二次創作小説(新・総合)

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逃走中 ~ブロークン・ゲーム~【完結&お知らせ】
日時: 2019/12/29 21:40
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

逃走中 ~ブロークン・ゲーム~

ウィオ版逃走中20弾!
今回の逃走中の舞台は近未来的な大都会「アイギス」!
そこは科学が発展しており、街の治安も良い。

中央にある「セントラル・ステーション」には
地球から10万光年先にある「アルティ」に一瞬で行けるマシンがあるという。

「アルティ」は逃走中を開催している世界。
そこに住む者は銃を持つ者が多いという、アイギスとは対照的に物騒な世界なのである。

今回はなんと今までに参加してきた逃走者全員+新参逃走者が参加!
合計465人の逃走者がアイギスで逃げ惑う。

そして今回、ゲームマスターとの最終決戦が行われる。
果たして、逃げ切れる者は現れるのか? そしてこの逃走中の行方は?





▽ウィオ版逃走中第20回を記念する壮大な逃走中!
▽オールスター!
▽ゲームマスター「槐」と「白崎」の昔!
▽最終決戦!
▽ウィオ版逃走中第2部最後の逃走中!

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.263 )
日時: 2019/12/25 14:17
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

















(その時――)





















ケニー「……」ピクピク





ケニー「……」ニヤリ






ジャキッ!!






(ケニーは激痛に顔をゆがめながら、散弾銃を構えた――)









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(その頃、ドロンたちは――)



ドロン「はあああっ!!」

ドゴオオンッ!!

グレーテル「あうっ!!」



(瞳孔を開きながらグレーテルを殴り飛ばしていた――)









残り逃走者……カンナ(男)、カンナ(女)、ディーア、マトイ、ドロン、灯、レオン、
カエ、辻、ことりの10人。





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※今回は雑談コーナーのほかに、もう一つお話があります



【とある剣士と人形の雑談】


翠星石「メリークリスマスですぅ!」

カンナ(男)「さて、今回紹介するのはこのかたです!」





~22人目・ラインハルト・ヴェルナー~

翠星石「クリスマス全然関係ないキャラじゃねーか」

カンナ(男)「まあまあ」

カンナ(男)「彼はフリーホラーゲーム「トラウマトラウム」に出てくる男性だよ」

翠星石「素行が悪く、トロイメンベルクって街では有名な問題児ですぅ」

カンナ(男)「趣味はナンパ。ナンパするときは自分を「ライニ」って呼ばせるよ」

翠星石「ニはどっから出てきたんですかね」

カンナ(男)「ちょっとチャラい感じですが、根は良い奴ですよ」




翠星石「さて、ウィオ版逃走中での彼ですが、彼の初登場は第5回「逃走中 ~休息と舞踏のクラブ~」ですぅ」

カンナ(男)「特にキャラ崩壊はしてない(はず)けど、こちらでは「南ことりファンクラブの一員(南ことりを応援するクラブ)」の一員だよ」

カンナ(男)「因みにコイツの声ってなろう小説「賢者の孫」の主人公と同じ声なんだよね」

翠星石「ああ、「また俺なんかやっちゃいました?」って言ってる奴と同じでしたっけ」

カンナ(男)「……やべえ、そう考えたら笑えてきた……w」

翠星石「いつかライニにはそのセリフを真似してもらいたいですぅw」

カンナ(男)「さて、今回の紹介はこれで終わりです」

翠星石「ありがとうございましたー」



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【クリスマスパーティー】



(どっかの団欒スペースにて――)

カンナ(男)「もうクリスマスかー、時が流れるのは早いなぁ」モグモグ ←みかん食ってる

弥依「そうだなぁ~。もう外も真っ暗だ」

翠星石「今頃カップルは街でイチャイチャしてるんでしょうね」

カエ「それより現在のウィオ版逃走中の話でもしましょうよ」

翠星石「いやクリスマスなんですからクリスマス関連の話をしましょうよ;」

カエ「最近、全然逃走中してませんよね。逃走中小説としていいんですか?」

カンナ(男)「作者ウィオは今の展開を書いてて、複雑な気持ちになってるみたいだよ。早く今の戦いを終わらせてちゃんとした逃走中をやりたいみたいだよ」

弥依「でも展開的にすぐにちゃんとした逃走中に戻るわけにもいかない――」

カエ「引くに引けない感じになってるってことですね」

カンナ(男)「読者の皆さん。これからもエグイ展開が続くんで、覚悟していてください」

翠星石「てか、ちゃんとした逃走中って言いますけど、今のような戦いしてなくても、すでに逃走中とは呼べない代物となってるではありませんかw 無茶苦茶なギャグやらせたり」モグモグ ←みかん食ってる

カエ「翠星石ちゃん、今日はなんだか辛辣ですねえ」

弥依「いつものことだろ」

カエ「最近本編で全然出てこれてないことを根に持ってるんですか?」

翠星石「そりゃそーでしょ!」ガシャン ←机に足乗っける

翠星石「なんでヒロインなのに一言もしゃべらせてもらえねーんですか! なんであんな中途半端なところで牢獄送りにさせたんですか、ウィオのやつは!」

翠星石「許せないですぅ! 今からあいつの部屋行って、これから翠星石がずっと出ずっぱりにしてくれるように説得してくるですぅ!」

カンナ(男)「やめなさい」ベシッ

翠星石「いてっ」

カンナ(男)「そんなことしたら展開が無茶苦茶になるだろ; 次の話はお前の単独ライブにするつもりか;」

翠星石「ったく;」ヒリヒリ

弥依「それよりクリスマスなんだからパーティーでも始めようよ。ケーキとかローストビーフとか持ってこなきゃな」

カンナ(男)「」ガチャッ ←冷蔵庫開ける

カンナ(男)「あー、ごめん、なんも無いわ」

弥依「はあ?;」

カエ「店へ買いに行くしかないようですね」

翠星石「オイオイ、あんな寒い中を出歩くとか嫌なんですけど;」

(その時――)

ピンポーン

カエ「あれ、誰か来たみたいです」

翠星石「私出るですぅ」







ガチャッ

翠星石「はーい……おっ」

アプール「やあ、翠星石」

シェリー「」ニコニコ

アプール「暇なんで来ました」

翠星石「オーイ皆さん、食料が一匹来ました!」

アプール「は!?;」

灯「もう、翠星石ちゃん、ダメだよ!」ヒョコッ ←シェリーの背後から現れる

翠星石「げっ、灯まで来てたのですか!;」

灯「来ちゃダメ……なのかな?」シュン

翠星石「……いえ、別に;」

シェリー「てか寒いんだが」

翠星石「あ、そうでしたね。さあ、入れですぅ」






(団欒スペース)

カンナ(男)「アプールたちかぁ」

シェリー「ほい」ガサガサ

(シェリーはローストビーフ、チキン、ケーキを机の上に置く――)

翠星石「おおっ、美味そうですぅ!」

シェリー「百貨店の奴だ。さあ、たらふく食ってくれ」

弥依「おお、ありがとう、お前!」

カエ「でも、私たちが食べ物切らしてるってこと何で分かったんですか?」

シェリー「お前らのことやからどうせ食べ物切らしとるんやろって思ったんや」

灯「なんでいきなり関西弁になってんの?」

アプール「まあまあ、とにかく食べようよ」

翠星石「アプール、お前はデザート要員な」

アプール「デザート要員!? 何? まだぼくを食べる気でいるの?;」






(15分後――)





翠星石「ふー、美味かったですぅ」

カエ「食後のケーキ。誰かケーキ出してください」

弥依「やかましーわね。はい、これ」←シェリーが購入してきたケーキを机の上に置く

アプール「おおっ、美味しそ~う♪」ジュルリ

シェリー「言っておくがケーキは1ホールしかないぞ。人数が多いんだ、慎重に切り分けなければいかんぞ」

カンナ(男)「そうだね……」

灯「どういう風にして分ける?」

翠星石「そりゃお前、包丁でスパンスパンて」

シェリー「だけど均等に分けるのは難しいぞ。ケーキの切り分けってのは戦争の火種みたいなものだ。もし変なサイズに切れば、戦争が起こるぞ――」

カンナ(男)「何君、なんでケーキの切り分けごときでそんなマジになってんの?」

灯「でも確かに均等に分けたほうがいいよね。……私、切ろうか?」

弥依「いや、私がやる」

シェリー「大丈夫か?」

弥依「大丈夫。超人に出来ないことはないわ。そーれっ」




スパンスパンスパン――




弥依「ほい」コトッ

カンナ(男)「おっ、いい感じに切れてる!」

シェリー「ほうほう」

灯「わーい!」

アプール「やっぱり美味そう~♪ おっ、中にイチゴ入ってる」

弥依「ふー」←なぜかコイツだけケーキでかい

翠星石「(*'ω'*)」←ポッキー並の細さのケーキ渡される

弥依「皆、これで満足よね? では、いただきま――」

翠星石「翠星石のケーキ、一体どういうことですかあああ!」ズゴオオオン

弥依「アッフッフン!;」←断末魔

アプール「翠星石!」

弥依「何すんだ、てめー!」

翠星石「何すんだはオメーですよ! 何の嫌がらせですか、コレは!?;」

弥依「チキンとローストビーフを他の人の分まで食った罰だ!」

翠星石「しょうがないでしょ、美味しかったんですから!」

弥依「オメー今すぐ謝らないともう一回殴るぞ!」

カエ「あの、あなた達、クリスマスパーティーにスマブラごっこおっぱじめるつもりですか;」

ギャーギャー

カンナ(男)「まーた始まっちゃったよ、二人の喧嘩が;」

灯「この二人を30分ぐらい、電気のついてないトイレに閉じ込めようよ。そしたら恐怖で頭を冷やすかもよ?」

アプール「あんた可愛いナリにして割と怖いこと考えるのね;」

カエ「私に任せてください」

トンットンッ

弥依、翠星石「げふっ」ドサッ ←気絶

カエ「肩トン大成功。よし、皆さんでパーティーの続きしましょうか」

カンナ(男)「おう」









(その後、なんだかんだでまた楽しいパーティーをしましたとさ――)







【クリスマスパーティー】終了。





本編はまだまだ続く。

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.264 )
日時: 2019/12/26 17:42
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

「惨劇」

グレーテル「アッハハハ。やっと殴れたね、私を」

ドロン「はあ、はあ……」

(ドロンの身体は血だらけ――)

カンナ(男)「」

ディーア「」

灯「」

マトイ「」

カンナ(女)「」

紗音「」

ヘンゼル「」

(二人以外の者は全員、血だらけになって倒れている――)

ディーア「はあ、はあ……;」ガクッ



【ディーア        撃破       〈残りゲーム時間〉】
      残り  9人           ≪10:00≫



(痛みに耐えきれず気を失ったディーアは、牢獄送りにされた――)



ドロン「ぜえぜえ……」フラッ

グレーテル「くすくす。よく頑張ったわね。でももうその身体じゃ……ダメね」ニヤリ

(ドロンは傷を負っているうえに疲労している――)

グレーテル「さーて、ここで終わりにしてあげるわ」ジャキッ

ドロン「……」

ドロン「なあ、あんさん……」

グレーテル「……何よ?」

ドロン「あんさんや「兄様」……何で躊躇なく人を……しかも大量の人の命を奪えたんや……!?」ゼエゼエ

グレーテル「……うーん、楽しいから? ねえ、聞いていい?」

ドロン「……何や」


















グレーテル「なんで人の命を奪ってはいけないのよ?」















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(その頃、カエたちは――)




カエ「!? ウィラードさん危ないっ!」ドンッ

ウィラード「!?;」ドサッ




ケニー「っ!!」ズドドドド!!





カエ「っはあっ!!」ブシャアアアッ

ドサッ

辻「!? カエさん!!」

(ケニーは散弾銃をウィラードに向けて撃った。しかしカエが咄嗟に彼を突き飛ばして庇い、代わりに撃たれてしまった。彼女は背中から大量の血を吹き出し、倒れる――)

カエ「ア……アアウ……ゲホッ!!」ビチャッ

ウィラード「カエデ!! そんな……しっかりしろ!!」

カエ「……」ピクピク

ことり「え……そんな……」

辻「回復薬!」

ウィラード「さっきので使い果たしてしまった――」

ケニー「へっへっへ……」ユラリ

(ケニーが痛みを堪えながら起き上がった瞬間――)

ことり「っ!!」ドカッ

ケニー「ぐふっ!!」ドサッ

(ことりに全力を込められた拳で顔面を殴られた――)

辻「今のうちに!」

(辻はカエを抱え、皆と一緒にケニーから遠ざかる――)












(数分後。辻たちは病院の前まで足を運んだ――)

辻「何で……。何で閉まってんだよ!?」ドンドンッ!!

(病院の人間もカム子を捜しているため、閉店となっている――)

カエ「……」ドクドク

(こうしている間にも、カエの身体から血が――)

カエ「……アハハ……」

カエ「もう、私はダメみたいです……」

(苦笑いしながら、カエは辻に言う――)

ことり「何言ってるの!? 諦めないでよ!」

ウィラード「くそっ! 薬屋行ってくる!!」シュウウウン

(ウィラードはワープして薬屋に向かっていった――)





カエ「……」プルプル




カエ「隊長は? ……誰か、隊長、呼んできてくださいよ……」







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(その頃、ドロンは――)


ドロン「ぬああああっ!!」ドゴオッ

グレーテル「ううっ!!」ドサッ


(グレーテルを押し倒していた――)


ドロン「ぐっ!!」ベシンッ

ガシャンガシャンッ

グレーテル「あっ!」

(そして彼は彼女が持っていた銃を素手で遠くに吹っ飛ばした――)

グレーテル「ううっ……ぐっ!」プルプル

(彼女はドロンに力強く抑えつけられてて、身動きが取れない――)





ドロン「はあ、はあ……」プルプル







ドロン「何で人の命を奪ってはいけないって? それは……」








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カエ「はあ、はあ……た、たいちょぉ……」

(彼女の声はどんどんか細くなっていく――)




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ドロン「それはな……仲間との繋がりが消えてしまうからや。倒れたら、孤独になってしまうからや……」





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カエ「たいちょお……」



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ドロン「人は孤独が嫌いなんや。大切な人に会えなくなったり、遊ぶことも、学ぶこともできなくなるからや……!」




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カエ「消えたくないよぉ……一人は嫌だよぉ……」グスッ




------------------------------------------------------------------------





ドロン「それが……」




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カエ「……」ガクッ

辻「カエさん!?」




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ドロン「人の命を奪ってはいけない理由なんやあああああああ!!」グググ




グレーテル「……うぐっ……ああっ……」ピクピク ガクッ

(あまりにも強く抑えつけられていたため、痛みで気絶した――)





ドロン「はあ、はあ……」







ドロン「……」クルッ

(ドロンは倒れているカンナ達の姿を見る――)

ドロン「……みんな、まだ息あるわ……」





ドロン「薬屋、寄らんと……」

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.265 )
日時: 2019/12/26 21:18
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

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(その頃、カム子とジョーカーとクレルは――)



カム子「……ジンさん」

ジン「……見つけたで、カム子」

カム子「退いてください。息子たちと会いたいんです」

チドリ「ふざけないで。裏切者は排除する」ジャキッ

(チドリが片手斧を構えた瞬間――)

ドスッ!

チドリ「えっ?」ブシャッ

ジョーカー「ちっ」

(ジョーカーが高速でチドリの腹にナイフを投げつけた)

ジン「チドリ! ……ペルソナ!」

(その瞬間――)

クレル「光よ! ホーリー!!」

パアアアアッ!

(クレルは本を使って光魔法「ホーリー」を唱える。(周囲の敵に光の柱を放ち、それをぶつけてダメージを与える魔法))

ドゴオオッ

ジン「ぐああっ!!」ドサッ

ジョーカー「急ぎましょう、カムイ様! クレル!」

クレル「はい!」

タッタッタ……

ジン「ち、チクショウ……」








(その頃――)

ケニー「オラアッ!!」ズドンズドン

リヴァイ「チッ!」シュッ

(リヴァイは単独でケニーと戦っていた。リヴァイはケニーの銃弾を回避しながら、近づく――)

リヴァイ「「相変わらず」テメエは銃大好きだな!!」ドゴオッ

ケニー「ごふっ!!」

(腹に蹴りを入れられ、ゲロを吐く彼)

ケニー「……ぐっ。お前、「あの頃」と全く変わってないんだな!? 嬉しいぜえ!」ヒュッ

(ケニーは隠し持っていたナイフでリヴァイを刺そうとする――)

リヴァイ「させるか!!」

ゴスッ!!

ケニー「あぐっ!!」ドサッ

ケニー「いてて……。あばら、あばらいっちまった……」ピクピク

リヴァイ「……お前、よくもさっきは自慢してくれたな」

(戦いの前、ケニーはリヴァイにカエたちを痛めつけたことを自慢したのであった――)

リヴァイ「だがアンタは俺を育ててくれた……。始末まではしたくない。降参してくれ」

ケニー「はは……誰がするか。勝負はおあずけだ。俺、ちっと治療にいくわ……」シュウウン

(ケニーはワープを使い、宇宙にある艦船に帰っていった――)

リヴァイ「消えた……? アイツ、いつの間にあんな技を……」











(その頃、ドロンは重傷を負っているカンナたちを連れて――)

ドロン「これとこれ、ください……」

(薬屋に立ち寄っていた――)





(そして薬屋の前にて――)

ドロン「ほら、飲んで!」キュポン

(ドロンは大量に購入した回復薬をカンナ(男)、カンナ(女)、灯、マトイ、紗音に飲ませる――)

ゴクッゴクッ

灯「……あれっ? 傷が……」

(傷がみるみるうちに塞がっていく――)

カンナ(男)「あ、ありがとう、ドロン……」

紗音「すみません、皆さん……。足手まといになってしまい……」

カンナ(女)「ううん……。あんな素早い双子に対抗できるわけないから……」

(その時――)

パアアアアッ

レヴィアタン「やっと見つけた!」

ベルゼブブ「今度こそリベンジしてやるわよー!」

(嫉妬のレヴィアタンと暴食のレヴィアタンがカンナたちの近くにワープしてきた――)

カンナ(男)「待てよ……。そんなことしてる暇はないんだよ;」

ベルゼブブ「え? 何で?」

(彼は事情を説明する――)

レヴィアタン「……銃を構えた多くの住民が跋扈してるって?」

ベルゼブブ「怖っ!?」

ドロン「お前らのほうが怖いよ」

カンナ(男)「うん……だから戦ってる暇ないんだよ」

レヴィアタン「……」

レヴィアタン「じゃあ、私も住民なんとかするの、手伝ってあげる!」

ベルゼブブ「私も!」

カンナ(男)「えっ!? どうして……」

ベルゼブブ「だってこんな状況じゃゆっくりアンタたちと戦えないじゃん!」

ドロン「そういう問題かいな;」

カンナ(男)「ていうかドロン君、やっとツッコミの仕事したね」

カンナ(男)「……まあ、理由は何であれ一緒に戦ってくれるんだね。嬉しいよ」

カンナ(男)「僕たちに勝利するまでは絶対倒れちゃダメだよ」

レヴィアタン「そっちこそ。勿論、アンタたちに勝つまでは倒れないからね、私たち」

カンナ(男)「……僕たちに勝利してから倒れるとか、ダメだよ」

ベルゼブブ「……うん!」

(その時――)






パアアアッ

ドラノール「見つけマシタ」

(アイゼルネ・ユングフラウの3人がカンナたちの近くにワープしてきた)

コーネリア「!? 煉獄の七姉妹の二人がここに……退治しなくては」

カンナ(男)「待て待て!」

(カンナ、事情を説明――)

ガートルード「……とりあえず、一緒に戦ってくれるということなのね」

レヴィアタン、ベルゼブブ「よろしく♪」

マトイ「ところで、一体どうしたの3人共?」

ドラノール「……この街は怒り狂った住民たちが跋扈してイマス」

灯「知ってるよ……」

ドラノール「なのでもうこの街から脱出シマショウ。そう、アイギスに戻るのデス!」

(全員がその言葉を聴いた瞬間、驚いた表情をする――)

カンナ(男)「ちょっと! まだ街に残ってる仲間とうそうしゃがいるんだけど!?」

ドラノール「その仲間全員を見つけ出してからアイギスに逃亡シマショウ。こんな物騒な街にいつまでもいればどうせ蜂の巣にサレマス」

カンナ(男)「いや……待って。フェザリーヌがいるじゃないか」

ドラノール「……ミセス・フェザリーヌですが、行方不明となってオリマス」

コーネリア「さっき魔法で確認しましたが、……そう反応しました」

カンナ(男)「はあ!? ……じゃあ」

ドラノール「逃亡の道しか残されてイマセン。……どうしマスカ?」

ベルゼブブ「……」

ベルゼブブ「分かった」

コーネリア「……後もう少しで、逃走中を終わらせられたのに……」

ドラノール「仕方アリマセン……。チャンスを窺って、また指令室に向かいマショウ」

ガートルード「分かってるとは思うけど、辺りは敵だらけ。絶対に気を抜かないでね」

マトイ「勿論!」












レオン「あの野郎ども、何処だ……」

(その頃、レオンは銃を構えながらカム子たちを捜していた――)









残り逃走者……カンナ(男)、カンナ(女)、マトイ、ドロン、灯、レオン、辻、ことりの8人。





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【とある剣士と人形の雑談】

カンナ(男)「はいやってまいりました、おなじみのコーナー」

翠星石「今回紹介するのはこのかたですぅ」



~23人目・エミリア~

翠星石「翠星石の劣化キタコレ」

カンナ(男)「黙れ。エミリア(Emilia)はブラジルのアニメ・ドラマ・小説「Sitio do piacapu amarelo」に登場するキャラだよ」

翠星石「命が宿って動き出した人形ですぅ」

カンナ(男)「短気で考える前に行動に移すタイプだよ」

翠星石「リアルだと嫌われるタイプですぅ」

カンナ(男)「因みに原作は小説だけど、リリースされたのが1920年で、完結したのが1942年なんだよね」

翠星石「えっ!? 1920年って、日本が大正の頃ではありませんか!?」

※英語版Wikipediaにそう書いてありました

カンナ(男)「うん。一応、ウィオ版逃走中に出てるキャラたちの大先輩、ということになるね。因みにそろそろ100周年迎えるよ」

翠星石「でもウィオ版の彼女はアニメバージョン(2012年)のほうなんでしょ?」

カンナ(男)「だいぶ前から存在自体はあったから……」

翠星石「すごいな、あんな奴が……」

カンナ(男)「てかさっきからお前ほぼエミリアSageしかしてないじゃないか」





翠星石「さて、ウィオ版逃走中での彼女ですが、初登場は第16回「逃走中 ~MERRIMENT TOWN AND PARTY~」ですぅ」

カンナ(男)「結構遅めだね」

翠星石「エミリアは何気にあんまりキャラ崩壊してないですね。変わってるところといえば」

カンナ(男)「「超人」設定がついてる、というところだね。翠星石ほどではないけどかなり強い設定だよ」

翠星石「ところで作者ウィオはブラジルのキャラとか、アメリカのキャラとかをどうやって発掘してきてるんでしょう?」

カンナ(男)「ウェブで「ブラジル アニメ」「アメリカ製のフリーゲーム」とかで検索して見つけてみてるみたいだよ」

カンナ(男)「第15回逃走中の終盤書いてた頃に、ふとブラジルやマレーシア産のアニメに興味を持ったらしいよ」

翠星石「いきなりですね;」

カンナ(男)「僕はグローバルだなぁと思ったよ」

カンナ(男)「さて、今回の紹介はこれで終わりだよ」

翠星石「ありがとうございましたー!」





続く

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.266 )
日時: 2019/12/26 19:29
名前: 関数方程式 (ID: /08hIsKD)

関数方程式です。

逃走者は残り八人ですね。レオンが逃げ切る可能性が高そうに見えますが・・・

























それと、一時期レオンがキャラ叩きの被害に遭っていた件についてですが・・・

レオンがある作者さんの逃走中で、毎度のように誘拐されたり酷い扱いをされていたそうです。(本人は反省しているそうです。)

ウィオさんの逃走中でのレオンがあまりにもドクズな描写をしていることから扱いが悪くなってしまったそうです。

レオンのイメージを悪くするように書いた結果、彼の名誉を損ねるような事態になってしまったので、そのようなことが二度と起こってほしくないと思います。

これについて理解いただけると幸いです。

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.267 )
日時: 2019/12/26 19:55
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

>関数方程式さん

465人いた逃走者も、残り8人となってしまいました。
果たして、レオンが逃げ切ってしまうのか?


レオンの件ですが、俺も彼をクズにしすぎたと後悔してます。
ですがこれからの展開的にすぐに退場させるわけにはいかないので
もう少し彼には悪事を働いてもらいます。すみません;

キャラ叩きの被害については承知しております。
気を付けます。申し訳ございませんでした。



では。


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