……」
夏妃「思えば、貴方達に沢山迷惑を掛けてきました……」
夏妃「一昨日……紗音に冷たくしてしまって、すみませんでした」
夏妃「片翼の鷲すら纏っていない右代宮の私なんか……逝って当然ですよね……」ガクッ
(夏妃は息絶えた――)
嘉音「……」
リコ「ああ……そんな……!!」
嘉音「……」
嘉音「僕のほうこそ……陰で貴方の悪口を言ってすみませんでした」
嘉音「奥様は……ゆっくり眠って下さい」
(その時――)
アスモデウス(キャッハハハハ!)ズボッ
(夏妃の膝から抜き出たアスモデウスは人間に戻り――)
モンブラン博士「!」
アスモデウス「可哀想な奥様ねえ。アッハハハ」パッ
(そしてアスモデウスは何処かへワープして消え去った――)
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(現在――)
モンブラン博士「貴様……夏妃を倒した奴ではないか!」ジャキン
(剣を構える彼)
アスモデウス「あらぁ、私のこと覚えててくれてたんだ。嬉しい~♪」
ジェネラルシャドウ「なんという奴だ……。これは少し制裁を与えてやらなければ」
猫娘「ヤバそうな奴ね……戦ったほうがいいのかしら」
弥依「私もやる」
アスモデウス「ごめんなさい、貴方たちには興味は無いの」クネクネ
(アスモデウスは突如身体をくねくねさせ、自身の身体から波動を放つ――)
弥依、カエ、ジェネラルシャドウ、銀、辻、猫娘、モンブラン博士「あ……」ガクン
(7人はがくんとなった後、急に眠りにつかされた――)
アスモデウス(これでしばらくは目覚めない)
アスモデウス「私が興味あるのは、宮子よ」
宮子「私……?」
アスモデウス「私はあなたを倒しに来たのよ」
残り逃走者……カンナ(男)、カンナ(女)、ディーア、マトイ、ドロン、ミニモン、灯、レオン、
サーナイト、弥依、カエ、辻、ことり、宮子、銀、猫娘、ジェネラルシャドウ、モンブラン博士の18人。
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【とある剣士と人形の雑談】
カンナ(男)「さて、最近全然逃走中してないこの小説ですが」
翠星石「コーナーはしっかりやろうと思います」
カンナ(男)「しっかりって……」
翠星石「さて、今回紹介するのはこのかたですぅ」
~19人目・ジャックフロスト~
カンナ(男)「彼はゲーム「ペルソナシリーズ」や「女神転生シリーズ」に登場する悪魔だよ」
翠星石「アトラス(上記のゲーム二つ作ってる会社)のマスコットでもあります」
カンナ(男)「口癖は「ヒーホー」。大体の作品では序盤で登場するザコ敵か、序盤の味方キャラだね」
翠星石「まぁ可愛い見た目のキャラが終盤に出てこられたら反応に困りますもんね」
カンナ(男)「見た目の通り、氷系の技が得意だよ」
翠星石「ペルソナや女神転生やった人なら一回くらい連れて行ったことありません?」
カンナ(男)「因みに彼の元ネタはイングランドに伝わる、冬の間にしか現れない霜の妖精だよ」
翠星石「見た目は雪だるまみたいで、普段はハイテンションですがキレるとヤバイですぅ」
カンナ(男)「さて、ウィオ版逃走中で初登場したのは第14回「逃走中 ~愛がなければ視えない~」だよ」
翠星石「ちょっと遅めの登場ですね。因みに彼は他のキャラと違ってほぼキャラ崩壊起こしてません」
カンナ(男)「……」
翠星石「……」
カンナ(男)「やべえ、言うことなくなった(;´・ω・)」
翠星石「こいつ出番めっちゃ少ない上に目立った特徴が殆どないから……(;´・ω・)」
カンナ(男)「えーと、えーと」
翠星石「あ、そうだ! とりあえず可愛いので気になるかたは「ジャックフロスト」を画像検索してみてください!」
翠星石「さて、今回の紹介はこれで終わりです」
カンナ(男)「ありがとうございましたー、ってなんか無理やり終わらした感じだなぁ;」
続く
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.254 )
- 日時: 2019/12/23 19:16
- 名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)
「リベンジ」
宮子「何で……?」
アスモデウス「貴方はベルフェゴールお姉様の能力を持ってる。それを奪還しに来たの」
宮子「ベルフェゴール……あ、あの子!」
アスモデウス「大切な仲間を取り戻したいからね」クスクス
宮子「でも……さっきの眠らせる奴で、なんで私まで眠らさなかったの?」
アスモデウス「相手が起きてなきゃ無理なのよ……。そういうことで、今から貴方を始末しまーす☆」パアアッ
カンカンカンカンカン!
(アスモデウスは杭に変身し、周囲を目まぐるしく動く――)
宮子「くっ!」パアッ
(そして宮子も杭に変身し、アスモデウスを追いかけようとする――)
カンカンカンカンカン!
宮子(くっ、速すぎて追いつけない!)
アスモデウス(キャハハハ、人間なんかに悪魔の技なんか使いこなせるわけないでしょ!)
(宮子のほうが動くのが下手で、ちょくちょく壁にぶつかっている。アスモデウスは一回もぶつかっていない)
アスモデウス(そーれっ!)ガキンッ!
宮子(きゃうっ!)カラン
(アスモデウスに叩き落される宮子。その際に人間の姿に戻ってしまった宮子)
宮子「いてて……」
アスモデウス(これでおしまいよっ!)ギュウウウン
(アスモデウスは宮子の胸めがけて飛ぶ――)
宮子「!!」パアアッ
スカッ
アスモデウス(チッ!)
宮子(危なかった)ピューン
(咄嗟に杭に変身して移動したため、回避できた――)
モンブラン博士「zzz」
宮子(モンブラン博士君! 起きて!)
モンブラン博士「zzz」
宮子(夏妃って人の仇を取るんでしょ!? あなたがしっかりしないでどうするの!)
モンブラン博士「zzz」
(残念ながら杭状態では声は届かない――)
宮子(……こうなったら!)
宮子(ごめんね、モンブラン博士君! 痛いけど我慢してね)ビュン
ドスッ
モンブラン博士「!? ぐあああっ!!」ガバッ
(宮子はモンブラン博士の肩に刺さった。その時の痛みで起き上がった彼――)
モンブラン博士「コイツは……アスモデウス!? ……ではないな、宮子か……」
アスモデウス(チッ! 起こし方を見つけちゃったか! こうなったら早く宮子を倒し――)
ガキンッ!!
アスモデウス「うぐっ!」
(その瞬間、モンブラン博士が剣でアスモデウスを叩き落した。その際に人間体に戻った彼女)
モンブラン博士「許さない……。貴様だけは!!」
ドゴッ!!
アスモデウス「ぐあっ!;」
(そしてアスモデウスを蹴り飛ばす彼――)
アスモデウス「ぐっ……人間風情が!!」
(その瞬間――)
カチッ
ドカアアアアアアアアアアン!!
アスモデウス「ぐああああっ!!」
モンブラン博士「ああぐっ!!」
宮子「ううっ!!」
(突然爆弾が飛んできて、吹っ飛んだ3人――)
モンブラン博士、宮子「っ!;」ドサッ
アスモデウス「!!」ドサッ パアアッ
(モンブラン博士と宮子は爆風で吹っ飛び、地面に倒れた。アスモデウスは直撃したため、彼女は消滅してしまった――)
ジン「オイオイ、物騒な奴がおると思ったら……さっきの奴らやないか。暗くてよく分かれへんかったわ」
(ジンが投げたのだ。今回はチドリはいず、ジン単独である――)
宮子「貴方は……」
ジン「あの時は逃げてもうたが、今度はガンガンいかせてもらうで。何でかチートの弥依とシャドウも寝とるしな」
ジン「ペルソナ!」
(ジンはモロスを召喚し、「メギド」を唱えさせた――)
ギュウウウンッ!!
宮子、モンブラン博士「うあああっ!」ドサッ
【宮子 撃破 〈残りゲーム時間〉】
残り 17人 ≪30:02≫
【モンブラン博士 撃破 〈残りゲーム時間〉】
残り 16人 ≪30:02≫
(二人は牢獄に転送された)
弥依、カエ、辻、銀、ジェネラルシャドウ、猫娘「zzz」
ジン「よしよし、まだ寝とる。こいつらは爆弾で牢獄送りにさせたろ」カチッ
(ジンはそれを寝ている6人に投げつけ――)
ドカアアアアン!!
【ジェネラルシャドウ 撃破 〈残りゲーム時間〉】
残り 15人 ≪29:50≫
【猫娘 撃破 〈残りゲーム時間〉】
残り 14人 ≪29:50≫
【黒原 銀 撃破 〈残りゲーム時間〉】
残り 13人 ≪29:50≫
ジン「よしよし、これで……ん!?」
弥依「おい、テメエ……寝込みを襲うとはいい度胸してるじゃん」ボロボロ
カエ、辻「ぐうっ……!!」ドクドク
(弥依はボロボロになりながらも、何と余裕そうな表情で立っていた。しかし一方でカエと辻は重傷で血を流している――)
弥依「おらあっ!!」ゲシッ!!
ジン「ぐあああっ!!」ドサッ
(隊長は彼を渾身の力で蹴り飛ばし、気絶させた――)
弥依「辻、カエ! 医療室に行くわよ!」ガシッ
(隊長は二人を抱えて、5Fにある医療室へ走っていった――)
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(その頃、カンナ(男)、カンナ(女)、マトイ、ディーア、灯の5人は――)
カンナ(男)「後もうそろそろだね……」
(9Fまで来ていた――)
灯「あれ、誰かあそこにいるよ!」
カム子「……」
(灯が指差したところには、カム子がいた――)
カンナ(男)「お母さん!」
カム子「……カンナ」
ディーア「見つけたぜ、母さん……。こんなところにいたのか」
カム子「ジンさんやチドリさんから逃げていまして……。貴方はやっぱり、本部を潰しに来てくれたんですね?」
カンナ(男)「うん。あともう少しで指令室……。そこを潰せば、逃走中は続けられなくなる……」
(そして――最上階にある指令室に辿り着いた逃走者たち――)
カム子「……ここで、私が今までのミッションを送り出してきました。ここを潰せば、もう二度と逃走中を運営できなくなります」
カンナ(女)「……わけのわからない機械でいっぱい……」
ディーア「モニターどんだけあるんだよ……」
マトイ「……早く私たちでここを――」
カンナ(男)「待って、お母さん。大分前に言ってた「呪い」って何なの?」
カム子「……」
カンナ(男)「いい加減教えてよ」
カム子「……分かりました。ですが、どんな内容の呪いでも、それに対処する覚悟はありますね?」
カンナ(男)「……うん」
カム子「……」
カム子「呪いとは――」
カム子「今までに逃走中に関わってきた者が全員「停止」してしまうものです」
カンナ(男)、カンナ(女)、ディーア、灯「……!?」
(4人は信じられないような顔をした――)
マトイ「……なんだかあまりピンとこないわね」
カム子「自分で身体を動かしたり、食べたり、話したりすることもできなくなる状態です……」
マトイ「!!」
カム子「……だから話したくなかった。あなた達のような人たちを……そんな状態にさせたくなかったから」
カンナ(女)「……どうしよう……」
カンナ(男)「……」
カンナ(男)(どうすればいいんだよ……)
カンナ(男)(やっと、やっとここまで来たのに)
カンナ(男)(壊したりすれば、僕ら――いや世界中の皆がそんな状態になってしまう――)
カンナ(男)(そんなのは嫌だ……だけど、お母さんを救いたい……)
カンナ(男)(何なんだよ……。どんな呪いが来ても対処するって決めてたけど……)
カンナ(男)(そんなの、無理に決まってるじゃないか――)
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.255 )
- 日時: 2019/12/23 19:17
- 名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)
カム子「……どうしますか?」
カンナ(男)「……なぁ、お母さん」
カム子「はい?」
カンナ(男)「その呪いを作った奴っているの? いたら、誰?」
カム子「……います。教えましょう」
-----------------------------------------------------------
カンナ(男)「……分かった、そいつなんだね」
カム子「ええ」
カンナ(女)「……そいつを倒さない限り、逃走中を終わらすことはできないんだね」
ディーア「……」
灯「……ん?」
(灯はいきなり窓から外の様子を覗く――)
マトイ「どうしたのよ……?」
灯「外見て!」
(カンナたちは言われるがままに外を見る。するとそこには――)
ガヤガヤガヤガヤガヤ!
(10万人程のアルティの住民が、本部の前に集まっていた――)
住民A「おい、カム子! 出てこいやあああああ!!」
住民B「始末してやらあ!!」
住民C「ジン様やチドリ様を裏切りやがって! 出てこい、ぶっ潰してやる!」
(数々の怒声が発生していた――)
カンナ(男)「何アイツら……殆どのやつらが銃構えてるよ」
マトイ「……とりあえず、怒ってることは分かるわ」
ディーア「てか、一体何なんだよ、アレ……。何が起こってんだよ?」
(その瞬間――)
チドリ「……」シュウウン
(チドリがカンナたちの近くにワープしてきた)
カンナ(男)「チドリ!」
チドリ「住民たちはカム子が逃走中の仕事を放棄したことについて怒ってるわ。逃走中は彼らの貴重な楽しみだってこと、貴方も分かってたはずでしょ?」
チドリ「それを流布させたのは私……。言ったでしょ、ゲームマスターを辞めたら命は無いって。カム子、貴方はもうゲームオーバー。私に倒されるか、大人しく住民に撃たれるか、どちらか好きなほうを選びなさい」
カム子「いえ……私は逝きたくないです。私、決めているんです。ゲームマスターなんか辞めて、息子たちと一緒に幸せに暮らす、と……」
チドリ「……無駄な抵抗を」
カンナ(男)「ふざけんな、チドリ」
カンナ(男)「僕は絶対にお母さんを守ってみせる!」
ディーア「俺だって!」
カンナ(女)、灯、マトイ「」コクッ
カム子「……」グスッ
チドリ「そう……」
チドリ「……」
チドリ「ところで……一つ教えたいことがあるのだけれど、いいかしら」
カンナ(男)「……何だよ」
チドリ「1円玉を作るのに2円かかるって知ってた?」
(全員、素っ頓狂な顔で呆けている――)
チドリ「メーディア」
(その内にペルソナを召喚し、炎スキル「マハラギダイン」で――)
ドゴオオオオオオン!!
パリイインッ!!
カンナ(男)、ディーア、カンナ(女)、マトイ、灯、カム子「うあああっ!!」ヒュウウン
(窓を破り、そして6人を爆発で外へ吹っ飛ばした――)
-----------------------------------------------------------------------------
(その頃――)
ジョーカー「何だ、今の爆発は……!?」タッタッタ
(カム子の夫・ジョーカーは指令室で発生した爆発が気になり、そこを目指していた――)
ジョーカー「……? 人だかりが……」
(本部の前にたかっている住民たちに近づく彼)
住民A「おい! 無能が落ちてきたぞ!」
住民B「後今回の逃走者もだ!」
カム子「……ぐっ!」
スタッ……
(カム子は地面に叩きつけられる前に、ワープで逃走者と一緒に地面に着地した――)
マトイ「……ぐっ……あれ……私、生きて……」ボロボロ
住民C「来た来た」ジャキン
住民D「年貢の納め時だ」ジャキン
(6人は銃を持った住民たちに囲まれている)
カム子「っ……やめてください!」
カンナ(男)「くっ!」コオオオッ
(カンナは竜になろうとする――)
ジャキッ
カンナ(男)「!?」
住民D「お前、この無能の味方するつもりか?」
(Dに銃を突きつけられ、どうすることもできなくなったカンナ――)
住民A「さあ、元ゲームマスター! お前は終わりだあああああ!」
カム子「嫌ああああっ!!」
ドスッ――
住民A「……えっ?」ボタボタ
ジョーカー「……」グググ
(ジョーカーがナイフで住民Aの背中を刺したのだ――)
ジョーカー「カムイ様! 逃げましょう!」
カム子「え!? は、はい!」
シュウウン
(カム子はワープを使って、逃走者たちと一緒に住民から逃げる――)
カム子「くっ!;」タッタッタ
住民B「クソッ! 逃げられたか!」
住民C「追えー!」
(10万人程の住民は一斉に散らばり、カム子たちを追跡する――)
レオン「……」
(その光景を、第18回でゲームマスターに支給された銃を構えながら不気味な顔で見ていたレオン・エストマン――)
残り逃走者……カンナ(男)、カンナ(女)、ディーア、マトイ、ドロン、ミニモン、
灯、レオン、サーナイト、弥依、カエ、辻、ことりの13人。
-------------------------------------------------
【とある剣士と人形の雑談】
カンナ(男)「もうこのコーナーも20回目かぁ」
翠星石「あー、最近全然出番無くてイライラするですぅ」
カンナ(男)「折角のシリアスなのにね……」
翠星石「まあ、このコーナーに出てこれるだけまだマシだと思いましょう」
翠星石「それでは、今回の紹介です!」
~20人目・金糸雀~
翠星石「出た、ドジっ子」
カンナ(男)「金糸雀は漫画・アニメ「ローゼンメイデン」に登場する人形だよ」
翠星石「よく語尾に「かしら」って付けて、戦闘ではヴァイオリンを使った音波による攻撃を行うですぅ」
カンナ(男)「ドジっ子で賢くなく、モットーは「楽してズルしていただきかしら」だよ」
翠星石「ですが結構強いんですよね。金糸雀はドールズの中では相当の実力者ですぅ」
カンナ(男)「ドールズって、水銀燈、金糸雀、翠星石、蒼星石、真紅、雛苺、そして雪華綺晶の7人だっけ?」
翠星石「そうですぅ。金糸雀はドールズの中で2番目に作られた。つまり次女的存在ですぅ」
カンナ(男)「ていうか、翠星石が地味に早め(3番目)に作られたの笑える。こんなクソ下品な人形がw」
翠星石「黙れですぅ(#^ω^)」ベシッ
カンナ(男)「アウチ;」
翠星石「さて、ウィオ版逃走中での彼女ですが、彼女が初登場したのは第2回「FEif+ROZENで逃走中」ですぅ」
カンナ(男)「何気に古参」
翠星石「出場するたびに自首しようとします。カンナがさっき言ったモットーに生きたいんでしょうね」
カンナ(男)「まあ毎回失敗してハンターに捕まるんだけどね」
翠星石「こっちでもドジっ子な所は健在ですぅ」
カンナ(男)「さて、今回の紹介はこれで終わりだよ」
翠星石「ありがとうございましたー!」
続く
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.256 )
- 日時: 2019/12/23 20:05
- 名前: 洋輝 (ID: HOcby127)
洋輝です!
逃走中に関わってきた人物が停止してしまう呪いって・・・!?
しかもレオンが銃を構えて観戦しているもは・・・
金糸雀は自首に動くも早期確保になるのがお約束の展開ですね・・・
更新お待ちしてます!
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.257 )
- 日時: 2019/12/23 20:22
- 名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)
今回の感想です!猫娘、私、シャドウの実況風です!
私「うわーん!またジンに負けちゃったよう(涙)」
猫娘「寝ている所を爆弾で襲うなんて卑怯ね。服がボロボロじゃない」
シャドウ「……さて、ウォーミングアップはここまでにして本気を出すとしようか」
私&猫娘「撃破されたのに!?」
シャドウ「俺が本物のジェネラルシャドウだとでも」
猫娘「えっ――」
シャドウ「」ポンッ カードに戻る
猫娘「分身だったの。じゃあ、本物はどこに。っていうかいつ入れ替わっていたのよ」
私「多分、最初からだよ。シャドウ様はゲームマスターや私達の行動をどこから見て笑っていたんだろう。魅惑のダンスで操られた時も眠らされた時も、爆弾で撃破された時も、彼は全く別のところでまるで映画を見るようなノリで分身を相手に慌てふためく私たちを観察し、笑っていたんだ」
猫娘「なんて男なの……」
私「敵も味方も完全に手玉に取る。それがシャドウ様だ」
以上です!
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